JP3640242B2 - Method for producing sparkling low alcohol sake - Google Patents

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、嗜好性に優れ、現代人の食生活にマッチした発泡性低アルコール清酒の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の清酒はアルコール度１５％以上であり、翌日に残る、飲み口の爽快さに欠けるなどの理由で消費者、特に女性や若者に敬遠されがちである。また、日本人の食生活が変化し、油っこい洋食や肉科理などが好まれるようになったため、従来の清酒と合わなくなってきている。さらに安価な輸入ワインや発泡酒の普及もあり、従来の清酒は価格の面からも、消費者にお徳感を与えることができなくなっている。以上のような理由で、清酒の消費量は年々減少する傾向にる。
【０００３】
このような状況下において、いくつかの新しい試みが為されてきた。例えば、特開平５−６８５３０や特開平１１−４６７５１に示される低アルコール滑酒、特公平７−７９６７４に示される発泡性濁り酒、特開平１０−２９５３５６に示される発泡性低アルコール清酒等が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
これらは何れも従来の清酒にはない特徴を持っており、保守的思考の強い清酒業界の中では画期的な発明であった。しかしながら、その酒質には一長一短があり、爽快さ、飲み易さ、味わいの探さ、油っこい料理との合性、のすべてを満足させる商品は未だに販売されていない。また、製造に特殊な装置や設備を必要とする場合もあり、特に小規模の酒蔵ではコストが高くなり、消費者に安価な商品を提供できないという欠点を持っていた。
【０００５】
そこで、本発明は、従来提案されている発泡性低アルコール清酒の上記問題点を解決しようとするものであり、爽快さ、飲み易さ、味わいの探さ、油っこい料理との合性、のすべてを満足させる酒質を備え、しかもその製造方法が単純で、低コストで製造できる発泡性低アルコール清酒の製造方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するための研究過程で、市販されている商品および発明者ら作成の試作品を幅広く試飲し、鋭意検討を重ねた。その結果を表１に示す。表１において、Ａ〜Ｊのすべてが炭酸ガスを含有した清酒であり、Ａ〜Ｄはにごり酒、他はわずかに濁っている薄にごり洒である。
【０００７】
【表１】

【０００８】
その結果、上記課題を解決するには、以下の条件を満たす酒質が必要との結論に達した。即ち、▲１▼爽快さを得るために発酵ガスの含有が不可欠である。しかし、にごり酒は爽快さが劣る。▲２▼飲み易さの観点から、日本酒度−１０以下かつアルコール度数１３度以下の低アルコール清酒でなければならない。日本酒度−１０以上またはアルコール度数１４度以上の発泡性清酒は非常に辛く感じる。▲３▼味わいの深さを損なわないためには、酸度は２．５以下、アミノ酸度は０．８以上が必要である。酸度が２．５以上になると酸っぱさが突出し、またアミノ酸度０．８以下ではやはり酸を強く感じ、いわゆるジュースみたいな味になってしまう。▲４▼油っこい料理と合わせるためには、喉ごしの良さが必要であり、日本酒度−３５以上、酸度も１．０以上は必要である。日本酒度−３５以下では味が重くなって喉ごしは悪くなるし、酸度が１．０以下では味薄感が強くなって料理の油っこさに負けてしまう。また、ガス圧が強すぎるとむせ易くなるため、ビールと同程度かそれ以下が良い。ここで、にごり酒は論外であるし、にごりはより薄い方が望ましい。
【０００９】
上記▲１▼〜▲４▼の内、▲１▼の発酵ガスの含有は特に重要であるため、以下に詳しく述べる。清酒に炭酸ガスを含有させる方法には発酵ガスを発生させる他に、炭酸ガスを清酒に吹き込む方法と炭酸水を添加する方法が知られているが、何れも酒質の低下を招く。すなわち、炭酸ガスの苦味が出たり、香味が希薄になる。発酵ガス中には炭酸ガスの他に香気性成分が含まれるため、酵母が作り出すバランスのとれた香味を呈する。
【００１０】
発酵ガスは爽快さを与えると共に人間の味覚に様々な影響を与える。すなわち、アルコールを強く感じ、酔いやすくなり、甘さを感じ難く、辛さ（刺激）を感じ易く、旨みを感じ難く、酸味を軽さに変える。このため、発酵ガスが上記▲２▼〜▲４▼に密接に関係している。ちなみに、発酵ガスを含有しない低アルコール清酒に関しては、本発明の内容は全く当てはまらないし、これを制限するものではない。
【００１１】
以上の知見に基づいてなされた本発明の発泡性低アルコール清酒は、発酵ガスを含有し、日本酒度−１０〜−３５、アルコール８．０〜１２．９％、酸度１．０〜２．５、アミノ酸度０．８〜１．８であることを特徴とし、その酒質は爽快さ、飲み易さ、味わいの探さ、油っこい料理との合性、のすべてを満足させるものである。
