JP3645048B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波診断装置、特に3次元的な超音波走査を行う超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、体腔内に挿入して体内の断層像を得られるようにした超音波プローブが種々考案されている。このような体腔内挿入式の超音波プローブが開発されたことにより、体外式の超音波プローブでは診断が困難であった深部臓器の微細な観察が可能となった。特に食道や胃といった消化管にできる腫瘍の診断においては、腫瘍が消化管壁に対してどの程度の深さまで浸潤しているかといったことまで診断が可能なため、その有用性が認められている。
【0003】
このような超音波プローブを用いた従来の超音波診断装置では、リニア走査、あるいはラジアル走査といった単独の走査方式によって得られた画像を表示するものが主であった。しかし、腫瘍の深さ方向への浸潤度合いと共に、面方向への広がりも同時に観察して、腫瘍の3次元的な大きさを把握したいという要望がでてきている。
【0004】
そこで、このような要望に応えるため、従来より図6の(A)に示すように、一側部に超音波振動子102を有する超音波プローブ101を一回転させると同時に進退させることにより、ラジアル像とリニア像を同時に得るようにしたものが考案されている。このようにラジアル像とリニア像を同時に得ることの可能な装置としては、例えば特開昭57−9439号公報とか、実開昭63−74108号公報において、超音波プローブをラジアル走査可能で、かつ軸方向に移動可能にした装置が開示されている。
【0005】
また、ラジアル像とリニア像の同時表示を行うための走査方式として、図6の(B)に示すように、超音波プローブ101の進退を随時行いながら、それに伴い超音波プローブを回転させていくスパイラル方式の走査を行う装置が提案されている。
【0006】
本出願人も、特開平2−265536号公報において、図7及び図8に示すような、超音波プローブの回転駆動と進退駆動を同期させて制御するようにした装置を提案している。この従来例の構成を以下に説明する。
【0007】
図7に示すように、超音波プローブ110は、超音波送受信部となる超音波振動子111が、軸状の駆動伝達部112に接続され、これらは、先端部が球面状に閉塞された外筒113内に収納されている。前記外筒113の内部の先端側には、シール材114及びOリング115が設けられ、これによって、前記駆動伝達部112を保持している。また、前記外筒113及びシール材114、Oリング115によって密閉された外筒113の先端部内の空間には、音響媒体116が充填されている。
【0008】
前記駆動伝達部112の後端部は、前記外筒113の後端部から延出され、接続部117を介して、ステッピングモータ118に接続されている。このステッピングモータ118は、該ステッピングモータ118の回転位置を検出するエンコーダ119と組み合わせて構成され、これらは、回転運動部外装120内に収納、保持されている。前記回転運動部外装120は、進退運動伝達部121に取り付けられ、この進退運動伝達部121は、ボールネジからなる進退機構部122に螺合している。前記進退機構部122は、ステッピングモータ123の駆動部に接続され、このステッピングモータ123によって回転されるようになっている。また、前記ステッピングモータ123は、該ステッピングモータ123の回転位置を検出するエンコーダ124と組み合わせて構成されている。
【0009】
前記接続部117、ステッピングモータ118、エンコーダ119、回転運動部外装120、進退運動伝達部121、進退機構部122、ステッピングモータ123及びエンコーダ124は、外装125によって囲まれ、前記外筒113の後端部はこの外装125に固定されている。また、前記ステッピングモータ123は、前記外装125に固定されている。
【0010】
超音波プローブの制御系は、図8に示すように、超音波振動子111の回転と進退とを制御する制御回路130と、この制御回路130からのスタート信号strを入力し、クロックclkを出力するクロック発振器131と、前記クロック発振器131からのクロックclkを入力し、このクロックclkと周期Tの1/4だけ遅らせた信号DLYを出力する遅延回路132とを備えている。
【0011】
前記クロックclkと信号DLYは、切り換えスイッチ133を介してステッピングモータ118,123に、それぞれ、2相の駆動信号として入力されるようになっている。前記切り換えスイッチ133は、前記制御回路130からの制御信号Jによって制御され、クロックclkをA相とし信号DLYをB相とする状態と、クロックclkをB相とし信号DLKをA相とする状態とに切り換えるようになっている。
【0012】
