JP3659829B2

JP3659829B2 - Float float

Info

Publication number: JP3659829B2
Application number: JP00603899A
Authority: JP
Inventors: 正幸平田; 博大野; 英樹山下; 真二藤本
Original assignee: Molten Corp
Current assignee: Molten Corp
Priority date: 1999-01-13
Filing date: 1999-01-13
Publication date: 2005-06-15
Anticipated expiration: 2019-01-13
Also published as: JP2000201566A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に魚の養殖用筏に使用して好適な筏用フロートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、魚の養殖用筏の典型的な構造は、図５に示すように竹１を２本ずつ４角形に組んでフレ−ムを構成し、２本の竹１，１の間に、発泡スチロール製の円筒形フロート２をロ一プ３で固定し、この４角形フレームで囲まれた水域を網（図示せず）で囲んで生け簀としたものである。またフロート２として、樹脂製中空体を使用したものは、例えば特開平５‐４５９８号公認に記載されている。この公報には複数のフロ一ト（浮体と記載されている）を結合させて浮き島を構成した例が開示されている。またフロートを複数連結し、フロートの側面に防舷材を取りつけた浮き桟橋は、例えば特開平８一２５３９１０号公報に記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにフロ一ト２として、発泡スチロール製のものを使用した場合、外部衝撃或いは浸食作用により、これが徐々に粉砕されていき、その屑が海洋汚染の原因となるという問題がある。また図示のごとき養殖用筏のフロート２として使用した場合、フロート２上面が作業者の足場として使用されることから、それが荷重を受けて変形し、破損するという問題がある。また発泡スチロールは滑りやすく、かつ軟らかいことから姿勢が不安定になりやすく、実際には、フロ一ト２上に簀の子状の木製足場を組むことが多い。
【０００４】
上記公報（特開平５‐４５９８号）に開示のフロートは、フロート同士を直接連結するものであり、これのみでは安定性が悪く、筏として使用するには不適当である。また上記公報（特開平８−２５３９１０号）に開示の発明にあっては、フロートに、防舷材が別部材として取りつけられるものであるため、その取付け作業は面倒なものと予想される。
【０００５】
本発明は、このような問題を解決すべくなされたもので、特に魚の養殖用筏に使用して好適な筏用フロートを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明（請求項１）に係る筏用フロートは、上面に滑り止め加工された平坦面を有するとともに該平坦面の両側に一対の傾斜面が形成されてなる中空体のフロートと、上記傾斜面に水平方向に複数本形成された凸条と、上記フロートの水平方向側面周囲に突出形成された防舷部と、上記フロ一トの垂直方向側面周囲に形成されたロープ固定溝と、を具備し、筏のフレームを構成するパイプが上記傾斜面の上記凸条の間において上記フロートに接触して配置され、上記ロープ固定溝にロープが巻回されるとともに、該ロープにて上記フロートが上記パイプに連結固定されてなるものである。
【０００７】
かかる構成において、滑り止め加工された平坦面は人が移動し或いは作業する際の足場として使用される。凸条は、フレームを構成するパイプがその間に配置されることにより、フレームに対するフロートの位置を決めるという作用をなす。また傾斜面は、このパイプが位置することにより、ロープをロ一プ固定溝に巻いたとき、フロ一トを確実に締結する作用をなす。
【０００８】
また本発明（請求項２）に係る筏用フロートは、上記フロートが密封体構造とされたものである。かかる構造であれば、大きい荷重が加わっても、大きな浮力が得られる。
【０００９】
また本発明（請求項３）に係る筏用フロートは、上記フロートの下面に開口が形成されたものである。かかる構造であれば、フロート内部の空気圧と水圧とが常に等しくなり、この圧力差によりフロートが変形することはない。
【００１０】
また本発明（請求項４）に係る筏用フロートは、垂直方向断面が略６角形であり、上面及びこれに相対する下面が滑り止め加工された平坦面に形成されてなる中空体のフロートと、該１組の平坦面にそれぞれ隣接する２組の傾斜面に水平方向に複数本形成された凸条と、上記フロートの上記２組の傾斜面の境界部位に、水平方向側面周囲に形成された防舷部と、上記フロートの垂直方向側面周囲に形成された少なくとも２条のロープ固定溝と、を具備し、筏のフレームを構成するパイプが上記２組の傾斜面のいずれか一方の組の傾斜面の上記凸条の間において上記フロートに接触して配置され、上記ロープ固定部にロープが巻回されるとともに、該ロープにて上記フロートが上記パイプに連結固定されてなるものである。
