JP3637440B2 - 温度測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は溶鉱炉の炉底耐火物等に設置され、炉底耐火物等の温度を測定するための温度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶鉱炉の寿命は炉底耐火物の損耗によって決定されるが、近年ではその寿命が15年程度になっている。この炉底耐火物は長時間の連続操業中に化学的及び物理的に損耗する。従って、溶鉱炉の寿命を延ばすとともにその寿命時期を正確に判断するため、炉底耐火物の損耗状況を常時監視する必要がある。
この監視方法として、従来では溶鉱炉の建設又は改修時に炉底耐火物の表面及び内部に複数の測温部を埋込み、これら測温部の測定値によって炉底耐火物の損耗状態を推定する方法が用いられている。
【0003】
この炉底耐火物の温度を正確に測定する方法としては種々の温度測定装置が用いられているが、一般にはシース形の熱電対温度測定装置が広く用いられている。
【0004】
図6は従来の熱電対温度測定装置を炉底耐火物に設置して炉底耐火物を管理している状況を示す図である。溶鉱炉Aは耐火物Bによって構成され、耐火物外壁から炉内方向にシース形の熱電対温度測定装置100の測温部101が埋設されて炉底耐火物Cの温度を管理している。
また、炉底耐火物Cの損耗を抑えるため水供給管Dから冷却水を耐火物外壁に絶えず流して炉底耐火物Cを冷却している。
【0005】
図7は従来のシース形の熱電対温度測定装置の構成を示す断面図である。この熱電対温度測定装置100は、熱電対素線を用いてなり、炉底耐火物Cの温度を測る一対の測温線102と該測温線102を被覆して測温線相互間の短絡を防ぐための絶縁層103と該絶縁層103を被覆する第1の線被覆層104とを有する測温部101と、夫々の測温線102に接続された一対の導線105及び該導線105を被覆した合成樹脂製の第2の線被覆層106を有し、前記測温線102で生じた起電力を温度変換器及び表示計器に伝える伝導部107と、夫々の測温線102及び導線105が接続された接続部108から第2の線被覆層106の前記接続部側一端部にかけて被覆され、絶縁性を有する合成樹脂製の保護層109と、第1の線被覆層104の一端に結合され、前記保護層109を取り囲む補強筒110とを備えている。
【0006】
このように構成された熱電対温度測定装置100は溶鉱炉Aの炉底耐火物Cに測温部101が埋設され、接続部110及び伝導部107が溶鉱炉Aの外部に配置される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年炉底耐火物に設置された熱電対温度測定装置100のなかで、温度測定値が500℃程度と比較的低温の環境でありながら、温度異常を示す熱電対温度測定装置がしばしば現れるようになってきた。
【0008】
図8は従来のシース形の熱電対温度測定装置の測温側部分が腐食した状態を示す断面図である。
本発明者たちは、測温異常を示した熱電対温度測定装置100を回収して測温異常原因を調べたところ、保護層109と第2の線被覆層106との密着部に隙間が発生し、該隙間から測温線102と導線105との接続部108に外部の水が浸入し、該浸入水によって接続部108が腐食したとの知見を得た。この腐食した接続部108は断線及び変色が生じていた。
【0009】
この腐食の原因をさらに調査したところ、測温線102と導線105とを接続した接続部108周りの保護層109を取り囲む補強筒110は、溶鉱炉Aの設置環境下において絶えず冷却水の飛散、水没にさらされているため、外気温の変化などによる保護層109及び第2の線被覆層106の膨張によって保護層109と第2の線被覆層106との密着性が悪化すると、保護層109及び第2の線被覆層106の間に隙間が発生し、この隙間から外部の冷却水が図8の矢印の如く保護層109と第2の線被覆層106との間の隙間を通じて接続部108に浸入することになる。そして、接続部108に浸入した水によって測温線102間の絶縁性が低下し、熱起電力の測定誤差が生じたり、冷却水には塩素イオン等が含まれているため、接続部108が湿式腐食し、最終的には接続部108が断線して測温不可能となったりすることが分かった。
