JP3656480B2 - 端末装置の障害処理方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末装置内部に生じた障害を解消するために再立ち上げ処理を行う端末装置の障害処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の端末装置の障害処理方式に関する技術として、特開平8−30474号公報記載の障害処理方式がある。
【0003】
特開平8−30474号公報記載の障害処理方式では、装置内部に障害が発生したとき、その障害を示す情報は不揮発性記憶媒体に記憶され、装置内部のファームウェアが装置全体をリセットしていた。つまり、装置全体の再立ち上げ動作が行われていた。そして、障害を示す情報は、その情報が記憶されている不揮発性記憶媒体から読み出されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の端末装置の障害処理方式では、障害発生時に、装置の再立ち上げ動作が実行されてしまう。よって、再立ち上げ動作だけでは修復できない重大な異常状態が発生した場合、永久的に再立ち上げ動作が繰り返されることになるという課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、端末装置内部に異常状態が発生した場合、その後の端末装置の動作を選択可能な端末装置の障害処理方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る端末装置の障害処理方式は、異常状態を検出する異常検出部と、その異常状態を記憶する異常状態記憶部と、異常状態発生後の端末装置の動作種別として通常モードまたはデバッグモードを設定する動作設定手段と、異常検出部が通常動作を行う端末装置内部の異常状態を検出すると前記異常情報を前記異常状態記憶部に記憶させ、通常モードが設定されている場合には通常時の立ち上げと同様に前記異常状態記憶部に記憶されている異常情報を読み出して端末装置の再立ち上げ動作を行わせ、デバッグモードが設定されている場合には端末装置の動作を停止させる動作制御手段と、端末装置内部における機能の一部を除いて端末装置の立ち上げを行う処理である縮退処理を行うか否かの設定を行う縮退処理設定手段と、異常が発生したときに、通常モードが設定され、かつ、縮退処理を行う設定がなされている場合には、前記異常情報をもとに損傷した機能を排除するよう縮退処理を実行する縮退処理実行手段とを備えた構成である。
【0007】
請求項2記載の発明に係る端末装置の障害処理方式は、異常状態記憶部に記憶されている異常情報を端末装置外部の異常状態解析手段に提供する異常情報提供手段を備えた構成である。
【0008】
請求項3記載の発明に係る端末装置の障害処理方式デバッグモードが設定されている場合には、異常が発生したときに、デバッグモードであることをパイロットランプ等で表示する構成である。
【0009】
請求項4記載の発明に係る端末装置の障害処理方式では、動作設定手段は記憶装置である。
【0010】
請求項5記載の発明に係る端末装置の障害処理方式では、動作設定手段はスイッチである。
【0011】
請求項6記載の発明に係る端末装置の障害処理方式は、異常情報を表示する表示手段を備えた構成である。
【0012】
請求項7記載の発明に係る端末装置の障害処理方式では、表示手段は液晶ディスプレイである。
【0014】
請求項8記載の発明に係る端末装置の障害処理方式では、縮退処理設定手段はスイッチである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明による端末装置の障害処理方式の実施の一形態を示す説明図である。図1に示す端末装置では、装置制御部1と、異常処理部2と、装置動作フラグ群3と、記憶部4とがシステムバス5を介して接続されている。
【0016】
装置制御部1は、端末装置の通常動作を行う主制御部11と、端末装置の立ち上げ処理および初期化処理を行う起動処理部12と、端末装置内部の異常状態を検出する異常検出部13とで構成されている。異常処理部2は、異常状態を示す情報(以下異常情報という)を記憶部4に記憶させる異常情報制御部21と、記憶部4に記憶されている異常情報をもとに異常状態の詳細を解析するとともに、外部の異常状態解析手段に異常情報を通知する異常詳細解析部23と、装置動作フラグ群3から異常状態発生後の動作選択を取得する動作モード検出部22とで構成されている。以下、異常状態発生後の端末装置の動作選択を、動作モードという。装置動作フラグ群3は、記憶媒体である動作モード記憶部31で構成されている。