【００１１】
かかる構成であれば、フロートは、防舷部を境界として、上下対称な同一構造となる。かかるフロートは、定期的に上下逆転して使用される。ある期間海水に浸かるうちに浸漬面に海草、貝殻等が付着すると、上下ひっくり返して使用し、海草等が付着した面を天日にさらし、海草等を除去するとともに、海草等が付着していない面を水中に漬けるのである。
【００１２】
また本発明（請求項５）に係る筏用フロートは、フロ一トがポリオレフィン系熱可塑性樹脂によりブロー成形にて形成されたものとすることができる。ポリオレフィン系熱可塑性樹脂は、化学的に極めて安定であるから、長期間日光に晒され或いは海中に浸潰されても耐久性が維持され、また貝殻、海草等海洋生物の付着が抑制される。また中空体は、ブロ一成形により形成することができるから、密封性のよい中空体が得られる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１，２において、４は、上面に平坦面５を有するとともに、この平坦面５の両側に形成された１組の傾斜面６，６を有する中空体のフロートであり、平坦面５には、多数の凹凸７が形成され、滑り止め加工されている。この平坦面５は、作業者が歩行し、或いは作業する足場となるデッキの作用をなす。８，８，……は、１組の傾斜面６，６に複数本、例えばそれぞれ４本水平方向に等間隔で形成された凸条、９は、フロートの水平方向側面、例えば傾斜面６，６の下端部位の周囲に突出して形成された防舷部、１０，１０は、フロート４の垂直方向側面周囲に、所定間隔を隔てて、形成された２条のロ一プ固定溝である。フロ−ト４の防舷部下方は、断面略矩形に形成されている。なお、フロート４は、水圧に対する強度をあげるため、防舷部下方に位置する各面は、わずか外側方向へ湾曲せしめられている。
【００１４】
１１，１１は養殖筏のフレームを構成する金属製パイプで２本ずつ平行に配置され、図５に示す筏と同様に４角形に組まれている。フロート４は、口−プ１２にてこのパイプ１１に連結される。すなわちロ−プ１２は、ロープ固定溝１０を通して、パイプ１１に締めつけ固定されるのである。
【００１５】
フロート４は、高密度ポリエチレン樹脂等ポリオレフィン系熱可塑性樹脂のブロー成形法にて成形することができ、その大きさの一例をあげると、平坦面５の幅ａは３０ｃｍ、傾斜面６の幅ｂは、１５ｃｍ、高さｃは２７ｃｍ、防舷部９の幅ｄは、６ｃｍ、高さｅは３ｃｍ、防舷部９より下方部分の長さｆは、２７ｃｍ、水平方向の長さｇは、ｌｍ、ロープ固定溝１０の間隔ｈは７０ｃｍ、その幅５ｃｍ、深さ３ｃｍとすることができる。フロート本体４の平均的肉厚を、１０ｍｍとしたとき、その重量は、約２５ｋｇとなる。かかる構造のフロートにあっては、約２５０ｋｇの浮力を得ることができる。凸条８の幅は、２ｃｍ、高さは２ｃｍ、長さは６０ｃｍ、凸条８，８間の間隔は３ｃｍとすることができる。ブロ一成形に際し、平坦面５及び防舷部９を、他の部分より僅か厚く成形することも可能である。なお、１３は、ブロー成形の際、エア吹き込み孔に形成されたネジ構造のキャップである。このキャップ１３の締め付けによりフロート４内は密封構造に維持される。
【００１６】
フレ−ムを構成するパイプ１１は、傾斜面６が形成する３角形領域（上記例では、傾斜面と水平方向の幅（１５ｃｍ）及び垂直方向の高さ（２７ｃｍ）とで構成される３角形領域）に入る直径を有するものが使用される必要がある。ロープ１２を確実にロープ固定溝１０内に位置させて、フロート４をパイプ１１に締めつけるためである。パイプ１１は、４本の凸条８，８，……の間に位置せしめられて、フロ一ト４との位置決めがなされ、かつその移動が阻止される。また、パイプ１１のフロート４に対する位置は、４本の凸条８，８，……間領域（３か所）を選択することによって、フロ一ト４に対し、上下方向の調節がなされる。
【００１７】
上記構造のフロート４は、金属製パイプ１１にて４角形（又は多角形）に組まれたフレームに固定されて、筏が形成される。平坦面５はデッキとして機能し、作業者はこの上を移動し、これを足場として作業する。フロ一トは上記のごとき高強度の硬質樹脂にて構成されるから、作業者の体重にも十分耐えることができ、これが変形、破損するおそれはない。防舷部９は、フロ−ト４の外側に突出しているから、舟艇がフロート４に接触したときは、この防舷部９にあたり、その衝撃からフロート４を保護する。かかるフロ一トは、魚類の養殖筏或いはかき養殖筏のフロートとして適してしいる。
【００１８】
