JP3622747B2 - 節電率測定装置及び節電率測定システム - Google Patents

節電率測定装置及び節電率測定システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電装置あるいはそのシステムに適用される、節電率測定装及び節電率測定システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現代の生活では、電気は今や必要不可欠のものとなっているが、電気はタダで生み出されるものではなく、コストがかかっており、そのため、コスト削減の観点から消費電力量の削減が叫ばれている。また、発電は、主として化石燃料を消費することで行なわれており、炭酸ガスの発生による地球温暖化という問題にも直面していることから、この点でも、消費電力量の削減が問題となっている。このため消費電力量の削減を中心とした省エネ対策が脚光を浴びている。その消費電力量の削減方法として注目されているのが、特許文献1に記載されているような、電気機器に対して、強制的に電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電方法である。
【0003】
これは、例えば、冷房用のエアコンや暖房用のヒータ等の電気機器では、使用中に、一時的に電源をOFFしても、冷房や暖房の効果にはあまり大きな影響は与えないことから、節電を行なわない場合には、連続通電されるはずのところを、例えば、7分ONして3分OFFすることを繰り返すことにより、消費電力量の削減を行なうものである。消費電力量の削減の効果の指標として用いられる節電率は、一般に、電源が強制的に遮断された時間と、実際の通電時間を含めた通電されるはずであった時間との比で表される。ここで、通電されるはずであった時間は、実際の通電時間と電源が強制的に遮断された時間との和で求められる。例えば、上記例の状態が30分間継続された場合、30分間に、3分間の電源OFFが3回行なわれているから、電源OFF時間は合計9分であり、また、7分間の通電が3回行なわれているから、通電時間は21分であるので、節電率は、9/(21+9)で求められ、30%となる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−332099号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際の冷房用のエアコンや暖房用のヒータ等の電気機器は、部屋の温度を、サーモスタットや熱電対等のセンサで検知することにより、電気機器が自動的にその運転の動作/停止を制御する自己制御機能を備えている。従って、強制的に電力供給を一時遮断したとしても、そのときが、電気機器の自己制御機能により、その運転を停止している期間であった場合には、強制的に電力供給を一時遮断しなくても、電力は消費されなかったはずであるので、その一時遮断時間は、節電したことにはならないことになる。この意味で、上記の例の電気機器が自己制御機能を備えている場合には、上記で求めた節電率は、名目的節電率ということができる。
そこで、この発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電方法に適用される、精度の高い節電率測定方法及びその装置並びにそのシステムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、自己制御機能を備えた電気機器に対して電力供給を周期的に一時遮断状態とする節電装置の動きを詳細に検討したところ、強制的に電力供給を一時遮断したときが、電気機器の自己制御機能によりその運転を停止している期間であった場合には、ほとんどの場合、電気機器への電力供給の一時遮断状態の開始時点が、電気機器の運転停止の状態の開始時点に一致していないことがわかった。そこで、電気機器への電力供給の一時遮断状態の開始時点が、電気機器の停止の状態の開始時点と一致する場合についてのみ、この電力供給の一時遮断状態の時間を、上記の節電装置を用いてなされた実際の節電時間である実効節電時間とすることに、ほとんど問題はないことがわかった。この発明は、この点に注目してなされたものである。
【0009】
本発明の節電率測定装置は、運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電装置またはシステムに適用される節電率測定装置であって、前記電気機器への電力供給状態を監視する電力供給状態監視手段と、前記電気機器の運転状態を監視する運転状態監視手段と、前記電力供給状態監視手段が示す、前記一時遮断状態の開始時点が、前記運転状態監視手段が示す、前記電気機器の前記停止の状態の開始時点に一致する場合に、前記一時遮断状態の時間を実効節電時間とする実効節電時間検出手段と、前記運転状態監視手段が示す前記電気機器の動作時間を集積した積算動作時間及び、前記実効節電時間検出手段が示す前記実効節電時間を集積した積算実効節電時間から、実効節電率を求める実効節電率演算手段とでなることを特徴としている。
