JP3642495B2

JP3642495B2 - Disc tray

Info

Publication number: JP3642495B2
Application number: JP27652392A
Authority: JP
Inventors: 俊朗山下; 文也山田; 淳富樫
Original assignee: Pioneer Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1992-09-21
Filing date: 1992-09-21
Publication date: 2005-04-27
Anticipated expiration: 2020-04-27
Also published as: JPH06103672A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、トレイ内に収容されているディスクのガタつきを３点以上の保持によって阻止したディスクトレイに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、複数のＣＤを連続して演奏することができるマルチタイプＣＤプレーヤが普及している。このようなマルチタイプＣＤプレーヤにおいて用いられるマガジン内には、ディスクを収容するためのトレイが複数枚収納されている。ディスクの取出しに際しては、トレイをマガジン内から回動させたり、スライドさせたりしている。
【０００３】
図１は、従来のスライド式のトレイの一例を示すもので、トレイ本体１にはディスク２の形状に合わせられたディスク収容部３が形成されている。ディスク収容部３の直径は、ディスク２の取出し等を容易とするために、ディスク２の直径より若干大きめとされている。またトレイ本体１の角部には、凹部４ａ〜４ｄが形成されている。これらの凹部４ａ〜４ｄは、ディスク収容部３に載置されているディスク２より低い位置とされているため、凹部４ａ又は４ｃからディスク収容部３内のディスク２の縁部を引き起こすことができるようになっている。トレイ本体１の中央部には、クランプ時において図示省略のターンテーブルが通過できるクランプ孔５が形成されている。
【０００４】
トレイ本体１の凹部４ｂ，４ｄには、ディスク保持部材６ａ，６ｂが軸７を支点として回動自在に配設されている。各ディスク保持部材６ａ，６ｂは、バネ部材８によって時計方向に付勢されている。
【０００５】
各ディスク保持部材６ａ，６ｂの端部には、それぞれＬ字形状の保持部９ａ及び二股形状の保持部９ｂが設けられている。二股形状の保持部９ｂはディスク２の外周縁部の押付け及び挟持の作用を有するが、Ｌ字形状の保持部９ａはディスク２の外周縁部の押付け及び浮上がり防止の作用を有している。
【０００６】
このような構成のトレイでは、ディスク２をディスク収容部３に載置する場合、たとえばディスク保持部材６ａをバネ部材８の付勢力に抗して時計方向に回動させた状態で、ディスク２の外周縁部をディスク保持部材６ｂの保持部９ｂに嵌め込む。この状態でディスク２をディスク収容部３に落し込むとともに、ディスク保持部材６ａをバネ部材８の付勢力によって定位置に戻す。
【０００７】
これにより、各ディスク保持部材６ａ，６ｂがディスク２の外周縁部を矢印で示すように、互いに向い合う方向に押し付けるので、ディスク２はディスク収容部３にて安定した状態で保持される。
【０００８】
一方、ディスク収容部３に載置されているディスク２を取出す場合には、上記同様に、ディスク保持部材６ａを時計方向に回動させてディスク２の保持状態を解くことにより、ディスク収容部３からディスク２を取出すことができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上述した従来のトレイでは、ディスク２の外周縁部の対向位置を各ディスク保持部材６ａ，６ｂの保持部９ａ，９ｂによって互いに向い合う方向に押し付ける構成であるため、ディスク収容部３に対してのディスク２の収容及び取出しが簡単なものとされている。
【００１０】
ところが、このようなディスク２の外周縁部を２箇所で保持する構成では、外部振動が加わった場合、各保持部９ａ，９ｂによる押し付け方向へのガタは阻止することができるものの、その押し付け方向に対して直交する方向ではガタつきが生じ、ガタ音を発生してしまうという不具合があった。
【００１１】
