JP3647716B2 - Waterproof and discharge structure for cable drive unit - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のウィンドレギュレータ等に用いられるケーブル駆動装置における防水、排水構造の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のケーブル駆動装置のなかには、例えば車両に装備されるパワーウィンドのように、モータ駆動に連動したドラム(リール)の回動により、該ドラムに懸回したケーブル(ワイヤ)の送り出し、巻き取りをすることでウィンドガラスに連結の作動部を上下移動させてウィンドの開閉を自動的に行うようにしたものがある。そしてこのようなケーブル駆動装置として、例えば、モータ駆動に伴い回転するウォームに噛合するウォームホイールと、ケーブルが懸回され、ウォームホイールに連動連結されるケーブルドラムと、有底筒状をし、底面側にウォームホイールを開口側にケーブルドラムを収容する有底筒状のケーシングと、該ケーシング開口を塞ぐカバーとを備えて構成したものが知られている。
ところでこのようなケーブル駆動装置では、ケーブルがケーシングから露出して被水することがあるうえ、ケーシングにケーブル引出し用の引出し部が開設されているため、ケーシング内への水の浸入を回避することが難しく、該浸入した水がウォームホイール側に流れ込んだような場合では、水がウォームホイールに噛合するウォームを伝って電動モータ側の金属製のモータ軸を被水したり、ウォームホイールとケーブルドラムとのあいだに介装されるダンパを被水したりすることがある。そしてこのようになると、モータ軸が錆びて異音を発生したり、ダンパの劣化を招来したり等、故障や破損の原因となることがあり、このためケーシングの防水を計り、また浸入してしまった水については円滑な排水が必要となる。
そこで、例えば特開昭56−97082号公報や実開昭59−35579号公報に示すように、ケーシングをウォームホイールが収納される部位とケーブルドラムが収納される部位とを防水部材を用いて分割する構成とし、これによってウォームホイール側への水の浸入を防止することが試みられるが、これらのものでは、各部位を水密状に分割するための仕切り部材が必要になり、前者のものでは外周にシールリップが形成されたゴム製の仕切り部材が用いられ、後者のものでは内周にO−リングが介装された仕切り壁材が用いられている。このため、部品点数が増加したり構成が複雑になってしまったりする問題があるうえ、ケーブル駆動装置の駆動に伴い、前者のものではシールリップとケーシングの内周面とが、後者のものではO−リングと駆動軸外周とがそれぞれ摺接しているため、該摺接部位が擦れて摩耗して耐久性が損なわれると共に摺動抵抗により効率が低下するという問題もある。
これに対して、実公平5−7423号公報に示すように、ケーシングの周壁内側に排水口(水抜き孔)に通じる樋溝を形成したものが提唱され、これによって前記問題を解決可能にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるにこのものは、ケーシングの周壁内側に、ケーシング底面から立設するようにして内筒を形成し、これら周壁内周面と内筒外周面とのあいだのスペースを樋溝として浸入した水を排水口に誘導する構成となっている。ところがこのケーシングの底面側に、モータ駆動に伴い回転するウォームに噛合するウォームホイールを収容しようとしたときに、前記内筒は、ウォームホイールを防水するためには、該ウォームホイールの外周を囲繞するように構成する必要があり、そうすると、ケーシング周壁はさらに樋溝を構成するためのスペースを存して外径側に位置することになってケーシングがどうしても大径化してしまい、コンパクト化が妨げられるという問題があり、さらには、排出口はケーシング底面と周壁とのコーナー部に形成されているだけであるから、外からの水がここからケーシング内に浸入することについても充分に配慮する必要があってこのままでは採用することができず、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、モータ駆動に伴い回転するウォームに噛合するウォームホイールと、ケーブルが懸回され、ウォームホイールに連動連結されるケーブルドラムと、有底筒状をし、底面側にウォームホイールを開口側にケーブルドラムを収容する有底筒状のケーシングと、該ケーシング開口を塞ぐカバーとを備えてなるケーブル駆動装置において、前記ケーシング周壁にケーブルを外部に引出すための引出しガイドと、ケーシング内の水を外部に排出するための排水口とを形成するにあたり、ケーシングには、前記引出しガイドから浸入した水を排水口に誘導するための誘導樋を、ケーシング開口側の周壁5bとケーブルドラム外周とのあいだのスペースに配し、かつ内径側部位がウオームホイール6のギア部6aより内径側にまで延設されるようにして内装組込みされているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項2の発明は、請求項1において、誘導樋には、引出しガイドのガイド孔に内嵌する連結片部が一体形成されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、誘導樋は、ケーシング開口と同じ側が開口した断面略凵形状で、かつ樋底面がケーシング周