【００１２】
また、その製造方法については熟成酒、甘口酒および活性酒の混和によるものであり、発泡性を有する清酒でありながら割水作業は通常の清酒と同様の操作で行うことができる。このため、特殊な装置は一切不要で小規模の酒蔵でも容易に実施できる。また、成分の調整も容易である。したがって、製造コストは通常の清酒と同程度またはそれ以下であり、比較的安価で消費者に提供することができる。
【００１３】
発酵ガスの量は、活性酒の混和割合とビン詰後の温度・日数で決まる。発明者らは酒質の劣化および発酵ガスの出過ぎによる開栓時の吹きこぼれを懸念し、温度を１０〜１５℃とした。また、製造管理の簡便さから日数を１４〜２１日に設定した。表２に活性酒の割合と発酵ガス量を官能的に評価した結果を示す。この結果から、温度経過に±２℃程度の誤差が生じ、日数が２〜３日延びたとしても、官能的に問題のない活性酒の割合は４〜７％であり、５％が最適である。
【００１４】
【表２】

【００１５】
【発明の実施の形態】
本発明の発泡性低アルコール清酒は、発酵ガスを含有し、日本酒度−１０〜−３５、アルコール８．０〜１２．９％、酸度１．０〜２．５、アミノ酸度０．８〜１．８の範囲内でそれぞれの酒種に応じて任意の形態で実施でき、その製造は熟成酒、甘口酒、および活性酒を製造し、それらを混和して瓶内に密封する。例えば、発泡性低アルコール大吟醸酒を得るには、大吟醸酒熟成酒を得、甘くち酒及び活性酒と混和して、その成分が、日本酒度−２５〜−３５、アルコール１２．０〜１２．９％、酸度１．５〜２．５、アミノ酸度１．２〜１・８であることが望ましい。また、その成分を、日本酒度−１５〜−２０、アルコール１０．０〜１０．９％、酸度１．０〜１．５、アミノ酸度０．８〜１．３にすると、より低アルコール度数で、爽快さ、飲み易さに優れた発泡性清酒が得られる。アミノ酸度を調整するために、本発明者らが提案した酒粕を清酒に懸濁し圧搾することを繰り返し行って得られる高アミノ酸清酒（特開平２０００−２３６５５号参照）を混和することによって、容易に調整できる。
【００１６】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
実施例１
原料米として精米歩合４０％の山田錦を使用し、麹米１７５ｋｇ、掛米７２５ｋｇ、３０％アルコール添加２１６リットルの大吟醸酒を製造し、貯蔵タンクにて１年間以上貯蔵し、熟成酒とした。熟成酒の成分は日本酒度＋３．０、アルコール度１７．５％、酸度１．３、アミノ酸度１．６であった。原料米として精米歩合５０％の華吹雪を使用し、麹米９０ｋｇ、掛米７１０ｋｇのうち四段３００ｋｇの大吟醸酒を製造し、甘口洒とした。甘口酒の成分は日本酒度−４７．０、アルコール度１３．０％、酸度２．２、アミノ酸度１．３であった。原料米として精米歩合５０％の華吹雪を使用し、麹米８０ｋｇ、掛米１６０ｋｇで速醸酒母を仕込み、仕込後８日目に蒸米１４０ｋｇを酵素剤で糖化したもの（四段）を添加し、圧搾し、活性酒を製造した。活性酒の成分は、日本酒度−１２０、アルコール度３．５％、酸度５．５、アミノ酸度０．５であった。熟成酒２０％、甘口酒８０％、活性酒５％の割合で混和、加水し、瓶内に密封した。１０〜１２℃で２１日後、十分な発泡が認められたため、２℃の雪中貯蔵庫にて冷却保存した。以上の製造方法で得られた発泡性低アルコール大吟醸清酒の詰口での成分は、日本酒度−３４．０、アルコール度１２．１％、酸度２．０、アミノ酸度１．３、冷却後の成分は日本酒度−３２．０、アルコール度１２．２％、酸度２．２、アミノ酸度１．５であった。
【００１７】
実施例２
当社市販品の本醸造酒を熟成酒とし、上記実施例１で製造した甘口酒および活性酒を、熟成酒４７％、甘口酒２５％、活性酒７％の割合で混和、加水し、瓶内に密封した。１０〜１５℃で１４日後、十分な発泡が認められたため、４℃の冷蔵庫にて冷却した。得られた発泡性低アルコール清酒の詰口での成分は、日本酒度−２４．０、アルコール度１０．３％、酸度１．１、アミノ酸度０．８、冷却後の成分は日本酒度−１６．０、アルコール度１０．９％、酸度１．０、アミノ酸度０．９であった。
【００１８】
実施例３
当社市販品の本醸造酒を熟成酒とした。本醸造酒のもろみに四段を添加したものを圧搾し、日本酒度−１２０、アルコール度３．１％、酸度０．４、アミノ酸度０．４の甘口酒を製造した。当社市販品の本醸造酒を熟成酒とし、上記実施例１で製造した活性酒を使用して、熟成酒６２％、甘口酒１３％、活性酒５％および、アミノ酸度調整のために酒粕を清酒に懸濁し圧搾することを繰り返し行ってなる高アミノ酸清酒４％の割合で混和、加水し、瓶口内に密封した。ｌＯ〜１５℃で１６日後、十分な発泡が認められた。得られた発泡性低アルコール清酒の詰口での成分は、日本酒度−２３．０、アルコール度１０．７％、酸度１．３、アミノ酸度１．２、冷却後の成分は日本酒度−１５．０、アルコール度１１．３％、酸度１．５、アミノ酸度１．２であった。
