JP3657704B2 - 高所作業用セイフティハンド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として、架空電線、柱上機器、ガイシ等にからまった凧や凧糸、ビニール、洗濯物、枯枝等の飛来物や、鳥の巣などを除去するのに使用される高所作業用セイフティハンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、棒状の操作棒の先端部に設けられたハサミ状の挟持部材が、操作棒の基端部に設けられたトリガーの握持操作により開閉可能とされてなるものである。そして、この従来のものは、一方の手で操作棒を握持しつつ、他方の手で前記トリガーを操作するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のものでは、物を掴んだ状態で保持しておくことができなかった。つまり、トリガーを握っている間は、挟持部材は物を挟持しているが、トリガーの握持を止めると挟持部材が開いて物が落ちてしまうという問題があった。
ところで、高所作業において、活線等から飛来物を除去した場合には、除去した物を直接下に落とすのは大変危険であるので、作業者の手元に飛来物を引き寄せることが必要である。このため、従来のものでは、一方の手でトリガーを握持しつつ操作棒を手前に引いて他方の手で飛来物を持つ必要があり、操作棒の長さが長いと、このようなことができないといった問題があった。よって、操作棒を長尺にできなかった。
この発明は、これらの課題を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明に係る高所作業用セイフティハンドは、操作棒の先端部に設けられた第1挟持部材と第2挟持部材とが、操作棒の基端部に設けられた駆動部材の操作により開閉可能とされてなるセイフティハンドであって、前記操作棒は、複数の外側筒部材(4,5)が伸縮可能に、且つ任意の位置で固定可能に嵌挿されてなり、この操作棒内には、複数の内側筒部材(7,8)が設けられており、隣接する先端側の内側筒部材(8)と基端側の内側筒部材(7)とは、先端側の内側筒部材(8)の内面が端面多角形とされると共に、基端側の内側筒部材の先端に、先端側の内側筒部材(8)の内面に適合する端面多角形に形成された駆動用ブロック部材が設けられ、駆動用ブロック部材は先端側の内側筒部材(8)の内面内に、軸方向には進退可能で相互には回転不可能に設けられ、最も基端側の内側筒部材の基端は、前記駆動部材に固定され、前記操作棒の先端部に、前記第2挟持部材が枢支された前記第1挟持部材が固設され、前記第2挟持部材の基端部に、前記枢支軸を中心として第2挟持部材を回動させる引ボルト部材が設けられ、前記操作棒に対して軸方向の移動が阻止されると共に操作棒に対して回動可能に設けられた回転ナット部材に、前記引ボルト部材が進退可能に螺合され、前記回転ナット部材は、操作棒内に設けられた最も先端側の内側筒部材の先端に固設されており、前記操作棒の基端部に、内側筒部材を介して前記回転ナット部材を回動させる駆動部材が設けられてなることを特徴とする高所作業用セイフティハンドである。
また、好ましくは、上記構成に加えて、前記操作棒及び前記駆動部材は、絶縁性材料から形成されてなることを特徴とする高所作業用セイフティハンドである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の高所作業用セイフティハンド1について、さらに詳細に説明する。
図1は、この発明の高所作業用セイフティハンド1の一実施例を示す斜視図であり、図2は、その縦断面図である。また、図3及び図4は、それぞれ図2におけるA−A断面図とB−B端面図である。
この実施例のセイフティハンド1は、伸縮式の操作棒2の先端に、飛来物等100を挟持するための挟持部材3が開閉可能に設けられてなる。
操作棒2は、第1筒部材4に第2筒部材5が伸縮自在に嵌挿されてなり、両部材4,5は任意の位置で固定することができる構成とされている。
【0006】
操作棒2の基端側の第1筒部材4は、円筒形状の細長いパイプからなり、その基端部には、第1筒部材4よりもやや大径の駆動部材6が、第1筒部材4と同心に配置されている。
