JP3650497B2

JP3650497B2 - Multi-blade fan with silence box

Info

Publication number: JP3650497B2
Application number: JP35523996A
Authority: JP
Inventors: 卓川西; 透斉藤
Original assignee: Ebara Corp
Current assignee: Ebara Corp
Priority date: 1996-12-20
Filing date: 1996-12-20
Publication date: 2005-05-18
Anticipated expiration: 2016-12-20
Also published as: JPH10184597A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調設備の排気に使用する消音ボックス付多翼ファンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のファンはベルト駆動式の多翼ファンを消音ボックスに内蔵し、使用風量・風圧に合わせてベルト、プーリの組合せを変えるか、直動式の多翼ファンを内蔵し、使用風量・風圧に合わせて電動機の極数や電動機のすべりを変えている。
【０００３】
また、インバータを使用してその出力で電動機を可変速運転する場合は、インバータを機械室の盤の内部に設置するか、インバータをファンに取り付けるかであり、インバータの運転モードはインバータに通電してからインバータの盤内のキー操作で入力するものであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のベルト駆動式のものはベルト、プーリ等を具備するためにファンが大きくなり、据付スペースが大きくなる上に、使用風量・風圧に応じた多数の機種を用意しなければならないので、在庫のスペースや納期上の点で問題があった。
【０００５】
また、可変速で使用する場合は、インバータを使用しその出力で電動機の回転数を変える場合と極数変換電動機を使用するか又は電動機の巻線を切り替えてすべりを変えて回転数を変える方法がある。インバータを使用する場合で、該インバータを機械室や盤内に設置する場合は建物にそれらのスペースが必要であるし、ファンに市販のインバータを取り付けて設置する場合は、インバータに付属している冷却ファンの騒音が大きく、低騒音を要求し消音ボックス付ファンを選定するような場所には設置できないという問題があるうえに、インバータの冷却ファンが消費する電力によりインバータの効率が低下するという問題があった。
【０００６】
また、インバータのヒートシンク部分を消音ボックスの通風部に露出して配置し冷却を行う構造においては、ファンの風量が少ない場合は、インバータの冷却風量が減ってしまい十分に冷却できない場合が生じ、かつ、排気ファンに使用するため居室等のたばこの煙等を含んだ汚れた空気にさらされるため長期間の使用の間にヒートシンクが汚れてしまい十分な冷却ができなくなる恐れもある。
【０００７】
また、市販のインバータを使用する場合は、使用風量・風圧に合わせたベルト・プーリの代わりとして使用する固定速で運転する場合や強弱などの複数の速度で運転する場合は電源を投入してインバータを起動してから設定値を入力しなければならないので、出荷時に仕様に合わせて運転モードと設定周波数を入力する必要があり、インバータの初期値のままでは在庫できないという問題がある。
【０００８】
また、運転モードと設定周波数を初期値で在庫した場合は、建設現場で電源を投入して、インバータを起動して仕様の運転モードと設定周波数に設定すればよいのであるが、電源投入可能となるのはファンを据付けて試運転を行う時期であり、この種のファンは天井裏に据付けられる場合が多いのでこの設定を天井裏で行うのは難しく、結局、在庫できないか多種の仕様で在庫をもたなければならないという問題がある。
【０００９】
極数変換電動機やすべりの異なる巻線のタップを切り替えて可変速にする場合は、電動機により変速する回転数が決まってしまうので、使用風量・風圧に対して過大な性能になってしまったり、使用風量・風圧を満足しない場合が生じるという問題があった。
【００１０】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、消音ボックス付多翼ファンの機種数を大幅に低減させるとともに、インバータの冷却用ファンによる騒音の増加がなく、ファンの風量が少ない場合でもインバータに十分な冷却効果が得られ、ファンの排気に使用してもインバータの冷却効果の低下が少ない消音ボックス付多翼ファンを提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項１に記載の発明は、消音ボックスと、該消音ボックス内に設けられた多翼ファンを具備し、該消音ボックスの吸込口から吸い込んだ空気を、該消音ボックス内に形成された吸音材で形成された通路を通って該多翼ファンの吸込口に導き、該多翼ファンで加圧し、該消音ボックスの吐出口から吐き出すように構成し、該多翼ファンを駆動する内臓電動機をインバータの出力で運転する消音ボックス付多翼ファンにおいて、消音ボックスの吸込み側の外板にインバータが該外板及び吸音材を貫通して配置すると共に、該インバータのヒートシンクが消音ボックスの内側になるように配置し、消音ボックス外板のインバータの貫通穴の通路上流側にインバータとの間に消音ボックスの内外を貫通する微小な隙間を設け、内臓電動機を該インバータ出力により可変速で運転することを特徴とする。