図３は、上記実施の形態にかかるフロ−トの変形構造を示し、フロート１４の下面中央に、直径約１０ｃｍの円形の開口１５を空けたものである。なおかかる構造の場合、フロート１４の下面１４ａは水平面に対し傾斜（θ＝約５度）せしめられており、その最下端に、開口１５が位置している。該開口１５はフロート１４内への海水の浸入を最小限とするためである。かかる構造の場合、フロート１４にかかる荷重が大きくなるとフロート１４の喫水は上がり、フロ一ト１４に加わる水圧上昇に伴って、フロート１４内に海水が入り、フロート１４内の空気圧と水圧とは常に等しくなる。すなわち、フロート１４の壁面に内外から加わる圧力は、常に等しいから、壁面が圧力差により変形することはない。ちなみに前述の密封体構造のフロート４（図１）では、内部の空気圧は一定であるから、外部から加わる水圧が上昇すると、フロ一ト本体壁面には、内側へ凹まされる方向の力が加わり、歪み、変形或いは破損の原因となるが、上記構造ではかかる問題は生じないのである。それ故、フロ一ト１４の壁面の厚さを薄くすることができ、例えば厚さ約５ｍｍ程度とすることができ、この場合、前述の密封体構造のフロート４とほぼ同一の形状としたとき、その重量は、約１０ｋｇとなり、１／２．５に軽量化される。フロ一ト１４のその他の構造はフロート４と同一とすることができる。
【００１９】
図４は、他の実施の形態にかかるフロ一ト本体１６の形状を示し、垂直方向断面が、略６角形形状を有し、６角形の１辺をなす面が上面、かつこれに相対する面が下面とされ、それぞれ滑り止め加工された平坦面１７，１８に形成されている。１９，１９，……は、これら１組の平坦面１７の両側にそれぞれ隣接する２組の傾斜面（６角形の他の辺に対応）２０，２０，２１，２１に、水平方向に複数本形成された凸条である。２２は、２組の傾斜面の境界部位（６角形の角部に対応）に、水平方向側面周囲に形成された防舷部である。２３は、フロート１６の垂直方向側面周囲に形成された２本のロープ固定溝である。かかる構造のフロート１６は、前述のフロート４，１４と同様、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂にてブロ−成形法により成形される。かかるフロート１６において、平坦面１７，１８、傾斜面２０，２１の形状は、前述のフロート４と同様とすることができる。
【００２０】
フロ一ト１６は、防舷部２２を境界として、上下同一構造とされ、上下逆さまにして使用できる。すなわち、海水中に長期間浸潰されていると、海草、貝殻等水棲生物が付着し、フロート１６の浮力が低減するおそれがある。これに対処するため、数カ月ごとに、フロート１６を上下ひっくり返して使用するのである。かくすれば、水棲生物が付着した下面を、上にして大気及び日光にさらして水棲生物を死滅、除去し、何も付着していない上面を下面として水中に漬けることにより、フロ−ト１６への水棲生物の付着を防ぎ、その浮力を維持するのである。かかるフロート１６は、前述のフロート４と同様フレームを構成するパイプにロープにて連結されて筏が構成される。なお上記構造のフロート１６は、上下逆転して使用されるため、密封体構造のみで使用される。
【００２１】
【発明の効果】
本発明（請求項１）によれば、上面が平坦面とされ、かつ滑り止め加工されているから、作業者がこの上を歩行し或いはこれを足場として作業する際、安全にこれを行うことができる。通常この部分は、給餌作業により、餌に含まれる油分がフロートに付着して、滑りやすくなることが多い。また雨天時或いは波により筏が揺動する場合には、作業は危険なものとなるため、滑り止め加工を施すことは極めて有効である。
【００２２】
また本発明によれば、傾斜面に形成された凸条にあわせて、フレームを構成するパイプを固定することにより、フレームに対するフロートの位置決めを正確なものとすることができる。また凸条は傾斜面に形成されるから、この位置にパイプが配置されても、ロ一プ固定溝にロープを回して、フロートを締めつけた状態でパイプに連結することができる。
【００２３】
また本発明によれば、防舷部がフロートの水平方向側面周囲に突出形成されるから、船艇等が、フロートに衝突したとき、フロートを保護することができる。また防舷部は、フロートと一体成形されるから、別途防舷部をフロートに取りつけるという面倒な作業は不要である。
【００２４】
また本発明（請求項２）によれば、フロートが密封体構造とされるから、フロートに大きな荷重かかかっても、一定の浮力を維持することができる。
【００２５】
また本発明（請求項３）によれば、フロートの下面の開口が空けられ、水の浸入が可能とされるから、フロートに加わる荷重が大きい場合、フロ−ト内に水が入って、フロート内部の空気圧と、水圧とが常に等しく保たれるから、フロート壁面にこれを変形させようとする力は加わることはない。それ故フロート壁面の強度は水圧を考慮する必要はなく、従来の密封体構造のフロートより、その厚さを薄くでき、軽量化が可能となり、運搬、取り扱い作業がしやすいものとすることができる。
【００２６】
