JP3643723B2 - Steam sterilizer - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、培地などを滅菌する蒸気滅菌器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
水や食品などから病原菌を検出する代わりに検出が容易な菌の存否を試験する方法が用いられる。この菌の検出は、例えば食品中に存在する大腸菌を検出する試験法として用いられるが、詳細には、培地１０ミリリットルに対して希釈試料１ミリリットルの割合で加えることが多い。清涼飲料や飲料水などの試験では試作（原液）１０ミリリットル、１ミリリットルおよび１０倍の希釈液をダーラム発酵管に接種する。この場合、１０ミリリットル接種用には１０ミリリットルの倍濃度の乳糖ブイヨンまたはＢＧＬＢ培地を入れたダーラム発酵管を使用する。
【０００３】
具体的な細菌の生理試験法は、直径が８ミリメートルで長さが１３０ミリメートル程度の小試験管内にペプトン水を入れて殺菌綿で栓を行い、細菌に供試糖類を１％加えて開口部を閉じた内径が２ミリメートル、長さが２センチメートル程度のダーラム管を前記小試験管内に入れる。
【０００４】
その後、間断滅菌後、殺菌水にて洗浄した菌液を殺菌ピペットで１〜２滴接種し、２５〜３０℃に２４〜４８時間培養する。
【０００５】
以上が培地を用いた所謂ダーラム管の試験方法であるが、この様な試験方法を開示した先行技術として特開平５−１５３９７号公報がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
前述の様な試験方法において、滅菌を行う工程があるが、この様な滅菌を特開平１０−２２５５０５号公報のような縦型の高圧蒸気滅菌器により行っている。
【０００７】
ところが、高圧蒸気滅菌器には滅菌工程の完了後に排気バルブを開放してチャンバー内の圧力を大気中に放出し排気工程を終了して一連の滅菌作業を終了するわけであるが、滅菌工程の完了直後に排気工程を実行すれば一連の滅菌作業時間を短縮できるもののダーラム管による試験方法の場合には、細菌、培地の種類によってはチャンバー内が高温の状態にある時に一気に排気した場合には、培地が突沸現象を生じダーラム管から吹き溢れる欠点があった。
【０００８】
このため、従来では説明書等を基にして滅菌工程の終了時に傍にいて培地の種類とチャンバー内の温度を見ながらニードル式の手動排気弁を徐々に開放していたが、開放する量の調整が困難であり、誤って一気に開放した場合にはチャンバー内の水も排出されて空焚きの危険があった。
【０００９】
本発明は、使用者が滅菌工程の終了後に滅菌器本体に付いておらずとも予め使用者が設定した任意の温度にて排気バルブの排気を行うものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は、滅菌物を収容し内部を飽和蒸気圧に保持するチャンバーと、前記チャンバー内と大気とを連通してチャンバー内の圧力を抜く排気バルブと、前記チャンバー内の温度を検出する温度センサーと、前記温度センサーによる検出温度に基づいて前記排気バルブを閉止状態或いは開放状態にする制御回路と、この制御回路に接続され、使用者が滅菌工程終了後の排気温度を設定する設定部と、前記制御回路に接続され、チャンバー内が摂氏１００度以上の前記設定部により予め設定した任意の温度に低下すると前記排気バルブを開放する排気設定手段とを設けたものである。
【００１１】
また、前記設定部による排気温度は、チャンバー内が摂氏１００度以上で、且つ滅菌設定温度よりも低い温度の間の任意の温度に設定するものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の蒸気滅菌器の要部を示すタイムチャート、図２は同じく外観斜視図、図３は同じく配管図、図４は同じく操作表示部の平面図、図５は同じくブロック図、図６は同じく滅菌対象物としてのダーラム管を示す説明図である。
【００１３】
