JP3650353B2 - 通信インターフェース、通信に於けるユーザー確認方法、プログラム及び通信回線上における商品・情報の購入システム - Google Patents

通信インターフェース、通信に於けるユーザー確認方法、プログラム及び通信回線上における商品・情報の購入システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信インターフェース、通信に於けるユーザー確認方法、プログラム及び通信回線上における商品・情報の購入システムに係り、特に有線通信においてサーバー側からユーザー側を所定時間経過ごとに接続確認する通信インターフェース、前記通信インターフェースを用いたユーザーの確認方法、プログラム及び前記通信インターフェースを用いた通信回線上における商品・情報の購入システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットのようなネットワーク環境では、通信する相手が不特定多数であり、通信相手が本当に意図した人間なのかを身元確認するのは非常に困難である。それにもかかわらず、インターネットでのいわゆる電子商取引等において商品の発注書やクレジットカード番号等のメッセージ交換が行われている。
【0003】
従来より、サーバー側が通信回線においてユーザーを確認する方法として、ユーザーからサーバー側に電話をかけてID番号を送り、一旦回線を切断し、その後サーバー側で、そのID番号と一対のデータとして記憶されているユーザーの電話番号に対して電話を掛け直すという手順による認証がある。
【0004】
その他の方法としては、サーバー側でユーザーから送信されたID番号、パスワード等と、サーバー側に登録されているものとを比較して、ユーザーを確認するという認証方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前者の方法ではサーバー側が電話の掛け直しを行うためその分手間がかかり、また掛け直し時にミスが生じるおそれがあった。また、後者の方法では、ユーザー以外の他人によってユーザーのID番号とパスワードが不正に知得された場合に、そのID番号とパスワードを不正に使用して、正規のユーザーとは別の場所から接続されるようなことがある。このような場合に、情報配信サービス等を行うサーバー側では、もはやその通信相手が本当に意図した人間か否かを判別するのは非常に困難になってしまうという問題があった。
【0006】
そして、上記のように情報配信サービスを行うサーバー側への接続を誤使用、又は不正に行いサーバー側の接続許可を得た場合、正規のユーザーに確認の手続きの手間をかけて煩わすような負担なしに、サーバー側がユーザーを確認する事も大変困難である。
【0007】
したがって、近年増えつつあるインターネットへの常時接続による情報配信サービスを行うサーバーと、ユーザーとの接続中においても、ユーザーに負担をかけずにサーバー側がユーザーを確認する事は大変困難である。
【0008】
また、上記常時接続においては、ハッカー等によって不正にユーザーのIDやパスワードといった秘密情報がユーザー以外に流出する可能性が高くなるという危惧がある。
【0009】
さらに、サーバー側からの情報等の提供において、上記ハッカー等からの不正に抗する安全な課金方式が明確には確立されていないという問題がある。情報提供側であるサーバー側の課金方法としては、共通鍵や公開鍵及びそれらを組み合わせて行う情報の暗号化を利用した電子認証等を使用した、さまざまなアイデアが発表されているが、ユーザー側の立場で考えられた課金(支払)方法はなく、現状の課金(支払)方法に対し、ユーザーの大半は不安感を抱いているという現状がある。
【0010】
ひいては、企業間電子商取引、企業−消費者間電子商取引をインターネット上で安全に展開することに対する危惧に繋がるという問題がある。
【0011】
現在のインターネットにおけるプロバイダーの収益としては、契約ユーザーの接続料金、ウェブサイト内のバナー広告等の広告収益、情報・商品等の販売収益、またこれらに付随する収益等がある。しかし、これら収益はいずれも減少もしくは停滞気味でありプロバイダーの運営自体が大変厳しい状態であるという現状もある。
【0012】
本発明の目的は、サーバー側に予め登録されているユーザー側通信機器とサーバーが通信回線を通して接続されたときに、ユーザーが複雑な操作を行うことなく、サーバーによってユーザーの接続が確認できると共に、不正接続者によって通信回線の誤使用及び不正使用が行われたときに於ても、その不正接続が判別できる通信インターフェース、通信に於けるユーザー確認方法及びプログラムを提供することにある。
【0013】
また、本発明の別の目的は、電子商取引において、ユーザーがサーバー側から有益な商品、情報を安全に購入することができ、サーバー等の商品、情報提供側も確実に購入者を特定することができ、さらに企業間電子商取引及び企業−消費者間電子商取引のインターネット上での展開を容易にすることができる通信回線上における商品・情報の購入システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の請求項1に係る通信インターフェースによれば、ユーザー通信機器とサーバー間の通信回線に設置され、前記ユーザー通信機器と前記サーバーとの間で前記通信回線を通じてデータを送受信する通信インターフェースであって、前記サーバー及び前記ユーザー通信機器とデータ送受信を行う送受信部と、前記サーバーから送信された接続確認用データを記憶する記憶部と、前記接続確認用データを受信したときに該接続確認用データを前記記憶部へ記憶する処理と、前記接続確認用データの受信から所定時間経過後に該接続確認用データを含む返信データを前記送受信部から前記サーバーへ送信する処理と、を行う制御CPUと、を備えたことにより解決される。
【0015】
このように、通信インターフェースは、ユーザー通信機器とサーバーとの間で回線接続されているとき、サーバーから送信された接続確認用データを記憶すると共に、所定時間経過後に前記接続確認用データを含む返信データをサーバーへ送信するように構成されている。
【0016】
したがって、サーバーは、受信した返信データと送信した接続確認用データを比較することにより、サーバーからの接続確認データを受信した通信インターフェースと、所定時間経過後に返信データを送信した通信インターフェースとが同じであること、すなわちユーザーが同じであることを確認することができる。
【0017】
