JP3622116B2

JP3622116B2 - Impact crusher

Info

Publication number: JP3622116B2
Application number: JP2002249030A
Authority: JP
Inventors: 俊英釜瀬; 勝治田中; 仲野　　進
Original assignee: Kawasaki Jukogyo KK
Current assignee: Kawasaki Motors Ltd
Priority date: 2002-08-28
Filing date: 2002-08-28
Publication date: 2005-02-23
Anticipated expiration: 2022-08-28
Also published as: JP2004082044A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平なロータに蝶着されたハンマを有し、石炭、コークス、石膏等を粉砕する衝撃式粉砕機に関し、特に、ハンマのハンマヘッドを改良した衝撃式粉砕機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の衝撃式粉砕機は、上部に投入口、下部に排出口を設けた箱形のケーシングと、ケーシング内に水平に横架される可逆回転可能にして回転数可変のロータと、ロータの外周にロータ軸と平行なアームピンを介して基端部が蝶着されたハンマアーム及びハンマアームの先端部に嵌着されてロータの半径方向へ延在するほぼ矩形板状の鋼製のハンマヘッドからなる多数のハンマと、ロータの両側方に配設され、ロータと対向する面を凹ませて曲成した磨砕板とから概略構成され、図３に示すように、ハンマヘッド３１の耐用寿命を延ばすため、被粉砕物が衝接又は摺接するハンマヘッド３１の先端両隅部（図３においては上端両隅部）の周面に、硬化肉盛３２が形成されている。
図３において３３はハンマアームの先端部が嵌合される嵌合穴、３４はハンマアームとハンマヘッド３１とを連結するヘッドピンが挿入されるピン孔である。
【０００３】
上記構成の衝撃式粉砕機において、投入口から投入された被粉砕物（原料）は、ロータの外周に蝶着した多数のハンマのハンマヘッドによる打撃と磨砕板表面での磨砕、剪断作用を繰り返し受けて効果的に粉砕され、粉砕物（製品）となって重力落下し排出口から排出されるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の衝撃式粉砕機では、硬化肉盛を形成したハンマヘッドの先端隅部の形状が丸まっているため、粗粒（例えば、コークス用原料炭においては、＋６ｍｍ）の発生割合を少なくできない不具合がある。
又、先端隅部の周面に硬化肉盛を形成してハンマヘッドの耐用寿命の延長を図っているものの、３〜４ヶ月程度の連続運転を行うと、ハンマヘッドの先端隅部が、ロータの高速回転（例えば、６１０ｒｐｍ、周速７０ｍ／ｓｅｃ）時には、図３において曲線Ｐで示すように、又、ロータの低速回転（例えば、３１５ｒｐｍ、周速３６ｍ／ｓｅｃ）時には、図３において曲線Ｑで示すように摩耗してしまうため、２〜３倍程の耐用寿命の延長が求められている。
【０００５】
そこで、本発明は、粗粒の発生割合を低減し、かつ、ハンマヘッドの耐用寿命を延長し得る衝撃式粉砕機を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の衝撃式粉砕機は、ケーシング内に水平に横架される可逆回転可能にして回転数可変のロータと、ロータの外周にロータ軸と平行なアームピンを介して基端部が蝶着された多数のハンマアームと、各ハンマアームの先端部に嵌着され、ロータの半径方向へ延在する矩形板状のハンマヘッドとを有する衝撃式粉砕機において、前記ロータの正転又は逆転のいずれか一方を高速回転可能に、他方を低速回転可能に設け、前記ハンマヘッドを、ロータの高速回転方向前側の先端隅部に高速回転による主な摩耗領域をカバーする三角形状の切除箇所を、かつ、ロータの低速回転方向前側の先端隅部に低速回転による主な摩耗領域をカバーする三角形状の切除箇所を設けたほぼ矩形板状の鋼製のハンマヘッド本体、及びハンマヘッド本体の両切除箇所に取り付けたそれぞれの箇所とほぼ同等の大きさの三角形板状の超硬合金製又はセラミックス製のチップにより形成したことを特徴とする。
【０００７】
前記チップの周面がハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面よりも突出され、かつ、チップの周面に連なるハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面には、硬化肉盛が形成されていることが好ましい。
【０００８】
【作用】
本発明の衝撃式破砕機においては、ハンマヘッドの先端隅部の形状が角張ったものとなる一方、ハンマヘッドの先端両隅部における一方の硬度が高速回転による主な摩耗領域をカバーする範囲で格段に高くなり、かつ、他方の硬度が低速回転による主な摩耗領域をカバーする範囲で格段に高くなる。
更に、切除箇所が高速回転及び低速回転による主な摩耗領域を個別にカバーする大きさとなる。
【０００９】
ここで、ロータの高速回転とは、６１０〜４３０ｒｐｍ、周速（ハンマヘッドの移動速度）７０〜５０ｍ／ｓｅｃ、低速回転とは、４３０〜３１５ｒｐｍ、周速５０〜３６ｍ／ｓｅｃをいう（機サイズにより回転数は異なる）。
又、超硬合金とは、ＷＣ−Ｃｏ、ＷＣ−ＴａＣ−Ｃｏ、ＷＣ−ＴｉＣ−Ｃｏ等の金属元素炭化物粉末と金属粉末を適当に配合して焼結したものをいい、かつ、セラミックスとしては、ＺｒＯ_２やＳｉＣ等が用いられる。
更に、ハンマヘッド本体へのチップの取付けは、ろう付による接合、鋳包み、その他の手段によって行われる。
【００１０】
