JP3636117B2 - 指紋入力装置 - Google Patents

指紋入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3636117B2
JP3636117B2 JP2001263488A JP2001263488A JP3636117B2 JP 3636117 B2 JP3636117 B2 JP 3636117B2 JP 2001263488 A JP2001263488 A JP 2001263488A JP 2001263488 A JP2001263488 A JP 2001263488A JP 3636117 B2 JP3636117 B2 JP 3636117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fingerprint
finger
sensor
pressing surface
finger pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001263488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003070769A (ja
Inventor
暢生 ▲高▼橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001263488A priority Critical patent/JP3636117B2/ja
Priority to CNB021419744A priority patent/CN1201262C/zh
Priority to TW091119772A priority patent/TW583594B/zh
Priority to KR10-2002-0051785A priority patent/KR100517004B1/ko
Publication of JP2003070769A publication Critical patent/JP2003070769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3636117B2 publication Critical patent/JP3636117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/10Image acquisition
    • G06V10/12Details of acquisition arrangements; Constructional details thereof
    • G06V10/14Optical characteristics of the device performing the acquisition or on the illumination arrangements
    • G06V10/147Details of sensors, e.g. sensor lenses

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指紋を入力するための指紋入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、セキュリティ確保等のために、個人に固有の情報である指紋画像を入力する装置として、指紋入力装置が使用されている。一般に、指紋入力装置は、指紋を画像として読み取るためのスキャナを備えており、操作者が自身の指を前記スキャナの走査面に位置させ、この状態で前記スキャナが指紋を読み取るようにしている。
【0003】
従来の指紋入力装置の問題の一つとして、操作者が前記スキャナに対して適切な位置に指を置くことが出来ず、そのため指紋を正確に読み取ることが出来ないことが知られている。
この原因の一つとして、指紋においてはその特徴点情報が主に指紋の渦を中心としたある程度広い面積に散らばっているのに対し、操作者は主に指の先端でスキャナに触れてしまうことが挙げられる。
【0004】
この理由としては、人間が指で何かを押す場合に力を加えやすい部位を自然に選ぶ結果、骨の長手方向に指を動かす、あるいは爪の真反対側を利用することが多いのに対し、指紋の主要部分は指の骨の長手方向に対して側面にあり、かつ爪の真反対から外れた部分にあるためと考えられる。
すなわち、人間は平面状に置かれた指紋スキャナ面に対して、ごく自然な動作として指の爪の反対側を押しつけてしまい、それよりも指の根元に近い、指の腹の主要部位を指紋スキャナに押しつけようとしない、あるいは押しつけることが出来ない。したがって、指紋を正確に読み取ることが出来ない。
【0005】
前記問題を解決する方法として、特開平4−367984号公報に記載された指紋入力装置では、回転軸5を中心として透明体2を回転可能に保持し、指の位置に応じて透明体2が回転軸5を軸として回転するようにして、指紋の読取をより確実にしている。