また、請求項2に記載のように、前記制御CPUは、前記サーバーから受信したデータ送信要求のデータに基づき、前記記憶部に記憶されているデータを、前記サーバーへ送信する処理を行うようにすれば好適である。サーバーは、通信インターフェースからデータ送信要求にもとづいたデータを取得することができるので、通信インターフェースの認証を行うことができる。
【0018】
また、請求項3に記載のように、前記通信回線は、電話回線を含む通信回線であることにより、通信インターフェースは、インターネットでのユーザーの認証にも、容易に適用される。
【0019】
また、請求項4に記載のように、前記通信インターフェースは、前記ユーザー通信機器に内蔵されれば好適である。
【0020】
また、本発明の請求項5に係る通信に於けるユーザー確認方法は、ユーザー通信機器とサーバー間の通信回線での通信に於けるユーザー確認方法であって、前記ユーザー通信機器は、前記通信回線を通じて前記サーバーへデータ送受信を行う通信インターフェースを備え、通信回線接続時に、前記サーバーが、前記ユーザー通信機器の通信回線番号を取得する第1のステップと、前記ユーザー通信機器が、ユーザー認証データを前記サーバーへ送信する第2のステップと、前記サーバーが、前記ユーザー通信機器から前記ユーザー認証データを受信し、該ユーザー認証データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第3のステップと、前記サーバーが、前記通信回線番号にもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第4のステップと、を備えていることを特徴とする。
【0021】
通信回線接続時に取得した回線番号によりユーザーが確認されるので、回線接続した者が不正にユーザー認証データを知得した接続者であった場合にでも、認証が可能となるので好適である。
【0022】
さらに、請求項6に記載のように、前記第4のステップの後に、前記サーバーが前記通信インターフェースへデータ送信要求用データを送信する第5のステップと、前記通信インターフェースが、前記データ送信要求用データを受信し、前記サーバーへ返信データを送信する第6のステップと、前記サーバーが、前記返信データを受信し、該返信データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第7のステップと、前記サーバーが、前記通信インターフェースへ接続確認用データを送信する第8のステップと、前記通信インターフェースが、前記接続確認用データを受信し、該接続確認用データの受信から特定時間経過後に、該接続確認用データを含む確認データを前記サーバーへ返信する第9のステップと、前記サーバーが、前記確認データを受信し、該確認データと前記接続確認用データの内容が一致しているか否かを確認し、一致していれば前記通信回線の接続を維持し、一致していなければ前記通信回線の接続を切断する第10のステップと、を備えるようにしてもよい。
【0023】
さらに、請求項7に記載のように、前記通信回線の接続中において、前記第10のステップの後に再び前記第8のステップが行われるようにしてもよい。通信回線接続中は、引き続き所定時間ごとのユーザー認証がされ続けるので、ユーザー及びサーバーは、安全にデータ送受信することができる。
【0024】
さらに、請求項8に記載のように、前記接続確認用データは、前記サーバーからの送信ごとに異なるデータを含むことにより、より確実にユーザーの認証を行うことができるので好適である。
【0025】
さらに、請求項9に記載のように、前記接続確認用データは、前記サーバーによって生成された任意の複数の記号を含むことにより、より確実にユーザーの認証を行うことができるので好適である。
【0026】
また、本発明の請求項10に係るプログラムは、ユーザー通信機器とサーバー間の通信回線に設置され、前記ユーザー通信機器と前記サーバーとの間で前記通信回線を通じてデータを送受信する通信インターフェースにおいて、前記サーバーから受信したデータ送信要求用データにもとづき、返信データを前記サーバーへ送信する第1の処理と、前記サーバーから受信した接続確認用データを記憶する第2の処理と、前記接続確認用データを受信してから特定時間経過後に、該接続確認用データを含む確認データを前記サーバーへ返信する第3の処理と、を前記通信インターフェースに実行させるものである。
【0027】
また、本発明の請求項11に係るプログラムは、通信インターフェースを備えたユーザー通信機器と通信回線を介してデータ通信を行うサーバーにおいて、前記ユーザー通信機器との通信回線接続時に、通信回線番号を取得する第1の処理と、前記ユーザー通信機器からユーザー認証データを受信し、該ユーザー認証データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第2の処理と、前記通信回線番号にもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第3の処理と、データ送信要求用データを生成し、該データ送信要求用データを前記通信インターフェースへ送信する第4の処理と、前記通信インターフェースから受信した返信データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第5の処理と、接続確認用データを生成し、該接続確認用データを前記通信インターフェースへ送信する第6の処理と、前記通信インターフェースから受信した確認データと前記接続確認用データの内容が一致しているか否かを確認し、一致していれば前記通信回線の接続を維持し、一致していなければ前記通信回線の接続を切断する第7の処理と、前記確認データを記憶する第8の処理と、を前記サーバーに実行させるものである。
【0028】
また、請求項12に記載のように、前記通信回線の接続中において、第8の処理の後に、再び第6の処理を前記サーバーに実行させるようにしてもよい。
【0029】
また、上記課題は、本発明の請求項13に係る商品・情報の購入システムによれば、通信回線に接続されたユーザー通信機器、販売側通信機器とサーバーとの間で商品又は情報が売買される商品・情報の購入システムであって、前記ユーザー通信機器は、前記サーバーへ商品又は情報の購入要求データを送信する手段と、第1の通信インターフェースと、を備え、前記販売側通信機器は、前記サーバーと商品又は情報に関するデータを送受信する手段と、第2の通信インターフェースと、を備え、前記第1及び第2の通信インターフェースは、該サーバーと接続確認のためのデータ送受信を行う手段を備え、前記サーバーは、前記ユーザー通信機器及び前記販売側通信機器と商品又は情報に関するデータを送受信する手段と、前記第1又は第2通信インターフェースとの通信回線接続中の所定時間ごとに前記第1又は第2通信インターフェースと接続確認のためのデータ送受信を行う手段と、を備えたことにより解決される。