前記ステッピングモータ118に連結されたエンコーダ119のA相出力C及び一回転毎に出力されるZ相出力Zは、前記制御回路130に入力されるようになっている。同様に、前記ステッピングモータ123に連結されたエンコーダ124のA相出力G及びZ相出力Hは、前記制御回路130に入力されるようになっている。
【0013】
このような構成において、超音波プローブの回転駆動と進退駆動を同期させて制御を行うことにより、ラジアル走査、リニア走査、及びスパイラル走査が可能であり、これらの走査によってラジアル像及びリニア像を得ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような3次元的な超音波走査を行う超音波診断装置では、ラジアル走査とリニア走査を組み合わせたスパイラル走査が可能であると共に、従来通りのラジアル走査のみ、あるいはリニア走査のみといった使い方に切り替えることも可能である。
【0015】
このような超音波診断装置においてスパイラル走査を行って3次元データを得る場合には、一回の走査で数十枚ものラジアル像を取り込まなければならないため、走査に時間がかかってしまう。ところが走査に多くの時間をかけると、走査している間に患者の体が動いてしまって、取り込んだデータが不連続になり、走査に失敗する等の不具合が生じることがあった。
【0016】
このため、走査にかかる時間を極力短くできるよう、前記ステッピングモータ118および前記ステッピングモータ123の回転数を上げて走査する必要があった。しかしながら、モータを高速で回転させるとモータ自身の寿命が短くなるばかりでなく、シャフトや軸受けといった機構部品の消耗が早くなり、装置寿命が短くなるという問題点がある。
【0017】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、3次元的な超音波走査を行う場合に走査時間を短縮することができ、かつ機構部品の消耗を抑えて装置寿命を長く保つことが可能な超音波診断装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明による超音波診断装置は、超音波を送受信する超音波振動子と、前記超音波振動子を機械的にラジアル走査する第1の走査手段と、前記超音波振動子を機械的にリニア走査する第2の走査手段と、前記超音波振動子を第1の速度でラジアル走査駆動する第1のモードと、前記ラジアル走査を前記第1の速度より速い第2の速度で駆動しながら前記リニア走査駆動する第2のモードとの切り替えを指示する駆動指示手段と、前記駆動指示手段の指示に応じて、前記超音波振動子の走査を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係り、図1は超音波診断装置における超音波プローブの駆動部の構成を示す断面図、図2は超音波診断装置の駆動制御部の構成を示すブロック図である。
【0020】
まず、図1を用いて、本実施形態の超音波診断装置における駆動系の構成について説明する。
【0021】
超音波プローブ1には、超音波送受信部となる超音波振動子2が軸状の駆動伝達部3の先端に固定され、これらは先端部が球面状に閉塞された外筒4内に収納されている。前記外筒4の内部の先端側には、シール材5a及びOリング5bが設けられ、これらによって前記駆動伝達部3を保持している。また、前記外筒4及びシール材5a,Oリング5bによって密閉された外筒4の先端部内の空間は音響媒体6で満たされている。なお、前記駆動伝達部3,外筒4は、経口的な体腔内挿入に適するよう可撓性を有する部材で構成されている。
【0022】
前記駆動伝達部3の後端部は、前記外筒4の後端部から延出され、接続部7を介して、DCモータ8に接続されている。このDCモータ8は、該DCモータ8の回転位置を検出するエンコーダ9と機械的に連結されていて、これらは回転運動部外装10内に収納、保持されている。超音波振動子2は、駆動伝達部3を介してDCモータ8によって回転駆動されると同時に、DCモータ8の回転運動がエンコーダ9に伝達できるようになっている。
【0023】
前記回転運動部外装10は、進退運動伝達部11に取り付けられ、この進退運動伝達部11はボールネジからなる進退機構部12に螺合している。前記進退機構部12は、ステッピングモータ13に機械的に連結され、ステッピングモータ13の回転によって前後に進退するようになっている。
【0024】
前記接続部7,DCモータ8,エンコーダ9,回転運動部外装10,進退運動伝達部11,進退機構部12,ステッピングモータ13は、外装15によって囲まれ、前記外筒4の後端部はこの外装15に固定されている。また、前記外装15にはステッピングモータ13が固定されている。
【0025】
次に、図2を参照して本実施形態の超音波診断装置における制御系の構成について説明する。図2は超音波診断装置の駆動制御部の構成を示したものである。
【0026】
本実施形態の駆動制御部は、超音波振動子2を進退させるステッピングモータ13を制御する制御回路22と、DCモータ8に直流電力を供給するDC電源19と、前記DC電源19の電圧を制御することによりDCモータ8の回転を制御するDCモータ制御回路20と、走査モードの切り替え操作を行う操作卓16とを備えて構成されている。