（１）は箱型の滅菌器本体（以下単に本体とする）。（２）は前記本体内に固定し上部を開口部（３）とした有底筒状のチャンバー、（４）は前記チャンバーの内底部に固定した滅菌ヒータ、（５）は前記チャンバー（２）の側壁に取り付けられ該チャンバー内の温度を検出する温度センサー（横サーミスタ）、（６）は前記チャンバーの上部に連結した圧力抜きパイプ、（７）は一端を前記圧力抜きパイプに連結した針式圧力計、（８）は前記針式圧力計の他端に連結したエアーパイプ、（９）は一端を前記エアーパイプに連結した圧力抜き弁で、チャンバー内が飽和蒸気圧となるまでは開放してチャンバー内の水分、蒸気を放出し、その後閉止してチャンバー内を飽和蒸気圧に保持する。（１０）は前記圧力抜き弁（９）の他端に連結した該圧力抜き弁が作動しない場合の安全弁である。
【００１４】
（１１）は前記チャンバー（２）の下部に連結した排気パイプ、（１２）は一端を前記排気パイプに連結した電磁式の排気バルブ（電磁バルブ）で、通常時（滅菌工程時）は閉止状態となってチャンバー内と大気との連通を遮断し、滅菌工程の終了後の前記チャンバー内が所定の沸点温度以上の予め使用者が設定した温度に達した時に自動で開放状態となってチャンバー内の圧力を大気中に排気して常圧（大気圧）にする。（１３）は前記排気パイプ（１１）に連結したディジタル式圧力計である。
【００１５】
（１４）は一端を前記排気バルブ（１２）の他端に連結した導出パイプ、（１５）は前記本体（１）の前面に設けた凹所（１６）に収脱自在に設けた排気タンクで、前記導出パイプ（１４）の先端を連結すると共に内部にあらかじめ適量の水（Ｗ）を入れている。（１６）は通気パイプ（１７）を介して前記排気タンク（１５）に連結したスペアタンクで、前記排気タンク（１５）内の高圧蒸気が満量となった時に前記通気パイプ（１７）を介して送気する。（１８）（１８）は各パイプを連結するチーズである。
【００１６】
（１９）は前記チャンバー（２）の底壁に連結したドレンパイプ、（２０）は前記ドレンパイプに連結し手動によりチャンバー内の水を排水するドレンコック、（２１）は水位が低下したことを検出する底センサー（サーミスタ）である。（２２）は前記本体（１）の上部に開閉自在に設けた蓋体で閉塞時に前記チャンバー（２）の開口部（３）を密閉する開閉蓋（２３）を有している。（２４）は前記蓋体（２２）の閉塞時に開口部（３）の密閉状態を保持、滅菌物の取り出し時開口部（３）の開放を可能とするロック装置（図示せず）のレバーである。
【００１７】
（２５）は前記本体（１）の上面の一側に設けた操作表示部で、図４に基づいて詳細を説明する。
【００１８】
（２６）は順次点灯して一連の滅菌工程を表示する工程表示器で、一連の滅菌工程は、▲１▼滅菌ヒータ（４）による加熱、▲２▼設定された滅菌温度での滅菌（培地の溶解）、▲３▼チャンバー内の圧力の排気、▲４▼排気終了後のチャンバー内の乾燥、があるが、培地の種類によっては▲４▼の排気終了後に保温を行うことができる。
【００１９】
（２７）は現在温度、滅菌設定温度、溶解温度の温度表示器、（２８）は乾燥時での残り時間を表示する残時間表示器、（２９）は排気温度、保温温度の温度表示と自動滅菌開始を行う場合の滅菌開始予約時間の表示を行う温度時間表示器、（３０）はモードの変更により滅菌温度の設定と前記排気バルブ（１２）の開放する温度を設定する排気設定手段の機能を有する操作スイッチ（３１）（３１）
を含む設定部、（３２）は前記設定部（３０）のモードを変更するモード設定部、（３３）は滅菌工程のコースを設定するコース設定部、（３４）は進行中の工程の動作を停止するストップ釦、（３５）は前記ロックレバー（２４）のロック解除を禁止するレバーロック表示部、（３６）は一連の滅菌工程の進行の開始するスタート釦である。
【００２０】
次に図５のブロック図を簡単に設定する。（３７）は濡電ブレーカー、（３８）、（３９）、（４０）は電流ヒューズ、（４１）は電源トランス、（４２）は後述するマイコン等の駆動電源を得る電源回路、（４３）は全波整流回路、（４４）は前記電源回路（４２）により動作する制御回路（以下制御マイコン部とする）、（４５）は滅菌ヒータ（４）の発熱量を制御するヒータ制御回路、（４６）は前記ヒータ制御回路（４５）の出力により変位するバイメタルで、前記滅菌ヒータ（４）の通断電を行う。
【００２１】