また、特開2000−293669号公報に記載された指紋入力装置では、指紋センサ4を有する指紋センサ本体2を、軸3を中心に回転可能に保持し、指紋の読取をより確実にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平4−367984号公報に記載された指紋入力装置は、透明体2の中心を回転軸5で保持している。したがって、透明体2が回転した際に、透明体2の指付け根側が筐体上面に突出するため、透明体2が指を押し上げるように働き、指が透明体から離れる方向に押し上げられるため、透明体に対する指の押し付けが不安定になり、したがって、指紋の読取が不安定になるという問題がある。
【0007】
また、特開2000−293669号公報に記載された指紋入力装置では、指押し付け面4aが箱体1内の奥に位置するため、指押し付け面4aに対する指の押し付けが行い難く、指紋の読取が不安定になるという問題がある。
また、前記各公報に記載された指紋入力装置は、いずれも平面状の指紋センサを使用しているため、大きな面積の指紋センサが必要となり、高価になるという問題がある。
【0008】
本発明は、指押し付け面に対する指の押しつけを安定に行うことができるようにすることを課題としている。
また、本発明は、小さな指紋センサを使用可能にすることによって、廉価に構成することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、筐体と、筐体に設けられた穴と、前記穴の周辺部に取り付けられた支持部材と、外面に指押し付け面を有し前記支持部材に回転可能に取り付けられた指紋センサとを備え、前記指押し付け面は前記筐体外面と面一に構成されて成ることを特徴とする指紋入力装置が提供される。指紋センサを穴内部方向に押し込むように指押し付け面に指を押し付けて、指紋センサで指紋を読み取る。
【0010】
ここで、前記支持部材を回転中心として前記指紋センサが前記穴内部側へ回転したことを検出する回転検出手段を備え、前記指紋センサが所定位置へ回転したことを前記回転検出手段によって検出したとき、前記指紋センサは前記指押し付け面に押し付けられた指の指紋読取動作を実行するように構成してもよい。
また、前記指紋センサを前記穴外方向に付勢する付勢部材を備え、前記指で前記指押し付け面を押し付けた際に前記付勢部材の付勢力に抗して前記指紋センサが前記穴内に回転し得るように構成してもよい。
また、前記指紋センサは光を検出する光学的センサによって構成されると共に、前記指押し付け面に押し付けられた指に光を照射するための光源を前記穴内に配設して成り、前記指紋センサは前記指で反射した前記光源の光を検出することによって前記指の指紋を読み取るように構成してもよい。
【0011】
また、本発明によれば、筐体に取り付けられた支持部材と、外面に指押し付け面を有し前記支持部材に回転可能に取り付けられたセンサ保持部材と、前記センサ保持部材の回転軸に対して並行に配設された線状の指紋センサと、前記センサ保持部材が回転することによって前記指紋センサを前記指押し付け面にそって移動させる動作伝達機構とを備え、前記指紋センサは前記指押し付け面にそって移動しながら前記指押し付け面に押し付けられた指の指紋を読み取ることを特徴とする指紋入力装置が提供される。指紋センサはセンサ保持部の指押し付け面にそって移動しながら前記指押し付け面に押し付けられた指の指紋を読み取る。
【0012】
ここで、前記動作伝達機構は、その一端部が前記指紋センサに取り付けられると共に他端部が前記筐体に取り付けられた可撓性部材によって構成されて成り、前記可撓性部材は、前記センサ保持部材の回転に伴って前記センサ保持部材によって屈曲される部位が変化することにより、前記指紋センサを前記指押し付け面にそって移動させるように構成してもよい。
【0013】
また、前記センサ保持部材は、指を前記指押し付け面に押し付けることによって前記筐体の穴内に回転移動するように構成してもよい。
また、前記指紋センサを前記穴外方向に付勢する付勢部材を備え、前記指で前記指押し付け面を押し付けた際に前記付勢部材の付勢力に抗して前記センサ保持部材が回転して前記穴内に没入し得るように構成してもよい。
また、前記センサ保持部材の指押し付け面は、前記筐体外面と面一に構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態に係る指紋入力装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る指紋入力装置を示す図である。図1(a)は指10を指紋センサ11の指押し付け面14に当接した状態を示す図で、図1(b)は指10で指紋センサ11を穴15内に押し込んだ状態を示す図である。
図2は、本第1の実施の形態に係る指紋入力装置の使用状態を示す正面図である。また、図3は本第1の実施の形態に係る指紋入力装置の斜視図であり、図3(a)は指押しつけ面14を押し付けていない状態を示す図、図3(b)は指押しつけ面14を押し付けている状態を示す図である。
【0015】
図1を参照すると、指紋入力装置は、外面を構成するパネル13を有する筐体16と、外面に透明な指押し付け面14を有する平面状の指紋センサ11と、筐体16内に設けられた穴15の周辺部に取り付けられ、指紋センサ11を回転可能に保持すると共に指紋センサ11をバネ機構(図示せず)で外面方向に付勢するヒンジ12を構成要素として有し、指押し付け面14は筐体16の外面13と面一に構成されている。
【0016】