【００１２】
また、請求項２に記載の発明は請求項１に記載の消音ボックス付多翼ファンにおいて、前記インバータの操作部に固定速、複数速切替、無段階運転の運転モード設定用のディップスイッチと、複数のインバータ出力周波数を設定するディップスイッチが複数個設けられていることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図１は本発明の消音ボックス付多翼ファンの構成を示す図であり、図２はインバータの操作部の詳細を示す図である。図１において、１は消音ボックス本体であり、該消音ボックス本体１内に多翼ファン２が設けられている。
【００１４】
消音ボックス１は両端に吸込板３及び吐出板４を具備し、該吸込板３には吸込口３ａ及び吐出板４には吐出口４ａが設けられている。また、消音ボックス１の内部には吸音材５が設けられている。
【００１５】
多翼ファン２は、電動機８と羽根車９を具備し、該羽根車９は電動機８の主軸８ａに固定され、消音ボックス１内に配置されたケーシング７内に配置されている。電動機８の電源電線８ｂは、消音ボックス１の吸音材５及び該消音ボックス１の側面を貫通し、インバータ１０の出力端子１０ｂに接続されている。
【００１６】
前記インバータ１０は消音ボックス１の側面及び吸音材５を貫通して、通路６に該インバータ１０のヒートシンク１０ｃが露出するように取り付けられている。インバータ１０の入力端子１０ａ、出力端子１０ｂ、外部接点制御端子（図示せず）、運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄ、周波数設定用ディップスイッチ１０ｅ、周波数設定用ディップスイッチ１０ｆ（図２参照）などの入出力装置は、消音ボックス１の外側に出て配置されており、該インバータ１０の通路６の上流側には消音ボックス１の側面及び吸音材５との間に隙間１１（幅１〜２mm）を設けてある。
【００１７】
上記構成の消音ボックス付多翼ファンにおいて、インバータ１０の入力端子１０ａに電源が供給され、インバータ１０が起動すると、予め運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄで入力されたモードで、周波数設定用ディップスイッチ１０ｅ、周波数設定用ディップスイッチ１０ｆに入力（設定）された周波数の電力を出力端子１０ｂに出力し、電源電線８ｂを介して電動機８を運転する。
【００１８】
電動機８が運転を開始すると羽根車９が回転し、消音ボックス１の吸込口３ａから吸込まれた空気は、通路６を通り、インバータ１０のヒートシンク１０ｃを冷却して、さらに多翼ファン２の吸込口２ａ、吐出口２ｂを通過し、消音ボックス１の吐出口４ａから吐き出される。
【００１９】
建設設備などの排気用ファンとして使用する場合は、図３に示すような静圧分布となるので、通路６は大気圧に対して負圧になり、大気が隙間１１より吸込まれ、通路６に吹き出されることによりインバータ１０のヒートシンク１０ｃを冷却する。なお、図３において、３ａ、６ａ、２ａ、４ａは図１の消音ボックス１の吸込口３ａ、通路６の出口６ａ、多翼ファン２の吸込口２ａ、消音ボックス１の吐出口４ａの位置を示す。
【００２０】
上記のように吸込口３ａ及び隙間１１の２ヵ所からの冷却風によりインバータ１０のヒートシンク１０ｃは冷却されるが、多翼ファン２は図４に示すような性能であるので、使用風量域においては、多翼ファン２の風量が少ないほど静圧は高くなり、該風量が多いほど静圧が低くなる（図３参照）。
【００２１】
隙間１１から吹き出される冷却風の風速は、大気圧との差圧により変化するが、多翼ファン２の風量が少ない場合は、吸込口３ａから通路６に至る冷却風の風速は遅くなるため、インバータ１０のヒントシンク１０ｃに対する冷却効果は低下するが、通路６における圧力と大気圧との差圧が大きくなり、隙間１１から吹き出す冷却風の風速が速くなるため、インバータ１０のヒートシンク１０ｃに対する冷却効果は低下しない。
【００２２】
また、多翼ファン２の風量が多い場合は、通路６における圧力と大気圧との差圧が小さくなり、隙間１１から通路６ヘ吹き出す冷却風の風速が遅くなるため、インバータ１０のヒートシンク１０ｃに対する冷却効果は低下するが、吸込口３ａから通路６に至る冷却風の風速は速くなるため、インバータ１０のヒートシンク１０ｃに対する冷却効果は低下しない。
【００２３】
図５は、隙間１１から吸い込む冷却風と吸込口３ａから通路６に至る冷却風の流れを示す図である。吸込口３ａから通路６に至る冷却風は、居室からの排気であるので、たばこの煙などで汚れている場合が多く、長期間の使用によりインバータ１０のヒートシンク１０ｃに汚れの成分が付着して、該ヒートシンク１０ｃのインバータ１０に対する冷却効果を低下させてしまう可能性があるが、隙間１１からの冷却風の吹き出しはヒートシンク１０ｃ上を流れるため、吸込口３ａから通路６に至る居室からの汚れている冷却風とヒートシンク１０ｃに接触させないか、該汚れている冷却風と隙間１１から吹き出す冷却風が混ざり局部的に汚れの濃度を低下させ、ヒートシンク１０ｃに対する汚れの付着による冷却効果の低下を少なくすることができる。
