JP3657374B2 - 内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造 - Google Patents

内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用クランク軸のクランクアームにおける回転バランスの向上化を目的とする構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の内燃機関用クランク軸及びその軸支構造について、図6及び図7より説明する。
図6は従来のクランクアーム構造を有する内燃機関におけるクランク室部分の正面断面図、図7は従来のクランク軸におけるクランクピン3’を共有するクランクアーム1’とクランクアーム2’を示す部分正面図である。
【0003】
シリンダブロック11’内に形成されるクランク室において、クランク軸を左右方向に横設軸支するものであって、その一端をシリンダブロック11’より外側に突出させ、フライホイル7’を取り付けている。クランク室内においては、シリンダブロック11’と一体状に複数のクランクジャーナル受け部11’aを形成し、メタルキャップ12’と各クランクジャーナル受け部11’aとで、ラジアル軸受であるジャーナルメタル13’を挟持しており、各ジャーナルメタル13’にてクランク軸のクランクジャーナル4’を回転自在に軸受けしている。更に、最もフライホイル7’寄りのクランクジャーナル受け部11’aにおいては、クランク軸のスラスト圧を受けるべく、最もフライホイル7’側のクランクアーム2’への接触部分(クランクアーム2’のクランクジャーナル4’への連接部分)と、クランクジャーナル4’に環状に形成されるスラスト受け部5’への接触部分とに、スラスト軸受としてのスラストメタル14’・14’を配設している。
【0004】
クランク軸は、内燃機関の気筒数に応じて、複数のクランクアーム1’・2’やクランクピン3’、及びクランクジャーナル4’等を組み合わせてなるものである。クランクピン3’は、ラジアル軸受としてのクランクピンメタル15’を介して、シリンダライナ17’内のピストン(図示せず)より連接されるコンロッド16’の大端部に軸受けされる。
【0005】
通常、クランクピン3’を共有する左右のクランクアーム1’・2’は、対称形となっており、左右いずれのクランクアーム1’・2’にも、反クランクピン3’側にバランスウェイト8’を取り付ける。しかし、例えば、図6図示の最もフライホイル寄りのクランクアーム2’に関しては、図7の如く、バランスウェイト8’を取り付けず、代わって、該バランスウェイト8’の取付部分に該当する部分を、それ以外の(一般の)クランクアーム1’のバランスウェイト8’の取付部分に比して延出させ、延出部A’を形成している。
しかし、該従来の構成では、該クランクアーム2’における、クランクピン3’とクランクジャーナル4’との間の連結部分であるアーム部分2’aの形状は、加工経済上、図7の如くに、クランクピン3’を共有する他の一般の(バランスウェイト8’を取り付ける)クランクアーム1’のアーム部分1’aと対称形である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
内燃機関のスラスト軸受(スラストメタル14’)の寿命向上や、低騒音化を図る上では、前記のクランクアーム2’におけるスラストメタル14’に対する接触面積を拡大してスラスト力をより大きく受けられるようにすることが重要である。
【0007】
クランクジャーナル4’に対して反アーム部分2’a側の部分については、前記の如く延出部A’を一層延出させることで、接触面積を拡大できるが、これは、その反対側のアーム部分2’aのスラストメタル14’への接触面積と均等にしなければならない。然るに、クランクアーム2’のアーム部分2’aがクランクピン3’を共有するクランクアーム1’のアーム部分1’aと対称形である状態では、該クランクアーム2’におけるアーム部分2’aのスラストメタル14’への接触面積は制約される。
【0008】
即ち、図7の如く、アーム部分1’a・2’aともに先端の左右幅がLで、アーム部分1’a・2’aの外側端の正面視傾斜角度が同一であって、クランクジャーナル4’の軸芯X’からアーム部分2’aのスラストメタル14’への接触部分の外縁部までの距離は、クランクピン3’を共有するクランクアーム1’における当該距離と同一のRに制約される。従って、延出部A’についても、これに釣り合うべく、あまり大きく延出させることはできない。
【0009】
また、一クランク軸中の全クランクアームの中で、一クランクアームのみ、延出部A’のように延出することは、他のクランクアームとのアンバランスを生じやすく、起振源となる。
このように、従来の構造では、スラスト軸受に対する接触面積には制約があり、低騒音化等についても、ある程度までの限界があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような課題を解決すべく、次のような手段を用いる。
