JP3640875B2

JP3640875B2 - Door device

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Publication number: JP3640875B2
Application number: JP2000283047A
Authority: JP
Inventors: 登中川
Original assignee: Shikoku Chemicals Corp
Current assignee: Shikoku Chemicals Corp
Priority date: 2000-09-19
Filing date: 2000-09-19
Publication date: 2005-04-20
Anticipated expiration: 2020-09-19
Also published as: JP2002089126A

Description

【０００２】
【発明の属する技術分野】
【０００３】
本願発明は、主として外構設備として用いられる扉装置に関するものである。
【従来の技術】
【０００４】
従来より、例えば工場敷地の出入口に設けられる扉装置として種々の形態のものが開発され且つ実用化されており、その代表的なものとして、押引式扉装置と引戸式扉装置とが知られている。
【０００５】
押引式扉装置は、扉本体の幅方向の一端側を吊元端とし、これを吊元柱に鉛直方向に回動軸心をもつヒンジを介して連結し、該扉本体を該ヒンジを中心として水平方向に回動させることで開閉扉するようにしたものである。
【０００６】
また、引戸式扉装置は、扉本体を出入口の幅方向へ移動させることで開閉扉するものであって、該扉本体の支持構造から、出入口を横切るように出入口床面上に設置したレール上に扉本体を載せて戸車の転動によりこれを移動させる載戸式と、出入口の上方に該出入口を横切るようにしてレールを配置し、該レール側から扉本体を吊下支持して移動させる吊戸式とが知られている。
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
ところで、近年は福祉重視の観点から、あらゆる分野において障害者とか老齢者等の身体的弱者の行動を制約あるいは阻害する要因を排除する、所謂バリアフリー化が要求される傾向にあり、これは外構設備としての扉装置においても例外ではない。
【０００８】
ところが、従来の扉装置のうち、押引式扉装置においては、開閉扉時には扉本体がその吊元端を中心に回動することから、例えば車椅子を使用している者が開閉扉する場合には車椅子に乗ったまま扉本体の戸当端側を前方に押しながら前進したり、手前に引きながら後退するなど、車椅子の移動操作と扉本体の押引操作とを同時に且つ継続的に行う必要があり、車椅子使用者に過大な労力を強いることとなり、到底バリアフリー化に対応したものとは言えないものである。
【０００９】
一方、引戸式扉装置においては、扉本体を出入口の幅方向に移動させるものであることから、例えば車椅子に乗った者が開閉扉を行う場合、車椅子に乗ったまま手の届く範囲における扉本体の移動と、扉本体を移動させた後の車椅子のみの移動とを、交互に繰り返すことで、車椅子に乗ったままでも比較的容易に開閉扉操作を行うことができるので、開閉扉時の操作性でのバリアフリー化という点においては押引式扉装置よりも優れたものといえる。しかし、引戸式扉装置でも、特に載戸式のものにおいては、出入口の床面を横切るようにレールが敷設されていることから、該レールによって車椅子の走行が妨げられるという問題がある。
【００１０】
さらに、引戸式扉装置では、載戸式と吊戸式の何れも、出入口の側方延長上に扉本体の収容スペースを確保することが必要であることから、スペース的な制約からその設置が困難になるという場合もある。
【００１１】
そこで本願発明は、構造面及び操作面の両面からバリアフリー化の実現を可能とした扉装置を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【００１２】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【００１３】
本願の第１の発明にかかる扉装置では、共に鉛直方向に立設された吊元柱２と戸当柱３の間を通行空間１８とし、上記吊元柱２に支持アーム７の基端部７ａを水平回動自在に支持する一方、上記支持アーム７の先端部７ｂに、扉本体１の幅方向略中央部１ｃを水平面内で回動自在に支持するとともに、該扉本体１の幅方向の一端１ａを上記吊元柱２と支柱４の間において略水平方向に延出するレール材５に対してその軸方向へ移動可能に支持せしめ、上記支持アーム７が平面視において上記吊元柱２と上記戸当柱３とを結ぶ直線に略平行とされる第１回動位置と上記レール材５に略平行な第２回動位置との間で回動するとき、上記扉本体１が上記支持アーム７の回動方向と逆方向へ回動し、上記支持アーム７の第１回動位置においては上記扉本体１がその一端１ａを上記吊元柱２に近接させ、他端１ｂを上記戸当柱３に近接させて上記通行空間１８を閉塞し、また上記支持アーム７の第２回動位置においては上記扉本体１がその他端１ｂを上記吊元柱２に近接させ、一端１ a を上記支柱４に近接させて上記通行空間１８を開放する姿勢をとるように構成したことを特徴としている。
【００１４】
本願の第２の発明では、上記第１の発明にかかる扉装置において、上記支持アーム７が上記第１回動位置に設定された状態での平面視における上記支持アーム７の基端部７ａ側の回動軸心と先端部７ｂ側の上記扉本体１に対する枢支軸心と上記扉本体１の上記レール材５に対する支持点とを、上記吊元柱２から上記レール材５の軸方向前方側へ向かって順次遠ざかるように位置設定したことを特徴としている。
【発明の作用及び効果】
【００１５】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような作用及び効果が得られる。
【００１６】
（イ）本願の第１の発明にかかる扉装置によれば、上記支持アーム７が第１回動位置に設定された状態における上記扉本体１の姿勢を閉扉時姿勢に、上記支持アーム７が第２回動位置に設定された状態における上記扉本体１の姿勢を開扉時姿勢に、それぞれ設定した場合、上記扉本体１をその閉扉時姿勢から開扉時姿勢に姿勢変更する開扉操作時には、閉扉時姿勢においては上記扉本体１はその一端１ａ側が上記吊元柱２の近傍において上記レール材５側に吊下支持されるとともに、その略中央部１ｃが上記支持アーム７の先端部７ｂに支持された状態で該支持アーム７と略平行な姿勢に設定されていることから、上記扉本体１を閉扉時姿勢から開扉させるべくその他端１ｂ側に該他端１ｂから一端１ａ側に向けて操作力を加えると、この操作力は、該扉本体１の一端１ａ側と、該扉本体１の略中央部１ｃを支持する上記支持アーム７側とにそれぞれ伝達される。
【００１７】
この操作力の伝達の結果、上記支持アーム７は該操作力を受けてその第１回動位置から第２回動位置側に向けて回動されると同時に、該支持アーム７の先端部７ｂに吊下支持された上記扉本体１も該支持アーム７の先端部７ｂの移動に伴って閉扉時姿勢から開扉時姿勢側に向けて水平方向に移動される。即ち、上記扉本体１は公転作用によって水平方向へ移動されることになる。
【００１８】
一方、上記扉本体１は、上述の如く公転作用によって移動されると同時に、それ自体、その一端１ａ側に加えられる操作力を受けて上記支持アーム７とは逆方向へ回転され、該一端１ａは上記レール材５に沿って上記吊元柱２の近傍位置から次第に離間方向に移動することになる。即ち、扉本体１は自転作用によっても水平方向へ移動されるものである。
