JP3653033B2 - 通信システムおよび中継ノードおよび変換名前解決サーバおよび中継方法およびプログラム - Google Patents

通信システムおよび中継ノードおよび変換名前解決サーバおよび中継方法およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なるプライベートネットワークの通信ノード間の通信データをパブリックネットワークを介して中継する技術に関する。特に、異なるプライベートネットワーク間でプライベートアドレス系列が重複する等の理由により、異なるプライベートネットワーク間で相互にプライベートアドレスが重複する場合のアドレス問題解決技術に関する。本明細書で通信データとは認証、接続、通信その他に用いるデータ全般をいう。また、仮想的なプライベートアドレスに対して単にプライベートアドレスという記述は実プライベートアドレスを意味する。
【0002】
【従来の技術】
プライベートアドレスを用いるプライベートネットワークでは、このプライベートネットワークに属する複数の通信ノード間で前記プライベートアドレスを用いた通信データの送受信が行われている。
【0003】
一方、パブリックアドレスを用いるパブリックネットワークでは、このパブリックネットワークに属する複数の通信ノード間で前記パブリックアドレスを用いた通信データの送受信が行われている。
【0004】
また、異なるプライベートネットワークに属する通信ノード間で、パブリックネットワークを介して通信データの送受信を行う場合には、各プライベートネットワークとパブリックネットワークとを接続するゲートウェイ装置が用いられる。すなわち、発側の通信ノードのプライベートネットワークに属するゲートウェイ装置と、着側の通信ノードのプライベートネットワークに属するゲートウェイ装置とがパブリックネットワークを介して通信データの中継を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
各プライベートネットワークでは、自己のプライベートネットワーク内で用いるプライベートアドレスについては、各プライベートネットワークで自律的に設定される。すなわち、他のプライベートネットワークでのプライベートアドレスの決め方を参照し、他と重複しないように自己のプライベートアドレスを設定するといったことは行われていない。
【0006】
したがって、異なるプライベートアドレスの通信ノード間の通信データを中継しようとする場合に、この異なるプライベートネットワーク内におけるプライベートアドレスが重複する場合があり、このような場合には、いずれのアドレスが発側であり、いずれのアドレスが着側であるかといった識別が困難になるため、通信データを中継することができない事態が発生する。
【0007】
例えば、発側となる通信ノードのプライベートアドレスと、着側となる通信ノードのプライベートアドレスとが重複している場合には、発側となる通信ノードでは、宛先が自プライベートネットワークとは異なる他のプライベートネットワークに属する通信ノードであることを明記して中継ノードに通信データを転送するといった複雑な手順が必要になり、発側となる通信ノードのユーザに対して設定に要する手間あるいはハードウェアの増設費用等の多くの負担を要求する結果となり、ユーザに対するサービス品質の向上の観点からは望ましくない。
【0008】
本発明は、このような背景に行われたものであって、異なるプライベートネットワーク間でプライベートアドレス系列が重複する場合でもユーザに負担を要求することなく、通信データの中継を行うことができる通信システムおよび中継ノードおよび変換中継ノードおよび変換名前解決サーバおよび中継方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通信データの送受信を行おうとする異なるプライベートネットワークの通信ノードにそれぞれ付与されたプライベートアドレス系列が重複する場合には、着側のプライベートネットワークのプライベートアドレス系列を異なる系列に変換して通信データの中継に用いることを特徴とする。この際に、本発明では、変換用の中継ノードによって対応し、パブリックネットワークおよび通信ノードには、アドレス系列変換のための機能を必要としないことを特徴とする。したがって、既存のパブリックネットワークあるいは通信ノードについては、改造を行う必要がなく、変換用の中継ノードの追加だけで対応することができる。
【0010】
すなわち、本発明の第一の観点は、プライベートアドレスを用いるプライベートネットワークと、パブリックアドレスを用いるパブリックネットワークとを備え、前記プライベートネットワークは、プライベートアドレスに基づき前記プライベートネットワーク内で相互に接続通信する通信ノードおよび中継ノードを含み、この中継ノードは、前記パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の前記中継ノードと相互に接続通信する手段を備え、異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれの前記プライベートネットワークに備えられた前記中継ノード同士と前記パブリックネットワークとを介して中継される通信システムである。
【0011】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記中継ノードの少なくとも一つは、着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を備え、発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードは、自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定する手段と、この判定する手段の判定結果が重複有りを示すときには前記中継ノードの中から前記変換する手段を備えた変換中継ノードを選択する手段とを備えたところにある。
【0012】
さらに、前記変換中継ノードは着側となる前記プライベートネットワークに設けられた場合には、発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信する手段とを備えることが望ましい。
【0013】
また、前記変換中継ノードは発側となる前記プライベートネットワークに設けられた場合には、発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信する手段とを備えることが望ましい。
【0014】
前記変換する手段は、実プライベートアドレスに対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれたアドレス変換テーブルと、前記仮想的なプライベートアドレスを前記アドレス変換テーブルに基づき前記実プライベートアドレスに変換するアドレス変換手段とを備えることにより実現することができる。
【0015】
また、発側の前記通信ノードが着側の前記通信ノードとの通信を行うのに先立って、着側の前記通信ノードの名前解決を行っておく必要がある。したがって、名前解決を行う機能を通信システム内に設けておくことが望ましい。
【0016】
例えば、発側となる前記通信ノードは、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルを備えることもできる。
【0017】
この例では、発側のプライベートネットワーク内で、自己に前記変換名前解決テーブルが備えられている通信ノードであれば、自己が発側となる前記通信ノードの立場になったときには自分自身で名前解決を行うことができる。また、自己に前記変換名前解決テーブルが備えられていない通信ノードであっても、自己が発側となる前記通信ノードの立場になったときには自己が属するプライベートネットワーク内の他通信ノードに対して前記名前解決要求を送信して名前解決を行うことができる。これにより、名前解決に要する通信時間が短くてよい利点がある。
【0018】
あるいは、前記変換中継ノードは、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段とを備えることもできる。
【0019】
この例では、前記変換中継ノードが名前解決機能までも備えており、既存のネットワークに前記変換中継ノードを増設することより、名前解決機能までも同時に増設することができ、増設に要する経費および手間を削減できる利点がある。
【0020】
あるいは、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段とを備えた変換名前解決サーバが設けられ、前記変換中継ノードは、発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの前記名前解決要求を受け付ける手段と、この受け付ける手段により受け付けた前記名前解決要求を前記変換名前解決サーバに転送する手段と、前記変換名前解決サーバから前記名前解決要求に対する回答を取得する手段と、この取得する手段により取得した前記回答を発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードに転送する手段とを備えることもできる。
【0021】
この例では、前記変換名前解決サーバのみを保守管理することにより、前記変換名前解決テーブルの更新作業を行うことができるため、前記変換名前解決テーブルの更新作業効率が良い利点がある。
【0022】
あるいは、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段とを備えた変換名前解決サーバが設けられ、前記変換中継ノードは、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決サーバのプライベートアドレスあるいは仮想的なプライベートアドレスを通知する手段を備え、前記応答する手段は、発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの前記名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを回答する手段を備えることもできる。