本発明は、このような事情に対処してなされたもので、トレイ内に保持されたディスクのガタつきを確実に防止することができるディスクトレイを提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、マガジン内外に突出収納可能なディスクトレイであって、ディスクを収容するための凹部と、前記凹部に収容されたディスクを付勢するディスク付勢手段と、前記凹部の内壁面に設けられ、前記ディスク付勢手段によりディスクを付勢することにより前記ディスクの外周縁部が当接する少なくとも２つの当接部を備え、前記ディスク付勢手段によりディスクを付勢した状態で前記マガジン内外に突出収納することを特徴とする。
【００１３】
【作用】
本発明のディスクトレイでは、マガジン内外に突出収納可能なディスクトレイにおいて、所定方向に付勢する付勢手段による付勢力を、ディスクが収容される凹部の内壁面の少なくとも２箇所で受ける構成としたので、ディスクを少なくとも計３箇所にて保持することができる。
【００１４】
したがって、マガジン内から外に突出され、またマガジン外から内に収納されるディスクトレイが外部振動等を受けディスクに対して振動力が加えられた場合でも、水平面でのあらゆる方向へのディスクの移動を阻止することができるので、トレイ内に保持されたディスクのガタ付きを確実に防止し、ガタ音の発生を防止することができる。
【００１５】
【実施例】
以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図において、図１及び図２と共通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。
【００１６】
図３は、本発明のディスクトレイの一実施例を示すもので、トレイ本体１の凹部４ｂに設けられているディスク保持部材６ａは、図４に示すように、保持部９ａがディスク２の外周縁部に当接しない位置まで回動されるようになっている。したがって、この保持部９ａはディスク２に対して押付け力を与えるものではなく、単にディスク２の浮き上がりを阻止する役目を担っている。
【００１７】
トレイ本体１にはディスク２の形状に合わせられたディスク収容部３が形成されている。ディスク収容部３は、凹部４ａと４ｂとの間の部材，凹部４ｂと４ｃとの間の部材，凹部４ｃと４ｄとの間の部材，及び凹部４ｄと４ａとの間の部材から成り、ディスク２が載置される部分が凹となるようにディスク２の外周縁部に面する内壁面が各々形成されている。また、これらの内壁面は、ディスク２の取出し等を容易とするためにディスク２の直径よりも若干大きめに形成されるとともに、保持部材６ａに近づくにつれて直径が小さくなるように内壁面の曲率を変化させている。その結果、凹部４ｂと４ｃとの間の部材，及び凹部４ｄと４ａとの間の部材の内壁面のうちディスク保持部材６ａに最も近い部分（２箇所）がディスク２の外周縁部に当接することになる。すなわちディスク２の外周縁部に当接する当接部３ａ，３ｂが設けられている。
【００１８】
トレイ本体１の前方側には、トレイ本体１がマガジン２０内から引き出される際に図示しないローディング機構の係合爪が係合される係合片１１が設けられている。トレイ本体１の後方側には、後述するトレイ突出防止爪２６によって係合される係合突起１２及びバネ部材２７によって係合される係合段部１３ｂを有した係合突起１３が設けられている。またトレイ本体１の後方側には、後述する位置決め突起２３，２４によって位置決めされるガイド溝１４，１５が設けられている。
【００１９】
このような構成のトレイでは、ディスク２をディスク収容部３に収容する場合、たとえばディスク保持部材６ａをバネ部材８の付勢力に抗し反時計方向に回動させた状態で、ディスク２の外周縁部をディスク保持部材６ｂの保持部９ｂに嵌め込む。この状態でディスク２をディスク収容部３に落し込むとともに、ディスク保持部材６ａをバネ部材８の付勢力によって定位置に戻す。
【００２０】
このとき、ディスク保持部材６ａの保持部９ａがディスク２の外周縁部から離れるとともに、保持部９ａがディスク２の外周縁部上方に位置した状態で、ディスク保持部材６ａの回動が停止する。一方、ディスク保持部材６ｂの保持部９ｂは、ディスク２に対して矢印方向に押付け力を与える。
【００２１】
これにより、ディスク２のディスク保持部材６ａ側の外周縁部は、当接部３ａ，３ｂに押し当てられるため、ディスク２はディスク収容部３にてディスク保持部材６ｂの保持部９ｂ及び当接部３ａ，３ｂにより３箇所で支持されることになる。
【００２２】
図５乃至図７は、上記のトレイ本体１を多段に収容するためのマガジンを示すもので、マガジン本体２０にはトレイ本体１の係合片１１を露出させるための切欠き部２１が設けられている。この切欠き部２１は、ディスク２の選択が行われる場合に図示省略の再生機構側が上下動することに対応させたものであり、上記のローディング機構の係合爪が切欠き部２１内を上下するに最適な形状とされている。