【００２４】
次に、インバータ１０の操作部の設定及び動作について説明する。インバータ１０の操作部に設置した運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄは、例えば、２ビットのもので、００は固定速、０１は強弱切替、１０は無段階変速に設定し、また、周波数設定用ディップスイッチ１０ｅ、周波数設定用ディップスイッチ１０ｆは、例えば、４ビットのロータリーディップスイッチで図６に示すような周波数を割り当てておく。なお、前記割り当ては、周波数に限らず、例えば、基底周波数に対する比率のような変数でもよい。
【００２５】
運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄが００の固定速でインバータ１０を起動した場合は、周波数設定用ディップスイッチ１０ｅで設定した周波数を出力端子１０ｂより電源電線８ｂを介して電動機８に出力し、多翼ファン２が該周波数で運転される。なお、周波数設定用ディップスイッチ１０ｆの設定周波数は、前記モードでは無視される。
【００２６】
上記のように運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄが００の固定速の場合は、インバータ１０を起動し、該インバータ１０の盤面（操作部）から入力しないでも据付け前に１６種類の周波数のうちから任意の周波数を入力しておくことができ、ベルト駆動式のファンと同等の効果が得られるほか、ファンの寸法や据付スペースを大幅に小さくできる。また、周波数設定用ディップスイッチの設定変更のみでファンの回転数が変更できるので、据付け後に風量が過大な場合や不足する場合に簡単にファンの回転数が変更できる。
【００２７】
運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄが０１の強弱切替でインバータ１０を起動した場合は、周波数設定用ディップスイッチ１０ｅと周波数設定用ディップスイッチ１０ｆで設定した周波数の大きい方が強、小さい方が弱となるように運転することができる。なお、強弱はインバータ１０の外部入力端子（図示せず）に無電圧接点などで入力することができる。
【００２８】
上記のように運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄが０１の強弱切替の場合は、強及び弱の周波数をそれぞれ１６種類の周波数のうちから任意の周波数を選べるため、強及び弱とも必要な要項にあわせて設定できるので要項に対して過大な性能となったり性能が不足するなどの問題がなくなる。
【００２９】
運転モード設定用ディップスイッチ１０ｄが１０の無段階変速でインバータ１０を起動した場合は、外部入力端子（図示せず）の抵抗入力、電圧入力、電源入力などにより、周波数を比例制御することができる。
【００３０】
出荷時にこれらのディップスイッチ（１０ｄ，１０ｅ，１０ｆ）を任意の初期値としておき、運転モードや運転周波数はディップスイッチで入力できるので消音ボックス付多翼ファンの据付前にディップスイッチを所定の値に設定することにより在庫の種類は大幅に削減できる。
【００３１】
本発明の実施の形態は消音ボックス付多翼ファンを上記のように構成するので、下記のような作用が得られる。固定速、複数速切替、無段階変速の運転モードと複数の回転数をディップスイッチ（１０ｄ，１０ｅ，１０ｆ）により入力できるので、インバータの運転モードと回転数を建設現場で、該消音ボックス付多翼ファンを据え付ける前に、電源を投入しなくても仕様の運転モード及び回転数を入力できるので、運転モード、回転数の初期値のままで在庫することができる。
【００３２】
また、消音ボックス１の外板及び吸音材５を貫通してインバータ１０を取り付けてあるから、故障などの場合にはインバータ１０全体を取り外すことができる。また、インバータ１０のヒートシンク１０ｃを消音ボックス１の通路６内に挿入して配置してあり、インバータ１０の通路６の上流側の外板との間に微小な隙間１１を設けてあるので、消音ボックス１の内部は大気圧に対して負圧となり、多翼ファン２の運転点によらずインバータ１０のヒートシンク１０ｃを効果的に冷却できる。
【００３３】
また、多翼ファン２の運転点が風量の多いところであれば、ファンの特性から大気圧との差が小さいので上記の隙間１１からの風量は少なくなるが、多翼ファン２の風量が多いので十分な冷却効果が得られる。一方、多翼ファン２の運転点の風量が少ないところであれば多翼ファン２の特性から大気圧との差が大きくなり、上記の隙間１１からの風量は多くなり、多翼ファン２の風量が少なくても十分な冷却効果が得られる。
【００３４】
また、多翼ファン２の取り扱う空気は居室の排気などであり、たばこの煙などで汚れている場合が多く、ヒートシンク１０ｃ上に汚れが付着・堆積するなどして長期間使用すると冷却効果が低下するおそれがあるが、上記の隙間１１から外部の清浄空気を吸込みヒートシンク１０ｃに吹き出すことにより、ヒートシンク１０ｃ上に多翼ファン２の取り扱う汚れた空気が直接触れないか清浄空気と混じりあって汚れの程度が下がるので、冷却効果の低下を少なくすることができる。
【００３５】
