JP3647431B2

JP3647431B2 - Door hinge structure

Info

Publication number: JP3647431B2
Application number: JP2002309575A
Authority: JP
Inventors: 健上田; 圭祐原; 徹弌有田
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2002-10-24
Filing date: 2002-10-24
Publication date: 2005-05-11
Anticipated expiration: 2017-08-08
Also published as: JP2003176918A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子レンジのドアに関し、さらに詳細には、組立作業時間の短縮、部品数の削減を図ることができると共に、電子レンジ本体に安定に保持される電子レンジドアのヒンジ構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より部品点数の削減、組立作業性を改善することなどを目的として種々の電子レンジのドアが提案されている。従来の電子レンジのドアを図面を参照しながら説明する。
【０００３】
図１９は電子レンジ本体３のドア１を横に開いた時の内部構造を示す斜視図である。図２０は従来の電子レンジのドア１に取り付ける第１ヒンジ８の外観図である。
【０００４】
図１９において、Ａは上部ヒンジ、Ｂは下部ヒンジを示す。そして、電子レンジ本体３側には、第２ヒンジ７が加熱室６の前面開口部６ａの前板５に形成した長穴５ａから突出し、前板５の側面裏側に溶接固着される。第２ヒンジ７の端部には第１ヒンジ８のピン１４を保持する枢支穴（図示せず）により、ドア１が開閉自在に保持される。
【０００５】
図２０において、第１ヒンジ８にはＬ字状のピン取付板１３の一端にドア１を開閉自在にするピン１４が固着されている。なお、ピン１４は円筒状で切削加工または鍛造品等からなる別部品であり、このピン１４をピン取付板１３にカシメ固着している。ピン取付板１３の他端はドアパネル２の上下角近傍のチョーク部４の前面外壁にそれぞれ溶接固着される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構造では、ヒンジ部の第１ヒンジ８のピン取付板１３は、別部品であるピン１４を固着する必要があるため、部品数が多くなって組立加工に時間がかかり、コストが上昇するという問題が生じていた。
【０００７】
本発明は上記別部品であるピン１４を廃止して、組立作業の短縮及び製品コストの低減を図ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明のドアのヒンジ構造は上記課題を解決するために、開口を有する本体と、該開口を閉鎖するドアとを備え、該ドアをヒンジにて該本体に開閉自在に保持したドアのヒンジ構造において、前記ヒンジは、金属板を使用した第１ヒンジと第２ヒンジとから構成され、これらのヒンジのいずれか一方を該本体側に、他方をドア側に取り付けると共に、該第１ヒンジを屈曲して形成する枢支軸と、該第２ヒンジに該枢支軸を保持するために形成する枢支穴とを備え、前記枢支穴の内周から中心に向かって突出した突起を設け、該突起の頂点が前記枢支穴の中心に位置するように該突起は形成されており、該突起の先端にはアールを形成し、該突起の先端に当接するよう前記第１ヒンジの枢支軸の壁面中央部が回動するように構成したことを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明のドアのヒンジ構造を、電子レンジのヒンジ部に適用した各実施の形態を図面を参照して説明する。なお、以下説明する各実施の形態においては横開きドアに本発明を適用した場合についてのみ示すが、縦開きドアについても同様に本発明を用いることは可能である。また、上記従来例と同一部分には同一符号を付している。
【００１３】
＜実施の形態１＞
本発明に係るドアのヒンジ部構造の実施の形態１を図１〜図６を参照にして説明する。図１(ａ)は上部ヒンジＡ及び下部ヒンジＢの構造を示すドア１の側断面図である。図１(ｂ)は上部ヒンジ及び下部ヒンジの正面図である。
【００１４】
図１において、第２ヒンジ７は電子レンジ本体３側に取り付けており、この第２ヒンジ７には、第１ヒンジ８に形成する枢支軸８ｂを保持する枢支穴７ａを形成する。枢支軸８ｂを枢支穴７ａによって枢支するため、ドア１は開閉自在に保持される。ドア１側の第１ヒンジ８にはＬ字状の取付板８ａの一面がドアパネル２の上下角近傍のチョーク部４の前面外壁にそれぞれ溶接固着されている。
【００１５】
