JP3637887B2 - バッテリ充電制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁石式交流発電機の出力で充電されるバッテリの充電電圧を制御するバッテリ充電制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関により駆動される磁石式交流発電機の出力でバッテリを充電する場合には、バッテリの両端の電圧が設定値を超えたときに磁石式交流発電機の出力を短絡することにより充電を停止させ、バッテリの両端の電圧が設定値以下に低下したときに発電機の出力の短絡を解除してバッテリの充電を再開させる短絡式のバッテリ充電制御装置が用いられている。
【0003】
図4は従来のこの種のバッテリ充電制御装置の構成を示した回路図、図5(A)(B)は交流発電機の出力電圧を全波整流した整流電圧で充電する波形の、発電機の回転速度の変化による波形の相違を示した1相分の半波の波形図である。
【0004】
図4において、1は内燃機関により駆動される磁石式交流発電機である。この例では、発電機1が3相の発電コイルLu〜Lwを有していて、該発電コイルが星形結線されている。発電機1の3相の出力端子1u〜1wは、それぞれダイオードD1 〜D6 からなるダイオードブリッジ全波整流回路2の交流入力端子2u〜2wに接続され、該整流回路2のプラス側直流出力端子2a及びマイナス側直流出力端子2bがそれぞれバッテリ3の正極端子及び負極端子に接続されている。
【0005】
整流回路2の交流入力端子2u〜2wとマイナス側直流出力端子2bとの間には、それぞれ出力短絡用サイリスタ(出力短絡用スイッチ)S1〜S3がそれぞれのアノードを交流入力端子2u〜2w側に向けて接続され、サイリスタS1〜S3のゲートカソード間にはそれぞれ抵抗R1〜R3が並列接続されている。
【0006】
サイリスタS1〜S3を制御するため、整流回路2のプラス側直流出力端子2aにPNPトランジスタT1のエミッタが接続され、該トランジスタT1のコレクタとサイリスタS1〜S3のゲートとの間にはそれぞれ抵抗R4〜R6が接続されている。また、トランジスタT1のエミッタとベース間には抵抗R7が接続され、トランジスタT1のベースと整流回路2のマイナス側直流出力端子2bとの間にはツェナーダイオードZDと抵抗R8との直列回路が接続されている。この例では、サイリスタS1〜S3がそれぞれ出力短絡用スイッチを構成している。またトランジスタT1が制御用スイッチを構成しており、この制御用スイッチと抵抗R4〜R6とにより、出力短絡用スイッチがオン状態になったときに整流回路2のプラス側直流出力端子2a側から出力短絡用スイッチにトリガ信号を与える出力短絡用スイッチトリガ回路4が構成されている。更に、抵抗R7及びR8とツェナーダイオードZDとにより、全波整流回路2の直流出力端子間の電圧を検出して検出した電圧が設定値を超えたときに前記制御用スイッチをオン状態にする電圧検出回路5が構成されている。また、整流回路2と、出力短絡用スイッチ(サイリスタ)S1〜S3と、出力短絡用スイッチトリガ回路4と、電圧検出回路5とによりバッテリ充電制御装置6が構成されている。バッテリ3の両端にはスイッチ7を通して負荷8が接続されている。
【0007】
この図4に示したバッテリ充電制御装置6においては、発電機1の交流出力が全波整流回路2で整流されてその直流出力端子2a,2bを経てバッテリ3に充電電流が供給される。バッテリ3の両端の電圧が設定値を超えると、即ち図5(A)に示すように整流された整流電圧Vが設定値Vsを超えると、ツェナーダイオードZDが導通するため、トランジスタT1にベース電流が流れて、該トランジスタT1がオン状態になり、整流回路2のプラス側直流出力端子2aからトランジスタT1と抵抗R4〜R6とを通してサイリスタS1〜S3にトリガ信号が与えられる。このようにサイリスタS1〜S3にトリガ信号が与えられると、アノードカソード間に順方向電圧が印加されているサイリスタがオン状態になり、オン状態になったサイリスタと、整流回路2のブリッジの下辺を構成するダイオードD4〜D6のいずれかとを通して発電機1の出力が短絡される。例えば、発電機1の出力端子1u,1v間からサイリスタS1のアノードカソード間に順方向電圧が印加されているときには、サイリスタS1がオン状態になって、該サイリスタS1とダイオードD5とを通して出力端子1u,1v間が短絡される。