以上のように冷却は多翼ファン２と上記の隙間１１により行うことができ、インバータ１０に付属した冷却ファンは不要となり、騒音の増加を防止でき、かつ、該冷却ファンの消費電力分だけインバータ１０の効率を向上させることができる。また、冷却風量がインバータ１０に付属した冷却ファンよりも多く得られるので、電動機８の出力に対して小型のインバータを使用することができる。
【００３６】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば下記のごとく優れた効果を有する消音ボックス付多翼ファンを提供できる。
（１）消音ボックスの吸込み側の外板にインバータを該外板及び吸音材を貫通して配置すると共に、該インバータのヒートシンクが消音ボックスの内側になるように配置し、消音ボックス外板のインバータの貫通穴の通路上流側にインバータとの間に消音ボックスの内外を貫通する微小な隙間を設けることにより、ファンの風量にかかわらずインバータのヒートシンクに冷却風を送ることができ冷却効果がファンの運転点により低下することがなく、隙間からヒートシンクへの風の吹き出しによりヒートシンクの汚れの付着・堆積を低減できるので冷却効果の低下が防止されるため、インバータ用の冷却ファンが不要になり消音ボックス付多翼ファンの低騒音化を図ることができ、また、電動機出力に対して小型のインバータを使用することができる。
【００３７】
（２）インバータに固定速、複数速切替、無段階変速の運転モード設定用のディップスイッチと、複数のインバータ出力周波数を設定するディップスイッチを複数個設けることにより、インバータに通電しなくてもこれらのモードの周波数を入力することができるため、ベルト駆動式のファンを使用した消音ボックス付ファンと同等の効果が得られ、また、固定速、複数速切替、無段階変速とも出荷時にディップスイッチを任意の初期値として据付前に電気配線・通電を行わなくても簡単に運転モード、周波数が設定できるので、製品の種類や在庫の種類が大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る消音ボックス付多翼ファンの構成を示す図である。
【図２】インバータの操作部の詳細を示す図である。
【図３】本発明に係る消音ボックス付多翼ファンの消音ボックス通路内の静圧分布を示す図である。
【図４】多翼ファンの性能曲線を示す図である。
【図５】本発明に係る消音ボックス付多翼ファンの消音ボックス通路内の冷却風の流れを示す図である。
【図６】本発明に係る消音ボックス付多翼ファンのインバータ操作部の周波数設定用ディップスイッチの設定値と出力周波数の例を示す図である。
【符号の説明】
１消音ボックス
２多翼ファン
３吸込板
４吐出板
５吸音材
６通路
７ケーシング
８電動機
９羽根車
１０インバータ
１１隙間
１２相フランジ
１３相フランジ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a multiblade fan with a sound deadening box used for exhausting air conditioning equipment.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of fan has a belt-driven multiblade fan built in the silencer box, and the combination of belt and pulley is changed according to the airflow and pressure used, or a direct acting multiblade fan is built in and the airflow used -The number of motor poles and motor slip are changed according to the wind pressure.
[0003]
Also, when using an inverter to drive the motor at a variable speed with its output, the inverter is installed inside the machine room panel or the inverter is attached to the fan. After that, it was input by key operation in the inverter panel.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The above conventional belt drive type has a belt, pulleys, etc., so the fan becomes large, the installation space becomes large, and a large number of models according to the air volume and pressure used must be prepared. There was a problem in terms of space and delivery time.