一方、チップの周面がハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面よりも突出され、かつ、チップの周面に連なるハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面に硬化肉盛が形成されていることにより、チップ及びハンマヘッド本体の耐用性が高められる。
チップの突出高さと硬化肉盛の高さは、ほぼ同等であることが望ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図１、図２はそれぞれ本発明に係る衝撃式粉砕機の実施の形態の一例を示す縦断面正面図、要部の正面図である。
【００１２】
図中１は上部中央に投入口２を設け、かつ、下部を開放して排出口３とした鋼板溶接構造の箱形のケーシングで、このケーシング１は、機内のメンテナンスを容易にするため、前後幅の全幅に及ぶ平面視矩形状を呈する投入口２の両側方の部分が、投入口２を支持する前後の側壁中央部分と分離線Ａ，Ａ′に従って分離可能に設けられ、それぞれヒンジピン４を中心としケーシング開放用油圧シリンダ（図示せず）を介して開放可能に設けられている。
ケーシング１内には、図示しない軸受を介して前後の側壁に支承されるロータ軸５ａと、ロータ軸５ａに等間隔で取り付けた円形の多数のロータプレート５ｂとからなるロータ５が水平に横架されており、このロータ５は、ロータ軸５ａと適宜に連動連結した可逆回転可能で、かつ、回転数可変の電動機等の回転駆動装置（図示せず）により、正転（図１においては右回り）又は逆転（図１においては左回り）のいずれか一方（図示例では正転）を高速運転可能に、他方（図示例では逆転）を低速回転可能に設けられている。
【００１３】
ロータ５の各ロータプレート５ｂの外周には、ハンマアーム６と、ロータ５の半径方向へ延在するほぼ矩形板状を呈し、基部の嵌合穴７（図２参照）を介してハンマアーム６の先端部に嵌合され、かつ、嵌合穴７を貫通するピン孔８（図２参照）から挿入したヘッドピン９を介してハンマアーム６に固着されたハンマヘッド１０とからなる多数のハンマ１１が、ロータ軸５ａと平行なアームピン１２を介してハンマアーム６の基端部をロータプレート５ｂの外周に軸着することにより、周方向へ等間隔に離隔して蝶着されている。
ハンマ１１のハンマヘッド１０は、ロータ５の高速回転方向前側の先端隅部（図２においては右上隅部）に、高速回転による主な摩耗領域をカバーする三角形状の切除箇所１３を設け、かつ、ロータ５の低速回転方向前側の先端隅部（図２においては左上隅部）に、低速回転による主な摩耗領域をカバーする三角形状の切除箇所１４を設けたほぼ矩形板状を呈し、低合金鋳鋼等の鋼からなるハンマヘッド本体１５と、ハンマヘッド本体１５の両切除箇所１３，１４にろう付接合によって取り付けたそれぞれの切除箇所１３，１４とほぼ同等の大きさの三角形板状を呈し、超硬合金からなるチップ１６，１７とにより形成されている。
ハンマヘッド本体１５の高速回転による主な摩耗領域をカバーする切除箇所１３は、不等辺直角三角形の直角を挟んで対向する短辺がハンマヘッド本体１５の長辺側に位置し、かつ、長辺がハンマヘッド１５の短辺側に位置するように設けられ、又、低速回転による主な摩耗領域をカバーする切除箇所１４は、不等辺直角三角形の直角を挟んで対向する長辺がハンマヘッド本体１５の長辺側に位置し、かつ、短辺がハンマヘッド本体１５の短辺側に位置するように設けられているものであり、両切除箇所１３，１４は、ほぼ同一の形状、大きさをなしている。又、両チップ１６，１７は、それぞれの切除箇所１３，１４より適宜に大きく設けられ、周面がハンマヘッド本体１５の短辺と長辺の周面よりも突出されており、それぞれの周面に連なるハンマヘッド本体１５の短辺と長辺の周面には、チップ１６，１７の突出高とほぼ同等の高さの硬化肉盛１８，１９が所要長さに及んで形成されている。
【００１４】
一方、ロータ５の両側方には、それぞれロータ５の約４半周を囲む正面視円弧状を呈するように、ロータ５と対向する面を凹ませて曲成した磨砕板２０が配設されている。
両磨砕板２０は、ロータ軸５ａと平行に上端部に軸着した支持軸２１の端部を、ケーシング１の前後の側壁に設けた横長の長孔２２に遊挿し、かつ、ケーシング１の前後の側壁から突出した支持軸２１の端部を、ケーシング１の前後の外側に付設した上部間隙調整用油圧シリンダ２３のピストンロッド２３ａと適宜に連結することにより、支持軸２１を中心として揺動自在に設けられ、かつ、全体がロータ５に対して接近離反可能に設けられている一方、ケーシング１の左右の外側にブラケット２４及びピン２５を介して付設した下部間隙調整用油圧シリンダ２６のピストンロッド２６ａを、磨砕板２０の下端部の外側とピン２７を介して連結することにより、下端部がロータ５に対して接近離反可能に設けられている。
そして、両磨砕板２０の凹曲面には、磨砕、衝撃に有効な山形をした特殊耐摩耗鋳鋼製の磨砕板ライナ２８が取り付けられている。
【００１５】
上述した衝撃式粉砕機により、硬くて粉砕し難い被粉砕物を所要の粒度以下に粉砕するには、先ず、右側の前後の上部間隙調整用油圧シリンダ２３を同期作動し、かつ、右側の下部間隙調整用油圧シリンダ２６を作動して上部側間隙及び下部側間隙を所望の粉砕物の粒度に対応させた後、ロータ５を高速で正回転させながら、投入口２から被粉砕物を投入する。
一方、軟弱で粉砕し易い被粉砕物を所要の粒度以下に粉砕するには、先ず、左側の前後の上部間隙調整用油圧シリンダ２３を同期作動し、かつ、左側の下部間隙調整用シリンダ２６を作動して上部側間隙及び下部側間隙を所望の粉砕物の粒度に対応させた後、ロータ５を低速で逆回転させながら、投入口２から被粉砕物を投入する。
【００１６】
なお、上述した実施の形態においては、チップ１６，１７の周面をハンマヘッド本体１５の短辺と長辺の周面よりも突出させ、かつ、チップ１６，１７の周面に連なるハンマヘッド本体１５の短辺と長辺の周面に、チップ１６，１７の突出高さと同等の高さで硬化肉盛１８，１９を形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、チップ１６，１７の周面をハンマヘッド本体１５の短辺と長辺の周面と面一に設けるようにしてもよい。この場合、チップ１６，１７に連なるハンマヘッド本体１５の短辺と長辺の周面には、硬化肉盛１８，１９を形成してもしなくてもよい。
