JP3651059B2 - シートバーチカル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、シートクッションのシート上下方向位置を調整するシートバーチカル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この主のシートバーチカル装置としては、実開平4−37026号公報に示されるものが知られている。これは、車両フロアに支持されたシートスライド装置の対のアッパレールに回転自在に支持された回転軸と、回転軸に固着されたセクタギヤと、一方のアッパレールに支持されセクタギヤに噛合連係された駆動機構と、回転軸に連係される共にシートクッションの後部に連結された対のリンク部材とを有するものであった。この従来装置においては、駆動機構を作動させることにより、セクタギヤを回転軸と共に回転させ、このセクタギヤ及び回転軸の回転により対のリンク部材を作動させることにより、シートクツションの後部を上下動させ、これにより、シートクッションの後部のシート上下方向の位置が調整されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来装置であると、シートスライド装置の一方のアッパレールにおいては、回転軸及び駆動機構の全てが個別に夫々支持されている。このため、一方のアッパレールは、回転軸及び駆動機構の支持部位を有する分だけ他方のアッパレールと異なる形状で大型化する。結果、生産性を悪化させ、コストアップや重量増等を招くこととなる恐れがあった。
【0004】
故に、本発明は、シートスライド装置の一方のアッパレールと他方のアッパレールとを小型化して共通化させるシートバーチカル装置を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、車両フロアに支持されたシートスライド装置の対のアッパレールの一方に固定されるブラケットと、前記対のアッパレール間に前記ブラケットに回転自在に支持されて配設された回転軸と、該回転軸に固着されたセクタギヤと、前記ブラケットに支持され前記セクタギヤに噛合連係された駆動機構と、前記回転軸に連係されると共にシートクッションに連結された対のリンク部材と、前記ブラケットに回転自在に支持され前記駆動機構の出力部材となるピニオンギヤ及び前記セクタギヤと噛合して前記駆動機構と前記セクタギヤとを噛合連係するアイドルギヤとを有し、該アイドルギヤを、前記ブラケットに固着されたピンに回転自在に支持され該ピンに係止された抜け止め部材と協働して前記セクタギヤを軸方向において挟持するよう構成した、ことである。
【0008】
【作用】
上記技術的手段によれば、回転軸及び駆動機構は、ブラケットに支持され、シートスライド装置の一方のアッパレールは、ブラケットを支持する。よって、一方のアッパレールは、回転軸及び駆動機構の支持部位を必要とせず、他方のアッパレールと共通の形状で小型化され得る。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0010】
図1及び図2に示されるように、シートアジャスターは、車両フロア(図示せず)に対してシートクッション(図示せず)をシート前後方向に位置調整するシートスライド装置1,シートバック(図示せず)のシートクッションに対する傾斜角を調整するシートリクライニング装置2及び車両フロアに対してシートクッションの後部をシート上下方向に位置調整するシートバーチカル装置3とから構成されている。
【0011】
本発明の主要部であるシートバーチカル装置3について説明する。
【0012】
図1ないし図3に示されるように、シートバーチカル機構3は、ブラケット31,回転軸32,セクタギヤ33,対のリンク部材34,35,駆動機構36及びアイドルギヤ37を有して構成されている。
【0013】
ブラケット31は、シートスライド装置1の平行配置された対のアッパレール11,12の一方のアッパレール11にピン31a,31bにより固定されている。回転軸32は、シートスライド装置の一方のアッパレール11と他方のアッパレール12との間に両アッパレール11,12と直交するように配置されブラケット31に回転自在に支持されている。尚、この回転軸32の両端32a,32bは、両アッパレール11,12の夫々挿通されている。セクタギヤ33は、ブラケット31の内側面311側に配置され、回転軸32の一端32a側に回転軸32と一体回転するように固着されている。
