JP3638860B2 - 多重無線装置および多重無線システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、故障の発生を検知して通知する機能に特徴を有する多重無線装置および多重無線システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
種々の情報を無線を使用して伝送するシステムとして、多重無線システムが用いられている。この多重無線システムは、情報を送受信するための複数の多重無線装置を備えている。
【0003】
多重無線装置は、ラックに実装された、それぞれ2つの送信機、受信機および電源と、1つの制御部等で構成されている。送信機、受信機および電源は、それぞれ、一方が稼働中には、他方はバックアップ用として待機している。そして、稼働中のものに故障が発生した場合には、バックアップ用のものに切り替わるようになっている。
【0004】
また、制御部によって故障が検出されると、その情報は外部の遠方監視装置へ送られ、管理者に故障が発生したことが通知される。そして、管理者は、この通知に基づいて、多重無線装置の製造会社等に連絡をとり、必要に応じて、修理依頼や故障原因の調査依頼を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、管理者から製造会社等への連絡は、主に、電話機等を用いた会話によって行われていたため、依頼内容等が製造会社等の担当者に伝えられるのが遅れた場合には、修理作業が迅速に行われなくなるおそれがあった。
【0006】
この発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、故障発生時に、故障に関する情報が関係者に迅速に伝えられるようにすることが可能な多重無線装置および多重無線システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る多重無線装置は、電波を用いて情報を送受信するための多重無線装置であって、前記情報の送信処理を行う送信手段、前記情報の受信処理を行う受信手段、および電源供給手段と、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段から所定の経時変化値を取り込む取得手段と、前記所定の経時変化値を解析することによって、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知する検知手段と、前記検知結果を通知するためのメッセージを電子メールとして出力する通知手段とを備えている。
【0008】
このように、電子メールによって、故障の検知結果を伝えるためのメッセージを送ることによって、関係者に対する検知結果の通知を迅速に行うことができる。
【0009】
また、所定の経時変化値に基づいて、故障が発生するおそれがあるかどうかを検知することによって、修理作業等を迅速に行うことが可能となる。
【0010】
さらに、該多重無線装置内の所定の物理量を検出するセンサを備え、前記取得手段は、該センサ出力の所定の経時変化を取り込み、前記検知手段は、前記所定の経時変化値を解析することによって、該多重無線装置に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知することによって、修理作業等を迅速に行うことが可能となる。ここで、前記センサは、前記多重無線装置内の温度を測定する温度センサまたは湿度を測定するセンサであることが好ましい。
【0011】
この場合、前記検知手段は、前記所定の経時変化値の変化を近似する多項式を求め、この多項式に基づいて、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生するおそれがある日時を推定し、前記通知手段から前記電子メールとして出力される前記メッセージには、前記日時の情報が含まれるようにしてもよい。
【0012】
また、前記所定の経時変化値は、前記送信手段における送信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、前記受信手段における受信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、および前記電源供給手段における電源電圧であってもよい。
【0013】
さらに、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段には、それぞれ現に動作している手段と待機手段が設けられ、現に動作している手段に故障が生じた場合および故障が発生するおそれが生じた場合には、前記待機手段に切り換えられるようにしてもよい。
【0014】