壁位置からウォームホイールにケーシング開口側でオーバーラップする位置にまで至るように形成されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項4の発明は、請求項3において、誘導樋は、樋底面がウォームホイールの外周部に対向したリング状に形成されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項5の発明は、モータ駆動に伴い回転するウォームに噛合するウォームホイールと、ケーブルが懸回され、ウォームホイールに連動連結されるケーブルドラムと、有底筒状をし、底面側にウォームホイールを開口側にケーブルドラムを収容する有底筒状のケーシングと、該ケーシング開口を塞ぐカバーとを備えてなるケーブル駆動装置において、前記ケーシング周壁にケーブルを外部に引出すための引出しガイドと、ケーシング内の水を外部に排出するための排水口とを形成するにあたり、ケーブルドラムのウォームホイールと対向する側の端縁部には、ケーブルドラムに付着した水を排水口側にガイドしてウォームホイール側への浸入を防止するためウオームホイール6開口側ホイール面の外周にオーバーラップする鍔部8dを外径方向に向けて突出形成したケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項6の発明は、請求項5において、ウォームホイールのケーブルドラム側の外周部には、該ケーブルドラム外周部に対向するよう突出した突出部が形成されたものとし、かつ該突出部の内周面は、突出先端側ほど大径な傾斜面となっているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項7の発明は、請求項6において、突出部先端には、外径側に向けて突出する誘導突部が形成されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項8の発明は、請求項7において、ケーシングの周壁には、内径側に突出して前記誘導突部とケーシング底面側で対向するリブが突設されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項9の発明は、請求項1、5または6において、引出しガイドは、引出し先端部に防水キャップが被冠されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項10の発明は、請求項1、5または6において、排出口は、ケーシングに形成され、ケーシング開口側がカバーで塞がれる状態でケーシング底面側に至る下辺と、ケーシング底面から続き、前記下辺にオーバーラップする長さに設定された上辺とを備えて構成されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
請求項11の発明は、請求項10において、上辺は、ケーシング周壁のカバー側端縁を、カバーで塞がれる位置までは至らないが下辺にオーバーラップする位置までの短いケーシング周壁で構成されているケーブル駆動装置における防水、排出構造である。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図1〜図6の図面に基づいて説明する。
図面において、1はパワーウィンドに採用されるウィンドレギュレータのケーブル駆動装置であって、該ケーブル駆動装置1を構成する有底筒形状のモータケース(モータヨークに兼用されている)2には、図示しないアーマチュアのアーマチュア軸(モータ軸)3が回転自在に軸承され、該モータケース2の開口にはフロントブラケット4が一体的に固着されている。このフロントブラケット4には、後述する有底円筒状のケーシング5が前記アーマチュア軸3と直交するようにして一体に型形成され、該ケーシング5に、後述するウォームホイール6と、ケーブル7が懸回されるケーブルドラム8とが収容され、カバー9により覆蓋される構成となっている。
【0006】
前記ケーシング5は、底面5a側にウォームホイール6を回動自在な状態で収容するようになっており、筒状の周壁5bの開口側先端は、後述するように開口側に収容されるケーブルドラム8の外周部位に対向するよう長く延設されている。そして、底面5aには開口側に向けて突出する支軸5dが一体形成されていると共に、周壁5bの底面5a側には窓5cが開設され、該窓5cを介して前記モータ軸3の先端側に刻設のウォーム3aがケーシング5の内方に臨むように設定されている。
さらに、ケーシング周壁5bの開口側には、周回り方向に隣接し、互いに離間する状態で外径側に突出する一対の第一、第二引出しガイド10、11が一体形成され、これら第一、第二引出しガイド10、11に、ケーブルドラム8から繰り出される一対のケーブル先端部7a、7bが配され、外部に引出されるようになっている。これら第一、第二引出しガイド10、11は断面半円弧状の凹溝形状に形成され、第一、第二引出しガイド10、11の基端部となるケーシング周壁5bは開口側部位が切欠かれて切欠き部5eに形成されており、これによって、第一、第二引出しガイド10、11はケーシング5の内方に連通する状態となっている。
【0007】
一方、前記ウォームホイール6は外周部にウォーム3aに噛合するギア部6aが形成され、軸芯位置にボス部6bが形成されたものとなっている。そしてホイール6は、ボス部6bをケーシング底面5aの支軸5dに自由回動自在に軸承することで、ウォームホイール6のケーシング5への回動自在な収容がなされている。さらに、ウォームホイール6のケーシング5の開口側を向く一方のホイール面(開口側ホイール面)6cには他方のホイール面(底面側ホイール面)6d側に向けて凹設された嵌合溝6eが軸回り方向に所定間隔を存して形成されている。