また、ドアパネル２には後面から透明なリアガラス９が透視窓３に温室硬化型もしくは熱硬化型のシリコンゴムによって密着接合される。次に、フロントガラス１０は枠状のドアケース１１の内周縁に設けられた挟着溝に挿入され係合している。ドアケース１１は樹脂成型品であり、その外周縁の内側にチョークカバー１２を係止させる係止爪が適宜の間隔で設けられている。なお、ドアケース１１にはヒンジ部と反対側に把手（図示せず）が一体成型されている。
【００１６】
ドアパネル２は加熱室６の内部が観察でき、かつ、電波が漏れないように複数の孔が設けられた透視窓３と、外周縁に沿ってドア１の外側面と並行に多数立設した電波シール用の金属製のチョーク部４とを有する。チョーク部４は図１(ｂ)に示すように、適宜の間隔で形成されたコ字状導体の櫛歯４ａとスリット４ｂとをドア１の内側周防に沿って均等に配列することで、マイクロ波の電波漏洩防止構造としている。
【００１７】
図１に示したように、上部ヒンジＡは、金属板を使用した第１ヒンジと第２ヒンジとから構成され、これらのヒンジのいずれか一方を本体側に、そして他方をドア側に溶接固着する。
【００１８】
図３は、ドア１が約１２０度開いた時の部分図で、第２ヒンジ７にストッパ７ｂを設け第１ヒンジ８の端面に当接させて、１２０度以上開かないようにしている。なお、このストッパ７ｂは上部ヒンジＡまたは下部ヒンジＢのいずれか一方に設けてもよい。
【００１９】
図４に示すように、第１ヒンジ８は金属板をＬ字状に屈曲して形成する。また、屈曲した第１ヒンジ８の一方の面は取付板８ａとする。また、第１ヒンジ８の他方の面の端部を凸状に削り、さらにこの凸状の部分をＬ字状に屈曲加工して、枢支軸８ｂを形成する。そして、第２ヒンジ７に枢支軸８ｂを保持する枢支穴７ａを形成する。これにより、枢支軸８ｂ及び枢支穴７ａの形状が簡単な構造となり、加工が容易で部品を削減して、組立作業の短縮を図り製品コストの低減と共にサービス性の向上を図ることができる。
【００２０】
さらに、第１ヒンジ８に接続される枢支軸８ｂの基部側が幅広くなるように、枢支軸８ｂに段部８ｃを設け、第２ヒンジ７との間に隙間を取り、互いに対向する第１ヒンジ８と第２ヒンジ７との間で面接触によるドア１の回動ムラや異音の発生の防止を図る。なお、この段部８ｃは上部ヒンジＡまたは下部ヒンジＢのいずれか一方に設けるだけでもよい。
【００２１】
図５に示すように、下部ヒンジＢを構成する第１ヒンジ８’は、前記第１ヒンジ８に対してＬ字状曲げを１８０度逆方向に加工することで、ドアパネル２の前面外壁にそれぞれ溶接固着できる。従って以下の説明は上部ヒンジＡと同様であり省略する。
【００２２】
図６はドア１を上から見た時に、枢支穴７ａに対する枢支軸８ｂの回動状態を示している。図６において、（イ）はドアを閉じた状態、（ロ）は約６０度ドア１を開放した状態、（ハ）は約１２０度ドア１を開放した状態を示している。なお、図６中、矢印の方向はドアの軸支されていない端部が位置する方向を示す。
【００２３】
図４に示した構造では、第１ヒンジ８の枢支軸８ｂの切断面８ｅのコーナはエッジが生じ枢支軸８ｂの周動により、削り取り枢支穴７ａの直径を次第に大きくしてドア１にガタツキを発生させ、マイクロ波の漏れの原因ともなる。
【００２４】
そこで、第１ヒンジ８の枢支軸８ｂの切断面８ｅは第２ヒンジ７の枢支穴７ａの円形に合うように塑性加工を施して曲面とすることにより、枢支軸８ｂ及び枢支穴７ａが摺動して互いに削り取られることを防ぎ、ドア１のガタツキを無くすと共にマイクロ波や熱を速断し、安定した信頼性の向上を図ることができる。または、枢支軸８ｂの切断面８ｅのコーナのエッジ部８ｄに０．２〜０．５Ｒを設けてもよい。
【００２５】
なお、図１(ａ)に示すように、第１ヒンジ８の枢支軸８ｂのＬ字状曲げ方向を、ドア１の平面に対して垂直方向に折り曲げることにより、水平方向に曲げるよりも、万が一枢支軸８ａ及び枢支穴７ａに摩耗が生じドア１のガタツキが生じたとしても、左右方向のガタツキに比べ本体３側の前板５と、ドア１のドアパネル２との隙間（ガタツキ）が少なく最小限にすることができ、マイクロ波や熱を遮断し、安定した信頼性の向上を図ることができる。
【００２６】
＜実施の形態２＞
本発明の実施の形態２を、図７、図８、図９に示す。図８に示すように、第１ヒンジ８の枢支軸８ｂをその切断面８ｅの両側から加圧して塑性加工することにより変形させる。これによって、塑性加工後の枢支軸８ｂの板厚Ｈを、塑性加工前の板厚ｈより厚く成形すると共に、枢支穴７ａの円形に合わせた塑性加工をする。
【００２７】
または、枢支軸８ｂの切断面８ｅのコーナのエッジ部８ｄに０．２〜０．５Ｒを設ける。図９に示す下部ヒンジＢの第１ヒンジ８’は、前記第１ヒンジ８に対してＬ字状曲げを１８０度逆に加工することで、ドアパネル２の前面外壁にそれぞれ溶接固着してドア１を回動自在に軸支できる。従って以下の説明は上部ヒンジＡと同様である。
【００２８】
＜実施の形態３＞