（４７）は前記排水バルブ（１２）を駆動する電磁バルブ制御回路、（４８）は前記ロックレバー（２４）をロック／アンロックを行うソレノイド、（４９）は前記ソレノイドの制御回路、（５０）は制御マイコン部（４４）を作動させるタイムベース回路、（５１）は前記操作スイッチ（３１）、（３１）の検出回路、（５２）は前記温度表示器（２７）、残時間表示器（２８）、温度／時間表示器（２９）を総称したＬＥＤ表示回路、（５３）は前記検出回路（５１）及びＬＥＤ表示回路（５２）と制御マイコン部（４４）との間に接続した表示マイコン部、（５４）は前記操作スイッチ（３１）等の設定内容や工程の進行状態を記憶する不揮発性メモリ、（５５）は前記底センサー（２１）による検出温度が異常かどうかを検出する異常温度検出回路、（５６）は前記横サーミスタ（５）による温度検出回路、（５７）は図３では図示していないが前記チャンバー（２）内の圧力検出センサー、（５８）は前記圧力検出センサーによる圧力検出回路、（５９）、（６０）は前記蓋体（２２）が開放しているか否かと閉塞しているか否かを検出する第１フタスイッチと第２フタスイッチ、（６１）は前記各フタスイッチの検出回路、（６２）は例えば滅菌工程の終了時に報知するブザー回路、（６３）は制御マイコン部（４４）の動作を強制的に解除するリセット回路、（６４）は電源電圧の低下検出回路である。
【００２２】
次に培地の滅菌動作について述べる。先ず、ダーラム管による培地滅菌の準備について、図６に示す様に小試験管（６５）内にペプトン水（６６）を入れ、培地の入ったダーラム管（６７）を栓をした状態で前記小試験管（６６）内に逆さにして収容すると共に、小試験管（６５）を殺菌綿栓（６８）を行う。
【００２３】
ロックレバー（２４）を移動させ蓋体（２２）を開放して開閉蓋（２３）を開けチャンバー（２）の開口部（３）より所定量の水を注水すると共に、前述のダーラム管（６７）の入った小試験管（６５）をチャンバー内に収納配置する。
【００２４】
その後、蓋体（２２）を閉塞して開閉蓋（２３）により開口部（３）を密閉し、モード設定部（３２）を操作して滅菌設定温度を１２１度に設定し、この設定温度は温度表示器（２７）により表示させて確認する。
【００２５】
つづいて、モード設定部（３２）を操作し操作スイッチ（３１）により、培地の種類に応じた排気温度の設定、即ち、排気バルブ（１２）の開放時の温度を設定するわけであるが、一般的には培地の種類に応じた排気温度の設定範囲は、上限温度が１１５度、下限温度が１１０度であり、この間は１度毎に設定できる。但し、前述の上限は、一般的には、通常設定されることの多い滅菌設定温度１２１度以下であり、下限は水が沸騰する温度である沸点（１００度）よりも高い温度となる。
【００２６】
このことは、例えば、培地の種類によって排気温度を上限に近い温度に設定した場合には、滅菌工程の終了後の短時間の間に排気バルブ（１２）を開放させて一連の滅菌工程を短縮することができ、反対に下限に近い温度に設定した場合では上限に近い温度に設定した場合に比べて一連の滅菌工程の十分な時間短縮を行うことはできないが、自動的に排気動作を行うことができることになる。
【００２７】
今、仮に、図１のＡに示す様に排気温度を上限の１１５度に設定し、滅菌時間を例えば２０分に設定した場合について述べる。スタンバイ状態からスタート釦（３６）を操作して滅菌ヒータ（４）に通電して水の加熱を行ない、チャンバー（２）内の空気や水分を圧力抜き弁（９）により外部に排出する。チャンバー内の温度が上昇してチャンバー内が１２１度に達すると、前記圧力抜き弁（９）が閉止し飽和蒸気圧となって滅菌工程を実行する。
【００２８】
やがて、２０分の滅菌時間が終了し、滅菌ヒータ（４）の発熱を停止し、チャンバー（２）内を自然冷却させることによりチャンバー内温度が徐々に低下する。
【００２９】
もし、従来の様に排気バルブが手動式であって、仮に排気バルブの操作を忘れた場合には、チャンバー内の温度が図１の破線の様に緩やかに低下し一連の滅菌工程に要する時間が長くなる。
【００３０】