このよう発電機1の出力端子1u,1v間が短絡されることにより、図5(A)に示すように充電電圧Vcが零になってバッテリ3への充電電流の供給が停止するため、バッテリ3の両端の電圧は低下していく。バッテリ3の両端の電圧が設定値以下になると、ツェナーダイオードZDが非導通状態になるため、トランジスタT1がオフ状態になり、サイリスタS1〜S3へのトリガ信号の供給が停止する。トリガ信号の供給が停止されると、サイリスタS1〜S3は、それぞれのアノード電流が保持電流以下になった時点でオフ状態になり、バッテリの充電が再開される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示した充電制御装置6においては、バッテリの両端の電圧が設定値を超えたときに直ちにサイリスタS1〜S3をオン状態にして磁石式交流発電機1の出力を短絡するようにしているが、このように構成した場合には、発電機1の回転速度が上昇したときに、図5(B)に示すように発電機1の各半波の出力電圧が立ち上がってからサイリスタS1〜S3がオン状態になるまでの充電電圧Vcの印加時間tが短くなり、発電機1の出力電圧の各半波によってバッテリ3に充電電流が供給される期間が短くなるため、バッテリの充電が不足し、バッテリの端子電圧が低下するという問題があった。
【0009】
また図4に示した従来のバッテリ充電制御装置6では、バッテリ3に印加される電圧が、バッテリ3と該バッテリ充電制御装置6との間を接続する接続部の接触抵抗による電圧降下分だけ、整流回路2の出力電圧よりも低くなるが、図4に示したバッテリ充電制御装置6では、電圧検出回路5がバッテリ充電制御装置6内に設けられていて、バッテリ3の両端の電圧を直接検出する構成にはなっていないため、上記接触抵抗が大きいときにバッテリ3の充電が不足するという問題があった。即ち、電圧検出回路5が設定値Vsを超える電圧を検出したときに、サイリスタS1〜S3をオン状態にする調整動作を行わせた場合には、バッテリ3の両端の電圧が設定値Vsよりも上記接触抵抗による電圧降下分だけ低い状態で調整動作が開始されることになるため、バッテリ3の充電が不足する。
【0010】
本発明の目的は、発電機の回転速度が上昇しても、発電機の出力電圧の各半波によってバッテリに充電電流が供給される期間が短くなるのを抑制できるバッテリ充電制御装置を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、発電機の回転速度が上昇しても、バッテリが充電不足になるのを防止できるバッテリ充電制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、磁石式交流発電機の出力端子に交流入力端子が接続され、且つプラス側及びマイナス側の直流出力端子がそれぞれバッテリの正極端子及び負極端子に接続されるダイオードブリッジ全波整流回路と、該全波整流回路の各交流入力端子とマイナス側の直流出力端子との間に接続された出力短絡用スイッチと、オンオフ制御が可能な制御用スイッチを有して該制御用スイッチがオン状態になった時にプラス側直流出力端子側から各出力短絡用スイッチにトリガ信号を与える出力短絡用スイッチトリガ回路と、全波整流回路の直流出力端子間の電圧を検出して検出した電圧が設定値を超えたときに制御用スイッチをオン状態にする電圧検出回路とを備えたバッテリ充電制御装置を対象とする。
【0013】
本発明に係るバッテリ充電制御装置では、各出力短絡用スイッチに駆動信号が与えられるタイミングを制御用スイッチがオン状態になるタイミングよりも遅らせる遅延回路が設けられていることを特徴とする。
【0014】
このような遅延回路を設けると、各出力短絡用スイッチに駆動信号が与えられるタイミングが、制御用スイッチがオン状態になるタイミングよりも遅れることになって、発電機の回転速度が上昇しても、発電機の出力電圧の各半波によってバッテリに充電電流が供給される期間が短くなるのを抑制でき、バッテリの充電不足を防止することができる。
【0015】
また、このバッテリ充電制御装置でも、バッテリに印加される電圧が、バッテリと該バッテリ充電制御装置との間を接続する接続部の接触抵抗による電圧降下分だけ、全波整流回路の出力電圧よりも低くなるが、このバッテリ充電制御装置ではバッテリの電圧を電圧検出回路で検出を行ってから、出力短絡用スイッチの短絡制御を行うまでの時間が遅延回路で遅延されているので、接触抵抗による電圧降下の影響を直接受けなくなるため、バッテリの充電電圧の減少を押さえることができる。