前記バネ機構によって指紋センサ11が筐体16の外面13よりも突出しないように係止部材(図示せず)が設けられており、前記バネ機構の付勢力によって指紋センサ11又はヒンジ12は前記係止部材に当接して回転が停止し、指紋センサ11の指押し付け面14と筐体16の外面13が面一になるように構成されている。
指紋センサ11は、光学式、半導体式など、指押し付け面14に指10を密着させた状態で指10の指紋をスキャンして指紋画像を検出する方式であれば、いかなる方式の指紋センサであってもよい。
【0017】
支持部材を構成するヒンジ12には、指紋センサ11を筐体16外側方向に付勢する前記バネ機構が一体的に配設されている。また。ヒンジ12は、概略10度ないし50度の回転可動範囲を有し、指押し付け面14が指で押圧されていない状態では指押し付け面14を筐体16のパネル13と面一に保つと共に、指押し付け面14を操作者が指10で触れて穴15方向に押し込む場合には、前記付勢部材による適度な反発力をもって、指紋センサ11が穴15内部に押し込まれることを許容する。
【0018】
図2に示すように、ヒンジ12の位置は操作者が指紋入力する際に指の第一関節に相当する部位に設けられ、指押し付け面14の指先に相当する側が穴15内に押し込まれることにより、操作者が指10を軽く曲げた状態で指紋入力することが可能になる。
以上のように構成された本第1の実施の形態に係る指紋入力装置の動作を以下説明する。
【0019】
図1を参照すると、操作者は指10を指押し付け面14におき、そのまま指10を穴15方向に押し込む。指紋センサ11はヒンジ12を中心に回転して穴15内部に押し込まれ、所定位置(可動範囲の限界位置)で停止する。このとき、操作者の指紋は指押し付け面14に十分密着しているため、指紋センサ11は指紋を走査して指紋を正確に読み取ることが可能になる。
尚、指紋センサ11で常時スキャンして読み取る方式を採用し、適切な指紋画像データが読みとれた時点で、当該指の指紋を確定するようにすれば、指紋センサが所定位置まで回転したことを検出するための回転検出手段は不要になる。本実施の形態では、前記回転検出手段が不要な指紋センサの例を示している。
【0020】
また、操作者が自然な動作で指10を指押し付け面14に押し当てることが可能になる。何故ならば、図3に示す指紋入力装置において、人間は自然な動作としてまず、指をスキャナ装置上面に対して斜めに近づけ、その先端を指押し付け面14に接触させる。指押し付け面14はヒンジ12によりそのまま穴15内部に押し込まれるが、このときパネル13と指押し付け面14がヒンジ12で所定の角度を持つことから、操作者は図1のように指を軽く曲げた状態で指押し付け面14に沿わせることが出来るようになり、結果として指押し付け面14が操作者の指の腹全面に密着することになる。
【0021】
また人間は指を伸ばした状態よりも、握るように曲げた状態のほうが、指の腹に向かって力を加えやすいことから、平面状の動かない指押し付け面に押し当てる場合に比べ、押し付ける力を容易に加えることが可能になり、指押し付け面14に対して指10を良好に押し付ける異が可能になる。
また、指紋センサ11に対する指10の位置合わせおよび押下強度の調整が自然に行なえるという効果を奏する。何故ならば、人間は、指10を曲げた状態では接触面積の大きい状態をより自然なものとして感じることから、指10の第一関節をヒンジ12に合わせることで接触面積を最大にしようとするため、操作者はヒンジ12に生じる角度に対して指10の第一関節を合わせようと自ら指位置を調整するからである。
【0022】
また入力操作に対して前記付勢部材が機能して、適度な反発力を指に与えるため、指を指押し付け面14に押し付ける力を所定範囲に規定することができる。人間は力覚のフィードバックが働きにくい動かない対象に力を加える場合、どれほどの力で指を押し当てて良いのかが判らないため、仮にヒンジ12が存在せず、予めパネル13に対して角度を持った指紋スキャナ面14を用意した場合には、操作者は十分な指紋走査面積を得ることが出来ないほど弱く触れたり、あるいは指紋入力装置の破壊や操作者負傷の原因になるほど不必要に強く指を押しつけてしまうことが考えられるが、本実施の形態によればそのような事態を回避することが可能になる。
【0023】
図4は本発明の第2の実施の形態に係る指紋入力装置を示す図で、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付している。図4(a)は指10を指紋センサ11の透明な指押し付け面14に当接した状態を示す図で、図4(b)は指10で指紋センサ11を穴15内に押し込んだ状態を示す図である。
前記第1の実施の形態では指紋センサが所定位置まで回転したことを検出するための回転検出手段が不要であったが、本第2の実施の形態では、前記回転検出手段を備えている点で前記第1の実施の形態と相違しており、他の構成は前記第1の実施の形態と同一である。
【0024】
図4を参照すると、回転検出手段を構成する検出スイッチ4は平面状の指紋センサ11が所定位置まで回転したことを検出するためのスイッチで、ヒンジ12が回転して指紋センサ11が所定位置まで回転した場合に、指紋センサ11が所定位置まで回転したことを検出して、そのことを指紋センサ11もしくは指紋スキャナ11を制御している制御機構に知らせる機能を有している。