又、チップ１６，１７は、超硬合金からなるものに限らず、ＺｒＯ_２やＳｉＣ等のセラミックスからなるものであってもよい。
更に、ハンマヘッド本体１５へのチップ１６，１７の取付けは、ろう付接合に限らず、鋳包み、接着剤、その他の手段によってもよい。
【００１７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の衝撃式粉砕機によれば、ハンマヘッドの先端隅部の形状が角張ったものとなるので、粗粒の発生割合を大幅に低減することができる。
又、ハンマヘッドの先端両隅部における一方の硬度が高速回転による主な摩耗領域をカバーする範囲で格段に高くなり、かつ、他方の硬度が低速回転による主な摩耗領域をカバーする範囲で格段に高くなるので、ハンマヘッドの耐用寿命を大幅に延長することができる。
更に、切除箇所が高速回転及び低速回転による主な摩耗領域を個別にカバーする大きさとなるので、ハンマヘッド本体に対するチップの取付けを最小限の質量とすることができる。
【００１８】
一方、チップの周面がハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面よりも突出され、かつ、チップの周面に連なるハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面に硬化肉盛が形成されていることにより、チップ及びハンマヘッド本体の耐用性を高められるので、ハンマヘッドの耐用寿命を一層大幅に延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る衝撃式粉砕機の実施の形態の一例を示す縦断面正面図である。
【図２】図１の衝撃式粉砕機の要部の正面図である。
【図３】従来の衝撃式粉砕機のハンマヘッドの正面図である。
【符号の説明】
１ケーシング
５ロータ
５ａロータ軸
５ｂロータプレート
６ハンマアーム
９ヘッドピン
１０ハンマヘッド
１１ハンマ
１２アームピン
１３切除箇所
１４切除箇所
１５ハンマヘッド本体
１６チップ
１７チップ
１８硬化肉盛
１９硬化肉盛[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an impact pulverizer having a hammer hinged to a horizontal rotor and pulverizing coal, coke, gypsum and the like, and more particularly to an impact pulverizer having an improved hammer head.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of impact pulverizer has a box-shaped casing provided with an inlet at the top and a outlet at the bottom, a reversibly rotatable rotor horizontally mounted horizontally within the casing, A hammer arm whose base end is hinged to the outer periphery of the rotor via an arm pin parallel to the rotor shaft, and a steel plate having a substantially rectangular plate shape that is fitted to the tip of the hammer arm and extends in the radial direction of the rotor. The hammer head 31 is composed of a large number of hammer heads and grinding plates disposed on both sides of the rotor and formed by concaved surfaces facing the rotor, as shown in FIG. In order to extend the service life, a hardfacing 32 is formed on the peripheral surface of the tip corners (both upper corners in FIG. 3) of the hammer head 31 where the object to be crushed contacts or slides.
In FIG. 3, 33 is a fitting hole into which the tip of the hammer arm is fitted, and 34 is a pin hole into which a head pin connecting the hammer arm and the hammer head 31 is inserted.
[0003]