【0016】
この場合、遅延回路は、出力短絡用スイッチのトリガ信号入力端子間に対して並列に接続されたコンデンサを用いて構成することができる。
【0017】
また本発明は、磁石式交流発電機の出力端子に交流入力端子が接続され、且つプラス側及びマイナス側の直流出力端子がそれぞれバッテリの正極端子及び負極端子に接続されるダイオードブリッジ全波整流回路と、該全波整流回路の各交流入力端子とマイナス側の直流出力端子との間にアノードを交流入力端子側に向けて接続された出力短絡用サイリスタと、一端がプラス側直流出力端子に接続されたオンオフ制御が可能な制御用スイッチと該制御用スイッチの他端と各出力短絡用サイリスタのゲートとの間にそれぞれ接続された電流制限用抵抗とを有して制御用スイッチがオン状態になった時にプラス側直流出力端子側から各出力短絡用サイリスタのゲートにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、全波整流回路の直流出力端子間の電圧を検出して検出した電圧が設定値を超えたときに制御用スイッチをオン状態にするための駆動信号を該制御用スイッチに与える電圧検出回路とを備えたバッテリ充電制御装置を対象とする。
【0018】
本発明に係るバッテリ充電制御装置では、制御用スイッチの他端と各電流制限用抵抗との接続点とマイナス側直流出力端子との間にコンデンサが接続されていることを特徴とする。
【0019】
このように制御用スイッチの他端と各電流制限用抵抗との接続点とマイナス側直流出力端子との間にコンデンサを接続すると、各出力短絡用サイリスタに駆動信号が与えられるタイミングが、制御用スイッチがオン状態になるタイミングよりも遅れることになって、発電機の回転速度が上昇しても、発電機の出力電圧の各半波によってバッテリに充電電流が供給される期間が短くなるのを抑制でき、バッテリの充電不足を防止することができる。
【0020】
また、このバッテリ充電制御装置でも、バッテリに印加される電圧が、バッテリと該バッテリ充電制御装置との間を接続する接続部の接触抵抗による電圧降下分だけ、全波整流回路の出力電圧よりも低くなるが、このバッテリ充電制御装置ではバッテリの電圧を電圧検出回路で検出を行ってから、出力短絡用サイリスタの短絡制御を行うまでの時間がコンデンサで遅延されているので、接触抵抗による電圧降下の影響を直接受けなくなるため、バッテリの充電電圧の減少を押さえることができる。
【0021】
この場合、コンデンサはすべての各電流制限用抵抗に対して共通に1つだけ設けられた構造にすることもできる。
【0022】
また、コンデンサは各電流制限用抵抗毎にそれぞれ設けられた構造にすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るバッテリ充電制御装置の構成の、実施の形態の第1例を示した回路図、図2(A)(B)は交流発電機の出力電圧を全波整流した整流電圧で充電する波形の、発電機の回転速度の変化による波形の相違を示した1相分の半波の波形図である。なお、前述した図4と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0024】
本例のバッテリ充電制御装置6においては、各出力短絡用スイッチとしての出力短絡用サイリスタS1〜S3のゲートに出力短絡用スイッチトリガ回路4から駆動信号が与えられるタイミングを、制御用スイッチとしてのトランジスタT1がオン状態になるタイミングよりも遅らせる遅延回路9が設けられている。この遅延回路9は、各出力短絡用スイッチのトリガ信号入力端子間、即ち出力短絡用サイリスタS1〜S3のゲート・カソード間に接続されたコンデンサC1からなっている。
【0025】
このような遅延回路9を設けると、各出力短絡用スイッチとしての各出力短絡用サイリスタS1〜S3のゲート・カソード間に駆動信号が与えられるタイミングが、制御用スイッチとしてのトランジスタT1がオン状態になるタイミングよりも遅れることになって、交流発電機1の出力電圧を全波整流した図2(A)に示すような整流電圧Vが設定値Vsを超えて充電電圧Vcが零になる印加時間tは、図2(B)に示すように発電機1の回転速度が上昇しても、該発電機1の出力電圧の各半波によってバッテリ8に充電電流が供給される充電電圧Vcが零になる印加時間tが延びて、図2(A)の場合とほぼ等しくなり、バッテリ8の充電不足を防止することができる。
【0026】