【0023】
この例では、前記変換名前解決サーバのみを保守管理することにより、前記変換名前解決テーブルの更新作業を行うことができるため、前記変換名前解決テーブルの更新作業効率が良い利点がある。また、名前解決を前記変換名前解決サーバが単独で行えるため、他ノードの負担を軽減できる利点がある。
【0024】
本発明の第二の観点は、プライベートアドレスに基づきプライベートネットワーク内で相互に接続通信する手段と、パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する手段と、異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データを前記パブリックネットワークを介して中継する手段とを備えた中継ノードである。
【0025】
ここで、本発明の特徴とするところは、自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定する手段と、この判定する手段の判定結果が重複有りを示すときには他の前記中継ノードの中から着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を備えた変換中継ノードを選択する手段とを備えたところにある。
【0026】
本発明の第三の観点は、着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を備えたことを特徴とする変換中継ノードである。
【0027】
この変換中継ノードは、着側となる前記プライベートネットワークに設けられた場合には、発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信する手段とを備えることが望ましい。
【0028】
あるいは、前記変換中継ノードは、発側となる前記プライベートネットワークに設けられた場合には、発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信する手段とを備えることが望ましい。
【0029】
本発明の第四の観点は、異なるプライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれの前記プライベートネットワークに備えられた中継ノード同士とパブリックネットワークとを介して中継される通信システムに設けられ、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、着側となる前記通信ノード名を含む名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段とを備えたことを特徴とする変換名前解決サーバである。
【0030】
本発明の第五の観点は、異なるプライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれのプライベートネットワークに備えられた中継ノード同士とパブリックネットワークとを介して中継される中継方法である。
【0031】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記中継ノードの少なくとも一つに、着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を設けておき、発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードにより、自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定し、この判定結果が重複有りを示すときには前記中継ノードの中から前記変換する手段を備えた変換中継ノードを選択するところにある。
【0032】
さらに、前記変換中継ノードが着側となる前記プライベートネットワークに設けられている場合には、前記変換中継ノードにより、発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信し、発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信することが望ましい。
【0033】
あるいは、前記変換中継ノードが発側となる前記プライベートネットワークに設けられている場合には、前記変換中継ノードにより、発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信し、前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信することが望ましい。
【0034】
本発明の第六の観点はプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、プライベートアドレスに基づきプライベートネットワーク内で相互に接続通信する機能と、パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する機能と、異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データを前記パブリックネットワークを介して中継する機能と、自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定する機能と、この判定する機能の判定結果が重複有りを示すときには他の前記中継ノードの中から着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する機能を備えた変換中継ノードを選択する機能とを備えた中継ノードに相応する機能を実現させるところにある。
【0035】
あるいは、本発明のプログラムの特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、プライベートアドレスに基づきプライベートネットワーク内で相互に接続通信する機能と、パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する機能と、異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データを前記パブリックネットワークを介して中継する機能と、着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する機能とを備えた変換中継ノードに相応する機能を実現させるところにある。
【0036】
あるいは、本発明のプログラムの特徴とするところは、着側となる前記プライベートネットワークに設けられ、発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する機能と、発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する機能により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信する機能とを備えた前記変換中継ノードに相応する機能を実現させるところにある。
【0037】
あるいは、本発明のプログラムの特徴とするところは、発側となる前記プライベートネットワークに設けられ、発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する機能と、前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する機能により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信する機能とを備えた前記変換中継ノードに相応する機能を実現させるところにある。
【0038】
あるいは、本発明のプログラムの特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、異なるプライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれの前記プライベートネットワークに備えられた中継ノード同士とパブリックネットワークとを介して中継される通信システムに設けられた変換名前解決サーバに相応する機能として、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルに相応する機能と、着側となる前記通信ノード名を含む名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに相応する機能に基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する機能とを実現させるところにある。
【0039】
本発明のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0040】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置により、異なるプライベートネットワーク間でプライベートアドレス系列が重複する場合でもユーザに負担を要求することなく、通信データの中継を行うことができる通信システムを実現することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の通信システムを図1ないし図3を参照して説明する。図1は本発明第一実施例の異なるプライベートアドレス系列を有する異なるプライベートネットワーク間における通信データの中継手順を説明するための図である。図2および図3はそれぞれは本発明二および第三実施例の同一のプライベートアドレス系列を有する異なるプライベートネットワーク間における通信データの中継手順を説明するための図である。
【0042】
