JP3653858B2

JP3653858B2 - Can identification device and can beverage induction heating device

Info

Publication number: JP3653858B2
Application number: JP10342396A
Authority: JP
Inventors: 丈夫五十嵐
Original assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority date: 1996-03-29
Filing date: 1996-03-29
Publication date: 2005-06-02
Anticipated expiration: 2016-03-29
Also published as: JPH09270070A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売時に缶飲料を瞬時に加熱して販売する自動販売機の缶判別装置及び缶飲料誘導加熱装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、低温，常温または予備加熱した状態で保管しておいた缶飲料を、販売時に誘導加熱装置により瞬時に加熱して販売するようにした自動販売機が提案されている。
図５は、缶飲料誘導加熱装置を内蔵する自動販売機内部を示す図である。図５において、１は自動販売機、２はラック、３はシュート、４は誘導加熱部、５は飲料が入っている缶、６は誘導加熱コイル、７は誘導加熱制御部、８は商品取出口、９は商品投入口、１０は商品表示ラベルである。
【０００３】
各ラック２は、４つの商品コラムＡ〜Ｄを有しており、それら各商品コラムには、商品投入口９から缶飲料を入れてそれらを保管する。各商品コラムに保管していた缶５は、最下部からシュート３を通して誘導加熱部４に落下させ、誘導加熱コイル６の位置に置く。そして、誘導加熱制御部７により誘導加熱コイル６を励磁して缶５を加熱する。
【０００４】
図６は、従来の缶飲料誘導加熱装置の誘導加熱制御部のブロック図である。図６において、缶５，誘導加熱コイル６は、図５のものに対応している。
交流電源１１は、整流回路１２に接続され、整流回路１２の２次側には、平滑コンデンサＣ₀が接続される。そして、平滑コンデンサＣ₀には、共振コンデンサＣ₁，Ｃ₂との直列回路及びスイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂の直列回路が並列に接続されている。スイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂としては、例えば、ＩＧＢＴ(Insulated Gate Bipolar Transistor) が用いられる。
【０００５】
スイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂のエミッタ，コレクタ間には、それぞれ帰還ダイオードＤ₁，Ｄ₂が接続される。また、２つの共振コンデンサＣ₁，Ｃ₂の接続点とスイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂の接続点との間には、誘導加熱コイル６が接続される。
【０００６】
この回路では、上下２段になったスイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂を含む電流共振型ハーフブリッジインバータにより誘導加熱コイル６を励磁するようにしている。そこでまず、図７を使って、このインバータの発振原理を説明する。この電流共振型ハーフブリッジインバータは、スイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂を交互にオンさせることにより、誘導加熱コイル６と共振コンデンサＣ₁，Ｃ₂とよりなる共振系を発振させる方式である。
【０００７】
スイッチング素子Ｑ₁がオンしている間、スイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂の接続点Ｏにおける電位は電源電圧と等しくなり、誘導加熱コイル６には、図７（イ）に実線矢印で示す電流Ｉ₁が流れ、共振エネルギーが蓄えられる。そして、その後スイッチング素子Ｑ₁がオフしても、誘導加熱コイル６には、慣性により電流が流れ続け、ダイオードＤ₂を通って帰還される（図７（イ）に点線矢印で示す電流Ｉ₂）。また、その時、接続点Ｏにおける電位は０Ｖになる。
【０００８】
このダイオードＤ₂の導通期間中に、スイッチング素子Ｑ₂をオンさせると、ダイオードＤ₂に流れる電流が減少していき、向きが逆になると、誘導加熱コイル６には、図７（ロ）に実線矢印で示す電流Ｉ₃が流れ、上記とは逆向きの共振電流となって蓄積したエネルギーを放出する。その後、スイッチング素子Ｑ₂がオフすると、電流はダイオードＤ₁を流れ（図７（ロ）に点線矢印で示す電流Ｉ₄）、接続点Ｏにおける電位は電源電圧になる。