【0010】
溶鉱炉の設置環境下において絶えず冷却水の飛散、水没にさらされている環境下では接続部を被覆した保護層と導線を被覆した第2の線被覆層との間に隙間が発生しないような構造又はこの隙間が発生したとしても接続部に到るまで水が浸入しない構造にすることが必要である事が本発明者の調査研究の結果判明した。
【0011】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、接続部を被覆する保護層が被覆した第2の線被覆層の被覆位置に、保護層及び第2の線被覆層に密着する環状の密着層を設けることにより、保護層と第2の線被覆層との密着性が悪化した場合においても、外部の水が保護層及び第2の線被覆層の間から接続部へ浸入することを防止することができる温度測定装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、第2の線被覆層を取り囲むフレキシブルチューブを設け、該フレキシブルチューブの一端部を保護層に埋設するとともに、該フレキシブルチューブの一端部外面に密着層を設けた構成とすることにより、第2の線被覆層が損傷することを防止でき、しかも、フレキシブルチューブと保護層との密着性が悪化した場合においても、外部の水がフレキシブルチューブ及び保護層の間から接続部へ浸入することを防止することができる温度測定装置を提供することを目的とする。
【0013】
また、互いに接続された測温部及び伝導部の複数を並置し、夫々の第1の保護層又は夫々の補強筒の周りから夫々の第2の線被覆層の一端部にかけて被覆する第2の保護層及びこの第2の保護層が被覆した夫々の第2の線被覆層の被覆位置で第2の保護層及び第2の線被覆層と密着する密着層を備えた構成とすることにより、夫々の接続部の絶縁性が良好な複数の測温側部分を用いることができる温度測定装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、密着層が密着性及び柔軟性を有するポリウレタン系の合成樹脂材料である構成とすることにより接続部の絶縁性をより一層良好に保つことができる温度測定装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る温度測定装置は、被測定物の温度を測る測温線及び該測温線を被覆した第1の線被覆層を有する測温部と、前記測温線に接続された導線及び該導線を被覆した第2の線被覆層を有し、前記測温線が測った温度を表示計器に伝える伝導部と、前記測温線及び導線が接続された接続部から第2の線被覆層の前記接続部側端部にかけて被覆した第1の保護層と、第1の線被覆層がその一端に結合され、第1の保護層を取り囲む第1の補強筒とを備えた温度測定装置において、第1の保護層が被覆した第2の線被覆層の被覆位置に、第1の保護層及び第2の線被覆層に密着する環状の第1の密着層を設けてあり、第2の線被覆層を取り囲むフレキシブルチューブを備え、該フレキシブルチューブの一端部が第1の保護層に埋設されており、該フレキシブルチューブの一端部外面又は内面に、前記フレキシブルチューブ及び第1の保護層に密着する環状の第2の密着層を設けてあることを特徴とする。
【0016】
この第1発明にあっては、第1の密着層が第1の保護層及び第2の線被覆層に密着してこれら第1の保護層及び第2の線被覆層を接合しているため、外気温の変化等によって第1の保護層と第2の線被覆層との密着性が悪化した場合においても、外部の水が第1の保護層及び第2の線被覆層の間から接続部へ浸入することを第1の密着層によって良好に防止することができ、接続部の絶縁性を良好に保つことができる。従って、温度測定装置が絶えず冷却水の飛散、水没にさらされている環境下であっても安定した温度測定ができ、しかも、従来のものに比べて密着層を余分に設けるだけの簡単な構造であるため、比較的安価に提供することができる。さらに、第2の線被覆層をフレキシブルチューブが保護しているため、伝導部の線被覆層が損傷することを防止でき、しかも、第2の密着層がフレキシブルチューブ及び保護層に密着しているため、外気温の変化等によってフレキシブルチューブと保護層との密着性が悪化した場合においても、外部の水がフレキシブルチューブ及び保護層の間から接続部へ浸入することを第2の密着層によって良好に防止することができ、接続部の絶縁性をより一層良好に保つことができる。