本発明は、図1ないし図3に示すように、プライベートアドレスを用いるプライベートネットワークP1およびP2と、パブリックアドレスを用いるパブリックネットワークPAとを備え、プライベートネットワークP1およびP2は、プライベートアドレスに基づきプライベートネットワークP1およびP2内で相互に接続通信する通信ノード1および2および中継ノードとしてのゲートウェイ装置11および12および変換ゲートウェイ装置13および名前解決サーバ14および変換名前解決サーバ15を含み、このゲートウェイ装置11および12および変換ゲートウェイ装置13は、パブリックネットワークPA内でパブリックアドレスに基づき他中継ノードと相互に接続通信し、異なるプライベートネットワークP1およびP2内の通信ノード1および2間の通信データは、それぞれのプライベートネットワークP1およびP2に備えられたゲートウェイ装置11および12または変換ゲートウェイ装置13同士とパブリックネットワークPAとを介して中継される通信システムである。
【0043】
ここで、本発明の特徴とするところは、変換ゲートウェイ装置13は、着側となるプライベートネットワークP2内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換し、発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11は、自プライベートネットワークP1内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となるプライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定し、この判定結果が重複有りを示すときにはゲートウェイ装置11または12または変換ゲートウェイ装置13の内から変換中継ノードである変換ゲートウェイ装置13を選択するところにある。
【0044】
第二実施例では、図2に示すように、変換ゲートウェイ装置13は着側のプライベートネットワークP2に設けられており、ゲートウェイ装置11との間で着側となる通信ノード2に付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信し、ゲートウェイ装置11により中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる通信ノード2の実プライベートアドレスに変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる通信ノード2との間で前記通信データを送受信することを特徴とする。
【0045】
第二実施例は、ゲートウェイ装置11がプライベートネットワークP1のプライベートアドレス系列とプライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定し、その判定結果が重複有りを示すので、ゲートウェイ装置11が変換ゲートウェイ装置13を選択する実施例であるが、これら重複の有無の判定および変換ゲートウェイ装置13の選択を通信ノード1が行うこともできる。
【0046】
また、第三実施例では、変換ゲートウェイ装置13は発側のプライベートネットワークP1に設けられており、発側となる通信ノード1との間で着側となる通信ノード2に付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信し、前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる通信ノード2の実プライベートアドレスに変換してこの実プライベートアドレスに基づきゲートウェイ装置12との間で前記通信データを送受信する。
【0047】
変換ゲートウェイ装置13は、実プライベートアドレスに対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれたアドレス変換テーブル(図示せず)を備え、前記仮想的なプライベートアドレスを前記アドレス変換テーブルに基づき前記実プライベートアドレスに変換する。
【0048】
また、発側の通信ノード1が着側の通信ノード2との通信を行うのに先立って、着側の通信ノード2の名前解決を行っておく必要がある。したがって、名前解決を行う機能を通信システム内に設けておくことが必要になる。
【0049】
名前解決を行う機能の実施例(その1)としては、発側となる通信ノード1は、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルTを備える。
【0050】
この実施例(その1)では、発側のプライベートネットワーク内で、自己に変換名前解決テーブルTが備えられている通信ノードであれば、自己が発側となる通信ノード1の立場になったときには自分自身で名前解決を行うことができる。また、自己に変換名前解決テーブルTが備えられていない通信ノードであっても、自己が発側となる通信ノード1の立場になったときには自己が属するプライベートネットワーク内の他通信ノードに対して前記名前解決要求を送信して名前解決を行うことができる。これにより、名前解決に要する通信時間が短くてよい利点がある。
【0051】
名前解決を行う機能の実施例(その2)では、変換ゲートウェイ装置13は、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルTを備え、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11からの名前解決要求に対して変換名前解決テーブルTに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する。
【0052】
この実施例(その2)では、変換ゲートウェイ装置13が名前解決機能までも備えており、既存のネットワークに変換ゲートウェイ装置13を増設することより、名前解決機能までも同時に増設することができ、増設に要する経費および手間を削減できる利点がある。
【0053】
名前解決を行う機能の実施例(その3)では、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルTを備え、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11からの名前解決要求に対して変換名前解決テーブルTに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する変換名前解決サーバ15が設けられ、変換ゲートウェイ装置13は、発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11からの前記名前解決要求を受け付け、この受け付けた前記名前解決要求を変換名前解決サーバ15に転送し、変換名前解決サーバ15から前記名前解決要求に対する回答を取得すると、この取得した前記回答を発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11に転送する。
【0054】
この実施例(その3)では、変換名前解決サーバ15のみを保守管理することにより、変換名前解決テーブルTの更新作業を行うことができるため、変換名前解決テーブルTの更新作業効率が良い利点がある。
【0055】
名前解決を行う機能の実施例(その4)では、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルTを備え、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11からの名前解決要求に対して変換名前解決テーブルTに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する変換名前解決サーバ15が設けられ、変換ゲートウェイ装置13は、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11からの名前解決要求に対して変換名前解決サーバ15のプライベートアドレスあるいは仮想的なプライベートアドレスを通知し、変換名前解決サーバ15は、発側となる通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11からの前記名前解決要求に対して変換名前解決テーブルTに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを回答する。
【0056】
この実施例(その4)では、変換名前解決サーバ15のみを保守管理することにより、変換名前解決テーブルTの更新作業を行うことができるため、変換名前解決テーブルTの更新作業効率が良い利点がある。また、名前解決を変換名前解決サーバ15が単独で行えるため、他ノードの負担を軽減できる利点がある。
【0057】
以下に示す第一ないし第五実施例では、最も説明に適すると思われる構成として、図1ないし図3に示すように、前述した名前解決を行う機能の実施例(その3)の構成を採用して説明を行うが、名前解決を行う機能の実施例(その1)、(その2)、(その4)の構成を採用した場合についても名前解決を行う機能の設置場所が変更される以外は同様に説明することができる。
【0058】
さらに、第一実施例で説明するプライベートネットワークP1のプライベートアドレス系列とプライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列とが異なり重複が無い場合に用いられる名前解決を行う機能についても前述した名前解決を行う機能の実施例(その1)〜(その4)と同様に説明することができる。ただし、この場合には、名前解決を行う機能の実施例(その3)、(その4)に用いられるノードは、変換ゲートウェイ装置13および変換名前解決サーバ15の代わりにゲートウェイ装置12および名前解決サーバ14である。
【0059】
