JP3635590B2 - 多層ディスク記録情報の再生方法及び再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の情報記録層を有するディスク(以下、多層ディスクと称する)を読み取る方法及び装置に関し、特に当該情報記録層の各々をディスクの一方の主面側から読み取りその記録情報を再生する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる多層ディスクにあっては、単一の記録層に情報が記録されるディスクと異なり、ある情報記録層から次の情報記録層へと読取点を移動し両記録層の記録情報を連続的に再生する動作が要求される。このような動作を実現するのに、読取点の移動前において予め必要十分な量の読取情報をメモリに蓄えておき、読取が中断してしまう読取点の移動中及び次の情報記録層の目標アドレスに読取点が位置づけされかつ読取準備が完了するまでの間に当該メモリから読み出した情報を再生することによって、次の情報記録層の読取に移る際に再生情報が途切れないようにすることが考えられる。
【0003】
これによれば、読取が中断している間継続して再生情報を読み出せるだけの記憶容量をメモリに必要とする。従って、その中断に費やす時間が長いほどメモリの記憶容量を大きくしなければならず、構成の簡素化,コストの削減等を考慮すれば、さらなる改善が望まれるところである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的は、簡単かつ安価な構成で読取点が新たな情報記録層へ移動する際にも再生情報の連続性を維持することのできる多層ディスク記録情報の再生方法及び再生装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、読取点が新たな情報記録層へ移動する際に読取の中断時間を短く済ませることのできる多層ディスク記録情報の再生方法及び再生装置を提供することである。本発明のさらに他の目的は、読取点が新たな情報記録層へ移動する際に使用されるメモリに必要な記憶容量を小さくすることのできる多層ディスク記録情報の再生方法及び再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による再生方法は、少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する方法であって、前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と前記他方の情報記録層の読取開始位置とのディスク半径方向における離間距離を位置情報として算出しこれを予め記憶する記憶工程と、前記一方の情報記録層の読取終了後において前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えるとともに前記位置情報に応じた偏倚量だけ前記読取光ビームをディスク半径方向に移動させる読取層切替工程とを有することを特徴としている。
本発明による他の再生方法は、少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する方法であって、前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と同じディスク半径距離を有する前記他方の情報記録層の位置を位置情報として検出しこれを予め記憶する記憶工程と、前記一方の情報記録層の読取終了後において、前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えるとともに前記位置情報が示す前記他方の情報記録層の位置と前記他方の情報記録層における読取開始位置との離間距離を求めこれに応じた偏倚量だけ前記読取光ビームをディスク半径方向に移動させる読取層切替工程とを有することを特徴としている。
【0006】
本発明による再生装置は、少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する装置であって、前記多層ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記多層ディスクにその半径方向に移動自在に読取光ビームを照射し前記多層ディスクからの戻り光を受光してその受光量及び/または受光状態に応じた読取信号を生成する読取手段と、前記読取信号に基づいて前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取が終了したことを検知する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記情報記録層のいずれか一方の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と前記他方の情報記録層の読取開始位置とのディスク半径方向における離間距離を算出する手段と、当該離間距離を位置情報として予め記憶する手段とを有し、前記一方の情報記録層の読取終了後において前記読取手段をして前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えせしめるとともに前記位置情報に応じた偏倚量だけ前記読取手段をして前記読取光ビームをディスク半径方向に移動せしめることを特徴としている。