しかしながら、本発明の実施例では排気温度を図１のＡ点に設定しているため、滅菌工程が終了しチャンバー内が若干低下し１１５度に達した時に自動的に排気バルブ（１２）が徐々に開放しチャンバー（２）内の圧力を排気パイプ（１１）、導出パイプ（１４）を介して排気タンク（１５）内に排気する。この結果、図１の実線で示す様に完了温度までの時間（一連の滅菌工程の所要時間）が短縮される。
【００３１】
また、培地の種類により排気温度を図１に示すＢ点の１１３度に設定した場合には、前述の様に滅菌工程が終了し、チャンバー内温度が１１３度まで低下した時に排気バルブ（１２）が徐々に開放し完了温度までの時間を短縮する。
【００３２】
【発明の効果】
以上の様に本発明は、滅菌工程終了後に、チャンバー内が摂氏１００度以上の使用者が予め設定した任意の温度に低下すると排気バルブを開放し、チャンバー内の蒸気を排気するものであるから、従来の様に使用者が滅菌工程の終了後にチャンバー内の温度を見ながら手動で排気バルブを操作することなく、培地の種類に応じて予め排気温度を設定することで、設定された排気温度になると自動的に排気バルブが開放するため、滅菌物の吹きこぼれを確実に防止しながら、滅菌時間の短縮を図ることが出来るものである。
【００３４】
さらに、排気バルブの開放温度を、設定部にて使用者が摂氏１００度以上で、且つ滅菌設定温度よりも低い任意の温度に設定することで、どのような排気温度に設定されても沸点温度以上の時に排気するため、ダーラム管内に気泡が残らず、所望の滅菌効果を上げることができる。加えて、滅菌設定温度は滅菌物によって設定内容が変更されるが、常に排気バルブの排気温度を滅菌設定温度以下になるようにしていることから、滅菌工程が終了していないにも拘らず排気バルブが開放して十分な滅菌ができないとか、滅菌工程中のような高温高圧の状態の時に排気バルブが開放して滅菌物が突沸を起して吹きこぼれる等の危険がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の蒸気滅菌器の要部を示すタイムチャートである。
【図２】同じく外観斜視図である。
【図３】同じく配管図である。
【図４】同じく操作表示部の平面図である。
【図５】同じくブロック図である。
【図６】同じく滅菌対象物としてのダーラム管を示す説明図である。
【符号の説明】
１ 滅菌器本体
２ チャンバー
４ 滅菌ヒータ
５ 温度センサー
１２ 排気バルブ
１５ 排気タンク
３１ 排気設定手段（操作スイッチ）
４４ 制御部（制御マイコン部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a steam sterilizer for sterilizing a medium or the like.
[0002]
[Prior art]
Instead of detecting pathogenic bacteria from water, food, etc., a method for testing the presence or absence of bacteria that are easy to detect is used. The detection of this bacterium is used, for example, as a test method for detecting Escherichia coli present in foods. Specifically, it is often added at a ratio of 1 ml of diluted sample per 10 ml of medium. In tests such as soft drinks and drinking water, 10 ml of prototypes (stock solutions), 1 ml, and 10 times dilutions are inoculated into a Durham fermentation tube. In this case, a Durham fermentation tube containing 10 ml double concentration lactose broth or BGLB medium is used for 10 ml inoculation.