なお、通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11が着側の通信ノード2のプライベートネットワークP2内で用いられるプライベートアドレス系列と自己が属するプライベートネットワークP1内で用いられるプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定するためには、通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11がプライベートネットワークP2におけるプライベートアドレス系列情報を取得する必要があるが、その実施例としては、通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11が各プライベートネットワークにおけるプライベートアドレス系列情報が記録されたテーブルをあらかじめ保持しており、このテーブルを検索することによりプライベートネットワークP2におけるプライベートアドレス系列情報を取得することができる。あるいは、ゲートウェイ装置12が通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11からの問い合わせに対してプライベートネットワークP2におけるプライベートアドレス系列情報を通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11に通知することにより取得することができる。
【0060】
(第一実施例)
本発明第一実施例の通信システムの動作を図1を参照して説明する。第一実施例では、通信ノード1と通信ノード2とが異なるプライベートアドレス系列の場合の中継手順を説明する。通信ノード1が通信ノード2と相互の認証、接続、通信を行う場合には、まず、自ゲートウェイ装置11と認証、接続、通信を行い、次に自ゲートウェイ装置11は対向側のゲートウェイ装置12または変換ゲートウェイ装置13と認証、接続、通信を行う。
【0061】
このとき、ゲートウェイ装置11では自プライベートアドレス系列と通信相手のプライベートアドレス系列とを比較して対向側のゲートウェイ装置12または変換ゲートウェイ装置13を選択する。第一実施例では、通信ノード1と通信ノード2とが異なるプライベートアドレス系列の場合なので、ゲートウェイ装置11は、対向側の中継ノードとしてゲートウェイ装置12を選択して決定する。次に通信ノード1から名前解決サーバ14にホスト名(node)に対するプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)の解決を行う。なお、通信ノード1が自プライベートアドレス系列と通信相手のプライベートアドレス系列とを比較してゲートウェイ装置11の対向側としてゲートウェイ装置12を選択してもよい。これにより、通信ノード1からプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)と通信することにより通信ノード2と認証、接続、通信することができる。
【0062】
すなわち、(1)通信ノード1が通信ノード2と接続を行う場合には、(2)通信ノード1は、プライベートネットワークP1のゲートウェイ装置11に接続する。(3)ゲートウェイ装置11では、相手のプライベートアドレス系列と自己プライベートアドレス系列とを比較する。第一実施例の場合には、プライベートネットワークP1のプライベートアドレス系列が系列Bであり、プライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列が系列Aであるので、プライベートネットワークP2における仮想的なプライベートアドレスを用いる必要がないため、対向側の中継ノードとしてアドレス変換機能を持たないゲートウェイ装置12を選択して決定する。(4)ゲートウェイ装置11とゲートウェイ装置12との間で相互の認証および接続が行われる。(5)nodeの名前解決を行うために通信ノード1は名前解決サーバ14のプライベートアドレスであるIPアドレス:PA3宛に通信データを送信する。(6)ゲートウェイ装置12では、PB1→PA10として発アドレス変換する。(7)ゲートウェイ装置12は、nodeの名前解決を行うために名前解決サーバ14のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA3)宛に通信ノード1からの通信データを中継する。(8)名前解決サーバ14では、名前解決テーブルを検索し、(9)ゲートウェイ装置12を介して通信ノード1に通信ノード2のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)を通知する。(10)通信ノード1では、通知されたプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)宛に接続を行う。(11)ゲートウェイ装置12では、PB1→PA10として発アドレス変換する。(12)ゲートウェイ装置12は、プライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)宛に接続を行う。(13)これにより通信ノード1と通信ノード2との間でゲートウェイ装置11およびパブリックネットワークPAおよびゲートウェイ装置12を中継して相互の認証および接続が実行される。
【0063】
なお、説明をわかりやすくするために、図1には、通信ノード2から通信ノード1に向かう通信については詳細な記載は行っていないが、簡単に説明すると、通信ノード2で、ゲートウェイ装置12から転送された通信ノード1からの通信データに対する応答を行う場合には、発アドレスを通信ノード2のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)とし、着アドレスをゲートウェイ装置12のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA10)として応答を行う。ゲートウェイ装置12では、通信ノード2からの通信データを受け取ると、着アドレスを通信ノード1のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PB1)に変換してゲートウェイ装置11にパブリックネットワークPAを介して転送し、ゲートウェイ装置11では、通信ノード1にこの通信データを転送する。
【0064】
また、ゲートウェイ装置11とゲートウェイ装置12との間は、通信データのカプセル化が行われて転送される。したがって、ゲートウェイ装置11とゲートウェイ装置12との間は、前述した通信データを内包するパケットがパブリックネットワークPAのパブリックアドレスであるIPアドレス(IP:G1およびG2)を用いて転送される。
【0065】
(第二実施例)
本発明第二実施例の通信システムの動作を図2を参照して説明する。第二実施例では、通信ノード1と通信ノード2とが同一のプライベートアドレス系列の場合の中継手順を説明する。また、第二実施例では、変換ゲートウェイ装置13が着側のプライベートネットワークP2に設けられている。
【0066】
通信ノード1が通信ノード2と相互の認証、接続、通信を行う場合には、まず、プライベートネットワークP1のゲートウェイ装置11と認証、接続、通信を行い、次に、ゲートウェイ装置11は対向側のゲートウェイ装置12または変換ゲートウェイ装置13と認証、接続、通信を行う。このときに、ゲートウェイ装置11は、自プライベートアドレス系列と通信相手のプライベートアドレス系列とを比較する。第二実施例では、プライベートネットワークP1のプライベートアドレス系列が系列Aであり、プライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列が系列Aであるので、二つのプライベートネットワークP1およびP2でプライベートアドレス系列が同一であるため、プライベートネットワークP2における仮想的なプライベートアドレスを用いる必要があり、ゲートウェイ装置11は対向側の中継ノードとして変換ゲートウェイ装置13を選択して決定する。なお、通信ノード1が自プライベートアドレス系列と通信相手のプライベートアドレス系列とを比較してゲートウェイ装置11の対向側として変換ゲートウェイ装置13を選択してもよい。
【0067】
次に、通信ノード1から変換名前解決サーバ15にホスト名(node)に対する仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)の解決を行う。通信ノード1は変換名前解決サーバ15の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)を知っており、通信ノード1は、発アドレスを自己のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)とし、着アドレスを変換名前解決サーバ15の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)としてゲーウェイ装置11に送信する。変換ゲートウェイ装置13では、通信ノード1からゲートウェイ装置11を中継して到着した通信データの発アドレスを変換ゲートウェイ装置13でアサインしたプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA4)にアドレス変換し、着アドレスを定められた方式もしくは自ら保持するアドレス変換テーブルにしたがって仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)から実プライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA2)に変換する。このとき、通信ノード1からは変換名前解決サーバ15はプライベートアドレス系列Bに属する仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)に見えるが、変換ゲートウェイ装置13と変換名前解決サーバ15との間はプライベートアドレス系列Aに属するプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA2)で通信する。
【0068】