また、前記ケーブルドラム8はウォームホイール6よりは小径の円柱状に形成され、外周面には前記ケーブル7が螺旋状に懸回されるケーブル溝8aが形成されている。さらに、ケーブルドラム8の軸心部にはケーシング支軸5dに対して自由回動自在に嵌合する嵌合孔8bが形成され、また、ケーブルドラム8の一方の面(ケーシング底面5aに対向する側の面)には、ウォームホイール嵌合溝6eにダンパ12と共に嵌合するための舌片8cが突出形成されている。ここで、ダンパ12はゴム質弾性材から形成されており、ウォームホイールボス部6bの外周に外嵌するリング状の連結部12aと、該連結部12aから外径側に放射状に一体形成されたダンパ本体12bとを備えて形成されている。
【0008】
そして、ウォームホイール6、ダンパ12、ケーブルドラム8とは、ケーシング5の開口から、ケーシング底面5a側にウォームホイール6をボス部6cがケーシング支軸5dに嵌合するようにして組込み、続いてダンパ12の連結部12aをウォームホイールボス部6c外周に外嵌すると共に、ダンパ本体12bがウォームホイール嵌合溝6eに嵌合するようにしてダンパ12を組込み、しかる後に、ケーシング5の開口側に、ケーブル溝8aにケーブル7が懸回されたケーブルドラム8を組込むように設定されている。このとき、ケーブルドラム8は嵌合孔8bをケーシング支軸5dに嵌合させると共に、舌片8cをウォームホイール嵌合溝6eに嵌合されたダンパ本体12bに隣接するようにして嵌合させることで組込まれ、このように組込むことによって、ケーブルドラム8がウォームホイール6に対して一体となり、かつウォームホイール6からケーブルドラム8への動力伝動においてダンパ12の緩衝機能が発揮されるように設定されている。そして、ケーブル7の一対の先端部7a、7bは、ケーシング5の第一、第二引出しガイド10、11にそれぞれ組込まれるように設定されている。
尚、ケーシング5の開口を覆蓋する略円板状のカバー9には、前記第一、第二引出しガイド10、11の開口を覆蓋する一対のガイド塞ぎ部9aが外径側に突出する状態で一体形成されていると共に、中心部にケーシング支軸5dの先端部を遊嵌状に嵌合するための嵌合部9bが一体形成されている。
このように組込まれたケーブル駆動装置1は、一対のケーブル先端部7a、7bが引出しガイド10、11とガイド塞ぎ部9aとで形成されたガイド孔から引出され、該引出されたケーブル先端部7a、7bがウィンドレギュレータの作動板7cに連結され、アーマチュア軸3の回転に伴いウォームホイール6が回動してケーブルドラム8が一体回動することにより、例えば一方のケーブル先端部7aが繰り出されるのに対し、他方のケーブル先端部7bが巻取られるようにして作動板7cを強制的に上下移動せしめ、これによって、ウィンドの開閉が行われるように構成されている。
【0009】
次に、ケーブル駆動装置1の防水構造について説明する。このケーブル駆動装置1は、本実施の形態ではケーシング5の筒径方向が天地方向(上下方向)を向き、筒軸方向が水平方向を向くような取付け状態で躯体に配設されている。そして、前記取付け状態において、ケーシング周壁5bの下端部となる部位は外径側に突出しており、該突出部がケーシング5内に浸入した水を排出するための排水口13になっている。この突出状の排水口13の内周面は開口部側ほど下方に傾斜する傾斜面13aになっており、該傾斜面13aにより、ケーシング5内の水が開口側に積極的に誘導されるように設定されている。
【0010】
また、前記取付け状態において、ケーシング5の前記一対の第一、第二引出しガイド10、11は、第一引出しガイド10については引出し先端部が斜め上方を向き、第二引出しガイド11については引出し先端部が斜め下方を向くような配設状態となっている。そして、第一、第二引出しガイド10、11からそれぞれ引出されるケーブル7にはアウタワイヤ14がそれぞれ嵌着されるが、これらアウタワイヤ14は、第一、第二引出しガイド10、11のガイド孔先端部にスプリング15aを介して抜き差し自在に嵌合されるジョイント15により一定の張設状態を維持するように設定されている。因みに、ジョイント15は筒形状をしており、ケーブル8挿通用の内筒面15bは、ケーシング5の内側ほど大径に形成されており、これによってケーブルドラム8への懸回位置の変化に対応するケーブル7の繰り出し方向のずれを吸収できるように設定されている。
【0011】
さらに、本発明では、第一引出しガイド10から第二引出しガイド11を経由して排水口13に至る部位に誘導樋16が内装組込みされるが、該誘導樋16は、ケーシング5の開口側の周壁5bと小径なケーブルドラム7外周とのあいだのスペースに配される設定となっている。これによって、第一、第二引出しガイド10、11、特に上方を向く第一引出しガイド10から浸入した水が誘導樋16により排水口13に誘導され、ケーシング5の外部に排出されるように設定されており、これによって第一の防水が計れるように構成されている。
