JP3621782B2 - 力覚センサ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットハンドの指先等、なんらかの対象物に接触する接触体の接触状態を検出するための力覚センサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばロボットハンドにより対象物を把持して種々の作業を行う場合には、その把持力の調整や、対象物に対するロボットハンドの位置調整等を行うために、ロボットハンドの指先部と対象物との接触状態(接触の有無や接触力等)を検出する必要を生じる場合が多々ある。
【0003】
そして、従来、このような検出を行う力覚センサ装置としては、対象物に接触する接触体であるロボットハンドに起歪体を装着して、該起歪体に歪みゲージを貼着し、この歪みゲージの出力信号に基づき、ロボットハンドと対象物との接触力等を検出するようにしたものが一般的に知られている。
【0004】
しかしながら、このように歪みゲージを用いた従来の力覚センサ装置では、該歪みゲージが一般に温度変化に対する特性変化を生じやすいと共にノイズ等の影響を受けやすいため、種々様々な環境下でロボットハンドと対象物との接触力等を安定して検出することが困難なものとなっていた。
【0005】
また、歪みゲージは衝撃等による断線も生じやすいと共に、その取付け作業や取付後の出力調整作業に熟練と時間を要し、高価なものとなりやすいという不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる背景に鑑み、対象物に接触するロボットハンドの指先等の接触体の接触状態の検出を小型で安価な構成で安定して行うことができる力覚センサ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の力覚センサ装置はかかる目的を達成するために、対象物と接触する接触体の接触状態を検出する力覚センサ装置であって、基体と、該基体と間隙を存して設けられた前記接触体と、該接触体と前記対象物との接触時に前記間隙の距離が変化するよう該接触体を前記基体に揺動可能及び前記間隙の距離方向に移動可能に支持せしめる復元自在な弾性部材と、前記基体と接触体との間隙の所定部位の距離に応じた信号を生成するギャップセンサとから成ると共に、前記弾性部材は、前記基体及び接触体の間に前記間隙の距離方向と表裏面が略直交するように介装された薄板バネから成り、該薄板バネの略中央部及び周縁部がそれぞれ前記基体の前記接触体に臨む面の略中央部及び前記接触体の前記基体に臨む面の周縁部に固定され、又は、該薄板バネの略中央部及び周縁部がそれぞれ前記接触体の前記基体に臨む面の略中央部及び前記基体の前記接触体に臨む面の周縁部に固定されており、前記ギャップセンサの信号により検出される前記間隙の距離に基づき前記接触体と対象物との接触状態を検出することを特徴とする。
【0008】
かかる本発明によれば、前記接触体と対象物とが接触すると、該接触体が前記弾性部材の弾性変形により前記基体に対して揺動あるいは前記基体と接触体との間隙の距離方向に移動し、これにより該間隙の距離が変化する。そして、この間隙の距離に応じた信号が前記ギャップセンサにより生成される。このとき、前記間隙の距離の変化は、対象物と接触体との接触状態に応じたものとなるので、前記ギャップセンサの信号によって、対象物と接触体との接触状態を検出する可能となる。すなわち、本発明は、対象物と接触体との接触状態が接触体と基体との間隙の距離変化という物理量に変換し、その距離をギャップセンサにより検出することで対象物と接触体との接触状態を検出するものである。この場合、前記間隙の距離の検出を行うためのギャップセンサとしては、例えば周知の渦電流式変位センサやレーザ式変位センサ、静電容量式変位センサ等のセンサを用いればよく、これらのセンサは一般に小型でしかも温度変化やノイズ等の影響を受けにくい。また、前記接触体と対象物との接触時に前記薄板バネが撓むことにより、前記接触体が基体に対して揺動可能で且つ前記間隙の距離方向に移動可能となり、単なる薄板バネを用いた極めて簡単な構成で本発明の力覚センサ装置を構成することができる。