【００１９】
このように、上記扉本体１が、公転しながら公転方向とは逆方向へ自転することで、該扉本体１の他端１ｂ、即ち、操作者によって操作力が加えられる部位は、閉扉時姿勢における位置から可及的に直線に近い軌跡を描きながら上記吊元柱２側に水平移動し、最終的には上記開扉時姿勢に設定されることになる。
【００２０】
以上のように、本願発明の扉装置においては、上記扉本体１の開扉操作時においてはその操作部位となる該扉本体１の他端１ｂが可及的に直線に近い軌跡で水平移動することから、例えば健常な作業者が開扉操作を行う場合にはこの者は従来の引戸式扉装置の操作と同様に、扉本体１を引いて、あるいは押して、これを略直線的に水平移動させれば良いことから、良好な操作性が得られる。
【００２１】
一方、扉本体１をその開扉時姿勢から閉扉操作してこれを閉扉時姿勢に設定する場合には、開扉時姿勢では上記扉本体１の他端１ｂ側が上記吊元柱２の近傍に位置しているため、作業者はこの扉本体１の他端１ｂ側に操作力を加えてこれを閉扉時姿勢における位置に向けて水平移動させることになるが、この場合にも、上記支持アーム７の第２回動位置から第１回動位置側への回動と、この回動方向とは逆方向への上記扉本体１の回動との相乗作用によって、上記他端１ｂは可及的に直線に近い軌跡を描いて水平移動することになる。このため、上述の開扉操作時と同様に、引戸式扉装置の操作に近い感覚で上記扉本体１の閉扉操作を行うことができ、良好な操作性の確保によって扉装置のバリアフリー化が促進されるものである。
【００２２】
さらに、この発明の扉装置においては、上記扉本体１はその操作部位である他端１ｂ側を可及的に直線に近い軌跡で水平移動させながら回転させることで閉扉時姿勢と開扉時姿勢とに姿勢設定されるものであるため、開閉扉操作時における操作形態は従来の引戸式扉装置のそれに近いものとなり良好な操作性を確保できることは既述の通りであるが、これに止まらず、該扉本体１を直線移動のみによって閉扉時姿勢と開扉時姿勢とに設定する従来の引戸式扉装置の場合に比して、特に幅方向の設置スペースを小さくすることができ、その結果、狭い場所への設置も可能となり、それだけ扉装置の適用範囲の拡大が図れるという効果が得られるものである。
【００２３】
（ロ）本願の第２の発明にかかる扉装置では、上記第１の発明にかかる扉装置において、上記支持アーム７が上記第１回動位置に設定された状態での平面視における上記支持アーム７の基端部７ａ側の回動軸心と先端部７ｂ側の上記扉本体１に対する枢支軸心と上記扉本体１の上記レール材５に対する支持点とを、上記吊元柱２から上記レール材５の軸方向前方側へ向かって順次遠ざかるように位置設定している。
【００２４】
従って、この発明の扉装置によれば、上記（イ）に記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、上記扉本体１の開扉操作時においては、該扉本体１の他端１ｂ側にその一端１ａ側に向かう方向の操作力を加えると、先ず、上記支持アーム７は、その回動軸心と上記扉本体１側からの入力点となる上記扉本体１に対する支持点とが偏位していることで第１回動位置から第２回動位置側への回転モーメントが作用し、該支持アーム７は容易に第１回動位置から第２回動位置側に向けて回動が開始される（即ち、扉本体１の公転が開始される）。一方、上記扉本体１においては、その一端１ａの上記レール材５の軸方向における支持点が、上記支持アーム７への枢支軸心よりも該支持アーム７の回動軸心の反対側に位置しているので、該扉本体１に上記操作力が作用することでその一端１ａには該操作力の分力として、該一端１ａを上記吊元柱２側から離間させる方向に作用する力が発生し、該扉本体１の開扉時姿勢から閉扉時姿勢への回動（即ち、公転方向とは逆方向への自転）が容易となる。
【００２５】
これらの相乗効果として、上記扉本体１の開扉操作をより小さな操作力で軽快に行うことが可能となり、その操作性がより一層向上することになる。
【発明の実施の形態】
【００２６】
図１〜図４には、本願発明の実施形態にかかる扉装置Ｚを示している。この扉装置Ｚは、自転作用と公転作用との併用によって開閉扉を行うようにした回転式扉装置であって、開閉扉操作される扉本体１の外、該扉本体１の支持部材として、吊元柱２と戸当柱３と支柱４とレール材５及び支持アーム７を備えて構成される。
【００２７】
吊元柱２
吊元柱２は、後述する扉本体１を次述の支持アーム７，７を介して水平面に沿って公転させる場合の吊元側となる部材であって、長矩形断面をもつ角柱で構成され、その基端部を設置面Ｇに埋設固定した状態で鉛直方向に立設されている。
【００２８】
尚、図４に示すように、平面視において、上記吊元柱２の断面長軸方向の前方には後述の戸当柱３が、また断面短軸方向の前方には後述の支柱４が、それぞれ立設配置されている。従って、上記受柱６と上記支柱４は、上記吊元柱２に対して略直交する方向に配置されることになる。そして、この実施形態においては、上記吊元柱２と上記戸当柱３の間のスペースを通行空間１８、即ち、人とか車が出入りする出入口とし、該通行空間１８を後述の扉本体１によって開閉するようにしている。
【００２９】
さらに、上記吊元柱２の上記設置面Ｇより上方側に位置する部分の上下両端部近傍には、それぞれヒンジ２１，２１が、その回動軸心を鉛直方向に向けた状態で取り付けられている。そして、この吊元柱２の一側には、軸方向の両端にそれぞれ支持アーム７，７を水平方向に向けて平行状態で取り付けた支持基材８が、上記各ヒンジ２１，２１を介して支持されており、該各支持アーム７，７は、上記各ヒンジ２１，２１の回動軸心回りに、上記吊元柱２と後述の戸当柱３とを結ぶ直線に略平行とされる「第１回動位置」（図１の実線図示状態参照）と、該吊元柱２と後述の支柱４とを結ぶ直線に略平行とされる「第２回動位置」（図１の鎖線図示状態）との間で回動自在とされている。
【００３０】
戸当柱３
戸当柱３は、後述の扉本体１の他端１ｂ側をその閉扉状態（図１の実線図示状態）において支持するためのものであって、断面長矩形の角柱で構成され、その基端部が上記設置面Ｇに埋設固定された状態で立設される。尚、この戸当柱３の一側には、受柱６が取り付けられ、上記扉本体１の他端１ｂはこの受柱６側と施錠連結される。
【００３１】
支柱４
支柱４は、図１及び図４に示すように、略矩形断面をもつ角柱で構成され、その基端部を上記設置面Ｇに埋設させた状態で立設固定されている。この支柱４の上端部と上記吊元柱２の上端部との間には、次述のレール材５が設けられ、該吊元柱２と支柱４とレール材５の三者によって略門形の構造体が形成されている。
【００３２】
また、上記レール材５は、図３に一部断面図示するように、下方に開口する案内溝５ａを備えたＣ型材で構成され、その内部には、図３及び図４に示すように、左右一対の垂直ローラ２６，２６と前後一対の水平ローラ２７，２７とを備えた移動機構２５が内装配置されている。そして、この移動機構２５は、上記垂直ローラ２６，２６と水平ローラ２７，２７の転動により、上記レール材５内をその軸方向に自由に移動可能とされている。
【００３３】
さらに、上記移動機構２５は、その軸心部に上記レール材５の案内溝５ａを通して下方へ垂下する支持軸２８を備えている。この支持軸２８は、次述の扉本体１の一端１ａ側に設けられるアーム２４の先端部に軸支部２９を介して回転自在に連結される。
【００３４】
扉本体１