この駆動部材6は、円筒形状のパイプからなり、その先端側の開口部には、短円柱形状の回転リング部材9が嵌合されている。この回転リング部材9の径方向中央部には、軸部材10が、駆動部材6から先端側に延出して設けられている。なお、回転リング部材9とこれに嵌合された軸部材10とは、駆動部材6を径方向に貫通して設けられる係止ボルト11によって駆動部材6に固定されており、これにより、駆動部材6と軸部材10とが一体回転するよう構成されている。
【0007】
一方、第1筒部材4の基端側の開口部には、短円柱形状の止リング部材12が嵌合されており、この止リング部材12は第1筒部材4に複数個の止ネジ13によって固定されている。
止リング部材12の径方向中央部には、軸方向に貫通穴が形成されており、この貫通穴には前記軸部材10が貫通して挿通されている。なお、軸部材10は、止リング部材12に対して回動可能に挿通されている。
軸部材10の先端部は、止リング部材12から更に先端側に延出されており、その延出部には、第1筒部材4に緩挿された第3筒部材7の基端部が固設されている。すなわち、第3筒部材7の基端側の開口部に、軸部材10の先端部が嵌合され、両部材7,10はロールピン14によって一体化されている。
【0008】
第3筒部材7は、第1筒部材4よりも小径の円筒形状の細長いパイプからなり、例えば第1筒部材4の直径の約三分の一から四分の一程度の大きさのものが使用される。第3筒部材7は、第1筒部材4の軸心に沿って配置されており、第1筒部材4の先端部にまで達する長さとされている。
第3筒部材7の先端部には、断面四角形状の駆動用ブロック部材15が第1筒部材4よりも先端側に延出して設けられている。
駆動用ブロック部材15は、先端側のブロック部15aが軸方向に細長い直方体形状に形成され、その断面は第2筒部材5に緩嵌された第4筒部材8の内径に適合した大きさの正方形状に形成されてなる。また、駆動用ブロック部材15の基端側の取付部15bは、第3筒部材7の内径に適合した円柱形状に形成されている。このような構成であるから、駆動用ブロック部材15は、基端側の取付部15bが第3筒部材7の先端側開口部に嵌合されて固設されている。なお、駆動用ブロック部材15及び第3筒部材7は、第4筒部材8内に、進退可能に嵌挿されている。
【0009】
第1筒部材4の先端部には、緊締部材16が設けられており、この緊締部材16の先端側ネジ部16bには締付ナット17が進退可能に螺合されている。
緊締部材16は、略円筒形状に形成され、基端側の拡径部16aに第1筒部材4の先端部が嵌合され、且つ接着されて固定されている。緊締部材16の先端部は、例えば図4に示すように、径方向に対向した位置に、軸方向に延びる切欠き16d,16dが形成されている。これにより、緊締部材16の先端部は、径方向に弾性変形可能とされており、締付ナット17の操作により縮径或いは拡径可能である。
また、緊締部材16の先端部は、内径が第2筒部材5の外径と略適合する大きさとされており、また外径部が前記拡径部16aから軸方向先端側に延びてネジ部16bが形成された後、このネジ部16bよりも先端側は、先端に行くに従ってやや縮径したテーパー部16cとされている。
【0010】
なお、緊締部材16及び第1筒部材4に嵌挿される第2筒部材5は、基端側外径部がテープを巻かれる等して拡径されており、第2筒部材5を第1筒部材4から十分に引き出した際には、この拡径部が緊締部材16の拡径部16aの内側先端面に係止されることにより、第2筒部材5の第1筒部材4からの抜け止めが図られている。
締付ナット17は、略円筒形状で、外径が緊締部材16の拡径部16aの外径とほぼ等しく形成される一方、内径が緊締部材16の先端部の外周部とほぼ等しい形状に形成されてなる。すなわち、締付ナット17は、基端部に軸方向に延びるネジ穴17aが形成され、そのネジ穴17aより先端側が、先端側に行くに従って僅かに縮径するテーパー穴17bとされてなる。そして、この締付ナット17は、ネジ穴17aを緊締部材16のネジ部16bに進退可能に螺合されている。
【0011】