本発明の実施の形態３を、図１１、図１２、図１３、図１４に示す。図１２に示すように、第１ヒンジ８に断面がＶ字状となるように曲げ加工した枢支軸８ｆを形成すると共に、枢支軸８ｆの切断面８ｅのコーナのエッジ部８ｄに０．２〜０．５Ｒを設ける。なお、枢支軸８ｆの断面形状は、Ｕ字状に形成してもよい。
【００２９】
＜実施の形態４＞
本発明の実施の形態４を、図１５、図１６、図１７、図１８に示す。図１６に示すように、第２ヒンジ７の枢支穴７ａに、その中心方向を頂点とする突起７ｃを設けると共に、突起７ｃの先端には０．２〜０．５Ｒを設ける。したがって、図１８に示すように、第１ヒンジ８の枢支軸８ｂの壁面中央部８ｇが突起７ｃの先端に当接し、これを中心として枢支軸８ｂは回動する。
【００３０】
もちろん前記枢支軸８ｂは枢支穴７ａの円形に合わせた前記同様の塑性加工または枢支軸８ｂの切断面８ｅのコーナのエッジ部８ｄに０．２〜０．５Ｒを設けてもよい。これにより枢支軸８ａ及び枢支穴７ａが削り取られるのを防ぎ、ドア１のガタツキを無くすと共に、マイクロ波や熱を遮断し、安定した信頼性の向上を図ることができる。
【００３１】
【発明の効果】
本発明のドアのヒンジ構造は上記のように構成するため、請求項１によれば、枢支軸及び枢支穴の形状を簡単な構造で構成でき、加工が容易で子部品を削減して、組立作業の短縮を図り製品コストの低減と共にサービス性の向上を図ることができる。また、突起により枢支軸を枢支穴内で安定して回動することができる。
【００３２】
請求項２によれば、第１ヒンジと第２ヒンジとの接触によるドアの回動ムラや異音の発生の防止を図ることができる。
【００３３】
請求項３によれば、枢支軸と枢支穴との摺動による両者の摩耗を防ぐことにより、長期間使用した際にもドアのガタツキを防止でき、これによってマイクロ波や熱を遮断する安定した信頼性の向上を図ることができる。
【００３４】
請求項４によれば、枢支軸の板厚が塑性加工により厚くなるため、枢支軸の強度を確保でき、さらに枢支軸と枢支穴との接触面積を大きくできるため、枢支軸を枢支穴内でより安定して回動することができる。
【００３５】
請求項５によれば、枢支軸の断面がＶ字状又はＵ字状となるため、枢支軸が枢支穴に内面に接触する部分が３個所になるため、枢支軸を枢支穴内でより安定して回動することができる。
【００３６】
請求項６によれば、本体側の前板とドアのドアパネルとの隙間（ガタツキ）を最小限にすることができ、マイクロ波や熱を遮断し、安定した信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態１を示すドアの(ａ)側断面図、(ｂ)正面図である。
【図２】図１のドアの閉鎖状態における横断面図である。
【図３】図２のドアを約１２０度開いた状態の横断面図である。
【図４】実施の形態１の上部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図５】実施の形態１の下部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図６】実施の形態１の枢支軸の回動を示す（イ）閉鎖時、（ロ）約６０度開放時、（ハ）約１２０度開放時の説明図である。
【図７】実施の形態２を示すドアの(ａ)側断面図、(ｂ)正面図である。
【図８】実施の形態２の上部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図９】実施の形態２の下部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図１０】実施の形態２の枢支軸の回動を示す（イ）閉鎖時、（ロ）約６０度開放時、（ハ）約１２０度開放時の説明図である。
【図１１】実施の形態３を示すドアの(ａ)側断面図、(ｂ)正面図である。
【図１２】実施の形態３の上部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図１３】実施の形態３の下部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図１４】実施の形態３の枢支軸の回動を示す（イ）閉鎖時、（ロ）約６０度開放時、（ハ）約１２０度開放時の説明図である。
【図１５】実施の形態４を示すドアの(ａ)側断面図、(ｂ)正面図である。
【図１６】実施の形態４の上部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図１７】実施の形態４の下部ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【図１８】実施の形態４の枢支軸の回動を示す（イ）閉鎖時、（ロ）約６０度開放時、（ハ）約１２０度開放時の説明図である。
【図１９】従来の電子レンジのドア１を横に開いた時の内部構造を示す斜視図である。
【図２０】従来の第１ヒンジを示す(ａ)上面図、(ｂ)正面図、(ｃ)側面図である。
【符号の説明】
１ドア
２ドアパネル
２ａ透視窓
３本体
４チョーク部
４ａ櫛歯
４ｂスリット
５前板
５ａ長穴