【0019】
第2発明に係る温度測定装置は、被測定物の温度を測る測温線及び該測温線を被覆した第1の線被覆層を有する測温部と、前記測温線に接続された導線及び該導線を被覆した第2の線被覆層を有し、前記測温線が測った温度を表示計器に伝える伝導部と、前記測温線及び導線が接続された接続部から第2の線被覆層の前記接続部側端部にかけて被覆した第1の保護層と、第1の線被覆層がその一端に結合され、第1の保護層を取り囲む第1の補強筒とを備えた温度測定装置において、第2の線被覆層を取り囲むフレキシブルチューブを備え、該フレキシブルチューブの一端部が第1の保護層に埋設されており、該フレキシブルチューブの一端部外面又は内面に、前記フレキシブルチューブ及び第1の保護層に密着する環状の第2の密着層を設けてあることを特徴とする。
【0020】
この第2発明にあっては、第2の線被覆層をフレキシブルチューブが保護しているため、伝導部の線被覆層が損傷することを防止でき、しかも、第2の密着層がフレキシブルチューブ及び保護層に密着しているため、外気温の変化等によってフレキシブルチューブと保護層との密着性が悪化した場合においても、外部の水がフレキシブルチューブ及び保護層の間から接続部へ浸入することを第2の密着層によって良好に防止することができ、接続部の絶縁性を良好に保つことができる。
【0021】
第3発明に係る温度測定装置は、互いに接続された測温部及び伝導部の複数が並置されており、夫々の第1の補強筒の周りから夫々の第2の線被覆層の一端部にかけて被覆した第2の保護層と、前記測温部を被覆した第3の線被覆層と、第3の線被覆層がその一端に結合され、第2の保護層を取り囲む第2の補強筒と、第2の保護層が被覆した夫々の第2の線被覆層の被覆位置に設けられ、第2の保護層及び第2の線被覆層に密着する環状の第3の密着層とを備えていることを特徴とする。
【0022】
この第3発明にあっては、第3の密着層が第2の保護層及び第2の線被覆層に密着しているため、外気温の変化等によって保護層と第2の線被覆層との密着性が悪化した場合においても、外部の水が第1及び第2の保護層と第2の線被覆層との間から接続部へ浸入することを良好に防止することができ、夫々の接続部の絶縁性が良好な複数の測温側部分を用いることができる。しかも、同一場所を複数点測温する場合、一つの測温側部分を設置するだけの簡単な作業によって簡易に設置することができる。
【0023】
第4発明に係る温度測定装置は、被測定物の温度を測る測温線及び該測温線を被覆した第1の線被覆層を有する測温部と、前記測温線に接続された導線及び該導線を被覆した第2の線被覆層を有し、前記測温線が測った温度を表示計器に伝える伝導部と、前記測温線及び導線が接続された接続部から第2の線被覆層の前記接続部側端部にかけて被覆する第1の保護層と、第1の線被覆層がその一端に結合され、第1の保護層を取り囲む第1の補強筒とを備えた測温側部分の複数が並置されており、夫々の第1の補強筒の周りから夫々の第2の線被覆層の一端部にかけて被覆した第2の保護層と、前記測温部を被覆した第3の線被覆層と、第3の線被覆層がその一端に結合され、第2の保護層を取り囲む第2の補強筒と、第2の保護層が被覆した夫々の第2の線被覆層の被覆位置に設けられ、第2の保護層及び第2の線被覆層に密着する環状の第3の密着層とを備えていることを特徴とする。
【0024】
この第4発明にあっては、第3の密着層が第2の保護層及び第2の線被覆層に密着しているため、外気温の変化等によって保護層と第2の線被覆層との密着性が悪化した場合においても、外部の水が第1及び第2の保護層と第2の線被覆層との間から接続部へ浸入することを良好に防止することができ、夫々の接続部の絶縁性が良好な複数の測温側部分を用いることができる。
【0025】
第5発明に係る温度測定装置は、前記密着層はポリウレタン系の合成樹脂材料であることを特徴とする。
【0026】
この第5発明にあっては、ポリウレタン系の合成樹脂材料の密着性及び柔軟性によって密着層の密着性をより一層高めることができ、外部の水が接続部へ浸入することをより一層良好に防止することができ、接続部の絶縁性をより一層良好に保つことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は本発明に係る温度測定装置の構成を示す断面図である。