【００２３】
マガジン本体２０内部には、トレイ本体１の挿入のガイドを行うとともに、挿入されたトレイ本体１を水平状態に保持するガイド片２２が多段に配設されている。
【００２４】
マガジン本体２０の最奥部には、上記のガイド溝１４，１５に嵌り込む位置決め突起２３，２４が突設されている。ここで、位置決め突起２３の配置箇所は、後述する理由から後述のバネ部材２７寄りとされている。
【００２５】
位置決め突起２３の近傍には、シャフト２５が配設されている。シャフト２５には、トレイ本体１の収納個数に対応したトレイ突出防止爪２６が回動自在に取付けられている。いずれかのトレイ本体１がマガジン本体２０から取り出された場合には、そのトレイ本体１に対応するトレイ突出防止爪２６のみが回動するが、他のトレイ突出防止爪２６の回動は阻止されているため、他のトレイ本体１のマガジン本体２０からの突出が阻止されるようになっている。
【００２６】
トレイ突出防止爪２６と位置決め突起２３との間には、トレイ本体１の係合突起１３を図中右方向に付勢するためのバネ部材２７が配設されている。このバネ部材２７の付勢力により、マガジン本体２０の最奥部直前まで押し込まれたトレイ本体１が後述するように、最奥部まで引き込まれるようになっている。
【００２７】
このような構成のマガジンでは、トレイ本体１をマガジン本体２０内部に収納する場合、図８に示すように、トレイ本体１をガイド片２２に沿って挿入する。このとき、トレイ突出防止爪２６はトレイ本体１の挿入の妨げとならないように、反時計方向に回動している。
【００２８】
トレイ本体１をマガジン本体２０の最奥部近傍まで押し込むと、係合突起１３の傾斜辺がバネ部材２７に当接する。この状態では、トレイ本体１のガイド溝１４，１５が位置決め突起２３，２４に浅めに嵌り込む。
【００２９】
この状態からトレイ本体１を更に押し込むと、係合突起１３がバネ部材２７によって矢印方向に付勢されることにより、係合突起１３の先端部１３ａが位置決め突起２３に押し当てられる。これにより、バネ部材２７による付勢力の作用点が係合突起１３の先端部１３ａと係合突起１３との当接部分となり、バネ部材２７に近接した位置となるため、マガジン本体２０内部でトレイ本体１が回動することなく定姿勢を保った状態で押し込まれる。
【００３０】
この状態からトレイ本体１をマガジン本体２０の最奥部直前まで押し込むと、バネ部材２７が係合突起１３の傾斜辺を乗り越えて係止段部１３ｂ側に移動する。このバネ部材２７が傾斜辺を乗り越えることによってトレイ本体１に対し引込み力が作用するため、マガジン本体２０の最奥部直前ではトレイ本体１が自動的に引き込まれる。
【００３１】
このとき、トレイ突出防止爪２６が時計方向に回動して係合突起１２に係合することにより、トレイ本体１の飛び出し方向への移動が阻止される。また、バネ部材２７の付勢力によって係合突起１３が図中矢印方向に押し付けられるので、マガジン本体２０内部でのトレイ本体１のガタつきも防止される。
【００３２】
ここで、バネ部材２７によるマガジン本体２０の最奥部直前でのトレイ本体１の引き込みのについて説明する。
【００３３】
まず、図１０に示すように、位置決め突起２３が設けられていない場合について考察する。
但し、以下の説明において、
Ｆ：バネ力（Ｆx ，ＦY はそのｘ成分，ｙ成分）
Ｎ1 ，Ｎ2 ：マガジンガイド面からの抗力
μ：マガジンとトレイとの摩擦係数
Ｋ：バネとトレイとの摩擦力（Ｋx ，ＫY はそのｘ成分，ｙ成分）
である。
【００３４】
力の釣合いの式をたてると、
ｘ方向では、
−Ｆx −Ｋx ＋Ｎ1 −Ｎ2 ＝０
ｙ方向では、
ＦY −ＫY −μＮ1 −μＮ2 ＞０
原点を中心としたモーメントは、
−ｂ1 Ｎ1 −ａ1 μＮ1 ＋ｂ2 Ｎ2 −ａ2 μＮ2 ＝０
となる。
【００３５】
以上の式に実際に数値を入れて計算すると、図１２に示すように、マガジンとトレイとの摩擦係数であるμを０．４３以下とする必要があった。
【００３６】
一方、図１１に示すように、位置決め突起２３を設けた場合は、バネ部材２７による付勢力を位置決め突起２３と係合突起１３との接合部によって受けることができるので、マガジン本体２０内部でのトレイ本体１の回動が極力小さくなるので、マガジン本体２０の内面の抗力であるＮ2 成分が無くすことができ、図１２に示すように、μを１．３３以下までとすることができる。
【００３７】