この発明に係る多重無線システムは、電波を用いて情報を送受信するための複数の多重無線装置を備え、前記多重無線装置は、前記情報の送信処理を行う送信手段、前記情報の受信処理を行う受信手段、および電源供給手段と、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段から所定の経時変化値を取り込む取得手段と、前記所定の経時変化値を解析することによって、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知する検知手段と、前記検知結果を通知するためのメッセージを電子メールとして出力する通知手段とを備えている。
【0015】
このように、電子メールによって、故障の検知結果を伝えるためのメッセージを送ることによって、関係者に対する検知結果の通知を迅速に行うことができる。
【0016】
また、所定の経時変化値に基づいて、故障が発生するおそれがあるかどうかを検知することによって、修理作業等を迅速に行うことが可能となる。
【0017】
さらに、前記多重無線装置内の所定の物理量を検出するセンサを備え、前記取得手段は、該センサ出力の所定の経時変化を取り込み、前記検知手段は、前記所定の経時変化値を解析することによって、該多重無線装置に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知することによって、修理作業等を迅速に行うことが可能となる。ここで、前記センサは、前記多重無線装置内の温度を測定する温度センサまたは湿度を測定するセンサであることが好ましい。
【0018】
この場合、前記検知手段は、前記所定の経時変化値の変化を近似する多項式を求め、この多項式に基づいて、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生するおそれがある日時を推定し、前記通知手段から前記電子メールとして出力される前記メッセージには、前記日時の情報が含まれるようにしてもよい。もちろん、自営網内のLAN(local area network)への接続により、自営網内でインターネットと同等の機能を実施することが可能である。
【0019】
また、前記所定の経時変化値は、前記送信手段における送信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、前記受信手段における受信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、および前記電源供給手段における電源電圧であってもよい。
【0020】
さらに、前記メッセージは、前記多重無線装置の間では、前記電波を用いて伝送されるため、例えば、インターネットとの接続機能を有さない複数の多重無線装置が設けられている場合でも、メッセージを迅速に送信することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、この発明の一実施の形態が適用された多重無線システム10の構成を示している。
【0023】
図1の例では、多重無線システム10は、例えば、国や公共団体等で運営される防災無線システムとして構成されており、複数の事務所A、B、C、D…にそれぞれ設置されたローカルシステム12A、12B、12C、12D…(区別して説明する必要がない場合は、単に、“ローカルシステム12”と記す。)を備えている。
【0024】
ローカルシステム12A、12B、12C、12D等は、搬送波として電波、例えば、6.5GHz帯、7.5GHz帯または12GHz帯等のマイクロ波を用いた、4PSK(4相位相変調)、16QAM(16値直交振幅変調)等の無線デジタル情報網を構成している。また、ローカルシステム12A、12B、12C、12D等のうちの少なくとも1つ(例えば、ローカルシステム12A)は、インターネット14に接続されている。
【0025】
ローカルシステム12は、例えば、2つの(2つ以上でもよい。)多重無線装置20a、20bと、1つの端局装置22(22’)を備えている。そして、これら多重無線装置20a、20bおよび端局装置22(22’)は、データケーブル等によって互いに接続されている。また、多重無線装置20a、20bには、それぞれ、パラボラアンテナ等のアンテナ24a、24bが接続されており、これら多重無線装置20a、20bおよびアンテナ24a、24bを介して、各ローカルシステム12A、12B、12C、12D等の間で、電波を用いたデータの伝送処理が行われる。
【0026】
端局装置22には、交換機やレーダ画像伝送装置等の端末装置26が接続されている。
【0027】
また、インターネット14に接続されたローカルシステム12Aを構成する多重無線装置20aには、外線用の交換機28と、多重無線システム10の管理者用のコンピュータ32が接続されている。
【0028】