６加熱室
６ａ前面開口部
７第２ヒンジ
７ａ枢支穴
７ｂストッパ
７ｃ突起
８第１ヒンジ
８ａ取付板
８ｂ枢支軸
８ｃ段部
８ｄエッジ部
８ｅ切断面
８ｆＶ字状の枢支軸
８ｇ壁面中央部
９リアガラス
１０フロントガラス
１１ドアケース
１２チョークカバー
１２ａ係止爪
１３ピン取付板
１４ピン
Ｈ板厚面
ｈ元の板厚[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a microwave oven door, and more particularly to a hinge structure of a microwave oven door that can reduce assembly time and the number of parts and can be stably held in a microwave oven body.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various microwave oven doors have been proposed for the purpose of reducing the number of parts and improving assembly workability. A conventional microwave door will be described with reference to the drawings.
[0003]
FIG. 19 is a perspective view showing the internal structure when the door 1 of the microwave oven body 3 is opened sideways. FIG. 20 is an external view of the first hinge 8 attached to the door 1 of the conventional microwave oven.
[0004]
In FIG. 19, A shows an upper hinge and B shows a lower hinge. Then, on the microwave oven body 3 side, the second hinge 7 protrudes from a long hole 5 a formed in the front plate 5 of the front opening 6 a of the heating chamber 6, and is welded and fixed to the back side surface of the front plate 5. The door 1 is held at the end of the second hinge 7 by a pivot hole (not shown) for holding the pin 14 of the first hinge 8 so as to be freely opened and closed.
[0005]
In FIG. 20, a pin 14 that allows the door 1 to be opened and closed is fixed to one end of an L-shaped pin mounting plate 13 on the first hinge 8. The pin 14 is a separate part made of a cylindrical shape, such as cutting or forging, and the pin 14 is caulked and fixed to the pin mounting plate 13. The other end of the pin mounting plate 13 is welded and fixed to the front outer wall of the choke portion 4 near the vertical angle of the door panel 2.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above structure, since the pin mounting plate 13 of the first hinge 8 of the hinge portion needs to fix the pin 14 which is a separate part, the number of parts increases, so that the assembly process takes time and the cost increases. There was a problem of doing.