【０００９】
ダイオードＤ₁の導通期間中にスイッチング素子Ｑ₁をオンさせると、電流の向きが逆になっても電流が流れ続ける。このような動作を繰り返すことにより、誘導加熱コイル６に高周波電流が流れて缶５が加熱される。その場合、高周波電流の周波数を高くする程、誘導加熱コイル６のインピーダンスが高くなって、誘導加熱コイル６に流れる電流が小さくなる。したがって、その周波数を調整することにより誘導加熱コイル６の出力を制御することができる。
【００１０】
次に、図６の回路の全体的な動作を説明する。
整流回路１２の１次側の電流をカレントトランスＣＴ₁で検出し、それを入力電流検出部１４で電圧に変換してから比較器Ａの一方の入力とする。また、比較器Ａのもう一方の入力としては、マイクロコンピュータ１７から缶５の形状に応じた出力設定電圧Ｖ_Pが与えられる。そこで、比較器Ａは、入力電流検出部１４の出力電圧、すなわち、整流回路１２の１次側の入力が出力設定電圧Ｖ_Pより小さいとき、誘導加熱コイル６の出力をアップさせるように、入力設定部１５に対して信号を出力する。入力設定部１５は、その信号を受けたら、動作周波数設定部１６に対して、周波数を低下させるような信号を出力し、その結果、駆動回路１３の、スイッチング素子Ｑ₁，Ｑ₂のスイッチング周波数が低下して、誘導加熱コイル６の出力が上昇する。そして、その結果、整流回路１２の１次側の入力が出力設定電圧Ｖ_Pまで上昇したら、誘導加熱コイル６の出力上昇を停止させる。そのようにして、誘導加熱コイル６の出力が一定になるように制御する。
【００１１】
なお、このような缶飲料誘導加熱装置に関連する従来の文献としては、例えば、特開平1-103797号公報(G07F 11/70)がある。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の技術では、タルク缶や溶接缶と接着缶との判別ができず、接着缶であることを知らずに加熱してしまうと缶の接着部がはがれて、中身が漏れだすことがあるため、タルク缶や溶接缶を含む全ての缶の加熱を低出力で長時間かけて行わなければならないという問題点があった。
【００１３】
その点について更に説明すると、現在、飲料用缶の種類として、タルク缶と呼ばれている２ピース缶と、３ピース缶とがあり、さらに、３ピース缶には、缶の円筒部分の縦方向接合部を溶接した溶接缶と、縦方向接合部を樹脂製の接着剤で接着した接着缶とがある。そして、同じ銘柄の飲料でも複数種類の缶が用いられることがあり、その内特に、溶接缶と接着缶とは見分けが付きにくいため、１つの自動販売機にそれらが混ざって入れられることがある。
【００１４】
そこで、同じ形状で複数種類の缶がある場合、従来の自動販売機では、缶飲料を誘導加熱するとき、接着缶の接着部が変形しない程度の低い出力で、全ての缶を加熱するするようにしていた。その結果、本来なら高出力で短時間で加熱することができるタルク缶や溶接缶でも、低出力で長時間かけて加熱することになっていた。
【００１５】
本発明は、そのような問題点を解決し、接着缶を自動的に判別できるようにして、接着缶を加熱するときのみ、低出力で長時間かけて加熱するようにして缶の接着部がはがれないようにし、タルク缶や溶接缶は、高出力で短時間に加熱ができるようにすることを課題とするものである。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の缶判別装置では、缶飲料を缶の円周方向に回転させながら加熱する誘導加熱コイルに高周波電流を流す高周波発生手段の入力電流の脈動の大きさに基づいて接着缶の判別を行うこととした。
【００１７】
また、本発明の缶飲料誘導加熱装置では、缶飲料を缶の円周方向に回転させながら誘導加熱コイルで加熱する缶加熱手段と、前記誘導加熱コイルに高周波電流を流す高周波発生手段と、該高周波発生手段の入力電流に対応した電圧を出力する入力電流検出手段と、前記高周波発生手段の出力を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記入力電流検出手段の出力電圧の脈動の大きさが所定以上になったとき、前記高周波発生手段の出力を低下させることとした。
【００１８】
また、缶飲料を缶の円周方向に回転させながら誘導加熱コイルで加熱する缶加熱手段と、前記誘導加熱コイルに高周波電流を流す高周波発生手段と、該高周波発生手段の入力電流に対応した電圧を出力する入力電流検出手段と、前記高周波発生手段の出力を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記入力電流検出手段の出力電圧の脈動の大きさが所定以上になったとき、前記高周波発生手段の出力を停止させることとした。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明の缶飲料誘導加熱装置の誘導加熱制御部のブロック図である。この回路は、図６のものに比較器Ｂを付加している。比較器Ｂは、入力電流検出部１４の出力と入力設定部１５の出力を分圧した電圧とを比較し、入力設定部１５の出力レベルと入力電流検出部１４の出力レベルとが反転したことに基づいて、加熱中の缶が接着缶であることを検知する。