さらに本発明（請求項４）によれば、防舷部を境界として上下同一構造であるから、フロートを定期的に上下逆転して使用することができる。それ故、海水浸漬面に付着した水棲生物を定期的に除去することができ、フロートの浮力を長期間維持することができると同時に、フロ−トを清潔な状態に保つことができる。
【００２７】
さらに本発明（請求項５）によれば、フロートの材料としてオレフィン系熱可塑性樹脂を使用することにより、長期間海面に浮揚させた場合においても、耐久性が損なわれることはなく、また貝殻等の海洋生物の付着が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る筏用フロートの斜視図である。
【図２】図１のII−II線断面図である。
【図３】本発明の実施の形態に係る筏用フロ一トの変形構造を示す断面図である。
【図４】本発明の他の実施の形態に係る筏用フロートの斜視図である。
【図５】養殖筏の従来構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
４，１４，１６フロート
５，１７，１８平坦面
６，２０，２１傾斜面
７凹凸
８，１９凸条
９，２２防舷部
１０，２３ロープ固定溝
１１パイプ
１２ロープ
１５開口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a salmon float that is particularly suitable for use as a fish culture salmon.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a typical structure for fish farming is shown in FIG. 5. Two bamboos 1 are assembled into a quadrangular shape to form a frame, and the two bamboos 1 and 1 are made of polystyrene foam. The cylindrical float 2 is fixed with a rope 3, and the water area surrounded by the quadrangular frame is surrounded by a net (not shown) and sacrificed. A float 2 that uses a resin hollow body is described, for example, in Japanese Patent Laid-Open No. 5-4598. This publication discloses an example in which a floating island is configured by combining a plurality of floats (described as floating bodies). A floating jetty in which a plurality of floats are connected and a fender is attached to the side surface of the float is described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-253910.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when the one made of styrene foam is used as the flow 2, it is gradually pulverized by an external impact or erosion action, and there is a problem that the waste causes marine pollution. Moreover, when it is used as the float 2 of an aquaculture rod as shown in the drawing, the upper surface of the float 2 is used as a scaffold for an operator, so that there is a problem that it is deformed and damaged by receiving a load. Styrofoam is slippery and soft, and its posture tends to become unstable. In practice, a cocoon-like wooden scaffold is often built on the floor 2.