【0025】
これにより、指紋入力装置は指10が適切な位置に置かれたことを知ることが出来るため、指紋センサ11を動作させるべきタイミングを知ることが出来る。ここで検出スイッチ4は、指紋センサ11の押し込まれた位置を検出するものであっても良いし、ヒンジ12の回転角度を検出するものであっても良い。
検出スイッチが、指紋センサ11が所定位置まで回転したことを検出したとき、指紋センサ11は、指押し付け面14に押し付けられた指10の指紋読取動作を実行する。
【0026】
図5は本発明の第3の実施の形態に係る指紋入力装置を示す図で、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付している。図5(a)は指10を指紋センサ51の透明な指押し付け面14に当接した状態を示す図で、図4(b)は指10で指紋センサ51を穴15内に押し込んだ状態を示す図である。
図5を参照すると、平面状の指紋センサ51は光学的な検出方式によるものであって、主には指10の指紋の散乱光を検出することにより、指紋を読み取る類のものである。穴15内に配設された光源52は、指10に側面ないし上面より光を当てるためのものである。すなわち指10で指紋センサ51を押し込むことにより、光源52は指10に対して、当該検出方式に適した望ましい位置から光を当てることが出来るようになる。
【0027】
また検出スイッチ53を設け、前記第2の実施の形態と同様、指紋センサ51が指10により適切な位置まで押し込まれたことを検出するように構成している。この場合、指紋センサ51の動作だけでなく、光源52を動作させるべきタイミングも知ることが出来るため、検出スイッチで指紋センサが所定位置まで回転したことを検出して光源52を発光駆動すると共に指紋センサのスキャン動作を開始するようにすれば、省電力化が可能になる。
【0028】
図6は本発明の第4の実施の形態に係る指紋入力装置を示す図で、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付している。図6(a)は透明な指押しつけ面14を押し付けていない状態を示す斜視図、図6(b)は透明なセンサ保持部材61の透明な指押し付け面14に指10を当接した状態を示す図で、図6(c)は指10でセンサ保持部材61を穴15内に押し込んだ状態を示す図である。
【0029】
図6を参照すると、本第4の実施の形態に係る指紋入力装置は、筐体16に取り付けられたヒンジ12と、透明な指押し付け面14を外面に有しヒンジ12に回転可能に取り付けられた透明なセンサ保持部材61と、センサ保持部材61の回転軸(ヒンジ12)に並行に配設された線状の指紋センサ62と、センサ保持部材61が回転することによって指紋センサ62を指押し付け面14にそって移動させる動作伝達機構63とを備え、指紋センサ62は指押し付け面14にそって移動しながら指押し付け面14に押し付けられた指10の指紋を読み取るように構成している。
【0030】
尚、センサ保持部材61は平板状の中空部材によって構成され、その内部に指紋センサ62を前記回転軸に直行する方向に摺動可能な状態で、センサ保持部材61の回転軸と並行に収容している。センサ保持部材61と指紋センサ62は指紋センサ部を構成している。
また、センサ保持部材61を穴15外方向に付勢する付勢部材を備え、指10で指押し付け面14を押し付けた際に前記付勢部材の付勢力に抗してセンサ保持部材61が回転して穴15内に没入し得るように構成されている。
【0031】
以上のように、少なくとも指押し付け面14側が透明部材によって構成されたセンサ保持部材61内には、センサ保持部材61の回転軸と平行に配設された線状のセンサ部62が摺動可能に配設されており、指紋センサ62が機械的に指紋面を走査することにより、指紋を読み取る類のものである。尚、指紋センサ62は必ずしもセンサ保持部材61内に配設する必要はなく、センサ保持部材61の下方(指押し付け面14の反対側)に配設するようにしてもよい。
【0032】
指押し付け面14にそって指紋センサ62を機械的に移動させる必要があるが、本実施の形態では動作伝達機構63により、センサ保持部材61の指10による押し込み動作を、指紋センサ62の移動に変換することが出来る。
すなわち、指10で指押し付け面14を押圧することによってセンサ保持部材61を穴15方向に没入させると、ヒンジ12を軸としてセンサ保持部材61が穴15内に回転移動する。センサ保持部材61の回転に伴い、指紋センサ62が指押し付け面14を内面側から走査し、指紋を読み取ることが出来る。
【0033】
動作伝達機構63としては、力を加えることによって屈曲するように撓み且つ前記力を取り除くことによって前記撓みが消滅して元の状態に復帰することが可能な可撓性部材を用いることができ、例えば、フレキシブル基板を使用することができる。
動力伝達機構として使用する可撓性部材の一端部に指紋センサ62を取付けると共に、他端部を取り付け部材64によって筐体16に取付ける。センサ保持部材61が穴15内に回転すると、センサ保持部材61の開放端部側によって前記可撓性部材が屈曲され、前記可撓性部材の一端部に取り付けられた指紋センサ62がセンサ保持部材61内で指押し付け面14にそって、センサ保持部材61の回転軸に平行な状態で移動する。これにより、指紋センサ62によって指押し付け面14に押し付けられた指の指紋がスキャンされて読み取られる。