【0017】
端末装置として、例えば、ファックス、コピー機、プリンタ、計算機がある。また、記憶部4は、装置立ち上げによりメモリクリアされない記憶装置であり、例えば、DRAMやBBRAMで構成される。図2は、図1記載の端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0018】
次に、図1および図2を参照して、動作について説明する。まず、端末装置に電源が投入されてから通常動作に至るまでの過程を説明する。端末装置に電源が投入される(ステップA01)。すると、起動処理部12は、装置立ち上げのために必要な初期設定処理(以下、初期化処理1という)を実行する(ステップA02)。
【0019】
初期化処理1は、端末装置の立ち上げ動作の初期に必ず実行されなければならない処理である。初期化処理1として、例えば、オペレーティングシステムの初期化、LCD表示部の初期化、プリンタ起動部の初期化がある。そして、起動処理部12は、初期化処理1の実行を終了したことを異常詳細解析部23に通知する。
【0020】
異常詳細解析部23は、記憶部4に記憶されている異常情報を読み出す(ステップA03)。次に、異常詳細解析部23は、異常情報が記録されているか否かを判断する(ステップA04)。今回は、通常の立ち上げ処理のため、異常情報は記憶されていない。よって、ここでの判断はNOである。そして、異常詳細解析部23は、起動処理部12に対してステップA04での判断結果を通知する。
【0021】
起動処理部12は、端末装置の立ち上げに必要な初期化処理のうち初期化処理1を除いた処理(以下初期化処理2という)を実行する(ステップA05)。初期化処理2は、立ち上げ動作の初期に実行されなくてもよいが、装置が通常動作するまでに実行されるまでに実行されるべき処理である。初期化処理2として、例えば、端末装置内部のアプリケーションの初期化がある。そして、起動処理部12は、初期化処理2が終了したことを主制御部11に通知する。
【0022】
すると、主制御部11は、通常動作を行う(ステップA06)。通常動作は、端末装置の主要な機能を実行するものである。そして、通常動作として。例えば、端末装置がプリンタであれば印字動作、コピー機であれば複写動作がある。異常検出部13は、常に、端末装置内部に異常が発生しているか否かを判断する(ステップA07)。ここで、端末装置内部の異常は、再立ち上げ動作以外に通常動作に回復できない状態をいい、例えば、OSやハードウェア資源のハングアップなどである。
【0023】
異常検出部13は、ステップA07において、異常検出の結果を主制御部11に対して通知する。主制御部11は、異常検出部13が端末装置内部に異常を検出するまで、通常動作を実行することができる。以上が、端末装置に電源が投入されてから通常動作に至るまでの過程である。
【0024】
次に、端末装置内部に異常が発生した場合について説明する。端末装置内部に異常が発生すると、異常検出部13は、異常を検出する(ステップA07)。そして、異常検出部13は、その異常情報を異常情報制御部21に通知する。異常情報として、例えば、異常発生日時、異常原因/種別、異常発生箇所がある。異常情報制御部21は、異常情報を、記憶部4に記憶させる(ステップE01)。そして、異常情報制御部21は、ステップE01の終了を動作モード検出部22に通知する。
【0025】
動作モード検出部22は、動作モード記憶部31から動作モードを読み出す(ステップE02)。動作モードは、図1(b)に示すように、「デバッグモード」と「通常モード」がある。動作モードの設定は、ユーザや端末装置の管理者(以下、管理者という)の端末操作等によって行われる。つまり、主制御部11は、ユーザや管理者が端末操作等によって設定した動作モードを、動作モード記憶部31に記憶する。動作モードの設定は、例えば、通常動作の時に行われる。次に、動作モード検出部22は、動作モードが「通常モード」か否かを判断する(ステップE03)。
【0026】
まず、動作モードが「通常モード」であった場合について説明する。「通常モード」では、端末装置内部で発生した異常を解消するために、再度立ち上げ動作が行われる。動作モード検出部22は、ステップE03において、起動処理部12に対して初期化処理1を実行する旨を通知する。
【0027】
起動処理部12は、初期化処理1を実行する(ステップA02)。以下、通常時の立ち上げと同様に、ステップA03、A04が実行される。ステップA04において、異常詳細解析部23は、異常状態からの立ち上げであることを起動処理部12に通知する。さらに、異常詳細解析部23は、記憶部4から異常情報を読み出し、起動処理部12に通知する(ステップE06)。