【0014】
一方のリンク部材34は、ベルクランクリンク341及び連係リンク342から構成されている。この一方のリンク部材34のベルクランクリンク341は、ピン341aにより一方のアッパレール11に回転自在に支持されており、一端は、シートクツションの後部の一側に回動自在に連結されている。一方のリンク部材34の連係リンク342は、一方のアッパレール11と平行に配置され、一端がセクタギヤ33に回動自在に連結され且つ他端がベルクランクリンク341の他端に回動自在に連結されている。他方のリンク部材35は、ベルクランクリンク351,第1連係リンク352及び第2連係リンク353から構成されている。この他方のリンク部材35のベルクランクリンク351は、ピン351aにより他方のアッパレール12に回動自在に支持されており、一端は、シートクッションの後部の他側に回動自在に連結されている。他方のリンク部材35の第1連係リンク352は、回転軸32の他端32b側に回転軸32と一体回転するように固着されている。他方のリンク部材35の第2連係リンク353は、他方のアッパレール12と平行に配置され、一端が第1連係リンク352に回動自在に連結され且つ他端がベルクランクリンク351の他端に回動自在に連結されている。
【0015】
駆動機構36は、ブラケット31の外側面312側に配置され、ハンドル361,ブレーキ機構362及びピニオンギヤ363から構成されている。ブレーキ機構362は、ケース362a,入力軸部材362b,出力軸部材363c及びスプリング362dからなり、入力軸部材362bから出力軸部材362cへの駆動力伝達は、ケース362aとスプリング362dとの係合解除により許容するが出力部軸部材362cから入力軸部材362bへの駆動力伝達は、ケース362aとスプリング362dとの係合により規制するスプリングカップラ機構であって、このブレーキ機構362の入力軸部材362bにハンドル361が一体回転するように固着されており、ブレーキ機構362の出力軸部材362cにピニオンギヤ363が一体回転するように一体形成されている。ハンドル361は、駆動機構36の入力部材となり、ピニオンギヤ363は、駆動機構36の出力部材となる。尚、ブラケット31には、その外側面312を内側面311と連続させるように切起部313が形成されており、ピニオンギヤ363は、その歯がブラケット31の内側面311側に露出するように切起部313内に配置されている。
【0016】
尚、駆動機構36のハンドル361の代わりに減速機構付きのモータを用いてもよい。この場合、ブレーキ機構362は不必要となり、駆動機構36は、モータとピニオンギヤとから構成されることとなる。
【0017】
アイドルギヤ37は、ブラケット31の内側面311側に配置され、ブラケット37aに固定されたピン37aによりブラケット31に回転自在に支持されている。このアイドルギヤ37は、大径のピニオンギヤ371と小径のピニオンギヤ372とを軸方向において一体成形したものであって、ピニオンギヤ371がピニオンギヤ363と噛合され、ピニオンギヤ372がセクタギヤ33と噛合されている。アイドルギヤ37は、ピン37aに係止されるEリング37bによりワッシャ37cを介して抜け止めされており、このワッシャ37cと協働してピニオンギヤ372とセクタギヤ33との噛合部位でセクタギヤ33を軸方向において挟持している。この挟持構造により、回転軸32の軸方向の抜け止めを成している。つまり、回転軸32は、アイドルギヤ37をブラケット31に支持させることでブラケット31に抜け止めされて支持され、シートスライド装置1の両アッパレール11,12へは、その両端32a,32bを挿通させるだけでよくなる。これにより、回転軸32の支持構造を簡素させ、シートバーチカル装置3のブラケット31によるASSY化を可能にし、シートバーチカル装置3のシートスライド装置1への組付け性を向上させている。
【0018】
次に作動について説明する。
【0019】
ハンドル361を回転操作することにより、ブレーキ機構362を介してピニオンギヤ363が回転する。ピニオンギヤ363の回転は、ピニオンギヤ363とアイドルギヤ37との噛合を介してアイドルギヤ37を回転させ、このアイドルギヤ37の回転は、アイドルギヤ37とセクタギヤ33との噛合を介してセクタギヤ33を回転軸32と共に回転させる。これにより、連係リンク342及び第2連係リンク353が押し引きされ、ベルクランクリンク341,351が回動する。結果、シートクッションの後部が上下動させられ、シートクツションの後部のシート上下方向の位置が調整される。