請求項1においては、内燃機関用クランク軸の中で、一つのクランクピン3を共有する二つのクランクアーム1・2のうち、一方のクランクアーム2のクランクジャーナル4への連接部をスラストメタル14に接触させる場合において、他方のクランクアーム1のアーム部分1a先端の左右幅をL1とすると、前記クランクアーム2のアーム部分2aの先端の左右幅は、L1より長いL2とし、該クランクアーム1・2において、該アーム部分1a・2aの先端よりクランクジャーナル4・4にかけての側面を、正面視傾斜角度を同一として、各アーム部分1a・2aを加工し、該クランクアーム2のアーム部分2aにつ いては、クランクピン3と反対側へ膨出する膨出部Bを形成し、クランクジャーナル4の軸芯Xより、アーム部分2aのクランクジャーナル4への連接部分に形成されるスラストメタル14への接触部分の外縁部までの距離R2を、該膨出部Bの分だけ、クランクアーム1における当該距離R1に比して長くしたものである。
【0011】
請求項2においては、請求項1記載の内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造において、該クランクピン3を共有する他方のクランクアーム1の反クランクピン3の側には、バランスウエイト8を取付け、最もフライホイール寄りのクランクアーム2に関しては、反クランクピン3側にバランスウエイト8を取付ける代わりに、バランスウエイト8の取付部分に、前記クランクアーム1に比して延出させた延出部Aを形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面を基に説明する。
図1は本発明に係るクランクアーム構造を有する内燃機関におけるクランク室部分の正面断面図、図2はクランク軸におけるクランクピン3を共有するクランクアーム1とクランクアーム2を示す部分正面図、図3はクランクアーム1にバランスウェイト8を取り付けたクランク軸の部分正面図、図4はバランスウェイト8を取り付けたクランクアーム1の側面断面図、図5はクランクアーム1をバランスウェイト座面1bより見た平面図である。
【0013】
図1より、クランク軸の軸支構造について説明する。
まず、シリンダブロック11内に形成されるクランク室において、クランク軸を左右方向に横設軸支するものであって、その一端をシリンダブロック11より外側に突出させ、フライホイル7を取り付けている。クランク室内においてはシリンダブロック11と一体状に複数のクランクジャーナル受け部11aを形成し、メタルキャップ12と各クランクジャーナル受け部11aとで、ラジアル軸受であるジャーナルメタル13を挟持しており、各ジャーナルメタル13にて、クランク軸のクランクジャーナル4を回転自在に軸受けしている。更に、最もフライホイル7寄りのクランクジャーナル受け部11aにおいてはクランク軸のスラスト圧を受けるべく、最もフライホイル7側のクランクアーム2への接触部分と、クランクジャーナル4に環状に形成されるスラスト受け部5への接触部分とに、スラスト軸受であるスラストメタル14・14を配設している。
【0014】
クランク軸の構成について、図1及び図2より説明する。
クランク軸は、内燃機関の気筒数に応じて、複数のクランクアーム1及び2、クランクピン3、クランクジャーナル4等を組み合わせてなるものである。クランクピン3は、ラジアル軸受としてのクランクピンメタル15を介して、シリンダライナ17内のピストン(図示せず)より連接されるコンロッド16の大端部に軸受けされる。
【0015】
通常、クランクピン3を共有する左右のクランクアーム1・2は、対称形となっており、左右いずれのクランクアーム1・2にも、クランクジャーナル4を介して反クランクピン3側にバランスウェイト8を取り付ける。
しかし、図1図示の最もフライホイル寄りのクランクアーム2に関しては、図2の如く、バランスウェイト8を取り付けず、代わって、該バランスウェイト8の取付部分に該当する部分をそれ以外の(一般の)クランクアーム1に比して延出させ、延出部Aを形成している。そして、該クランクアーム2における、クランクピン3とクランクジャーナル4との間の連結部分であるアーム部分2aに関しては、図2の如く一般のクランクアーム1のアーム部分1aに比して、反クランクピン3側に膨出させている。
【0016】
具体的に言うと、クランクアーム1のアーム部分1a先端の左右幅がL1である場合に、クランクアーム2のアーム部分2aの先端の左右幅は、L1より長いL2としており、クランクアーム1・2について、該アーム部分1a・2aの先端よりクランクジャーナル4・4にかけての正面視傾斜角度を同一にして各アーム部分1a・2aを加工すると、該クランクアーム2のアーム部分2aについては、クランクピン3の反対側(外側)に膨出する膨出部Bが形成される。この膨出部Bの分だけ、クランクジャーナル4の軸芯Xより、アーム部分2aのクランクジャーナル4への連接部分に形成されるスラストメタル14への接触部分の外縁部までの距離(即ち、円状のスラストメタル接触部の半径)は、R2となり、クランクアーム1における当該距離R1に比して長くなる。即ち、スラストメタル14への接触面積を拡張できる。そして、これに伴って、延出部Aの延出幅も従来の図7に図示する延出部A’の延出幅に比して長くなり、この部分においてのスラストメタル14への接触面積も拡張できるのである。