通信ノード1では、変換名前解決サーバ15からもらった通信ノード2の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)宛に変換ゲートウェイ装置13経由で認証、接続、通信を行うと、変換ゲートウェイ装置13では、発アドレスを変換ゲートウェイ装置13でアサインしたプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA4)に発アドレス変換し、着アドレスを定められた方式もしくは自ら保持するアドレス変換テーブルにしたがって仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)から実プライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)に変換する。このとき、通信ノード1からは通信ノード2はプライベートアドレス系列Bに属する仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)に見えるが、変換ゲートウェイ装置13と通信ノード2との間はプライベートアドレス系列Aに属するプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)で通信する。これにより通信ノード1と通信ノード2との間で認証、接続、通信することができる。
【0069】
これを従来の技術と比較すると、通信ノード1では、プライベートネットワークP1とP2とが同じプライベートアドレス系列であり、また、通信ノード1と通信ノード2とが同じプライベートアドレスを有することに全く配慮する必要がなく、通信ノード1は、プライベートネットワークP1とP2とがあたかも異なるプライベートアドレス系列であるかのように通信を行うことができる。
【0070】
すなわち、(1)通信ノード1が通信ノード2と接続を行う場合には、(2)通信ノード1は、プライベートネットワークP1のゲートウェイ装置11に接続する。(3)ゲートウェイ装置11では、相手のプライベートアドレス系列と自己プライベートアドレス系列とを比較して第二実施例の場合には対向側の中継ノードとして変換ゲートウェイ装置13を選択して決定する。(4)ゲートウェイ装置11と変換ゲートウェイ装置13との間で相互の認証および接続が行われる。(5)nodeの名前解決を行うために通信ノード1は変換名前解決サーバ15のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA2)宛に通信データを送信する。(6)変換ゲートウェイ装置13では、PA1→PA4として発アドレス変換し、PB2→PA2として着アドレス変換する。(7)変換ゲートウェイ装置13は、nodeの名前解決を行うために変換名前解決サーバ15のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA2)宛に通信ノード1からの通信データを中継する。(8)変換名前解決サーバ15では、変換名前解決テーブルTを検索し、(9)変換ゲートウェイ装置13を介して通信ノード1に通信ノード2の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)を通知する。(10)通信ノード1では、通知された仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)宛に接続を行う。(11)変換ゲートウェイ装置13では、PA1→PA4として発アドレス変換し、PB1→PA1として着アドレス変換する。(12)変換ゲートウェイ装置13は、プライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA4)宛に接続を行う。(13)これにより通信ノード1と通信ノード2との間でゲートウェイ装置11およびパブリックネットワークPAおよび変換ゲートウェイ装置13を中継して相互の認証および接続が実行される。
【0071】
なお、図2では、説明をわかりやすくするために、通信ノード2から通信ノード1に向かう通信については詳細に記載していないが、簡単に説明すると、通信ノード2は通信ノード1から受信した通信データに対して応答する場合には、変換ゲートウェイ装置13のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA4)に対して応答する通信データを転送する。変換ゲートウェイ装置13では、この通信データが通信ノード2から通信ノード1に対する応答であることを認識しているので、発アドレスを通信ノード2の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)に変換してゲートウェイ装置11を介して通信ノード1に送信する。これにより通信ノード1では、仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)により通信ノード2と通信を行うことができる。
【0072】
また、ゲートウェイ装置11と変換ゲートウェイ装置13との間は、通信データのカプセル化が行われて転送される。したがって、ゲートウェイ装置11と変換ゲートウェイ装置13との間は、前述した通信データを内包するパケットがパブリックネットワークPAのパブリックアドレスであるIPアドレス(IP:G1およびG2)を用いて転送される。
【0073】
(第三実施例)
本発明第三実施例の通信システムの動作を図3を参照して説明する。第三実施例では、通信ノード1と通信ノード2とが同一のプライベートアドレス系列の場合の中継手順を説明する。また、第三実施例では、変換ゲートウェイ装置13は発側のプライベートネットワークP1に設けられている。
【0074】
通信ノード1が通信ノード2と相互の認証、接続、通信を行う場合には、まず、ゲートウェイ装置11または変換ゲートウェイ装置13と認証、接続、通信を行い、次に、ゲートウェイ装置11または変換ゲートウェイ装置13は対向側のゲートウェイ装置12と認証、接続、通信を行う。このときに、通信ノード1は、自プライベートアドレス系列と通信相手のプライベートアドレス系列とを比較してゲートウェイ装置11または変換ゲートウェイ装置13を選択する。第三実施例では、プライベートネットワークP1とP2とが同一のプライベートアドレス系列なので、通信ノード1は中継ノードとして変換ゲートウェイ装置13を選択して決定する。
【0075】
次に、通信ノード1から変換名前解決サーバ15にホスト名(node)に対する仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)の解決を行う。通信ノード1は変換名前解決サーバ15の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)を知っており、通信ノード1は、発アドレスを自己のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)とし、着アドレスを変換名前解決サーバ15の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)として変換ゲーウェイ装置13に送信する。変換ゲートウェイ装置13では、着アドレスを定められた方式もしくは自ら保持するアドレス変換テーブルにしたがって仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)から実プライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA2)に変換する。また、ゲートウェイ装置12では、発アドレスをゲートウェイ装置12でアサインしたプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA10)にアドレス変換する。このとき、通信ノード1からは変換名前解決サーバ15はプライベートアドレス系列Bに属する仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)に見えるが、変換ゲートウェイ装置13、ゲートウェイ装置12と変換名前解決サーバ15との間はプライベートアドレス系列Aに属するプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA2)で通信する。
【0076】
通信ノード1では、変換名前解決サーバ15からもらった通信ノード2の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)宛に変換ゲートウェイ装置13経由で認証、接続、通信を行うと、変換ゲートウェイ装置13では、着アドレスを定められた方式もしくは自ら保持するアドレス変換テーブルにしたがって仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)から実プライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)に変換する。ゲートウェイ装置12では、発アドレスをゲートウェイ装置12でアサインしたプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA10)に発アドレス変換する。このとき、通信ノード1からは通信ノード2はプライベートアドレス系列Bに属する仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)に見えるが、変換ゲートウェイ装置13、ゲートウェイ装置12と通信ノード2との間はプライベートアドレス系列Aに属するプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)で通信する。これにより通信ノード1と通信ノード2との間で認証、接続、通信することができる。
【0077】
これを従来の技術と比較すると、通信ノード1では、プライベートネットワークP1とP2とが同じプライベートアドレス系列であり、また、通信ノード1と通信ノード2とが同じプライベートアドレスを有することに全く配慮する必要がなく、通信ノード1は、プライベートネットワークP1とP2とがあたかも異なるプライベートアドレス系列であるかのように通信を行うことができる。