[0007]
The object of the present invention is to eliminate the pin 14 which is the above-mentioned separate part, thereby shortening the assembly work and reducing the product cost.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the door hinge structure of the present invention includes a main body having an opening and a door that closes the opening, and the door hinge structure is configured to be freely opened and closed by the main body with a hinge. The hinge is composed of a first hinge and a second hinge using a metal plate, and one of these hinges is attached to the main body and the other is attached to the door, and the first hinge is bent. A pivot shaft formed to hold the pivot shaft in the second hinge, and a protrusion protruding from the inner periphery of the pivot hole toward the center is provided. The projection is formed so that the apex of the projection is positioned at the center of the pivot hole, and a radius is formed at the tip of the projection, and the pivot of the first hinge is brought into contact with the tip of the projection. It is constructed so that the central part of the wall surface of the shaft can rotate. To.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments in which the door hinge structure of the present invention is applied to a hinge portion of a microwave oven will be described with reference to the drawings. In each of the embodiments described below, only the case where the present invention is applied to a laterally open door is shown, but the present invention can be similarly used for a vertically open door. The same parts as those in the conventional example are given the same reference numerals.
[0013]
<Embodiment 1>
Embodiment 1 of the hinge structure of a door according to the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1A is a side sectional view of the door 1 showing the structure of the upper hinge A and the lower hinge B. FIG. FIG. 1B is a front view of the upper hinge and the lower hinge.
[0014]
In FIG. 1, the second hinge 7 is attached to the microwave oven body 3, and a pivot hole 7 a that holds a pivot shaft 8 b formed in the first hinge 8 is formed in the second hinge 7. Since the pivot shaft 8b is pivotally supported by the pivot hole 7a, the door 1 is held openably and closably. One surface of the L-shaped mounting plate 8a is fixedly welded to the front outer wall of the choke portion 4 near the vertical angle of the door panel 2 to the first hinge 8 on the door 1 side.
[0015]
A rear glass 9 transparent from the rear surface of the door panel 2 is closely bonded to the see-through window 3 with greenhouse or thermosetting silicone rubber. Next, the windshield 10 is inserted into and engaged with a sandwiching groove provided on the inner peripheral edge of the frame-shaped door case 11. The door case 11 is a resin molded product, and locking claws for locking the choke cover 12 are provided at appropriate intervals inside the outer peripheral edge thereof. Note that a handle (not shown) is integrally formed on the door case 11 on the side opposite to the hinge portion.
[0016]
The door panel 2 can observe the inside of the heating chamber 6 and has many transparent windows 3 provided with a plurality of holes so that radio waves do not leak, and many radio waves standing in parallel with the outer surface of the door 1 along the outer periphery. And a metal choke portion 4 for sealing. As shown in FIG. 1 (b), the choke portion 4 is formed by arranging comb teeth 4 a and slits 4 b of U-shaped conductors formed at appropriate intervals along the inner perimeter of the door 1. The structure prevents wave leakage.
[0017]
As shown in FIG. 1, the upper hinge A is composed of a first hinge and a second hinge using a metal plate, and one of these hinges is welded and fixed to the main body side and the other to the door side. To do.
[0018]
FIG. 3 is a partial view when the door 1 is opened about 120 degrees, and a stopper 7b is provided on the second hinge 7 so as to contact the end surface of the first hinge 8 so as not to be opened more than 120 degrees. The stopper 7b may be provided on either the upper hinge A or the lower hinge B.
[0019]
As shown in FIG. 4, the first hinge 8 is formed by bending a metal plate into an L shape. One surface of the bent first hinge 8 is a mounting plate 8a. Further, the end of the other surface of the first hinge 8 is cut into a convex shape, and this convex portion is bent into an L shape to form the pivot shaft 8b. A pivot hole 7 a that holds the pivot shaft 8 b is formed in the second hinge 7. Thereby, the shape of the pivot shaft 8b and the pivot hole 7a becomes a simple structure, the processing is easy, the number of parts can be reduced, the assembly work can be shortened, the product cost can be reduced and the serviceability can be improved. .