【００１９】
実施例１〜３で得られた発泡性低アルコール清酒は、何れも爽快さ、飲み易さ、味わいの探さ、油っこい料理との合性、のすべてを満足させる酒質を備え、初期の目的を満たすものであった。
【００２０】
【発明の効果】
以上のように、本発明により得られる発泡性低アルコール清酒は、爽快さ、飲み易さ、味わいの探さ、油っこい料理との合性、のすべてを満足させる酒質を備え、清涼感があり、爽やかな飲み口で、若者や女性に受け入れられやすい。それでいて酸が突出せずに深い味わいをもつため、幅広い嗜好に耐えることができる。また、油っこい洋食や肉料理との合性が良く、現代人の食生活に合致する。さらに、その製造方法は、特殊な装置は一切不要で小規模の酒蔵でも容易に実施でき、また、成分の調整も容易であり、単純な工程で製造できるため、比較的安価で消費者に提供することができる。[0001]
[Industrial application fields]
This invention is excellent in palatability relates to a process for the preparation of the match to the modern man diet effervescent low-alcohol Kiyoshi sake.
[0002]
[Prior art]
Conventional sake has an alcohol content of 15% or more, and tends to be avoided by consumers, especially women and young people, because it remains the next day and lacks refreshing mouth. In addition, Japanese dietary habits have changed, and oily Western food and meat science have come to be preferred. In addition, cheap imported wines and sparkling sake are becoming popular, and traditional sake cannot afford consumers a sense of virtue in terms of price. For the above reasons, consumption of sake has been decreasing year by year.
[0003]
Under such circumstances, several new attempts have been made. For example, low alcohol brews as disclosed in JP-A-5-68530 and JP-A-11-46751, sparkling muddy liquor as disclosed in JP-B-7-79654, and sparkling low-alcohol sake as disclosed in JP-A-10-295356 are proposed. Has been.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
All of these have characteristics not found in conventional sake, and were groundbreaking inventions in the sake industry with strong conservative thinking. However, there are merits and demerits in the quality of sake, and products that satisfy all of refreshment, ease of drinking, searching for taste, and compatibility with greasy dishes have not yet been sold. In addition, special equipment and equipment may be required for production, and the cost is high particularly in a small-scale sake brewery, and there is a disadvantage that inexpensive products cannot be provided to consumers.