さらに、外線用の交換機28には、第一種通信事業者の交換機34が接続されており、これら交換機28、34を介して、多重無線装置20aがインターネット14と接続されている。そして、ローカルシステム12Aは、インターネット14を介して、多重無線システム10の販売者(ベンダー)36a、36b…の関連部門や、メンテナンス会社38a、38b…の関連部門のコンピュータと接続可能である。
【0029】
図2は、多重無線装置20a、20bの構成を示している。なお、これら多重無線装置20a、20bの構成はほぼ同じであるため、図2には、一方の多重無線装置20aの構成のみを示している。
【0030】
多重無線装置20aは、送信部42、受信部44、送受共用切替部46、制御部48、電源部50、温度センサ51、TFT(thin film transistor)の液晶表示装置(LCD)60およびこのLCD60の画面表示を制御する画面コントローラ(画面制御手段)62を備えている。なお、制御部48には、前記のコンピュータ32が接続されるとともに、変復調装置(モデム)64を介して前記の交換機28が接続されている。なお、温度センサ51等は、いわゆるオプション装備とすることもできる。
【0031】
ここで、画面コントローラ62は、1枚の基板上に、LCD60と一体化された、いわゆるワンボードパーソナルコンピュータであり、LCD60上に、自己の多重無線装置20aの機種仕様に応じたアラーム等の表示を行う機能を有する。すなわち、この1枚の基板は、他の多重無線装置20a、20bにも共用可能であり、搭載された多重無線装置20a、20bの機種仕様に応じたアラーム等の表示を自動的に行うことができるようになっている。このため、機種変更が、きわめて容易である。
【0032】
また、インターネット14に接続されたローカルシステム12Aを構成する多重無線装置20a内のLCD60にて、他のローカルシステム12B、12C、12Dに設置してある機種仕様の異なるアラーム等の表示を行うことができるようにしてもよい。
【0033】
送信部42は、基本的には、端局装置22、22’から出力されるデータを送受共用切替部46およびアンテナ24aを介してデータ送信する処理を行い、受信部44は、基本的には、送受共用切替部46およびアンテナ24aを介してデータを受信し、端局装置22、22’に受信データを供給する処理を行うように構成されている。この場合、送信部42は、送信信号の変調処理を行う機能を有しており、受信部44は、受信信号の復調処理を行う機能を有している。
【0034】
また、温度センサ51は、多重無線装置20aの所定の物理量である装置内温度を測定し、制御部48に送る。なお、多重無線装置20a内には、温度センサ51以外に、該多重無線装置20a内の湿度、あるいは内蔵バッテリの電圧、電流、放電時間等の所定の物理量を検出するセンサを備えており、これらの測定データも制御部48により取り込まれるようになっている。もちろん、温度センサとしては、装置内温度を測定する温度センサ51とは別の、多重無線装置20aが設置された室内の温度を測定する温度センサを設置することもできる。
【0035】
さらに、電源部50は、送信部42、受信部44、送受共用切替部46、画面コントローラ62、LCD60、温度センサ51、モデム64および制御部48に電源を供給するように構成されている。なお、図2中では、電源の供給線は省略されている。
【0036】
マイクロコンピュータにより構成される制御部48は、送信部42、受信部44、送受共用切替部46および電源部50を制御する処理を行うとともに、他方の多重無線装置20bや端局装置22、22’等との間でデータを伝送する処理を行い、さらに、モデム64および交換機28を通じて外部との通信処理等を行う。
【0037】
送信部42は、2つの送信機(送信手段)52a、52bを備えており、受信部44は、2つの受信機(受信手段)54a、54bを備えており、電源部50は、2つの電源(電源供給手段)56a、56bを備えている。
【0038】
これら送信機52a、52b、受信機54a、54bおよび電源56a、56bは、それぞれ、一方が稼働中には、他方はバックアップ用として待機している。すなわち、送信機52a、52bおよび受信機54a、54bは、選択的に稼働されている。電源部50(電源56a、56b)は、常時、2台とも稼動状態とされているが、1台に不具合が発生した場合、稼働している方の電源56aまたは電源56bによりバックアップがなされる。
【0039】
制御部48は、送信機52a、52bおよび受信機54a、54bのうち、稼働中のものに故障が発生したことを検出すると、待機中のものを稼働させるように、稼働/待機の切替処理を行う。なお、この切替処理用の切替器は、図示はしていないが、送受共用切替部(送信系の切替部)46および受信部44内にそれぞれ配置され、制御部48からの切替制御信号により切り替えられる。
【0040】
次に、制御部48における、送信部42、受信部44、送受共用切替部46および電源部50の故障を検知するための処理について説明する。