[0003]
A specific method for physiological testing of bacteria is to put peptone water into a small test tube with a diameter of 8 millimeters and a length of about 130 millimeters, plug it with sterilized cotton, add 1% of the test sugar to the bacteria, and open the opening. A Durham tube having a closed inner diameter of 2 mm and a length of about 2 centimeters is placed in the small test tube.
[0004]
Then, after intermittent sterilization, 1 to 2 drops of the bacterial solution washed with sterilized water is inoculated with a sterilizing pipette and cultured at 25 to 30 ° C. for 24 to 48 hours.
[0005]
The above is a so-called Durham tube test method using a culture medium, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-15397 discloses a prior art disclosing such a test method.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the test method as described above, there is a step of performing sterilization. Such sterilization is performed by a vertical high-pressure steam sterilizer as disclosed in JP-A-10-225505.
[0007]
However, in the high-pressure steam sterilizer, the exhaust valve is opened after the sterilization process is completed, the pressure in the chamber is released into the atmosphere, the exhaust process is completed, and the series of sterilization operations is completed. Although a series of sterilization operations can be shortened by performing an exhaust process immediately after completion, in the case of a test method using a Durham tube, depending on the type of bacteria and medium, if the chamber is exhausted at a high temperature, However, the culture medium had a drawback that a bumping phenomenon occurred and the medium overflowed from the Durham tube.
[0008]
For this reason, in the past, the needle-type manual exhaust valve was gradually opened while looking at the type of medium and the temperature in the chamber at the end of the sterilization process based on instructions, etc. Adjustment was difficult, and when it was accidentally opened at once, the water in the chamber was also discharged and there was a danger of emptying.
[0009]
The present invention exhausts the exhaust valve at an arbitrary temperature set in advance by the user even if the user is not attached to the sterilizer main body after the sterilization process.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes a chamber that contains a sterilized material and maintains the interior at a saturated vapor pressure, an exhaust valve that communicates the inside of the chamber and the atmosphere to release the pressure in the chamber, and a temperature sensor that detects the temperature in the chamber A control circuit that closes or opens the exhaust valve based on the temperature detected by the temperature sensor, and a setting unit that is connected to the control circuit and sets the exhaust temperature after the sterilization process is completed by the user; connected to said control circuit, in which the chamber is provided with an exhaust setting means for opening a decrease then the exhaust valve to any preset temperature by the setting of at least 100 degrees Celsius.
[0011]
A discharge air temperature by the setting portion is in the chamber is set to any temperature between above 100 ° C, and a temperature lower than the sterilization temperature setting.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 is a time chart showing the main part of the steam sterilizer of the present invention, FIG. 2 is also an external perspective view, FIG. 3 is also a piping diagram, FIG. 4 is a plan view of the operation display unit, and FIG. FIG. 6 is an explanatory view showing a Durham tube as an object to be sterilized.
[0013]
(1) is a box-type sterilizer main body (hereinafter simply referred to as a main body). (2) is a bottomed cylindrical chamber fixed in the main body and having an opening (3) at the top, (4) is a sterilization heater fixed to the inner bottom of the chamber, (5) is the chamber (2) A temperature sensor (lateral thermistor) that is attached to the side wall of the chamber and detects the temperature in the chamber, (6) is a pressure relief pipe connected to the top of the chamber, and (7) is a needle type with one end connected to the pressure relief pipe (8) is an air pipe connected to the other end of the needle type pressure gauge, (9) is a pressure relief valve having one end connected to the air pipe, and is opened until the inside of the chamber reaches a saturated vapor pressure. Then, moisture and vapor in the chamber are released, and then the chamber is closed and the inside of the chamber is maintained at a saturated vapor pressure. (10) is a safety valve when the pressure relief valve connected to the other end of the pressure relief valve (9) does not operate.