【0020】
上記したように、回転軸32及び駆動機構36をブラケット31に支持してシートバーチカル装置3をブラケツト31によりASSY化したので、シートスライド装置1の一方のアッパレール11は、ブラケット31を支持するのみで回転軸32及び駆動機構36の支持部位を必要とせず、一方のアッパレール11と他方のアッパレール12とが共通の形状で小型化される。又、シートバーチカル装置3をもたないシートアジャスターのシートスライド装置1のアッパレール11,12とも共通の形状で小型化される。更に、駆動機構36は、アイドルギヤ37を介してセクタギヤ33に噛合連係されているので、駆動機構36のハンドル361の代わりに減速機構付きのモータを用いたとしてもアイドルギヤ37の減速によりモータが小型化されているので、シートバーチカル装置3の駆動機構36にモータを用いた場合のシートスライド装置1のアッパレール11,12とも共通の形状で小型化される。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、シートスライド装置の一方のアッパレールに固定されるブラケットに回転軸及び駆動機構を支持したので、シートバーチカル装置をブラケットでASSY化することができる。これにより、一方のアッパレールの形状はブラケットを支持するだけの形状でよく、一方のアッパレールと他方のアッパレール12とを共通の形状で小型化することができる。結果、生産性を向上させ、コスト低減及び軽量化等を計ることができる。又、シートバーチカル装置の有無に関係なくシートスライド装置のアッパレールを共通の形状で小型化することもできる。
【0022】
又、本発明によれば、駆動機構とセクタギヤとをアイドルギヤを介して噛合連係させたので、アイドルギヤによる減速が可能となり、駆動機構にモータを採用したとしても駆動機構は大型化せず、これにより、駆動機構の形態に関係なく、シートスライド装置のアッパレールを共通の形状で小型化することができる。 更に、本発明によれば、アイドルギヤのピンによるブラケットへの支持構造に対する抜け止め部材による抜け止め構造と協働してセクタギヤを軸方向において挟持するようにしたので、回転軸のブラケットへの支持構造が簡素化することができる。これにより、部品点数が削減され、コスト的により有利なものとすることができると共にシートバーチカル装置のブラケットによるASSY化をより行いやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートバーチカル装置のシートスライド装置の一方のアッパレール側を示す平面図である。
【図2】本発明に係るシートバーチカル装置のシートスライド装置の他方のアッパレール側を示す平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 シートスライド装置
3 シートバーチカル装置
11 一方のアッパレール
12 他方のアッパレール
31 ブラケット
32 回転軸
33 セクタギヤ
34 一方のリンク部材
35 他方のリンク部材
36 駆動機構
37 アイドルギヤ
37a ピン
37b Eリング(抜け止め部材)
37c ワッシャ(抜け止め部材)

Claims (1)

  1. 車両フロアに支持されたシートスライド装置の対のアッパレールの一方に固定されるブラケットと、前記対のアッパレール間に前記ブラケットに回転自在に支持されて配設された回転軸と、該回転軸に固着されたセクタギヤと、前記ブラケットに支持され前記セクタギヤに噛合連係された駆動機構と、前記回転軸に連係されると共にシートクッションに連結された対のリンク部材と、前記ブラケットに回転自在に支持され前記駆動機構の出力部材となるピニオンギヤ及び前記セクタギヤと噛合して前記駆動機構と前記セクタギヤとを噛合連係するアイドルギヤとを有し、該アイドルギヤは、前記ブラケットに固着されたピンに回転自在に支持され該ピンに係止された抜け止め部材と協働して前記セクタギヤを軸方向において挟持することを特徴とするシートバーチカル装置。
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