前記誘導樋16は、ケーシング5の開口と同様の側が開口する断面略凵形状をしており、底面部16aがケーシング底面5aと対向するように組込まれるものであるが、該底面部16aの径方向内外の両側部には、ケーシング5の開口側に向けて立設された内径側脚片16bと外径側脚片16cとが一体形成されている。さらに、誘導樋16の上側端部と、外径側脚片16cには、第一、第二引出しガイド10、11の基端部に連結される第一、第二連結片部16d、16eが一体形成されている。
【0012】
一方、ケーシング周壁5bの第一、第二引出しガイド10、11の基端部対向部位は、前述したように切欠き部5eに形成されており、該切欠き部5eをケーブル8が通過する構成となっているが、該切欠き部5eは、開口側の端面位置が、ウォームホイール9の開口側ホイール面6c位置よりも僅かに開口側に位置するように切欠き形成されている。
さらに、第一引出しガイド10の基端部には、前記ジョイント15の基端部外周とのあいだに所定間隔の隙間が形成されるよう円周面状の第一段差部10aが形成されており、該隙間に、前記誘導樋16の第一連結片部16dの先端部が嵌入するように設定されている。これによって、ジョイント15の内筒面15bに沿って浸入する水が誘導樋16の底面部16a側に確実に誘導できるようになっている。さらに、第一引出しガイド10の第一段差部10aの内径側には第二段差部10bが形成され、該第二段差部10bに、第一連結片16dと底面部16aとのあいだに形成された段差部16fが突き当たるように設定されている。また、第二段差部10bにより形成される端面は前記ケーシング切欠き部5eにより形成された軸方向端面に続いており、ここに、誘導樋底面部16aの外径側部位が載置される設定となっている。また、誘導樋16の第二連結部16eと第二引出しガイド11との連結状態についての詳細は省略するが、前記誘導樋第一連結部16dと第一引出しガイド11との連結状態と同様の構成となっている。
さらに、ケーシング周壁5bのうち、第一、第二引出しガイド10、11形成部位のあいだと、第二引出しガイド11と排水口13とのあいだに位置する内周面には、前記切欠き部5eにより形成された端面に続く段差面部5fを形成するべく切欠かれており、該段差面部5fに誘導樋底面部16aの外径側部位が載置されるように設定されている。
【0013】
そうして、前記誘導樋16は、前述したように、第一、第二連結片部16d、16eの先端面を、第一、第二引出しガイド10、11基端部の第一段差部10aに突当てるようにしてジョイント15基端部の外周とのあいだ挿入し、底面部16aの外径側部位をケーシング段差面部5fに載置させ、誘導樋外径側脚片16cがケーシング周壁5eの開口側内周面に当接するようにセットすることで、ケーシング5の開口側に内装組込みされている。この組込み状態において、誘導樋16は、開口がケーシング5の開口と同方向を向く状態となり、誘導樋底面部16aの下端部がケーシング5下端部に位置する排出口13に対向するように設定されている。さらに、誘導樋16の内径側部位は、ウォームホイール6のギア部6aより内径側にまで延設され、かつ開口側ホイール面6cとのあいだに僅かな間隙を存して対向しており、このようにして誘導樋16がウォームホイール6のケーシング5開口側でオーバーラップするように組込まれている。これによって、ジョイント15の内筒面に沿って浸入した水は、ウォームホイール6側に流れ込むことなく誘導樋16側に流れ込み、誘導樋16の形状に沿って誘導樋底面16aの下端部から排水口13側に誘導され、而して、ウォームホイール6側に水が浸入することに対する第一の防水が計られている。
ここで、誘導樋16の外径側脚片16cの軸方向長さは、ケーシング開口縁部に至る長さに定されているが、内径側脚片16bの軸方向長さはケーブルドラム8に懸回するケーブル7の作動を邪魔することがないよう短いものに設定されている。
【0014】
さらに、本実施の形態において、ジョイント15の外周面と第一、第二引出しガイド10内周面とのあいだから浸入する水は、誘導樋16の連結片部16d、16eとジョイント15との連結部に流れ込むことになり、該部位に水の浸入の惧れが考えられる。そこで、上方を向く第一引出しガイド10の引出し先端部には防水キャップ17が被冠(嵌着)されており、これによって該部位からの水の浸入が防止されるように配慮され、これによって第二の防水が計られている。
【0015】
またこのものでは、ケーブル7に付着して浸入する水、またはケーブルドラム8側に流れ込む水に対する第三の防水対策が次のようにして計られている。つまりケーブル7に付着して浸入する水はケーブルドラム8を伝う状態でウォームホイール6側に浸入しようとするが、ケーブルドラム8のウォームホイール6に対向する端縁部には外径側に突出した鍔部8dが一体形成され、これによって、ケーブルドラム8に付着した水はウォームホイール側に誘導されることなく、鍔部8dを伝って下方に向けて誘導するように設定されている。
【0016】
また、ウォームホイール6の開口側ホイール面6cの外周には、ケーブルドラム8の外周面にオーバーラップするように突出部6fが形成されている。該突出部6fの内周面は突出先端側ほど大径な傾斜面6gに形成されると共に、突出先端部に誘導突部6hが一体的に形成されている。これによって、前記ケーブルドラム鍔部8dにより誘導された水を傾斜面6gで受け、これを誘導突部6h側に誘導し、該誘導された水が、排水口13側に滴下するようにして誘導される設定となっている。
【0017】