このように本実施例では、ディスク保持部材６ｂの保持部９ｂによるディスク２に対しての付勢力を、ディスク収容部３の内壁面に設けた２個の当接部３ａ，３ｂによって受ける構成としたので、ディスク収容部３にてディスク２をディスク保持部材６ｂの保持部９ｂ及び当接部３ａ，３ｂにより３箇所で支持することができる。
【００３８】
したがって、外部振動等によるディスク２の水平面でのあらゆる方向への移動を阻止することができるので、トレイ内に保持されたディスク２のガタつきが確実に防止される。
【００３９】
また、本実施例では、トレイ本体１のガイド溝１４を位置決めガイドするための位置決め突起２３をバネ部材２７の近傍に設け、バネ部材２７による付勢力を位置決め突起２３と係合突起１３との接合部によって受けるようにした。
【００４０】
したがって、マガジン本体２０内部でのトレイ本体１の回動を極力小さくすることができるので、マガジン本体２０の内面の抗力であるＮ2 成分が無くすことができ、図１２に示すように、μを１．３３以下までとすることができる。
【００４１】
その結果、バネ部材２７による引込み力を小さくした場合であっても、トレイ本体１の引き込みを確実に行わせることができる。
【００４２】
なお、本実施例では、バネ部材２７によって係合される係合突起１３の係止段部１３ｂを水平とした場合について説明したが、この例に限らず、たとえば図１３に示すように、バネ部材２７側に向かって下がるように傾斜させた形状としてもよい。
【００４４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のディスクトレイによれば、マガジン内外に突出収納可能なディスクトレイにおいて、所定方向に付勢する付勢手段による付勢力を、ディスクが収容される凹部の内壁面の少なくとも２箇所で受ける構成としたので、ディスクを少なくとも計３箇所にて保持することができる。したがって、マガジン内から外に突出され、またマガジン外から内に収納されるディスクトレイが外部振動等を受けディスクに対して振動力が加えられた場合でも、水平面でのあらゆる方向へのディスクの移動を阻止することができるので、トレイ内に保持されたディスクのガタ付きを確実に防止し、ガタ音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のディスクトレイの一例を示す図である。
【図２】図１の各ディスク保持部材によるディスクの外周縁部への当接状態を説明するための断面図である。
【図３】本発明のディスクトレイの一実施例を示す図である。
【図４】図３の各ディスク保持部材によるディスクの外周縁部に対する配設状態を説明するための断面図である。
【図５】図３のトレイを収納するためのマガジンを示す平面図である。
【図６】図５のマガジンを示す側面図である。
【図７】図５のマガジンを示す断面図である。
【図８】図３のトレイをマガジンに収納する際の動作を説明するための図である。
【図９】図３のトレイの収納完了状態を示す図である。
【図１０】図３のバネ部材によるトレイの引き込みについて説明するための図である。
【図１１】図３のバネ部材によるトレイの引き込みについて説明するための図である。
【図１２】図３のガイド突起の位置と限界摩擦係数との関係を示す図である。
【図１３】図３のバネ部材によって係合される係合突起の係止段部の形状を変えた場合の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
１トレイ本体
２ディスク
３ａ，３ｂ当接部
１１係合片
６ａ，６ｂディスク保持部材
９ａ，９ｂ保持部
２０マガジン本体[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a disc tray in which rattling of discs contained in the tray is prevented by holding at least three points.
[0002]
[Prior art]
In recent years, multi-type CD players that can continuously play a plurality of CDs have become widespread. In a magazine used in such a multi-type CD player, a plurality of trays for storing discs are stored. When taking out the disc, the tray is rotated or slid from the magazine.