【0041】
なお、故障としては、送信部42、受信部44、送受共用切替部46および電源部50等における制御誤動作、回路異常、信号断絶等、送信機52a、52bおよび受信機54a、54bにおける送受信電力異常や局部発振器ロック電圧異常やアイ開口率異常、あるいは交差偏波干渉量等の他、電源56a、56bにおける電源電圧(電源電圧としては、入力側電圧、安定化後の電圧等がある。)の異常等が想定されるが、以下の説明においては、経時変化値である送信電力に着目して、送信機52a、52b(稼働中のものを、単に、“送信機52”と記すこともある。)の故障を検知する処理について説明する。
【0042】
まず、送信機52の故障を検知するための、第1および第2の手法について説明する。この場合、第1の手法は、故障の発生を予測する検知手法であり、第2の手法は、既に発生している故障を検知する手法である。
【0043】
図3および図4は、それぞれ、故障に至るまでの、送信電力Wt[W]の時間に対する変化特性の一例を示している。
【0044】
図3に示すように、第1の手法では、所定の期間(例えば、1日)毎に、送信機52の送信電力Wtをモニタする。そして、モニタされた、例えば数十回(期間)分の送信電力Wtの値から、時間Ta[日(D)]に対する送信電力Wtの変化を、近似曲線αで表される多項式として求める。
【0045】
この場合、近似曲線αは、最後に送信電力Wtが測定された時点(図3中、時間Ta=0の時点)より後の期間を含む範囲で求められるようにする。すなわち、この近似曲線αから、今後の送信電力Wtの変化を予測できるようにする。
【0046】
図3の例では、送信電力Wtは、時間Ta=−10の時点では、約1Wで安定しているが、時間Ta=−5の時点の前後から徐々に減少し始め、時間Ta=0の時点では、0.7Wまで低下している。
【0047】
そして、近似曲線αに沿った送信電力Wtの値は、時間Ta=3の時点で、故障定義レベルの0.3Wを下回る。すなわち、このことから、送信機52が、現時点から3日後に、故障状態となることが推定される。
【0048】
このように、送信電力Wtの値が徐々に変化する場合には、第1の手法を用いて、送信機52がいつ故障するのかを予測することができる。
【0049】
次に、図4に示すように、第2の手法では、所定の期間(例えば、数m秒)毎に、送信機52の送信電力Wtをモニタする。そして、モニタされた送信電力Wtが、故障定義レベル(0.3W)を下回っていないかどうかを監視する。
【0050】
図4の例では、送信電力Wtは、時間Tb[H]=−2の時点より前の期間では、約1Wで安定しているが、時間Tb=−1の時点の前後から急激に減少し始め、時間Tb=0の時点では、故障定義レベルを下回った0.1Wとなっている。すなわち、時間Tb=0の時点において、送信機52に故障が発生したと判定される。
【0051】
このように、送信電力Wtの値が急激に変化する場合には、第2の手法を用いて、送信機52の故障を検知することができる。
【0052】
なお、前記第1の手法については、モニタ値として、送信電力Wtに着目した場合について説明したが、経時変化を示すものであれば、受信電力、電源電圧、アイ開口率、局部発振器ロック電圧、受信機における交差偏波干渉量、温度等のモニタ値を用いることも可能である。
【0053】
また、前記第2の手法では、経時変化を示すモニタ値に加えて、制御誤動作、回路異常、信号断絶、温度センサ51による温度異常等の際に検出されるアラーム情報に基づいて、故障を検知することもできる。
【0054】
次に、制御部48における、第1および第2の手法を用いた、送信機52a、52b、受信機54a、54bおよび電源56a、56b(単に、送信機52等とも記す。)の故障検知処理の例について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
【0055】
なお、上述したように、第1の手法は、故障の発生を予測する検知手法(故障発生予測手法)であり、第2の手法は、既に発生している故障を瞬時に検知・判定する手法(瞬時故障判定手法)である。このため、実際上は、瞬時故障判定手法は、専用のプロセッサである制御部48で実行することにより切替処理等を瞬時に行うようにしているが、故障発生予測手法は、判定は瞬時ではなくてもよいので、いわゆるワンボードパーソナルコンピュータである画面コントローラ62で実行している。以下の説明では、この発明の理解の便宜のために、第1の手法と第2の手法とを図5に示したフローチャートを参照して同時に説明する。
【0056】
まず、ステップS11(取得手段)において、制御部48は、例えば数m秒の間隔で、送信機52等の送信電力Wt等(経時変化値)を取り込む。
【0057】