【0028】
起動処理部12は、その異常情報を保持する。よって、起動処理部12は、今回の立ち上げが異常状態からの立ち上げであることを認識することができる。そして、起動処理部12は、初期化処理2を実行する(ステップA05)。ここで、今回は異常状態からの立ち上げであるので、初期化処理2に記憶部4のクリアが含まれる。以下、ステップA06、A07が電源投入から通常動作に至るまでの手順と同様に実行される。
【0029】
次に、動作モードが「デバッグモード」であった場合について説明する。デバッグモードでは、端末装置は、立ち上げ動作がなされることなく、異常状態を保持したまま停止する。動作モード検出部22は、ステップE03において、「デバッグモード」であることを、例えば、パイロットランプにより、端末装置外部に通知する。
【0030】
そして、管理者は、端末装置内部の異常状態を解析する解析装置を端末装置に接続する。解析装置には、端末装置内部の異常状態を解析する解析ソフトウェアが組み込まれている。解析ソフトウェアとして、例えば、メモリダンプが可能なソフトウェア、システム等の開発に用いられるデバッガ等がある。そして、管理者は、解析ソフトウェアを起動する(ステップE04)。
【0031】
すると、異常詳細解析部23は、記憶部4に記憶されている異常情報を解析装置に通知する(ステップE05)。よって、管理者は、解析装置における解析ソフトウェアを実行することで、端末装置内部の異常発生の原因を追求することができる。さらに、必要となれば、その場で端末装置の修理、改修などが可能となる。
【0032】
以上のように、この実施の形態では、動作モードを記憶する動作モード記憶部31と動作モードを検出する動作モード検出部22とが備えられている。そして、異常発生時に、端末装置は動作モードに応じた動作ができる。従って、動作モード選択の機会が、ユーザや管理者に与えられる。
【0033】
図3は、本発明による端末装置の障害処理方式の他の実施の形態を示す説明図である。図3に示す端末装置では、図1に示す記憶部4の代わりに異常情報を表示する表示部6を備えた構成となっている。表示部6は、異常状態を記憶する表示記憶部61と、異常情報を液晶画面に表示するLCD表示部63と、表示記憶部61およびLCD表示部63を制御する表示制御部62とで構成されている。
【0034】
図4は、図3に示す端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。図3に示すフローチャートでは、図2に示すステップA03、E01およびE06が、それぞれ、B01、B02およびB03に入れ替わっている。
【0035】
以下、図3および図4を参照して、動作について説明する。まず、端末装置の電源が投入されてから通常動作にいたるまでの動作を説明する。電源がONされる(ステップA01)。すると、起動処理部12は、初期化処理1を実行する(ステップA02)。そして、起動処理部12は、初期化処理1が終了したことを異常詳細解析部23に通知する。異常詳細解析部23は、表示記憶部61から異常情報を読み出す(ステップB01)。以下、ステップA04からステップA07に至るまでの動作は、図1記載の端末装置の動作と同様である。
【0036】
次に、装置内部に異常状態が発生したとする。端末装置内部に異常が発生すると、異常検出部13は異常を検出することができる(ステップA07)。そして、異常検出部13は、異常情報制御部21に対して異常情報を通知する。異常情報制御部21は、表示制御部62を制御することで、表示記憶部61に異常情報を記憶する(ステップE01)。表示制御部62は、表示記憶部61に記憶された異常情報をLCDで表示可能な信号に変換し、LCD表示部63に出力する。LCD表示部63は、異常情報を表示する。よって、ユーザや管理者は、LCD表示部63の表示を確認することで、端末装置内部の異常情報を認識することができる。
【0037】
以下、ステップE02、E03が実行される。動作モードが「デバッグモード」であったときの動作は、図1記載の端末装置の動作と同様である。
【0038】
次に、動作モードが「通常モード」であった場合について説明する。動作モード検出部22は、起動処理部12に対して初期化処理1を実行する旨を通知する。起動処理部12は、初期化処理をする(ステップA02)。以下、ステップB01、A04が実行される。
【0039】