[0005]
Therefore, the present invention is intended to solve the above-mentioned problems of the conventionally proposed effervescent low-alcohol sake, and provides all of refreshment, ease of drinking, searching for taste, and compatibility with greasy dishes. comprising a Sakeshitsu satisfying, yet simple to a method of manufacturing the same, and to provide a method of manufacturing a sparkling low-alcohol supernatant liquor that can be manufactured at low cost.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the course of research for solving the above-mentioned problems, the present inventors have tasted a wide range of commercially available products and prototypes created by the inventors, and have made extensive studies. The results are shown in Table 1. In Table 1, all of A to J are sakes containing carbon dioxide, A to D are nigari sakes, and the others are slightly turbid and lightly mottled.
[0007]
[Table 1]

[0008]
As a result, in order to solve the above-mentioned problems, it was concluded that sake quality satisfying the following conditions is necessary. That is, (1) the content of fermentation gas is indispensable for obtaining exhilaration. However, nigari is less refreshing. (2) From the viewpoint of ease of drinking, it must be a low-alcohol sake with a sake content of -10 or less and an alcohol content of 13 or less. Effervescent sake with a sake content of -10 or more or an alcohol content of 14 or more feels very hot. (3) In order not to impair the depth of taste, the acidity should be 2.5 or less and the amino acid content should be 0.8 or more. When the acidity is 2.5 or more, the sourness is prominent, and when the amino acidity is 0.8 or less, the acid is strongly felt and tastes like a so-called juice. (4) In order to match with oily dishes, it is necessary to have a good throat, a sake degree of -35 or higher, and an acidity of 1.0 or higher. If the degree of sake is -35 or less, the taste becomes heavy and the throat gets worse, and if the acidity is 1.0 or less, the taste is weak and loses the oiliness of the dish. Also, if the gas pressure is too strong, it will be easy to peel off, so it should be about the same as or lower than beer. Here, nigari is out of the question, and it is desirable that the nigari be thinner.
[0009]
Among the above (1) to (4), the content of fermentation gas (1) is particularly important and will be described in detail below. In addition to generating fermentation gas as a method of adding carbon dioxide to sake, there are known a method of blowing carbon dioxide into sake and a method of adding carbonated water. That is, the bitter taste of carbon dioxide gas appears and the flavor becomes dilute. In addition to carbon dioxide, the fermented gas contains a fragrant component, so it has a balanced flavor produced by yeast.
[0010]
Fermentation gas gives refreshment and various effects on human taste. That is, alcohol is strongly felt, it becomes easy to get drunk, it is hard to feel sweetness, it is easy to feel hotness (stimulation), it is hard to feel umami, and acidity is changed to lightness. For this reason, fermentation gas is closely related to (2) to (4) above. Incidentally, the content of the present invention does not apply at all to the low-alcohol sake that does not contain fermentation gas, and does not limit this.
[0011]
The effervescent low alcohol sake of the present invention made based on the above findings contains fermentation gas, sake degree -10 to -35, alcohol 8.0 to 12.9%, acidity 1.0 to 2.5. It has an amino acid content of 0.8 to 1.8, and its sake quality satisfies all of refreshment, ease of drinking, tasting of taste, and compatibility with greasy dishes.
[0012]
Further, the production method is based on the mixing of aged liquor, sweet liquor and activated liquor, and the water splitting operation can be carried out in the same manner as normal sake while being a sparkling sake. For this reason, no special equipment is required and even a small brewery can be easily implemented. Also, the adjustment of the components is easy. Therefore, the production cost is comparable to or less than that of ordinary sake, and can be provided to consumers at a relatively low cost.
[0013]
The amount of fermentation gas is determined by the mixing ratio of active sake and the temperature and number of days after bottled. The inventors were concerned about deterioration of liquor quality and spillage at the time of opening due to excessive fermentation gas, and the temperature was set to 10 to 15 ° C. In addition, the number of days was set to 14 to 21 for ease of manufacturing management. Table 2 shows the results of sensory evaluation of the ratio of active sake and the amount of fermentation gas. From this result, even if an error of about ± 2 ° C occurs in the temperature course and the number of days is extended by 2 to 3 days, the percentage of active sake that is not sensuously problematic is 4 to 7%, and 5% is optimal. is there.