【0009】
よって本発明によれば、弾性部材や、距離測定用の渦電流式変位センサ等のギャップセンサを用いた小型で安価な構成で接触体と対象物との接触状態を安定して検出することができる。
【0012】
また、本発明では、前記ギャップセンサを、前記基体と接触体との間隙の少なくとも三つ以上の互いに異なる部位の距離を検出すべく三個以上備えることで、各ギャップセンサの信号により検出される前記間隙の各部位の距離に基づき、前記接触体と対象物との接触時に該接触体に作用する力の大きさ及び方向を検出することができる。
【0013】
あるいは、前記ギャップセンサを、前記基体と接触体との間隙の二つの互いに異なる部位の距離を検出すべく二個備えることで、各ギャップセンサの信号により検出される前記間隙の各部位の距離に基づき、前記接触体と対象物との接触時に該接触体に作用する力の所定方向の成分又は該力の方向を検出することもできる。
【0014】
尚、本発明では前述のように前記弾性部材を前記薄板バネにより構成することにより、前記弾性部材によって、前記接触体は、前記基体に揺動可能及び前記間隙の距離方向に移動可能に支持されると共に、前記間隙の距離方向と直交する方向及び該間隙の距離方向の軸回りの回転方向には略不動に前記基体に支持される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
【0016】
図1は本実施形態の力覚センサ装置を備えたロボットハンドの指機構の側面図であり、この指機構は、人体の手指と同様に、図示しないロボットハンドの掌部(手の平部分)から延設された基節部1と、この基節部1から第1関節2を介して屈曲自在に延設された中節部3と、この中節部3から第2関節4を介して屈曲自在に延設された末節部5(指先部)とからなり、このような指機構がロボットハンドの掌部から複数、延設されている。そして、それらの指機構の各関節2,4における屈曲動作によって、末節部5の先端部に各種対象物Wを把持するようにしている。
【0017】
本実施形態の力覚センサ装置は、それらの各指機構の末節部5の先端部と対象物Wとの接触状態(接触力の大きさ、方向を含む)を検出するために該末節部5に備えたものであり、次のような構造を具備している。
【0018】
すなわち、図2を参照して、本実施形態の力覚センサ装置は、末節部5の基端側の部分(前記中節部3寄りの部分)を構成する基体6と、対象物Wと接触する末節部5の先端側の部分を構成する接触体7とをそれらの間に間隙8を存して備え、該間隙8の箇所に、接触体7を基体6に支持せしめる弾性部材である薄板バネ9が介装されている。
【0019】
基体6は、大略円柱形状のもので、その後部(図2の右側の部分)の内部には、中空部10が形成されている。基体6の軸心部には、該基体6の接触体7側の先端面から中空部10にかけて貫通孔11が穿設され、この貫通孔11に、支持棒12がその先端部を接触体7側に突出させて挿着・固定されている。この支持棒12の先端部には、該支持棒12の貫通孔11内に挿入された本体部12aよりも小径なねじ部12bが本体部12aと同心に形成されている。
【0020】
接触体7は、その芯部を構成する大略有底筒状の芯材13と、接触体7の外面部を形成するゴム等の樹脂材からなる弾性体14とにより構成されている。
【0021】
芯材13は、その開口端部を基体6に向けて該基体6と同心に配置され、該開口端部には、環状フランジ15が形成されている。また、芯材13の先端部(底部)の外面は、球面状に形成されている。
【0022】
弾性体14は、芯材13の環状フランジ15を除く外面部全体を被覆するようにして該芯材13の外面部に固着されており、その先端部は、芯材13の先端部の形状に対応して球面状に形成されている。
【0023】
薄板バネ9は、図4に示すように円板状に形成された金属製のもので、その肉厚は例えば0.2〜2mm程度のものである。
【0024】