【0017】
こうして、最もフライホイル寄りのクランクアーム2に関して、スラスト軸受面積を大きく取ることができ、各クランクアーム1・2の重量バランスも均一化されて、低振動化及び低騒音化を図ることができるのである。
【0018】
なお、本実施例では、最もフライホイル寄りのクランクアームのみを、延出部A及び膨出部Bを付与するクランクアーム2として、後はバランスウェイト8を取り付ける一般のクランクアーム1としているが、その他にも、クランクピン3を共有する左右のクランクアームについて、一方をバランスウェイト8を取り付けるクランクアーム1とし、他方を延出部A及び膨出部Bを設けたクランクアーム2としてもよい。
【0019】
次に、従来のクランクアームとバランスウェイトとの締結構造について図6、図8乃至図10より説明する。
図8は従来のクランクアーム1’にバランスウェイト8’を取り付けたクランク軸の部分正面図、図9は従来のバランスウェイト8’を取り付けたクランクアーム1’の側面断面図、図10は従来のクランクアーム1’をバランスウェイト座面1’bより見た平面図である。
【0020】
従来、クランクアーム1’(スラストメタル14’に接触させないクランクアーム)とバランスウェイト8’との締結は、中央に一本の位置決めピン10’を配し、その両側に一本ずつのボルト9’を配しており、つまり、一本の位置決めピン10’と、二本のボルト9’・9’にて締結している。なお、クランクアーム1’におけるバランスウェイト座面1’b及びバランスウェイト8’の取付面については、図8乃至図10図示のものは平面状であるが、この部分をインロー(凹凸)形状としたり、或いはセレーション形状としたりするものも公知となっている。
【0021】
従来のクランクアーム1’に対するバランスウェイト8’の締結構造においては、二本のボルト9’を必要とし、締結作業に時間がかかる。また、位置決めに際しては、中央の一本の位置決めピン10’を中心としてバランスウェイト8’が回動する傾向があり、クランクアーム1’とバランスウェイト8’との螺子孔を合わせにくく、また、螺子孔の合わせを目視で確認しながらの作業となるため、バランスウェイト8’の取付方向にも制約があった。従来に見られる、クランクアームとバランスウェイトとの接触面をインロー(凹凸)形状やセレーション形状にしたものは、この位置決めが容易にできるが、加工が複雑になる。
【0022】
次に、クランクアーム1におけるバランスウェイト8の取付構造について、図1、図3乃至図5より説明する。
クランクアーム1には、図5の如く、バランスウェイト座面1bが形成されていて、該バランスウェイト座面1bにて、中央には、螺子孔1c、その両側には、位置決めピン孔1d・1dが穿設されている。
【0023】
一方、バランスウェイト8においても、中央に貫通孔8aを穿設し、クランクアーム1のバランスウェイト取付面1bへの接触面において、該貫通孔8aの両側に位置決めピン孔8b・8bを穿設している。バランスウェイト8の取付に際しては、位置決めピン10・10を位置決めピン孔1d・1dに挿入して突出させておき、該突出部をバランスウェイト8の位置決めピン孔8b・8bに挿入するようにして、(逆に、バランスウェイト8の位置決めピン孔8b・8bに予め位置決めピン10・10を挿入して突出させ、その突出部をクランクアーム1の位置決めピン孔1d・1dに挿入する方法もある。)バランスウェイト8を位置決めすると、貫通孔8a・螺子孔1cが合致する。そして、ボルト9を貫通孔8a・螺子孔1cに螺入して、バランスウェイト8をクランクアーム1に締止するのである。
【0024】
このように、本発明に係るクランクアーム1とバランスウェイト8との締結構造においては、ボルト9が一本ですみ、また、ボルト9の螺装前に、二本の位置決めピン10・10にて位置決めすることで、螺子孔1c・貫通孔8aが合うので、ボルト9の螺装作業も非常に容易化される。
【0025】
そして、クランクアームへのバランスウェイト取付作業に際しては、まず二本の位置決めピンにて位置決めすることで、クランクアームとバランスウェイトとの一本分の螺子孔が合致し、そして、一本のボルトにて締結するので、バランスウェイトの着脱作業は非常に容易化され、更には、ボルト点数削除分の低コスト化も図ることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、内燃機関用クランク軸に関して、以上のように構成するので、次のような効果を奏する。