【0027】
このDCモータ制御回路20には、前記エンコーダ9から出力されるA相信号Aが入力されている。このA相信号AはDCモータ8の回転速度に応じて周期が変化するので、A相信号Aの周期変化に応じてモータ駆動電圧を制御することにより、DCモータ8の回転数を常に一定に保つようにしてある。
【0028】
また、前記エンコーダ9の出力するA相信号Aは、同時に前記制御回路22にも入力されていて、この制御回路22はA相信号Aを分周してステッピングモータ13の回転制御信号B、Cを生成するようになっいる。
【0029】
操作卓16には切り替えスイッチ17が設けられていて、操作卓16から出力されるリニア走査ON/OFF信号は、制御回路22とDCモータ制御回路20とに入力されるようになっている。前記切り替えスイッチ17をONにすると、前記リニア走査ON/OFF信号はローレベルになる。また、切り替えスイッチ17をOFFにすると、前記リニア走査ON/OFF信号はハイレベルになる。
【0030】
前記リニア走査ON/OFF信号がローレベルのときは、制御回路22はステッピングモータ13を回転させる。また、DCモータ制御回路20はDCモータ8を回転させる。ステッピングモータ13は進退機構部12に機械的に連結されているので、前記リニア走査ON/OFF信号がローレベルのときには超音波振動子2は進退運動しながら回転し、スパイラル走査を行うことになる。なおこのとき、DCモータ制御回路20はDCモータ8を高速回転させるようになっている。
【0031】
前記リニア走査ON/OFF信号がハイレベルのときは、制御回路22はステッピングモータ13の回転を停止させ、DCモータ制御回路20はDCモータ8を回転させる。したがって、前記リニア走査ON/OFF信号がハイレベルのときには超音波振動子2は進退運動しなくなり、ラジアル走査のみを行うことになる。なおこのとき、DCモータ制御回路20はDCモータ8を低速回転させるようになっている。
【0032】
前述したように、DCモータ8に連結されたロータリエンコーダ9の出力するA相信号Aを元にステッピングモータ13の回転制御信号B、Cが生成されるようになっているため、DCモータ8を高速回転させると、これに伴ってステッピングモータ13も高速回転するようになっている。
【0033】
スパイラル走査を行う場合には、例えば取り込む画像毎の間隔を1mm程度とし、40枚程度の画像を連続して取り込むようにして、超音波振動子2を4cm前後進退させて走査するのが適当である。走査する範囲をこれより短くすると、腫瘍等の全貌をとらえきれなくなる確率が高くなる。走査する範囲をこれより長くすると、体腔内で超音波プローブ1の外筒4を直線に保つことが困難になり、正確な3次元画像の構築ができなくなる。40枚の画像を取り込む場合には、超音波振動子2の回転数を毎秒20回転以上とし、40枚の画像を2秒以内に取り込みを終えるようにすれば、患者の体の動きによる影響を受けにくくすることができる。
【0034】
このように構成された本実施形態の超音波診断装置では、操作卓16に設けられた切り替えスイッチ17の操作に応じて、ラジアル走査のみを行うか、またはラジアル走査とリニア走査を組み合わせたスパイラル走査を行うかが切り替わるようになっている。また、切り替えスイッチ17の操作に応じて、超音波振動子2を回転運動させるためのDCモータ8の回転速度が切り替わるようになっている。このとき、ラジアル走査のみを行う場合は、DCモータ8の回転を遅くして走査し、ラジアル走査とリニア走査を組み合わせたスパイラル走査を行う場合は、DCモータ8の回転を高速にして走査する。
【0035】
これにより、スパイラル走査等の3次元的な超音波走査を行う場合には、DCモータ8及びステッピングモータ13が高速回転し、ラジアル方向の走査速度が高速となるので、走査が短時間で終了するようになる。従って、3次元的な超音波走査を行う場合の走査時間を短縮でき、患者の体の動きなどに起因する画像の不連続が起きにくくなり、走査時の不具合を防止できる。
【0036】
また、ラジアル走査のみを行う場合には、DCモータ8が低速回転し、超音波振動子2の回転速度が低速となるので、モータ,駆動伝達部等のシャフト,軸受けなどといった機構部品の消耗度を低く抑えることができ、寿命を長く保つことが可能である。
【0037】
本実施形態のような体腔内走査式の超音波診断装置では、超音波画像と内視鏡画像を1台のモニタ上に同時に表示して観察したり、記録に残したいという要望がかねてよりあり、このために超音波画像と内視鏡画像とを親子画面表示して同時に表示する親子画面表示ユニットなどが用いられている。このような親子画面表示ユニットは、通常、超音波診断装置内に設けられるか、あるいは超音波診断装置の外付けユニットとして用意される。
【0038】