【００２０】
図２は、接着缶判別回路の一例を示す回路図である。図２において、入力電流検出部１４，入力設定部１５及び比較器Ａ，Ｂは、図１のものに対応している。図２中のＤ点の電圧Ｖ_Dは、整流回路１２（図１）の入力電流を検出するカレントトランスＣＴの出力を整流した電圧に、直流電源電圧Ｖ_CCを分圧するＡ点の電圧を加えた値となる。比較器Ａは、その電圧Ｖ_Dとマイクロコンピュータ１７（図１）から出力される出力設定電圧Ｖ_Pとを比較し、Ｄ点の電圧Ｖ_Dが出力設定電圧Ｖ_Pより低いとき出力がハイレベルになって、誘導加熱コイル６（図１）の出力を上昇させる。その後、Ｄ点の電圧Ｖ_Dが出力設定電圧Ｖ_Pまで上昇したら、比較器Ａの出力はローレベルになって、誘導加熱コイル６の出力上昇を停止させる。そのようにして、誘導加熱コイル６の出力が一定になるように制御する。
【００２１】
比較器Ｂは、Ｄ点の電圧Ｖ_Dと入力設定部１５の出力電圧を分圧したＣ点の電圧Ｖ_Cとを比較する。その内、Ｄ点の電圧Ｖ_Dが、溶接缶やタルク缶を加熱する場合と、接着缶を加熱する場合とでどのように変わるのかを説明する。溶接缶やタルク缶の円筒部分は電気的に切れ目がないので、それらの缶を加熱する際、誘導加熱コイル６との結合は、缶の円筒部分の全周でほぼ均一になる。一方、接着缶の場合は接着部が絶縁層となるため、その部分で誘導加熱コイル６との結合が悪くなる。そして、缶飲料誘導加熱装置では、撹拌のため缶を高速で回転させながら加熱するので、加熱コイルとの結合は周期的に悪くなる。
【００２２】
この誘導加熱制御部では、本来、結合が悪くなると出力が低下するため、それを補うように動作周波数を下げて同一出力になるように働くのであるが、缶を高速で回転させているため動作周波数設定部１６（図１）は、それに追従できない。その結果、加熱コイルの出力は、接着部の箇所で低下し、それに伴って入力レベルが下がってしまい、Ｄ点の電圧Ｖ_Dは、図３に実線Ｖ_Dで示すように、脈動となって現れる。それに対して、溶接缶やタルク缶を加熱する際は、誘導加熱コイル６との結合が缶の全周でほぼ均一になって、図３に点線で示すように、Ｄ点の電圧Ｖ_Dにそのような脈動は現れない。
【００２３】
一方、Ｃ点の電圧Ｖ_Cは、加熱開始時の０Ｖから出力設定電圧Ｖ_Pで設定された出力に相当する電圧まで、図３に曲線Ｖ_Cで示すように、回路の時定数で決まる割合で徐々に上昇していく。
【００２４】
比較器Ｂは、そのように変化するＤ点の電圧Ｖ_DとＣ点の電圧Ｖ_Cとを比較することになる。そこで、入力設定部１５の出力電圧の分圧比を適当な値に設定することによりＣ点の電圧レベルを調整し、Ｄ点の電圧Ｖ_Dに脈動が生じたときには、Ｄ点の電圧Ｖ_DとＣ点の電圧Ｖ_Cとが反転する期間が生じ、Ｄ点の電圧Ｖ_Dに脈動が生じないときには、常にＤ点の電圧Ｖ_DがＣ点の電圧Ｖ_Cより大きくなるようにしておけば、比較器Ｂの出力により接着缶と溶接缶やタルク缶との判別が可能となる。そして、接着缶と溶接缶やタルク缶との判別が可能となることにより、接着缶を加熱する際は、誘導加熱コイル６の出力を接着部のはがれがおきない範囲に設定することが可能となり、接着部がない溶接缶やタルク缶は最大出力で加熱することで、従来より短時間で加熱することが可能となる。
【００２５】
その際の誘導加熱コイル６の出力の変更は、マイクロコンピュータ１７から比較器Ａに与える出力設定電圧Ｖ_Pを変化させることにより行う。その場合、出力設定電圧Ｖ_Pの変化のさせ方としては、図４（イ）に示すような方法を採ることができる。すなわち、比較器Ａに与える出力設定電圧Ｖ_Pとして加熱開始時からフルパワーの出力設定電圧Ｖ_P1を与え、Ｃ点の電圧Ｖ_Cが上昇していって、脈動するＤ点の電圧Ｖ_Dを時点Ｔ₁で一時的にでも上回った時、あるいは、所定回数以上上回った時、接着缶の接着部のはがれがおきない範囲の設定値Ｖ_P2に変える。その切り換えは、Ｃ点の電圧Ｖ_CがＤ点の電圧Ｖ_Dを上回った時、比較器Ｂから出力される接着缶判定信号に基づいて、マイクロコンピュータ１７により行う。その結果、誘導加熱コイル６の加熱出力の上昇が止まって、フルパワーより低い出力での加熱が継続される。そして、その場合の加熱時間は、加熱を充分に行わせるために時点Ｔ₃まで延長される。
【００２６】
一方、加熱開始後、Ｄ点の電圧Ｖ_Dに脈動が発生せず、Ｃ点の電圧Ｖ_CがＤ点の電圧Ｖ_Dを越えることがなかった場合は、その缶は溶接缶またはタルク缶ということになるので、そのままフルパワーで加熱を継続し、時点Ｔ₃より早い時点Ｔ₂で加熱を停止させる。