In the impact pulverizer with the above configuration, the material to be crushed (raw material) from the inlet is struck by the hammer head of many hammers attached to the outer periphery of the rotor, and the grinding and shearing action on the grinding plate surface. Is repeatedly pulverized effectively, becomes a pulverized product (product), falls in gravity and is discharged from the discharge port.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional impact pulverizer, the shape of the corner of the tip of the hammerhead on which the hardfacing is formed is rounded, so the generation rate of coarse particles (for example, +6 mm in coking coal) cannot be reduced. There is a bug.
In addition, although a hardfacing is formed on the peripheral surface of the tip corner to extend the service life of the hammer head, when the continuous operation is performed for about 3 to 4 months, the tip corner of the hammer head becomes a rotor. As shown by a curve P in FIG. 3 at a high speed rotation (for example, 610 rpm, circumferential speed 70 m / sec), and at a low speed rotation of the rotor (for example, 315 rpm, a circumferential speed 36 m / sec), a curve Q in FIG. Therefore, the service life is required to be extended by about 2 to 3 times.
[0005]
Then, this invention makes it a subject to provide the impact-type grinder which can reduce the generation | occurrence | production ratio of a coarse grain and can extend the service life of a hammer head.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, an impact crusher of the present invention includes a rotor that is horizontally reversible and capable of reversible rotation and has a variable rotation speed, and an arm pin that is parallel to the rotor shaft on the outer periphery of the rotor. In the impact-type crusher, the rotor includes a number of hammer arms hinged to the base end, and a rectangular plate-shaped hammer head that is fitted to the tip of each hammer arm and extends in the radial direction of the rotor. One of the forward rotation and the reverse rotation is provided so that it can rotate at high speed and the other can rotate at low speed, and the hammer head is a triangle that covers the main wear area due to high speed rotation at the front end corner of the rotor in the high speed rotation direction A substantially rectangular plate-shaped steel hammerhead body provided with a cut-out portion having a shape and a triangular cut-out portion covering the main wear region due to low-speed rotation at the front end corner of the rotor in the low-speed rotation direction; and Characterized by being formed by almost the same size of the triangular-shaped cemented carbide or ceramic chips with each location attached to both cut portions of Nmaheddo body.