[0005]
Also, when using at a variable speed, using an inverter and changing the number of revolutions of the motor with its output and using a pole conversion motor or changing the number of revolutions by switching the winding of the motor and changing the number of revolutions There is. When using an inverter, if the inverter is installed in a machine room or panel, those spaces are required in the building, and if a commercially available inverter is installed in the fan, it is attached to the inverter. There is a problem that the noise of the cooling fan is large and it cannot be installed in a place where a low noise is required and a fan with a sound deadening box is selected, and the efficiency of the inverter decreases due to the power consumed by the cooling fan of the inverter was there.
[0006]
In addition, in the structure where the heat sink part of the inverter is exposed to the ventilation part of the silencer box and cooling is performed, if the fan air volume is small, the cooling air volume of the inverter may decrease and the cooling may not be performed sufficiently. Further, since it is used for an exhaust fan, it is exposed to dirty air containing cigarette smoke in a living room and the like, so that the heat sink may become dirty during long-term use, and sufficient cooling may not be possible.
[0007]
Also, when using a commercially available inverter, turn on the inverter when operating at a fixed speed used as a substitute for a belt or pulley that matches the airflow and pressure used, or at multiple speeds such as strength and weakness. Since it is necessary to input the set value after starting up, it is necessary to input the operation mode and the set frequency according to the specifications at the time of shipment, and there is a problem that the initial value of the inverter cannot be stocked.
[0008]
In addition, when the operation mode and set frequency are stocked at the initial value, it is sufficient to turn on the power at the construction site, start the inverter and set it to the specified operation mode and set frequency. It is the time to install a fan and perform a trial run, and this type of fan is often installed behind the ceiling, so it is difficult to make this setting behind the ceiling. There is a problem of having to have.
[0009]
When changing the taps of windings with different number of pole conversion motors and slipping to make it variable speed, the number of rotations to be changed by the motor will be determined, so it will be excessive performance with respect to the air volume and wind pressure used, There was a problem that the air flow and pressure were not satisfied.
[0010]
The present invention has been made in view of the above points, and greatly reduces the number of models of the multiblade fan with a silencer box, and there is no increase in noise due to the cooling fan of the inverter, and even if the fan air volume is small, the inverter An object of the present invention is to provide a multiblade fan with a sound deadening box that can provide a sufficient cooling effect and has little reduction in the cooling effect of the inverter even when used for exhausting the fan.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention described in claim 1 is provided with a muffler box and a multi-blade fan provided in the muffler box, and the air sucked from the suction port of the muffler box is supplied to the muffler box. The multi-blade fan is configured so as to be guided to the suction port of the multi-blade fan through a passage formed by a sound-absorbing material formed therein, pressurized by the multi-blade fan, and discharged from the discharge port of the silencer box. In the multi-blade fan with a sound deadening box that drives the built-in motor that drives the inverter at the output of the inverter, the inverter is disposed through the outer skin and the sound absorbing material on the suction side of the sound deadening box, and the heat sink of the inverter Arranged so that it is inside the silencer box, a small gap that penetrates the inside and outside of the silencer box is provided between the inverter and the inverter on the upstream side of the through hole of the inverter. , Visceral motor characterized in that it operated at variable speed by the inverter output.
[0012]
Further, the invention according to claim 2 is the multi-blade fan with a silencer box according to claim 1, wherein the operation unit of the inverter has a dip switch for setting the operation mode of fixed speed, multiple speed switching, stepless operation, A plurality of dip switches for setting a plurality of inverter output frequencies are provided.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a multiblade fan with a sound deadening box according to the present invention, and FIG. 2 is a diagram showing details of an operation unit of the inverter. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a silencer box body, and a multiblade fan 2 is provided in the silencer box body 1.
[0014]
The sound deadening box 1 includes a suction plate 3 and a discharge plate 4 at both ends, and the suction plate 3 is provided with a suction port 3a and the discharge plate 4 is provided with a discharge port 4a. In addition, a sound absorbing material 5 is provided inside the sound deadening box 1.
[0015]
The multiblade fan 2 includes an electric motor 8 and an impeller 9, and the impeller 9 is fixed to a main shaft 8 a of the electric motor 8 and is disposed in a casing 7 disposed in the silencer box 1. A power supply wire 8 b of the electric motor 8 passes through the sound absorbing material 5 of the silencer box 1 and the side surface of the silencer box 1 and is connected to the output terminal 10 b of the inverter 10.