この薄板バネ9の中心部には、該中心部を前記支持棒12のねじ部12bに取り付けるためのねじ穴16が穿設され、また、周縁部には、それを前記芯材13の環状フランジ15にねじ締めするための複数(本実施形態では3個)のねじ穴17が穿設されている。さらに、該薄板バネ9には、その弾性変形(撓み)を容易なものとするために複数条の溝18が形成されている。尚、これらの溝18は、薄板バネ9の肉厚が薄ければ、必ずしも設ける必要はない。
【0025】
かかる薄板バネ9は、図2に示すように、その中心部を一対のワッシャ19,19間に挟持するようにして該ワッシャ19,19と共に前記ねじ穴16(図4参照)を介して支持棒12のねじ部12bに外挿され、この状態で、支持棒12のねじ部12bにその先端側から該支持棒12の本体部12aに向かってナット19aを螺着することで、該薄板バネ9の中心部が支持棒12を介して基体6に固定されている。尚、ワッシャ19,19の外周面は、それぞれ、薄板バネ9に接触しない端面側から薄板バネ9に接触する端面側に向かって縮径されてテーパ面を成しており、これにより、薄板バネ9の弾性変形時に、ワッシャ19,19との接触箇所で応力が集中して該薄板バネ9が破損してしまうのを防止するようにしている。
【0026】
また、この薄板バネ9は、その周縁部を前記接触体7の芯材13の環状フランジ15及びこれと略同径のワッシャ20の間に挟持し、さらに該ワッシャ20の後端面(薄板バネ9と接触しない端面)にそれと略同径の環状導体板21を重合させた状態で、該導体板21側から芯材13の環状フランジ15に向かって薄板バネ9の前記ねじ穴17を介してねじ22を螺着することで、該薄板バネ9の周縁部がワッシャ20及び導体板21と共に接触体7の芯材13に固定されている。尚、環状フランジ15の内周面及びワッシャ20の内周面は、前記ワッシャ19,19との同様に、薄板バネ9との接触箇所に応力集中が生じるのを防止するためにテーパ面をなしている。
【0027】
以上のような基体6、接触体7及び薄板バネ9の構造により、接触体7が前記環状導体板21を含めて基体6の先端面との間に間隙8を存しつつ薄板バネ9を介して基体6に支持されている。そして、薄板バネ9の弾性変形(撓み)によって、接触体7は、支持棒12に固定された薄板バネ9の中心部を支点として揺動可能とされると共に、軸心方向(間隙8の距離方向)に移動可能とされている。この場合、薄板バネ9は、接触体7が基体6に対してそれらの軸心と直交する方向にスライドする方向や、接触体7が基体6に対してそれらの軸心回りに回転する方向に対しては、高剛性なもので、それらの方向へは接触体7は略不動なものとされている。また、接触体7と対象物Wとの接触時の接触体7の揺動量は接触体7等のサイズに比して十分に小さなものとなるようになっている。
【0028】
尚、接触体7の外表面には、その全面を被覆するゴムや皮革等からなる可撓性の表皮体23が固着されており、この表皮体23の基体6側の端部は、前記間隙8の箇所から基体6の外周面まで覆うように延設され、これにより間隙8に塵等が侵入するのを防止している。
【0029】
一方、前記基体6には、図2及び図3に示すように前記接触体7に固定された環状導体板21に対向する箇所で、前記貫通孔11の周囲に周方向に等間隔(120°間隔)で、例えば3個のセンサ挿着孔24a,24b,24cが基体6の先端面から中空部10に向かって貫通孔11と平行に穿設され、これらの各センサ挿着孔24a〜24cにそれらの箇所で基体6と接触体7との間の間隙8の距離を検出するためのギャップセンサ25a,25b,25cが挿着・固定されている。この場合、各ギャップセンサ25a〜25cは、前記薄板バネ9及び環状導体板21を接触体7に固定するねじ22の箇所に対して、図4に示すように周方向に位相をずらして配置されるようになっている。
【0030】
各ギャップセンサ25a〜25cは、例えば公知の渦電流式のもので、環状導体板21の各ギャップセンサ25a〜25cに対向する箇所に渦電流を生ぜしめつつ、各ギャップセンサ25a〜25cの先端面と環状導体板21との距離に応じた信号を各ギャップセンサ25a〜25cの箇所における前記間隙8の距離を示す信号として生成する。