[0003]
FIG. 1 shows an example of a conventional slide-type tray. In the tray main body 1, a disc storage portion 3 is formed in accordance with the shape of the disc 2. The diameter of the disk housing portion 3 is slightly larger than the diameter of the disk 2 in order to facilitate the removal of the disk 2 and the like. In addition, recesses 4 a to 4 d are formed at the corners of the tray body 1. Since these recesses 4a to 4d are positioned lower than the disk 2 placed on the disk housing portion 3, the edge of the disk 2 in the disk housing portion 3 can be caused from the recess 4a or 4c. It is like that. A clamp hole 5 through which a turntable (not shown) can pass during clamping is formed at the center of the tray body 1.
[0004]
In the recesses 4b and 4d of the tray main body 1, disk holding members 6a and 6b are rotatably arranged with the shaft 7 as a fulcrum. Each disk holding member 6a, 6b is urged clockwise by a spring member 8.
[0005]
An L-shaped holding portion 9a and a bifurcated holding portion 9b are provided at the ends of the disk holding members 6a and 6b, respectively. The bifurcated holding portion 9b has an action of pressing and clamping the outer peripheral edge of the disk 2, while the L-shaped holding portion 9a has an action of pressing the outer peripheral edge of the disk 2 and preventing lifting. .
[0006]
In the tray having such a configuration, when the disk 2 is placed in the disk housing portion 3, for example, the disk holding member 6 a is rotated clockwise against the urging force of the spring member 8, and the disk 2 The outer peripheral edge is fitted into the holding portion 9b of the disc holding member 6b. In this state, the disc 2 is dropped into the disc accommodating portion 3 and the disc holding member 6 a is returned to the home position by the urging force of the spring member 8.
[0007]
As a result, the disc holding members 6a and 6b press the outer peripheral edge of the disc 2 in the direction facing each other as indicated by the arrows, so that the disc 2 is held in a stable state in the disc accommodating portion 3.
[0008]
On the other hand, when the disk 2 placed in the disk storage unit 3 is taken out, the disk storage unit 3 is released by rotating the disk holding member 6a in the clockwise direction to release the holding state of the disk 2 as described above. The disk 2 can be removed from the disk.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the conventional tray described above is configured to press the opposing position of the outer peripheral edge of the disk 2 in the direction facing each other by the holding portions 9a and 9b of the respective disk holding members 6a and 6b. The disk 2 can be easily accommodated and removed.
[0010]
However, in such a configuration in which the outer peripheral edge portion of the disk 2 is held at two places, the play in the pressing direction by the holding portions 9a and 9b can be prevented when external vibration is applied. However, there is a problem that rattling occurs in a direction perpendicular to the direction and a rattling sound is generated.
[0011]
The present invention has been made in view of such a situation, and an object of the present invention is to provide a disc tray that can reliably prevent the disc held in the tray from rattling.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a disc tray that can be protruded and housed inside and outside a magazine, a concave portion for accommodating the disc, and a disc biasing means for biasing the disc accommodated in the concave portion. Provided on the inner wall surface of the recess, and is provided with at least two abutting portions that abut against the outer peripheral edge of the disc by urging the disc by the disc urging means, and attaching the disc by the disc urging means. The magazine is stored in a protruding state in and out of the magazine.
[0013]
[Action]
In the disc tray of the present invention, in the disc tray that can be stored in and out of the magazine, the urging force by the urging means that urges the disc in a predetermined direction is received at at least two locations on the inner wall surface of the recess in which the disc is accommodated. Therefore, the disk can be held at a total of at least three places.
[0014]
Therefore, even when a disc tray that protrudes out of the magazine and is received from outside the magazine is subjected to external vibration or the like and a vibration force is applied to the disc, the disc moves in all directions on a horizontal plane. Therefore, it is possible to reliably prevent the disc held in the tray from rattling and to prevent rattling.
[0015]
【Example】
The details of the embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the drawings described below, the same reference numerals are given to the same parts as those in FIGS. 1 and 2 and the overlapping description is omitted.
[0016]
FIG. 3 shows an embodiment of the disc tray according to the present invention. The disc holding member 6a provided in the recess 4b of the tray body 1 has a holding portion 9a outside the disc 2 as shown in FIG. It is rotated to a position where it does not contact the peripheral edge. Therefore, the holding portion 9a does not give a pressing force to the disk 2 but simply serves to prevent the disk 2 from lifting.