[0004]
The float disclosed in the above publication (Japanese Patent Laid-Open No. 5-4598) directly connects the floats to each other, and this alone is not stable and is not suitable for use as a bag. In the invention disclosed in the above publication (JP-A-8-253910), since the fender is attached to the float as a separate member, the mounting operation is expected to be troublesome.
[0005]
The present invention has been made to solve these problems, and provides a float for fish that is suitable for use particularly for fish culture fish.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The kite float according to the present invention (Claim 1) has a flat float-stopped flat surface and a pair of inclined surfaces formed on both sides of the flat surface. A plurality of ridges formed in the horizontal direction, a fender part protruding around the horizontal side surface of the float, and a rope fixing groove formed around the vertical side surface of the float. And the pipe constituting the frame of the reed is arranged in contact with the float between the ridges of the inclined surface, the rope is wound around the rope fixing groove, and the float is It is connected and fixed to a pipe.
[0007]
In this configuration, the non-slip processed flat surface is used as a scaffold when a person moves or works. The ridges act to determine the position of the float with respect to the frame by arranging the pipes constituting the frame therebetween. In addition, the inclined surface serves to securely fasten the float when the rope is wound around the rope fixing groove by positioning the pipe.
[0008]
Further, the bag float according to the present invention (Claim 2) is such that the float has a sealed structure. With such a structure, a large buoyancy can be obtained even when a large load is applied.
[0009]
Further, the bag float according to the present invention (Claim 3) has an opening formed on the lower surface of the float. With such a structure, the air pressure and the water pressure inside the float are always equal, and the float is not deformed by this pressure difference.
[0010]
Further, the kite float according to the present invention (Claim 4) is a hollow float having a substantially hexagonal cross section in the vertical direction and formed on a flat surface in which the upper surface and the lower surface opposite thereto are anti-slip processed. A plurality of protrusions formed in a horizontal direction on two sets of inclined surfaces adjacent to the one set of flat surfaces, and a boundary portion between the two sets of inclined surfaces of the float, and are formed around a horizontal side surface. And at least two rope fixing grooves formed around the vertical side surface of the float, and the pipe constituting the frame of the fence is either one of the two inclined surfaces. It is arranged in contact with the float between the ridges of the inclined surface, and the rope is wound around the rope fixing portion, and the float is connected and fixed to the pipe by the rope. .
[0011]
With this configuration, the float has the same vertically symmetrical structure with the fender part as a boundary. Such a float is periodically used upside down. If seaweeds, shells, etc. adhere to the immersion surface while immersed in seawater for a certain period of time, use it upside down, expose the surface with seaweeds attached to the sun, remove seaweeds, etc., and attach seaweeds, etc. The other side is immersed in water.
[0012]
Moreover, the float for dredging which concerns on this invention (Claim 5) shall be formed by blow molding the float with the polyolefin-type thermoplastic resin. Since the polyolefin-based thermoplastic resin is chemically very stable, durability is maintained even if it is exposed to sunlight for a long period of time or is immersed in the sea, and adhesion of marine organisms such as shells and seaweeds is suppressed. Further, since the hollow body can be formed by blow molding, a hollow body with good sealing properties can be obtained.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2, reference numeral 4 denotes a hollow float having a flat surface 5 on the upper surface and a pair of inclined surfaces 6 and 6 formed on both sides of the flat surface 5. A large number of irregularities 7 are formed and processed to prevent slipping. The flat surface 5 functions as a deck that serves as a scaffold for the worker to walk or work. 8,... Are a plurality of, for example, four each, a set of inclined surfaces 6, 6 on a set of inclined surfaces 6, 6, and 9 is a horizontal side surface of the float, for example, inclined surfaces 6 The fenders 10 and 10 formed to protrude around the lower end portion 6 are two rope fixing grooves formed at predetermined intervals around the vertical side surface of the float 4. The lower part of the fender 4 has a substantially rectangular cross section. In addition, since the float 4 raises the intensity | strength with respect to a hydraulic pressure, each surface located under a fender part is curved slightly outward.