本発明による他の再生装置は、少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する装置であって、前記多層ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記多層ディスクにその半径方向に移動自在に読取光ビームを照射し前記多層ディスクからの戻り光を受光してその受光量及び/または受光状態に応じた読取信号を生成する読取手段と、前記読取信号に基づいて前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取が終了したことを検知する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記情報記録層のいずれか一方の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と同じディスク半径距離を有する前記他方の情報記録層の位置を検出する手段と、当該位置を位置情報として予め記憶する手段とを有し、前記一方の情報記録層の読取終了後において前記読取手段をして前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えせしめるとともに前記位置情報が示す前記情報記録層の位置と前記他方の情報記録層における読取開始位置との離間距離を求めこれに応じた偏倚量だけ前記読取手段をして前記読取光ビームをディスク半径方向に移動せしめることを特徴としている。
【0007】
【実施例】
先ず本発明に適用される多層ディスクの記録形態は、基本的に図1のように模式的に表すことができる。
図1において、矢印aの如き方向で読取光ビームが照射されるとき、第1情報記録層が第2情報記録層の下層に配される。各記録層は、例えば渦巻状に信号が記録され、第1情報記録層の読取方向が内周から外周に定められ、第2情報記録層の読取方向が外周から内周に定められる。より詳しくは、第1情報記録層の最外周の記録部の終端の読取に次いで第2情報記録層の最外周の記録部の始端の読取が継続するよう情報が記録される。換言すれば、第1情報記録層の終端が第2情報記録層の始端とディスク半径距離を等しくすることを記録工程の前提としている。またさらに他の情報記録層が第2情報記録層の上層に配されている場合は、奇数番目の情報記録層が第1情報記録層と同様の渦巻方向で、偶数番目の情報記録層が第2情報記録層と同様の渦巻方向で読取方向が定められる。そしてやはり情報記録層間において読取が継続するよう各情報記録層の端部どうしが位置合わせされるのである。
【0008】
図1は渦巻状に記録された多層ディスクの記録形態を示しているが、これとは別のタイプの多層ディスクにも本発明は適用可能である。すなわち、同心円状や、同心円状と渦巻状とが混合したような形で信号が記録されるものであっても良い。但し、奇数番目の情報記録層の読取方向が内周から外周に定められ、偶数番目の情報記録層の読取方向が外周から内周に定められる形態のように、情報記録層間において読取が継続するよう各情報記録層の端部どうしが位置合わせされていることを前提としている。また、奇数番目及び偶数番目の情報記録層が内周から外周へ向かう読取方向なのか外周から内周へ向かう読取方向なのかに限らず本発明は適用可能であるし、情報記録層単位の読取順も、下層から上層へ移行することにも限定されず、上層から下層へ移行するものでも良いし、また、必ずしも隣接する情報記録層へ移行しなくとも1つもしくは幾つかの情報記録層を飛び越えて任意に偶数番目の情報記録層から奇数番目の情報記録層へもしくは奇数番目の情報記録層から偶数番目の情報記録層へと移行するものであっても本発明は適用可能である。
【0009】