異常詳細解析部23は、ステップA04において、異常状態からの立ち上げであることを起動処理部12に通知する。さらに、異常詳細解析部23は、表示制御部62を制御して表示記憶部61に記憶されている異常情報を取得し、起動処理部12へ通知する(ステップB03)。起動処理部12は、異常情報を保持する。さらに、起動処理部12は、初期化処理2を実行する(ステップA05)。今回は、異常状態からの立ち上げのため、初期化処理2には、表示記憶部61のクリアが含まれる。そして、LCD表示部63に表示されていた異常情報は、消去される。以下、ステップA06、A07が実行される。
【0040】
以上のように、この実施例では、表示部6を備えた構成になっているので、異常状態が発生した場合、その異常情報をLCD表示部63によって表示される。従って、ユーザや管理者は、LCD表示部63の表示を確認することで、端末装置内部の異常情報を認識することができる。
【0041】
図5は、本発明による端末装置の障害処理方式の他の実施の形態を示す説明図である。図5に示す端末装置では、図3に示す異常処理部2に装置動作スイッチ検出部24が追加され、図3に示す動作モード記憶部31の代わりに動作モードSW32および異常情報保持SW33が追加された構成となっている。
【0042】
動作モードSW32は、動作モードを選択するためのスイッチであり、端末装置外部から容易に操作可能なものである。異常情報保持SW33は、異常状態を保持するか否かを選択するスイッチであり、外部から容易に操作可能なものである。動作モードSW32および異常情報保持SW33は、ボタン等である。装置動作スイッチ検出部24は、異常情報保持SW33の設定を読み出す。
【0043】
図6は、図5に示す端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。図6に示すフローチャートでは、図4に示すフローチャートにステップC01およびステップC02が追加され、図4に示すステップE02、E03、B03の代わりにステップC03、C04、C05が備えられた構成となっている。
【0044】
以下、図5および図6を参照して、動作について説明する。端末装置に電源投入され通常動作に至る動作は、図3に示す端末装置の動作と同様である。
【0045】
端末装置内部に異常が発生した場合について説明する。ステップA07、B02が実行される。ステップC03において、動作モード検出部22は、動作モードSW32から動作モードの設定を取得する。ここでの動作モードの設定は、図1(b)に示す動作モードの設定と同様である。そして、動作モード検出部22は、動作モードが「通常モード」であるか否かを判断する(ステップC04)。動作モードが「デバッグモード」であったときの動作は、図1記載の端末装置の動作と同様である。
【0046】
次に、動作モードが「通常モード」であった場合について説明する。ステップC04、A02、B01、A04が実行される。異常詳細解析部23は、表示制御部62制御し表示記憶部61から異常情報を取得し、起動処理部12に通知する。起動処理部12は、異常情報を保持する。そして、異常解析部23は異常情報を起動処理部12に通知したことを装置動作スイッチ検出部24に通知する。(ステップC05)。
【0047】
装置動作スイッチ検出部24は、異常情報保持SW33の設定を読み出す。異常情報保持SW33の設定は、図5(b)に示すとおりであり、「保持しない」、「保持する」である。そして、装置スイッチ検出部24は、異常情報保持SW33の設定が「保持する」であるか否かを判断する(ステップC01)。
【0048】
「保持する」であった場合、起動処理部12は異常情報を保持する。「保持する」の設定は、例えば、この端末装置の開発段階、出荷した端末装置のフィールドでの問題発生時の問題調査等に使用される。起動処理部12が異常情報を保持することにより、開発中のデバッグ、端末装置の出荷後の問題発生時において、端末装置内部の異常状態の詳細を容易に取得することができる。以下、ステップA05、A06、A07が実行される。
【0049】
「保持しない」であった場合、装置動作スイッチ検出部24は、起動処理部12に対して「保持しない」という通知をする。起動処理部12は、保持している異常情報を削除する(ステップC02)。「保持しない」の設定は、例えば、端末装置の最終出荷設定等に使用される。通常、ユーザは、端末装置内部の異常状態発生の原因を調査することがないからである。以下、ステップA05、A06、A07が実行される。
【0050】
以上のように、この実施の形態では、動作モードの設定が行われる動作モードSW32と起動処理部12が保持している異常情報を保持するか否かの設定が行われる異常情報保持SW33とを備えた構成となっている。そして、異常状態発生後の動作は、動作モードSW32および異常情報保持SW33の設定に従って行われる。