【0078】
すなわち、(1)通信ノード1が通信ノード2と接続を行う場合には、(2)通信ノード1は変換ゲートウェイ装置13に接続する。(3)このとき通信ノード1では、プライベートネットワークP1のプライベートアドレス系列とプライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列とを比較し、その比較結果によりプライベートネットワークP1およびP2のプライベートアドレス系列が同一であることから中継ノードとしてゲートウェイ装置11ではなく変換ゲートウェイ装置13を選択して決定する。(4)変換ゲートウェイ装置13とゲートウェイ装置12との間で相互の認証および接続が行われる。(5)nodeの名前解決を行うために通信ノード1は変換名前解決サーバ15の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB2)宛に通信データを送信する。(6)変換ゲートウェイ装置13では、PB2→PA2として着アドレス変換し、ゲートウェイ装置12では、PA1→PA10として発アドレス変換する。(7)ゲートウェイ装置12は、nodeの名前解決を行うために変換名前解決サーバ15のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA2)宛に通信ノード1からの通信データを中継する。(8)変換名前解決サーバ15では、変換名前解決テーブルTを検索し、(9)ゲートウェイ装置12、変換ゲートウェイ装置13を介して通信ノード1に通信ノード2の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)を通知する。(10)通信ノード1では、通知された仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)宛に接続を行う。(11)変換ゲートウェイ装置13ではPB1→PA1として着アドレス変換し、ゲートウェイ装置12では、PA1→PA10として発アドレス変換する。(12)ゲートウェイ装置12は、プライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA1)宛に接続を行う。(13)これにより通信ノード1と通信ノード2との間でゲートウェイ装置12およびパブリックネットワークPAおよび変換ゲートウェイ装置13を中継して相互の認証および接続が実行される。
【0079】
なお、図3では、説明をわかりやすくするために、通信ノード2から通信ノード1に向かう通信については詳細に記載していないが、簡単に説明すると、通信ノード2は通信ノード1から受信した通信データに対して応答する場合には、ゲートウェイ装置12のプライベートアドレスであるIPアドレス(IP:PA10)に対して応答する通信データを転送する。ゲートウェイ装置12では、この通信データを変換ゲートウェイ装置13に転送する。変換ゲートウェイ装置13では、この通信データが通信ノード2から通信ノード1に対する応答であることを認識しているので、発アドレスを通信ノード2の仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)に変換して通信ノード1に送信する。これにより通信ノード1では、仮想的なプライベートアドレスであるIPアドレス(仮想IP:PB1)により通信ノード2と通信を行うことができる。
【0080】
また、変換ゲートウェイ装置13とゲートウェイ装置12との間は、通信データのカプセル化が行われて転送される。したがって、変換ゲートウェイ装置13とゲートウェイ装置12との間は、前述した通信データを内包するパケットがパブリックネットワークPAのパブリックアドレスであるIPアドレス(IP:G2およびG3)を用いて転送される。
【0081】
(第四実施例)
第一実施例では、プライベートネットワークP1のプライベートアドレス系列が系列Aであり、プライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列が系列Bであるためにアドレス変換が不要であり、通信ノード1←→ゲートウェイ装置11←→ゲートウェイ装置12←→通信ノード2による中継を行う例を示した。
【0082】
また、第二実施例では、プライベートネットワークP1およびP2のプライベートアドレス系列が共に系列Aであり、アドレス変換が必要であり、通信ノード1←→ゲートウェイ装置11←→変換ゲートウェイ装置13←→通信ノード2による中継を行う例を示した。
【0083】
また、第三実施例では、プライベートネットワークP1およびP2のプライベートアドレス系列が共に系列Aであり、アドレス変換が必要であり、通信ノード1←→変換ゲートウェイ装置13←→ゲートウェイ装置12←→通信ノード2による中継を行う例を示した。
【0084】
ここで、プライベートネットワークP1のプライベートアドレス系列が系列Cである場合を考えると、通信ノード1から見て、通信ノード2は、実プライベートアドレスであるPA4であっても、仮想的なプライベートアドレスであるPB4であってもよい。
【0085】
したがって、このような場合には、図1および図2のように、変換ゲートウェイ装置13が着側のプライベートネットワークP2にある場合には、通信ノード1およびまたはゲートウェイ装置11は、対向側の中継ノードとして、ゲートウェイ装置12を選択してもよいし、変換ゲートウェイ装置13を選択してもよい。ゲートウェイ装置12を選択した場合には、アドレス変換は行われず、通信ノード1から見て通信ノード2は実プライベートアドレスPA4となる。また、変換ゲートウェイ装置13を選択した場合には、アドレス変換が行われ、通信ノード1から見て通信ノード2は仮想的なプライベートアドレスPB4となる。
【0086】
また、図3のように、変換ゲートウェイ装置13が着側のプライベートネットワークP1にある場合には、通信ノード1は、中継ノードとして、ゲートウェイ装置11を選択してもよいし、変換ゲートウェイ装置13を選択してもよい。ゲートウェイ装置11を選択した場合には、アドレス変換は行われず、通信ノード1から見て通信ノード2は実プライベートアドレスPA4となる。また、変換ゲートウェイ装置13を選択した場合には、アドレス変換が行われ、通信ノード1から見て通信ノード2は仮想的なプライベートアドレスPB4となる。
【0087】
(第五実施例)
本発明の通信システムは、情報処理装置としてのコンピュータ装置を用いて実現することができる。コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、プライベートアドレスに基づきプライベートネットワークP1およびP2内で相互に接続通信する機能と、パブリックネットワークPA内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する機能と、異なるプライベートネットワークP1およびP2内の通信ノード1および2間の通信データをパブリックネットワークPAを介して中継する機能と、発側となるプライベートネットワークP1内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となるプライベートネットワークP2のプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定する機能と、この判定する機能の判定結果が重複有りを示すときにはゲートウェイ装置11、12、変換ゲートウェイ装置13の中から着側となるプライベートネットワークP2内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する機能を備えた変換中継ノードである変換ゲートウェイ装置13を選択する機能とを備えた中継ノードに相応する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置をゲートウェイ装置11または12に相応する装置とすることができる。
【0088】
さらに、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、プライベートアドレスに基づきプライベートネットワークP1およびP2内で相互に接続通信する機能と、パブリックネットワークPA内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する機能と、異なるプライベートネットワークP1およびP2内の通信ノード1および2間の通信データをパブリックネットワークPAを介して中継する機能と、着側となるプライベートネットワークP2内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する機能とを備えた変換中継ノードに相応する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を変換ゲートウェイ装置13に相応する装置とすることができる。
【0089】
さらに、変換ゲートウェイ装置13が着側となるプライベートネットワークP2に設けられた場合には、発側となるゲートウェイ装置11との間で着側となる通信ノード2に付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する機能と、ゲートウェイ装置11により中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる通信ノード2の実プライベートアドレスに前記変換する機能により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる通信ノード2との間で前記通信データを送受信する機能とを備えた変換ゲートウェイ装置13に相応する機能を実現させる。
【0090】