そして、続くステップS12(検知手段)において、第2の手法を用いて、送信機52等に故障が発生しているかどうかを検出する。具体的には、送信電力Wt等が所定の故障定義レベルを超えているかどうかを判定する(図4参照)。
【0058】
前記ステップS12において、送信機52等に故障が発生している(YES)と判断された場合には、ステップS16に移行する。一方、故障が発生していない(NO)と判断された場合には、次のステップS13に移行する。
【0059】
ステップS13では、前記ステップS11で送信電力Wt等が取り込まれた時点が、後述するステップS14の処理(すなわち、故障予測処理)に移行すべき時点であるかどうかが判断される。具体的には、前回、ステップS14およびS15の処理が行われた時点からの経過時間が、所定の時間間隔(例えば、24時間)に到達しているかどうかが判断される。
【0060】
前記ステップS13において、経過時間が24時間に到達している(YES)と判断された場合には、次のステップS14に移行する。一方、経過時間が24時間に到達していない(NO)と判断された場合には、前記ステップS11に戻る。
【0061】
ステップS14(検知手段)では、第1の手法を用いた、送信電力Wt等の解析処理が行われる。具体的には、今回および過去に得られた送信電力Wt等の値から、時間に対する送信電力Wt等の近似曲線α(図3参照)等が求められる。
【0062】
次いで、ステップS15(検知手段)において、近似曲線α等に沿った送信電力Wt等の値が、所定の期間(例えば、3日)内に故障定義レベルを超えるかどうか(すなわち、所定の期間内に送信機52等に故障が発生するおそれがあるかどうか)が判断される(図3参照)。
【0063】
前記ステップS15において、故障発生のおそれがあると予測された場合には(YES)、ステップS16に移行する。一方、故障発生のおそれはないと予測された場合には(NO)、前記ステップS11に戻る。
【0064】
ステップS16では、図2の送信部42等における、稼働機の切替処理が行われる。例えば、現に動作している送信機52aが稼働中に故障が発生した(または、故障の発生が予測された)場合には、送信機(現に動作している手段)52aから待機している送信機(待機手段)52bへの稼働機の切替処理が行われる。
【0065】
なお、現に動作している稼動機が複数台、待機機が1台というような組み合わせも可能であることはいうまでもない。
【0066】
続くステップS17(通知手段)においては、故障内容をインターネット14を介してベンダー36a、36b、メンテナンス会社38a、38b等に通知する処理が行われる。
【0067】
図6は、ステップS17のサブルーチン処理を示すフローチャートである。
【0068】
このサブルーチン処理では、まず、ステップS21において、送信機52等に発生した故障の内容が確認される。この場合、故障の内容には、故障に係る機器、故障の原因、故障が発生した(または、発生が想定される)日時等の情報が含まれる。
【0069】
次いで、ステップS22において、確認された故障の内容に基づいて、インターネット電子メール形式のメッセージが作成される。なお、このメッセージには、上述したステップS11で取得したデータ、ステップS14で解析したデータ等を添付ファイル等として付けておく。
【0070】
そして、続くステップS23において、制御部48からインターネット14を介して、データ添付のメッセージが電子メールとしてベンダー36a、36b、メンテナンス会社38a、38b等に一斉に送信される。また、このとき、ローカルシステム12Aに設けられた管理者用のコンピュータ32にも、同じデータ添付メッセージが送られる。
【0071】
ここで、多重無線装置20a、20bが、図1に示すように、インターネット14との接続用の交換機28を備えたローカルシステム12Aに設けられたものである場合には、データ添付メッセージは、制御部48に備えられたダイアルアップ機能によって、多重無線装置20a、20bから交換機28、34を介して、インターネット14上の所定のメールサーバー等に送られる。
【0072】
一方、多重無線装置20a、20bが、交換機28を備えていないローカルシステム12B、12C、12D等に設けられたものである場合には、各多重無線装置20a、20bのデータ添付メッセージは、まず、これらローカルシステム12B、12C、12D等から、これらローカルシステム12B、12C、12D等およびローカルシステム12Aが構成する無線デジタル情報網を介してローカルシステム12Aに送られ、その後、このローカルシステム12Aからインターネット14側に送出される。
【0073】
なお、実際上、上述した第1の手法(故障発生予測手法)に係る予測判定処理は、交換機28の存在するローカルシステム12Aで行われ、他のローカルシステム12B〜12Dからは、この予測判定処理に係わる取得データのみがローカルシステム12Aに送信される。
【0074】