【0051】
よって、ユーザや管理者は、端末装置外部のスイッチ(動作モードSW32および異常情報保持SW33)を設定することによって、端末装置内部に異常状態が発生した後の動作を選択することができ、また、起動処理部12が保持している異常情報の「保持する(しない)」の選択をすることができる。
【0052】
図7は、本発明による端末装置の障害処理方式の他の実施の形態を示す説明図である。図7に示す端末装置では、図5に示す異常情報保持SW33に代えて縮退SW34と装置動作スイッチ検出部24に代えて解析通知部25とが備えられている。縮退SW34は、縮退の設定に用いられる。解析通知部25は、縮退SW34の設定を読み取る装置である。ここで、縮退とは、端末装置内部の機能の一部を除いて立ち上げを行うことであり、例えば、端末装置内部の一部の装置が損傷したとき、損傷した装置の機能を排除して立ち上げを行うことをいう。
【0053】
図8は、図7に示す端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。図8に示すフローチャートでは、図6に示すステップC01、C02、C05の代わりのステップD01、D02、D03が挿入されている。
【0054】
以下、図7および図8を参照して、動作について説明する。端末装置に電源が投入されてから通常動作に至るまでの動作(ステップA01〜ステップA07)は、図5に示す端末装置の動作と同様である。
【0055】
端末装置内部に異常が発生すると、異常検出部13は異常発生を検出する(ステップA07)。そして、ステップB02、C03、C04が実行される。動作モードが「デバッグモード」であった場合の動作は、図1記載の端末装置の動作と同様である。
【0056】
次に、動作モードが「通常モード」であった場合について説明する。ステップA02、B01、A04が実行される。異常詳細解析部23は、表示制御部62を制御し表示記憶部61から異常情報を取得し、起動処理部12に通知する。起動処理部12は、異常情報を保持する。そして、異常詳細解析部23は、解析通知部25に対して制御を渡す(ステップD03)。
【0057】
解析通知部25は、縮退SW34の設定を読み取る。縮退SW34の設定は、図7(b)に示すように、「縮退しない」、「縮退する」の2通りがある。そして、解析通知部25は、縮退SW34の設定が「縮退する」であるか否かを判断する(ステップD01)。
【0058】
「縮退しない」であった場合、解析通知部25は、起動処理部12に対して、「縮退しない」という情報を通知する。起動処理部12は、縮退処理をしない。そして、ステップA05、A06、A07が実行される。
【0059】
「縮退する」であった場合、解析通知部25は、起動処理部12に対して、「縮退する」という情報を通知する。起動処理部12は、ステップE06にて異常詳細解析部23から取得した異常情報をもとに縮退処理を行う(ステップD02)。以下、ステップA05、A06、A07が実行される。
【0060】
ここで、端末装置内部の一部の装置が損傷したとき、そのままの状態で立ち上げ動作がなされても動作エラーとなってしまう。よって、端末装置内部の他の装置の動作に影響が出てしまうことがある。そこで、損傷した装置の機能を縮退処理により排除することにより、端末装置内部の他の装置の動作に影響が出ることがなくなる。縮退処理として、例えば、LCD表示部63が損傷したときのLCD表示部63の動作排除がある。
【0061】
以上のように、この実施の形態では、縮退SW34とその設定を読み込む解析通知部25を備える。そして、異常状態後の立ち上げ動作において、解析通知部25は、縮退SWの設定を読み込み、その設定を起動処理部12に通知する。起動処理部は、その設定に応じて縮退処理を行う。
【0062】
従って、端末装置内部の一部の装置が損傷しても、損傷した装置の動作を排除することで他の装置の動作に影響が生ずることはない。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、異常検出部が異常状態を検出すると、通常モードが設定されている場合には端末装置の再立ち上げ動作を行わせ、デバッグモードが設定されている場合には端末装置の動作を停止させる動作制御手段を備えた構成となっているので、異常状態発生後の動作を選択する機会をユーザや管理者に与えることができる効果を奏する。また、縮退処理を行うか否かの設定を行う縮退処理設定手段を備えているので、端末装置内部の一部の装置が損傷しても、その損傷した装置の動作を排除することができ、他の装置の動作に影響を与えることがない。