[0007]
The peripheral surface of the tip protrudes from the short side and long side peripheral surface of the hammer head main body, and a hardened overlay is formed on the short side and long side peripheral surface of the hammer head main body continuous with the peripheral surface of the chip. Preferably it is formed.
[0008]
[Action]
In the impact type crusher of the present invention, the shape of the tip corner of the hammer head is angular, while the hardness of one of the tip corners of the hammer head covers the main wear region due to high-speed rotation. The hardness is remarkably high, and the hardness of the other is remarkably high as long as it covers the main wear region due to low speed rotation.
In addition, the excision location has a size that individually covers the main wear areas due to high-speed rotation and low-speed rotation.
[0009]
Here, the high-speed rotation of the rotor means 610 to 430 rpm, the peripheral speed (hammer head moving speed) 70 to 50 m / sec, and the low-speed rotation means 430 to 315 rpm and the peripheral speed 50 to 36 m / sec (machine size). Depending on the rotation speed).
In addition, cemented carbide refers to a metal element carbide powder such as WC-Co, WC-TaC-Co, WC-TiC-Co, and metal powder appropriately mixed and sintered, and as ceramics. ZrO ₂ or SiC is used.
Further, the chip is attached to the hammerhead main body by joining by brazing, casting, or other means.
[0010]
On the other hand, the peripheral surface of the tip protrudes from the short side and long side of the hammer head main body, and a hard cladding is formed on the short side and long side of the hammer head main body that continues to the peripheral surface of the chip. As a result, the durability of the chip and the hammerhead body is enhanced.
It is desirable that the protruding height of the chip and the height of the hardfacing are substantially equal.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 and FIG. 2 are respectively a longitudinal sectional front view and a front view of an essential part showing an example of an embodiment of an impact pulverizer according to the present invention.
[0012]
In the figure, reference numeral 1 denotes a box-shaped casing having a steel plate welded structure in which an inlet 2 is provided in the upper center and a lower part is opened to form an outlet 3. This casing 1 has a front and rear for easy maintenance in the machine. The portions on both sides of the insertion port 2 having a rectangular shape in plan view extending over the entire width are provided so as to be separable from the front and rear side wall central portions supporting the insertion port 2 according to the separation lines A and A ′. It is provided at the center so as to be openable through a casing opening hydraulic cylinder (not shown).
In the casing 1, a rotor 5 comprising a rotor shaft 5a supported on front and rear side walls via bearings (not shown) and a large number of circular rotor plates 5b attached to the rotor shaft 5a at equal intervals is horizontally mounted. The rotor 5 is rotated in the forward direction (in FIG. 1 rightward) by a reversible rotation coupled to the rotor shaft 5a as appropriate and capable of reversible rotation and a rotational drive device (not shown) such as a motor having a variable number of rotations. Rotation) or reverse rotation (counterclockwise in FIG. 1) is provided so that high speed operation can be performed at the high speed (reverse rotation in the illustrated example) and low rotation can be performed at the other (reverse rotation in the illustrated example).
[0013]
The outer periphery of each rotor plate 5b of the rotor 5 has a hammer arm 6 and a substantially rectangular plate shape extending in the radial direction of the rotor 5, and the hammer arm 6 is inserted through a fitting hole 7 (see FIG. 2) in the base. A number of hammers 11 comprising a hammer head 10 fixed to the hammer arm 6 through a head pin 9 inserted through a pin hole 8 (see FIG. 2) that is fitted to the tip of the pin and inserted through the fitting hole 7. However, the base end portion of the hammer arm 6 is pivotally attached to the outer periphery of the rotor plate 5b via the arm pin 12 parallel to the rotor shaft 5a, thereby being hinged at equal intervals in the circumferential direction.