また、変換ゲートウェイ装置13が発側となるプライベートネットワークP1に設けられた場合には、発側となる通信ノード1との間で着側となる通信ノード2に付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する機能と、前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる通信ノード2の実プライベートアドレスに前記変換する機能により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となるゲートウェイ装置12との間で前記通信データを送受信する機能とを備えた変換ゲートウェイ装置13に相応する機能を実現させる。
【0091】
さらに、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、変換名前解決サーバ15に相応する機能として、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルTに相応する機能と、着側となる前記通信ノード名を含む名前解決要求に対して変換名前解決テーブルTに相応する機能に基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を変換名前解決サーバ15に相応する装置とすることができる。
【0092】
本発明のプログラムは記録媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュータ装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0093】
これにより、コンピュータ装置により、異なるプライベートネットワーク間でプライベートアドレス系列が重複する場合でもユーザに負担を要求することなく、通信データの中継を行うことができる通信システムを実現することができる。
【0094】
(実施例まとめ)
本発明によれば、第一の効果として、異なるプライベートアドレス系列における通信はもちろんのこと、同一のプライベートアドレス系列における全ての二つのプライベートネットワーク間で接続、認証、通信を行うことができる。
【0095】
第二の効果として、通信元の通信ノードから見ると通信相手の通信ノードのアドレスが必ず異なるプライベートアドレス系列に属しているように見えるため、ルーティングを問題なく行うことができる。
【0096】
第三の効果として、ゲートウェイ装置としてのゲートウェイ装置11、12または変換ゲートウェイ装置13と名前解決サーバとしての名前解決サーバ14または変換名前解決サーバ15のみの対応で通信ノードには全く影響ないため、通信ノードが高価な場合や通信ノードが大量に存在する場合に効果的であり、通信ノードのユーザに新たな負担を要求せずに本発明の通信システムを導入することができる。
【0097】
第四の効果として、ゲートウェイ装置としてのゲートウェイ装置11、12または変換ゲートウェイ装置13と名前解決サーバとしての名前解決サーバ14または変換名前解決サーバ15のみの対応でパブリックネットワークには全く影響がないため、如何なるパブリックネットワークでも本発明の通信システムを利用することができる。
【0098】
また、図4は複数のプライベートネットワークが一つのパブリックネットワークに接続されたネットワーク構成を示す図であるが、第一ないし第三実施例で説明した本発明の通信システムを図4に示すように、拡張することができる。図4の例では、互いに同一のプライベートアドレス系列を有する異なるプライベートネットワーク間の通信では、変換用(ハッチング有り)のゲートウェイ装置としての変換ゲートウェイ装置13および名前解決サーバとしての変換名前解決サーバ15を選択し、異なるプライベートアドレス系列を有する異なるプライベートネットワーク間の通信では、通常用(ハッチング無し)のゲートウェイ装置12および名前解決サーバ14を選択することにより対応する。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異なるプライベートネットワーク間でプライベートアドレス系列が重複する場合でもユーザに負担を要求することなく、通信データの中継を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の異なるプライベートアドレス系列を有する異なるプライベートネットワーク間における通信データの中継手順を説明するための図。
【図2】本発明第二実施例の同一のプライベートアドレス系列を有する異なるプライベートネットワーク間における通信データの中継手順を説明するための図。
【図3】本発明第三実施例の同一のプライベートアドレス系列を有する異なるプライベートネットワーク間における通信データの中継手順を説明するための図。
【図4】複数のプライベートネットワークが一つのパブリックネットワークに接続されたネットワーク構成を示す図。
【符号の説明】
1、2 通信ノード
11、12 ゲートウェイ装置
13 変換ゲートウェイ装置
14 名前解決サーバ
15 変換名前解決サーバ
P1、P2 プライベートネットワーク
PA パブリックネットワーク
T 変換名前解決テーブル

Claims (21)

  1. プライベートアドレスを用いるプライベートネットワークと、
    パブリックアドレスを用いるパブリックネットワークと
    を備え、
    前記プライベートネットワークは、プライベートアドレスに基づき前記プライベートネットワーク内で相互に接続通信する通信ノードおよび中継ノードを含み、
    この中継ノードは、前記パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の前記中継ノードと相互に接続通信する手段を備え、
    異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれの前記プライベートネットワークに備えられた前記中継ノード同士と前記パブリックネットワークとを介して中継される通信システムにおいて、
    前記中継ノードの少なくとも一つは、着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を備え、
    発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードは、
    自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定する手段と、
    この判定する手段の判定結果が重複有りを示すときには前記中継ノードの中から前記変換する手段を備えた変換中継ノードを選択する手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記変換中継ノードは着側となる前記プライベートネットワークに設けられ、
    発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、
    発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信する手段と
    を備えた請求項1記載の通信システム。
  3. 前記変換中継ノードは発側となる前記プライベートネットワークに設けられ、
    発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、
    前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信する手段と
    を備えた請求項1記載の通信システム。
  4. 前記変換する手段は、
    実プライベートアドレスに対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれたアドレス変換テーブルと、
    前記仮想的なプライベートアドレスを前記アドレス変換テーブルに基づき前記実プライベートアドレスに変換するアドレス変換手段と
    を備えた請求項1ないし3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 発側となる前記通信ノードは、着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルを備えた請求項4記載の通信システム。
  6. 前記変換中継ノードは、
    着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、
    着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段と
    を備えた
    請求項4記載の通信システム。
  7. 着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、
    着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段と
    を備えた変換名前解決サーバが設けられ、
    前記変換中継ノードは、
    発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの前記名前解決要求を受け付ける手段と、
    この受け付ける手段により受け付けた前記名前解決要求を前記変換名前解決サーバに転送する手段と、
    前記変換名前解決サーバから前記名前解決要求に対する回答を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記回答を発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードに転送する手段と
    を備えた請求項4記載の通信システム。
  8. 着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、
    着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段と
    を備えた変換名前解決サーバが設けられ、