この実施の形態1の温度測定装置は、炉底耐火物等の被測定物の温度を測る測温部1と、該測温部1に接続され、測温部1が測った温度を指示記録計等の表示計器に伝える伝導部2と、これら測温部1及び伝導部2の接続部3を保護する合成樹脂製の第1の保護層4とを備えている。
【0028】
測温部1は、温度測定点11aを有する熱電対素線を用いてなり、被測定物の温度を測る一対の測温線11,11とこれら測温線11,11を被覆して測温線相互間の短絡を防ぐための絶縁層12と該絶縁層12を被覆する第1の線被覆層13と、該線被覆層13の一端に溶接等によって結合され、第1の保護層4を取り囲む第1の補強筒14とを有する。
【0029】
第1の線被覆層13は有底筒形の金属管からなり、該第1の線被覆層13内に酸化マグネシウム粉末等を充填することにより絶縁層12が形成されている。また、補強筒14は線被覆層13よりも外径寸法を大きくした金属管からなり、その一端に設けられた環状鍔部が線被覆層13の一端に結合されている。
【0030】
伝導部2は、前記一対の測温線11,11に接続された一対の導線21,21及びこれら導線21,21を被覆した第2の線被覆層22を有する。この線被覆層22は塩化ビニール樹脂等の合成樹脂からなり、この線被覆層22の一端から導線21,21の一端が突出し、該導線21,21の一端が前記測温線11,11に接続されている。
【0031】
第1の保護層4は、測温線11及び導線21を接続した状態で補強筒14内に絶縁性を有する溶融されたエポキシ樹脂等の合成樹脂材料を充填することにより前記接続部3から前記線被覆層22の一端部にかけて形成されている。
【0032】
この保護層4が被覆した前記線被覆層22の被覆位置には、これら保護層4及び線被覆層22との密着性に優れた環状の第1の密着層5を設けてある。
【0033】
この密着層5は密着性及び柔軟性に優れたポリウレタン系の合成樹脂材料からなり、この合成樹脂材料を線被覆層22の周面に接着塗布することにより環状に形成されている。この合成樹脂材料の塗布によって密着層5を線被覆層22に密着させることができ、また、合成樹脂材料を塗布した後、補強筒14内にエポキシ樹脂材料を充填することによって密着層5を保護層4に密着させることができる。尚、密着層5は前記被覆位置の長手方向中間位置に設けてある。
【0034】
以上の如く構成された温度測定装置は、図6に示した従来の使用方法と同様、溶鉱炉Aの炉底耐火物Cに穿設された測温用孔に測温部1が埋設され、接続部3及び伝導部2が外部に配置される。従って、接続部3を保護する保護層4の周りは、炉底耐火物Cの損耗を抑えるため耐火物外壁に流された冷却水の飛散、水没にさらされる。
【0035】
このような環境下において保護層4と第2の線被覆層22との密着性が悪化した場合、これら保護層4及び第2の線被覆層22の間に隙間が発生することになるが、第1の保護層4が被覆した線被覆層22の被覆位置には、これら第1の保護層4及び線被覆層22との密着性に優れた環状の第1の密着層5を設けてあり、この密着層5が第1の保護層4及び線被覆層22に密着し、隙間が発生しないため、外部から第1の保護層4及び線被覆層22の間の隙間に浸入する水を密着層5によって良好に止水することができ、接続部3の絶縁性を良好に保つことができる。
【0036】
図2は実験結果を示す図である。因に、図7に記載された従来の温度測定装置の種類1,2と本発明に係る温度測定装置とを、高温度で、水没する環境下に配置し、導線21と第1の線被覆層13との絶縁抵抗によって止水効果を調べた結果、本発明に係る温度測定装置は従来の温度測定装置よりも2倍以上の実験期間が経過したときにおいても全く絶縁抵抗の低下が見られず、優れた止水効果を有していることが分かった。
【0037】
このように本発明に係る温度測定装置にあっては止水効果が優れているため、温度測定装置が絶えず冷却水の飛散、水没にさらされている環境下であっても安定した温度測定ができ、しかも、従来のものに比べて密着層5を余分に設けるだけの簡単な構造であるため、比較的安価に提供することができる。
【0038】
実施の形態2