図2は、本発明による光ディスク記録情報再生装置の基本構成を示している。図2において、上述の如き記録形態をもって第1及び第2の情報記録層(面)を有する多層ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転駆動されつつ、図示せぬキャリッジに搭載されキャリッジモータによりディスク半径方向に移動自在に設けられたピックアップ3からの読取光ビームが所定の主面側から照射される。読取光ビームは、多層ディスク1で反射しピックアップ3に戻り、ピックアップ3は、その戻り光を受光して光電変換し、光電変換された信号を読取信号としてRFアンプ4に供給する。RFアンプ4は、読取信号を高周波増幅して信号復調回路5に供給する。信号復調回路5は、供給された読取信号から音声や画像等に関するディジタルの主情報信号に復調する機能(例えば8/15変調符号の復調処理及び誤り訂正処理)の他に、読取信号に付加されているアドレス信号や同期信号等の制御情報信号すなわちコントロールデータを復元するデコード機能を有する。信号復調回路5によって復調された主情報信号は、バッファメモリ6に供給され一旦書き込まれた後に、順次読み出されオーディオビデオデコーダ7に転送される。デコーダ7は、バッファメモリ6から読み出された信号の復号(例えばMPEG復号)を行い、オーディオ及びビデオデータとして図示せぬ音声及び画像再生系に転送する。なお主情報信号としては、音声や画像に限らず、コンピュータデータであっても良いし、これらの混合の信号が適用されても良いことは勿論である。
【0010】
ピックアップ3からの読取信号はまた、エラー生成回路8に供給される。エラー生成回路8は、読取信号の各成分に基づいて、トラッキングエラー信号,フォーカスエラー信号,及びキャリッジエラー信号を生成し、これらをピックアップ制御回路9に供給する。ピックアップ制御回路9は、トラッキングエラー信号に応じて、ピックアップ3が形成する読取光ビームのディスク1への照射位置(読取点)がディスク1の記録トラックに一致するよう制御するための駆動信号を生成し、これをピックアップ3に供給する。ピックアップ3はこの駆動信号に応じて読取点のディスク半径方向における偏倚をなす内蔵のトラッキングアクチュエータを駆動する。ピックアップ制御回路9はまた、フォーカスエラー信号に応じて、読取対象とするディスク1の記録面に読取点をほぼ一致させるるよう制御するための駆動信号を生成し、これをピックアップ3に供給する。ピックアップ3はこの駆動信号に応じて内蔵するフォーカスアクチュエータを駆動する。さらにピックアップ制御回路9は、キャリッジエラー信号に応じて、トラッキングアクチュエータの偏倚量がゼロとなるよう制御するための駆動信号を生成し、これをキャリッジモータに供給する。キャリッジモータはこの駆動信号に応じ、キャリッジをしてピックアップ3全体をディスク半径方向に駆動する。ピックアップ3(またはキャリッジモータ),エラー生成回路8及びピックアップ制御回路9のループは、通常再生時のトラッキングサーボループ,フォーカスサーボループ,キャリッジサーボループを形成する。
【0011】
RFアンプ4により増幅された読取信号は、スピンドルエラー生成回路10にも供給され、ここで、読取信号に含まれる同期信号に基づいて得られるディスク1の実際の回転速度と所定の回転速度との誤差に応じたスピンドルエラー信号が生成され、スピンドル制御回路11に供給される。スピンドル制御回路11は、供給されたスピンドルエラー信号に基づき、ディスク1を所定回転速度にて回転するための駆動信号をスピンドルモータ2に供給する。ピックアップ3,RFアンプ4,スピンドルエラー生成回路10,スピンドル制御回路11及びスピンドルモータ2のループは、通常再生時のスピンドルサーボループを形成する。
【0012】
こうした各部の制御を全体的に司る手段として、システム制御回路12が設けられている。システム制御回路12は、表示器13及び操作釦群14を従え、装置の動作状態等を表示したり、ユーザによる操作釦群14の押圧により指定された種々の動作モードに応じて信号復調回路5やバッファメモリ6,ピックアップ制御回路9,スピンドル制御回路11,デコーダ7に、対応する制御信号を供給する。より詳しくは、システム制御回路12は、信号復調回路5から読取信号に含まれているコントロールデータを受けその内容によってさらに詳細な制御パラメータを決定したり、信号復調のためのタイミング信号等を信号復調回路5に供給したりする。また、システム制御回路12は、バッファメモリ6の書込及び読出制御を行うとともに、ピックアップ制御回路9を含む各サーボループ及びスピンドル制御回路11を含むサーボループの開閉や、トラッキングアクチュエータ,フォーカスアクチュエータ,キャリッジモータ及びスピンドルモータ2に対する割り込み的ないしは強制的な駆動制御も行う。さらにシステム制御回路12は、主情報信号の内容やデコーダ7の動作状態、ユーザの操作などに応じてデコーダ7の制御も行う。
【0013】
次に、この光ディスク記録情報再生装置における特徴的動作を説明する。
図3は、システム制御回路12が実行する初期のフォーカス制御の処理を示しており、システム制御回路12は、図示せぬメインルーチンの実行中に新たなディスクの装着が行われたことを検知したり、或いは最初からフォーカス制御動作を行う必要が生じたことを判断すると、フォーカス起動指令を発してこの初期フォーカス制御のサブルーチンを呼び出す。