【0030】
サーバーは、所定時間ごとにユーザー通信機器及び販売側通信機器の接続確認を第1及び第2の通信インターフェースとの間で行うので、通信相手が特定される。また、不正接続者が、前記通信インターフェースを介さずに、不正にIDやパスワード等を使用してサーバーに接続したとしても、サーバーによってその不正接続が確認される。
【0031】
したがって、不正接続者によって、商品・情報が不正に購入されることがない。商品・情報の販売側は、安心して商品等を販売することができ、ユーザーも安心して商品等を購入することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の通信インターフェースを、インターネットを含む通信回線上で通信を行う際に使用するモデムAに適用した場合の一実施例について説明する。なお、以下に説明する構成、処理ステップ、装置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0033】
図1は本発明の実施例におけるモデムとサーバーの接続にかかる部分のブロック図、図2はサーバーによるモデム確認の流れ図、図3はサーバーによるモデム確認における割り込みルーチンの流れ図、図4はプロバイダーとユーザーとの回線接続の説明図、図5はプロバイダー、ユーザー及び商品・情報提供企業との回線接続の説明図、図6はプロバイダー、ユーザー及び商品・情報提供企業との商品・情報等の流れの説明図である。
【0034】
図1は本発明の通信インターフェースにかかるモデムAとサーバーBとの回線接続にかかる部分のブロック図である。モデムAは制御CPU10と、接続機器送受信部11と、常時接続送受信部12と、記憶部13等から構成される。制御CPU10は、通信端末30とサーバーBとのデータ授受の制御、受信したデジタル信号をアナログ信号に変換、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換、サーバーBからのデータ送信要求に従ってデータの送受信及び記憶部13へのデータ授受制御等を行う。
【0035】
接続機器送受信部11は通信端末30とデジタル信号のデータ送受信を行い、10BASE−T、RS-232C、USB等による接続ポートを有している。常時接続送受信部12は、サーバーBと通信回線を通じてアナログ信号のデータ送受信を行い、INS、ADSL又はアナログポート等を有している。なお、接続機器送受信部11と常時接続送受信部12は、それぞれの機能を有した一体の送受信部として構成してもよい。
【0036】
記憶部13は、制御CPU10の作動プログラムの格納、サーバーBからのデータの記憶及び作業領域等として利用される。また、記憶部13には、サーバーBとのデータ送受信用のためのデータが記憶される。
【0037】
モデムAは、ユーザーによって予め、通信端末30とサーバーBとの回線接続前の設定時に、回線番号等の入力が行われ、この回線番号等は記憶部13内に記憶される。また、記憶部13には、モデムA固有のシリアル番号も記憶されている。さらに、記憶部13には、モデムAとサーバーBとの回線接続中に行われるサーバーBからモデムAへの接続確認の接続記録データが記憶される。
【0038】
接続記録データは、所定回数分が順次記憶され、それに伴い、時間的に古い接続記録データは消去されていくものである。接続記録データとしては、サーバーBからの接続確認要求信号、接続確認要求信号と共に送信されてくる乱数データ、送信時間、回線番号、モデムA固有のシリアル番号等である。接続記録データが記憶される回数については、ユーザーが設定することができるようにしてもよいし、例えば10回分、20回分といったように予め設定されていてもよい。
【0039】
モデムAは、通信端末30の種類によらず使用することが可能であり、通信端末を交換する際も、特にモデムAの設定変更は必要ない。
【0040】
モデムAは、通信端末30と上記のように有線によるデータ送受信を行うように構成されてもよいし、無線によるデータ送受信を行うように構成されてもよい。また、モデムAが、通信端末30に内蔵される構成であってもよい。
【0041】
さらに、通信端末30が、モデムAの機能及び構成を含み、モデムAの機能を有した通信端末30として一体に構成されてもよい。この場合、通信端末30は、通信端末30本来の動作を制御するCPU、記憶部、データ入出力部、データ送受信部以外に、付属的にモデムAの制御CPU10、記憶部13、常時接続送受信部12等が設けられた構成となる。又は、通信端末30本来の動作を制御するCPU自体に、制御CPU10の機能が追加された構成としてもよい。
【0042】
サーバーBは、制御CPU20と、送受信部21と、記憶部23、不図示のデータ入出力部、不図示のデータ表示部等から構成される。制御CPU20は、通信端末30とのデータ送受信の制御、モデムAとの接続確認のための制御及び外部機器とのデータ授受制御等を行う。記憶部23は、CPU20の作動プログラムの格納、モデムAからのデータの一時記憶及び作業領域等として利用される。
【0043】
また、記憶部23には、ユーザー登録データが記憶される。ユーザー登録データには、予め、通信端末30との回線接続前の登録によって設定されたユーザーごとのユーザーID番号、パスワード、モデムA固有のシリアル番号、回線番号等が記憶される。
【0044】
さらに記憶部23には、接続記録データが記憶される。接続記録データには、モデムAとサーバーBとの回線接続中に送受信された接続確認の記録である接続確認要求信号、乱数データ、送信時間、モデムA固有のシリアル番号、回線番号等がユーザーごとに所定回数分記憶される。
【0045】
サーバーBによるモデムAの確認方法について、図2及び図3にもとづき説明する。通信端末30とサーバーBは、予め使用登録が行われている。まず、ユーザー側のモデムAの処理について説明する。ステップS10で、通信端末30とサーバーBとの回線接続処理のためのデータが、モデムAを介して送信されることにより回線が接続され、ステップS11へ進む。
【0046】