さらに、前記誘導樋16の内径側部位はウォームホイール6の外径部にオーバーラップしていることについては前述したとおりであるが、誘導樋16の溝幅は、誘導樋16の内径側部位が開口側ホイール面6cに形成された突出部6fの内径側、つまり傾斜面6gに対向する部位にまで幅広になっている。このため、誘導樋16から水が溢れるような不測の事態が発生したとして、該溢れた水は、ケーブルドラム8側あるいはウォームホイール6の開口側ホイール面6cの傾斜面6g側に浸入することになるが、該浸入した水は、傾斜面6gを経由して誘導突部6h側に誘導され、ケーシング周壁5bを経由して排出口13側に誘導されるように設定されている。
【0018】
叙述の如く構成された本実施の形態において、ケーブル駆動装置1はモータ駆動に伴うアーマチュア軸3の回転でウォームホイール6が回動し、これによって、第一、第二引出しガイド10、11から引出されたアウタワイヤ14付きのケーブル7の一方の先端部7aが繰り出し、他方の先端部7bが巻取られ、ウィンドの開閉作動をすることになるが、この場合に、ケーブル駆動装置1に大量な被水があった場合に、上方を向く第一引出しガイド10とジョイント15との隙間から浸入しようとする水は、防水キャップ17により第二の防水が成される。また、ジョイント15の内筒部15等から浸入しようとする水は、ジョイント16の基端部外周に差し込まれるようにして組込まれた誘導樋16側に流れ込み、底面16aを誘導されるようにして排水口13から排出されことによる第一の防水が成される。この結果、第一、第二引出し溝10、11からケーシング5内に水の浸入があったとして、該水は排水口13側から排出されてウォームホイール6側に流れ込むことが防止され、従って、ウォーム3aを錆びさせてしまったり、ダンパ12を劣化させてしまうような不具合を確実に防止できる。
【0019】
しかも、ケーブル7に付着するなどしてケーブルドラム8側に浸入した水は、ケーブルドラム8のウォームホイール6側端縁部に形成された鍔部8dによりウォームホイール6側への浸入が規制されると共に、該鍔部8dを伝うことによって下方に誘導されるが、該誘導された水は、ウォームホイール6の突出部6f内周側の傾斜面6gを経由して誘導突部6hに誘導され、而して排水口13側から排出されることになって第三の防水がなされ、これによって、ウォームホイール6側への浸水が防止される。
【0020】
このように、本発明が実施された形態のものにあっては、ケーシング5内に水の浸入があったとして、該水は排水口13から排出されてウォームホイール6側に流れ込むことがないように防水が計られるが、この場合に、従来のように仕切り部材を用いてケーシングをケーブルドラム収容部とウォームホイール収容部とを別室に分けることで防水する構成ではなく、ケーシング5の開口側に誘導樋16を内装組込みし、またケーブルドラム8に鍔部8dを、ウォームホイール6の突出部6f内周面に傾斜面6gを、突出部6f先端に誘導突部6hをそれぞれ形成することで防水されることになる結果、部品点数を増加させることがなく、組込み作業を簡略化できる。しかも、誘導樋16はウォームホイール6よりも小径なケーブルドラム8にすることでケーブルドラム8外周とケーシング5開口側の周壁5bとのあいだに形成されるスペースに設けられるので、ケーシング5の外径を大型化することなくウォームホイール6の防水を計ることができて、軽量、コンパクト化に寄与できる。
しかも、従来のもののように、シール材がウォームホイール6やケーブルドラム8等の回動部材に摺接するような構成がないので、摩耗、動力ロスの心配がなく製品の信頼性や効率の向上を計ることができる。
【0021】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、次に示す第二、第三の実施の形態のようにすることもできる。尚、図面において、第一の実施の形態と共通するもの(同一のもの)については、同一の符号を付して引出すと共にその詳細については省略する。
まず、図7に示す第二の実施の形態であるが、このものは、第三の防水のための構造であって、このものでは、ウォームホイール6の突出部6fの先端部に、外径方向に突出する誘導突部6iが形成されているものである。このものでも、突出部6fの傾斜面6gから流れる水が誘導突部6iを経由して周壁5bの内周側に誘導するが、このものではさらに、ケーシング5の周壁5bに、前記誘導突部6iに対してケーシング5の底面5a側から対向する段差状リブ5gが内径側に突出する状態で一体形成されている。このようにすることによって、誘導突部6iと段差状リブ5gとでラビリンス状となり、ウォームホイール傾斜面6gから誘導突部6iを経由してケーシング周壁5bに流れ込む水の、ウォームホイールギア部6b側への浸入防止効果をさらに高めることができる。
因みに、次に示す第三の実施の形態において、第三の防水としては前記第一、第二の実施の形態の何れの構成をも採用することができ、必要において選択して用いることができる。
【0022】