【0010】
また、本発明の節電率測定システムは、運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電装置またはシステムに適用され、データ収集装置と演算装置とでなる。
そして、前記データ収集装置は、前記電気機器への電力供給状態を監視するとともに、この電力供給状態のデータを前記演算装置へ送信する電力供給状態送信手段と、前記電気機器の運転状態を監視するとともに、この運転状態のデータを前記演算装置へ送信する運転状態送信手段とを備える。
また、前記演算装置は、前記電力供給状態送信手段から送信された前記電力供給状態のデータを受信して記憶する電力供給状態受信手段と、前記運転状態送信手段から送信された前記運転状態のデータを受信して記憶する運転状態受信手段と、前記電力供給状態受信手段の記憶する前記電力供給状態のデータが示す、前記一時遮断状態の開始時点が、前記運転状態受信手段の記憶する前記運転状態のデータが示す、前記電気機器の前記停止の状態の開始時点に一致する場合に、前記一時遮断状態の時間を実効節電時間とする実効節電時間検出手段と、前記運転状態受信手段の記憶する前記運転状態のデータが示す前記電気機器の動作時間を集積した積算動作時間及び、前記実効節電時間検出手段が示す前記実効節電時間を集積した積算実効節電時間から、実効節電率を求める実効節電率演算手段とを備える。この節電率測定システムは上記の特徴を有している。
【0011】
また、本発明の節電率測定システムとして、次のような構成も出来る。即ち、運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電装置に適用される、データ収集装置と演算装置とでなる。
そして、前記データ収集装置は、前記電気機器への前記電力供給状態を監視するとともに、この電力供給状態のデータを記憶する電力供給状態記憶手段と、前記電気機器の運転状態を監視するとともに、この運転状態のデータを記憶する運転状態記憶手段と、前記電力供給状態記憶手段から前記電力供給状態のデータを、また、前記運転状態記憶手段から前記運転状態のデータを読み出して、リムーバブル記録媒体に記録する記録手段とを備える。
また、前記演算装置は、前記リムーバブル記録媒体から前記電力供給状態のデータ及び前記運転状態のデータを読み出す再生手段と、前記再生手段の読み出した前記電力供給状態のデータを記憶する電力供給状態再記憶手段と、前記再生手段の読み出した前記運転状態のデータを記憶する運転状態再記憶手段と、前記電力供給状態再記憶手段の記憶する前記電力供給状態のデータが示す、前記一時遮断状態の開始時点が、前記運転状態再記憶手段の記憶する前記運転状態のデータが示す、前記電気機器の前記停止の状態の開始時点に一致する場合に、前記一時遮断状態の時間を実効節電時間とする実効節電時間検出手段と、前記運転状態再記憶手段の記憶する前記運転状態のデータが示す前記電気機器の動作時間を集積した積算動作時間及び、前記実効節電時間検出手段が示す前記実効節電時間を集積した積算実効節電時間から、実効節電率を求める実効節電率演算手段とを備える。
【0012】
上記の節電率測定装置または節電率測定システムにおいて、予め定めた単位測定期間毎に、その期間内の前記積算動作時間と積算実効節電時間とから、前記実効節電率演算手段を用いて、前記電気機器における前記単位測定期間毎の、前記実効節電率を求めるとともに、この実効節電率と前記電気機器の負荷容量とから、前記電気機器における前記単位測定期間毎の、節電量、節減電気代、或いは節減炭酸ガス量の少なくとも一つを求める関連事項演算手段を、前記節電率測定装置、または、前記演算装置に備えるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例につき、図面に従って詳しく説明する。本発明は、運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、強制的に電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう装置またはシステムに適用される節電率測定に関するものである。ここで、上記の自己制御機能を備えた電気機器には、自己制御機能を実現する部分も含めて電気機器全体に供給する電力を周期的に一時遮断状態とする場合と、自己制御機能を実現する部分を除いた電気機器の部分に供給する電力を、周期的に一時遮断状態とする場合とがある。ここでは、これらの双方について説明する。
【0014】
まず、自己制御機能を実現する部分も含めて電気機器全体に供給する電力を周期的に一時遮断状態とする節電制御装置を用いた場合の、節電率測定装置に関する第1実施例について説明する。図1はこの第1実施例の節電率測定装置を含むシステムの構成図である。図1において、このシステムでは、電気暖房機1の節電を、節電制御装置2を用いて行なっている。そして、この節電における実際の節電率である実効節電率を、節電率測定装置3により測定している。
【0015】
電気暖房機1は、ヒータ1aとこのヒータ1aと直列に接続されたサーモスタット1bとで構成され、サーモスタット1bを含む電気暖房機1への電源AC100Vの供給は、節電制御装置2により制御される仕組みである。即ち、電気暖房機1と、節電制御装置2の節電制御部2aにより制御されるRX1リレー2bの接点であるRX1リレー接点2cとが、直列接続されており、従って、ヒータ1aと、サーモスタット1b、及び、RX1リレー接点2cは、直列接続されている。
【0016】
RX1リレー接点2cはノーマルクローズ接点であり、節電制御装置2が節電制御を行なわないときは、常時閉じているので、この場合は、電気暖房機1には常に電源が供給され、ヒータ1aはサーモスタット1bの動作によりON/OFFされる。サーモスタット1bは、所定温度以下のときには、その接点が閉じ、所定温度を超えるときには、開くようになっている。
【0017】
節電制御装置2による節電の制御は、電気暖房機1に対して、強制的に電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより行なわれる。そこで、節電制御装置2が節電制御を行なう場合は、節電制御部2aにより、RX1リレー2bがON/OFFするので、これに従って、RX1リレー接点2cがOFF/ONする。即ち、RX1リレー2bがOFFしているときには、電気暖房機1へ電力が供給され、ONしているときには遮断される。遮断されているときは、ヒータ1aは必ずOFF状態となる。
節電制御装置2にはマイクロコンピュータ(図示されていない)が搭載されており、事前に設定された遮断時間と節電率に基づいて、RX1リレー2bを周期的にON/OFFする。例えば、遮断時間を3分、節電率を20%とすると、12分ONした後3分OFFすることを周期的に繰り返す。節電率は、前述したように、電源が強制的に遮断された時間と、実際の通電時間を含めた通電されるはずであった時間との比で表されるが、通電されるはずであった時間は、実際の通電時間と電源が強制的に遮断された時間との和で求められる。そこで、上記の例の状態が1時間継続された場合の、その1時間における節電率を求めると、電力遮断時間は合計で12分間であり、通電時間は合計で48分間であるので、節電率は12/(48+12)で求められ、20%となり、上記の設定値と一致する。
【0018】
電気暖房機1に、仮にサーモスタット1bが備えられていない場合は、電気暖房機1に電源が供給されている間は、ヒータ1aに電源が供給されるので、上記の例における電気暖房機1の実効節電率は20%となる。しかし、電気暖房機1には、サーモスタット1bが備えられており、サーモスタット1bの接点が開いている間は、ヒータ1aはOFF状態であるので、この間に電気暖房機1への電力供給を強制的に遮断しても、この遮断している時間は節電にはならない。そこで、このような場合の実効節電率を求めるには、上記のような場合を節電時間から除く必要があり、そのため使用される装置が、節電率測定装置3である。
【0019】
節電率測定装置3には、ヒータ1aの通電状態を検知するAX1リレー3bと、サーモスタット1bを含む電気暖房機1への電力供給の有無を検知するBX1リレー3dが備えられている。また、節電率測定装置3には、節電率測定部3aが設けられ、その内部にはマイクロコンピュータ(図示されていない)を備えており、AX1リレー3bの動作状態を、AX1リレー接点3cのON/OFFの検知により、また、BX1リレー3dの動作状態を、BX1リレー接点3eのON/OFFの検知により、それぞれ監視すると共に、マイクロコンピュータのメモリーにそれらの動作状態を時刻と共に記憶する。ここで、前述した電力供給状態監視手段は、BX1リレー接点3eを有するBX1リレー3dで、また、運転状態監視手段はAX1リレー接点3cを有するAX1リレー3bで実現される。また、後述するように、実効節電時間検出手段と実効節電率演算手段は、節電率測定装置3に備えられたマイクロコンピュータを用いて実現される。節電率測定装置3にはディスプレイ3fと、指示用のキーボード(図示されていない)が備えられており、このキーボードからの指示により、節電率測定装置3が、後述するように、マイクロコンピュータのメモリーに記憶されているAX1リレー3bの動作状態とBX1リレー3dの動作状態を基に、電気暖房機1の実効節電率を求める。
【0020】
図2は、上記の例において、電気暖房機1に関する、節電率測定部3aのマイクロコンピュータのメモリーに記録された、ある1時間の状態の例をタイムチャートで示したものである。図2において、AX1リレーの動作状態は、ヒータ1aの通電状態を示しており、BX1リレーの動作状態は、電気暖房機1への電力供給の状態を示している。このタイムチャートにおいて、高レベルは、リレーのON状態を、低レベルは、リレーのOFF状態を表している。即ち、AX1リレーの動作状態では、高レベルはヒータ1aがON状態であり、低レベルはOFF状態である。また、BX1リレーの動作状態では、高レベルは電気暖房機1への電力供給状態であり、低レベルは遮断状態である。
【0021】
上述した通り、電気暖房機1への電力供給が遮断されているときは、ヒータ1aは必ずOFF状態となるので、例えば、TdとT8の場合のように、BX1リレーの動作状態が低レベルの間は、AX1リレーの動作状態も必ず低レベルとなる。従って、一般的には、電気暖房機1への電力供給が遮断されている間は、節電になっていると言えるが、例えば、TfとT12の場合のように、サーモスタット1bの接点が開いて、ヒータ1aがOFFの期間中、即ち、AX1リレーの動作状態が低レベルの期間中に、電気暖房機1への電力供給が遮断される状態が発生した場合、即ち、BX1リレーの動作状態が低レベルとなった場合には、上述したように、節電にはならない。
【0022】
そこで、このような場合は除外して実効節電率を求める必要があるが、本発明者は、強制的に電力供給を一時遮断したときが、電気暖房機1の自己制御機能、即ち、サーモスタット1bにより、ヒータ1aがOFFしている期間中であった場合には、ほとんどの場合、電気暖房機1への電力供給の一時遮断状態の開始時点が、ヒータ1aのOFF状態の開始時点に一致していないことがわかった。即ち、図2のTfとT12の場合のように、BX1リレーの動作状態の高レベルから低レベルへの立下りタイミングが、AX1リレーの動作状態の高レベルから低レベルへの立下りタイミングと一致しない場合は、電気暖房機1への電力供給の一時遮断の時間、即ち、BX1リレーの動作状態が低レベルの間の時間が、節電にはならず、図2のTbとT4やTdとT8の場合のように、BX1リレーの動作状態の高レベルから低レベルへの立下りタイミングが、AX1リレーの動作状態の高レベルから低レベルへの立下りタイミングと一致する場合についてのみ、この一時遮断状態の時間、即ち、BX1リレーの動作状態が低レベルの間の時間を、上記の節電制御装置2を用いてなされた実際の節電時間としても、ほぼ実態に即しており、ほとんど問題がないことを見出した。
【0023】
そこで、例えば、1日間の時間を毎時の時刻00分から1時間単位で期間を設定し、この各期間における実効節電率を求める場合に、図2のタイムチャートが、上記1日間のある1時間の状況を示している場合について考える。上述したように、実効節電率は、電力供給が強制的に遮断された時間と、実際の通電時間を含めた通電されるはずであった時間との比で表されるが、通電されるはずであった時間は、実際の通電時間と電力供給が強制的に遮断されて、且つ、節電となった時間との和で求められる。ここで、電力供給が強制的に遮断されて、且つ、節電となった時間、即ち、実効節電時間は、上記の通り、BX1リレーの動作状態の高レベルから低レベルへの立下りタイミングが、AX1リレーの動作状態の高レベルから低レベルへの立下りタイミングと一致する場合の、BX1リレーの動作状態が低レベルの間の時間であり、これらを集積したのが積算実効節電時間である。そこで節電率測定装置3に備えられたマイクロコンピュータは、AX1リレーの動作状態とBX1リレーの動作状態とを比較して実効節電時間を求める(前述した実効節電時間検出手段)。また、マイクロコンピュータは、実効節電時間を集積して積算実効節電時間を求めると共に、AX1リレーの動作状態から電気暖房機1の通電時間(前述した動作時間)を集積して積算通電時間(前述した積算動作時間)を求め、これらを基に、実効節電率を求める(前述した実効節電率演算手段)。図2の例では、積算実効節電時間は、Tb、Td、及び、Thを合算した時間であり、9分間である。また、積算通電時間は、T1、T3、T5、T7、T9、T11、T13、及び、T15を合算した時間であり、33分間である。従って、実効節電率は、9/(33+9) で求められ、約21.5%となる。
【0024】
上述したように、節電率測定装置3に備えられた指示用のキーボードを操作して、節電率測定部3aに対して、上記のいずれかの期間を指定して、実効節電率を求める指示をすると、節電率測定部3aのマイクロコンピューは、そのメモリーに記憶されたAX1リレーの動作状態やBX1リレーの動作状態の情報を取り出して、上記に述べた方法で実効節電率を求めると共に、節電率測定装置3に備えられたディスプレイ3fに表示する。また、電気暖房機1の負荷容量は予めわかっているので、実効節電率が求められれば、その節約された消費電力量や、その電気料金を計算することができる。また炭酸ガス発生量は、二酸化炭素排出係数に消費電力量をかけることで求められ、この二酸化炭素排出係数は、電気事業連合会のインターネット上のホームページ等に発表されているので、これを用いることで、節約された消費電力から、節減された炭酸ガス量を計算することができる。これらの、節約された消費電力量や電気料金、或いは、節減された炭酸ガス量を、節電率測定部3aの内部のマイクロコンピュータに演算させる(前述した関連事項演算手段)とともに、その結果を、ディスプレイ3fに表示させる。
【0025】
上記の第1実施例によれば、電気暖房機1への電力供給の一時遮断状態の開始時点が、ヒータ1aのOFF状態の開始時点に一致する場合に、電力供給の一時遮断状態の時間を実際の節電時間、即ち実効節電時間とするので、電気暖房機1の自己制御機能によりなされたヒータ1aのOFF状態の期間に、強制的な電気暖房機1への電力供給の一時遮断がなされた場合の一時遮断時間を、実効節電時間から除くことができ、精度の高い実効節電率を求めることができる。
【0026】
上記の第1実施例では、1時間単位の期間における実効節電率や、節約された消費電力量、その電気料金、或いは、発電に伴う炭酸ガスの削減量を求めているが、上記の期間を、30分間、半日間、1日間、1週間、1ヶ月間、或いは、1年間等とすることもできる。また、上記の第1実施例では、所定の期間経過後に、その所定の期間における実効節電率等を事後的に求めているが、節電率測定部3aが、所定期間中に、それまでに、その内部に備えるマイクロコンピュータのメモリーに記憶されたAX1リレーの動作状態やBX1リレーの動作状態の情報及び、現時点で監視により得られるAX1リレーの動作状態やBX1リレーの動作状態の情報を基に、リアルタイムで、当該所定期間の現時点における実効節電率等を求めることもできる。
【0027】
上記の第1実施例では、節電制御装置2と節電率測定装置3とは、それぞれ独立した別の装置である。しかし、節電制御装置2は強制的に節電を行なう装置であり、その実際の効果を把握するためには、節電率測定装置3の機能が必要であることから、節電制御装置2と節電率測定装置3とを一体として、実効節電率の測定機能を備えた節電制御装置とすることが、装置のコスト削減や設置スペースの観点から実用的である。
【0028】
次に、自己制御機能を実現する部分を除いた電気機器の部分に供給する電力を、周期的に一時遮断状態とする節電制御装置を用いた場合の、節電率測定装置に関する第2実施例について説明する。図3はこの第2実施例の節電率測定装置を含むシステムの構成図である。図3において、このシステムでは、節電の対象機器がエアコンであり、このエアコンは、エアコン室内機11とエアコン室外機(コンプレッサー)11cとで構成されている。エアコン室内機11には、エアコン制御部11aと室内ファン11bが備えられ、エアコン制御部11aは、これに接続された温度センサ11fの検知する温度により、LXリレー11dを用いて、LXリレー接点11eに接続されたエアコン室外機(コンプレッサー)11cのON/OFF制御を行なっている。また、節電制御装置12を用いて、エアコン室外機11c(コンプレッサー)の節電を行なっている。そして、この節電における実際の節電率である実効節電率を、節電率測定装置13により測定している。一般的に、エアコンで消費される電力の大部分は、エアコン室外機(コンプレッサー)11cで消費されるので、エアコン室外機(コンプレッサー)11c対してのみ節電を行なっても相当の効果がある。
【0029】
第2実施例では、第1実施例において、電気暖房機1をエアコン室外機(コンプレッサー)11cに、節電制御装置2を節電制御装置12に、節電率測定装置3を節電率測定装置13にそれぞれ置き換え、従って、サーモスタット1bを、エアコン制御部11aが制御するLXリレー11dの接点であるLXリレー接点11eに、そして、節電制御部2a、RX1リレー2b、RX1リレー接点2c、節電率測定部3a、AX1リレー3b、AX1リレー接点3c、BX1リレー3d、BX1リレー接点3e、ディスプレイ3fを、それぞれ、節電制御部12a、RX2リレー12b、RX2リレー接点12c、節電率測定部13a、AX2リレー13b、AX2リレー接点13c、BX2リレー13d、BX2リレー接点13e、ディスプレイ13fに置き換えたと考えることができるので、その作用、効果は、第1実施例と同様に説明することができる。
また、第1実施例と同様、節電制御装置12と節電率測定装置13とを一体として、実効節電率の測定機能を備えた節電制御装置とすることが実用的である。
【0030】
上記の第2実施例では、エアコン室外機(コンプレッサー)11cの監視、及び、その状態の記憶と、実効節電率等を求める機能の双方の機能を、節電率測定装置13が備えているが、これを、監視、及び、その状態の記憶と、実効節電率等を求める機能に分けて、別の装置に備えるシステムも考えられる。図4は、このシステムの例として、節電データ収集装置21と節電率演算装置22とで構成される第3実施例のシステムの構成を示したものである。
【0031】
図4において、第3実施例のシステムは、第2実施例のシステムの節電率測定装置13を、節電データ収集装置21と節電率演算装置22とに置き換えたものである。節電データ収集装置21は、節電データ収集部21aと節電データ送信部21bとで構成され、節電データ収集部21aは、その内部にマイクロコンピュータ(図示されていない)を備えており、第2実施例の節電率測定部13aの備える機能の内、実効節電率等を求める機能を除く、AX2リレーの動作状態やBX2リレーの動作状態を監視する監視機能と、これらの各リレーの動作状態をマイクロコンピュータのメモリーに記憶する機能とを備えている。節電データ送信部21bは、定期的に、或いは、節電率演算装置22から要請があった場合に、節電データ収集部21aのマイクロコンピュータのメモリーに記憶している情報を、節電率演算装置22へ送信する送信機能を有する。ここで、前述した電力供給状態送信手段は、節電データ収集装置21のBX2リレーの動作状態の監視機能と、節電データ送信部21bの送信機能とで実現され、運転状態送信手段は、節電データ収集装置21のAX2リレーの動作状態の監視機能と、節電データ送信部21bの送信機能とで実現される。
節電率演算装置22は、節電データ受信部22aと節電率演算部22bとで構成され、それぞれ、その内部にマイクロコンピュータ(図示されていない)を備えている。節電データ受信部22aは、節電データ収集装置22の節電データ送信部21bから送信された情報を受信するとともに記憶する機能を備え、節電率演算部22bは、この受信された情報を基に、第2実施例と同様にして実効節電率等を求める機能を備えている。ここで、前述した、電力供給状態受信手段、運転状態受信手段、実効節電時間検出手段、及び実効節電率演算手段は、ともに節電データ受信部22aと節電率演算部22bにそれぞれ備えられたマイクロコンピュータにより実現される。また、節電率演算部22bには、ディスプレイ22cが備えられ、節電率演算部22bが求めた実効節電率等を表示する。また、節電率演算部22bには、節電率演算の指示に用いられる指示用のキーボード(図示されていない)が備えられている。
【0032】
上記の第3実施例のシステムにおいて、節電データ送信部21bと節電データ受信部22aとの間は、図4では無線を用いているが、有線でもよい。また、有線と無線の複合した形態でもよく、或いは、インターネットを用いることもでき、この場合は、節電率演算装置22として、パソコンやサーバ機を用いるシステムも考えられる。
【0033】
上記の第3実施例によれば、実効節電率等を求めるに際し必要な、エアコン室外機(コンプレッサー)11cの監視、及び、その状態の記憶の機能と、実効節電率等を求める機能とを分けて、別の装置である節電データ収集装置21と節電率演算装置22とに備えているので、エアコンと共に、或いは近接して設置される可能性が高い節電データ収集装置21の機能的負担を減らすことができ、コンパクト化することができる。また、節電率演算装置22を、エアコンから離れた場所でも設置可能であるので、節電率演算装置22を管理しやすい場所に設置することができる。
また、節電制御装置12と節電データ収集装置21とを一体化して、節電データ収集機能を備えた節電制御装置とすることが、第1実施例や第2実施例と同様、第3実施例の場合も実用的であり、この場合に、監視、及び、その状態の記憶と、実効節電率等を求める機能とを分けることで、節電制御装置の機能を最小限に絞ることができる。
【0034】
図4の第3実施例のシステムにおいて、節電データ送信部21bと節電データ受信部22aをフロッピーディスクドライブに置き換えたのが、図5で示す第4実施例のシステムである。このシステムは、第3実施例と同様、節電データ収集装置31と節電率演算装置32とで構成され、節電データ収集装置31は、節電データ収集部31aとフロッピーディスクドライブ31bを備え、節電率演算装置32は、フロッピーディスクドライブ32aと節電率演算部32bを備えるとともに、節電率演算部32bには、ディスプレイ32c及び指示用のキーボード(図示されていない)が備えられている。また、第4実施例の節電データ収集装置31の節電データ収集部31aは、第3実施例の節電データ収集装置21の節電データ収集部21aと、また、第4実施例の節電率演算装置32の節電率演算部32bは、第3実施例のシステムの節電率演算装置22の節電率演算部22bと、それぞれ同様の機能を備えている。そして、フロッピーディスクドライブ31bは節電データ収集部31aが記憶している情報をフロッピーディスクに記録し、このフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブ32aに挿入することにより、フロッピーディスクドライブ32aは情報を読み出して、節電率演算部32bに提供する。従って、ここでは、上記の第3実施例で実現される、電力供給状態送信手段、運転状態送信手段、電力供給状態受信手段、運転状態受信手段は、それぞれ、電力供給状態記憶手段、運転状態記憶手段、電力供給状態再記憶手段、運転状態再記憶手段に置き換えられるとともに、第3実施例で実現される、電力供給状態送信手段と運転状態送信手段とは、合わせて記録手段に置き換えられ、第3実施例で実現される、電力供給状態受信手段と運転状態受信手段とは、合わせて再生手段に置き換えられて実現される。
【0035】
上記の第4実施例のシステムでは、節電データ収集装置31から節電率演算装置32への情報の移動にフロッピーディスクを用いるので、節電データ収集装置31から節電率演算装置32へ、簡便に情報を移動させることができる。
また、また、節電制御装置12と節電データ収集装置31とを一体化して、節電データ収集機能を備えた節電制御装置とすることが、第3実施例と同様、実用的であり、この場合に、第3実施例と同様、節電制御装置の機能を最小限に絞ることができる。
【0036】
上記の第4実施例のシステムでは、情報の記録媒体として、フロッピーディスクを用いているが、メモリーカードやICカード、CD−R、DVD−R等の、他の記憶媒体を用いるようにしてもよい。この場合は、フロッピーディスクドライブに替えて、それぞれの記憶媒体の記録、再生が可能な端末装置を使用する。
【0037】
上記の各装置或いはシステムでは、一台の電気機器を対象とするものであるが、複数台の電気機器を対象としたシステムとすることもできる。図6は、複数のエアコンを備える場合のシステムにおける、特定の1台のエアコンにおける実効節電率の表示の例を示したものである。図6では、実効節電率を実績賞エネ率と称している。
【0038】
【発明の効果】
転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、強制的に電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう場合において、電気機器への電力供給の一時遮断状態の開始時点が、電気機器の停止の状態の開始時点に一致する場合に、電力供給の一時遮断状態の時間を実効節電時間とするとともに、電気機器の動作時間を集積した積算動作時間と、実効節電時間を集積した積算実効節電時間とから、実効節電率を求めるので、電気機器の自己制御機能により、その運転を停止している期間になされた強制的な電力供給の一時遮断状態の時間を実効節電時間から除くことができ、精度の高い実効節電率を求めることができる。
【0039】
効節電率を求めるに際し必要な、電気機器の監視、及び、その状態の記憶の機能と、実効節電率等を求める機能とを分けて、別の装置である節電データ収集装置と節電率演算装置とに備えるので、電気機器と共に、或いは近接して設置される可能性が高い節電データ収集装置の機能的負担を減らすことができ、コンパクト化することができる。また、節電率演算装置を、電気機器から離れた場所でも設置可能であるので、節電率演算装置を管理しやすい場所に設置することができる。
【0040】
電データ収集装置から節電率演算装置への情報の移動にリムーバブル記録媒体を用いるので、節電データ収集装置から節電率演算装置へ、簡便に情報を移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の節電率測定装置に関する第1実施例のブロック図である。
【図2】第1実施例におけるAX1リレーの動作状態及びBX1リレーの動作状態を示したタイムチャートである。
【図3】本発明の節電率測定装置に関する第2実施例のブロック図である。
【図4】本発明の節電率測定システムに関する第3実施例のブロック図である。
【図5】本発明の節電率測定システムに関する第4実施例のブロック図である。
【図6】本発明の節電率測定装置または節電率測定システムにおける実効節電率の表示例を示した図である。
【符号の説明】
1 電気暖房機
1a ヒータ
1b サーモスタット
2 節電制御装置
2a 節電制御部
2b RX1リレー
2c RX1リレー接点
3 節電率測定装置
3a 節電率測定部
3b AX1リレー
3c AX1リレー接点
3d BX1リレー
3e BX1リレー接点
3f ディスプレイ
11 エアコン室内機
11a エアコン制御部
11b 室内ファン
11c エアコン室外機(コンプレッサー)
11d LXリレー
11e LXリレー接点
11f 温度センサ
12 節電制御装置
12a 節電制御部
12b RX2リレー
12c RX2リレー接点
13 節電率測定装置
13a 節電率測定部
13b AX2リレー
13c AX2リレー接点
13d BX2リレー
13e BX2リレー接点
13f ディスプレイ
21 節電データ収集装置
21a 節電データ収集部
21b 節電データ送信部
22 節電率演算装置
22a 節電データ受信部
22b 節電率演算部
22c ディスプレイ
31 節電データ収集装置
31a 節電データ収集部
31b フロッピーディスクドライブ
32 節電率演算装置
32a フロッピーディスクドライブ
32b 節電率演算部
32c ディスプレイ

Claims (5)

  1. 運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電装置またはシステムに適用される節電率測定装置であって、
    前記電気機器への電力供給状態を監視する電力供給状態監視手段と、
    前記電気機器の運転状態を監視する運転状態監視手段と、
    前記電力供給状態監視手段が示す、前記一時遮断状態の開始時点が、前記運転状態監視手段が示す、前記電気機器の前記停止の状態の開始時点に一致する場合に、前記一時遮断状態の時間を実効節電時間とする実効節電時間検出手段と、
    前記運転状態監視手段が示す前記電気機器の動作時間を集積した積算動作時間及び、前記実効節電時間検出手段が示す前記実効節電時間を集積した積算実効節電時間から、実効節電率を求める実効節電率演算手段と、でなることを特徴とする節電率測定装置。
  2. 運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電装置またはシステムに適用される、データ収集装置と演算装置とでなる節電率測定システムであって、
    前記データ収集装置は、
    前記電気機器への電力供給状態を監視するとともに、この電力供給状態のデータを前記演算装置へ送信する電力供給状態送信手段と、
    前記電気機器の運転状態を監視するとともに、この運転状態のデータを前記演算装置へ送信する運転状態送信手段と、を備えるとともに、
    前記演算装置は、
    前記電力供給状態送信手段から送信された前記電力供給状態のデータを受信して記憶する電力供給状態受信手段と、
    前記運転状態送信手段から送信された前記運転状態のデータを受信して記憶する運転状態受信手段と、
    前記電力供給状態受信手段の記憶する前記電力供給状態のデータが示す、前記一時遮断状態の開始時点が、前記運転状態受信手段の記憶する前記運転状態のデータが示す、前記電気機器の前記停止の状態の開始時点に一致する場合に、前記一時遮断状態の時間を実効節電時間とする実効節電時間検出手段と、
    前記運転状態受信手段の記憶する前記運転状態のデータが示す前記電気機器の動作時間を集積した積算動作時間及び、前記実効節電時間検出手段が示す前記実効節電時間を集積した積算実効節電時間から、実効節電率を求める実効節電率演算手段と、を備えてなることを特徴とする節電率測定システム。
  3. 運転の要/不要を検知するとともに、それに従って自動的に動作/停止を行なう自己制御機能を備えた電気機器に対して、電力供給を周期的に一時遮断状態とすることにより、節電を行なう節電装置に適用される、データ収集装置と演算装置とでなる節電率測定システムであって、
    前記データ収集装置は、
    前記電気機器への前記電力供給状態を監視するとともに、この電力供給状態のデータを記憶する電力供給状態記憶手段と、
    前記電気機器の運転状態を監視するとともに、この運転状態のデータを記憶する運転状態記憶手段と、
    前記電力供給状態記憶手段から前記電力供給状態のデータを、また、前記運転状態記憶手段から前記運転状態のデータを読み出して、リムーバブル記録媒体に記録する記録手段と、
    を備えるとともに、
    前記演算装置は、
    前記リムーバブル記録媒体から前記電力供給状態のデータ及び前記運転状態のデータを読み出す再生手段と、
    前記再生手段の読み出した前記電力供給状態のデータを記憶する電力供給状態再記憶手段と、
    前記再生手段の読み出した前記運転状態のデータを記憶する運転状態再記憶手段と、
    前記電力供給状態再記憶手段の記憶する前記電力供給状態のデータが示す、前記一時遮断状態の開始時点が、前記運転状態再記憶手段の記憶する前記運転状態のデータが示す、前記電気機器の前記停止の状態の開始時点に一致する場合に、前記一時遮断状態の時間を実効節電時間とする実効節電時間検出手段と、
    前記運転状態再記憶手段の記憶する前記運転状態のデータが示す前記電気機器の動作時間を集積した積算動作時間及び、前記実効節電時間検出手段が示す前記実効節電時間を集積した積算実効節電時間から、実効節電率を求める実効節電率演算手段と、を備えてなることを特徴とする節電率測定システム。
  4. 予め定めた単位測定期間毎に、その期間内の前記積算動作時間と前記積算実効節電時間とから、前記実効節電率演算手段を用いて、前記電気機器における前記単位測定期間毎の、前記実効節電率を求めるとともに、
    この実効節電率と前記電気機器の負荷容量とから、前記電気機器における前記単位測定期間毎の、節電量、節減電気代、或いは節減炭酸ガス量の少なくとも一つを求める関連事項演算手段を、前記節電率測定装置、または、前記演算装置に備えてなる請求項1に記載の節電率測定装置。
  5. 予め定めた単位測定期間毎に、その期間内の前記積算動作時間と前記積算実効節電時間とから、前記実効節電率演算手段を用いて、前記電気機器における前記単位測定期間毎の、前記実効節電率を求めるとともに、
    この実効節電率と前記電気機器の負荷容量とから、前記電気機器における前記単位測定期間毎の、節電量、節減電気代、或いは節減炭酸ガス量の少なくとも一つを求める関連事項演算手段を、前記節電率測定装置、または、前記演算装置に備えてなる請求項2又は3に記載の節電率測定システム。
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