扉本体１は、図１〜図３に示すように、矩形厚板状の外観形態をもつものであって、左右一対の縦枠材１２，１３と上下一対の横枠材１４，１５とで形成された矩形の枠体１１の内部に、多数の桟１６，１６，・・を所定間隔で平行に配置して構成され、その側面を鉛直面に略合致させた起立姿勢で使用される。
【００３５】
上記扉本体１の幅方向の略中央部１ｃには、扉本体１を上下方向に跨ぎ且つその両端部をそれぞれ上記横枠材１４，１５から外側へ延出させるとともにその上下両端近くがそれぞれ上下一対の軸受１０，１０によって該扉本体１側に支承された枢支軸９が設けられている。そして、この枢支軸９の上記各軸受１０，１０から上下方向に延出した端部は、それぞれ上下一対の上記支持アーム７，７によって回転自在に支承されている。
【００３６】
従って、上記扉本体１は、上記支持アーム７，７に支持された状態で、上記枢支軸９を中心として水平面内で回動自在、即ち、自転自在とされている。さらに、上述のように、上記支持アーム７，７は、上記「第１回動位置」と「第２回動位置」の間で回動自在とされていることから、この各支持アーム７，７に対して上記枢支軸９を介して支持された上記扉本体１は、上述のように該枢支軸９回りに自転可能であると同時に、上記各支持アーム７，７の回動に伴って上記ヒンジ２１，２１回りに公転することになる。そして、上記扉本体１は、後述のように、その自転と公転との共働によって閉扉あるいは開扉されるものである。
【００３７】
また一方、上記扉本体１の上記縦枠材１２寄りの一端１ａの上端部には、次述のアーム２４が取り付けられている。このアーム２４は、図１及び図４に示すように、上記扉本体１の一端１ａの上端部から側方へ延出しており、その先端部には、上記移動機構２５側の上記支持軸２８を回転自在に支持する軸支部２９が設けられている。従って、上記扉本体１の一端１ａは、上記アーム２４及び上記移動機構２５を介して上記レール材５に対してその軸方向に移動自在に支持されることになる。
【００３８】
さらに、上記扉本体１の上記縦枠材１３寄りの他端１ｂは、該扉本体１の開閉操作時において操作部となるものであって、ここにはその表裏にそれぞれ取手１７，１７が取り付けられている。
【００３９】
扉本体１の開閉時姿勢
ここで、上記扉本体１の開閉に伴う姿勢について説明する。この実施形態のものにおいては、上記扉本体１が、上記「第１回動位置」に設定されている上記各支持アーム７，７と平面視において略平行となり該通行空間１８を閉塞するとき（即ち、図１に実線図示する状態、及び図２に示す状態）、このときの扉本体１の姿勢を「閉扉時姿勢」としている。これに対して、図１に鎖線図示する状態、あるいは図３に示す状態のように、上記扉本体１が、上記「第２回動位置」に設定されている上記各支持アーム７，７と平面視において略平行となり、上記吊元柱２と上記支柱４と上記レール材５によって囲繞された空間内に位置して上記通行空間１８を開放するとき、このときの扉本体１の姿勢を「開扉時姿勢」としている。
【００４０】
また、上記扉本体１が上記「閉扉時姿勢」に設定されている状態においては、該扉本体１の一端１ａは上記吊元柱２側に、他端１ｂは上記戸当柱３側に、それぞれ近接している。これに対して、上記扉本体１が上記「開扉時姿勢」設定されている状態においては、上記「閉扉時姿勢」とは逆に、該扉本体１の一端１ａは上記支柱４側に、他端１ｂは上記吊元柱２側に、それぞれ近接している。
【００４１】
即ち、上記扉本体１は、図４に示すように、これが上記「閉扉時姿勢」から「開扉時姿勢」側に姿勢変更される場合（即ち、開扉操作時）には、上記支持アーム７，７の回動に伴う公転と、上記枢支軸９回りの自転とによって、その一端１ａが上記レール材５に沿って上記吊元柱２側から上記支柱４側に移動されつつ、その他端１ｂが上記戸当柱３側から上記吊元柱２側に移動されるものである。
【００４２】
開閉扉操作力の作用点相互の関係
この実施形態の扉装置Ｚにおいては、上記扉本体１の開扉操作時及び閉扉操作時の何れにおいても、上記扉本体１の取手１７部分に対して、上記吊元柱２と戸当柱３とを結ぶ方向、即ち、上記通行空間１８を横切る方向に押引操作力をかける操作形態をとるようにしたものである。また、係る操作形態をとる場合、上記扉本体１をその閉扉時姿勢から開扉操作する時と、該扉本体１をその開扉時姿勢から閉扉操作する時との両者において、該操作力による扉本体１の回転作動の難易を比較した場合、前者においては上記操作力が該扉本体１の軸方向（平面視における軸方向）にかかることから、後者のように上記操作力が直接的に上記扉本体１に対してこれを回転させる方向に作用する場合に比して、該操作力による上記扉本体１の作動が困難（大きな操作力が必要）である。
【００４３】
これらのことから、特にこの実施形態においては、扉本体１の開扉操作時における操作力の軽減を図ることに主眼をおき、上記扉本体１に対する操作力の作用点相互の関係を以下のように設定している。
【００４４】
即ち、図４に示すように、上記扉本体１が「閉扉時姿勢」に設定された状態での平面視において、上記支持アーム７の回動軸心（即ち、上記ヒンジ２１の回動軸心）と、該支持アーム７の先端部における上記扉本体１の枢支軸心（即ち、上記枢支軸９の軸心）と、上記扉本体１の上記レール材５側での支持点（即ち、上記支持軸２８の軸心）とを、「支持アーム７の回動軸心」→「扉本体１の枢支軸心」→「扉本体１のレール材５側での支持点」の順に、レール材５の軸方向となる上記吊元柱２から上記支柱４側に向けて遠ざかるように、相対的に位置設定している。換言すれば、上記「扉本体１の枢支軸心」を挟んで、これよりも上記吊元柱２寄りに「支持アーム７の回動軸心」を、これよりも上記支柱４寄りに「扉本体１のレール材５側での支持点」をそれぞれ設定している。かかる位置設定による作用効果については、後述する。
【００４５】
尚、上記扉本体１が開扉時姿勢に設定されている状態においては、「支持アーム７の回動軸心」と「扉本体１の枢支軸心」と「扉本体１のレール材５側での支持点」とが、この順で上記吊元柱２から上記支柱４側に向けて遠ざかることは、上記構成からして自明である。
【００４６】
また、図４においては、説明及び作図の便宜上、上記支持アーム７はこれをその第１回動位置と第２回動位置の双方において、また上記扉本体１はこれをその閉扉時姿勢と開扉時姿勢の双方において、共に実線図示しているが、実際上はこれらは択一的に実線図示されるものである。
【００４７】
さらに、図４において、符号３１は、上記扉本体１が閉扉時姿勢に設定された状態において該扉本体１の一端１ａ側と係合することで該一端１ａの上記吊元柱２に接近する方向における位置決めを行うストッパーである。また、符号３２は、上記ヒンジ２１と係合することで上記支持アーム７を第２回動位置に位置決めするストッパーである。
【００４８】
扉装置Ｚの作動等
続いて、上記扉装置Ｚの作動等について説明する。
【００４９】
Ａ：開扉操作時
上記扉本体１をその閉扉時姿勢から開扉させる場合には、該扉本体１が閉扉時姿勢に設定された状態（図１の実線図示状態、図２に示す状態）において、上記戸当柱３の近傍に位置している上記取手１７を把持し、これに上記吊元柱２側へ向けて操作力をかける。すると、この操作力は、その一部が上記扉本体１から上記枢支軸９を介して上記支持アーム７の先端部にその軸方向力として伝達され、また、他の一部は上記扉本体１を介して上記移動機構２５部分にその水平ローラ２７，２７の面圧として伝達される。
【００５０】