次に、図8、9に示す第三の実施の形態について説明する。このものにおいて、誘導樋18は、前記第一の実施の形態のようにケーブル7の第一引出しガイド10から排水口13までの局部的なものではなく、底面部18aおよび内径側脚片18bが、周回りをしたリング状に形成されていること以外は前記第一の実施の形態のものと同様の外径側脚片18cと連結片18d、18eとを備えて構成されている。そしてこのものも、各連結片18d、18eをジョイント15の基端部に差し込みセットし、底面部18aの外径側部位をケーシング周壁5bに形成した段差面部5fに係合させ、内径側部位をウォームホイール6の一方のホイール面6aの外径側部位に間隙を存して対向させる状態でセットすることで、ケーシング5の開口側でウォームホイール6の外径部とオーバーラップするように配される設定となっている。このとき、誘導樋底面部18aの下端縁部が排水口13と対向しており、第一、第二引出しガイド10、11から浸入する水が誘導樋18により誘導されて排水口13に流れ込み第一の防水が計れるように設定されている。そしてこのものでは、リング状であるが故に形状安定性に優れ、しかもケーシング5にセットしたときの安定性に優れている。さらには、組込み部品の点数を増加させることがなく、組込み作業を簡略化できるうえ、ケーシング5のコンパクト化を計ることができ、しかも、摩耗、動力ロスの心配がなく製品の信頼性や効率の向上が計れる。
【0023】
さらに本発明は、図10〜図15に示す第四の実施の形態のようにしても実施することができる。このものは、排出口についての別の実施の形態を示すものである。この第四の実施の形態のものは、室内側ドアパネル20にケーシング底面5aが対向するようにして取付けられるものであり、そして排出口19が、該ドアパネル20側に向けて形成されていて車外側からの水の跳ね返りを回避しているが、さらに次ぎの配慮も成されている。つまり、本実施の形態のものでは、ケーシング底面側が開口したもので、しかもラビリンス構造を採用していて、車外からの水の浸入防止が効果的に図られるように配慮されている。即ち、このケーシング5の円筒状の周壁5bの下部には、該周壁5bから一連状に続く状態で外径方向下方に向けて排出口19の下辺19aが突出形成されているが、この下辺19aのケーシング開口側縁は、該ケーシング周壁5bの開口端縁から段差のない状態で続いていて、ケーシング開口とともにカバー9の下側延長部9cで塞がれる。一方、下辺19aのケーシング底面側縁は、ケーシング底面5a位置より少しケーシング開口側位置に偏倚したギア歯6aの軸方向中間位置に至るまでの長さとなっている。また、排出口19の上辺19bは、ケーシング底面5aから折曲状に続くケーシング周壁5bの下部に相当する部位を、ケーシング開口端側がカバー9で塞がれる位置までには至らないが下辺19aに径方向ではオーバーラップするギア歯6aを覆う位置までとなっていて、ケーシング周壁5bのケーシング開口端側を切り欠いた短い状態のもので形成し、これによって、排出口19は、上下に上下辺19a、19bが重なったラビリンス構造になっていて跳ね返り水のケーシング5内への浸入防止を計るように配慮されている。
しかもこのように構成された排出口19は、ギア歯6a位置で上下辺19a、19bが互いにオーバーラップするラビリンス構造になっている結果、ギア歯6aに排出口19を通して浸入しようとする跳ね返り水がギア歯6aに掛かることを防止できる。尚、符号19dは下辺19aの外側に形成される段部であって、該段部19dはケーシング開口を塞ぐためのカバー9の下側延長部9cをカシメ固定するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブル駆動装置にウィンドレギュレータを連結した概略図である。
【図2】ケーブル駆動装置からカバーを取外した状態の一部断面正面図である。
【図3】図2にカバーを取付けた状態のA−A断面図である。
【図4】図2にカバーを取付けた状態のB−B断面図である。
【図5】図5(A)、(B)はそれぞれ図2にカバーを取付けた状態のC−C断面図、図5(A)の要部拡大断面図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ異なる視点からみた誘導樋の斜視図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ第二の実施の形態を示すケーブル駆動装置の断面図、要部拡大断面図である。
【図8】第三の実施の形態のケーブル駆動装置からカバーを取外した状態の一部断面正面図である。
【図9】第三の実施の形態の誘導樋の斜視図である。
【図10】第四の実施の形態を示すケーブル駆動装置のカバーを一部切欠いた正面図である。
【図11】同実施の形態のケーシングの正面図である。
【図12】同実施の形態のケーブル駆動装置のD−D断面図ある。
【図13】同実施の形態のケーシングの底側背面から見た一部切欠き斜視図である。
【図14】同実施の形態のケーシングの上側省面から見た一部切欠き斜視図である。
【図15】同実施の形態の排出口部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル駆動装置
3 アーマチュア軸
3a ウォーム
5 ケーシング
6 ウォームホイール
6f 突出部
6g 傾斜面
6h 誘導突部
7 ケーブル
8 ケーブルドラム
8d 鍔部
9 カバー
10 第一引出しガイド
12 ダンパ
13 排水口
14 アウターケーブル
15 ジョイント
16 誘導樋
16a 底面部
16c 外径側脚片
16d 第一連結片部
17 防水キャップ
19 排出口
19a 下辺
19b 上辺[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention belongs to the technical field of waterproofing and drainage structures in cable drive devices used in automobile window regulators and the like.