[0014]
(11) is an exhaust pipe connected to the lower part of the chamber (2), (12) is an electromagnetic exhaust valve (electromagnetic valve) having one end connected to the exhaust pipe, and is normally closed (during the sterilization process). The communication between the inside of the chamber and the atmosphere is cut off, and when the inside of the chamber after the sterilization process reaches a temperature set by the user in advance that is equal to or higher than a predetermined boiling point temperature, the chamber is automatically opened to enter the chamber. The pressure of is exhausted into the atmosphere to normal pressure (atmospheric pressure). (13) is a digital pressure gauge connected to the exhaust pipe (11).
[0015]
(14) is a lead-out pipe having one end connected to the other end of the exhaust valve (12), and (15) is an exhaust tank provided to be retractable in a recess (16) provided on the front surface of the main body (1). The leading end of the lead-out pipe (14) is connected, and an appropriate amount of water (W) is previously placed therein. (16) is a spare tank connected to the exhaust tank (15) via a vent pipe (17). When the high-pressure steam in the exhaust tank (15) becomes full, the spare tank (15) is passed through the vent pipe (17). To air. (18) (18) is a cheese connecting the pipes.
[0016]
(19) is a drain pipe connected to the bottom wall of the chamber (2), (20) is a drain cock that is connected to the drain pipe and drains the water in the chamber manually, and (21) indicates that the water level has dropped. It is a bottom sensor (thermistor) to detect. (22) is a lid that can be opened and closed at the top of the main body (1), and has an open / close lid (23) that seals the opening (3) of the chamber (2) when closed. (24) is a lever of a locking device (not shown) that keeps the sealed state of the opening (3) when the lid (22) is closed and allows the opening (3) to be opened when the sterilized material is taken out. is there.
[0017]
(25) is an operation display section provided on one side of the upper surface of the main body (1), and the details will be described with reference to FIG.
[0018]
(26) is a process indicator that lights up sequentially and displays a series of sterilization processes. The series of sterilization processes are (1) heating by a sterilization heater (4), (2) sterilization at a set sterilization temperature (medium) Dissolution), (3) evacuation of the pressure in the chamber, and (4) drying of the chamber after completion of evacuation, depending on the type of medium, the temperature can be kept after evacuation of (4).
[0019]
(27) is a temperature indicator of the current temperature, sterilization set temperature, and dissolution temperature, (28) is a remaining time indicator that displays the remaining time during drying, and (29) is an automatic display of exhaust temperature and heat retention temperature. A temperature time indicator for displaying a sterilization start reservation time when sterilization is started. (30) is a function of an exhaust setting means for setting a sterilization temperature and a temperature at which the exhaust valve (12) is opened by changing a mode. Operation switches (31) and (31) having
(32) is a mode setting unit for changing the mode of the setting unit (30), (33) is a course setting unit for setting a course of a sterilization process, and (34) is an operation of an ongoing process. A stop button for stopping, (35) is a lever lock display for prohibiting unlocking of the lock lever (24), and (36) is a start button for starting a series of sterilization steps.
[0020]
Next, the block diagram of FIG. 5 is simply set. (37) is a wet circuit breaker, (38), (39) and (40) are current fuses, (41) is a power transformer, (42) is a power supply circuit for obtaining a driving power source for a microcomputer or the like, and (43) is A full-wave rectifier circuit, (44) is a control circuit (hereinafter referred to as a control microcomputer section) operated by the power supply circuit (42), (45) is a heater control circuit for controlling the amount of heat generated by the sterilization heater (4), (46 ) Is a bimetal which is displaced by the output of the heater control circuit (45), and cuts off the sterilization heater (4).