超音波診断装置等において設けられる超音波画像と内視鏡画像とを同時に表示する親子画面表示ユニットの構成例を図3ないし図5に示す。図3は親子画面表示ユニットの構成を示すブロック図、図4は従来の親子画面表示を示す説明図、図5は本構成例における親子画面表示を示す説明図である。
【0039】
親子画面表示ユニットは、図3に示すように、子画面画像入力端子31,バッファアンプ32,同期分離回路33,PLL回路34,A/D変換器35,フィールドメモリ36,マスキング回路37,D/A変換器38からなる子画面画像処理系と、親画面画像入力端子40,バッファアンプ41とからなる親画面画像処理系と、子画面画像信号と親画面画像信号とを合成する混合回路39と、親子画面出力端子42とを有して構成されている。
【0040】
子画面画像入力端子31から入力された映像信号は、バッファアンプ32を通り、A/D変換器35と同期分離回路33とにそれぞれ入力される。同期分離回路33では、入力された映像信号から同期信号を分離し、PLL回路34では、前記同期分離回路33で分離された同期信号に位相同期したクロック信号を発生する。A/D変換器35では、入力された映像信号を前記PLL回路34からのクロック信号でサンプリングして、ディジタル信号に変換する。
【0041】
A/D変換器35でディジタル信号に変換された映像信号は、フィールドメモリ36に一旦書き込まれてから読み出される。その際、フィールドメモリ36からの読み出し時にデータを間引きして読み出すことにより、前記ディジタル化された映像信号は縮小処理される。そして、マスキング回路37では、前記縮小処理された映像信号の文字情報表示エリアをマスキング処理し、画像表示エリアのみを切り出す。この画像表示エリアのみを切り出された映像信号は、D/A変換器38でアナログ信号に変換された後、混合回路39の一方の入力端子に入力される。
【0042】
一方、親画面画像入力端子40から入力された映像信号は、バッファアンプ41を通り、前記混合回路39の他方の入力端子に入力される。混合回路39では、前記縮小されてマスキング処理された子画面の映像信号と、親画面画像入力端子40からの親画面の映像信号とを合成する。その後、前記混合回路39で合成された親子画面の映像信号は、親子画面出力端子42から外部に出力される。この親子画面の映像信号は、超音波診断装置の図示しないモニタに送られ、モニタ上に例えば超音波画像と内視鏡画像とを親子画面にした観察画像が表示される。
【0043】
従来の親子画面表示ユニットでは、図4に示すように、超音波画像を親画面、内視鏡画像を子画面として親子画面表示した場合、子画面とする画像(この場合内視鏡画像)の画像表示エリアの観察画像と共に文字情報表示エリアの文字情報についても一緒に縮小して表示するようになっていた。文字情報は、縮小されると判別できなくなり、画面上で不要なゴミとなってしまい、画面を見苦しくする要因となっていた。
【0044】
そこで、本構成例の親子画面表示ユニットでは、前述のように子画面画像として縮小処理した画像においてマスキング回路37で画像表示エリアのみを切り出すマスキング処理を施した後、親画面画像と合成して出力することにより、図5に示すように、親子画面表示の画面内の子画面画像は、画像のみが縮小表示される。
【0045】
このように、本構成例では縮小された子画面画像の画像表示エリアのみを切り出して親子画面表示することにより、親子画面表示したときの子画面上に縮小された文字情報が不要なゴミとして残らないようにすることができ、これにより、親子画面表示を行う場合においても良好な観察画像を得ることができる。
【0046】
なお、本構成例において、親画面となる超音波画像や内視鏡画像の中に、あらかじめ文字情報も画像も表示されないブランキング領域を設けて、このブランキング領域に子画面画像を表示するようにしておけば、親子画面表示したときに情報の欠落が生じなくなるので、より良好かつ有用な観察画像が得られる。
【0047】
[付記]
(1) 超音波を送受信する超音波振動子と、
前記超音波振動子を第1の方向に機械的に走査する第1の走査手段と、
前記超音波振動子を前記第1の方向とは異なる第2の方向に機械的に走査する第2の走査手段と、
前記第1の走査手段および前記第2の走査手段の駆動を指示する駆動指示手段と、
前記第1の走査手段および前記第2の走査手段と接続され、前記駆動指示手段の入力に応じて、前記超音波振動子の走査方向を変更すると共に超音波の走査速度を変更制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする超音波診断装置。
【0048】
(2) 前記制御手段は、前記駆動指示手段の入力に応じて、前記第1の方向と前記第2の方向のいずれか一方の方向の走査と、前記第1の方向の走査と前記第2の方向の走査とを組み合わせた走査とを切り替えることを特徴とする付記1に記載の超音波診断装置。
【0049】