操作棒2の先端側の第2筒部材5は、円筒形状の細長いパイプからなり、その外径は第1筒部材4の内径に適合する大きさとされている。第2筒部材5は、前記緊締部材16及び締付ナット17を貫通して設けられている。よって、緊締部材16に対して締付ナット17をねじ込むと、締付ナット17のテーパー穴17bが緊締部材16の先端部を縮径することにより、緊締部材16の先端部で第2筒部材5を緊締して、第1筒部材4に対して第2筒部材5を固定することができる。
第2筒部材5の径方向中央部には、軸方向に沿って、断面四角形状の角パイプからなる第4筒部材8が設けられている。この第4筒部材8は、内径が前記第3筒部材7の先端部に設けられた駆動用ブロック部材15のブロック部15aと適合する大きさの正方形状に形成されている。
【0012】
第4筒部材8の先端部には、回転ナット部材18が固設され、この回転ナット部材18は、スラスト受リング19に支持されている。
回転ナット部材18は、略円柱形状で、先端部の外径は第2筒部材5の内径よりも僅かに小径とされている。また、回転ナット部材18の基端部は、二段階に縮径されて軸受部18bと、第4筒部材8への固定部18cとが形成されている。
回転ナット部材18の固定部18cは、第4筒部材8の内径と適合する大きさの断面四角形状に形成されており、この固定部18cが第4筒部材8の先端側開口部に嵌合されて止ネジ20によって固定されている。
【0013】
スライド受リング19は、厚肉円筒形状に形成されてなり、止ネジ21によって第2筒部材5に固定されている。そして、このスライド受リング19には、回転ナット部材18が貫通して設けられ、回転ナット部材18の軸受部18bが回動可能に支持されている。
回転ナット部材18の先端部には、ネジ穴18aが先端側に開口して形成されており、このネジ穴18aには、引ボルト部材22が進退可能に螺合されている。
引ボルト部材22は、円柱形状で、基端側に、回転ナット部材18のネジ穴18aに螺合されるボルト部22aが形成されている。また、引ボルト部材22の先端部には、板状に先端側に突出する突出部22bが形成されている。そして、この突出部22bには、リンク部材23を介して第2挟持部材25が連結される。
リンク部材23は、両端部に略コ字形状溝23a,23bが形成されてなる。
【0014】
第2挟持部材25は、軸方向に沿って延びると共に基端部に僅かに下方に延びる差込部25bが形成されて、全体として略L字形状に形成されている。なお、差込部25b先端側の連結部25cの板厚は、第2挟持部材25先端側の挟持部25aよりも小さく形成されており、リンク部材23の先端側のコ字形状溝23bに適合する厚さとされている。
第2挟持部材25を枢支する第1挟持部材24は、先端側の挟持部24aが第2挟持部材25の挟持部25aと略同一形状とされると共に、基端部が二股分かれして保持部24bが形成されている。この保持部24bの溝の幅は、第2挟持部材25の差込部25bの幅寸法と適合する大きさとされている。
第1挟持部材24は、基端部24cが筒状に形成されており、その外径が第2筒部材5の内径に適合する大きさとされる一方、内径が引ボルト部材22及びリンク部材23よりも若干大径に形成されている。第1挟持部材24は、基端側の筒状部24cが第2筒部材5の先端側の開口部に嵌合されて、複数個の止ネジ26によって固定されて設けられる。なお、回転ナット部材18と第1挟持部材24の筒状部24cとの間には、スペーサーリング27が、引ボルト部材22に緩嵌されて配置されている。
【0015】
第2挟持部材25は、差込部25bを第1挟持部材24の保持部24bに差し込まれた状態で、保持部24bの先端側に、枢支軸28により枢支されている。また、第2挟持部材25は、連結部25cがリンク部材23先端側のコ字形状溝23bに差し込まれてピン29で連結されている。そして、このリンク部材23の基端側のコ字形状溝23aには引ボルト部材22の突出部22bが差し込まれてピン30で連結されている。
第1挟持部材24と第2挟持部材25の各挟持部24a,25aの対向する部分には、ギザギザに形成されたゴム板24A,25Aを設けることが好ましい。このゴム板24A,25Aは、第1挟持部材24と第2挟持部材25とを閉じた状態では、図2に示すように、互いにかみ合うよう構成されている。