ステップS11で、ユーザーとサーバーB間で登録設定されたユーザーIDとパスワードがモデムAを介して送信される。ユーザーIDとパスワード及びユーザーの回線番号が、サーバーBによって取得され、サーバーBが有するユーザー登録データと照合が行われる。その結果、正規のユーザーであると認められると、サーバーBは、モデムAに対して回線番号、前回接続記録及びモデムA固有のシリアル番号のデータ送信要求を送信する。
【0047】
次に、ステップS12で、モデムAは前記データ送信要求を受信すると、ステップS13へ進む。ステップS13で、モデムAの記憶部13の接続記録データが参照され、サーバーBとの過去の接続記録データがあるか否かが判別される。
【0048】
ステップS13で、過去の接続記録データがあると判別された場合(ステップS13;YES)は、ステップS14で、過去の接続記録データのなかで最新の接続記録データの一部(接続確認要求信号、乱数データ、送信時間)と、モデムA固有のシリアル番号、回線番号がサーバーBへ送信され、ステップS16へ進む。ただし、モデムA固有のシリアル番号、回線番号は、接続記録データとして記録されているものが送信されてもよい。
【0049】
一方、ステップS13で、過去の接続記録データがないと判別された場合(ステップS13;NO)は、ステップS15でモデムA固有のシリアル番号及び回線番号のみが返信され、ステップS16へ進む。過去の接続記録データをモデムAが有していない場合とは、通信端末30とサーバーBとの回線接続が初回の場合、モデムAの接続設定をユーザーがやり直し等した原因により記憶部13内の接続記録データが失われた場合である。
【0050】
ステップS16で、モデムAによってサーバーBからの接続確認要求が受信されると、ステップS17では、ステップS16で受信された接続確認要求が、最新の接続記録データとされ、記憶部13の接続記録データが更新される。なお、サーバーBからの接続確認要求には、接続確認要求信号、乱数データ、送信時間、モデムA固有のシリアル番号、回線番号等が含まれる。
【0051】
そして、ステップS18では、ステップS17において接続確認要求が受信されてから一定時間(例えば、10秒)経過したか否かが判別され、一定時間経過した場合(ステップS18;YES)は、ステップS19へ進む。一方、一定時間経過していない場合(ステップS18;NO)は、ステップS18を繰り返す。
【0052】
ステップS19では、モデムAの記憶部13に更新された最新の接続記録データの一部(接続確認要求信号、乱数データ、送信時間)とモデムA固有のシリアル番号及び回線番号が、サーバーBへ返信され、ステップS20へ進む。ただし、モデムA固有のシリアル番号、回線番号は、最新の接続記録データのものが返信されてもよい。
【0053】
ステップS18での一定時間が10秒に設定されているのは、モデムAが接続記録データをサーバーBから受信して、返信データを送信するまでの時間を、モデムA内の記憶部13のデータが不正にコピーされ、その不正コピーデータが使用されてサーバーBに不正に接続されるのに要する時間よりも短くするためであり、通信機器や回線速度に応じて前記一定時間は短く設定されてもよい。
【0054】
ステップS20では、通信端末30で回線切断処理がなされると、モデムAはそれを受け(ステップS20;YES)、回線切断に係る処理を行い、処理を終了する。回線切断処理が行われていない場合(ステップS20;NO)は、ステップS16へ戻る。
【0055】
次に、サーバーBの処理について説明する。ステップS30で、ユーザー側からの回線接続処理に基づき、回線が接続されると共に、ユーザー側の回線番号が取得され、ステップS31へ進む。
【0056】
ステップS31で、サーバーBは通信端末30からモデムAを介して、ユーザーIDとパスワードを受信する。ステップS31で受信されたユーザーIDとパスワード及び回線番号は、ステップS32でサーバーBの記憶部23に記憶されたユーザー登録データのユーザーIDとパスワードと照合が行われる。
【0057】
照合の結果、正規ユーザーと認められた場合(ステップS32;YES)はステップS33へ進む。一方、照合の結果、正規ユーザーと認められなかった場合(ステップS32;NO)は、ステップS43へ進み、サーバーBは記憶部23に接続記録とエラー記録を書き込む。接続記録には、接続してきたユーザーから送信されてきたユーザーID、パスワード、回線番号、接続日時等が含まれる。
【0058】
そして、ステップS44で、サーバー側の管理者にエラー接続があった旨を通知するためにサーバーBの管理用端末にエラー表示を行い、ステップS45で、回線を切断する。
【0059】
なお、正規ユーザーと認められなかった場合に、すぐに回線を切断せずユーザーIDとパスワードの送信要求が送信され、通信端末30に再度ユーザーIDとパスワードの送信要求表示が行われるようにし、ユーザーに正しいユーザーIDとパスワードを送信する機会が再度与えられるようにしてもよい。
【0060】
ステップS33で、サーバーBは、モデムAに対してモデムA固有のシリアル番号及び回線番号を含む前回の接続記録の送信を要求するデータ送信要求を送信し、ステップS34へ進む。ステップS34で、サーバーBは、モデムAから過去の接続記録データのなかで最新の接続記録データの一部(接続確認要求信号、乱数データ、送信時間)と、モデムA固有のシリアル番号、回線番号を受信する。
【0061】
なお、ステップS33でデータ送信要求が送信されてから、所定時間経過以内にモデムAから返信データを受信しない場合は、ステップS43からS45の処理を行い、処理を終了してもよい。
【0062】
ステップS34で、サーバーBはモデムAからの回線番号等のデータを受信し、ステップS35で、受信データに過去の接続記録データが含まれているか否かを判別する。過去の接続記録データが含まれている場合(ステップS35;YES)は、ユーザーIDとパスワードから特定されたユーザーに関するサーバーBが有する過去の最新の接続記録データ及びユーザー登録データと、受信データの接続記録データ等が一致するか否かが判別される。具体的には、乱数データ、送信時間、モデムA固有のシリアル番号、回線番号がそれぞれ一致するか否かが照合される。
【0063】
なお、上記照合では、モデムA固有のシリアル番号、回線番号は、ユーザー登録データが参照されているが、これらは、サーバーBが有する過去の最新の接続記録データにふくまれるものが参照されてもよい。
【0064】