[0021]
(47) is an electromagnetic valve control circuit for driving the drain valve (12), (48) is a solenoid for locking / unlocking the lock lever (24), (49) is a control circuit for the solenoid, (50) Is a time base circuit for operating the control microcomputer section (44), (51) is a detection circuit for the operation switches (31) and (31), (52) is the temperature indicator (27), and remaining time indicator (28). ), An LED display circuit generically indicating the temperature / time indicator (29), and (53) a display microcomputer unit connected between the detection circuit (51) and the LED display circuit (52) and the control microcomputer unit (44). , (54) is a non-volatile memory for storing the setting contents of the operation switch (31) and the like and the progress of the process, and (55) is an error detecting whether the temperature detected by the bottom sensor (21) is abnormal. A temperature detection circuit (56) is a temperature detection circuit using the lateral thermistor (5), (57) is a pressure detection sensor in the chamber (2) (not shown in FIG. 3), and (58) is the pressure detection sensor. (59), (60) is a first lid switch and a second lid switch for detecting whether the lid (22) is open or closed, (61) Detection circuit of each lid switch, (62) is a buzzer circuit for notifying at the end of the sterilization process, (63) is a reset circuit for forcibly releasing the operation of the control microcomputer unit (44), (64) is a power supply voltage It is a drop detection circuit.
[0022]
Next, the sterilization operation of the medium will be described. First, for preparation of medium sterilization using a Durham tube, as shown in FIG. 6, peptone water (66) is put into a small test tube (65) and the Durham tube (67) containing the medium is plugged. The test tube (66) is stored upside down, and the small test tube (65) is sterilized with a cotton plug (68).
[0023]
The lock lever (24) is moved, the lid (22) is opened, the open / close lid (23) is opened, and a predetermined amount of water is injected from the opening (3) of the chamber (2). A small test tube (65) containing) is accommodated in the chamber.
[0024]
Thereafter, the lid (22) is closed, the opening (3) is sealed by the open / close lid (23), the sterilization set temperature is set to 121 degrees by operating the mode setting unit (32), and this set temperature is Confirm by displaying on the temperature indicator (27).
[0025]
Subsequently, the mode setting section (32) is operated and the operation switch (31) is used to set the exhaust temperature according to the type of medium, that is, the temperature when the exhaust valve (12) is opened. In general, the exhaust gas temperature setting range according to the type of culture medium is 115 ° C. for the upper limit temperature and 110 ° C. for the lower limit temperature. However, the upper limit is generally a sterilization set temperature of 121 degrees or less, which is usually set normally, and the lower limit is higher than the boiling point (100 degrees), which is the temperature at which water boils.
[0026]
For example, when the exhaust temperature is set to a temperature close to the upper limit depending on the type of medium, the exhaust valve (12) is opened for a short time after the sterilization process is completed, thereby shortening the series of sterilization processes. In contrast, when the temperature is set near the lower limit, the time required for the series of sterilization steps cannot be sufficiently shortened compared to when the temperature is set near the upper limit, but the exhaust operation is automatically performed. Will be able to.
[0027]
Now, suppose that the exhaust temperature is set to the upper limit of 115 degrees and the sterilization time is set to 20 minutes, for example, as shown in FIG. From the standby state, the start button (36) is operated to energize the sterilization heater (4) to heat the water, and the air and moisture in the chamber (2) are discharged to the outside by the pressure relief valve (9). When the temperature in the chamber rises and the chamber reaches 121 ° C., the pressure relief valve (9) is closed to reach the saturated vapor pressure, and the sterilization process is executed.
[0028]
Eventually, the sterilization time of 20 minutes ends, the heat generation of the sterilization heater (4) is stopped, and the chamber (2) is naturally cooled, so that the temperature in the chamber gradually decreases.
[0029]
If the exhaust valve is manually operated as in the prior art and the operation of the exhaust valve is forgotten, the temperature in the chamber gradually decreases as shown by the broken line in FIG. Becomes longer.
[0030]
However, in the embodiment of the present invention, since the exhaust temperature is set at point A in FIG. 1, the exhaust valve (12) is gradually gradually automatically set when the sterilization process is completed and the chamber is slightly lowered to 115 degrees. And the pressure in the chamber (2) is exhausted into the exhaust tank (15) through the exhaust pipe (11) and the outlet pipe (14). As a result, as shown by the solid line in FIG. 1, the time to the completion temperature (required time for a series of sterilization steps) is shortened.