[0017]
The tray main body 1 is formed with a disk accommodating portion 3 that is matched to the shape of the disk 2. The disc housing portion 3 includes a member between the recesses 4a and 4b, a member between the recesses 4b and 4c, a member between the recesses 4c and 4d, and a member between the recesses 4d and 4a. Inner wall surfaces facing the outer peripheral edge of the disk 2 are formed so that the portion on which the disk 2 is placed is concave. Further, these inner wall surfaces are formed slightly larger than the diameter of the disk 2 in order to facilitate the removal of the disk 2 and the curvature of the inner wall surface is set so that the diameter becomes smaller as the holding member 6a is approached. It is changing. As a result, of the inner wall surfaces of the member between the recesses 4b and 4c and the member between the recesses 4d and 4a, the portions closest to the disk holding member 6a (two locations) abut on the outer peripheral edge of the disk 2. It will be. That is, contact portions 3 a and 3 b that contact the outer peripheral edge of the disk 2 are provided.
[0018]
An engagement piece 11 is provided on the front side of the tray body 1 so that an engagement claw of a loading mechanism (not shown) is engaged when the tray body 1 is pulled out from the magazine 20. On the rear side of the tray main body 1, an engagement protrusion 13 having an engagement protrusion 12 engaged by a tray protrusion prevention claw 26 described later and an engagement step portion 13 b engaged by a spring member 27 is provided. Yes. Further, guide grooves 14 and 15 that are positioned by positioning projections 23 and 24 described later are provided on the rear side of the tray body 1.
[0019]
In tray having such a configuration, the disc 2 when accommodating the disk recess 3, in a state where for example a disc holding member 6a is pivoted counterclockwise against the biasing force of the spring member 8, the outer disc 2 The peripheral edge is fitted into the holding portion 9b of the disc holding member 6b. In this state, the disc 2 is dropped into the disc accommodating portion 3 and the disc holding member 6 a is returned to the home position by the urging force of the spring member 8.
[0020]
At this time, the holding portion 9a of the disc holding member 6a is separated from the outer peripheral edge portion of the disc 2, and the rotation of the disc holding member 6a is stopped in a state where the holding portion 9a is positioned above the outer peripheral edge portion of the disc 2. On the other hand, the holding portion 9b of the disk holding member 6b applies a pressing force to the disk 2 in the direction of the arrow.
[0021]
As a result, the outer peripheral edge of the disk 2 on the disk holding member 6a side is pressed against the contact parts 3a and 3b, so that the disk 2 is held in the disk storage part 3 by the holding part 9b and the contact part of the disk holding member 6b. It will be supported at three places by 3a and 3b.
[0022]
5 to 7 show a magazine for accommodating the tray main body 1 in multiple stages. The magazine main body 20 is provided with a notch 21 for exposing the engaging piece 11 of the tray main body 1. ing. The notch portion 21 corresponds to the movement of the reproduction mechanism (not shown) when the disc 2 is selected, and the engaging claw of the loading mechanism moves up and down in the notch portion 21. It is the best shape to do.
[0023]
Inside the magazine body 20, guide pieces 22 for guiding the insertion of the tray body 1 and holding the inserted tray body 1 in a horizontal state are arranged in multiple stages.
[0024]
Positioning protrusions 23 and 24 that fit into the guide grooves 14 and 15 are provided at the innermost portion of the magazine body 20. Here, the arrangement position of the positioning projection 23 is closer to the spring member 27 described later for the reason described later.
[0025]
A shaft 25 is disposed in the vicinity of the positioning protrusion 23. A tray protrusion prevention claw 26 corresponding to the number of stored tray bodies 1 is rotatably attached to the shaft 25. When one of the tray main bodies 1 is taken out from the magazine main body 20, only the tray protrusion preventing claw 26 corresponding to the tray main body 1 rotates, but the other tray protrusion preventing claws 26 are prevented from rotating. Therefore, the protrusion of the other tray main body 1 from the magazine main body 20 is prevented.
[0026]
Between the tray protrusion preventing claw 26 and the positioning protrusion 23, a spring member 27 for urging the engaging protrusion 13 of the tray body 1 in the right direction in the figure is disposed. Due to the urging force of the spring member 27, the tray body 1 that has been pushed to the position immediately before the innermost part of the magazine body 20 is pulled to the innermost part as will be described later.