先ず、上記支持アーム７の作動であるが、平面視において、上記支持アーム７に対する操作力の作用点である上記枢支軸９が上記ヒンジ２１よりも上記支柱４側に離間していることから、該操作力によって上記支持アーム７には上記ヒンジ２１を中心とする反時計回りのモーメントが作用し、該支持アーム７はこのモーメントを受けて、実線図示する第１回動位置から、符号７Ａ→７Ｂ→７Ｃ→７Ｄ→７Ｅの順に回動し、最終的には実線図示する第２回動位置に位置決めされる。
【００５１】
このように、この実施形態のものでは、上記支持アーム７が第１回動位置に設定されている状態（即ち、上記操作力が上記支持アーム７に対してその軸方向に作用し、その回動条件が最も悪い状態）においても、該支持アーム７に上記操作力によるモーメントが作用してその回動が助勢されるので、例えば作業者が上記支持アーム７を回動させる方向へ意識的に操作力をかける必要がある場合に比して、該支持アーム７に対する操作力を軽減できる。
【００５２】
次に、上記扉本体１の作動であるが、該扉本体１は上記支持アーム７の上記第１回動位置から第２回動位置側への回動に伴って該支持アーム７の先端部（即ち、上記枢支軸９）の回動軌跡に沿って上記ヒンジ２１回りに公転するが、これと同時に、上記枢支軸９回りに自転もする。
【００５３】
即ち、上記扉本体１は、上記支持アーム７の回動に伴ってその回動方向前方側へ振り出されるが、その際、該扉本体１は、上記移動機構２５が平面視において上記枢支軸９よりも上記支柱４側に位置しているので（換言すれば、上記扉本体１の軸心に対して上記移動機構２５が側方へ偏位しているので）、上記扉本体１に対してその軸方向力としてかかる操作力は、上記移動機構２５部分においては上記レール材５の軸方向に垂直な分力と該軸方向に平行な分力として伝達される。このレール材５の軸方向に平行な分力によって、上記移動機構２５にはこれを上記吊元柱２側から上記支柱４側へ移動させる力が作用し、該移動機構２５は上記支柱４側へ移動されることになる。この移動機構２５の移動に伴って、該移動機構２５により支持された上記扉本体１の一端１ａは上記吊元柱２側から上記支柱４側に向けて移動し、その結果、上記扉本体１は、図４に実線図示する閉扉時姿勢から、符号１Ａ→１Ｂ→１Ｃ→１Ｄ→１Ｅの順に回動（即ち、自転）し、最終的に実線図示する開扉時姿勢に位置決めされる。
【００５４】
このように、上記扉本体１が閉扉時姿勢に設定されている状態（即ち、上記操作力が上記扉本体１に対してその軸方向に作用し、その回動条件が最も悪い状態）においても、上記移動機構２５が上記枢支軸９よりも上記支柱４寄りに位置し上記操作力によって該移動機構２５を上記支柱４側へ移動させる方向の分力が作用することで、該扉本体１の自転作動をより小さな操作力で行うことができるものである。また、上述のように、上記扉本体１が上記支持アーム７の回動に伴う公転と上記枢支軸９を中心とする自転とを行うことで、図４に示すように、上記取手１７が設けられた上記扉本体１の他端１ｂ部分は、上記戸当柱３側から上記吊元柱２側に向けて可及的に直線に近い軌跡を描いて移動することになる。
【００５５】
Ｂ：閉扉操作時
上記扉本体１をその開扉時姿勢から閉扉させる場合には、該扉本体１が開扉時姿勢に設定された状態（図１の鎖線図示状態、図３に示す状態）において、上記吊元柱２の近傍に位置している上記取手１７を把持し、これに上記戸当柱３側へ向けて操作力をかける。すると、この操作力は、上記支持軸２８を中心とする上記扉本体１の回転力として作用し該扉本体１が開扉時姿勢から閉扉時姿勢側に向けて回動されるとともに、該扉本体１に設けた上記枢支軸９を介して上記支持アーム７にその回転力として伝達され、該支持アーム７はその第２回動位置から第１回動位置側に回動される。そして、上記扉本体１は、上記移動機構２５の上記吊元柱２側への移動に伴う上記枢支軸９を中心とする自転と、上記支持アーム７の回動に伴う公転とによって、次第にその姿勢を符号１Ｅ→１Ｄ→１Ｃ→１Ｂ→１Ａと変化させながら、最終的に図４に実線図示する閉扉時姿勢に位置決めされる。
【００５６】
この閉扉操作時においても、上記扉本体１が上記支持アーム７の回動に伴う公転と上記枢支軸９を中心とする自転とを行うことで、図４に示すように、上記取手１７が設けられた上記扉本体１の他端１ｂ部分は、上記吊元柱２側から上記戸当柱３側に向けて可及的に直線に近い軌跡を描いて移動することになる。
【００５７】
扉装置Ｚに特有の効果
このように、この実施形態の扉装置Ｚによれば、上記扉本体１の開扉操作時及び閉扉操作時の何れにおいても、該扉本体１の操作部となる上記取手１７が設けられた他端１ｂ部分が可及的に直線に近い軌跡を描いて上記吊元柱２と戸当柱３の間で移動することから、例えば健常な作業者が開扉操作を行う場合にはこの者は従来の引戸式扉装置の操作と同様に、上記扉本体１を引いて、あるいは押して、これを略直線的に水平移動させれば良いことから、良好な操作性が得られる。
【００５８】
さらに、この実施形態の扉装置Ｚによれば、上記扉本体１が上記支持アーム７により支持された回転式扉とされているので、上記通行空間１８に対応する床面上には従来の引戸式扉装置のようなレールが敷設されておらず、例え車椅子での移動においても上記通行空間１８を何ら支障なく通行でき、これによっても扉装置Ｚのバリアフリー化が促進されるものである。
【００５９】
また一方、この実施形態の扉装置Ｚにおいては、上記扉本体１はその操作部位である他端１ｂ側を可及的に直線に近い軌跡で水平移動させながら回転させることで閉扉時姿勢と開扉時姿勢とに姿勢設定されるものであるため、開閉扉操作時における操作形態は従来の引戸式扉装置のそれに近いものとなり良好な操作性を確保できるものであるが、これに止まらず、該扉本体１を直線移動のみによって閉扉時姿勢と開扉時姿勢とに設定する従来の引戸式扉装置の場合に比して、特に幅方向の設置スペースを小さくすることができ、その結果、狭い場所への設置も可能となり、それだけ扉装置Ｚの適用範囲の拡大が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【００６０】
【図１】本願発明にかかる扉装置の実施形態を示す斜視図である。
【図２】図１のＩＩ〜矢視図である。
【図３】図１のＩＩＩ〜矢視図である。
【図４】図１のＩＶ〜矢視図である。
【符号の説明】
【００６１】
１は扉本体、２は吊元柱、３は戸当柱、４は支柱、５はレール材、６は受柱、７は支持アーム、８は支持基材、９は枢支軸、１０は軸受、１１は枠体、１２は縦枠材、１３は縦枠材、１４は横枠材、１５は横枠材、１６は桟、１７は取手、２１はヒンジ、２４はアーム、２５は移動機構、２６は垂直ローラ、２７は水平ローラ、２８は支持軸、２９は軸支部、３１及び３２はストッパー、Ｚは扉装置である。[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[0003]
  The present invention relates to a door device mainly used as exterior equipment.
[Prior art]
[0004]
  Conventionally, for example, various types of door devices provided at entrances and exits of factory sites have been developed and put into practical use, and typical examples thereof include push-pull type door devices and sliding door type door devices. ing.