【0014】
最初にシステム制御回路12は、フォーカスロックのための指令を発し、読取点を第1情報記録層に合わせるべくピックアップ制御回路9に制御信号を供給する(ステップS11)。ステップS11によりフォーカスサーボが起動されフォーカスロックが完了すると、第1情報記録層の最終アドレスをサーチする(ステップS12)。ステップS12の処理開始時にピックアップ3がディスク1の最内周側にあるホームポジションに位置されており、第1情報記録層の読取方向がディスクの内周から外周へ向かう方向である場合は、フォーカスサーボの下でシステム制御回路12がピックアップ制御回路9を介しピックアップ3を外周方向に移動させかつ第1情報記録層の情報が記録されている所の終端を検出し、終端が検出された時点でピックアップ3の移動を停止させる。かかる終端検出はアドレスに基づくことが好ましく、第1情報記録層のリードインエリアに記録された当該層の最終アドレスを最初のフォーカスロック時に読み取ってシステム制御回路12内のRAMに記憶しておき、信号復調回路5からのコントロールデータに含まれるアドレスデータが、その記憶した最終アドレスと一致するか否かを検知することにより終端検出が行われることが望ましい。
【0015】
ステップS12により第1情報記録層における最終アドレスのサーチが完了すると、最終アドレスの位置を走査するよう読取点を保持したまま第2情報記録層へフォーカスジャンプする(ステップS13)。この処理においては、ステップS12において最終アドレスが検知されると、直ちにその最終アドレスが記録されている位置に読取点を保持するようピックアップ制御回路9を使ってトラッキング及びキャリッジの制御を行う、という連携動作が行われる。また、フォーカスジャンプは、それまでの第1情報記録層に対するフォーカスサーボを断とし、ピックアップ3のフォーカスアクチュエータにより読取点を形成する対物レンズをその光軸方向に駆動制御して当該読取点を第1情報記録層から第2情報記録層に到達せしめることにより行われる。読取点が第2情報記録層に到達したことは、例えばフォーカスエラー信号レベルを監視してそのエラー信号レベルが所定の変化を呈したことにより判別し、最終的に後述のステップS15で読み取られるアドレスにより確認することができる。
【0016】
ステップS13によりフォーカスジャンプが行われた後、システム制御回路12は、ステップS11と同様に、フォーカスロックのための指令を発し、読取点を今度は第2情報記録層に合わせるべくピックアップ制御回路9に制御信号を供給する(ステップS14)。ステップS14によりフォーカスロックが完了すると、第2情報記録層において読取点が走査している位置のアドレスを読み取る(ステップS15)。次いでシステム制御回路12は、ステップS15で読み取ったアドレスと目標アドレスとの差を記憶する(ステップS16)。
【0017】
目標アドレスはこの場合、第2情報記録層において情報が記録されている始端を指し(すなわち先頭アドレスと言い換えられる)、ディスクに記録される一連のアドレスが第1及び第2情報記録層に亘り連続した値を有するものであれば、第1情報記録層の最終アドレスの値の次の値を示すこととなる。従って、第1情報記録層の最終アドレスが図4に示されるようにNであれば、目標アドレスはN+1であり、第2情報記録層の始端に対応する。またステップS15で読み取られた第2情報記録層のアドレスは、第1情報記録層の最終アドレスNの位置とディスク中心からの距離(ディスク半径距離)が同等である位置に記録されており、図3に示されるように例えばN+3001であるとする。そうすると、ステップS16で求められる両アドレスの差は、(N+3001)−(N+1)=3000であり、これが第1情報記録層の最終アドレスNの位置から第2情報記録層の先頭アドレスN+1の位置までのディスク半径方向における距離、つまりは第1情報記録層終端に対する第2情報記録層始端の偏倚量に相当する。また、かかる偏倚量は、システム制御回路12内のRAMに記憶してある第1情報記録層の最終アドレスNを用い、(N+3001)−(N)−1=3000としても求められる。
【0018】
なお、一般の多層ディスクにおいて、第i情報記録層から第i+1情報記録層へ連続再生するように記録されている場合には、第i情報記録層の最終アドレスと第i+1情報記録層の先頭アドレスが連続であれば少なくとも一方のアドレスを、不連続であれば両方のアドレスを、最初のフォーカスロック時にRAMに記憶しておけば良い。
【0019】