また、このバッテリ充電制御装置6でも、バッテリ3に印加される電圧が、バッテリ3と該バッテリ充電制御装置6との間を接続する接続部の接触抵抗による電圧降下分だけ、全波整流回路2の出力電圧よりも低くなるが、このバッテリ充電制御装置6ではバッテリ3の電圧を電圧検出回路5で検出を行ってから、出力短絡用スイッチとしての出力短絡用サイリスタS1〜S3の短絡制御を行うまでの時間が遅延回路9で遅延されているので、接触抵抗による電圧降下の影響を直接受けなくなるため、バッテリ3の充電電圧の減少を押さえることができる。
【0027】
次に、この図1を参照して本発明に係るバッテリ充電制御装置の構成の、実施の形態の第2例について説明する。
【0028】
このバッテリ充電制御装置6は、磁石式交流発電機1の出力端子1u〜1wに交流入力端子2u〜2wが接続され、且つプラス側及びマイナス側の直流出力端子2a,2bがそれぞれバッテリ8の正極端子及び負極端子に接続されるダイオードブリッジ全波整流回路2と、この全波整流回路8の各交流入力端子2u〜2wとマイナス側の直流出力端子2bとの間にアノードを交流入力端子2u〜2w側に向けて接続された出力短絡用サイリスタS1〜S3と、一端のエミッタがプラス側直流出力端子2aに接続されたオンオフ制御が可能な制御用スイッチとしてのトランジスタT1と該制御用スイッチとしてのトランジスタT1の他端であるコレクタと各出力短絡用サイリスタS1〜S3のゲートとの間にそれぞれ接続された電流制限用抵抗R4〜R6とを有して制御用スイッチとしてのトランジスタT1がオン状態になった時にプラス側直流出力端子2a側から各出力短絡用サイリスタS1〜S3のゲートにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路(出力短絡用スイッチトリガ回路)4´と、全波整流回路8の直流出力端子2a,2b間の電圧を検出して検出した電圧が設定値を超えたときに制御用スイッチとしてのトランジスタT1をオン状態にするための駆動信号を該制御用スイッチに与える電圧検出回路5とを備えている。
【0029】
特に、本例のバッテリ充電制御装置6では、制御用スイッチとしてのトランジスタT1の他端であるベースと各電流制限用抵抗R4〜R6との接続点とマイナス側直流出力端子2aとの間にコンデンサC1が接続されている。このコンデンサC1は、すべての各電流制限用抵抗R4〜R6に対して共通に1つだけ設けられている。
【0030】
このような構成でも、コンデンサC1を設けると、各出力短絡用サイリスタS1〜S3のゲート・カソード間に駆動信号が与えられるタイミングが、制御用スイッチとしてのトランジスタT1がオン状態になるタイミングよりも遅れることになって、交流発電機1の出力電圧を全波整流した図2(A)に示すような整流電圧Vが設定値Vsを超えて充電電圧Vcが零になる印加時間tは、図2(B)に示すように発電機1の回転速度が上昇しても、該発電機1の出力電圧の各半波によってバッテリ8に充電電流が供給される充電電圧Vcが零になる印加時間tが延びて、図2(A)の場合とほぼ等しくなり、バッテリ8の充電不足を防止することができる。
【0031】
また、このバッテリ充電制御装置6でも、バッテリ3に印加される電圧が、バッテリ3と該バッテリ充電制御装置6との間を接続する接続部の接触抵抗による電圧降下分だけ、全波整流回路2の出力電圧よりも低くなるが、このバッテリ充電制御装置6ではバッテリ3の電圧を電圧検出回路5で検出を行ってから、出力短絡用サイリスタS1〜S3の短絡制御を行うまでの時間がコンデンサC1で遅延されているので、接触抵抗による電圧降下の影響を直接受けなくなるため、バッテリ3の充電電圧の減少を押さえることができる。
【0032】
図3は本発明に係るバッテリ充電制御装置の構成の、実施の形態の第3例を示した回路図である。なお、前述した図1と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0033】
本例のバッテリ充電制御装置6は、磁石式交流発電機1と、ダイオードブリッジ全波整流回路2と、出力短絡用サイリスタS1〜S3と、サイリスタトリガ回路4´と、電圧検出回路5とを備えた構成になっている点は第2例と同じである。
【0034】
本例のバッテリ充電制御装置6では、制御用スイッチとしてのトランジスタT1の他端であるベースと各電流制限用抵抗R4〜R6との接続点とマイナス側直流出力端子2aとの間にコンデンサC1,C2,C3が接続されている。このコンデンサC1,C2,C3は、各電流制限用抵抗R4〜R6毎にそれぞれ設けられている。