なお、高所作業用セイフティハンド1は、第1筒部材4や第2筒部材5等の主要部品が、例えばポリプロピレン等の絶縁性材料から形成されている。また、第1筒部材4の適当な位置には、作業の安全のために、それ以上先端側を持って作業しないようにするための鍔部材31が設けられている。
【0016】
次に、この実施例の高所作業用セイフティハンド1の使用について説明する。
図5は、この発明のセイフティハンド1の使用状態を示す斜視図である。
この図に示すように、この発明のセイフティハンド1は、主として活線用セイフティハンドとして使用されるものである。例えば、配電関係として、バケット車の上から、配電線や柱上機器、ガイシ等に引っ掛かった凧や凧糸、ビニール、洗濯物、枯枝等の飛来物や、鳥の巣などの除去に使用される。また、送電関係として、塔上から、送電線やジャンパー線、ガイシ、アークホーン、鉄塔アームに引っ掛かった各種飛来物や鳥の巣などの除去に使用される。
【0017】
使用に際しては、まず第1筒部材4に対して第2筒部材5を伸縮させて、使い易い長さとする。これには、緊締部材16に対して締付ナット17を緩めて、第1筒部材4から第2筒部材5を任意の長さだけ引き出した後、緊締部材16に対して締付ナット17を締め込んで、緊締部材16の先端部で第2筒部材17を緊締することにより行われる。なお、第1筒部材4と第2筒部材5との伸縮に伴って、第3筒部材7及びこの先端部に設けられた駆動用ブロック部材15が第4筒部材8内を進退することとなる。
次に、第1筒部材4に対して、駆動部材6を周方向に回転させることにより、第1挟持部材24に対して第2挟持部材25を適当な角度だけ開ける。すなわち、第1筒部材4に対して駆動部材6を回転させることにより、軸部材10と第3筒部材7を介して駆動用ブロック部材15を連動回転させ、この駆動用ブロック部材15の回転を第4筒部材8に伝達して回転ナット部材18を回転させ、回転ナット部材18に螺合された引ボルト部材22を回転ナット部材18から螺退させることにより、引ボルト部材22と第2挟持部材25との間に設けられたリンク部材23により、第2挟持部材25を枢支軸28を中心として回転させることにより行われる。
【0018】
そして、両挟持部材24,25の挟持部24a,25aの間に、電線等に引っ掛かったビニール袋などの飛来物等100を位置させた状態で、駆動部材6を逆回転させて両挟持部材24,25を閉じて飛来物等100を挟持して電線等から除去する。すなわち、挟持部材24,25を開くときとは逆方向に駆動部材6を回転をさせることにより、回転ナット部材18に対して引ボルト部材22を螺進させて、リンク部材23を基端側に引くことにより、第2挟持部材25を枢支軸28を中心に回転させて挟持部材24,25を閉じる。なお、両挟持部材24,25の対向部には、ギザギザのゴム板24A,25Aがかみ合うよう設けられているので、飛来物等100は確実にセイフティハンド1の挟持部材24,25に挟持される。
ところで、第2挟持部材25の枢支軸28を中心とした回動は、引ボルト部材22及び第2挟持部材25にピン結合されたリンク部材23を介して行われるので、リンク部材23がピン29,30を中心に適宜揺動することにより、挟持部材24,25の開閉がスムーズに行われる。
【0019】
挟持部材24,25で飛来物等100を挟持した状態では、駆動部材6から手を離しても、挟持部材24,25が開くおそれはない。よって、挟持部材24,25に挟持された飛来物等100を手元まで引き寄せることができるので、塔やバケット上の高所作業においても、飛来物等100を落下させたりするおそれがなく、作業を安全に行うことができる。しかも、操作棒2等の主要部品が絶縁性材料から形成されているので、活線に引っ掛かった飛来物等100の除去に対しても安全に作業を行うことができる。
なお、作業終了後には、挟持部材3を閉じると共に、第1筒部材4に対して第2筒部材5を嵌挿して操作棒2を短くすることにより、セイフティハンド1をコンパクトに収納することができる。よって、保管や携帯に便利である。
【0020】
なお、この発明の高所作業用セイフティハンド1は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
例えば、第1筒部材4と第2筒部材5とを任意の位置で固定するためのストッパーは、前記実施例のように、緊締部材16と締付ナット17とからなる構成に限られない。