図4に示した如く、第2情報記録層の始端が第1情報記録層の終端からずれていることの要因は種々考えられる。基本的には、本項の冒頭でも述べたように、多層記録ディスクにおいて各情報記録層の端部どうしは互いに読取が継続するよう位置合わせされている。もしも第2情報記録層の終端が第1情報記録層の始端と全く同一のディスク半径距離で一致していれば、フォーカスジャンプだけで第2情報記録層の始端から直ちに読取を再開させられる筈である。ところが実際は、1つの情報記録層毎のディスク製造工程において偏心誤差やトラックピッチ誤差が発生したり、多層ディスクを製造する際における情報記録層の貼り合わせの位置の誤差が生じたりする。これらの誤差等が原因となり、各情報記録層の端部どうしがずれて記録されてしまうのである。実例を挙げると、第1情報記録層終端に対し0.5mmもの偏倚量をもって第2情報記録層始端が位置する可能性があることが判明している。このとき、トラックピッチが0.74μmであり、アドレスがトラックに沿って約4.8mm間隔で挿入されているとすると、ディスクの半径116mmの付近では、0.5mmの偏倚によってアドレスが約51000ほどずれていることになる。
【0020】
ステップS16の後はメインルーチンに移行する。
図3のフォーカス制御が行われた後は、情報記録層間に亘る良好な連続再生が可能となる。図5のフローチャートは、システム制御回路12が実行する連続再生制御の処理手順を示しており、連続再生モードが指定されている場合第1情報記録層の情報再生中にこのルーチンに移行する。
【0021】
すなわち、システム制御回路12は先ず、第1情報記録層の読取が終了したか否かを判別し(ステップS21)、終了していなければこの判別処理を繰り返し、第1情報記録層の情報再生が継続する。ステップS21において第1情報記録層の読取が終了したことを判別すると、システム制御回路12は、第2情報記録層へのフォーカスジャンプとともに、先のステップS16において記憶された第2情報記録層の始端偏倚量(アドレス値)に応じて読取点をディスク半径方向に移動する(ステップS22)。故に先の例に従えば、かかる偏倚量は3000であるから図4において点線で描かれた矢印のイメージの如く、フォーカスジャンプによる光軸方向の移動及び第2情報記録層の始端偏倚量分のディスク半径方向の移動の同時動作が行われる。これにより、読取点はアドレスNの記録位置からアドレスN+1の記録位置への素早い到達動作をなすことができる。
【0022】
ステップS22の後、システム制御回路12は、先のステップS14と同様に、フォーカスロックのための指令を発し、読取点を第2情報記録層に合わせるべくピックアップ制御回路9に制御信号を供給する(ステップS23)。ステップS23によりフォーカスロックが完了すると、目標アドレスをサーチして(ステップS24)、第2情報記録層の読取を開始する(ステップS25)。
【0023】
図5のフローにおいては、ステップS22によって既に読取点が第2情報記録層の先頭アドレスの記録位置近傍に位置付けされ、サーチ目標近くでフォーカスロックが完了する(ステップS23)ので、ステップS24での当該先頭アドレスのサーチは、極めて短い時間で済むこととなる。これに対し、第1情報記録層の読取が終了した後に、第2情報記録層へのフォーカスジャンプのみを行ってステップS23以降の処理を行うようにした場合は、図4の例ではステップS24においてアドレスN+3001の記録位置近傍からアドレスN+1をサーチしなければならず、サーチに必要な読取点の移動距離が長くなり、多大な時間を費やすこととなる。このように、図5のフローでは、サーチ前のフォーカスジャンプの際に第2情報記録層の始端偏倚量だけ読取点を移動させることにより、第2情報記録層の始端へのサーチ時間を短くしており、結果的に第1情報記録層の読取終了から第2情報記録層の読取開始までの所要時間(読取の中断時間)を短縮化することを実現している。
【0024】
かかる読取中断時間の短縮化がもたらす効果は、図6を使って説明することができる。
図6は、バッファメモリ6のデータ占有量(読み出されていない書込データの量)を縦軸にとり、経過時間を横軸にとったグラフであり、バッファメモリ6の書込及び読出態様が表されている。
【0025】
バッファメモリ6は、システム制御回路12による制御の下で、信号復調回路5からの主情報信号を所定レートfw にて書き込むとともに、書き込んだ主情報信号を所定レートfr にて順次読み出してデコーダ7へ転送するようにしている。バッファメモリ6としては、書き込んだ順にデータを読み出すいわゆるFIFO型のメモリが好適である。ここでfw >fr であり、バッファメモリ6には、書込と読出とを並行して行うと単位時間当たり読み出し量よりも多くの書き込み量が生じ、データ占有量がバッファメモリ6の記憶容量(最大記憶可能データ量)に近づいていくこととなる。
【0026】