[0016]
The inverter 10 is attached so as to penetrate the side surface of the sound deadening box 1 and the sound absorbing material 5 so that the heat sink 10 c of the inverter 10 is exposed in the passage 6. Input terminal 10a, output terminal 10b, external contact control terminal (not shown) of inverter 10, operation mode setting DIP switch 10d, frequency setting DIP switch 10e, frequency setting DIP switch 10f (see FIG. 2), etc. The output device is disposed outside the silencer box 1, and a gap 11 (width 1 to 2 mm) is provided between the side surface of the silencer box 1 and the sound absorbing material 5 on the upstream side of the passage 6 of the inverter 10. It is provided.
[0017]
In the multiblade fan with a sound deadening box having the above-described configuration, when power is supplied to the input terminal 10a of the inverter 10 and the inverter 10 is activated, the frequency setting dip switch 10e is pre-input in the operation mode setting dip switch 10d. Then, the power of the frequency input (set) to the frequency setting DIP switch 10f is output to the output terminal 10b, and the electric motor 8 is operated via the power supply wire 8b.
[0018]
When the motor 8 starts operation, the impeller 9 rotates, and the air sucked from the suction port 3a of the silencer box 1 passes through the passage 6, cools the heat sink 10c of the inverter 10, and further sucks the multiblade fan 2. It passes through the opening 2a and the discharge port 2b and is discharged from the discharge port 4a of the muffler box 1.
[0019]
When used as an exhaust fan for a construction facility or the like, the static pressure distribution as shown in FIG. 3 is obtained, so that the passage 6 becomes negative with respect to the atmospheric pressure, and the air is sucked through the gap 11, The heat sink 10c of the inverter 10 is cooled by being blown out. In FIG. 3, 3a, 6a, 2a, and 4a indicate the positions of the suction port 3a of the silencer box 1, the outlet 6a of the passage 6, the suction port 2a of the multiblade fan 2, and the discharge port 4a of the silencer box 1, respectively. Show.
[0020]
As described above, the heat sink 10c of the inverter 10 is cooled by the cooling air from the two places of the suction port 3a and the gap 11, but the multiblade fan 2 has the performance as shown in FIG. The static pressure increases as the air volume of the multiblade fan 2 decreases, and the static pressure decreases as the air volume increases (see FIG. 3).
[0021]
The speed of the cooling air blown out from the gap 11 varies depending on the differential pressure from the atmospheric pressure, but when the air volume of the multiblade fan 2 is small, the speed of the cooling air from the inlet 3a to the passage 6 is slow. Although the cooling effect on the hint sink 10c of the inverter 10 is reduced, the differential pressure between the pressure in the passage 6 and the atmospheric pressure is increased, and the wind speed of the cooling air blown from the gap 11 is increased, so that the cooling of the inverter 10 on the heat sink 10c is performed. The effect is not reduced.
[0022]
Further, when the air volume of the multiblade fan 2 is large, the differential pressure between the pressure in the passage 6 and the atmospheric pressure becomes small, and the wind speed of the cooling air blown out from the gap 11 to the passage 6 becomes slow. Although the cooling effect is reduced, the cooling air speed from the suction port 3a to the passage 6 is increased, so the cooling effect on the heat sink 10c of the inverter 10 is not reduced.
[0023]
FIG. 5 is a diagram showing the flow of the cooling air sucked from the gap 11 and the cooling air flowing from the suction port 3 a to the passage 6. Since the cooling air from the inlet 3a to the passage 6 is exhausted from the living room, it is often contaminated with cigarette smoke and the like, and dirt components adhere to the heat sink 10c of the inverter 10 due to long-term use. The cooling effect of the heat sink 10c on the inverter 10 may be reduced, but the blowing of cooling air from the gap 11 flows on the heat sink 10c, and therefore, the dirt from the room from the suction port 3a to the passage 6 becomes dirty. The cooling air that is not in contact with the heat sink 10c or the cooling air that is dirty and the cooling air that blows out from the gap 11 are mixed to locally reduce the concentration of dirt, thereby reducing the decrease in cooling effect due to the adhesion of dirt to the heat sink 10c. be able to.
[0024]
Next, setting and operation of the operation unit of the inverter 10 will be described. The operation mode setting dip switch 10d installed in the operation unit of the inverter 10 is, for example, a 2-bit switch, 00 is fixed speed, 01 is strength switching, 10 is continuously variable, and frequency setting dip The switch 10e and the frequency setting DIP switch 10f are, for example, 4-bit rotary DIP switches and are assigned frequencies as shown in FIG. The allocation is not limited to the frequency, and may be a variable such as a ratio to the base frequency.