    前記変換中継ノードは、着側となる前記通信ノード名を含む発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの名前解決要求に対して前記変換名前解決サーバのプライベートアドレスあるいは仮想的なプライベートアドレスを通知する手段を備え、
    前記応答する手段は、発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードからの前記名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを回答する手段を備えた
    請求項4記載の通信システム。
  9. プライベートアドレスに基づきプライベートネットワーク内で相互に接続通信する手段と、パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する手段と、異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データを前記パブリックネットワークを介して中継する手段とを備えた中継ノードにおいて、
    自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定する手段と、
    この判定する手段の判定結果が重複有りを示すときには他の前記中継ノードの中から着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を備えた変換中継ノードを選択する手段と
    を備えたことを特徴とする中継ノード。
  10. プライベートアドレスに基づきプライベートネットワーク内で相互に接続通信する手段と、パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する手段と、異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データを前記パブリックネットワークを介して中継する手段とを備えた中継ノードにおいて、
    着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を備えたことを特徴とする変換中継ノード。
  11. 着側となる前記プライベートネットワークに設けられ、
    発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、
    発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信する手段と
    を備えた請求項10記載の変換中継ノード。
  12. 発側となる前記プライベートネットワークに設けられ、
    発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する手段と、
    前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信する手段と
    を備えた請求項10記載の変換中継ノード。
  13. 異なるプライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれの前記プライベートネットワークに備えられた中継ノード同士とパブリックネットワークとを介して中継される通信システムに設けられ、
    着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルと、
    着側となる前記通信ノード名を含む名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する手段と
    を備えたことを特徴とする変換名前解決サーバ。
  14. 異なるプライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれのプライベートネットワークに備えられた中継ノード同士とパブリックネットワークとを介して中継される中継方法において、
    前記中継ノードの少なくとも一つに、着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する手段を設けておき、
    発側となる前記通信ノードおよびまたは前記中継ノードにより、自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定し、この判定結果が重複有りを示すときには前記中継ノードの中から前記変換する手段を備えた変換中継ノードを選択することを特徴とする中継方法。
  15. 前記変換中継ノードが着側となる前記プライベートネットワークに設けられている場合には、前記変換中継ノードにより、発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信し、発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信する請求項14記載の中継方法。
  16. 前記変換中継ノードが発側となる前記プライベートネットワークに設けられている場合には、前記変換中継ノードにより、発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信し、前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する手段により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信する請求項14記載の中継方法。
  17. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    プライベートアドレスに基づきプライベートネットワーク内で相互に接続通信する機能と、
    パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する機能と、
    異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データを前記パブリックネットワークを介して中継する機能と、
    自プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列と着側となる前記プライベートネットワークのプライベートアドレス系列とを比較して重複の有無を判定する機能と、
    この判定する機能の判定結果が重複有りを示すときには他の前記中継ノードの中から着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する機能を備えた変換中継ノードを選択する機能と
    を備えた中継ノードに相応する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  18. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    プライベートアドレスに基づきプライベートネットワーク内で相互に接続通信する機能と、
    パブリックネットワーク内でパブリックアドレスに基づき他の中継ノードと相互に接続通信する機能と、
    異なる前記プライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データを前記パブリックネットワークを介して中継する機能と、
    着側となる前記プライベートネットワーク内で用いられるプライベートアドレス系列に対応する当該系列とは異なる系列の仮想的なプライベートアドレスを元の実プライベートアドレスに変換する機能と
    を備えた変換中継ノードに相応する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  19. 着側となる前記プライベートネットワークに設けられ、
    発側となる他の前記中継ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する機能と、
    発側となる他の前記中継ノードにより中継された前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する機能により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる前記通信ノードとの間で前記通信データを送受信する機能と
    を備えた前記変換中継ノードに相応する機能を実現させる請求項18記載のプログラム。
  20. 発側となる前記プライベートネットワークに設けられ、
    発側となる前記通信ノードとの間で着側となる前記通信ノードに付与された前記仮想的なプライベートアドレスに基づき通信データを送受信する機能と、
    前記仮想的なプライベートアドレス宛の前記通信データを着側となる前記通信ノードの実プライベートアドレスに前記変換する機能により変換してこの実プライベートアドレスに基づき着側となる他の前記中継ノードとの間で前記通信データを送受信する機能と
    を備えた前記変換中継ノードに相応する機能を実現させる請求項18記載のプログラム。
  21. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    異なるプライベートネットワーク内の通信ノード間の通信データは、それぞれの前記プライベートネットワークに備えられた中継ノード同士とパブリックネットワークとを介して中継される通信システムに設けられた変換名前解決サーバに相応する機能として、
    着側となる通信ノード名に対応する仮想的なプライベートアドレスが書込まれた変換名前解決テーブルに相応する機能と、
    着側となる前記通信ノード名を含む名前解決要求に対して前記変換名前解決テーブルに相応する機能に基づき前記仮想的なプライベートアドレスを応答する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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