【0035】
このような構成でも、第2例と同様の効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係るバッテリ充電制御装置では、制御用スイッチの他端と各電流制限用抵抗との接続点とマイナス側直流出力端子との間にコンデンサを接続したので、各出力短絡用スイッチに駆動信号が与えられるタイミングが、制御用スイッチがオン状態になるタイミングよりも遅れることになって、発電機の回転速度が上昇しても、発電機の出力電圧の各半波によってバッテリに充電電流が供給される期間が短くなるのを抑制でき、バッテリの充電不足を防止することができる。
【0037】
また、このバッテリ充電制御装置でも、バッテリに印加される電圧が、バッテリと該バッテリ充電制御装置との間を接続する接続部の接触抵抗による電圧降下分だけ、全波整流回路の出力電圧よりも低くなるが、このバッテリ充電制御装置ではバッテリの電圧を電圧検出回路で検出を行ってから、出力短絡用サイリスタの短絡制御を行うまでの時間がコンデンサで遅延されているので、接触抵抗による電圧降下の影響を直接受けなくなるため、バッテリの充電電圧の減少を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバッテリ充電制御装置の構成の、実施の形態の第1,第2例を示した回路図である。
【図2】 (A)(B)はこの第1例で、交流発電機の出力電圧を全波整流した整流電圧で充電する波形の、発電機の回転速度の変化による波形の相違を示した1相分の半波の波形図である。
【図3】 本発明に係るバッテリ充電制御装置の構成の、実施の形態の第3例を示した回路図である。
【図4】 従来のバッテリ充電制御装置の構成を示した回路図である。
【図5】 (A)(B)は従来例で、交流発電機の出力電圧を全波整流した整流電圧で充電する波形の、発電機の回転速度の変化による波形の相違を示した1相分の半波の波形図である。
【符号の説明】
1 磁石式交流発電機
1u〜1w 出力端子
Lu〜Lw 発電コイル
D1 〜D6 ダイオード
2 全波整流回路
2u〜2w 交流入力端子
2a プラス側直流出力端子
2b マイナス側直流出力端子
3 バッテリ
S1〜S3 出力短絡用サイリスタ(出力短絡用スイッチ)
R1〜R8 抵抗
T1 トランジスタ(制御用スイッチ)
ZD ツェナーダイオード
4 出力短絡用スイッチトリガ回路
4´ サイリスタトリガ回路
5 電圧検出回路
6 バッテリ充電制御装置
7 スイッチ
8 負荷
9 遅延回路
C1〜C3 コンデンサ

Claims (3)

  1. 磁石式交流発電機の出力端子に交流入力端子が接続され、且つプラス側及びマイナス側の直流出力端子がそれぞれバッテリの正極端子及び負極端子に接続されるダイオードブリッジ全波整流回路と、前記全波整流回路の各交流入力端子とマイナス側の直流出力端子との間にアノードを交流入力端子側に向けて接続された出力短絡用サイリスタと、一端が前記プラス側直流出力端子に接続されたオンオフ制御が可能な制御用スイッチと該制御用スイッチの他端と各出力短絡用サイリスタのゲートとの間にそれぞれ接続された電流制限用抵抗とを有して前記制御用スイッチがオン状態になった時に前記プラス側直流出力端子側から各出力短絡用サイリスタのゲートにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、前記全波整流回路の直流出力端子間の電圧を検出して検出した電圧が設定値を超えたときに前記制御用スイッチをオン状態にするための駆動信号を該制御用スイッチに与える電圧検出回路とを備えたバッテリ充電制御装置において、
    前記制御用スイッチの他端と前記各電流制限用抵抗との接続点と前記マイナス側直流出力端子との間にコンデンサが接続されていることを特徴とするバッテリ充電制御装置。
  2. 前記コンデンサはすべての前記各電流制限用抵抗に対して共通に1つだけ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ充電制御装置。
  3. 前記コンデンサは前記各電流制限用抵抗毎にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ充電制御装置。
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