モデムAの記憶部13への接続記録データの前回の最終更新処理が、エラーによって正しく実行されていない場合がある。その場合は、サーバーBによる接続記録データの照合において、サーバーBが有しているモデムAの過去の最新接続記録データと受信データの接続記録データが一致しない。このことを考慮し、サーバーBは過去10回分の接続記録データまでさかのぼって照合を試みる。なお、設定により、サーバーBがさかのぼって照合する接続記録データの数を変更することは可能である。
【0065】
照合の結果、両者が一致した場合(ステップS36;YES)、サーバーBはモデムAを確認し、ユーザーIDとパスワードから特定された接続者は正規ユーザーであると判別され、ステップS38へ進む。
【0066】
一方、照合の結果、ユーザーIDとパスワードによってユーザーとみなされた接続者からの返信データの接続記録データと、サーバーBの過去の接続記録データとが一致しない場合(ステップS36;NO)は、ユーザーID及びパスワードが不正に知得され、これらが使用されて不正に接続されたものとみなされる。そして、S43からS45の処理が行われ、回線は切断される。
【0067】
ステップS35において、受信データに過去の接続記録データ、すなわち、接続確認要求信号、乱数データ、送信時間が含まれていない場合(ステップS35;NO)は、ステップS37で受信データに含まれる回線番号とモデムA固有のシリアル番号が、サーバーBの有するユーザー登録データと一致するか否かが照合される。
【0068】
照合の結果、一致する場合(ステップS37;YES)、ユーザーIDとパスワードから特定された接続者は、サーバーBによって正規ユーザーであると判別され、ステップS38へ進む。一方、一致しない場合(ステップS37;NO)は、不正接続とみなされ、ステップS43からS45の処理が行われ、回線は切断される。
【0069】
ここで、ステップS37の照合の結果、接続者は、サーバーBによって正規ユーザーであると判別された場合であっても、過去の接続記録データによる照合が行われていないため、不正接続者である可能性は残されている。
【0070】
このため、サーバーBの記憶部23に接続記録データがなかった旨を示すフラグが、接続記録データに記憶されると共に、サーバーBの管理者にフラグが立った状態で接続されていることを知らせるための表示が、サーバーBの管理用端末に行われる。管理者は、過去の接続記録データに、フラグが頻繁に記憶されているようであれば、実際に正規ユーザーによって接続されているか否かの確認行為を行う。
【0071】
上記ステップS12からS15及びS33からS37の処理において、モデムAの固有シリアル番号の送受信及び照合は必ずしも行わなくてもよく、行わなくてもユーザーの確認は可能である。
【0072】
また、ステップS37の照合は必ずしも行われなくてもよく、ステップS37の処理が行われない場合は、直接ステップS38の処理へ移る。
【0073】
そして、正規ユーザーのモデムAは、サーバーBによって一定時間ごとの接続確認が行われる。ステップS38で、サーバーBによって任意の記号からなる乱数データが生成され、接続確認要求信号、生成された乱数データ、現在時間、モデムAの固有シリアル番号、回線番号等からなる接続確認要求が、モデムAへ送信される。
【0074】
なお、ステップS38で、サーバーBによってデータが送信されると、ステップS39で、サーバーB内のタイマがスタートする。前記タイマの設定時間は、例えば60秒に設定されており、設定時間が経過してもステップS40のモデムAからの返信がない場合は、図3の割り込みルーチンのステップS50へ進む。
【0075】
そして、ステップS51で、サーバーBによって、記憶部23にモデムAから最終に受信された接続記録データとエラー記録が書き込まれる。それと共に、前記タイマのタイムアップによる回線切断であることを示すフラグが、接続記録データに記録される。
【0076】
さらに、ステップS52で、サーバー側の管理者に前記タイマのタイムアップによる回線切断であることを通知するため、サーバーBの管理用端末にその旨の表示が行われ、ステップS53で回線が切断される。
【0077】
このタイマは、何らかの原因で回線が切断されてしまった場合、もしくは通信回線の混み具合によって返信が遅れる場合が、考慮され設定時間が設定されている。したがって、ステップS18の一定時間に送受信にかかる遅れ時間を加えた時間以上であれば60秒でなくてもかまわない。
【0078】
ステップS40で、サーバーBによって、モデムAから接続記録データが受信され、ステップS41で、ステップS38の処理によって送信された接続確認要求のデータ及びサーバーBが有するモデムAの固有シリアル番号と、モデムAからの返信データとが照合される。
【0079】
照合の結果、それらが一致した場合(ステップS41;YES)は、ステップS42で、モデムAからの返信データを接続記録データとして記憶部23に保存する。接続記録データは、サーバーBによってモデムAごとに更新保存され、再びステップS38へ戻る。
【0080】
以下、ユーザーが回線切断するまで接続中は、サーバーBはこの接続確認(S38からS42)を繰り返す。また、モデムAもサーバーBからの接続確認要求に従って、S16からS19を繰り返す。なお、この接続確認ルーチンにおいて、モデムAの固有シリアル番号のデータ送受信及びこれらの照合は必ずしも行わなくてもよい。
【0081】
一方、ステップS41で、照合の結果が一致しないと判別された場合(ステップS41;NO)は、サーバーBへ不正に接続されたとみなされ、ステップS43からS45の処理が行われ、回線が切断される。
【0082】
回線接続中は、上記接続確認を一定間隔で繰り返し行い続け、サーバーBはモデムAの存在を確認し続ける。したがって、モデムAが接続していないときにモデムAに成り代わって、他のユーザーが不正にサーバーBに接続することはできず、ユーザーもサーバー側も安全に回線接続を行うことができる。また、ユーザーID、パスワード、任意の記号等は周知の技術で暗号化され送受信されてもよい。サーバーBは、接続記録データを蓄積するので、モデムAごとの接続状況の把握が容易となる。
【0083】
次に、プロバイダーCがモデムAを用いたユーザーの確認方法を使用してサービスを提供する方法について図4乃至図6にもとづき説明する。まず、プロバイダーCは、新たに設立されるか、又は既に業務を行っているプロバイダーと業務提携することにより、インターネット接続サービスを行う。
【0084】