[0005]
  The push-pull type door device has one end side in the width direction of the door body as a suspension base end, which is connected to the suspension column via a hinge having a pivot axis in the vertical direction, and the door body is attached to the hinge. The door is opened and closed by rotating in the horizontal direction as the center.
[0006]
  In addition, the sliding door type door device opens and closes the door by moving the door body in the width direction of the doorway, and the rail is installed on the floor of the doorway so as to cross the doorway from the support structure of the door body. Place the door body on the door and move it by rolling the door wheel, and place a rail across the doorway above the doorway and suspend the door body from the rail side to move it A hanging door type is known.
[Problems to be solved by the invention]
[0007]
  By the way, in recent years, from the viewpoint of emphasizing welfare, there is a tendency to require so-called barrier-free in all fields, which eliminates the factors that restrict or inhibit the behavior of physically handicapped persons such as persons with disabilities and the elderly. There is no exception in the door device as a construction facility.
[0008]
  However, among the conventional door devices, in the push-pull type door device, when the door is opened and closed, the door main body rotates around its suspension end, so that, for example, when a person using a wheelchair opens and closes the door It is necessary to perform wheelchair movement operation and door body push-pull operation simultaneously and continuously, such as moving forward while pushing the door end of the door body forward while moving on the wheelchair and moving backward while pulling forward. Therefore, it will impose excessive effort on wheelchair users, and it cannot be said that it is completely compatible with barrier-free.
[0009]
  On the other hand, in the sliding door type door device, since the door body is moved in the width direction of the doorway, for example, when a person on a wheelchair performs an opening / closing door, the door body in a range where the hand can reach while on the wheelchair Since the movement of the door and the movement of only the wheelchair after moving the door body are repeated alternately, the opening and closing door operation can be performed relatively easily even while on the wheelchair. It can be said that it is superior to the push-pull type door device in terms of barrier-free. However, even in the sliding door type door device, in particular, the sliding door type has a problem that the wheel is hindered by the rail because the rail is laid so as to cross the floor surface of the doorway.
[0010]
  Furthermore, in the sliding door type door device, it is necessary to secure a storage space for the door main body on the side extension of the doorway in both the sliding door type and the hanging door type. It may be difficult.
[0011]
  Therefore, the present invention has been made for the purpose of providing a door device that can be made barrier-free from both a structural surface and an operation surface.
[Means for Solving the Problems]
[0012]
  In the present invention, the following configuration is adopted as a specific means for solving such a problem.
[0013]
  In the door device according to the first invention of the present application,The passage space 18 is defined between the suspension pillar 2 and the door pillar 3 that are both erected in the vertical direction.The base end portion 7a of the support arm 7 is supported by the suspension column 2 so as to be horizontally rotatable, while the front end portion 7b of the support arm 7 is rotatable about the center portion 1c in the width direction of the door body 1 within a horizontal plane. And one end 1a in the width direction of the door body 1 is connected to the suspension base 2And between the support 4A rail member 5 extending in a substantially horizontal direction is supported so as to be movable in the axial direction, and the support arm 7 is viewed in plan view.It is substantially parallel to a straight line connecting the suspension base 2 and the door stop 3.When rotating between the first rotation position and the second rotation position substantially parallel to the rail member 5, the door body 1 rotates in the direction opposite to the rotation direction of the support arm 7, In the first rotation position of the support arm 7, the door body 1 is provided.Is thatOne end 1a is connected to the above suspension base 2The other end 1b close to the door column 3 to close the passage space 18,In the second rotation position of the support arm 7, the door body 1 is provided.GasoThe other end 1b of the suspension base column 2Close to one end 1 a Close to the support column 4 to open the passage space 18.It is characterized by being configured to take a posture.
[0014]
  In the second invention of the present application, in the door device according to the first invention, the base end portion 7a side of the support arm 7 in a plan view in a state where the support arm 7 is set to the first rotation position. The pivot shaft center of the door body 1 on the side of the distal end portion 7b and the support point of the door body 1 for the rail material 5 from the suspension base 2 to the front of the rail material 5 in the axial direction. It is characterized in that the position is set so as to gradually move away toward the side.
[Action and effect of the invention]
[0015]
  In the present invention, the following operations and effects can be obtained by adopting such a configuration.
[0016]
  (I)  According to the door device of the first invention of the present application, the posture of the door body 1 in the state in which the support arm 7 is set to the first rotation position is set to the closed posture, and the support arm 7 is moved second time. When the position of the door body 1 in the state set to the moving position is set to the position when the door is opened, the door body 1 is closed during the door opening operation for changing the position of the door body 1 from the position when the door is closed to the position when the door is opened. In the time posture, the one end 1a side of the door body 1 is suspended and supported on the rail material 5 side in the vicinity of the suspension base column 2, and the substantially central portion 1c is supported on the distal end portion 7b of the support arm 7. In this state, the posture is set substantially parallel to the support arm 7, so that the door body 1 is opened from the posture when closed to the other end 1 b side and from the other end 1 b to the one end 1 a side. When operating force is applied, this operating force is One end 1a side of said door body 1 are respectively transmitted to and the support arm 7 side for supporting the substantially central portion 1c of said door body 1.
[0017]
  As a result of the transmission of the operation force, the support arm 7 receives the operation force and is rotated from the first rotation position toward the second rotation position side, and at the same time, the distal end portion 7 b of the support arm 7. The door body 1 suspended and supported is also moved in the horizontal direction from the closed position to the open position side with the movement of the tip 7b of the support arm 7. That is, the door body 1 is moved in the horizontal direction by the revolving action.
[0018]
  On the other hand, the door body 1 is moved by the revolving action as described above, and at the same time, receives the operation force applied to the one end 1a side thereof and is rotated in the opposite direction to the support arm 7, and the one end 1a. Is gradually moved in the separation direction from the position near the suspension column 2 along the rail member 5. That is, the door body 1 is moved in the horizontal direction also by the rotation action.
[0019]
  Thus, the other end 1b of the door body 1, that is, the part to which the operating force is applied by the operator, is the posture when the door is closed as the door body 1 rotates in the direction opposite to the revolving direction while revolving. While moving as close as possible to a straight line from the position at, it moves horizontally to the suspension column 2 side, and is finally set to the opening posture.
[0020]
  As described above, in the door device of the present invention, at the time of opening the door body 1, the other end 1b of the door body 1 serving as the operation part moves horizontally along a locus as close to a straight line as possible. Therefore, for example, when a healthy worker performs a door opening operation, the person pulls or pushes the door body 1 in the same manner as the operation of the conventional sliding door type door device, and horizontally moves it. Therefore, good operability can be obtained.
[0021]
  On the other hand, when the door body 1 is operated to be closed from the opened position and set to the closed position, the other end 1b of the door body 1 is in the vicinity of the suspension column 2 in the opened position. Therefore, the operator applies an operating force to the other end 1b side of the door body 1 to move it horizontally toward the position in the closed position. The other end 1b is made possible by the synergistic action of the rotation of the door 7 from the second rotation position to the first rotation position and the rotation of the door body 1 in the direction opposite to the rotation direction. Therefore, it moves horizontally while drawing a locus close to a straight line. For this reason, similarly to the above-described opening operation, the door body 1 can be closed with a feeling close to the operation of the sliding door device, and the door device can be made barrier-free by ensuring good operability. It will be promoted.
[0022]
  Furthermore, in the door device of the present invention, the door body 1 is rotated while horizontally moving the other end 1b side, which is the operation part, in a locus as close to a straight line as possible, so that the door is closed and the door is open. As described above, the operation mode when opening and closing the door is close to that of the conventional sliding door type door device, and good operability can be secured. As compared with the case of the conventional sliding door type door device in which the door body 1 is set to the closing position and the opening position only by linear movement, the installation space in the width direction can be reduced. Therefore, it can be installed in a narrow place, and the effect that the application range of the door device can be expanded accordingly.