バッファメモリ6のデータ占有量がバッファメモリ6の記憶容量もしくはそれよりも若干少ない量に対応する所定値に達すると、システム制御回路6はピックアップ3をポーズ状態にしかつバッファメモリ6の書込を停止する。かかるポーズには、ポーズ直前に読み取っていた記録位置を繰り返し走査するよう読取点を保持するピックアップ制御回路9を通じたトラッキング制御だけでなく、スピンドル制御回路11を通じてポーズ直前に読み取っていた記録位置に対応するディスク回転速度を維持するような動作を伴う。ポーズの間、バッファメモリ6は、書込を停止した一方で読出を継続するので、データ占有量は読出レートfr をもって減り続ける。そしてデータ占有量が所定量を下回ると、システム制御回路6は、ポーズを解除してピックアップ3を読取状態にしかつバッファメモリ6の書込を再開する。これにより、ポーズ直前に読み取っていた記録位置以降が順次走査され、その走査位置に対応する回転速度にディスク1が制御される。かくして、1つの情報記録層の読取が終了するまでは、バッファメモリ6の連続した読出が行われる一方、ポーズ状態と読取状態とがピックアップ3及びスピンドルモータ2において交互に繰り返され、またこれと同期して、バッファメモリ6において書込停止と書込とが交互に繰り返されることとなる。
【0027】
第1情報記録層の全ての読取が終了した後は、先のステップS22ないしS24で説明したような読取点のフォーカスジャンプを含む移動から第2情報記録層の読取準備が完了するまでの動作が行われる。この動作の期間、ピックアップ3は読取を中断し、バッファメモリ6は書込を行わず読出のみを行うので、データ占有量は読出レートfr をもって減り続ける。バッファメモリ6は、この移動・準備期間の時間が長すぎると読み出す対象の記憶データがなくなり、従ってデータ占有量がゼロとなってそれ以降につながるデータを再生情報として連続して出力できなくなってしまう。それ故にバッファメモリ6には、移動・準備期間に読み出される全データ量以上のメモリ容量が要求される。
【0028】
そこでこの移動・準備期間に掛かる時間を短くするために、先述したステップS22ではサーチ前のフォーカスジャンプの際に第2情報記録層の始端偏倚量だけ読取点を移動させている。これにより、読取点が第2情報記録層へ移動する際の読取中断時間を短くし、バッファメモリ6に要求されるメモリ容量を小さくしているのである。そしてこうした移動・準備時間の短縮及びメモリ容量の削減は、構成の簡素化のみならずコストの低減に寄与することとなる。
【0029】
移動・準備期間の後は、再び読取モードがピックアップ3に指定され、バッファメモリ6に書込モードが指定される。そうしてデータ占有量が第2情報記録層の情報再生において最初にバッファメモリ6の記憶容量近傍の所定値に達すると、再び上述と同様のポーズと読取、書込停止と書込の繰り返し動作が行われる。図3及び図5のフローでは、初期フォーカス制御にて実行されるステップS16において読取アドレスと目標アドレスとの差を求めてこれを記憶し、連続再生制御にて実行されるステップS22においてフォーカスジャンプの際にその記憶した差(第2情報記録層の始端偏倚量)の値に応じて読取点をディスク半径方向に移動しているが、この態様に限定されない。他の態様としては、図7及び図8のフローが挙げられる。
【0030】
図7においては、ステップS15において読み取られた第1情報記録層の終端に対応する第2情報記録層のアドレスを記憶するようにしている(ステップS16A)。また、図8においては、第1情報記録層の読取が終了すると、第2情報記録層へのフォーカスジャンプに伴い、ステップS16Aで記憶しておいた第1情報記録層の終端に対応する第2情報記録層のアドレスを読み出し、このアドレスと目標アドレスとの差を求めるようにしている(ステップS22A)。要するに、図3及び図5の如く初期フォーカス制御において第2情報記録層の始端偏倚量を求めず、その代わり第1情報記録層の終端位置に対応する第2情報記録層のアドレスを記憶しておき、連続再生制御においてその記憶したアドレスから第2情報記録層の始端偏倚量を求めているのである。このように、初期フォーカス制御で記憶した第1情報記録層の終端位置に対応する第2情報記録層のアドレスから連続再生制御において第2情報記録層の始端偏倚量を求めても、図3及び図5の制御と等価な作用効果を得ることができる。但し、図8のステップS22Aの処理には、2つのアドレスの差を求める演算が伴うので、記憶した偏倚量を読み出すだけの図5のステップS22の処理に比べ、読取点の移動を素早くなさんとする観点からは多少不利となる可能性もある。
【0031】
かくして、図3及び図5と図7及び図8とは、制御の仕方が若干異なるものの、サーチ前のフォーカスジャンプの際に第2情報記録層の始端偏倚量だけ読取点を移動させる点では一致しており、この点は本発明の主要な要件の1つを形成するものである。