[0014]
[Table 2]

[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The effervescent low alcohol sake of the present invention contains fermentation gas and has a sake degree of -10 to -35, alcohol of 8.0 to 12.9%, an acidity of 1.0 to 2.5, and an amino acid degree of 0.8 to 1. Within the range of .8, it can be carried out in any form depending on the type of liquor, and its production is produced by aged liquor, sweet liquor and active liquor, which are mixed and sealed in a bottle. For example, in order to obtain an effervescent low alcohol Daiginjo sake, Daiginjo sake aged liquor is obtained, mixed with sweet sake and active sake, and the ingredients are sake degree -25 to -35, alcohol 12.0 to It is desirable that the acidity is 12.9%, the acidity is 1.5 to 2.5, and the amino acid degree is 1.2 to 1.8. In addition, when the components are sake degree -15 to -20, alcohol 10.0 to 10.9%, acidity 1.0 to 1.5, amino acid degree 0.8 to 1.3, the alcohol content is lower. A sparkling sake with excellent refreshing properties and ease of drinking can be obtained. In order to adjust the amino acid content, high-amino acid sake (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-23655) obtained by repeatedly suspending and squeezing the sake lees proposed by the present inventors in sake is easily mixed. Can be adjusted.
[0016]
【Example】
Examples of the present invention will be described below, but the present invention is not limited thereto.
Example 1
Yamada Nishiki with 40% polished rice ratio is used as the raw rice, and 216 liters of Daiginjo sake with 175 kg of polished rice, 725 kg of kake rice and 30% alcohol is added and stored in a storage tank for more than one year to be aged sake . The components of the aged liquor were sake degree +3.0, alcohol degree 17.5%, acidity 1.3 and amino acid degree 1.6. A rice cracker with 50% polished rice was used as the raw material rice, and Daiginjo Sake of 300 kg in 4 steps out of 90 kg of glutinous rice and 710 kg of kake rice was produced as sweet rice cake. The components of the sweet liquor were sake degree 47.0, alcohol degree 13.0%, acidity 2.2 and amino acid degree 1.3. Using rice cracker with 50% polished rice ratio as raw material rice, adding fast-brewed sake mother with 80 kg of sticky rice and 160 kg of kake rice, and adding saccharified 140 kg of steamed rice with enzyme agent on the 8th day after adding (4 steps) Squeezed to produce activated liquor. The components of the active liquor were sake degree -120, alcohol degree 3.5%, acidity 5.5, amino acid degree 0.5. Mixing, adding water, and sealing in a bottle at a ratio of 20% aged liquor, 80% sweet liquor and 5% active liquor. Since sufficient foaming was observed after 21 days at 10 to 12 ° C., it was cooled and stored in a snow storage box at 2 ° C. The components in the mouth of the effervescent low alcohol Daiginjo Sake obtained by the above production method are: Sake degree-34.0, Alcohol degree 12.1%, Acidity 2.0, Amino acid degree 1.3, After cooling The components were Sake degree-32.0, Alcohol degree 12.2%, Acidity 2.2, Amino acid degree 1.5.
[0017]
Example 2
Our commercial brewed liquor is aged liquor, and the sweet sake and active liquor produced in Example 1 above are mixed, hydrated in a ratio of 47% aged liquor, 25% sweet liquor and 7% active liquor, and added to the bottle. Sealed. After 14 days at 10 to 15 ° C., sufficient foaming was observed, so it was cooled in a 4 ° C. refrigerator. The components of the resulting sparkling low-alcohol refined sake are Sake degree-24.0, Alcohol degree 10.3%, Acidity 1.1, Amino acid degree 0.8, Cooled ingredient is Sake degree-16 0.0, alcohol content 10.9%, acidity 1.0, and amino acid content 0.9.
[0018]
Example 3
Our commercial brewed sake was aged. This brewed sake mash was squeezed with four steps to produce a sweet sake with a sake degree of 120, an alcohol degree of 3.1%, an acidity of 0.4, and an amino acid degree of 0.4. Using our commercial brewed liquor as aging liquor, using the activated liquor produced in Example 1 above, aging liquor 62%, sweet liquor 13%, activated liquor 5%, and sake lees for adjusting the amino acid content The mixture was mixed and hydrated at a ratio of 4% high amino acid sake, which was repeatedly suspended and squeezed in sake, and sealed in a bottle mouth. After 16 days at 10-15 ° C, sufficient foaming was observed. The components in the mouthpiece of the obtained low-foaming alcoholic sake are as follows: Sake degree-23.0, Alcohol degree 10.7%, Acidity 1.3, Amino acid degree 1.2, After cooling, Sake degree-15 0.0, alcohol degree 11.3%, acidity 1.5, amino acid degree 1.2.