[0023]
  (B)  In the door device according to the second invention of the present application, in the door device according to the first invention, the base of the support arm 7 in a plan view in a state where the support arm 7 is set at the first rotation position. The pivot axis on the end 7a side, the pivot axis for the door body 1 on the tip 7b side, and the support point for the rail body 5 of the door body 1 are connected from the suspension column 2 to the rail material 5. The position is set so as to gradually move away toward the front side in the axial direction.
[0024]
  Therefore, according to the door device of the present invention,(I)In addition to the effects described in the above, the following specific effects can be obtained. That is, at the time of opening the door body 1, when the operation force in the direction toward the one end 1a is applied to the other end 1b of the door body 1, first, the support arm 7 has its pivot shaft. Since the center and the support point for the door body 1 serving as the input point from the door body 1 side are deviated, a rotational moment from the first rotational position to the second rotational position side acts, The support arm 7 is easily started to rotate from the first rotation position toward the second rotation position (that is, the revolution of the door body 1 is started). On the other hand, in the door body 1, the support point in the axial direction of the rail member 5 at one end 1 a is on the opposite side of the pivot axis of the support arm 7 from the pivot axis to the support arm 7. Since the operation force is applied to the door body 1, the force acting on the one end 1 a as a component force of the operation force in the direction of separating the one end 1 a from the suspension column 2 side. The door body 1 can be easily rotated from the opened position to the closed position (that is, rotating in the direction opposite to the revolution direction).
[0025]
  As a synergistic effect, the door opening operation of the door body 1 can be easily performed with a smaller operation force, and the operability is further improved.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0026]
  1-4, the door apparatus Z concerning embodiment of this invention is shown. This door device Z is a rotary door device configured to perform an opening and closing door by using both a rotating action and a revolving action, and as a support member for the door body 1 outside the door body 1 operated by the opening and closing door. The suspension base 2, the door column 3, the support 4, the rail material 5, and the support arm 7 are provided.
[0027]
  Suspended pillar 2
  The suspension column 2 is a member on the suspension side when the door body 1 to be described later revolves along a horizontal plane via the support arms 7 and 7 described below, and is constituted by a rectangular column having a long rectangular cross section. The base end portion is erected in the vertical direction with the installation surface G being embedded and fixed.
[0028]
  In addition, as shown in FIG. 4, in plan view, a door column 3 described later is in front of the suspension pillar 2 in the long axis direction, and a column 4 is described in front of the short axis direction. Each is arranged upright. Therefore, the receiving column 6 and the column 4 are arranged in a direction substantially orthogonal to the suspension base column 2. In this embodiment, the space between the suspension column 2 and the door-holding column 3 is a passing space 18, that is, an entrance / exit for a person or a vehicle, and the passage space 18 is formed by a door body 1 described later. It opens and closes.
[0029]
  In addition, hinges 21 and 21 are attached in the vicinity of the upper and lower ends of the portion located above the installation surface G of the suspension base column 2 with their pivot axes oriented vertically. Yes. Further, on one side of the suspension column 2, a support base 8 having support arms 7, 7 attached in parallel to the both ends in the axial direction in the horizontal direction is provided via the hinges 21, 21. The support arms 7 and 7 are substantially parallel to a straight line connecting the suspension column 2 and a door column 3 to be described later around the rotation axis of the hinges 21 and 21. A “second rotation position” (see a chain line in FIG. 1) that is substantially parallel to a straight line that connects the “first rotation position” (see the state indicated by the solid line in FIG. 1) and the suspension column 2 and a column 4 described later. (In the state shown in the figure).
[0030]
  Toll pillar 3
  The door column 3 is for supporting the other end 1b side of the door body 1 to be described later in a closed state (shown by a solid line in FIG. 1), and is constituted by a rectangular column having a long cross section, and its base end The portion is erected in a state of being embedded and fixed on the installation surface G. A receiving column 6 is attached to one side of the door-holding column 3, and the other end 1b of the door body 1 is locked and connected to the receiving column 6 side.
[0031]
  Prop 4
  As shown in FIGS. 1 and 4, the support column 4 is formed of a prism having a substantially rectangular cross section, and is fixed upright with the base end portion embedded in the installation surface G. Between the upper end portion of the support column 4 and the upper end portion of the suspension column 2, a rail material 5 described below is provided, and the suspension column 2, the support column 4, and the rail material 5 form a substantially gate shape. The structure is formed.
[0032]
  In addition, the rail member 5 is formed of a C-shaped member provided with a guide groove 5a that opens downward, as shown in a partial cross-sectional view in FIG. 3, and as shown in FIGS. 3 and 4, A moving mechanism 25 having a pair of left and right vertical rollers 26 and 26 and a pair of front and rear horizontal rollers 27 and 27 is disposed in the interior. The moving mechanism 25 is freely movable in the axial direction in the rail member 5 by rolling of the vertical rollers 26 and 26 and the horizontal rollers 27 and 27.
[0033]
  Further, the moving mechanism 25 includes a support shaft 28 that hangs downward through the guide groove 5a of the rail member 5 at the axial center thereof. The support shaft 28 is rotatably connected to a distal end portion of an arm 24 provided on the one end 1 a side of the door body 1 described below via a shaft support portion 29.
[0034]
  Door body 1
  As shown in FIGS. 1 to 3, the door body 1 has a rectangular thick plate-like appearance, and includes a pair of left and right vertical frame members 12 and 13 and a pair of upper and lower horizontal frame members 14 and 15. A large number of crosspieces 16, 16,... Are arranged in parallel at a predetermined interval inside the formed rectangular frame 11, and are used in an upright posture with their side surfaces substantially matching a vertical plane.
[0035]
  The substantially central portion 1c in the width direction of the door body 1 has the door body 1 straddled in the vertical direction and its both ends are extended outward from the horizontal frame members 14 and 15, respectively, and its upper and lower ends are respectively vertically A pivot shaft 9 supported on the door body 1 side by a pair of bearings 10 is provided. The ends of the pivot shaft 9 extending in the vertical direction from the bearings 10 and 10 are rotatably supported by the pair of upper and lower support arms 7 and 7, respectively.
[0036]
  Therefore, the door body 1 is rotatable in a horizontal plane around the pivot shaft 9 while being supported by the support arms 7, 7, that is, is rotatable. Further, as described above, the support arms 7 and 7 are rotatable between the “first rotation position” and the “second rotation position”. 7, the door body 1 supported via the pivot shaft 9 can rotate about the pivot shaft 9 as described above, and at the same time, the support arms 7 and 7 can rotate. Along with this, the hinges 21 and 21 are revolved. The door body 1 is closed or opened by the cooperation of its rotation and revolution as described later.
[0037]
  On the other hand, an arm 24 described below is attached to the upper end portion of one end 1a of the door body 1 near the vertical frame member 12. As shown in FIGS. 1 and 4, the arm 24 extends laterally from the upper end portion of the one end 1 a of the door body 1, and the support shaft 28 on the moving mechanism 25 side is provided at the distal end portion of the arm 24. A shaft support portion 29 is provided for rotatably supporting the. Therefore, the one end 1a of the door body 1 is supported so as to be movable in the axial direction with respect to the rail member 5 via the arm 24 and the moving mechanism 25.
[0038]
  Further, the other end 1b of the door body 1 near the vertical frame member 13 serves as an operation portion when the door body 1 is opened and closed, and handles 17 and 17 are attached to the front and back sides thereof, respectively. It has been.