【0031】
この場合、各ギャップセンサ25a〜25cの後端部は、その一部が前記中空部10内に露出するようになっており、その部分から生成した信号を出力するためのリード線26が中空部10内に導出されている。そして、中空部10には、基体6の外部に通じる導出穴27が穿設されており、それらのリード線26が導出穴27を介して基体6の外部に導かれている。
【0032】
図5を参照して、本実施形態の力覚センサ装置では、上記ようにしてロボットハンドの各指機構毎に、基体6の外部に導出された各ギャップセンサ25a〜25cのリード線26は、図5に示すように各指機構の外部において、各ギャップセンサ25a〜25cに対応するアンプ28a〜28cに接続され、それらのアンプ28a〜28cの出力側がマイクロコンピュータ29(以下、マイコン29という)に接続されている。
【0033】
このマイコン29は、本発明の構成に対応して、力検出手段を構成するもので、各ギャップセンサ25a〜25cの信号をそれぞれアンプ28a〜28cで増幅してなる信号をA/D変換するA/D変換器30と、このA/D変換器29を含めてバスライン31を介して相互に接続されたCPU32、RAM33及びROM34とから成り、CPU32により、A/D変換器30を介して与えられる各ギャップセンサ25a〜25cの信号データに基づき、RAM33やROM34に格納された所定の演算式やプログラム等に従って、後述するように各指機構毎にその末節部5の接触体7と対象物Wとの接触時に該接触体7に作用する力の大きさ及び方向を求めるようにしている。
【0034】
次に、本実施形態の作動を説明する。
【0035】
本実施形態のロボットハンドの指機構の末節部5の先端部(接触体7)で対象物Wを把持すると、末節部5の接触体7がその側方の対象物Wから力を受ける。このとき、該接触体7は薄板バネ8の弾性変形(撓み)によって、基体6に対して薄板バネ8の中心部を支点として揺動したり、軸心方向に移動する。このため、基体6と接触体7との間の間隙7の距離が、対象物Wから接触体7の受ける力の大きさや方向に応じて、環状導体板21の箇所で部分的に伸縮する。そして、このように変化する基体6と接触体7との間の間隙7の各ギャップセンサ25a〜25cの箇所における距離に応じた信号(各ギャップセンサ25a〜25cと導体板21との間隔を示す信号)が各ギャップセンサ25a〜25cによりそれぞれ生成され、それがそれぞれアンプ28a〜28cにより増幅された後、マイコン29に取り込まれる。さらにマイコン29に取り込まれた各ギャップセンサ25a〜25cの信号はA/D変換器30によりA/D変換された後、バスライン31を介してCPU32に与えられる。
【0036】
このとき、CPU32は、各ギャップセンサ25a〜25cの信号データに基づき、各ギャップセンサ25a〜25cの箇所における前記間隙8の距離を把握して、それを用いて以下のようにして、接触体7が対象物Wから受ける力の大きさと方向を演算により求める。
【0037】
この演算処理を図6(a),(b)を参照して説明する。尚、図6(a),(b)では、説明の便宜上、接触体7や基体6等を模式化して示している。
【0038】
まず、図6(a)を参照して、接触体7が対象物Wから受ける作用力をF、その作用力Fの、接触体7の軸心方向(Z軸方向)の成分(以下、軸方向成分という)をFz、接触体7の径方向(軸心と直交する方向)の成分(以下、径方向成分という)をFrとする。また、接触体7の基体6側の端面から作用力Fの作用点P(対象物Wとの接触点)までの距離をh、作用点Pと接触体7の軸心との距離(接触体7の半径)をrとし、さらに、各ギャップセンサ25a〜25cの箇所における接触体7及び基体6間の間隙8の距離をそれぞれe、e、eとし、それらの距離e,e,eの定常状態(接触体7に対象物Aが接触していない状態)からの変化分をΔe、Δe、Δeとする。尚、上記定常状態ではe=e=eである。
【0039】