請求項1記載の如く、内燃機関用クランク軸の中で、一つのクランクピン3を共有する二つのクランクアーム1・2のうち、一方のクランクアーム2のクランクジャーナル4への連接部をスラストメタル14に接触させる場合において、他方のクランクアーム1のアーム部分1a先端の左右幅をL1とすると、前記クランクアーム2のアーム部分2aの先端の左右幅は、L1より長いL2とし、該クランクアーム1・2において、該アーム部分1a・2aの先端よりクランクジャーナル4・4にかけての側面を、正面視傾斜角度を同一として、各アーム部分1a・2aを加工し、該クランクアーム2のアーム部分2aについては、クランクピン3と反対側へ膨出する膨出部Bを形成し、クランクジャーナル4の軸芯Xより、アーム部分2aのクランクジャーナル4への連接部分に形成されるスラストメタル14への接触部分の外縁部までの距離R2を、該膨出部Bの分だけ、クランクアーム1における当該距離R1に比して長くしたので、膨出部を設けたクランクアームについては、スラスト軸受に対する接触面積が拡張される。従って、クランク軸全体のスラスト力を多くの面積で軸受けできるようになり、内燃機関の低振動化に貢献する。
【0027】
請求項2の如く、請求項1記載の内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造において、該クランクピン3を共有する他方のクランクアーム1の反クランクピン3の側には、バランスウエイト8を取付け、最もフライホイール寄りのクランクアーム2に関しては、反クランクピン3側にバランスウエイト8を取付ける代わりに、バランスウエイト8の取付部分に、前記クランクアーム1に比して延出させた延出部Aを形成したので、請求項1の構成により、スラストメタル14への接触面積を拡張できることに伴って、延出部Aの延出幅も、従来の図7に図示する延出部A’の延出幅に比して長くなり、この部分においてのスラストメタル14への接触面積も拡張できるようになったのである
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るクランクアーム構造を有する内燃機関におけるクランク室部分の正面断面図である。
【図2】 クランク軸におけるクランクピン3を共有するクランクアーム1とクランクアーム2を示す部分正面図である。
【図3】 クランクアーム1にバランスウェイト8を取り付けたクランク軸の部分正面図である。
【図4】 バランスウェイト8を取り付けたクランクアーム1の側面断面図である。
【図5】 クランクアーム1をバランスウェイト座面1bより見た平面図である。
【図6】 従来のクランクアーム構造を有する内燃機関におけるクランク室部分の正面断面図である。
【図7】 従来のクランク軸におけるクランクピン3’を共有するクランクアーム1’とクランクアーム2’を示す部分正面図である。
【図8】 従来のクランクアーム1’にバランスウェイト8’を取り付けたクランク軸の部分正面図である。
【図9】 従来のバランスウェイト8’を取り付けたクランクアーム1’の側面断面図である。
【図10】 従来のクランクアーム1’をバランスウェイト座面1’bより見た平面図である。
【符号の説明】
1 クランクアーム
1a アーム部分
1b バランスウェイト座面
1c 螺子孔
1d 位置決めピン孔
2 クランクアーム
2a アーム部分
A 延出部
B 膨出部
3 クランクピン
4 クランクジャーナル
8 バランスウェイト
8a 貫通孔
8b 位置決めピン孔
9 ボルト
10 位置決めピン
11 シリンダブロック
11a クランクジャーナル受け部
13 ジャーナルメタル
14 スラストメタル

Claims (2)

  1. 内燃機関用クランク軸の中で、一つのクランクピン3を共有する二つのクランクアーム1・2のうち、一方のクランクアーム2のクランクジャーナル4への連接部をスラストメタル14に接触させる場合において、
    他方のクランクアーム1のアーム部分1a先端の左右幅をL1とすると、前記クランクアーム2のアーム部分2aの先端の左右幅は、L1より長いL2とし、
    該クランクアーム1・2において、該アーム部分1a・2aの先端よりクランクジャーナル4・4にかけての側面を、正面視傾斜角度を同一として、各アーム部分1a・2aを加工し、
    該クランクアーム2のアーム部分2aについては、クランクピン3と反対側へ膨出する膨出部Bを形成し、クランクジャーナル4の軸芯Xより、アーム部分2aのクランクジャーナル4への連接部分に形成されるスラストメタル14への接触部分の外縁部までの距離R2を、該膨出部Bの分だけ、クランクアーム1における当該距離R1に比して長くしたことを特徴とする内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造。
  2. 請求項1記載の内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造において、
    該クランクピン3を共有する他方のクランクアーム1の反クランクピン3の側には、バランスウエイト8を取付け、
    最もフライホイール寄りのクランクアーム2に関しては、反クランクピン3側にバランスウエイト8を取付ける代わりに、バランスウエイト8の取付部分に、前記クランクアーム1に比して延出させた延出部Aを形成したことを特徴とする内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造。
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