[0039]
  Posture of the door body 1 when opening and closing
  Here, the attitude | position accompanying opening and closing of the said door main body 1 is demonstrated. In this embodiment, when the door body 1 is substantially parallel to the support arms 7, 7 set at the “first rotation position” in a plan view and closes the passage space 18 ( That is, the state shown by the solid line in FIG. 1 and the state shown in FIG. 2), and the posture of the door body 1 at this time is “the posture when the door is closed”. On the other hand, as shown in the state shown by the chain line in FIG. 1 or the state shown in FIG. 3, the door main body 1 has the support arms 7 and 7 set at the “second rotation position”. When the door 18 is opened in the space which is substantially parallel in plan view and is located in the space surrounded by the suspension column 2, the column 4, and the rail member 5, the posture of the door body 1 at this time is “ "Opening posture".
[0040]
  Further, in the state where the door body 1 is set in the “closed posture”, one end 1a of the door body 1 is on the suspension column 2 side, and the other end 1b is on the door column 3 side. They are close to each other. On the other hand, in the state where the door body 1 is set in the “opening posture”, one end 1a of the door body 1 is on the column 4 side, contrary to the “door closing posture”. The other ends 1b are close to the suspension column 2 side.
[0041]
  That is, as shown in FIG. 4, when the door body 1 is changed in posture from the “position at closing” to the “position at opening” side (that is, at the time of opening the door), 7a and 7b, and one end 1a is moved along the rail material 5 from the suspension column 2 side to the column 4 side. The end 1b is moved from the door column 3 side to the suspension column 2 side.
[0042]
  Relationship between operating points of door operating force
  In the door device Z of this embodiment, the suspension column 2 and the door column 3 with respect to the handle 17 portion of the door body 1 both when the door body 1 is opened and closed. In other words, an operation mode in which a push / pull operation force is applied in a direction that connects the two, that is, a direction crossing the passage space 18 is adopted. Further, when such an operation mode is adopted, when the door body 1 is opened from its closed position, and when the door body 1 is closed from its opened position, the operation force is applied. When the difficulty of rotational operation of the door body 1 is compared, in the former, the operating force is applied in the axial direction of the door body 1 (axial direction in plan view). Compared with the case where the door body 1 is operated in the direction in which the door body 1 is rotated, the operation of the door body 1 by the operation force is difficult (a large operation force is required).
[0043]
  For these reasons, particularly in this embodiment, the focus is on reducing the operating force during the opening operation of the door body 1, and the relationship between the operating points of the operating force on the door body 1 is as follows. Is set.
[0044]
  That is, as shown in FIG. 4, when the door body 1 is set to the “closed posture”, the pivot axis of the support arm 7 (that is, the pivot axis of the hinge 21) in a plan view. ), The pivot axis of the door body 1 at the tip of the support arm 7 (that is, the axis of the pivot axis 9), and the support point on the rail member 5 side of the door body 1 (that is, the axis). , The axis of the support shaft 28) in the order of “the pivot axis of the support arm 7” → “the pivot axis of the door body 1” → “the support point of the door body 1 on the rail member 5 side”. The position is relatively set so as to move away from the suspension base column 2 in the axial direction of the rail member 5 toward the column 4 side. In other words, the “rotation axis of the support arm 7” is closer to the suspension column 2 than the “pivot axis of the door body 1”, and “the pivot axis of the support arm 7 is closer to the column 4 than this. A “support point on the rail material 5 side of the door body 1” is set. The effect of the position setting will be described later.
[0045]
  In the state where the door body 1 is set to the posture when the door is opened, “the pivot axis of the support arm 7”, “the pivot axis of the door body 1”, and “the rail material 5 of the door body 1”. It is obvious from the above configuration that the “support point on the side” moves away from the suspension base column 2 toward the support column 4 in this order.
[0046]
  In FIG. 4, for convenience of explanation and drawing, the support arm 7 is opened at both the first and second rotational positions, and the door body 1 is opened and closed. In both of the door postures, solid lines are shown, but in actuality these are alternatively shown as solid lines.
[0047]
  Furthermore, in FIG. 4, the code | symbol 31 approaches the said suspension base 2 of this one end 1a by engaging with the one end 1a side of this door main body 1 in the state in which the said door main body 1 was set to the attitude | position at the time of a door closing. It is a stopper that performs positioning in the direction. Reference numeral 32 denotes a stopper for positioning the support arm 7 at the second rotation position by engaging with the hinge 21.
[0048]
  Operation of door device Z, etc.
  Next, the operation of the door device Z will be described.
[0049]
  A: When opening the door
  When the door body 1 is opened from the closed position, the door column 1 is in the state where the door body 1 is set to the closed position (shown by the solid line in FIG. 1 and the state shown in FIG. 2). The grip 17 located in the vicinity of 3 is gripped, and an operating force is applied to the handle 17 toward the suspension base 2 side. Then, a part of this operating force is transmitted as an axial force from the door body 1 to the tip of the support arm 7 via the pivot shaft 9, and the other part is the door body. 1 is transmitted as the surface pressure of the horizontal rollers 27 and 27 to the moving mechanism 25 portion.
[0050]
  First, regarding the operation of the support arm 7, the pivot shaft 9, which is the point of operation of the operating force on the support arm 7, is separated from the hinge 21 toward the column 4 in plan view. The operating force causes a counterclockwise moment centered on the hinge 21 to act on the support arm 7, and the support arm 7 receives this moment from the first rotation position shown by the solid line and shows a symbol 7A. → 7B → 7C → 7D → 7E in this order, and finally positioned at the second rotation position shown by the solid line.
[0051]
  Thus, in this embodiment, the support arm 7 is set to the first rotation position (that is, the operating force acts on the support arm 7 in the axial direction thereof, and Even in the worst operating condition), the moment due to the operating force acts on the support arm 7 to assist its rotation. For example, an operator consciously moves the support arm 7 in the direction in which the support arm 7 is rotated. Compared with the case where it is necessary to apply an operating force, the operating force on the support arm 7 can be reduced.
[0052]
  Next, the operation of the door main body 1 will be described. The door main body 1 moves to the tip end portion of the support arm 7 as the support arm 7 rotates from the first rotation position to the second rotation position. That is, it revolves around the hinge 21 along the rotation trajectory of the pivot shaft 9, but simultaneously rotates around the pivot shaft 9.
[0053]
  That is, the door main body 1 is swung forward in the rotation direction as the support arm 7 rotates. At this time, the door main body 1 is pivotally supported by the moving mechanism 25 in the plan view. Since it is located on the column 4 side with respect to the shaft 9 (in other words, the moving mechanism 25 is displaced laterally with respect to the axis of the door body 1), On the other hand, the operating force applied as the axial force is transmitted as a component force perpendicular to the axial direction of the rail member 5 and a component force parallel to the axial direction in the moving mechanism 25 portion. Due to the component force parallel to the axial direction of the rail member 5, a force is applied to the moving mechanism 25 to move the moving mechanism 25 from the suspension column 2 side to the column 4 side. Will be moved to. As the moving mechanism 25 moves, one end 1a of the door body 1 supported by the moving mechanism 25 moves from the suspension column 2 side toward the column 4 side. As a result, the door body 1 4 is rotated (that is, rotated) in the order of reference numerals 1A → 1B → 1C → 1D → 1E from the closing position shown by the solid line in FIG. 4, and finally positioned to the opening position shown by the solid line.