[0002]
[Prior art]
In general, in this type of cable drive device, for example, a power window equipped in a vehicle, a drum (reel) that is interlocked with the drive of a motor rotates a cable (wire) suspended around the drum, There is one that automatically opens and closes the window by moving the operating part connected to the window glass up and down by winding. As such a cable driving device, for example, a worm wheel meshing with a worm that rotates as the motor is driven, a cable drum that is suspended and interlocked with the worm wheel, a bottomed cylindrical shape, and a
By the way, in such a cable drive device, the cable may be exposed from the casing and get wet, and since a drawing portion for drawing the cable is opened in the casing, it is possible to avoid the ingress of water into the casing. In the case where the infiltrated water flows into the worm wheel side, the water passes through the worm meshing with the worm wheel and gets wet with the metal motor shaft on the electric motor side, or the worm wheel and cable drum Sometimes, the dampers inserted in the water are flooded. If this happens, the motor shaft may rust, generate abnormal noise, or cause deterioration of the damper, etc., which may cause failure or damage. Smooth drainage is necessary for the water that has become trapped.
Therefore, as shown in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 56-97082 and 59-35579, the casing is divided into a portion where the worm wheel is stored and a portion where the cable drum is stored using a waterproof member. It is attempted to prevent water from entering the worm wheel by this, but in these cases, a partition member for dividing each part into a watertight shape is required, and in the former case, the outer periphery A rubber partition member having a seal lip formed thereon is used. In the latter case, a partition wall member having an O-ring interposed on the inner periphery is used. For this reason, there is a problem that the number of parts increases and the configuration becomes complicated, and with the driving of the cable driving device, the seal lip and the inner peripheral surface of the casing are used in the former, and the latter is used. Since the O-ring and the outer periphery of the drive shaft are in sliding contact with each other, there is a problem in that the sliding contact portion is rubbed and worn to impair durability, and efficiency is lowered due to sliding resistance.
On the other hand, as shown in Japanese Utility Model Publication No. 5-7423, a case in which a gutter groove that leads to a drainage port (drainage hole) is formed inside the peripheral wall of the casing has been proposed, thereby making it possible to solve the above problem. There is something.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this case, an inner cylinder is formed on the inner peripheral wall of the casing so as to stand from the bottom surface of the casing, and the water that has entered the space between the inner peripheral surface of the peripheral wall and the outer peripheral surface of the inner cylinder is drained. It is configured to guide to the mouth. However, the inner cylinder surrounds the outer periphery of the worm wheel to waterproof the worm wheel when the worm wheel meshing with the worm rotating as the motor is driven is accommodated on the bottom surface side of the casing. In that case, the casing peripheral wall is located on the outer diameter side with a space for further forming the ridge groove, and the casing inevitably becomes larger in diameter, which prevents compactness. Furthermore, since the discharge port is only formed at the corner between the bottom surface of the casing and the peripheral wall, sufficient consideration must be given to the ingress of water from outside into the casing. Therefore, it cannot be adopted as it is, and there is a problem to be solved by the present invention.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been created in order to solve these problems in view of the above circumstances, and the invention of
The invention according to
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the guide rod has a substantially bowl-shaped cross-section that is open on the same side as the casing opening, and the position where the bottom surface overlaps the worm wheel from the casing peripheral wall position on the casing opening side. This is a waterproof and discharge structure in a cable driving device formed so as to extend up to.