図3は第2発明を活用した温度測定装置の実施の形態2の構成を示す断面図である。
この実施の形態2の温度測定装置は、前記第2の線被覆層22を取り囲む金属製のフレキシブルチューブ6を備え、該フレキシブルチューブ6の一端部が前記第1の保護層4に埋設されており、該フレキシブルチューブ6の一端部外面又は内面に、前記フレキシブルチューブ6及び第1の保護層4との密着性に優れた環状の第2の密着層7を設けてある。
【0039】
この密着層7は、密着性及び柔軟性に優れたポリウレタン系の合成樹脂材料からなり、この合成樹脂材料をフレキシブルチューブ6の一端部外面又は内面に接着塗布することにより環状に形成されている。この合成樹脂材料の塗布によって第2の密着層7をフレキシブルチューブ6に密着させることができ、また、合成樹脂材料を塗布した後、補強筒14内にエポキシ樹脂材料を充填することによって第1及び第2の密着層5,7を第1の保護層4に夫々密着させることができる。
【0040】
実施の形態2にあっては、フレキシブルチューブ6によって伝導部2の線被覆層22が損傷することを防止することができるため、この線被覆層22から導線21部分に水が浸入することを良好に防止することができ、しかも、第2の密着層7がフレキシブルチューブ6及び保護層4に密着して隙間が発生せず、さらに、第1の密着層5が保護層4及び線被覆層22に密着して隙間が発生しないため、設置環境が厳しい箇所で使用する場合でも、外部から第1の保護層4及びフレキシブルチューブ6の間の隙間に浸入する水を第2の密着層7によって良好に止水することができ、また、第2の密着層7によって止水することができなくなった場合においても第1の密着層5によって良好に止水することができる。また、フレキシブルチューブ6の一端部外面又は内面に設けた密着層7の位置は機械的応力が掛かりにくい保護層4内に留めてあるため、止水効果の延命化が図れる。
【0041】
その他の構成及び作用は実施の形態1と同じであるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0042】
尚、実施の形態2において、設置環境が厳しくない箇所で使用する場合には、第1の密着層5又は第2の密着層7がない構成としてもよい。
【0043】
実施の形態3
図4は第4発明を活用した温度測定装置の実施の形態3の構成を示す断面図、図5は実施の形態3の要部の拡大断面図である。
この実施の形態3の温度測定装置は、互いに接続された実施の形態1における測温部1及び伝導部2の複数が並置されており、夫々の前記保護層4又は夫々の前記第1の補強筒14の周りから夫々の前記第2の線被覆層22の一端部にかけて被覆した合成樹脂製の第2の保護層8と、この第2の保護層8が被覆した夫々の第2の線被覆層22の被覆位置に設けられ、これら第2の保護層8及び第2の線被覆層22に密着する環状の第3の密着層9と、夫々の測温部1を被覆する第3の線被覆層15と、該第3の線被覆層15に溶接等によって結合され、第2の保護層8を取り囲む第2の補強筒16とを備えている。
【0044】
第3の線被覆層15は有底筒形の金属管からなり、この線被覆層15内に溶融された合成樹脂材料を充填することにより絶縁層17が形成されている。また、第2の補強筒16は第3の線被覆層15よりも外径寸法を大きくしてあり、その一端に設けられた環状鍔部が第3の線被覆層15の一端に結合されている。
【0045】
第2の保護層8は、第3の線被覆層15内に絶縁層17が設けられた後、補強筒16内に絶縁性を有する溶融されたエポキシ樹脂材料を充填することにより第2の保護層8が形成されている。
【0046】
第3の密着層9は密着性及び柔軟性に優れたポリウレタン系の合成樹脂材料からなり、この合成樹脂材料を第2の線被覆層22の周面に接着塗布することにより環状に形成されている。この合成樹脂材料の塗布によって第3の密着層9を線被覆層22に密着させることができ、また、合成樹脂材料を塗布した後、第2の補強筒16内にエポキシ樹脂材料を充填することによって第3の密着層9を保護層8に密着させることができる。
【0047】