要するに、サーチ前のフォーカスジャンプの際に第2情報記録層の始端偏倚量だけ読取点を移動させるに当たっては、第1情報記録層の読取終了前において、予め第2情報記録層における読取を開始する際の読取開始位置に関する位置情報を記憶しておけば良いのである。この読取開始位置に関する位置情報が、上述ではステップS16における第2情報記録層の偏倚量であり、ステップS16Aにおける第1情報記録層の終端位置に対応する第2情報記録層のアドレスであるが、どちらも第2情報記録層における読取を開始する際の読取開始位置を導くためのものであり、当該位置情報としてはこの他にも種々考えられる。例えば、第2情報記録層の始端位置をディスク上における絶対的な位置情報として把握しておけば、第1情報記録層の終端の読取が終わった時点でその時点のディスク上における絶対的な位置情報からどの程度第2情報記録層の始端位置へ向けて読取点を移動させれば良いかは容易に導くことができるのである。
【0032】
なお、これまでの説明では、ディスクの記録位置を指し示すものとしてディスクの読取信号から得られるアドレスデータが適用された例を挙げたが、基本的には、このアドレスデータに代わる他の情報によってディスクの記録位置を指し示すようにしても良い。また、実施例では目標アドレスとして第2情報記録層の先頭アドレスを採用したが、必ずしも先頭アドレスを目標アドレスに採用する必要もない。情報の再生に支障を来さなければ先頭アドレス近傍の途中のアドレス(例えば図4で言えばアドレスN+2001)を目標アドレスに採用しても良いし、意図的に先頭アドレスから遙かに隔たるアドレスを目標アドレスに採用しても良いことは勿論である。これに加え、実施例では第1情報記録層の読取終了位置として第1情報記録層の記録終端を採用したが、これにも限定されない。やはり情報の再生に支障を来さなければ当該記録終端近傍の途中のアドレス(例えば図4で言えばアドレスN−1000)を読取終了位置に採用しても良いし、意図的に最終アドレスから遙かに隔たるアドレスを読取終了位置に採用しても良いのである。
【0033】
また、記録媒体として光学式ディスクのみを挙げたが、本発明は、これに限定されるものではなく、光学式及び磁気式混合のディスクであっても、それが一主面側から照射した読取光ビームにより記録情報が読み取られる多層ディスクであれば基本的に適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、読取点が新たな情報記録層へ移動する際に読取の中断時間を短くすることができ、その際に使用されるメモリに必要な記憶容量を小さくすることができる。これにより、簡単かつ安価な構成で再生情報の連続性が維持されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される多層ディスクの記録形態を示す模式図。
【図2】本発明による光ディスク記録情報再生装置の基本構成を示すブロック図。
【図3】図1の装置において実行される初期フォーカス制御の処理手順を示すフローチャート。
【図4】図1の装置におけるフォーカスジャンプ時の読取点の動きを示す模式図。
【図5】図1の装置において実行される連続再生制御の処理手順を示すフローチャート。
【図6】図1の装置における読取動作とバッファメモリの状態との関係を示すグラフ。
【図7】初期フォーカス制御の処理手順の改変例を示すフローチャート。
【図8】連続再生制御の処理手順の改変例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 多層ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 RFアンプ
5 信号復調回路
6 バッファメモリ
7 デコーダ
8 エラー生成回路
9 ピックアップ制御回路
10 スピンドルエラー生成回路
11 スピンドル制御回路11
12 システム制御回路
13 表示器
14 操作釦
Claims (8)
- 少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する方法であって、
前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と前記他方の情報記録層の読取開始位置とのディスク半径方向における離間距離を位置情報として算出しこれを予め記憶する記憶工程と、
前記一方の情報記録層の読取終了後において前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えるとともに前記位置情報に応じた偏倚量だけ前記読取光ビームをディスク半径方向に移動させる読取層切替工程とを有することを特徴とする多層ディスク記録情報の再生方法。 - 少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する方法であって、