プロバイダーCは、商品・情報提供企業を募り、前記企業はモデムAを介して専用線等でプロバイダーCと常時接続され、プロバイダーCは前記企業から商品及び情報の提供を受ける。したがって、商品・情報提供企業は、プロバイダーCによって常に所定時間ごとに接続確認が行われ、プロバイダーCが提供する各種サービスを受けられる。
【0085】
また、プロバイダーCは、通信端末30からモデムAを使用してプロバイダーC経由でインターネット接続するサービスの契約をユーザーと行う。プロバイダーCは、運転免許証等の身元を確認できるものでユーザーを確認し、モデムAをユーザーへ貸付ける契約を交わす。ユーザーが支払う接続費用とモデムAの貸付け料は、銀行自動引き落としによってプロバイダーCへ支払われる。契約後、プロバイダーC及びユーザーによって、それぞれ回線接続のための設定が行われる。要すれば電話局側も設定の変更も行われる。
【0086】
例えば、ユーザーは、モデムAを介して、図4のようにルーター経由でパソコン等の通信機器30と常時接続回線を接続する。また、パソコン等の通信機器30とモデムAを直接接続することも勿論可能である。さらに、モデムAがパソコン等に内蔵された構成とすれば好適である。
【0087】
プロバイダーCは、プロバイダーCが運営するウェブサイトに、商品・情報提供企業からの商品及び情報の提供の購入表示を行う。商品・情報としては、デパート、小売店等の商品販売、新聞社、雑誌社、証券会社等の情報提供、運輸会社等の予約手配、競馬、競艇等のギャンブル、学校、在宅医療等の教育関係、ゲーム、音楽等の娯楽等がある。さらに、テレビ局誘致によるブロードバンド放送、ペイテレビのような情報の提供、情報・ソフトウエアー等の有料提供及び販売等が考えられる。
【0088】
ユーザーは、通信端末30からモデムAを介してプロバイダーCへ回線接続し、プロバイダーCの提供するHP閲覧、電子メール等のサービスを受ける。ユーザーのモデムAは、回線接続中、プロバイダーCのサーバーBによって定期的に接続を確認される。
【0089】
図6にもとづき、前記ウェブサイトで商品等を購入する場合の商品等の流れについて説明する。ユーザーは、通信機器30でウェブブラウザによって前記ウェブサイトを閲覧することができ、商品及び情報販売用の画面を通信機器30の表示部に表示させることが可能である。
【0090】
ウェブサイトに表示された商品及び情報を購入する場合は、ウェブサイトの表示に従い購入の意思表示を行う。具体的には、ブラウザによって表示されたウェブサイトの画面上にある該当商品の購入ボタン等が押下される。
【0091】
そして、商品の購入ボタンが押下されると、その商品の配送方法が画面上に表示され、配送方法が選択され該当配送方法のボタンが画面上で押下される。配送方法は、配送会社を利用する方法、或いはコンビニエンスストア等までは流通経路に載せユーザーがコンビニエンスストア等まで受け取りに行く方法等のうちから選択される。
【0092】
購入ボタン等が押下されると、商品・情報提供企業、商品及び情報、商品及び情報の単価、数量等の購入データがブラウザの機能により任意に暗号化されプロバイダーCへ自動的に送信される。サーバーBは、ユーザーをモデムAによって常に認証確認し続けているので、購入者を特定することができる。したがって、不正接続者によってユーザーに成り代わって、不正に購入データがプロバイダーCへ送信されることを防ぐことができる。
【0093】
プロバイダーCのサーバーBによって、暗号化された前記購入データが受信されて復号化されると、モデムAごとの購入記録はサーバーBの記憶部23へ追加される。これにより、ユーザーの商品購入及び情報入手はサーバー側で管理することができる。さらに、該当する商品・情報提供企業に購入データとモデムAによって確認されたユーザーの住所、氏名等が送信される。
【0094】
ユーザーによって情報が購入される場合は、サーバーBからユーザーの通信端末30へ回線を通じて前記情報が送信される。商品が購入される場合は、商品提供企業が前記購入データ等を受け取った時点で、商品の配送手配が行われ、ユーザーへ商品が配送される。
【0095】
プロバイダーCからユーザーへの商品購入・情報入手等(パケット通信等)に対する請求は、毎月プロバイダーCに支払う接続費とモデムAの貸付け料に、ユーザーの購入記録にもとづき商品・情報入手費が加算される。課金請求の対象はモデムAである。モデムAの使用者であるユーザーには毎月の利用料金明細が送付される。請求額は、銀行自動引き落としによってユーザーから支払われる。
【0096】
商品・情報提供企業ごとにユーザーの購入データが、プロバイダーCによって集計され、ユーザーからの入金が確認されると、それぞれの商品・情報提供企業に対し支払いが行われる。プロバイダーCは、商品・情報提供企業に対する支払額の数%を管理手数料等として徴収する。
【0097】
ユーザーの認証は、サーバーBとモデムAによって所定期間ごとに行われている。したがって、ユーザーはモデムAによって特定されるため、クレジットカード番号や銀行口座を商品等の購入時に入力する必要がない。したがって、これらの番号が不正に流出することによって、不正使用される可能性がなくなる。また、クレジットカード番号や銀行口座、氏名、電子メールアドレス等を購入時に入力する手間が省ける。
【0098】
以上のように、商品等のインターネット上での購入に関して、所定時間ごとに接続確認されているモデムAによって、ユーザーが特定されるので、不正にユーザーに成りすました接続者や誤使用による接続者に対して誤って商品提供されることがなくなる。したがって、商品・情報提供企業は、安全かつ確実に商品を提供することができる。
【0099】
ユーザーも、自らを偽る不正接続者によって購入した覚えのない代金を請求されるということがなくなる。代金の支払いに関しても、ユーザーの秘密情報であるクレジットカード番号等の入力が不要になることから、誤ってもしくは不正に他者に秘密情報が漏れるということがなくなる。ユーザー及び商品・情報提供企業にとっても、支払い又は請求をまとめてプロバイダーCにのみすればよいだけなので都合がよい。
【0100】
なお、プロバイダーCと契約をしていないユーザーが、ウェブサイトに接続し商品等の購入を行う場合もある。この場合、前記契約外ユーザーは、商品等を購入するときに、住所、氏名、クレジットカード番号等を入力することによって特定される。さらに、前記契約外ユーザーは、所定事項を入力することにより商品等の購入が可能となる。
【0101】