【0064】
異常情報記憶部に記憶されている異常情報を端末装置外部の異常状態解析手段に提供する異常情報提供手段を備えた構成では、異常状態発生後に外部の異常状態解析手段が端末装置内部の異常状態を調査できるという効果を奏する。
【0066】
動作設定手段記憶装置である構成では、ユーザや管理者は端末操作等によって動作モードを設定することができるという効果を奏する。
【0067】
動作設定手段スイッチである構成では、ユーザや管理者はスイッチ操作により動作モードを設定することができるという効果を奏する。
【0068】
異常情報を表示する表示手段を備えた構成では、ユーザや管理者が端末装置外部から異常情報を認識することができるという効果を奏する。
【0071】
縮退処理設定手段スイッチである構成では、ユーザや管理者はスイッチ操作のより容易に縮退処理の動作設定が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施の一形態を示す説明図である。
【図2】 図1に示す端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本発明による他の実施の一形態を示す説明図である。
【図4】 図3に示す端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】 本発明による他の実施の一形態を示す説明図である。
【図6】 図5に示す端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明による他の実施の一形態を示す説明図である。
【図8】 図7に示す端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置制御部
11 主制御部
12 起動処理部
13 異常検出部
2 異常処理部
21 異常情報制御部
22 動作モード検出部
23 異常詳細解析部
3 装置動作フラグ群
31 動作モード記憶部
4 記憶部
5 システムバス

Claims (8)

  1. 異常状態を検出する異常検出部とその異常状態を示す異常情報を記憶する異常状態記憶部とを備えた端末装置において、
    異常状態発生後における端末装置の動作種別として通常モードまたはデバッグモードを設定する動作設定手段と、
    前記異常検出部が通常動作を行う端末装置内部の異常状態を検出すると前記異常情報を前記異常状態記憶部に記憶させ、前記動作設定手段によって前記通常モードが設定されている場合には通常時の立ち上げと同様に前記異常状態記憶部に記憶されている異常情報を読み出して端末装置の再立ち上げ動作を行わせ、前記動作設定手段によって前記デバッグモードが設定されている場合には端末装置の動作を停止させる動作制御手段と、
    端末装置内部における機能の一部を除いて端末装置の立ち上げを行う処理である縮退処理を行うか否かの設定を行う縮退処理設定手段と、
    異常が発生したときに、前記通常モードが設定され、かつ、前記縮退処理を行う設定がなされている場合には、前記異常情報をもとに損傷した機能を排除するよう前記縮退処理を実行する縮退処理実行手段と
    を備えたことを特徴とする端末装置の障害処理方式。
  2. 異常状態記憶部に記憶されている異常情報を端末装置外部の異常状態解析手段に提供する異常情報提供手段を備えた
    請求項1記載の端末装置の障害処理方式。
  3. デバッグモードが設定されている場合には、異常が発生したときに、デバッグモードであることを表示する
    請求項2記載の端末装置の障害処理方式。
  4. 動作設定手段は記憶装置である
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の障害処理方式。
  5. 動作設定手段はスイッチである
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の障害処理方式。
  6. 異常情報を表示する表示手段を備えた
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の障害処理方式。
  7. 表示手段は液晶ディスプレイである
    請求項6記載の端末装置の障害処理方式。
  8. 縮退処理設定手段はスイッチである
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の障害処理方式。
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