[0020]
Further, a step portion 8c is provided on the pivot shaft 8b so that the base side of the pivot shaft 8b connected to the first hinge 8 is widened, and a gap is formed between the first hinge 8 and the first hinge 8b. It is intended to prevent occurrence of uneven rotation and abnormal noise of the door 1 due to surface contact between the hinge 8 and the second hinge 7. The step 8c may be provided only on either the upper hinge A or the lower hinge B.
[0021]
As shown in FIG. 5, the first hinge 8 ′ constituting the lower hinge B is formed on the front outer wall of the door panel 2 by processing the L-shaped bend in the opposite direction by 180 degrees with respect to the first hinge 8. Can be welded. Therefore, the following description is the same as that of the upper hinge A and is omitted.
[0022]
FIG. 6 shows the pivoting state of the pivot shaft 8b with respect to the pivot hole 7a when the door 1 is viewed from above. 6, (a) shows a state where the door is closed, (b) shows a state where the door 1 is opened about 60 degrees, and (c) shows a state where the door 1 is opened about 120 degrees. In addition, the direction of the arrow in FIG. 6 shows the direction where the edge part which is not pivotally supported of a door is located.
[0023]
In the structure shown in FIG. 4, the corner of the cut surface 8e of the pivot shaft 8b of the first hinge 8 is edged, and the diameter of the scraping pivot hole 7a is gradually increased by the peripheral movement of the pivot shaft 8b. This causes backlash and causes microwave leakage.
[0024]
Therefore, the cut surface 8e of the pivot shaft 8b of the first hinge 8 is subjected to plastic working so as to match the circular shape of the pivot hole 7a of the second hinge 7, thereby forming a curved surface. 7a can be prevented from sliding and scraping off each other, the backlash of the door 1 can be eliminated, and microwaves and heat can be quickly cut off, and stable reliability can be improved. Or you may provide 0.2-0.5R in the edge part 8d of the corner of the cut surface 8e of the pivot shaft 8b.
[0025]
As shown in FIG. 1A, the L-shaped bending direction of the pivot shaft 8b of the first hinge 8 is bent in the direction perpendicular to the plane of the door 1, rather than in the horizontal direction. Even if the pivot shaft 8a and the pivot hole 7a are worn and the door 1 is rattled, the gap between the front plate 5 on the main body 3 side and the door panel 2 of the door 1 (rattle) compared to the rattling in the left-right direction. Therefore, the microwave and heat can be cut off and stable reliability can be improved.
[0026]
<Embodiment 2>
A second embodiment of the present invention is shown in FIG. 7, FIG. 8, and FIG. As shown in FIG. 8, the pivot shaft 8b of the first hinge 8 is deformed by being pressed from both sides of the cut surface 8e and plastically processed. As a result, the thickness H of the pivot shaft 8b after plastic processing is formed to be thicker than the thickness h before plastic processing, and the plastic processing is performed in accordance with the circular shape of the pivot hole 7a.
[0027]
Or 0.2-0.5R is provided in the edge part 8d of the corner of the cut surface 8e of the pivot shaft 8b. The first hinge 8 ′ of the lower hinge B shown in FIG. 9 is welded and fixed to the front outer wall of the door panel 2 by processing the L-shaped bend reversely by 180 degrees with respect to the first hinge 8. Can be pivotally supported. Therefore, the following description is the same as that of the upper hinge A.
[0028]
<Embodiment 3>
A third embodiment of the present invention is shown in FIG. 11, FIG. 12, FIG. 13, and FIG. As shown in FIG. 12, the first hinge 8 is formed with a pivot shaft 8f bent so as to have a V-shaped cross section, and at the corner edge portion 8d of the cut surface 8e of the pivot shaft 8f, 0. 2 to 0.5R is provided. The cross-sectional shape of the pivot shaft 8f may be formed in a U shape.