実施の形態3にあっては、第2の保護層8が前記線被覆層22を被覆している位置には、これら第2の保護層8及び線被覆層22との密着性に優れた環状の第3の密着層9を設けてあり、この密着層9が第2の保護層8及び線被覆層22に密着し、隙間が発生しないため、外部から第2の保護層8及び線被覆層22の間の隙間に浸入する水を密着層9によって良好に止水することができ、接続部3の絶縁性を良好に保つことができる。しかも、同一場所を複数点測温する場合、一つの測温側部分を設置するだけの簡単な作業によって簡易に設置することができる。
【0048】
その他の構成及び作用は実施の形態1,2と同じであるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0049】
尚、実施の形態3において、設置環境が厳しくない箇所で使用する場合には、第1の密着層5又は第3の密着層9がない構成としてもよい。
【0050】
また、実施の形態3にあっては、実施の形態2における測温側器具の複数が並置された構成としてもよい。この場合、設置環境が厳しくない箇所で使用する場合には、第1乃至第3の密着層5,7,9のいずれか1つ又は2つがない構成としてもよい。
【0051】
また、以上説明した実施の形態1乃至3では保護層4,8を取り囲む第1及び第2の補強筒14,16を備えた構成としたが、その他、これら補強筒14,16をなくした構成としてもよい。
【0052】
また、以上説明した実施の形態1乃至3では密着層5,7,9としてポリウレタン系の合成樹脂材料を用いたが、その他、この密着層5,7,9は保護層4,8及び第2の線被覆層22の材料に対応してこれら保護層4,8及び第2の線被覆層22との密着性に優れた材料や被覆層22と化学的に反応を起こさない、或いは起こしにくい材料を用いればよい。
【0053】
また、本発明に係る温度測定装置は熱電対温度計タイプである他、抵抗温度計などのように測温部の測温線と伝導部の導線とが接続され、この接続部が保護層によって被覆された温度測定装置に適用してもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上詳述した如く第1発明によれば、第1の保護層が第2の線被覆層を被覆している位置に、第1の保護層及び第2の線被覆層との密着性に優れた環状の第1の密着層を設けてあるため、第1の保護層と第2の線被覆層との密着性が悪化した場合においても、外部の水が第1の保護層及び第2の線被覆層の間から接続部へ浸入することを密着層によって良好に防止することができ、接続部の絶縁性を良好に保つことができる。しかも、フレキシブルチューブによって第2の線被覆層が損傷することを良好に防止でき、さらに、フレキシブルチューブと保護層との密着性が悪化した場合においても、外部の水がフレキシブルチューブ及び保護層の間から接続部へ浸入することを第2の密着層によって良好に防止することができ、接続部の絶縁性をより一層良好に保つことができる。
【0055】
第2発明によれば、フレキシブルチューブによって第2の線被覆層が損傷することを良好に防止でき、しかも、フレキシブルチューブと保護層との密着性が悪化した場合においても、外部の水がフレキシブルチューブ及び保護層の間から接続部へ浸入することを第2の密着層によって良好に防止することができ、接続部の絶縁性をより一層良好に保つことができる。
【0056】
第3発明及び第4発明によれば、第3の密着層が第2の保護層及び第2の線被覆層に密着しているため、保護層と第2の線被覆層との密着性が悪化した場合においても、外部の水が第1及び第2の保護層と第2の線被覆層との間から接続部へ浸入することを良好に防止することができ、夫々の接続部の絶縁性が良好な複数の測温側部分を用いることができる。
【0057】
第5発明によれば、ポリウレタン系の合成樹脂材料の密着性及び柔軟性によって密着層の密着性をより一層高めることができ、外部の水が接続部へ浸入することをより一層良好に防止することができ、接続部の絶縁性をより一層良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度測定装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る温度測定装置及び従来の温度測定装置の実験結果を示す図である。
【図3】本発明に係る温度測定装置の実施の形態2の構成を示す断面図である。