【0034】
線状の指紋センサを用いることによってセンサ部を小型にすれば装置価格全体を低廉にする効果があることは容易に理解できると思われるが、線状の指紋センサを用いた場合に機械的走査を安価かつ確実に行なうことには困難を伴う。特に指紋センサ62に相当する線状の指紋センサを固定して、そこに指をこすりつけるようにするものは、こすりつけ動作が不確実であるため、安定的な画像を得ることが難しい。
【0035】
また指紋センサ62の動作を電動機構で行なう場合は、動作は確実になるものの、装置の機構が複雑になり、高額になる。また、スライド機構に指を載せて手の力でスライドさせるということも容易に考えられるが、指の置かれる状態が確実に一定ではないため正確な指紋読取は困難である。
これに対し、本第4の実施の形態によれば、指押し付け面14に対して指即ち指紋の位置が定まっており、またヒンジ12の確実な機械動作を指紋センサ62の移動に利用するため、安定した指紋入力を実現出来る。
【0036】
以上述べたように、本発明の実施の形態に係る指紋入力装置は、特に、筐体16と、筐体16に設けられた穴15と、穴15の周辺部に取り付けられたヒンジ12と、外面に指押し付け面14を有しヒンジ12に回転可能に取り付けられた指紋センサ11、51とを備え、指押し付け面14は筐体外面13と面一に構成されて成ることを特徴としている。
操作者は指10を指押し付け面14におき、そのまま押し込むことにより、スキャナによって構成された指紋センサ11、51はヒンジ12を中心に回転して穴15内部に押し込まれ、指紋センサ11、51は指紋を走査して読み取る。
【0037】
これにより、人間工学的な見地から、操作者が指10を指紋入力に適した位置に自然に置くことが可能になり又、操作者が指10を指押し付け面14上に押し付けて指紋を入力する際に、指10の先端部のみならず腹全体を指押し付け面14に密着させることが容易になるため、指紋の特徴点を十分に読み取ることが可能になる。
【0038】
また、本発明の実施の形態に係る指紋入力装置は、特に、センサ保持部材61の回転軸に並行に配設された線状の指紋センサ62と、センサ保持部材61が回転することに応答して指紋センサ62を指押し付け面14にそって移動させる動作伝達機構63とを備えているので、廉価な構成で、安定した指紋入力を実現することが可能になる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、指押し付け面に対する指の押しつけを安定に行うことが可能になる。
また、本発明によれば、小さな指紋センサが使用可能になり、廉価な構成で安定した指紋入力が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る指紋入力装置の使用状態を示す部分側面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る指紋入力装置の使用状態を示す正面図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係る指紋入力装置の斜視図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係る指紋入力装置の使用状態を示す部分側面図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態に係る指紋入力装置の使用状態を示す部分側面図である。
【図6】 本発明の第4の実施の形態に係る指紋入力装置の使用状態を示す部分側面図である。
【符号の説明】
4、53・・・検出スイッチ
10・・・指
11、51・・・指紋センサ
12・・・ヒンジ
13・・・パネル
14・・・指押し付け面
15・・・穴
16・・・筐体
52・・・光源
61・・・センサ保持部材
62・・・指紋センサ
63・・・動作伝達機構

Claims (7)

  1. 筐体と、前記筐体に設けられた穴と、前記穴の周辺部に取り付けられた支持部材と、前記筐体外面と面一に構成された指押し付け面を外面に有すると共に前記穴を覆うように前記支持部材に回転可能に取り付けられた指紋センサと、前記支持部材を回転中心として前記指紋センサが前記穴内部側へ回転したことを検出する回転検出手段とを備え、
    前記指紋センサは光を検出する光学的センサによって構成されると共に、前記指押し付け面に押し付けられた指に光を照射するための光源を前記穴内に配設して成り、
    前記指紋センサが前記穴内部側の所定位置へ回転したことを前記回転検出手段によって検出したときに前記光源を発光駆動し、前記指押し付け面に押し付けられた指に光を照射して、前記指紋センサは前記指押し付け面に押し付けられた指で反射した前記光源の光を検出することによって前記指の指紋を読み取ることを特徴とする指紋入力装置。
  2. 筐体に取り付けられた支持部材と、外面に指押し付け面を有し前記支持部材に回転可能に取り付けられたセンサ保持部材と、前記センサ保持部材の回転軸に対して並行に配設された線状の指紋センサと、前記センサ保持部材が回転することによって前記指紋センサを前記指押し付け面にそって移動させる動作伝達機構とを備え、前記指紋センサは前記指押し付け面にそって移動しながら前記指押し付け面に押し付けられた指の指紋を読み取ることを特徴とする指紋入力装置。