例えば、ローカルシステム12Cからのデータ添付メッセージは、該ローカルシステム12Cからローカルシステム12Bを介してローカルシステム12Aに送られ、該ローカルシステム12Aで予測判定処理が加えられ、そこからメールサーバー等にデータ添付メッセージとして送信される。
【0075】
なお、メッセージの送出処理に加えて(または、この処理に代えて)、メッセージと同様の内容を、インターネット14上のホームページに自動的に掲載させる処理を行うようにしてもよい。また、移動中であって、携帯電話等を携帯した、いわゆるモバイル環境下にある被通知者へ通知するようにしてもよい。このようにすれば、複数の関係者の間における情報の共有化が容易に実現される。
【0076】
前記ステップS23で送信されたメッセージを受け取ったベンダー36a、36bやメンテナンス会社38a、38b等の担当者は、データ添付メッセージの内容を確認した上で修理の方法を決め、送信機52等の修理を行う。この場合、データ添付メッセージを自動解釈し、修理方法を検索するプログラムを実行させることで、修理の迅速化が図られ、システムダウン等の重大な故障の未然防止が可能となる。
【0077】
この場合、各多重無線装置20a、20bは、インターネット14との接続が可能であるため、修理としては、現場で直接行うものの他に、インターネット14を通じて動作プログラム等を修正する方法(オンライン修正方法)等が採用可能である。
【0078】
なお、故障の発生予測に基づいて、送信機52等に故障の予防処理を施すようにしてもよい。
【0079】
このように、この発明の一実施の形態においては、送信機52等に故障が発生した際に、その情報を含む電子メールが、管理者を介さずに、直接、ベンダー36a、36bやメンテナンス会社38a、38b等に送られる。このため、故障発生の通知を迅速に行うことが可能である。また、電子メールの送信時にベンダー36a、36bやメンテナンス会社38a、38b等の担当者が不在中あるいは移動中の場合でも、通知を確実に行うことができる。
【0080】
さらに、送信電力Wt等のモニタ値から故障の発生日時を予測し、その予測結果を通知することによって、修理作業を一層迅速に行うことが可能である。
【0081】
また、故障の通知に電子メールやホームページを用いることによって、故障に関する情報の同報性を確保することができ、その結果、修理作業等を迅速かつ効率的に行うことが可能となる。
【0082】
この場合、電子メールを、ダイアルアップ機能を用いてメールサーバー等に送るようにすることによって、故障発生時にのみ、通話料金が発生するようにして、通信コストの削減を図ることができる。
【0083】
また、インターネット14との接続機能を有さないローカルシステム12B、12C、12D等からのメッセージは、無線デジタル情報網を介して、インターネット14との接続機能を有するローカルシステム12Aに送られ、そこから、インターネット14側に送出される。このため、インターネット14との接続機能を有さないローカルシステム12B、12C、12D等からのデータ添付メッセージも、迅速に送信することが可能である。
【0084】
なお、電子メールによって、送信電力Wt等のモニタ情報を定期的に送信することによって、このモニタ情報を日常的な点検作業に用いることもできる。
【0085】
【発明の効果】
この発明によれば、故障発生時における通知作業を迅速に行うことが可能な多重無線装置および多重無線システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用された多重無線システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の多重無線システムにおける多重無線装置の構成を示すブロック図である。
【図3】時間に対する送信電力の変化特性の一例を示すグラフである。
【図4】時間に対する送信電力の変化特性の一例を示すグラフである。
【図5】制御部における故障検知処理を示すフローチャートである。
【図6】制御部における故障検知処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…多重無線システム 12、12A〜12D…ローカルシステム
14…インターネット 20a、20b…多重無線装置
22、22′…端局装置 36a、36b…ベンダー
38a、38b…メンテナンス会社
42…送信部 44…受信部
46…送受共用切替部 48…制御部
50…電源部 52a、52b…送信機
54a、54b…受信機 56a、56b…電源

Claims (8)

  1. 電波を用いて情報を送受信するための多重無線装置であって、
    前記情報の送信処理を行う送信手段、前記情報の受信処理を行う受信手段、および電源供給手段と、
    前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段から、所定の経時変化値を取り込む取得手段と、