The invention of
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a worm wheel that meshes with a worm that rotates as the motor is driven, a cable drum that is suspended by a cable and is interlocked with the worm wheel, has a bottomed cylindrical shape, and has a worm wheel on the bottom side. A cable drive device comprising: a bottomed cylindrical casing that houses a cable drum on the opening side; and a cover that closes the casing opening; a drawing guide for drawing the cable to the outside of the casing peripheral wall; When forming a drain outlet for discharging the water of the outside to the outside, guide the water adhering to the cable drum to the drain outlet side on the end edge of the cable drum facing the worm wheel side. To prevent entry into It overlaps with the outer periphery of the
The invention of
The invention according to
The invention according to
A ninth aspect of the present invention is the waterproof / discharge structure in the cable drive device according to the first, fifth or sixth aspect, wherein the drawer guide is covered with a waterproof cap at the leading end of the drawer.
The invention of
The invention of
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a first embodiment of the present invention will be described based on the drawings of FIGS.
In the drawings,
[0006]
The
Further, on the opening side of the casing
[0007]
On the other hand, the
The
[0008]
The
The substantially disc-shaped
In the
[0009]
Next, the waterproof structure of the
[0010]
Further, in the attached state, the pair of first and second drawer guides 10 and 11 of the
[0011]
Furthermore, in the present invention, a
The
[0012]
On the other hand, the base end part opposing part of the 1st, 2nd drawer | drawer guides 10 and 11 of the
Further, a
Further, in the casing
[0013]
Then, as described above, the
Here, the axial length of the outer diameter
[0014]
Further, in the present embodiment, the water that enters since the outer peripheral surface of the joint 15 and the inner peripheral surfaces of the first and second drawer guides 10 are connected to the joint 15 by the connecting
[0015]
In this case, the third waterproof measure against the water adhering to and entering the
[0016]
A
[0017]
Further, as described above, the inner diameter side portion of the
[0018]
In the present embodiment configured as described, the
[0019]
Moreover, the water that has entered the
[0020]
As described above, in the embodiment in which the present invention is implemented, assuming that water has entered the
In addition, unlike conventional ones, there is no structure in which the sealing material is in sliding contact with rotating members such as the
[0021]
Of course, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and may be the second and third embodiments described below. In the drawings, the same components as those in the first embodiment (the same components) are drawn with the same reference numerals and the details thereof are omitted.
First, in the second embodiment shown in FIG. 7, this is a third waterproof structure, and in this structure, the outer diameter is provided at the tip of the protruding
Incidentally, in the third embodiment shown below, any of the configurations of the first and second embodiments can be employed as the third waterproof, and can be selected and used as necessary. .
[0022]
Next, a third embodiment shown in FIGS. 8 and 9 will be described. In this case, the
[0023]
Furthermore, the present invention can also be implemented as in the fourth embodiment shown in FIGS. This shows another embodiment of the outlet. In the fourth embodiment, the
In addition, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view in which a window regulator is connected to a cable driving device.
FIG. 2 is a partial cross-sectional front view of a state where a cover is removed from the cable driving device.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA with the cover attached in FIG. 2;
4 is a cross-sectional view taken along the line BB in a state where a cover is attached to FIG.
FIGS. 5A and 5B are a CC cross-sectional view of FIG. 2 with a cover attached and an enlarged cross-sectional view of the main part of FIG. 5A, respectively.
6 (A) and 6 (B) are perspective views of the guide rod as seen from different viewpoints.
FIGS. 7A and 7B are a cross-sectional view and a main part enlarged cross-sectional view, respectively, of a cable driving device showing a second embodiment.
FIG. 8 is a partial cross-sectional front view of a state where a cover is removed from the cable driving device of the third embodiment.
FIG. 9 is a perspective view of a guide rod according to the third embodiment.
FIG. 10 is a front view in which a cover of a cable driving device showing a fourth embodiment is partially cut away.
FIG. 11 is a front view of the casing according to the embodiment.
FIG. 12 is a DD cross-sectional view of the cable drive device according to the embodiment;
FIG. 13 is a partially cutaway perspective view of the casing according to the same embodiment as viewed from the bottom side rear surface.
FIG. 14 is a partially cutaway perspective view of the casing according to the same embodiment as seen from the upper side saving surface.
FIG. 15 is an enlarged cross-sectional view of a discharge port portion of the same embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Cable drive unit
3 Armature axis
3a Warm
5 Casing
6 Worm wheel
6f Protruding part
6g inclined surface
6h Guide protrusion
7 Cable
8 Cable drum
8d buttock
9 Cover
10 First drawer guide
12 Damper
13 Drain outlet
14 Outer cable
15 Joint
16 Leading rod
16a Bottom part
16c Outer diameter side leg piece
16d first connecting piece
17 Waterproof cap
19 Discharge port
19a Lower side
19b Upper side
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