[0027]
In the magazine having such a configuration, when the tray body 1 is stored in the magazine body 20, the tray body 1 is inserted along the guide piece 22 as shown in FIG. 8. At this time, the tray protrusion prevention claw 26 is rotated counterclockwise so as not to interfere with the insertion of the tray body 1.
[0028]
When the tray main body 1 is pushed to the vicinity of the innermost part of the magazine main body 20, the inclined side of the engagement protrusion 13 comes into contact with the spring member 27. In this state, the guide grooves 14 and 15 of the tray body 1 are fitted into the positioning protrusions 23 and 24 shallowly.
[0029]
When the tray body 1 is further pushed from this state, the engaging protrusion 13 is urged in the direction of the arrow by the spring member 27, so that the tip end portion 13 a of the engaging protrusion 13 is pressed against the positioning protrusion 23. As a result, the point of application of the urging force by the spring member 27 becomes a contact portion between the front end portion 13a of the engagement protrusion 13 and the engagement protrusion 13, and is positioned close to the spring member 27. The main body 1 is pushed in with a constant posture maintained without rotating.
[0030]
When the tray body 1 is pushed from this state to just before the innermost part of the magazine body 20, the spring member 27 moves over the inclined side of the engagement protrusion 13 and moves to the locking step portion 13 b side. Since the spring member 27 gets over the inclined side, a pulling force acts on the tray main body 1, so that the tray main body 1 is automatically pulled immediately before the innermost part of the magazine main body 20.
[0031]
At this time, the tray protrusion preventing claw 26 rotates clockwise and engages with the engaging protrusion 12, thereby preventing the tray body 1 from moving in the protruding direction. Further, since the engaging protrusion 13 is pressed in the direction of the arrow in the drawing by the urging force of the spring member 27, rattling of the tray body 1 inside the magazine body 20 is prevented.
[0032]
Here, the pull-in of the tray body 1 immediately before the innermost part of the magazine body 20 by the spring member 27 will be described.
[0033]
First, consider the case where the positioning protrusion 23 is not provided as shown in FIG.
However, in the following explanation,
F: Spring force (Fx and FY are their x and y components)
N1, N2: Drag force from magazine guide surface μ: Friction coefficient between magazine and tray K: Friction force between spring and tray (Kx and KY are their x and y components)
It is.
[0034]
When formulating the balance of power,
In the x direction,
-Fx -Kx + N1 -N2 = 0
In the y direction
FY−KY−μN1−μN2> 0
The moment around the origin is
-B1 N1 -a1 μN1 + b2 N2 -a2 μN2 = 0
It becomes.
[0035]
When actually calculating the above formula with numerical values, as shown in FIG. 12, it is necessary to set μ, which is a coefficient of friction between the magazine and the tray, to 0.43 or less.
[0036]
On the other hand, as shown in FIG. 11, when the positioning protrusion 23 is provided, the biasing force by the spring member 27 can be received by the joint between the positioning protrusion 23 and the engaging protrusion 13. Since the rotation of the tray main body 1 becomes as small as possible, the N2 component which is the drag on the inner surface of the magazine main body 20 can be eliminated, and μ can be set to 1.33 or less as shown in FIG.
[0037]
As described above, in this embodiment, the urging force of the disc holding member 6b against the disc 2 by the holding portion 9b is received by the two contact portions 3a and 3b provided on the inner wall surface of the disc accommodating portion 3. Therefore, the disk 2 can be supported at the three locations by the holding portion 9b and the abutting portions 3a and 3b of the disc holding member 6b in the disc storage portion 3.
[0038]
Therefore, the disc 2 can be prevented from moving in any direction on the horizontal plane due to external vibration or the like, so that the disc 2 held in the tray is reliably prevented from rattling.
[0039]
In this embodiment, a positioning projection 23 for positioning and guiding the guide groove 14 of the tray body 1 is provided in the vicinity of the spring member 27, and the urging force of the spring member 27 is joined to the positioning projection 23 and the engaging projection 13. I received it by the department.
[0040]
Accordingly, since the rotation of the tray body 1 inside the magazine body 20 can be minimized, the N2 component which is the drag on the inner surface of the magazine body 20 can be eliminated, and as shown in FIG. .33 or less.