前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と同じディスク半径距離を有する前記他方の情報記録層の位置を位置情報として検出しこれを予め記憶する記憶工程と、
前記一方の情報記録層の読取終了後において、前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えるとともに前記位置情報が示す前記他方の情報記録層の位置と前記他方の情報記録層における読取開始位置との離間距離を求めこれに応じた偏倚量だけ前記読取光ビームをディスク半径方向に移動させる読取層切替工程とを有することを特徴とする多層ディスク記録情報の再生方法。 - 前記読取層切替工程の後において、前記他方の情報記録層の読取開始位置のサーチを行う工程をさらに有することを特徴とする請求項1または2記載の多層ディスク記録情報の再生方法。
- 前記読取終了位置及び前記読取開始位置は、前記多層ディスクに記録されたアドレスにより示されることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1つに記載の多層ディスク記録情報の再生方法。
- 少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する装置であって、
前記多層ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記多層ディスクにその半径方向に移動自在に読取光ビームを照射し前記多層ディスクからの戻り光を受光してその受光量及び/または受光状態に応じた読取信号を生成する読取手段と、
前記読取信号に基づいて前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取が終了したことを検知する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記情報記録層のいずれか一方の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と前記他方の情報記録層の読取開始位置とのディスク半径方向における離間距離を算出する手段と、当該離間距離を位置情報として予め記憶する手段とを有し、前記一方の情報記録層の読取終了後において前記読取手段をして前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えせしめるとともに前記位置情報に応じた偏倚量だけ前記読取手段をして前記読取光ビームをディスク半径方向に移動せしめることを特徴とする多層ディスク記録情報の再生装置。 - 少なくとも2つの情報記録層を有する多層ディスクにその一方の主面側から読取光ビームを照射して前記情報記録層の各々に記録された情報を読み取り再生する装置であって、
前記多層ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記多層ディスクにその半径方向に移動自在に読取光ビームを照射し前記多層ディスクからの戻り光を受光してその受光量及び/または受光状態に応じた読取信号を生成する読取手段と、
前記読取信号に基づいて前記情報記録層のいずれか一方に記録された情報の読取が終了 したことを検知する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記情報記録層のいずれか一方の読取終了前において、前記一方の情報記録層の読取終了位置と同じディスク半径距離を有する前記他方の情報記録層の位置を検出する手段と、当該位置を位置情報として予め記憶する手段とを有し、前記一方の情報記録層の読取終了後において前記読取手段をして前記読取光ビームの読取対象を前記他方の情報記録層に切り換えせしめるとともに前記位置情報が示す前記情報記録層の位置と前記他方の情報記録層における読取開始位置との離間距離を求めこれに応じた偏倚量だけ前記読取手段をして前記読取光ビームをディスク半径方向に移動せしめることを特徴とする多層ディスク記録情報の再生装置。 - 前記制御手段は、前記読取光ビームの移動後において、前記他方の情報記録層の読取開始位置のサーチ指令を発することを特徴とする請求項5または6記載の多層ディスク記録情報の再生装置。
- 前記読取終了位置及び前記読取開始位置は、前記多層ディスクに記録されたアドレスにより示されることを特徴とする請求項5ないし7のうちいずれか1つに記載の多層ディスク記録情報の再生装置。
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