[0029]
<Embodiment 4>
Embodiment 4 of the present invention is shown in FIG. 15, FIG. 16, FIG. 17, and FIG. As shown in FIG. 16, a protrusion 7 c whose apex is the center direction is provided in the pivot hole 7 a of the second hinge 7, and 0.2 to 0.5 R is provided at the tip of the protrusion 7 c. Accordingly, as shown in FIG. 18, the wall surface central portion 8g of the pivot shaft 8b of the first hinge 8 abuts on the tip of the projection 7c, and the pivot shaft 8b rotates about this.
[0030]
Of course, the pivot shaft 8b may be provided with 0.2 to 0.5R in the corner edge portion 8d of the same plastic working or the cut surface 8e of the pivot shaft 8b in accordance with the circular shape of the pivot hole 7a. As a result, it is possible to prevent the pivot shaft 8a and the pivot hole 7a from being scraped off, eliminate rattling of the door 1 and block microwaves and heat, thereby improving stable reliability.
[0031]
【The invention's effect】
Since the hinge structure of the door of the present invention is configured as described above, according to claim 1, the shape of the pivot shaft and the pivot hole can be configured with a simple structure, which is easy to process and reduces the number of child parts. As a result, the assembly work can be shortened to reduce the product cost and improve the serviceability. Further, the projection can stably rotate the pivot shaft within the pivot hole.
[0032]
According to the second aspect, it is possible to prevent occurrence of uneven rotation of the door and abnormal noise due to contact between the first hinge and the second hinge.
[0033]
According to the third aspect of the present invention, by preventing the wear of both the pivot shaft and the pivot hole from sliding, the door can be prevented from rattling even when used for a long period of time, thereby blocking the microwave and heat. Stable reliability can be improved.
[0034]
According to claim 4, since the plate thickness of the pivot shaft is increased by plastic working, the strength of the pivot shaft can be ensured, and the contact area between the pivot shaft and the pivot hole can be increased. Can be rotated more stably in the pivot hole.
[0035]
According to the fifth aspect, since the cross section of the pivot shaft is V-shaped or U-shaped, there are three portions where the pivot shaft comes into contact with the inner surface of the pivot hole. It is possible to rotate more stably in the hole.
[0036]
According to the sixth aspect, the gap (backlash) between the front plate on the main body side and the door panel of the door can be minimized, microwaves and heat can be cut off, and stable reliability can be improved. .
[Brief description of the drawings]
1A is a sectional side view of a door showing a first embodiment, and FIG.
2 is a cross-sectional view of the door of FIG. 1 in a closed state.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the door of FIG. 2 with the door opened approximately 120 degrees.
4A is a top view, FIG. 4B is a front view, and FIG. 4C is a side view showing the upper hinge of the first embodiment.
5A is a top view, FIG. 5B is a front view, and FIG. 5C is a side view showing the lower hinge of the first embodiment.
FIGS. 6A and 6B are explanatory views showing rotation of the pivot shaft of the first embodiment when (a) closed, (b) opened about 60 degrees, and (c) opened about 120 degrees.
7A is a side sectional view of a door showing a second embodiment, and FIG. 7B is a front view thereof.
8A is a top view, FIG. 8B is a front view, and FIG. 8C is a side view showing an upper hinge according to the second embodiment.
9A is a top view, FIG. 9B is a front view, and FIG. 9C is a side view showing a lower hinge according to the second embodiment.
FIGS. 10A and 10B are explanatory views showing the rotation of the pivot shaft of the second embodiment when (a) closed, (b) opened at about 60 degrees, and (c) opened at about 120 degrees.
11A is a side sectional view of a door showing a third embodiment, and FIG. 11B is a front view thereof.
12A is a top view, FIG. 12B is a front view, and FIG. 12C is a side view showing an upper hinge according to the third embodiment.
13A is a top view, FIG. 13B is a front view, and FIG. 13C is a side view showing a lower hinge according to the third embodiment.
FIGS. 14A and 14B are explanatory views showing rotation of the pivot shaft of the third embodiment when (a) closed, (b) opened at about 60 degrees, and (c) opened at about 120 degrees.
15A is a side sectional view of a door showing a fourth embodiment, and FIG. 15B is a front view thereof.
16A is a top view, FIG. 16B is a front view, and FIG. 16C is a side view showing an upper hinge according to the fourth embodiment.