また、ユーザー及びプロバイダーCの課金請求方法に関しては、銀行自動引き落としや代金回収業者による回収としてもよく、クレジット会社との提携も可能である。代金回収業者は専門業者が好ましい。
【0102】
また、商品・情報は、企業による提供に限らず個人による提供も可能である。さらに、扱う商品等の金額に関しては特に制限がないが、個人ユーザーの電子商取引という性格を考えると、あまり高額な商品等を取り扱わないことが望ましい。以上は、個人ユーザーが購入する場合であるが、個人ユーザーに限定されるものではなく、企業同士の電子商取引にも適用することが可能である。
【0103】
図5に示されているように、海外のプロバイダーにおいても同様のサービスを展開することが可能である。さらに、海外のプロバイダーとプロバイダーCを専用線で繋ぐことにより、海外の商品・情報提供企業からの商品及び情報の購入も可能になる。
【0104】
この場合、プロバイダー間で、ユーザー管理と、ユーザーごとの購入データのやり取りとを、回線を通じて行うことにより、ユーザーは海外の商品等を購入する場合でも、国内のプロバイダーCへ支払いを行えばよい。ユーザーが国内のプロバイダーCへ支払いをした後、プロバイダー間で支払いを行い、さらに商品・情報提供企業に支払いを行えばよい。
【0105】
また、同様のサービスを行う複数の国内プロバイダーC間を専用線で繋ぎ、海外プロバイダーと同様のシステムを構成してもよい。このように、同様のサービスを行うプロバイダーをワールドワイドに接続することにより、参加する商品・情報提供企業及びユーザーを多数集めることができる。
【0106】
また、ユーザーの接続確認を定期的に行うモデムAが使用されているので、多数のユーザーによって商品・情報購入サービスが利用されることが期待され、ユーザーが必要とする魅力ある情報提供企業の誘致が容易となることが期待される。さらに、モデムAの普及の点から、モデムAの貸付け料と接続料金を低めに設定することにより、多数のユーザーを獲得することが望ましい。
【0107】
また、今後通信回線の高速化及び通信装置等の部品進化に伴い、より多くの商品・情報流通が可能となり、ユーザーに対してきめ細かいサービスを行えるようになることが期待される。
【0108】
【発明の効果】
以上のように本発明の通信インターフェース、通信に於けるユーザー確認方法及びプログラムによれば、通信インターフェースを介して、ユーザー側通信端末とサーバーとが回線接続される時に、サーバーによってユーザーの回線番号が確認され、回線接続中はサーバーから所定時間ごとに、ユーザーの通信インターフェースへ確認のためのデータが送信され、通信インターフェースでは送信されたデータ受信し、このデータを含むデータを所定時間経過後にサーバーへ返信するように構成されている。
【0109】
そして、ユーザーの通信インターフェースから返信されてくるデータと、サーバーが送信したデータとが比較され、それらが一致することが確認されることにより、サーバーは、正規ユーザーの通信インターフェースが接続されていることを確認し続けることができる。
【0110】
さらに、本発明の通信インターフェースが使用される回線番号は、予め設定されているので、サーバーは、接続している通信インターフェースの使用場所を限定することができる。したがって、ユーザーとサーバーは、安全に回線を接続する事ができる。その際、サーバーもユーザー側も特に操作は必要とされない。
【0111】
また、サーバーとユーザーの通信端末は、本発明の通信インターフェースを介して接続されるので、不正使用者等によって他の通信端末から正規ユーザーのIDやパスワード等が不正使用、誤使用され回線接続されても、接続確認処理によって不正使用者等による接続であることが容易に判別される。そして、サーバーは、そのような不正アクセス情報や、通信インターフェースからの送信データによる正規ユーザーの回線使用状況等の接続情報の取得が可能となる。
【0112】
また、本発明の通信回線上における商品・情報の購入システムによれば、ユーザーが商品や情報を提供する企業から商品や情報を購入した場合、その購入者は、本発明の通信インターフェースによって認証される。したがって、課金対象である購入者が特定されると共に、明快な決済方法が確立される。
【0113】
また、定期的にプロバイダーによって通信インターフェースの接続確認が行われることにより、セキュリティーが強化される。したがって、本発明の通信インターフェースを使用して通信回線上における商品・情報の購入システムが構成されることによって、多数のユーザーによって利用されることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるモデムとサーバーの接続にかかる部分のブロック図である。
【図2】サーバーによるモデム確認の流れ図である。
【図3】サーバーによるモデム確認における割り込みルーチンの流れ図である。
【図4】プロバイダーとユーザーとの回線接続の説明図である。
【図5】プロバイダー、ユーザー及び商品・情報提供企業との回線接続の説明図である。
【図6】プロバイダー、ユーザー及び商品・情報提供企業との商品・情報等の流れの説明図である。
【符号の説明】
A モデム
B サーバー
C プロバイダー
10、20 制御CPU
11 接続機器送受信部
12 常時接続送受信部
13、23 記憶部
21 送受信部
30 通信端末

Claims (13)

  1. ユーザー通信機器とサーバー間の通信回線に設置され、前記ユーザー通信機器と前記サーバーとの間で前記通信回線を通じてデータを送受信する通信インターフェースであって、
    前記サーバー及び前記ユーザー通信機器とデータ送受信を行う送受信部と、
    前記サーバーから送信された接続確認用データを記憶する記憶部と、
    前記接続確認用データを受信したときに該接続確認用データを前記記憶部へ記憶する処理と、前記接続確認用データの受信から所定時間経過後に該接続確認用データを含む返信データを前記送受信部から前記サーバーへ送信する処理と、を行う制御CPUと、を備えたことを特徴とする通信インターフェース。
  2. 請求項1に記載の通信インターフェースであって、
    前記制御CPUは、前記サーバーから受信したデータ送信要求のデータに基づき、前記記憶部に記憶されているデータを、前記サーバーへ送信する処理を行うことを特徴とする通信インターフェース。
  3. 前記通信回線は、電話回線を含む通信回線であることを特徴とする請求項1又は2記載の通信インターフェース。