また、図6(b)を参照して、各ギャップセンサ25a〜25cのうち、例えばギャップセンサ25aがX軸上に存するようにしてX−Y座標軸をとり、他のギャップセンサ25b,25cがX軸となす角度をα(本実施形態では60°)、前記作用力Fの径方向成分FrがX軸となす角度をθとする。
【0040】
このとき、前記接触体7が受ける作用力による前記間隙の距離e,e,eの変化分Δe、Δe、Δe(これは、各ギャップセンサ25a〜25cの信号データによって検出される)は、接触体7の揺動量が十分に小さいことを考慮して、次式(1)〜(3)により表される。
【0041】
【数1】
Figure 0003621782
【0042】
上式(1)〜(3)において、Mθは作用力Fによる接触体7の揺動支点(薄板バネ9の中心部。図6(a)の参照符号Oで示す)の回りのモーメント(=Fr・h−Fz・r)、Kzは薄板バネ9の軸心方向のバネ定数、Kθは接触体7の揺動支点Oの回りの揺動方向における薄板バネ9のバネ定数である。
【0043】
この場合、α=60°であるので、上式(1)〜(3)は、さらに次式(4)〜(6)により表される。
【0044】
【数2】
Figure 0003621782
【0045】
そして、これらの式(4)〜(6)の両辺をそれぞれ加算すると、Mθが消去され、それから次式(7)が得られる。
【0046】
【数3】
Figure 0003621782
【0047】
従って、この式(7)を用いることで、各ギャップセンサ25a〜25cの信号データによって検出される前記間隙の距離e,e,eの変化分Δe、Δe、Δeから前記作用力Fの軸方向成分Fzを求めることができる。
【0048】
また、前記式(5),(6)の両辺をそれぞれ減算すると、次式(8)が得られる。
【0049】
【数4】
Figure 0003621782
【0050】
さらに、前記式(4)に式(7)を代入して整理すると、次式(9)が得られる。
【0051】
【数5】
Figure 0003621782
【0052】
ここで、式(8)の両辺をそれぞれ式(9)の両辺で除算することで、次式(10)が得られる。
【0053】
【数6】
Figure 0003621782
【0054】
よって、この式(10)を用いることで、各ギャップセンサ25a〜25cの信号データによって検出される前記間隙の距離e,e,eの変化分Δe、Δe、Δeから前記作用力Fの方向を示す角度θ(図6(b)参照)を求めることができる。
【0055】
一方、前記(9)式において、Mθ=Fr・h−Fz・rであるから、これを(9)式に代入して整理すると、次式(11)が得られる。
【0056】
【数7】
Figure 0003621782
【0057】
よって、この式(11)を用いることで、各ギャップセンサ25a〜25cの信号データによって検出される前記間隙の距離e,e,eの変化分Δe、Δe、Δeから前記作用力Fの径方向成分Frを求めることができる。
【0058】
前記マイコン29のCPU32は、各ギャップセンサ25a〜25cの信号データによって検出される前記間隙の距離e,e,eの変化分Δe、Δe、Δeから、前記式(7)、(10)、(11)の演算を行うことで、接触体7と対象物Wとの接触時に接触体7が受ける作用力Fの各成分Fz,Frの大きさ、及び該作用力Fの方向を示す角度θを求める。そして、このようにして求められた作用力Fの各成分Fz,Frの大きさ、及び該作用力Fの方向を示す角度θを、ロボットハンドによる対象物Wの把持力や把持位置を調整するために使用する。尚、式(7)、(10)、(11)の演算を行うための定数Kz、Kθ、r、hはあらかじめマイコン29のRAM33やROM34にあらかじめ記憶保持されている。
【0059】
このように、本実施形態の装置によれば、ロボットハンドの各指機構における接触体6と対象物Wとの接触状態を示す作用力Fの大きさや方向を、薄板バネ9や渦電流式のギャップセンサ25a〜25cを用いた簡単で安価な構成で容易に検出することができる。そして、本実施形態でギャップセンサ25a〜25cとして使用した渦電流式のセンサは、温度変化やノイズ等の影響を受けにいので、接触体6と対象物Wとの接触状態を示す作用力Fの大きさや方向を安定して検出することができ、ひいては、ロボットハンドによる対象物Wの把持を安定して行うことができる。