17A is a top view, FIG. 17B is a front view, and FIG. 17C is a side view showing a lower hinge according to the fourth embodiment.
FIGS. 18A and 18B are explanatory views showing rotation of the pivot shaft of the fourth embodiment when (a) closed, (b) opened about 60 degrees, and (c) opened about 120 degrees.
FIG. 19 is a perspective view showing an internal structure when a door 1 of a conventional microwave oven is opened sideways.
20A is a top view, FIG. 20B is a front view, and FIG. 20C is a side view showing a conventional first hinge.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Door 2 Door panel 2a Perspective window 3 Main body 4 Choke part 4a Comb tooth 4b Slit 5 Front plate 5a Long hole 6 Heating chamber 6a Front opening part 7 Second hinge 7a Pivoting hole 7b Stopper 7c Protrusion 8 First hinge 8a Mounting plate 8b Pivot shaft 8c Step portion 8d Edge portion 8e Cut surface 8f V-shaped pivot shaft 8g Wall center portion 9 Rear glass 10 Windshield 11 Door case 12 Choke cover 12a Locking claw 13 Pin mounting plate 14 Pin H Thick surface h Original thickness

Claims

開口を有する本体と、該開口を閉鎖するドアとを備え、該ドアをヒンジにて該本体に開閉自在に保持したドアのヒンジ構造において、
前記ヒンジは、金属板を使用した第１ヒンジと第２ヒンジとから構成され、これらのヒンジのいずれか一方を該本体側に、他方をドア側に取り付けると共に、該第１ヒンジを屈曲して形成する枢支軸と、該第２ヒンジに該枢支軸を保持するために形成する枢支穴とを備え、
前記枢支穴の内周から中心に向かって突出した突起を設け、該突起の頂点が前記枢支穴の中心に位置するように該突起は形成されており、該突起の先端にはアールを形成し、該突起の先端に当接するよう前記第１ヒンジの枢支軸の壁面中央部が回動するように構成したことを特徴とするドアのヒンジ構造。In a hinge structure of a door comprising a main body having an opening and a door for closing the opening, and the door is opened and closed to the main body by a hinge.
The hinge is composed of a first hinge and a second hinge using a metal plate, and one of these hinges is attached to the body side and the other is attached to the door side, and the first hinge is bent. A pivot shaft formed, and a pivot hole formed to hold the pivot shaft in the second hinge;
Before a projection which projects toward the center from the inner circumference of Kikururu support hole provided, protruding protrusion as vertices of force is located at the center of the pivot support hole is formed, the tip of the該Tokki Earl The hinge structure of the door is characterized in that the central portion of the wall surface of the pivot shaft of the first hinge rotates so as to contact the tip of the projection.

上記枢支軸の該第１ヒンジと接続される基部側を幅広く形成する段部を備えることを特徴とする請求項１記載のドアのヒンジ構造。The door hinge structure according to claim 1, further comprising a step portion that forms a wide base portion side connected to the first hinge of the pivot shaft.

上記枢支軸を上記枢支穴の形状に合うように塑性加工を施すことを特徴とする請求項１記載のドアのヒンジ構造。The door hinge structure according to claim 1, wherein plastic working is performed so that the pivot shaft matches the shape of the pivot hole.

上記塑性加工により、上記枢支軸の板厚を加工前の板厚より厚く形成することを特徴とする請求項３記載のドアのヒンジ構造。4. The door hinge structure according to claim 3, wherein a thickness of the pivot shaft is made thicker than a thickness before processing by the plastic working.

上記枢支軸の断面をＶ字状又はＵ字状に形成することを特徴とする請求項１記載のドアのヒンジ構造。2. The door hinge structure according to claim 1, wherein a cross section of the pivot shaft is formed in a V shape or a U shape.

上記第１ヒンジの枢支軸の屈曲方向を、上記ドアの平面に対して垂直方向に折り曲げることを特徴とする請求項１記載のドアのヒンジ構造。2. The door hinge structure according to claim 1, wherein a bending direction of the pivot shaft of the first hinge is bent in a direction perpendicular to a plane of the door.