[0054]
  As described above, even when the door body 1 is set in the closed position (that is, the operation force acts on the door body 1 in the axial direction and the rotation condition is the worst). The moving mechanism 25 is positioned closer to the support column 4 than the pivot shaft 9 and the operating force exerts a component force in a direction to move the moving mechanism 25 to the support column 4 side. Can be rotated with a smaller operating force. Further, as described above, the door body 1 performs the revolution accompanying the rotation of the support arm 7 and the rotation about the pivot shaft 9, so that the handle 17 can be moved as shown in FIG. 4. The other end 1b portion of the provided door body 1 moves along a locus as close to a straight line as possible from the door-holding column 3 side toward the suspension base column 2 side.
[0055]
  B: When closing the door
  When the door body 1 is closed from the opened position, in the state where the door body 1 is set to the opened position (chain line shown in FIG. 1, state shown in FIG. 3), The handle 17 located in the vicinity of the column 2 is gripped, and an operating force is applied to the handle 17 toward the door column 3 side. Then, this operating force acts as a rotational force of the door main body 1 around the support shaft 28, and the door main body 1 is rotated from the door opening posture toward the door closing posture side. The rotational force is transmitted to the support arm 7 through the pivot shaft 9 provided in the main body 1, and the support arm 7 is rotated from the second rotation position to the first rotation position side. The door body 1 is gradually rotated by the rotation about the pivot shaft 9 accompanying the movement of the moving mechanism 25 toward the suspension column 2 and the revolution accompanying the rotation of the support arm 7. While changing its posture from 1E → 1D → 1C → 1B → 1A, it is finally positioned in the door closing posture shown by the solid line in FIG.
[0056]
  Even during the door closing operation, the door main body 1 performs the revolution accompanying the rotation of the support arm 7 and the rotation around the pivot shaft 9, so that the handle 17 can be moved as shown in FIG. The other end 1b portion of the provided door body 1 moves along a locus as close to a straight line as possible from the suspension column 2 side toward the door column 3 side.
[0057]
  Effects peculiar to door device Z
  Thus, according to the door device Z of this embodiment, the handle 17 serving as the operation portion of the door body 1 is provided both when the door body 1 is opened and when the door is closed. For example, when a healthy worker performs a door opening operation because the end 1b moves between the suspension column 2 and the door column 3 while drawing a locus as close to a straight line as possible. Similar to the operation of the conventional sliding door type door device, the door body 1 can be pulled or pushed and moved horizontally in a substantially linear manner, so that good operability can be obtained.
[0058]
  Furthermore, according to the door device Z of this embodiment, since the door body 1 is a rotary door supported by the support arm 7, a conventional sliding door is placed on the floor corresponding to the passage space 18. Rails such as the type door device are not laid, and even when moving in a wheelchair, the passage space 18 can be passed without any trouble, and this also promotes barrier-free of the door device Z.
[0059]
  On the other hand, in the door device Z of this embodiment, the door body 1 is rotated and moved while horizontally moving the other end 1b side, which is the operation site, in a locus as close to a straight line as possible. Since the posture is set to the door posture, the operation mode at the time of opening and closing the door is close to that of the conventional sliding door type door device, and good operability can be secured, but this does not stop, Compared with the case of the conventional sliding door type door device in which the door body 1 is set to the closing position and the opening position only by linear movement, the installation space in the width direction can be particularly reduced. Installation in a narrow place is also possible, and the application range of the door device Z can be expanded accordingly.
[Brief description of the drawings]
[0060]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a door device according to the present invention.
FIG. 2 is a view taken along the line II to arrow in FIG.
FIG. 3 is a view taken in the direction of arrows III to FIG. 1;
FIG. 4 is a view on arrow IV in FIG.
[Explanation of symbols]
[0061]
  1 is a door body, 2 is a hanging pillar, 3 is a door column, 4 is a support, 5 is a rail material, 6 is a support post, 7 is a support arm, 8 is a support base, 9 is a pivot shaft, Bearing, 11 is frame, 12 is vertical frame, 13 is vertical frame, 14 is horizontal frame, 15 is horizontal frame, 16 is crosspiece, 17 is handle, 21 is hinge, 24 is arm, 25 is moving The mechanism, 26 is a vertical roller, 27 is a horizontal roller, 28 is a support shaft, 29 is a shaft support, 31 and 32 are stoppers, and Z is a door device.

Claims

共に鉛直方向に立設された吊元柱（２）と戸当柱（３）の間を通行空間（１８）とし、
上記吊元柱（２）に支持アーム（７）の基端部（７ａ）を水平回動自在に支持する一方、
上記支持アーム（７）の先端部（７ｂ）に、扉本体（１）の幅方向略中央部（１ｃ）を水平面内で回動自在に支持するとともに、該扉本体（１）の幅方向の一端（１ａ）を上記吊元柱（２）と支柱（４）の間において略水平方向に延出するレール材（５）に対してその軸方向へ移動可能に支持せしめ、
上記支持アーム（７）が平面視において上記吊元柱（２）と上記戸当柱（３）とを結ぶ直線に略平行とされる第１回動位置と上記レール材（５）に略平行な第２回動位置との間で回動するとき、上記扉本体（１）が上記支持アーム（７）の回動方向と逆方向へ回動し、上記支持アーム（７）の第１回動位置においては上記扉本体（１）がその一端（１ａ）を上記吊元柱（２）に近接させ、他端（１ｂ）を上記戸当柱（３）に近接させて上記通行空間（１８）を閉塞し、また上記支持アーム（７）の第２回動位置においては上記扉本体（１）がその他端（１ｂ）を上記吊元柱（２）に近接させ、一端（１ a ）を上記支柱（４）に近接させて上記通行空間（１８）を開放する姿勢をとるように構成したことを特徴とする扉装置。 The passage space (18) is between the hanging column (2) and the door-tower column (3), both standing vertically.
While supporting the base end portion (7a) of the support arm (7) on the suspension column (2) so as to be horizontally rotatable,
The front end portion (7b) of the support arm (7) supports a substantially central portion (1c) in the width direction of the door body (1) so as to be rotatable in a horizontal plane, and in the width direction of the door body (1). One end (1a) is supported so as to be movable in the axial direction with respect to the rail member (5) extending in a substantially horizontal direction between the suspension base column (2) and the column (4) .
In the plan view, the support arm (7) is substantially parallel to the rail member (5) and a first rotation position that is substantially parallel to a straight line connecting the suspension base column (2) and the door column (3). When rotating between the second rotation position, the door body (1) rotates in the direction opposite to the rotation direction of the support arm (7), and the first time of the support arm (7). In the moving position, the door body (1) has one end (1a) in proximity to the suspension column (2) and the other end (1b) in proximity to the door stop column (3). ) closed, and also brought close to Motohashira (2) suspending the other end (1b) of the door body (1) pixel in the second rotational position of the support arm (7), one end (1 a ) In the vicinity of the support column (4) so as to open the passage space (18) .

請求項１において、
上記支持アーム（７）が上記第１回動位置に設定された状態での平面視における上記支持アーム（７）の基端部（７ａ）側の回動軸心と先端部（７ｂ）側の上記扉本体（１）に対する枢支軸心と上記扉本体（１）の上記レール材（５）に対する支持点とが、上記吊元柱（２）から上記レール材（５）の軸方向前方側へ向かって順次遠ざかるように位置設定されていることを特徴とする扉装置。In claim 1,
The pivot axis on the proximal end (7a) side and the distal end (7b) side of the support arm (7) in plan view with the support arm (7) set to the first rotation position. A pivot axis for the door body (1) and a support point for the rail material (5) of the door body (1) are axially forward of the rail material (5) from the suspension column (2). The door device is characterized in that the position is set so as to gradually move away from each other.