[0019]
The sparkling low-alcohol sake obtained in Examples 1 to 3 has the quality of sake that satisfies all of refreshment, ease of drinking, search for taste, and compatibility with greasy dishes, and has an initial purpose. It was something to satisfy.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, the sparkling low-alcohol sake obtained by the present invention has a refreshing sensation that satisfies all of refreshment, ease of drinking, search for taste, and compatibility with greasy dishes, and has a refreshing feeling. With a refreshing mouth, it is easy for young people and women to accept. Nevertheless, it has a deep taste without protruding acid, so it can withstand a wide range of tastes. It also has good compatibility with greasy Western foods and meat dishes, and is consistent with the modern diet. In addition, the manufacturing method does not require any special equipment, can be easily implemented even in a small-scale brewery, and the components can be easily adjusted and manufactured in a simple process. can do.

Claims (6)

熟成酒、甘口酒および活性酒を製造し、それらを混和して、発酵ガスを含有し、その成分が、日本酒度−１０〜−３５、アルコール８．０〜１２．９％、酸度１．０〜２．５、アミノ酸度０．８〜１．８である発泡性低アルコール清酒を製造することを特徴とする発泡性低アルコール清酒の製造方法。 Aged liquor, sweet liquor and activated liquor are produced and mixed to contain fermentation gas. The ingredients are sake degree -10 to -35, alcohol 8.0 to 12.9%, acidity 1.0. A process for producing an effervescent low-alcohol refined sake having an amino acid degree of 0.8 to 1.8. 前記発泡性低アルコール清酒が発泡性低アルコール大吟醸清酒であり、その成分が、日本酒度−２５〜−３５、アルコール１２．０〜１２．９％、酸度１．５〜２．５、アミノ酸度１．２〜１．８であることを特徴とする請求項１記載の発泡性低アルコール清酒の製造方法。 The effervescent low-alcohol sake is an effervescent low-alcohol Daiginjo Sake, and its components are sake degree -25 to -35, alcohol 12.0 to 12.9%, acidity 1.5 to 2.5, amino acid degree It is 1.2-1.8, The manufacturing method of the sparkling low alcohol sake of Claim 1 characterized by the above-mentioned . 前記成分が、日本酒度−１５〜−２０、アルコール１０．０〜１０．９％、酸度１．１〜１．４、アミノ酸度１．０〜１．３であることを特徴とする請求項１記載の発泡性低アルコール清酒の製造方法。 The said component is sake degree-15--20, alcohol 10.0-10.9%, acidity 1.1-1.4, amino acid degree 1.0-1.3, The amino acid degree is 1.0-1.3. A method for producing the effervescent low alcohol sake described in the above . 前記活性酒は、酵素剤で蒸米を糖化したものを酒母に添加した後に圧搾して製造することを特徴とする請求項１〜３何れかに記載の発泡性低アルコール清酒の製造方法。The method for producing sparkling low-alcohol refined sake according to any one of claims 1 to 3 , wherein the activated liquor is produced by squeezing steamed rice with an enzyme agent and then squeezing the resulting liquor. 混和する前記活性酒の割合が、４〜７％であることを特徴とする請求項１〜４何れかに記載の発泡性低アルコール清酒の製造方法。  The method for producing a sparkling low alcohol sake according to any one of claims 1 to 4, wherein the ratio of the active sake to be mixed is 4 to 7%. アミノ酸度を調整するために、酒粕を清酒に懸濁し圧搾することを繰り返し行って製造される高アミノ酸清酒を混和することを特徴とする請求項１〜５何れかに記載の発泡性低アルコール清酒の製造方法。In order to adjust the amino acid content, high-amino acid sake produced by repeatedly suspending and squeezing sake lees in sake is mixed, and the sparkling low alcohol sake according to any one of claims 1 to 5 is mixed. Manufacturing method.