(3) 前記第1の方向及び前記第2の方向は、一方が前記超音波振動子を中心として周回状に少なくとも一部を走査するラジアル方向の走査であり、他方が前記ラジアル方向とは略垂直に線形状に走査するリニア方向の走査であることを特徴とする付記1に記載の超音波診断装置。
【0050】
(4) 超音波を送受信する超音波振動子と、
前記超音波振動子をラジアル方向に機械的に走査する第1の走査手段と、
前記超音波振動子をリニア方向に機械的に走査する第2の走査手段と、
前記第1の走査手段および前記第2の走査手段の駆動を指示する駆動指示手段と、
前記第1の走査手段および前記第2の走査手段と接続され、前記駆動指示手段の入力に応じて、前記超音波振動子の走査方向を変更すると共に超音波の走査速度を変更制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする超音波診断装置。
【0051】
(5) 前記制御手段は、前記駆動指示手段の入力に応じて、前記ラジアル方向のみの走査と、前記ラジアル方向の走査とリニア方向の走査とを組み合わせた走査とを切り替え、前記ラジアル方向とリニア方向とを組み合わせた走査を行う場合にラジアル方向とリニア方向のいずれか一方の走査速度を変更することを特徴とする付記3に記載の超音波診断装置。
【0052】
(6) 超音波を送受信する超音波送受信部を有する超音波プローブと、
前記超音波送受信部を回転させてラジアル方向に機械的に走査する第1の走査手段と、
前記超音波送受信部を進退させてリニア方向に機械的に走査する第2の走査手段と、
前記第1の走査手段および前記第2の走査手段の駆動を指示する駆動指示手段と、
前記第1の走査手段および前記第2の走査手段と接続され、前記駆動指示手段の入力に応じて、前記第1の走査手段を単独で駆動してラジアル方向のみの走査を行う態様と、前記第1の走査手段と第2の走査手段の両者を同時に駆動してラジアル方向の走査とリニア方向の走査とを組み合わせた走査を行う態様とを切り替えると共に、前記走査態様を切り替える際に前記第1の走査手段によるラジアル方向の走査速度を変化させる制御手段と、
を具備することを特徴とする超音波診断装置。
【0053】
(7) 前記制御手段は、前記第1の走査手段を単独で駆動した場合に比べ、前記第1の走査手段と第2の走査手段の両者を同時に駆動する場合に、前記第1の走査手段によるラジアル方向の走査速度を高速にすることを特徴とする付記6に記載の超音波診断装置。
【0054】
(8) 前記制御手段は、前記第1の走査手段と第2の走査手段の両者を同時に駆動する場合に、前記第1の走査手段による前記超音波送受信部の回転速度を毎秒20回転以上としたことを特徴とする付記6に記載の超音波診断装置。
【0055】
(9) 前記制御手段は、前記第1の走査手段と第2の走査手段の両者を同時に駆動する場合に、前記第2の走査手段によって前記超音波送受信部を進退させる範囲を4cm程度とすることを特徴とする付記6に記載の超音波診断装置。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、3次元的な超音波走査を行う場合に走査時間を短縮することができ、かつ機構部品の消耗を抑えて装置寿命を長く保つことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置における超音波プローブの駆動部の構成を示す断面図
【図2】本実施形態に係る超音波診断装置の駆動制御部の構成を示すブロック図
【図3】親子画面表示ユニットの構成例を示すブロック図
【図4】従来の親子画面表示を示す説明図
【図5】本構成例における親子画面表示を示す説明図
【図6】ラジアル像とリニア像を得るための走査方式を示す説明図
【図7】従来の超音波診断装置における超音波プローブの駆動系の構成を示す断面図
【図8】従来の超音波診断装置における制御系の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…超音波プローブ
2…超音波振動子
3…駆動伝達部
8…DCモータ
11…進退運動伝達部
13…ステッピングモータ
16…操作卓
17…切り替えスイッチ
20…DCモータ制御回路
22…制御回路

Claims (1)

  1. 超音波を送受信する超音波振動子と、
    前記超音波振動子を機械的にラジアル走査する第1の走査手段と、
    前記超音波振動子を機械的にリニア走査する第2の走査手段と、
    前記超音波振動子を第1の速度でラジアル走査駆動する第1のモードと、前記ラジアル走査を前記第1の速度より速い第2の速度で駆動しながら前記リニア走査駆動する第2のモードとの切り替えを指示する駆動指示手段と、
    前記駆動指示手段の指示に応じて、前記超音波振動子の走査を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする超音波診断装置。
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