The hammer head 10 of the hammer 11 is provided with a triangular cut-out portion 13 that covers a main wear region due to high-speed rotation at the front end corner (the upper right corner in FIG. 2) of the front side of the rotor 5 in the high-speed rotation direction. The front end corner (the upper left corner in FIG. 2) of the rotor 5 in the low-speed rotation direction has a substantially rectangular plate shape with a triangular cut-out portion 14 that covers the main wear region due to the low-speed rotation. The hammer head main body 15 made of steel such as alloy cast steel and a triangular plate shape having a size substantially the same as each of the excised locations 13 and 14 attached to the excised locations 13 and 14 of the hammer head main body 15 by brazing. And chips 16 and 17 made of cemented carbide.
The cut portion 13 covering the main wear region due to the high-speed rotation of the hammer head main body 15 is such that the short side facing the right angle of the unequal side right-angled triangle is located on the long side of the hammer head main body 15 and the long side Is located on the short side of the hammer head 15, and the cut portion 14 covering the main wear region due to the low-speed rotation has a long side facing the right angle of the unequal right angle triangle on the hammer head main body. 15 is provided so that the short side is located on the short side of the hammer head main body 15, and both the excision points 13 and 14 have substantially the same shape and size. I am doing. Further, both the tips 16 and 17 are appropriately provided larger than the respective excision points 13 and 14, and the peripheral surface protrudes from the peripheral surface of the short side and the long side of the hammer head main body 15. On the peripheral surface of the short side and the long side of the hammerhead body 15 that is connected to the hard head body 15, the hardfacing 18 and 19 having a height substantially equal to the protruding height of the chips 16 and 17 are formed over the required length.
[0014]
On the other hand, on both sides of the rotor 5, there are disposed grinding plates 20 which are curved with a concave surface facing the rotor 5 so as to exhibit a circular arc shape in front view surrounding about a quarter of the circumference of the rotor 5. Yes.
The both grinding plates 20 are loosely inserted into the horizontally long slots 22 provided in the front and rear side walls of the casing 1 at the end of the support shaft 21 that is pivotally attached to the upper end parallel to the rotor shaft 5a. By swinging the support shaft 21 around the support shaft 21 by appropriately connecting the ends of the support shaft 21 protruding from the front and rear side walls to the piston rod 23a of the upper gap adjusting hydraulic cylinder 23 attached to the front and rear outside of the casing 1 The piston of the lower gap adjusting hydraulic cylinder 26 is provided freely, and is provided so as to be able to approach and move away from the rotor 5, while being attached to the left and right outer sides of the casing 1 via brackets 24 and pins 25. By connecting the rod 26 a to the outside of the lower end portion of the grinding plate 20 via a pin 27, the lower end portion is provided so as to be able to approach and separate from the rotor 5.
A grinding plate liner 28 made of a special wear-resistant cast steel having a chevron shape effective for grinding and impact is attached to the concave curved surfaces of both grinding plates 20.
[0015]
In order to pulverize an object to be pulverized that is hard and difficult to pulverize to a required particle size or less with the above-described impact pulverizer, first, the upper and lower upper clearance cylinders 23 are operated synchronously, and the lower part on the right The gap adjusting hydraulic cylinder 26 is operated so that the upper side gap and the lower side gap correspond to the desired particle size of the pulverized material, and then the pulverized material is charged from the inlet 2 while the rotor 5 is rotated forward at high speed. .
On the other hand, in order to pulverize a soft and easily pulverized object to a required particle size or less, first, the left and right upper gap adjusting hydraulic cylinders 23 are operated synchronously, and the left lower gap adjusting cylinder 26 is After the operation, the upper gap and the lower gap are made to correspond to the desired particle size of the pulverized material, and then the pulverized material is charged from the charging port 2 while the rotor 5 is rotated in the reverse direction at a low speed.
[0016]
In the embodiment described above, the peripheral surface of the chips 16 and 17 protrudes from the peripheral surfaces of the short side and the long side of the hammer head main body 15 and is continuous with the peripheral surfaces of the chips 16 and 17. Although the case where the hardfacing overlays 18 and 19 are formed on the peripheral surfaces of the short side and the long side with the height equivalent to the protruding height of the chips 16 and 17 has been described, the present invention is not limited to this. The peripheral surfaces 16 and 17 may be provided flush with the peripheral surfaces of the short side and the long side of the hammer head body 15. In this case, the hardfacing 18 and 19 may or may not be formed on the peripheral surfaces of the short side and the long side of the hammer head body 15 connected to the chips 16 and 17.