【００２７】
誘導加熱コイル６の出力の変更の仕方としては、それ以外に、図４（ロ）に示すような方法も採りうる。すなわち、比較器Ａに与える出力設定電圧Ｖ_Pとして加熱開始時は、フルパワーと接着缶加熱時の加熱出力の中間の加熱出力に相当する出力設定電圧Ｖ_P3を与え、Ｃ点の電圧Ｖ_Cが上昇していって、脈動するＤ点の電圧Ｖ_Dを時点Ｔ₄で一時的にでも上回った時、あるいは、所定回数以上上回った時、接着缶の接着部のはがれがおきない範囲の設定値Ｖ_P2に変える。その切り換えは、上記のものと同様に比較器Ｂから出力される接着缶判定信号に基づいて、マイクロコンピュータ１７により行う。その結果、誘導加熱コイル６の加熱出力の上昇が止まって、フルパワーより低い出力で加熱が継続される。そして、その場合の加熱時間は、時点Ｔ₇まで延長される。このようにすれば、加熱開始時も加熱出力が抑制されるので、より一層確実に接着缶の接着部のはがれを防止することができる。
【００２８】
一方、加熱開始後所定の時点Ｔ₅になっても、Ｃ点の電圧Ｖ_CがＤ点の電圧Ｖ_Dを越えることがなかった場合は、その缶は溶接缶またはタルク缶であるとみなして、そのままフルパワーで加熱を継続し、時点Ｔ₇より早い時点Ｔ₆で加熱を停止させる。
【００２９】
なお、上記実施形態では、Ｃ点の電圧レベルを定常状態になった時のＣ点の電圧Ｖ_Cが、脈動が生じない時のＤ点の電圧Ｖ_Dより下回るように設定したが、それとは逆に、定常状態になった時のＣ点の電圧Ｖ_Cが、脈動が生じない時のＤ点の電圧Ｖ_Dを常に上回るように設定してもよい。その場合は、Ｄ点の電圧Ｖ_Dに脈動が生じて、Ｄ点の電圧Ｖ_DがＣ点の電圧Ｖ_Cを上回ったことに基づいて接着缶の判別を行う。
【００３０】
また、上記実施形態では、接着缶と判定したとき、加熱出力を低く抑えて加熱を継続するようにしたが、炭酸入り飲料の缶のように、加熱すると破裂するおそれのある接着缶が誤って混入される可能性があるような場合は、接着缶と判定した時点で加熱を停止させるようにしてもよい。
【００３１】
また、上記実施形態では、入力電流検出部１４の出力電圧が、入力設定部１５から出力される周波数設定電圧を所定の分圧比で分圧した電圧以下になったことに基づいて接着缶の判別を行ったが、入力電流検出部１４の出力電圧が、予め設定された基準電圧以下になったことに基づいて接着缶の判別を行うこともできる。ただし、その場合は、加熱する缶のサイズに応じて入力電流検出部１４の出力電圧が変化するため、缶のサイズに応じて予め設定された基準電圧を変える必要がある。
【００３２】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の缶判別装置及び缶飲料誘導加熱装置によれば、接着缶を自動的に判別できるようにして、接着缶を加熱するときは、低出力で長時間かけて加熱するようにしたり、あるいは、加熱を停止させるようにしたので、接着部のはがれを防止することができる。一方、タルク缶や溶接缶の場合は、高出力で加熱することにより、短時間で加熱を完了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の缶飲料誘導加熱装置の誘導加熱制御部のブロック図
【図２】接着缶判別回路の一例を示す回路図
【図３】比較器Ｂの入力電圧の変化を示す図
【図４】加熱出力と出力設定電圧の時間的な変化を示す図
【図５】缶飲料誘導加熱装置を内蔵する自動販売機内部を示す図
【図６】従来の缶飲料誘導加熱装置のブロック図
【図７】スイッチング動作説明図
【符号の説明】
１自動販売機
２ラック
３シュート
４誘導加熱部
５缶
６誘導加熱コイル
７誘導加熱制御部
８商品取出口
９商品投入口
１０商品表示ラベル
１１交流電源
１２整流回路
１３駆動回路
１４入力電流検出部
１５入力設定部
１６動作周波数設定部
１７マイクロコンピュータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a can discrimination device and a can beverage induction heating device of a vending machine that instantaneously heats and sells a can beverage at the time of sale.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, vending machines have been proposed in which canned beverages stored at a low temperature, normal temperature, or preheated are instantaneously heated by an induction heating device at the time of sale.