[0014]
Reference numerals 11 and 11 are metal pipes that constitute the frame of the cultured culm, arranged in parallel two by two, and are assembled into a quadrangular shape in the same manner as the culm shown in FIG. The float 4 is connected to the pipe 11 at the mouth 12. That is, the rope 12 is fastened and fixed to the pipe 11 through the rope fixing groove 10.
[0015]
The float 4 can be molded by a blow molding method of a polyolefin-based thermoplastic resin such as a high-density polyethylene resin. For example, the flat surface 5 has a width a of 30 cm and the inclined surface 6 has a width b. Is 15 cm, the height c is 27 cm, the width d of the fender 9 is 6 cm, the height e is 3 cm, the length f below the fender 9 is 27 cm, and the horizontal length g is The distance h between the rope fixing grooves 10 can be 70 cm, the width 5 cm, and the depth 3 cm. When the average thickness of the float body 4 is 10 mm, its weight is about 25 kg. In the float having such a structure, a buoyancy of about 250 kg can be obtained. The width of the ridges 8 is 2 cm, the height is 2 cm, the length is 60 cm, and the distance between the ridges 8 and 8 can be 3 cm. In the blow molding, the flat surface 5 and the fender 9 can be formed slightly thicker than the other parts. Reference numeral 13 denotes a screw-structured cap formed in the air blowing hole during blow molding. By tightening the cap 13, the inside of the float 4 is maintained in a sealed structure.
[0016]
The pipe 11 constituting the frame is a triangular area formed by the inclined surface 6 (in the above example, a triangular shape including an inclined surface and a horizontal width (15 cm) and a vertical height (27 cm)). Those having a diameter that falls into the region) need to be used. This is because the rope 12 is surely positioned in the rope fixing groove 10 and the float 4 is fastened to the pipe 11. The pipe 11 is positioned between the four ridges 8, 8,... To be positioned with respect to the flow 4, and its movement is prevented. In addition, the position of the pipe 11 with respect to the float 4 is adjusted in the vertical direction with respect to the float 4 by selecting the four protruding strips 8, 8,.
[0017]
The float 4 having the above structure is fixed to a frame formed in a quadrangular shape (or a polygonal shape) by the metal pipe 11 to form a ridge. The flat surface 5 functions as a deck, and an operator moves on the deck and works as a scaffold. Since the float is made of a high-strength hard resin as described above, it can sufficiently withstand the weight of the operator, and there is no possibility of deformation or breakage. Since the fender part 9 protrudes outside the float 4, when the boat comes into contact with the float 4, it hits the fender part 9 and protects the float 4 from the impact. Such a float is suitable as a float for a fish culture oyster or a oyster culture shark.
[0018]
FIG. 3 shows a deformation structure of the float according to the above embodiment, in which a circular opening 15 having a diameter of about 10 cm is formed in the center of the lower surface of the float 14. In the case of such a structure, the lower surface 14a of the float 14 is inclined (θ = about 5 degrees) with respect to the horizontal plane, and the opening 15 is located at the lowermost end thereof. The opening 15 is for minimizing the intrusion of seawater into the float 14. In the case of such a structure, when the load applied to the float 14 increases, the draft of the float 14 rises, seawater enters the float 14 as the water pressure applied to the float 14 increases, and the air pressure and water pressure in the float 14 are always Will be equal. That is, since the pressure applied to the wall surface of the float 14 from inside and outside is always equal, the wall surface is not deformed by the pressure difference. By the way, in the above-described float 4 (FIG. 1) having a sealed structure, the internal air pressure is constant, so when the water pressure applied from the outside rises, a force in the direction of being recessed inward is applied to the wall surface of the float body. Although this causes distortion, deformation or breakage, the above structure does not cause such a problem. Therefore, the thickness of the wall surface of the float 14 can be reduced, for example, about 5 mm thick. In this case, when the shape is substantially the same as the float 4 of the above-described sealed structure. The weight is about 10 kg, which is reduced to 1 / 2.5. The other structure of the float 14 can be the same as that of the float 4.