  3. 前記動作伝達機構は、その一端部が前記指紋センサに取り付けられると共に他端部が前記筐体に取り付けられた可撓性部材によって構成されて成り、前記可撓性部材は、前記センサ保持部材の回転に伴って前記センサ保持部材によって屈曲される部位が変化することにより、前記指紋センサを前記指押し付け面にそって移動させることを特徴とする請求項2記載の指紋入力装置。
  4. 前記センサ保持部材は、指を前記指押し付け面に押し付けることによって前記筐体の穴内に回転移動することを特徴とする請求項2又は3記載の指紋入力装置。
  5. 前記指紋センサを前記穴外方向に付勢する付勢部材を備え、前記指で前記指押し付け面を押し付けた際に前記付勢部材の付勢力に抗して前記センサ保持部材が回転して前記穴内に没入し得るように構成されて成ることを特徴とする請求項4記載の指紋入力装置。
  6. 前記センサ保持部材の指押し付け面は、前記筐体外面と面一に構成されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一に記載の指紋入力装置。
  7. 外面に指押し付け面を有し、筐体に取り付けられた支持部材に回転可能に取り付けられたセンサ保持部材と、前記センサ保持部材の回転軸に対して並行に配設され、前記センサ保持部材の回転に応じて前記指押し付け面にそって移動しながら前記指押し付け面に押し付けられた指の指紋を読み取る指紋センサとを備えて成ることを特徴とする指紋センサを保持する機構。
JP2001263488A 2001-08-31 2001-08-31 指紋入力装置 Expired - Fee Related JP3636117B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263488A JP3636117B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 指紋入力装置
CNB021419744A CN1201262C (zh) 2001-08-31 2002-08-29 指纹图像输入装置
TW091119772A TW583594B (en) 2001-08-31 2002-08-30 Fingerprint image inputting device
KR10-2002-0051785A KR100517004B1 (ko) 2001-08-31 2002-08-30 지문 이미지 입력 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263488A JP3636117B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 指紋入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003070769A JP2003070769A (ja) 2003-03-11
JP3636117B2 true JP3636117B2 (ja) 2005-04-06

Family

ID=19090235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001263488A Expired - Fee Related JP3636117B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 指紋入力装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP3636117B2 (ja)
KR (1) KR100517004B1 (ja)
CN (1) CN1201262C (ja)
TW (1) TW583594B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100644826B1 (ko) * 2004-12-10 2006-11-10 엘지전자 주식회사 열병합 발전 시스템
JP4752703B2 (ja) * 2006-09-27 2011-08-17 ソニー株式会社 生体認証装置及びこれを備えた電子機器
JP4877164B2 (ja) * 2007-04-27 2012-02-15 カシオ計算機株式会社 画像入力装置
JP6201844B2 (ja) * 2014-03-20 2017-09-27 富士通株式会社 ポインティングデバイスおよび情報処理装置
CN105989335B (zh) * 2015-02-13 2019-11-15 北京智谷睿拓技术服务有限公司 信息获取方法、信息获取装置以及用户设备
WO2017047092A1 (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 日本電気株式会社 指紋読取装置
EP3474223A4 (en) 2017-07-26 2019-12-04 Nec Corporation DEVICE FOR READING DIGITAL IMPRESSIONS AND METHOD FOR READING DIGITAL IMPRESSIONS