FIG. 5 is a view showing the inside of a vending machine incorporating a can beverage induction heating device. In FIG. 5, 1 is a vending machine, 2 is a rack, 3 is a chute, 4 is an induction heating unit, 5 is a can containing a beverage, 6 is an induction heating coil, 7 is an induction heating control unit, and 8 is a product picker. An exit, 9 is a product inlet, and 10 is a product display label.
[0003]
Each rack 2 has four product columns A to D. In each of these product columns, a can drink is put from a product insertion port 9 and stored. The cans 5 stored in each product column are dropped from the bottom through the chute 3 onto the induction heating unit 4 and placed at the position of the induction heating coil 6. The induction heating control unit 7 excites the induction heating coil 6 to heat the can 5.
[0004]
FIG. 6 is a block diagram of an induction heating control unit of a conventional can beverage induction heating apparatus. In FIG. 6, the can 5 and the induction heating coil 6 correspond to those in FIG.
The AC power supply 11 is connected to a rectifier circuit 12, and a smoothing capacitor C ₀ is connected to the secondary side of the rectifier circuit 12. The smoothing capacitor C ₀ is connected in parallel with a series circuit of resonant capacitors C ₁ and C ₂ and a series circuit of switching elements Q ₁ and Q ₂ . As the switching elements Q ₁ and Q ₂ , for example, IGBTs (Insulated Gate Bipolar Transistors) are used.
[0005]
Feedback diodes D ₁ and D ₂ are connected between the emitters and collectors of the switching elements Q ₁ and Q ₂ , respectively. An induction heating coil 6 is connected between the connection point of the two resonance capacitors C ₁ and C _{2 and} the connection point of the switching elements Q ₁ and Q ₂ .
[0006]
In this circuit, the induction heating coil 6 is excited by a current resonance type half-bridge inverter including switching elements Q ₁ and Q _{2 in two} upper and lower stages. First, the oscillation principle of this inverter will be described with reference to FIG. This current resonance type half-bridge inverter is a system that oscillates a resonance system including the induction heating coil 6 and the resonance capacitors C ₁ and C ₂ by alternately turning on the switching elements Q ₁ and Q ₂ .
[0007]
While the switching element Q ₁ is on, the potential at the connection point O of the switching elements Q ₁ and Q ₂ becomes equal to the power supply voltage, and the induction heating coil 6 has a current I indicated by a solid line arrow in FIG. ₁ flows and the resonance energy is stored. Then, even if the switching element Q ₁ is turned off thereafter, a current continues to flow through the induction heating coil 6 due to inertia and is fed back through the diode D ₂ (current I ₂ indicated by a dotted line arrow in FIG. 7A). ). At that time, the potential at the connection point O becomes 0V.
[0008]
During the conduction period of the diode D ₂ and turns on the switching element Q _2, will the current flowing through the diode D ₂ is decreased, the orientation is reversed, induced in the heating coil 6, FIG. 7 (b) A current I ₃ indicated by a solid arrow flows, and the accumulated energy is released as a resonance current in the opposite direction to the above. Thereafter, when the switching element Q ₂ is turned off, a current flows through the diode D ₁ (current I ₄ indicated by a dotted arrow in FIG. 7B), and the potential at the connection point O becomes the power supply voltage.
[0009]
If the switching element Q ₁ is turned on during the conduction period of the diode D ₁ , the current continues to flow even if the direction of the current is reversed. By repeating such an operation, a high frequency current flows through the induction heating coil 6 to heat the can 5. In that case, the higher the frequency of the high-frequency current, the higher the impedance of the induction heating coil 6, and the smaller the current flowing through the induction heating coil 6. Therefore, the output of the induction heating coil 6 can be controlled by adjusting the frequency.
[0010]
Next, the overall operation of the circuit of FIG. 6 will be described.
The primary current of the rectifier circuit 12 is detected by the current transformer CT ₁ , converted into a voltage by the input current detector 14, and then used as one input of the comparator A. Further, as the other input of the comparator A, an output set voltage V _P corresponding to the shape of the can 5 is given from the microcomputer 17. Therefore, the comparator A is input so as to increase the output of the induction heating coil 6 when the output voltage of the input current detector 14, that is, the primary side input of the rectifier circuit 12 is smaller than the output set voltage V _P. A signal is output to the setting unit 15. When the input setting unit 15 receives the signal, the input setting unit 15 outputs a signal for lowering the frequency to the operating frequency setting unit 16, and as a result, the switching frequency of the switching elements Q ₁ and Q ₂ of the drive circuit 13. Decreases and the output of the induction heating coil 6 increases. As a result, when the primary side input of the rectifier circuit 12 rises to the output set voltage V _P , the output rise of the induction heating coil 6 is stopped. In this way, the output of the induction heating coil 6 is controlled to be constant.