[0019]
FIG. 4 shows the shape of a float body 16 according to another embodiment, the vertical cross section has a substantially hexagonal shape, and the surface forming one side of the hexagon is the upper surface and is opposed to this. The surface is a lower surface, and is formed on flat surfaces 17 and 18 that are each non-slip processed. 19, 19,... Are horizontally arranged on two sets of inclined surfaces (corresponding to the other sides of the hexagon) 20, 20, 21, and 21 adjacent to both sides of the set of flat surfaces 17. It is a formed ridge. Reference numeral 22 denotes a fender part formed around the side surface in the horizontal direction at a boundary portion (corresponding to a hexagonal corner) between two sets of inclined surfaces. Reference numeral 23 denotes two rope fixing grooves formed around the vertical side surface of the float 16. The float 16 having such a structure is molded by a blow molding method using a polyolefin-based thermoplastic resin, similar to the floats 4 and 14 described above. In the float 16, the shapes of the flat surfaces 17 and 18 and the inclined surfaces 20 and 21 can be the same as those of the float 4 described above.
[0020]
The floor 16 has the same structure up and down with the fender 22 as a boundary, and can be used upside down. That is, when it is immersed in seawater for a long period of time, aquatic organisms such as seaweeds and shells are attached, and the buoyancy of the float 16 may be reduced. To deal with this, the float 16 is turned upside down every few months. In this way, the bottom surface with aquatic organisms attached is exposed to the atmosphere and sunlight to kill and remove the aquatic organisms, and the bottom surface with nothing attached is immersed in water as the bottom surface to the float 16. It prevents the attachment of aquatic organisms and maintains its buoyancy. The float 16 is connected to a pipe constituting a frame like a float 4 by a rope to form a ridge. Since the float 16 having the above structure is used upside down, it is used only in the sealed structure.
[0021]
【The invention's effect】
According to the present invention (Claim 1), since the upper surface is a flat surface and is anti-slip processed, when an operator walks on this or works using it as a scaffold, this is performed safely. Can do. Usually, this portion often becomes slippery due to the oil contained in the bait adhering to the float due to the feeding operation. Also, when the kite swings in the rain or due to waves, the work becomes dangerous, so it is very effective to apply anti-slip processing.
[0022]
Moreover, according to this invention, the positioning of the float with respect to a flame | frame can be made accurate by fixing the pipe which comprises a flame | frame according to the protruding item | line formed in the inclined surface. Further, since the ridge is formed on the inclined surface, even if the pipe is arranged at this position, it can be connected to the pipe with the float tightened by turning the rope into the loop fixing groove.
[0023]
In addition, according to the present invention, the fender part is formed so as to protrude around the side surface in the horizontal direction of the float. Therefore, when a boat or the like collides with the float, the float can be protected. Moreover, since the fender part is integrally formed with the float, the troublesome work of separately attaching the fender part to the float is unnecessary.
[0024]
According to the present invention (Claim 2), since the float has a sealed structure, a constant buoyancy can be maintained even when a large load is applied to the float.
[0025]
Further, according to the present invention (Claim 3), the opening on the lower surface of the float is opened and water can enter, so that when the load applied to the float is large, water enters the float and the float Since the internal air pressure and the water pressure are always kept equal, no force is applied to the float wall surface to deform it. Therefore, it is not necessary to consider the water pressure for the strength of the float wall surface, and it can be made thinner and lighter than the conventional sealed structure float, making it easier to carry and handle. .
[0026]
Furthermore, according to the present invention (Claim 4), since the upper and lower structures are the same with the fender part as a boundary, the float can be used by periodically turning it upside down. Therefore, aquatic organisms adhering to the seawater immersion surface can be periodically removed, the buoyancy of the float can be maintained for a long time, and at the same time, the float can be kept clean.