[0025]
When the operation mode setting dip switch 10d starts the inverter 10 at a fixed speed of 00, the frequency set by the frequency setting dip switch 10e is output from the output terminal 10b to the motor 8 via the power supply wire 8b, and the multiblade The fan 2 is operated at the frequency. The set frequency of the frequency setting DIP switch 10f is ignored in the mode.
[0026]
As described above, when the operation mode setting DIP switch 10d has a fixed speed of 00, the inverter 10 is started, and any of the 16 frequencies can be selected before installation without input from the panel (operation unit) of the inverter 10. In addition to the same effects as a belt-driven fan, the fan dimensions and installation space can be greatly reduced. Further, since the rotation speed of the fan can be changed only by changing the setting of the frequency setting DIP switch, the rotation speed of the fan can be easily changed when the air volume is excessive or insufficient after installation.
[0027]
When the operation mode setting dip switch 10d starts up the inverter 10 with strong / weak switching of 01, the larger one set by the frequency setting dip switch 10e and the frequency setting dip switch 10f is stronger and the smaller one is weaker. So that you can drive. The strength can be input to an external input terminal (not shown) of the inverter 10 through a non-voltage contact or the like.
[0028]
As described above, when the operation mode setting DIP switch 10d is 01 strong / weak switching, the strong and weak frequencies can be selected from 16 types of frequencies, respectively. This eliminates problems such as excessive performance and insufficient performance.
[0029]
When the operation mode setting DIP switch 10d starts the inverter 10 with a continuously variable transmission of 10, the frequency can be proportionally controlled by a resistance input, a voltage input, a power input, etc. of an external input terminal (not shown). .
[0030]
These dip switches (10d, 10e, 10f) are set to arbitrary initial values at the time of shipment, and the operation mode and operation frequency can be input with the dip switch. Therefore, set the dip switch to a predetermined value before installing the multiblade fan with a silencer box. By setting, the type of inventory can be greatly reduced.
[0031]
In the embodiment of the present invention, the multi-blade fan with a sound deadening box is configured as described above, so that the following operation is obtained. Since fixed speed, multiple speed switching, continuously variable speed operation mode and multiple speeds can be input by DIP switches (10d, 10e, 10f), the inverter's operation mode and speed can be set at the construction site. Before installing the blade fan, the specified operation mode and rotation speed can be input without turning on the power, so that the operation mode and rotation speed can be stocked with the initial values.
[0032]
Further, since the inverter 10 is attached through the outer plate of the silencer box 1 and the sound absorbing material 5, the entire inverter 10 can be removed in the case of a failure or the like. Further, since the heat sink 10c of the inverter 10 is inserted and disposed in the passage 6 of the silencer box 1, and a minute gap 11 is provided between the outer plate on the upstream side of the passage 6 of the inverter 10, the silencer The inside of the box 1 has a negative pressure with respect to the atmospheric pressure, and the heat sink 10c of the inverter 10 can be effectively cooled regardless of the operating point of the multiblade fan 2.
[0033]
Further, if the operating point of the multiblade fan 2 is a place where the air volume is large, the difference from the atmospheric pressure is small due to the characteristics of the fan, so the air volume from the gap 11 is reduced, but the air volume of the multiblade fan 2 is large. A sufficient cooling effect can be obtained. On the other hand, if the airflow at the operating point of the multiblade fan 2 is small, the difference from the atmospheric pressure becomes large due to the characteristics of the multiblade fan 2, the airflow from the gap 11 increases, and the airflow of the multiblade fan 2 increases. Even if it is small, a sufficient cooling effect can be obtained.
[0034]
The air handled by the multi-blade fan 2 is exhausted from the living room and is often contaminated with cigarette smoke, etc., and the cooling effect is reduced when used for a long period of time due to dirt adhering and accumulating on the heat sink 10c. However, by sucking external clean air from the gap 11 and blowing it out to the heat sink 10c, the dirty air handled by the multi-blade fan 2 is not directly touched or mixed with clean air on the heat sink 10c. Since the degree is lowered, the decrease in the cooling effect can be reduced.