[0011]
In addition, as a conventional document relating to such a can beverage induction heating apparatus, there is, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 1-103797 (G07F 11/70).
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, with the conventional technology described above, it is impossible to distinguish between a talc can, a welded can and an adhesive can, and if it is heated without knowing that it is an adhesive can, the adhesive part of the can peels off and the contents leak. Therefore, there has been a problem that heating of all cans including talc cans and welded cans has to be performed for a long time with low output.
[0013]
To further explain this point, there are currently two types of cans for beverages called talc cans and three-piece cans, and the three-piece can has a longitudinal direction of the cylindrical portion of the can. There are a welded can in which the joint is welded and an adhesive can in which the longitudinal joint is bonded with a resin adhesive. In addition, multiple types of cans may be used even in beverages of the same brand, and in particular, welded cans and adhesive cans are difficult to distinguish, so they may be mixed in one vending machine. .
[0014]
Therefore, when there are multiple types of cans with the same shape, in conventional vending machines, when canned beverages are induction-heated, all cans are heated with a low output that does not deform the bonded part of the bonded cans. I was doing. As a result, even talc cans and welding cans that can be heated in a short time with high output are supposed to be heated over a long time with low output.
[0015]
The present invention solves such a problem and enables the adhesive can to be automatically identified. An object of the present invention is to prevent the talc can and the welded can from being heated in a short time with high output.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, in the can discriminating apparatus of the present invention, based on the magnitude of the pulsation of the input current of the high-frequency generating means for passing a high-frequency current to the induction heating coil that heats the can beverage while rotating the can beverage in the circumferential direction Therefore, it was decided to determine the adhesive can.
[0017]
Further, in the can beverage induction heating apparatus of the present invention, the can heating means for heating the can beverage with the induction heating coil while rotating the can beverage in the circumferential direction of the can, the high frequency generating means for supplying a high frequency current to the induction heating coil, Input current detection means for outputting a voltage corresponding to the input current of the high frequency generation means, and control means for controlling the output of the high frequency generation means, wherein the control means pulsates the output voltage of the input current detection means The output of the high-frequency generating means is reduced when the magnitude of becomes higher than a predetermined value.
[0018]
A can heating means for heating the can beverage with an induction heating coil while rotating the can beverage in a circumferential direction; a high frequency generation means for causing a high frequency current to flow through the induction heating coil; and a voltage corresponding to an input current of the high frequency generation means And a control means for controlling the output of the high frequency generation means, the control means when the magnitude of the pulsation of the output voltage of the input current detection means exceeds a predetermined value Therefore, the output of the high-frequency generator is stopped.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram of an induction heating control unit of the can beverage induction heating apparatus of the present invention. This circuit adds a comparator B to that of FIG. The comparator B compares the output of the input current detection unit 14 with the voltage obtained by dividing the output of the input setting unit 15, and the output level of the input setting unit 15 and the output level of the input current detection unit 14 are inverted. Based on the above, it is detected that the heating can is an adhesive can.
[0020]
FIG. 2 is a circuit diagram showing an example of an adhesive can discriminating circuit. In FIG. 2, an input current detection unit 14, an input setting unit 15, and comparators A and B correspond to those in FIG. Voltage V _D of the D point in FIG. 2, the voltage obtained by rectifying the output of the current transformer CT which detects the input current of the rectifier circuit 12 (FIG. 1), the voltage at the point A for dividing the DC power supply voltage V _CC plus Value. The comparator A compares the voltage V _D with the output set voltage V _P output from the microcomputer 17 (FIG. 1). When the voltage V _{D at the} point _D is lower than the output set voltage V _P , the output is at a high level. Then, the output of the induction heating coil 6 (FIG. 1) is increased. Thereafter, when the voltage V D at point _D rises to the output set voltage V _P , the output of the comparator A becomes low level, and the output rise of the induction heating coil 6 is stopped. In this way, the output of the induction heating coil 6 is controlled to be constant.
[0021]
The comparator B compares the voltage V _C at point C which divides the output voltage of the input setting unit 15 and the voltage V _D at point D min. Among them, how the voltage V D at the point _D changes between when the welding can or the talc can is heated and when the bonding can is heated will be described. Since the cylindrical portions of welded cans and talc cans are not electrically cut, when these cans are heated, the coupling with the induction heating coil 6 is substantially uniform over the entire circumference of the cylindrical portion of the cans. On the other hand, in the case of an adhesive can, since the bonded portion becomes an insulating layer, the connection with the induction heating coil 6 becomes worse at that portion. And in a can drink induction heating apparatus, since it heats, rotating a can at high speed for stirring, coupling | bonding with a heating coil becomes bad periodically.