【図4】本発明に係る温度測定装置の実施の形態3の構成を示す断面図である。
【図5】本発明に係る温度測定装置の実施の形態3の要部の拡大断面図である。
【図6】従来の熱電対温度測定装置を炉底耐火物に設置して炉底耐火物を管理している状況を示す図である。
【図7】従来のシース形の熱電対温度測定装置の構成を示す断面図である。
【図8】従来のシース形の熱電対温度測定装置の測温側部分が腐食した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 測温部
11 測温線
13 第1の線被覆層
15 第3の線被覆層
2 伝導部
21 導線
22 第2の線被覆層
3 接続部
4 第1の保護層
5 第1の密着層
6 フレキシブルチューブ
7 第2の密着層
8 第2の保護層
9 第3の密着層
Claims (5)
- 被測定物の温度を測る測温線及び該測温線を被覆した第1の線被覆層を有する測温部と、前記測温線に接続された導線及び該導線を被覆した第2の線被覆層を有し、前記測温線が測った温度を表示計器に伝える伝導部と、前記測温線及び導線が接続された接続部から第2の線被覆層の前記接続部側端部にかけて被覆した第1の保護層と、第1の線被覆層がその一端に結合され、第1の保護層を取り囲む第1の補強筒とを備えた温度測定装置において、
第1の保護層が被覆した第2の線被覆層の被覆位置に、第1の保護層及び第2の線被覆層に密着する環状の第1の密着層を設けてあり、第2の線被覆層を取り囲むフレキシブルチューブを備え、該フレキシブルチューブの一端部が第1の保護層に埋設されており、該フレキシブルチューブの一端部外面又は内面に、前記フレキシブルチューブ及び第1の保護層に密着する環状の第2の密着層を設けてあることを特徴とする温度測定装置。 - 被測定物の温度を測る測温線及び該測温線を被覆した第1の線被覆層を有する測温部と、前記測温線に接続された導線及び該導線を被覆した第2の線被覆層を有し、前記測温線が測った温度を表示計器に伝える伝導部と、前記測温線及び導線が接続された接続部から第2の線被覆層の前記接続部側端部にかけて被覆した第1の保護層と、第1の線被覆層がその一端に結合され、第1の保護層を取り囲む第1の補強筒とを備えた温度測定装置において、
第2の線被覆層を取り囲むフレキシブルチューブを備え、該フレキシブルチューブの一端部が第1の保護層に埋設されており、該フレキシブルチューブの一端部外面又は内面に、前記フレキシブルチューブ及び第1の保護層に密着する環状の第2の密着層を設けてあることを特徴とする温度測定装置。 - 互いに接続された測温部及び伝導部の複数が並置されており、夫々の第1の補強筒の周りから夫々の第2の線被覆層の一端部にかけて被覆した第2の保護層と、前記測温部を被覆した第3の線被覆層と、第3の線被覆層がその一端に結合され、第2の保護層を取り囲む第2の補強筒と、第2の保護層が被覆した夫々の第2の線被覆層の被覆位置に設けられ、第2の保護層及び第2の線被覆層に密着する環状の第3の密着層とを備えている請求項1又は請求項2に記載の温度測定装置。
- 被測定物の温度を測る測温線及び該測温線を被覆した第1の線被覆層を有する測温部と、前記測温線に接続された導線及び該導線を被覆した第2の線被覆層を有し、前記測温線が測った温度を表示計器に伝える伝導部と、前記測温線及び導線が接続された接続部から第2の線被覆層の前記接続部側端部にかけて被覆する第1の保護層と、第1の線被覆層がその一端に結合され、第1の保護層を取り囲む第1の補強筒とを備えた測温側部分の複数が並置されており、夫々の第1の補強筒の周りから夫々の第2の線被覆層の一端部にかけて被覆した第2の保護層と、前記測温部を被覆した第3の線被覆層と、第3の線被覆層がその一端に結合され、第2の保護層を取り囲む第2の補強筒と、第2の保護層が被覆した夫々の第2の線被覆層の被覆位置に設けられ、第2の保護層及び第2の線被覆層に密着する環状の第3の密着層とを備えていることを特徴とする温度測定装置。
- 第1乃至第3の密着層はポリウレタン系の合成樹脂材料である請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の温度測定装置。
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