  4. 前記通信インターフェースは、前記ユーザー通信機器に内蔵されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信インターフェース。
  5. ユーザー通信機器とサーバー間の通信回線での通信に於けるユーザー確認方法であって、
    前記ユーザー通信機器は、前記通信回線を通じて前記サーバーへデータ送受信を行う通信インターフェースを備え、
    通信回線接続時に、前記サーバーが、前記ユーザー通信機器の通信回線番号を取得する第1のステップと、
    前記ユーザー通信機器が、ユーザー認証データを前記サーバーへ送信する第2のステップと、
    前記サーバーが、前記ユーザー通信機器から前記ユーザー認証データを受信し、該ユーザー認証データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第3のステップと、
    前記サーバーが、前記通信回線番号にもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第4のステップと、を備えていることを特徴とする通信に於けるユーザー確認方法。
  6. 請求項5に記載の通信に於けるユーザー確認方法であって、
    前記第4のステップの後に、前記サーバーが前記通信インターフェースへデータ送信要求用データを送信する第5のステップと、
    前記通信インターフェースが、前記データ送信要求用データを受信し、前記サーバーへ返信データを送信する第6のステップと、
    前記サーバーが、前記返信データを受信し、該返信データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第7のステップと、
    前記サーバーが、前記通信インターフェースへ接続確認用データを送信する第8のステップと、
    前記通信インターフェースが、前記接続確認用データを受信し、該接続確認用データの受信から所定時間経過後に、該接続確認用データを含む確認データを前記サーバーへ返信する第9のステップと、
    前記サーバーが、前記確認データを受信し、該確認データと前記接続確認用データの内容が一致しているか否かを確認し、一致していれば前記通信回線の接続を維持し、一致していなければ前記通信回線の接続を切断する第10のステップと、を備えていることを特徴とする通信に於けるユーザー確認方法。
  7. 請求項6に記載の通信に於けるユーザー確認方法であって、
    前記通信回線の接続中において、前記第10のステップの後に再び前記第8のステップが行われることを特徴とする通信に於けるユーザー確認方法。
  8. 請求項6または7に記載の通信に於けるユーザー確認方法であって、
    前記接続確認用データは、前記サーバーからの送信ごとに異なるデータを含むことを特徴とする通信に於けるユーザー確認方法。
  9. 請求項6から8のいずれかに記載の通信に於けるユーザー確認方法であって、
    前記接続確認用データは、前記サーバーによって生成された任意の複数の記号を含むことを特徴とする通信に於けるユーザー確認方法。
  10. ユーザー通信機器とサーバー間の通信回線に設置され、前記ユーザー通信機器と前記サーバーとの間で前記通信回線を通じてデータを送受信する通信インターフェースにおいて、
    前記サーバーから受信したデータ送信要求用データにもとづき、返信データを前記サーバーへ送信する第1の処理と、
    前記サーバーから受信した接続確認用データを記憶する第2の処理と、
    前記接続確認用データを受信してから所定時間経過後に、該接続確認用データを含む確認データを前記サーバーへ返信する第3の処理と、を前記通信インターフェースに実行させるためのプログラム。
  11. 通信インターフェースを備えたユーザー通信機器と通信回線を介してデータ通信を行うサーバーにおいて、
    前記ユーザー通信機器との通信回線接続時に、通信回線番号を取得する第1の処理と、
    前記ユーザー通信機器からユーザー認証データを受信し、該ユーザー認証データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第2の処理と、
    前記通信回線番号にもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第3の処理と、
    データ送信要求用データを生成し、該データ送信要求用データを前記通信インターフェースへ送信する第4の処理と、
    前記通信インターフェースから受信した返信データにもとづきユーザーの認証を行い、ユーザーが認証されれば前記通信回線の接続を維持し、ユーザーが認証されなければ前記通信回線の接続を切断する第5の処理と、
    接続確認用データを生成し、該接続確認用データを前記通信インターフェースへ送信する第6の処理と、
    前記通信インターフェースから受信した確認データと前記接続確認用データの内容が一致しているか否かを確認し、一致していれば前記通信回線の接続を維持し、一致していなければ前記通信回線の接続を切断する第7の処理と、
    前記確認データを記憶する第8の処理と、を前記サーバーに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記通信回線の接続中において、第8の処理の後に、再び第6の処理を前記サーバーに実行させるためのプログラム。
  13. 通信回線に接続されたユーザー通信機器、販売側通信機器とサーバーとの間で商品又は情報が売買される通信回線上における商品・情報の購入システムであって、
    前記ユーザー通信機器は、前記サーバーへ商品又は情報の購入要求データを送信する手段と、第1の通信インターフェースと、を備え、
    前記販売側通信機器は、前記サーバーと商品又は情報に関するデータを送受信する手段と、第2の通信インターフェースと、を備え、
    前記第1及び第2の通信インターフェースは、該サーバーと接続確認のためのデータ送受信を行う手段を備え、
    前記サーバーは、前記ユーザー通信機器及び前記販売側通信機器と商品又は情報に関するデータを送受信する手段と、前記第1又は第2通信インターフェースとの通信回線接続中の所定時間ごとに前記第1又は第2通信インターフェースと接続確認のためのデータ送受信を行う手段と、を備えたことを特徴とする通信回線上における商品・情報の購入システム。
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