    前記所定の経時変化値を解析することによって、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知する検知手段と、
    前記検知結果を通知するためのメッセージを電子メールとして出力する通知手段と、
    を備え、
    前記所定の経時変化値は、前記送信手段における送信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、前記受信手段における受信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、および前記電源供給手段における電源電圧であり、
    前記検知手段は、前記所定の経時変化値の変化を近似する多項式を求め、この多項式に基づいて、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生するおそれがある日時を推定し、
    前記通知手段から前記電子メールとして出力される前記メッセージには、前記日時の情報が含まれる
    ことを特徴とする多重無線装置。
  2. 請求項1記載の多重無線装置において、
    さらに、該多重無線装置内の所定の物理量を検出するセンサを備え、
    前記取得手段は、該センサ出力の所定の経時変化を取り込み、
    前記検知手段は、前記所定の経時変化値を解析することによって、該多重無線装置に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知する
    ことを特徴とする多重無線装置。
  3. 請求項2記載の多重無線装置において、
    前記センサは、前記多重無線装置内の温度を測定する温度センサまたは湿度を測定するセンサである
    ことを特徴とする多重無線装置。
  4. 請求項記載の多重無線装置において、
    前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段には、それぞれ現に動作している手段と待機手段が設けられ、現に動作している手段に故障が生じた場合および故障が発生するおそれが生じた場合には、前記待機手段に切り換えられる
    ことを特徴とする多重無線装置。
  5. 電波を用いて情報を送受信するための複数の多重無線装置を備え、
    前記多重無線装置は、
    前記情報の送信処理を行う送信手段、前記情報の受信処理を行う受信手段、および電源供給手段と、
    前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段から所定の経時変化値を取り込む取得手段と、
    前記所定の経時変化値を解析することによって、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知する検知手段と、
    前記検知結果を通知するためのメッセージを電子メールとして出力する通知手段と、
    を備え、
    前記所定の経時変化値は、前記送信手段における送信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、前記受信手段における受信電力や局部発振器ロック電圧やアイ開口率、および前記電源供給手段における電源電圧であり、
    前記検知手段は、前記所定の経時変化値の変化を近似する多項式を求め、この多項式に基づいて、前記送信手段、前記受信手段および前記電源供給手段に故障が発生するおそれがある日時を推定し、
    前記通知手段から前記電子メールとして出力される前記メッセージには、前記日時の情報が含まれる
    ことを特徴とする多重無線システム。
  6. 請求項記載の多重無線システムにおいて、
    さらに、前記多重無線装置内の所定の物理量を検出するセンサを備え、
    前記取得手段は、該センサ出力の所定の経時変化を取り込み、
    前記検知手段は、前記所定の経時変化値を解析することによって、該多重無線装置に故障が発生しているかどうか、および故障が発生するおそれがあるかどうかを検知する
    ことを特徴とする多重無線システム。
  7. 請求項記載の多重無線システムにおいて、
    前記センサは、前記多重無線装置内の温度を測定する温度センサまたは湿度を測定するセンサである
    ことを特徴とする多重無線システム。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の多重無線システムにおいて、
    前記メッセージは、前記多重無線装置の間では、前記電波を用いて伝送される
    ことを特徴とする多重無線システム。
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