[0027]
Furthermore, according to the present invention (Claim 5), by using an olefin-based thermoplastic resin as a float material, durability is not impaired even when levitated to the sea surface for a long period of time. The adhesion of marine organisms is suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a bag float according to an embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a deformed structure of the kite floor according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view of a bag float according to another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing a conventional structure of a cultured trough.
[Explanation of symbols]
4,14,16 Float 5,17,18 Flat surface 6,20,21 Inclined surface 7 Concavity and convexity 8,19 Convex strips 9,22 Fender part 10,23 Rope fixing groove 11 Pipe 12 Rope 15 Opening

Claims

上面に滑り止め加工された平坦面を有するとともに該平坦面の両側に一対の傾斜面が形成されてなる中空体のフロ一トと、
上記傾斜面に水平方向に複数本形成された凸条と、
上記フロートの水平方向側面周囲に突出形成された防舷部と、
上記フロートの垂直方向側面周囲に形成された少なくとも２条のロープ固定溝と、
を具備し、筏のフレームを構成するパイプが上記傾斜面の上記凸条の間において上記フロート本体に接触して配置され、上記ロープ固定部にロープが巻回されるとともに、該ロープにて上記フロートが上記パイプに連結固定されることを特徴とする筏用フロート。A hollow body having an anti-slip flat surface on the upper surface and a pair of inclined surfaces formed on both sides of the flat surface;
A plurality of ridges formed in the horizontal direction on the inclined surface;
A fender part protrudingly formed around the horizontal side surface of the float;
At least two rope fixing grooves formed around the vertical side surface of the float;
And the pipe constituting the frame of the heel is disposed in contact with the float body between the ridges of the inclined surface, and the rope is wound around the rope fixing portion, and the rope is used to A float for dredging, wherein the float is connected and fixed to the pipe.

上記フロートが密封体構造であることを特徴とする請求項１記載の筏用フロート。2. The bag float according to claim 1, wherein the float has a sealed structure.

上記フロートの下面に開口が形成されてなることを特徴とする請求項１記載の筏用フロート。2. The bag float according to claim 1, wherein an opening is formed in a lower surface of the float.

垂直方向断面が略６角形であり、上面及びこれに相対する下面が滑り止め加工された平坦面に形成されてなる中空密封体のフロ−トと、
該１組の平坦面にそれぞれ隣接する２組の傾斜面に水平方向に複数本形成された凸条と、
上記フロ一トの上記２組の傾斜面の境界部位に、水平方向側面周囲に形成された防舷部と、
上記フロートの垂直方向側面周囲に形成された少なくとも２条のロープ固定溝と、
を具備し、筏のフレームを構成するパイプが上記２組の傾斜面のいずれか一方の組の傾斜面の上記凸条の間において上記フロートに接触して配置され、上記ロープ固定部にロープが巻回されるとともに、該ロープにて上記フロートが上記パイプに連結固定されることを特徴とする筏用フロート。A hollow sealed body float having a substantially hexagonal cross section in the vertical direction, and an upper surface and a lower surface corresponding to the upper surface formed on a non-slip flat surface;
A plurality of ridges formed in a horizontal direction on two sets of inclined surfaces respectively adjacent to the one set of flat surfaces;
A fender part formed around the side surface in the horizontal direction at a boundary portion between the two sets of inclined surfaces of the floor;
At least two rope fixing grooves formed around the vertical side surface of the float;
And a pipe constituting the frame of the kite is disposed in contact with the float between the ridges of one of the two sets of inclined surfaces, and a rope is attached to the rope fixing portion. A float for dredging characterized in that the float is connected and fixed to the pipe by the rope while being wound.

上記フロートがポリオレフィン系熱可塑性樹脂によりブロー成形にて一体形成されたことを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載の筏用フロート。5. The bag float according to claim 1, wherein the float is integrally formed of a polyolefin-based thermoplastic resin by blow molding.