[0041]
As a result, even if the pulling force by the spring member 27 is reduced, the tray main body 1 can be reliably pulled.
[0042]
In this embodiment, the case where the engaging step 13b of the engaging protrusion 13 engaged by the spring member 27 is horizontal has been described. However, the present invention is not limited to this example. For example, as shown in FIG. It is good also as a shape inclined so that it may fall toward the member 27 side.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the disc tray of the present invention, in the disc tray that can be stored in and out of the magazine, the urging force by the urging means that urges the disc in a predetermined direction is applied to the inner wall surface of the concave portion in which the disc is accommodated. Since it is configured to receive at least two places, the disk can be held at at least three places in total. Therefore, even when a disc tray that protrudes out of the magazine and is received from outside the magazine is subjected to external vibration or the like and a vibration force is applied to the disc, the disc moves in all directions on a horizontal plane. Therefore, it is possible to reliably prevent the disc held in the tray from rattling and to prevent rattling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a conventional disk tray.
2 is a cross-sectional view for explaining a contact state of each disk holding member of FIG. 1 to the outer peripheral edge of the disk.
FIG. 3 is a diagram showing an embodiment of a disc tray of the present invention.
4 is a cross-sectional view for explaining an arrangement state of each disc holding member of FIG. 3 with respect to an outer peripheral edge portion of the disc.
5 is a plan view showing a magazine for storing the tray of FIG. 3. FIG.
6 is a side view showing the magazine of FIG. 5. FIG.
7 is a cross-sectional view showing the magazine of FIG.
8 is a diagram for explaining an operation when the tray of FIG. 3 is stored in a magazine.
9 is a diagram showing a state where the tray shown in FIG. 3 is completely stored.
10 is a view for explaining the pulling of the tray by the spring member of FIG. 3; FIG.
11 is a view for explaining pull-in of the tray by the spring member of FIG. 3; FIG.
12 is a diagram showing the relationship between the position of the guide protrusion of FIG. 3 and the limiting friction coefficient.
13 is a view showing another embodiment when the shape of the locking step portion of the engaging protrusion engaged by the spring member of FIG. 3 is changed. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tray body 2 Disc 3a, 3b contact part 11 Engagement piece 6a, 6b Disc holding member 9a, 9b Holding part 20 Magazine main body

Claims

マガジン内に突出収納可能なディスクトレイであって、
ディスクを収容するための凹部と、
前記凹部に収容されたディスクを付勢するディスク付勢手段と、
前記凹部の内壁面に設けられ、前記ディスク付勢手段によりディスクを付勢することにより前記ディスクの外周縁部が当接する少なくとも２つの当接部とを備え、
前記ディスク付勢手段によりディスクを付勢した状態で前記マガジン内外に突出収納することを特徴とするディスクトレイ。A disc tray that can be stored in a magazine.
A recess to accommodate the disk;
Disk biasing means for biasing the disk accommodated in the recess ;
Provided on the inner wall surface of the recess, and comprising at least two abutting portions with which the outer peripheral edge of the disc abuts by urging the disc by the disc urging means,
A disk tray, wherein the disk is projected and stored inside and outside the magazine while the disk is biased by the disk biasing means.

前記ディスク付勢手段は、前記凹部に収容されたディスクの側面を一方向に押し付けることを特徴とする請求項１記載のディスクトレイ。 2. The disc tray according to claim 1, wherein the disc biasing means presses a side surface of the disc accommodated in the concave portion in one direction.

前記ディスク付勢手段は、前記凹部に収容されたディスクの上面に臨むような保持部を備えていることを特徴とする請求項２記載のディスクトレイ。 3. The disc tray according to claim 2, wherein the disc biasing means includes a holding portion that faces an upper surface of the disc accommodated in the recess.

前記当接部に挟まれる位置に、前記ディスクの上面に臨む保持部を有する保持部材が備えられていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のディスクトレイ。 4. The disc tray according to claim 1, wherein a holding member having a holding portion facing the upper surface of the disc is provided at a position between the contact portions.

前記凹部の一内壁面の曲率を他の内壁面の曲率に対して変えることで前期当接部を形成することを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載のディスクトレイ。 5. The disc tray according to claim 1, wherein the first contact portion is formed by changing a curvature of one inner wall surface of the concave portion with respect to a curvature of the other inner wall surface.