[0031]
In addition, when the exhaust temperature is set to 113 degrees at point B shown in FIG. 1 depending on the type of culture medium, the exhaust valve (12) is used when the sterilization process is completed and the temperature in the chamber is lowered to 113 degrees as described above. Gradually opens and shortens the time to completion temperature.
[0032]
【The invention's effect】
The present invention as described above, after sterilization step is completed, opening the decrease Then the exhaust valve to any temperature within the set 100 degrees or more user Celsius advance chamber, since it is intended to exhaust the vapor in the chamber By setting the exhaust temperature in advance according to the type of medium without manually operating the exhaust valve while the user looks at the temperature in the chamber after the sterilization process is completed as before, the set exhaust temperature Since the exhaust valve is automatically opened at this time, the sterilization time can be shortened while reliably preventing the sterilized material from being blown out.
[0034]
Furthermore, the opening temperature of the exhaust valve is set to an arbitrary temperature that is 100 degrees Celsius or higher and lower than the sterilization setting temperature by the user at the setting unit , so that the boiling point temperature is set regardless of the exhaust temperature. Since exhaust is performed at the above time, no bubbles remain in the Durham tube, and the desired sterilization effect can be improved. In addition, the sterilization set temperature is changed depending on the sterilized material, but since the exhaust valve exhaust temperature is always kept below the sterilization set temperature, the exhaust gas is exhausted even though the sterilization process has not ended. There is no danger that the valve is opened and sufficient sterilization cannot be performed, or that the exhaust valve opens and the sterilized product blows out and blows out in a high temperature and high pressure state during the sterilization process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a time chart showing a main part of a steam sterilizer according to the present invention.
FIG. 2 is an external perspective view of the same.
FIG. 3 is a piping diagram.
FIG. 4 is a plan view of the operation display unit.
FIG. 5 is a block diagram of the same.
FIG. 6 is an explanatory view showing a Durham tube as a similar sterilization object.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Sterilizer body 2 Chamber 4 Sterilization heater 5 Temperature sensor 12 Exhaust valve 15 Exhaust tank 31 Exhaust setting means (operation switch)
44 Control unit (control microcomputer unit)

Claims (2)

滅菌物を収容し内部を飽和蒸気圧に保持するチャンバーと、前記チャンバー内と大気とを連通してチャンバー内の圧力を抜く排気バルブと、前記チャンバー内の温度を検出する温度センサーと、前記温度センサーによる検出温度に基づいて前記排気バルブを閉止状態或いは開放状態にする制御回路と、この制御回路に接続され、使用者が滅菌工程終了後の排気温度を設定する設定部と、前記制御回路に接続され、チャンバー内が摂氏１００度以上の前記設定部により予め設定した任意の温度に低下すると前記排気バルブを開放する排気設定手段とを設けたことを特徴とする蒸気滅菌器。A chamber for containing a sterilized material and maintaining the interior at a saturated vapor pressure; an exhaust valve for communicating the inside of the chamber and the atmosphere to release the pressure in the chamber; a temperature sensor for detecting the temperature in the chamber; and the temperature A control circuit that closes or opens the exhaust valve based on the temperature detected by the sensor, a setting unit that is connected to the control circuit and sets the exhaust temperature after the sterilization process is completed, and the control circuit connected, steam sterilizer, characterized in that the chamber is provided with an exhaust setting means for opening a decrease then the exhaust valve to any preset temperature by the setting of at least 100 degrees Celsius. 前記設定部による排気温度は、チャンバー内が摂氏１００度以上で、且つ滅菌設定温度よりも低い温度の間の任意の温度に設定することを特徴とする請求項１に記載の蒸気滅菌器。The set exhaust air temperature by section, in the chamber is more than 100 degrees centigrade, and a steam sterilizer of claim 1, wherein the set to any temperature between a temperature lower than the sterilization temperature setting.

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