[0022]
In this induction heating control unit, the output decreases when the coupling is originally deteriorated, so that the operation frequency is lowered so as to compensate for the same output, but it operates because the can is rotated at high speed. The frequency setting unit 16 (FIG. 1) cannot follow it. As a result, the output of the heating coil decreases at the location of the bonding portion, and the input level decreases accordingly, and the voltage V _{D at the} point D becomes pulsation as shown by the solid line V _D in FIG. appear. In contrast, when heating the welded can and talc cans, inductive coupling between the heating coil 6 are made substantially uniform in the entire circumference of the can, as shown by the dotted line in FIG. 3, the voltage V _D at point D Such pulsation does not appear.
[0023]
On the other hand, the voltage V C at the point _C is a ratio determined by the time constant of the circuit from 0 V at the start of heating to the voltage corresponding to the output set by the output setting voltage V _P as shown by the curve V _C in FIG. It will gradually rise.
[0024]
The comparator B compares the voltage V _{D at the} point D thus changing with the voltage V C at the point _C. Therefore, the voltage level at the point C is adjusted by setting the voltage dividing ratio of the output voltage of the input setting unit 15 to an appropriate value, and when the voltage V _D at the point _D pulsates, the voltage V _{D at the} point _D is occurs period in which the voltage V _C is inverted at the point C, when no pulsation in the voltage V _D at point D is always if as the voltage V _D at point D is greater than the voltage V _C at point C, The output from the comparator B enables discrimination between an adhesive can, a welded can, and a talc can. And since it becomes possible to discriminate between an adhesive can and a welding can or a talc can, it becomes possible to set the output of the induction heating coil 6 within a range where the adhesive portion does not peel off when the adhesive can is heated. In addition, it is possible to heat a welding can or a talc can having no bonding portion in a shorter time than before by heating at a maximum output.
[0025]
In this case, the output of the induction heating coil 6 is changed by changing the output setting voltage V _P applied from the microcomputer 17 to the comparator A. In that case, the are manner of change of the output setting voltage V _P, it can take a method as shown in FIG. 4 (b). That is, the full power output set voltage V _P1 is given from the start of heating as the output set voltage V _P to be supplied to the comparator A, and the voltage V _{C at the} point _C rises and the voltage V _D at the point D that pulsates is obtained. When it exceeds even temporarily at the time point T ₁ or exceeds a predetermined number of times, it is changed to a set value V _P2 in a range where the adhesion portion of the adhesive can does not peel. The switching is performed by the microcomputer 17 based on the adhesive can determination signal output from the comparator B when the voltage V _{C at the} point _C exceeds the voltage V _D at the point _D. As a result, the heating output of the induction heating coil 6 stops increasing, and heating at an output lower than full power is continued. The heating time in this case is extended to the time T ₃ in order to sufficiently perform the heating.
[0026]
On the other hand, after the start of heating, no pulsation occurs to a voltage V _D of the D point, if the voltage V _C at point C never exceeds the voltage V _D of the D point, the can is of welded cans or talc can Therefore, the heating is continued at full power as it is, and the heating is stopped at time T ₂ earlier than time T ₃ .
[0027]
As a method for changing the output of the induction heating coil 6, a method as shown in FIG. That is, as the output setting voltage V _P to be supplied to the comparator A, when heating is started, an output setting voltage V _P3 corresponding to a heating output intermediate between the full power and the heating output at the time of heating the adhesive can is given, and the voltage V _{C at the} point _C There went rises, when the voltage V _D of the D point pulsating exceeded even temporarily at the time T _4, or when it exceeds a predetermined number of times or more, setting the range that does not place the peeling of adhesion portion of the adhesive can Change to the value _VP2 . The switching is performed by the microcomputer 17 based on the adhesive can determination signal output from the comparator B in the same manner as described above. As a result, the heating output of the induction heating coil 6 stops increasing, and heating is continued at an output lower than full power. The heating time in this case is extended to time point T _7. In this way, since the heating output is suppressed even at the start of heating, it is possible to more reliably prevent peeling of the bonded portion of the bonding can.
[0028]
On the other hand, if the voltage V _{C at the} point _C does not exceed the voltage V _D at the point D at the predetermined time T ₅ after the start of heating, the can is regarded as a welded can or a talc can. , it was continued heating at full power, to stop the heating as early T ₆ from the time T _7.