[0035]
As described above, the cooling can be performed by the multiblade fan 2 and the gap 11 described above, the cooling fan attached to the inverter 10 is unnecessary, the increase in noise can be prevented, and the inverter is in an amount corresponding to the power consumption of the cooling fan. The efficiency of 10 can be improved. Further, since the cooling air volume can be obtained more than the cooling fan attached to the inverter 10, a small inverter can be used for the output of the electric motor 8.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a multiblade fan with a sound deadening box having the following excellent effects can be provided.
(1) An inverter is disposed on the outer plate on the suction side of the muffler box so as to penetrate the outer plate and the sound absorbing material, and the inverter is disposed so that the heat sink of the inverter is inside the muffler box. By providing a minute gap that penetrates the inside and outside of the silencer box between the inverter and the inverter upstream of the through hole, the cooling air can be sent to the inverter heat sink regardless of the fan air volume. No deterioration due to the operating point, and since blowing and blowing air from the gap to the heat sink can reduce the adherence and accumulation of dirt on the heat sink, the cooling effect is prevented from lowering. The noise of the attached multiblade fan can be reduced, and a small inverter should be used for the motor output. It can be.
[0037]
(2) By providing a plurality of dip switches for setting the operation mode of fixed speed, multiple speed switching, stepless speed change, and a plurality of dip switches for setting a plurality of inverter output frequencies, these inverters can be operated without energizing the inverter. The frequency of this mode can be input, so the same effect as a fan with a silencer box using a belt-driven fan can be obtained, and a dip switch is set at the time of shipment for fixed speed, multiple speed switching, and stepless speed change. The operation mode and frequency can be easily set without any electrical wiring and energization before installation as arbitrary initial values, so the types of products and types of inventory can be greatly reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a multiblade fan with a sound deadening box according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating details of an operation unit of the inverter.
FIG. 3 is a diagram showing a static pressure distribution in the silence box passage of the multiblade fan with a silence box according to the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a performance curve of a multiblade fan.
FIG. 5 is a diagram showing the flow of cooling air in the silence box passage of the multiblade fan with a silence box according to the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of setting values and output frequencies of a frequency setting dip switch of an inverter operation unit of a multiblade fan with a silencing box according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Silence box 2 Multiblade fan 3 Suction plate 4 Discharge plate 5 Sound absorption material 6 Passage 7 Casing 8 Electric motor 9 Impeller 10 Inverter 11 Clearance 12 Companion flange 13 Complement flange

Claims

消音ボックスと、該消音ボックス内に設けられた多翼ファンを具備し、該消音ボックスの吸込口から吸い込んだ空気を、該消音ボックス内に形成された吸音材で形成された通路を通って該多翼ファンの吸込口に導き、該多翼ファンで加圧し、該消音ボックスの吐出口から吐き出すように構成し、該多翼ファンを駆動する内臓電動機をインバータの出力で運転する消音ボックス付多翼ファンにおいて、
前記消音ボックスの吸込み側の外板に前記インバータを該外板及び吸音材を貫通して配置すると共に、該インバータのヒートシンクが消音ボックスの内側になるように配置し、前記消音ボックス外板のインバータの貫通穴の前記通路上流側にインバータとの間に消音ボックスの内外を貫通する微小な隙間を設け、前記内臓電動機を該インバータ出力により可変速で運転することを特徴とする消音ボックス付多翼ファン。A silencer box and a multi-blade fan provided in the silencer box are provided, and the air sucked from the suction port of the silencer box passes through the passage formed by the sound absorbing material formed in the silencer box. The multi-blade fan is led to the suction port, pressurized by the multi-blade fan, and discharged from the discharge port of the muffler box, and the built-in motor that drives the multi-blade fan is operated with the output of the inverter. In wing fans,
The inverter is disposed through the outer plate and the sound absorbing material on the suction side outer plate of the silencer box, and the inverter is disposed so that the heat sink of the inverter is inside the silencer box. A multi-blade with a sound deadening box, characterized in that a minute gap penetrating the inside and outside of the sound deadening box is provided between the through hole in the upstream side of the passage and the inverter, and the built-in motor is operated at a variable speed by the output of the inverter. fan.

前記インバータの操作部に固定速、複数速切替及び無段階変速の運転モード設定用のディップスイッチと、複数のインバータ出力周波数を設定するディップスイッチが複数個設けられていることを特徴とする請求項１に記載の消音ボックス付多翼ファン。The operation section of the inverter is provided with a plurality of dip switches for setting operation modes of fixed speed, multiple speed switching and continuously variable transmission, and a plurality of dip switches for setting a plurality of inverter output frequencies. A multi-blade fan with a sound deadening box according to 1.