The chips 16 and 17 are not limited to those made of cemented carbide, but may be made of ceramics such as ZrO ₂ or SiC.
Further, the attachment of the chips 16 and 17 to the hammer head main body 15 is not limited to brazing and may be performed by casting, adhesive, or other means.
[0017]
【The invention's effect】
As described above, according to the impact type pulverizer of the present invention, the shape of the tip corner portion of the hammer head becomes angular, so that the generation rate of coarse particles can be greatly reduced.
In addition, one hardness at both corners of the tip of the hammerhead is markedly higher in the range covering the main wear area due to high speed rotation, and the other hardness is marked within the range covering the main wear area due to low speed rotation. since higher, the Ru can greatly extend the service life of the hammer head.
Furthermore, since the cut portion has a size that individually covers the main wear regions due to the high-speed rotation and the low-speed rotation, the tip can be attached to the hammerhead main body with a minimum mass .
[0018]
On the other hand, the peripheral surface of the tip protrudes from the short side and long side of the hammer head main body, and a hard cladding is formed on the short side and long side of the hammer head main body that continues to the peripheral surface of the chip. As a result, the service life of the chip and the hammerhead main body can be improved, so that the service life of the hammerhead can be further greatly extended.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional front view showing an example of an embodiment of an impact pulverizer according to the present invention.
FIG. 2 is a front view of a main part of the impact type pulverizer of FIG. 1;
FIG. 3 is a front view of a hammerhead of a conventional impact pulverizer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Casing 5 Rotor 5a Rotor shaft 5b Rotor plate 6 Hammer arm 9 Head pin 10 Hammer head 11 Hammer 12 Arm pin 13 Cut location 14 Cut location 15 Hammer head main body 16 Tip 17 Tip 18 Hard overlay 19 Hard overlay

Claims

ケーシング内に水平に横架される可逆回転可能にして回転数可変のロータと、ロータの外周にロータ軸と平行なアームピンを介して基端部が蝶着された多数のハンマアームと、各ハンマアームの先端部に嵌着され、ロータの半径方向へ延在する矩形板状のハンマヘッドとを有する衝撃式粉砕機において、前記ロータの正転又は逆転のいずれか一方を高速回転可能に、他方を低速回転可能に設け、前記ハンマヘッドを、ロータの高速回転方向前側の先端隅部に高速回転による主な摩耗領域をカバーする三角形状の切除箇所を、かつ、ロータの低速回転方向前側の先端隅部に低速回転による主な摩耗領域をカバーする三角形状の切除箇所を設けたほぼ矩形板状の鋼製のハンマヘッド本体、及びハンマヘッド本体の両切除箇所に取り付けたそれぞれの箇所とほぼ同等の大きさの三角形板状の超硬合金製又はセラミックス製のチップにより形成したことを特徴とする衝撃式粉砕機。A rotor that is horizontally reversibly rotatable in a casing and capable of reversible rotation, a number of hammer arms having a base end hinged on the outer periphery of the rotor via arm pins parallel to the rotor shaft, and each hammer In an impact pulverizer having a rectangular plate-shaped hammer head that is fitted to the tip of the arm and extends in the radial direction of the rotor, either the forward rotation or the reverse rotation of the rotor can be rotated at high speed, and the other Is provided so that it can rotate at low speed, and the hammer head is provided with a triangular cut-out portion covering the main wear region due to high speed rotation at the front end corner of the rotor in the high speed rotation direction, and the front end of the rotor in the low speed rotation direction. A steel plate head made of steel in the form of a rectangular plate with triangular cutouts covering the main wear areas due to low-speed rotation at the corners, and attached to both cutouts of the hammerhead main body. Location and impact grinder, characterized in that formed by almost the same size of the triangular-shaped cemented carbide or ceramic chips.

前記チップの周面がハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面よりも突出され、かつ、チップの周面に連なるハンマヘッド本体の短辺と長辺の周面に硬化肉盛が形成されていることを特徴とする請求項１記載の衝撃式粉砕機。The peripheral surface of the chip protrudes from the peripheral surface of the short side and the long side of the hammer head main body, and a hardfacing is formed on the peripheral surface of the short side and the long side of the hammer head main body connected to the peripheral surface of the chip. The impact type pulverizer according to claim 1, wherein