[0029]
In the embodiment described above, the voltage V _C at the point C when the voltage level at the point C is in a steady state is set to be lower than the voltage V _D at the point D when no pulsation occurs. Conversely, the voltage V _C at the point C when the steady state is reached may be set to always exceed the voltage V _D at the point D when no pulsation occurs. In that case, it occurs pulsation in the voltage V _D of the D point, makes a decision as to bond the can on the basis of the voltage V _D of the D point exceeds the voltage V _C at point C.
[0030]
In the above embodiment, when it is determined as an adhesive can, the heating output is kept low and the heating is continued. However, like a carbonated beverage can, an adhesive can that may burst when heated is mistaken. When there is a possibility of being mixed, heating may be stopped when it is determined as an adhesive can.
[0031]
Moreover, in the said embodiment, discrimination | determination of an adhesion | attachment can is based on the output voltage of the input current detection part 14 having become below the voltage which divided the frequency setting voltage output from the input setting part 15 by predetermined | prescribed voltage dividing ratio. However, it is also possible to determine the adhesive can based on the fact that the output voltage of the input current detection unit 14 is equal to or lower than a preset reference voltage. However, in that case, since the output voltage of the input current detection unit 14 changes according to the size of the can to be heated, it is necessary to change a preset reference voltage according to the size of the can.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the can discriminating apparatus and can beverage induction heating apparatus of the present invention, the adhesive can can be automatically discriminated, and when the adhesive can is heated, it is heated for a long time with a low output. Since the heating is stopped or the heating is stopped, the peeling of the bonded portion can be prevented. On the other hand, in the case of a talc can or a welded can, heating can be completed in a short time by heating at a high output.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an induction heating control unit of a can beverage induction heating apparatus according to the present invention. FIG. 2 is a circuit diagram showing an example of an adhesive can discrimination circuit. FIG. 3 is a diagram showing a change in input voltage of a comparator B. FIG. 4 is a diagram showing temporal changes in heating output and output setting voltage. FIG. 5 is a diagram showing the inside of a vending machine incorporating a can beverage induction heating device. FIG. 6 is a block diagram of a conventional can beverage induction heating device. [Fig. 7] Switching operation explanatory diagram [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vending machine 2 Rack 3 Chute 4 Induction heating part 5 Can 6 Induction heating coil 7 Induction heating control part 8 Product outlet 9 Product inlet 10 Product display label 11 AC power supply 12 Rectifier circuit 13 Drive circuit 14 Input current detection part 15 Input setting unit 16 Operating frequency setting unit 17 Microcomputer

Claims

缶飲料を缶の円周方向に回転させながら加熱する誘導加熱コイルに高周波電流を流す高周波発生手段の入力電流の脈動の大きさに基づいて接着缶の判別を行うことを特徴とする缶判別装置。A can discriminating apparatus for discriminating an adhesive can based on the magnitude of pulsation of an input current of a high-frequency generating means for supplying a high-frequency current to an induction heating coil that heats the can beverage while rotating it in the circumferential direction of the can. .

缶飲料を缶の円周方向に回転させながら誘導加熱コイルで加熱する缶加熱手段と、前記誘導加熱コイルに高周波電流を流す高周波発生手段と、該高周波発生手段の入力電流に対応した電圧を出力する入力電流検出手段と、前記高周波発生手段の出力を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記入力電流検出手段の出力電圧の脈動の大きさが所定以上になったとき、前記高周波発生手段の出力を低下させることを特徴とする缶飲料誘導加熱装置。Can heating means for heating a can beverage with an induction heating coil while rotating the can in the circumferential direction of the can, high frequency generation means for supplying a high frequency current to the induction heating coil, and a voltage corresponding to the input current of the high frequency generation means is output. Input current detecting means for controlling, and control means for controlling the output of the high frequency generating means,
The can beverage induction heating apparatus characterized in that the control means reduces the output of the high frequency generation means when the magnitude of the pulsation of the output voltage of the input current detection means exceeds a predetermined value.

缶飲料を缶の円周方向に回転させながら誘導加熱コイルで加熱する缶加熱手段と、前記誘導加熱コイルに高周波電流を流す高周波発生手段と、該高周波発生手段の入力電流に対応した電圧を出力する入力電流検出手段と、前記高周波発生手段の出力を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記入力電流検出手段の出力電圧の脈動の大きさが所定以上になったとき、前記高周波発生手段の出力を停止させることを特徴とする缶飲料誘導加熱装置。Can heating means for heating a can beverage with an induction heating coil while rotating the can in the circumferential direction of the can, high frequency generation means for supplying a high frequency current to the induction heating coil, and a voltage corresponding to the input current of the high frequency generation means is output. Input current detecting means for controlling, and control means for controlling the output of the high frequency generating means,
The can beverage induction heating apparatus characterized in that the control means stops the output of the high frequency generation means when the magnitude of the pulsation of the output voltage of the input current detection means exceeds a predetermined value.