また、操作棒2は、伸縮可能な構成が好ましいが、伸縮不可能なものであってもよく、この場合、軸部材10の先端部に直接、回転ナット部材18を設ければよい。逆に、前記実施例では、第1筒部材4と第2筒部材5との2段階に伸縮可能な構成としたが、3段階以上に伸縮可能な構成としてもよいことは勿論である。
さらに、第3筒部材7から第4筒部材8に回転を伝達するために、前記実施例では第4筒部材8と駆動用ブロック部材15とを四角形状としたが、その他の多角形等で構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明の高所作業用セイフティハンドによれば、物を掴んだ状態で保持しておくことができるので、セイフティハンドを長尺にしても、飛来物等を挟持部材で挟持した状態で、手元に飛来物を引き寄せることができる。よって、高所作業においても、安全に飛来物を除去することができる。
また、操作棒を伸縮自在な構成とすれば、携帯や保管に場所をとらないだけでなく、作業に応じて使い易い長さにすることができるので、作業を効率よく且つ安全に行うことができる。
さらに、セイフティハンドを絶縁性材料により形成すれば、活線に対する作業でも安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高所作業用セイフティハンドの一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のセイフティハンドの縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B端面図である。
【図5】図1のセイフティハンドの使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 高所作業用セイフティハンド
2 操作棒
3 挟持部材
4 第1筒部材
5 第2筒部材
6 駆動部材
7 第3筒部材
8 第4筒部材
10 軸部材
15 駆動用ブロック部材
16 緊締部材
17 締付ナット
18 回転ナット部材
22 引ボルト部材
23 リンク部材
24 第1挟持部材
25 第2挟持部材
28 枢支軸

Claims (2)

  1. 操作棒の先端部に設けられた第1挟持部材と第2挟持部材とが、操作棒の基端部に設けられた駆動部材の操作により開閉可能とされてなるセイフティハンドであって、
    前記操作棒は、複数の外側筒部材(4,5)が伸縮可能に、且つ任意の位置で固定可能に嵌挿されてなり、
    この操作棒内には、複数の内側筒部材(7,8)が設けられており、
    隣接する先端側の内側筒部材(8)と基端側の内側筒部材(7)とは、
    先端側の内側筒部材(8)の内面が端面多角形とされると共に、基端側の内側筒部材の先端に、先端側の内側筒部材(8)の内面に適合する端面多角形に形成された駆動用ブロック部材が設けられ、
    駆動用ブロック部材は先端側の内側筒部材(8)の内面内に、軸方向には進退可能で相互には回転不可能に設けられ、
    最も基端側の内側筒部材の基端は、前記駆動部材に固定され、
    前記操作棒の先端部に、前記第2挟持部材が枢支された前記第1挟持部材が固設され、
    前記第2挟持部材の基端部に、前記枢支軸を中心として第2挟持部材を回動させる引ボルト部材が設けられ、
    前記操作棒に対して軸方向の移動が阻止されると共に操作棒に対して回動可能に設けら
    れた回転ナット部材に、前記引ボルト部材が進退可能に螺合され、
    前記回転ナット部材は、操作棒内に設けられた最も先端側の内側筒部材の先端に固設されており、
    前記操作棒の基端部に、内側筒部材を介して前記回転ナット部材を回動させる駆動部材が設けられてなる
    ことを特徴とする高所作業用セイフティハンド。
  2. 前記操作棒及び前記駆動部材は、絶縁性材料から形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の高所作業用セイフティハンド。
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