CN110889914A (zh) * 2019-11-05 2020-03-17 珠海格力电器股份有限公司 一种人体生物特征信息识别装置及智能门锁
US20220351481A1 (en) * 2021-04-29 2022-11-03 Carefusion 303, Inc. Self-adjusting biometric sensor

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58201178A (ja) * 1982-05-20 1983-11-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 指紋画像入力装置
US5546471A (en) * 1994-10-28 1996-08-13 The National Registry, Inc. Ergonomic fingerprint reader apparatus
US5825474A (en) * 1995-10-27 1998-10-20 Identix Corporation Heated optical platen cover for a fingerprint imaging system
KR100290955B1 (ko) * 1999-03-16 2001-05-15 정문술 접촉면의 가변이 가능한 접촉발광소자
JP3807222B2 (ja) * 2000-10-30 2006-08-09 カシオ計算機株式会社 画像データ読み取り装置
KR20020040413A (ko) * 2000-11-24 2002-05-30 장대훈 지문취득장치가 구비된 도어개폐장치

Also Published As

Publication number Publication date
KR20030019227A (ko) 2003-03-06
TW583594B (en) 2004-04-11
JP2003070769A (ja) 2003-03-11
CN1201262C (zh) 2005-05-11
KR100517004B1 (ko) 2005-09-27
CN1404003A (zh) 2003-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3636117B2 (ja) 指紋入力装置
JP3438801B2 (ja) 情報読取装置
KR101256237B1 (ko) 손가락 안내 장치
US8497840B2 (en) Computer peripheral for scanning
US5796088A (en) Hand held portable bar code dataform reader having a rotatable reader module portion
AU2018250375A1 (en) System and method for switching between hands-free and handheld modes of operation in an imaging reader
JP3876104B2 (ja) 同時マルチモード取り込みボタンを用いた画像取り込み方法及び装置
JP2008047464A (ja) ボタン装置
KR102146663B1 (ko) 다기능 스캐너 및 스캐닝 시스템
JPH117337A (ja) 表示装置
JP4200588B2 (ja) 2次元情報読取装置
JPH08263631A (ja) 指紋入力装置
JPH0365778A (ja) 画像入力装置
KR100525122B1 (ko) 지문인식장치 입력부의 보호 커버
JPH02232789A (ja) バーコードリーダ
JP4113344B2 (ja) 画像読み取り装置及びヒンジ
JP2009176030A (ja) 画像読み取り装置、情報処理装置およびプログラム
US20040228506A1 (en) Lid and housing apparatus and method or non-contact fingerprint imager
JP3519711B2 (ja) 情報読取装置
JP2003309708A (ja) 画像読取装置
JP2006079502A (ja) 指紋入力装置
JP2005275499A (ja) 情報読取装置
JP2007193502A (ja) 個人認証装置
JP2002170107A (ja) 電子機器における指紋照合装置
JP2004173163A (ja) 情報読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041014

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20041014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041014

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees