JP3622512B2 - ネジ打ち機の自動停止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネジ打ち機の自動停止装置に関するものであり、特に、ねじ込み完了時にエアモータを自動的に停止させるネジ打ち機の自動停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧空気を動力源とし、空気圧シリンダのピストンに連結したドライバビットをエアモータによって回転駆動する構造のネジ打ち機が知られている。ネジ打ち機には、安全装置としてネジ打ち機のノーズ部からネジの打ち込み方向へバネの付勢により突出しているコンタクトアームが設けられていて、コンタクトアームの先端部をネジ打ち対象物の表面に押しつけて、コンタクトアームの他端部をネジ打ち機内のコンタクトアームストッパに突き当てるとトリガレバーの操作が可能な状態となる。
【0003】
トリガレバーを起動操作するとシリンダ内のピストンが急速に下降し、ピストンに連結されたドライバビットがネジを建材にある程度打ち込み、これと同時にコンタクトアームストッパによるコンタクトアームのロックが解除され、エアモータがドライバビットを回転駆動してネジがねじ込まれる。そして、トリガレバーの操作を解除すればエアモータが停止し、ピストン及びドライバビットが上昇して待機位置にもどる。
【0004】
また、ねじ込みが完了したときにエアモータを自動的に停止させてねじ込みの深さを一定に制御するように構成したものも知られている。自動停止装置としては、エアモータへの空気供給管路に開閉弁を設け、コンタクトアームにより開閉弁を切換えてエアモータを自動的に停止させるものがある。
【0005】
ネジがエアモータにより回転駆動されてネジ打ち対象物に進入していくと、ネジ打ち機とネジ打ち対象物との間隔が減少し、コンタクトアームがネジ打ち機本体側へさらに押し込まれるが、上記の自動停止装置においてはねじ込みが完了した時点でコンタクトアームが開閉弁のステムを押し、開閉弁が圧力空気遮断位置に切換わってエアモータが停止する。
【0006】
また他の形式のものとしては、ドライバビットを連結したピストンが、ねじ込みに伴って下死点に達すると、ピストンに付随するシール部材がエアモータへの空気供給路を遮断してエアモータを停止させるものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ネジ打ち機を用いてネジ打ち作業を行う際は、ドライバビットがネジを確実に回転駆動するように、ネジ打ち機のコンタクトアームをネジ打ち対象物へある程度の圧力で押しつけている必要がある。しかし、この押しつけ荷重が過大であると、ねじ込み完了前にドライバビットとピストンがネジ打ち機本体側へ押し込まれ、これに伴ってコンタクトアームも押し込まれる。コンタクトアームにより開閉弁を切換える形式のネジ打ち機においてこのような状態になると、コンタクトアームに押されて開閉弁が切換わり、ねじ込み完了前にエアモータが停止するという不具合が発生する。
【0008】
また、ネジ打ち機をネジ打ち対象物へ押しつける荷重が不足した場合は、ネジ打ち込み時の反力でネジ打ち機がネジ打ち対象物の表面から離れることがある。そして、ピストンが下死点に達したときにエアモータへの空気供給路が遮断される形式のネジ打ち機において上記のような状態になると、ねじ込み完了以前にピストンが下死点に達してエアモータが停止してしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するために提案するものであり、スプライン軸の先端にネジ頭へ係合するビットを成形したドライバビットを空気圧シリンダのピストンへ回転自在に結合し、スプライン溝付の中心穴を成形したギヤにドライバビットを挿通し、前記ギヤを介してドライバビットを回転駆動するエアモータを具え、空気圧シリンダのピストンを駆動してドライバビットによりネジを打ち込み、エアモータによりドライバビットを回転駆動して前記ネジをねじ込むネジ打ち機であって、
エアモータへの空気供給路に開閉弁を設け、ネジ打ち機のノーズ部に沿ってスライド自在なコンタクトアームを設け、バネによりコンタクトアームをネジの射出方向へ付勢して該コンタクトアームの先端をノーズ部よりも突出させ、前記開閉弁のパイロット空気室のベントポートを開閉操作するステムをコンタクトアームの他端へ対向させ、ねじ込みの進行に伴ってネジ打ち機本体側へ押し込まれるコンタクトアームが前記ステムを押して前記ベントポートを開放し、前記開閉弁が閉じてエアモータが停止するように構成したネジ打ち機の自動停止装置において、
前記開閉弁と平行に副開閉弁が設置され、該副開閉弁のバルブスリーブ部内のスプールはバネにて下方へ付勢されて該副開閉弁の入口ポートとその上方に設けられているベントポートを常時遮断するように形成され、該副開閉弁の下部に設けられているパイロットポートは空気圧シリンダの下端部に設けた出口ポートへ接続され、更に、該空気圧シリンダのピストンが下死点部に達したとき、該空気圧シリンダ内の圧力空気が排出される出口ポートを該空気圧シリンダの先端近傍に設けると共に、該出口ポートを副開閉弁のパイロットポートへ接続し、前記ピストンが下死点に達して前記副開閉弁が開き、且つ、コンタクトアームが前記開閉弁のステムを押したときに、開閉弁のパイロット空気室の圧力空気が副開閉弁を通じて排気され、開閉弁が閉じてエアモータが停止するように構成したネジ打ち機の自動停止装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、スプライン軸の先端にネジ頭へ係合するビットを成形したドライバビットを空気圧シリンダのピストンへ回転自在に結合し、スプライン溝付の中心穴を成形したギヤにドライバビットを挿通し、前記ギヤを介してドライバビットを回転駆動するエアモータを具え、空気圧シリンダのピストンを駆動してドライバビットによりネジを打ち込み、エアモータによりドライバビットを回転駆動して前記ネジをねじ込むネジ打ち機であって、
エアモータへの空気供給路に開閉弁を設け、ネジ打ち機のノーズ部に沿ってスライド自在なコンタクトアームをノーズ部の先端から突出させて配置し、ねじ込みの進行に伴ってネジ打ち機本体側へ押し込まれるコンタクトアームの上動により前記開閉弁を閉じることでエアモータが停止するように構成したネジ打ち機の自動停止装置において、
空気圧シリンダに、ピストンが下死点近傍に達したときにピストンの背面に作用する圧力空気が前記開閉弁へ供給される空気通路を設け、ピストンが下死点近傍に達したときに空気圧シリンダから前記開閉弁へ供給される空気圧とコンタクトアームの上動との協働作用により前記開閉弁が閉じる協働機構を形成したことを特徴とするネジ打ち機の自動停止装置を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1はネジ打ち機1を示し、ハウジング2内に空気圧シリンダ3とエアモータ4とが収納されていて、ハウジング2のグリップ部5の前方に配置したトリガレバー6によってグリップ部5内のトリガバルブ7を開閉操作する。グリップ部5の内部は空気チャンバ8であり、グリップ部5の底部に取付けたエアホースコネクタ9にエアホースを接続してエアコンプレッサから空気チャンバ8へ圧力空気を供給する。
【0012】
空気圧シリンダ3のピストン10に連結されているドライバビット11の外周面はスプライン溝が成形されていて、ハウジング2の前部内に装着されているギヤ12の中心のスプライン溝付穴にドライバビット11が挿通され、ピストン10及びドライバビット11はギヤ12に対してスライド自在になっている。ドライバビット11を回転駆動するエアモータ4の動力は、ハウジング2の前部に配置した複数の減速ギヤ13を介して最終段のギヤ12に伝達される。
【0013】
ノーズ部14の側面に設けたネジ送り装置15は、一般の空気釘打ち機と同様に、図に表れない空気圧シリンダとラチェット式送り爪によって構成され、ネジマガジン16に収納した連結形ネジを順次ノーズ部14内ヘ供給する。
【0014】
トリガレバー6には揺動自在なフリーアーム17が取付けられており、フリーアーム17の前面に対向しているコンタクトアーム18は、図1において空気圧シリンダ3の背面側を通って前方へ延び、ノーズ部14よりネジの射出方向へ突出している。前後スライド自在なコンタクトアーム18の前端部のネジガイド19には開閉自在なチャック20が枢着され、チャック20はバネ(図示せず)により閉鎖している。
【0015】
ネジガイド19を建材等に押しつけてコンタクトアーム18を押し込むことにより、コンタクトアーム18がフリーアーム17の先端部に接触し、この状態でトリガレバー6を回動操作するとフリーアーム17を介してトリガバルブ7のステムが押されてトリガバルブ7が切換わり、トリガレバー6のみの操作では空気圧シリンダ3及びエアモータ4が起動しない公知の誤射防止機構が構成されている。
【0016】
そして、図2に示すハウジング2の側面部(図1において空気圧シリンダ3の裏面)にはエアモータ4への空気供給路を開閉するための二個の開閉弁よりなる自動停止装置21を内蔵している。
【0017】
次に、図3乃至図6に従って自動停止装置21を説明する。尚、図3乃至図6において中心線から右は図1と同様にネジ打ち機の垂直断面であり、中心線から左は水平断面を示している。
【0018】
図3は待機状態にある自動停止装置21を示し、自動停止装置21の開閉弁22は、バルブスリーブ部23内に挿入した円筒形の主スプール24と、主スプール24の下方へ挿入した小径のパイロットスプール25とによって構成され、主スプール24とパイロットスプール25のランドにはそれぞれOリング26が装着されている。
【0019】
主スプール24は圧縮バネ27の付勢により上昇位置にあり、同図に示すようにバルブスリーブ部23の上部の入口ポート28と出口ポート29とが常時連通する位置にある。パイロットスプール25は主スプール24内に挿入した圧縮バネ30により下方へ付勢されてバルブスリーブ部23の下部ベントポート31を閉鎖している。パイロットスプール25の下端部はバルブスリーブ部23の中心穴を通じて下方へ突出し、バルブスリーブ部23の下端部に装着した調節ダイアル32の中心穴に装着したステム33に対向している。そして、コンタクトアーム18の中間から平行に分岐した分岐部の先端がステム33の下面に対向している。
【0020】
開閉弁22の入口ポート28は、空気圧シリンダ3のピストン10の背面のヘッド側空気室3aへ接続し、出口ポート29はエアモータ4へ接続し、その下側のパイロットポート34は空気チャンバ8に接続している。主スプール24にはパイロットポート34に対応する位置に、主スプール24の内部空間へ貫通する通路24aが形成されていて、空気チャンバ8の圧力空気は主スプール24の内部を通じて主スプール24の下面のパイロット空気室23aへ供給される。
【0021】
開閉弁22と平行に配置した副開閉弁35のバルブスリーブ部36内のスプール37は、圧縮バネ38により下方へ付勢されて、入口ポート39とその上方のベントポート40を常時遮断している。副開閉弁35の下部のパイロットポート41は、空気圧シリンダ3の下端部近傍に設けた出口ポート3bへ接続され、ピストン10が下死点に達したときに空気圧シリンダ3内の圧力空気が副開閉弁35のパイロットポート41へ供給される。開閉弁22のベントポート31は副開閉弁35の入口ポート39へ接続されていて、副開閉弁35が開いたときに開閉弁22のベントポート31が大気に連通する。
【0022】
次に、ネジ打ち機の動作を説明する。図1に示すネジガイド19の先端部をネジ打ち対象物の表面に押しつけて、コンタクトアーム18がコンタクトアームストッパ(図示せず)に突き当たるまで押し込み、トリガレバー6を起動操作するとトリガバルブ7が開き、図3に示す空気圧シリンダ3のヘッドバルブ42の上面の外縁部に作用しているパイロット空気室43の圧力空気が大気へ排出され、同図においてヘッドバルブ42が上昇する。これにより空気圧シリンダ3の外周の空気チャンバ8から圧力空気が空気圧シリンダ3内へ流入し、ピストン10並びにドライバビット11が下降してノーズ部14内のネジを打撃するとともに、エアモータ4がドライバビット11を回転駆動し、ピストン10は下死点の近傍まで移動する。
【0023】
ネジがねじ込み対象物に打込まれると、コンタクトアームストッパによるコンタクトアーム18のロックが解除され、エアモータ4によりさらにネジがねじ込まれる。ネジがねじ込まれるのに伴って、ピストン10が下死点に向かって移動するとともにネジ打ち機がネジ打ち対象物へ接近し、コンタクトアーム18がネジ打ち機本体へさらに押し込まれる。
【0024】
そして、ピストン10が空気圧シリンダ3の出口ポート3bを通過して下死点に達すると、空気圧シリンダ3内の高圧空気が出口ポート3bを通じて副開閉弁35のパイロットポート41へ供給されて、図4に示すように副開閉弁35が開き、ネジ込み完了の時点でコンタクトアーム18がステム33を押し上げて開閉弁22のパイロットスプール25を上方へスライドさせる。
【0025】
パイロットスプール25が上方へ移動すると、主スプール24の下面のパイロット空気室23aとベントポート31とが開通するとともに、パイロットポート34とパイロット空気室23aとが遮断され、主スプール24の下面に作用しているパイロット圧がベントポート31から副開閉弁35を通じて大気に排気される。
【0026】
これにより、主スプール24の上下両面に作用する圧力に差が生じて主スプール24が下降し、図5に示すように、最上部のランドのOリング26により入口ポート28と出口ポート29とが遮断され、エアモータ4への空気供給が断たれてエアモータ4が停止する。
【0027】
エアモータ4が停止後にネジ打ち機1をネジ打ち対象物から浮上させると、コンタクトアーム18が下降してステム33から離れる。そして、ステム33及びパイロットスプール25が下降してパイロット空気室23aとベントポート31とが遮断され、パイロットポート34とパイロット空気室23aとが連通してパイロット空気室23aに圧力空気が供給され、主スプール24が浮上して図3に示した初期位置に戻る。
【0028】
また、トリガレバー6の操作を解除すると、トリガバルブ7が閉じて空気圧シリンダ3のパイロット空気室43に圧力空気が供給され、空気圧シリンダ3のヘッドバルブ42が下降して図3に示す初期位置に戻り、ピストン10及びドライバビット11は空気圧シリンダ3の下部外周に形成されているブローバックチャンバ44の圧力により上昇して初期位置に戻る。そして、ピストン10が下死点から上昇して空気圧シリンダ3内の出口ポート3bを通過した時点で、空気圧シリンダ3内から副開閉弁35のパイロットポート41への圧力供給が断たれ、副開閉弁35のスプール37が下降して図3に示す初期位置に戻り、入口ポート39とベントポート40が遮断される。
【0029】
次に、過大な押しつけ荷重によって、ねじ込み中にドライバビット11及びピストン10がネジ打ち機本体へ押し込まれ、ねじ込み完了前にコンタクトアーム18が開閉弁22のステム33及びパイロットスプール25を排気位置に押し上げた場合を図6に示す。同図に示すように、パイロットスプール25はステム33に押されて上昇し、主スプール24の下面のパイロット空気室23aとベントポート31が連通し、パイロット空気室23aとパイロットポート34は遮断されるが、ねじ込み完了前であるのでピストン10は下死点に達する前の位置にあり、副開閉弁35は閉鎖状態を維持している。
【0030】
したがって、主スプール24の下面に作用しているパイロット圧は排気されず、主スプール24が初期位置を維持しているのでエアモータ4への空気供給が継続される。そして、ねじ込みが完了してピストン10が下死点に達した時点で副開閉弁35が開き、主スプール24が下降して図5に示した状態となり、エアモータ4が停止する。
【0031】
また、上記とは逆に、ネジ打ち機1をネジ打ち対象物へ押しつける荷重が不足して、ネジ打ち込み時の反力でネジ打ち機1がネジ打ち対象物の表面から離れた場合は、図4に示す状態と全く同様に、ねじ込み完了以前にピストン10が下死点に達して副開閉弁35が開くが、コンタクトアーム18は開閉弁22を操作するステム33から離れているので開閉弁22は開放状態を維持し、エアモータ4は回転を継続する。そして、ねじ込みが完了してコンタクトアーム18がステム33及びパイロットスプール25を押上げたときに、主スプール24の下面のパイロット空気室23aの空気が副開閉弁35を通って排気され、図5に示すように主スプール24が下降してエアモータ4への空気供給を遮断し、エアモータ4が停止する。
【0032】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のネジ打ち機の自動停止装置は、エアモータへの空気供給路に設けた開閉弁を操作するコンタクトアームが上死点に達し、且つ、ピストン及びドライバビットが下死点近傍に達したときに、開閉弁が閉じてエアモータへの空気供給を停止するように構成している。
【0034】
したがって、過大な押しつけ荷重により、ねじ込み完了前にコンタクトアームが上死点位置まで押し込まれたり、押しつけ荷重の不足によりネジ打ち機がネジ打ち対象物の表面から離れてピストンが下死点に達した場合であってもエアモータは回転を継続し、コンタクトアームが上死点に達し、且つ、ピストンが下死点に達する二つの条件を満足したときに開閉弁が閉じてエアモータが停止する。
【0035】
このように、ネジ打ち機の押しつけ荷重にかかわらず、ねじ込み完了まで確実にエアモータが回転を継続するので、ネジ締め不良が発生することがなく、ねじ込み量も一定に制御されて仕上がり精度の安定化と操作の容易化に寄与する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネジ打ち機の断面図。
【図2】ネジ打ち機の側面図。
【図3】自動停止装置を示すネジ打ち機の部分断面図。
【図4】図3に示す副開閉弁が開いた状態を示すネジ打ち機の部分断面図。
【図5】図3に示す開閉弁と副開閉弁が開いた状態を示すネジ打ち機の部分断面図。
【図6】過大な押しつけ力によりコンタクトアームが押し込まれた状態を示すネジ打ち機の部分断面図。
【符号の説明】
1 ネジ打ち機
2 ハウジング
3 空気圧シリンダ
4 エアモータ
10 ピストン
11 ドライバビット
14 ノーズ部
18 コンタクトアーム
22 開閉弁
23 バルブスリーブ部
23a パイロット空気室
24 主スプール
25 パイロットスプール
28 入口ポート
29 出口ポート
31 ベントポート
33 ステム
34 パイロットポート
35 副開閉弁
36 バルブスリーブ部
37 スプール
39 入口ポート
40 ベントポート
41 パイロットポート

Claims (1)

  1. スプライン軸の先端にネジ頭へ係合するビットを成形したドライバビットを空気圧シリンダのピストンへ回転自在に結合し、スプライン溝付の中心穴を成形したギヤにドライバビットを挿通し、前記ギヤを介してドライバビットを回転駆動するエアモータを具え、空気圧シリンダのピストンを駆動してドライバビットによりネジを打ち込み、エアモータによりドライバビットを回転駆動して前記ネジをねじ込むネジ打ち機であって、
    エアモータへの空気供給路に開閉弁を設け、ネジ打ち機のノーズ部に沿ってスライド自在なコンタクトアームを設け、バネによりコンタクトアームをネジの射出方向へ付勢して該コンタクトアームの先端をノーズ部よりも突出させ、前記開閉弁のパイロット空気室のベントポートを開閉操作するステムをコンタクトアームの他端へ対向させ、ねじ込みの進行に伴ってネジ打ち機本体側へ押し込まれるコンタクトアームが前記ステムを押して前記ベントポートを開放し、前記開閉弁が閉じてエアモータが停止するように構成したネジ打ち機の自動停止装置において、
    前記開閉弁と平行に副開閉弁が設置され、該副開閉弁のバルブスリーブ部内のスプールはバネにて下方へ付勢されて該副開閉弁の入口ポートとその上方に設けられているベントポートを常時遮断するように形成され、該副開閉弁の下部に設けられているパイロットポートは空気圧シリンダの下端部に設けた出口ポートへ接続され、更に、該空気圧シリンダのピストンが下死点部に達したとき、該空気圧シリンダ内の圧力空気が排出される出口ポートを該空気圧シリンダの先端近傍に設けると共に、該出口ポートを副開閉弁のパイロットポートへ接続し、前記ピストンが下死点に達して前記副開閉弁が開き、且つ、コンタクトアームが前記開閉弁のステムを押したときに、開閉弁のパイロット空気室の圧力空気が副開閉弁を通じて排気され、開閉弁が閉じてエアモータが停止するように構成したことを特徴とするネジ打ち機の自動停止装置。
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