【0060】
尚、本実施形態では、薄板バネ9の中心部を基体6側に固定し、薄板バネ9の周縁部を接触体7側に固定するようにしたが、これと逆に、薄板バネ9の中心部を接触体7側に固定し、薄板バネ9の周縁部を基体6側に固定するようにしてもよい。
【0061】
ところで、本実施形態では、3個のギャップセンサ25a〜25cを用いて接触体6と対象物Wとの接触状態を示す作用力Fの大きさ及び方向を検出するようにしたが、例えば2個のギャップセンサを用いて、作用力Fの特定方向に成分のみや、作用力Fの方向のみを検出するようにすることも可能である。
【0062】
この場合には、例えば図7に示すように基体6に二つのギャップセンサ25a,25bを周方向に180°の間隔を存して挿着・固定し、他の構成(接触体6や薄板バネ9等の構造)は、図2のものと同一とする。このようにした場合には、各ギャップセンサ25a,25bの信号データによって検出される基体6と前記接触体7との間の間隙8の、各ギャップセンサ25a,25bの箇所における距離e,eの定常状態(e=eの状態)からの変化分Δe、Δeは、前記式(1)、(2)でα=0とすることで、次式(12),(13)により表される。
【0063】
【数8】
Figure 0003621782
【0064】
そして、これらの式(12),(13)の両辺をそれぞれ加算して整理することで、次式(14)が得られる。
【0065】
【数9】
Figure 0003621782
【0066】
よって、この式(14)を用いることで、各ギャップセンサ25a,25bの信号データによって検出される間隙8の距離e,eの変化分Δe、Δeから、作用力Fの軸方向成分Fzを求めることができる。
【0067】
あるいは、例えば図8に示すように前記基体6に二つのギャップセンサ25a,25bを周方向に90°の間隔を存して挿着・固定し、他の構成(接触体6や薄板バネ9等の構造)は、図2のものと同一とする。このようにした場合には、各ギャップセンサ25a,25bの信号データによって検出される基体6と前記接触体7との間の間隙8の、各ギャップセンサ25a,25bの箇所における距離e,eの定常状態(e=eの状態)からの変化分Δe、Δeは、前記式(1)、(2)でα=90°とすることで、次式(15),(16)により表される。
【0068】
【数10】
Figure 0003621782
【0069】
ここで、作用力Fが常に接触体6の径方向のみに作用する場合、すなわち、Fz=0の場合には、上式(15),(16)においてFz=0として、式(16)の両辺をそれぞれ式(15)の両辺で除算すると、次式(17)が得られる。
【0070】
【数11】
Figure 0003621782
【0071】
従って、接触体6に対象物Wが該接触体6の径方向から接触するような場合には、上式(17)を用いることで、各ギャップセンサ25a,25bの信号データによって検出される間隙8の距離e,eの変化分Δe、Δeから、作用力Fの方向を求めることができる。
【0072】
以上説明した実施形態では、接触体6と対象物Wとの接触時に接触体6に作用する力の大きさや方向を求めるようにしたが、単に接触体と対象物との接触の有無を検出する場合には、ギャップセンサの個数を一つとしてもよい。
【0073】
図9を参照して具体的な参考例を説明すると、前述のロボットハンドの指機構と同様に、基節部35、中節部36及び末節部37を順に第1関節38及び第2関節39を介して連結してなる指機構において、前述の実施形態と同様に、末節部37を中節部36側の基体40と、対象物Wと接触する先端側の接触体41とによりそれらの間に間隙42を存して構成する。そして、これらの基体40及び接触体41をそれらの軸心方向と平行な姿勢で間隙42に介装された例えば方形状の薄板バネ43により連結し、また、基体40の例えば軸心部に、接触体41の基体40側の端面に対向させて前記ギャップセンサ25a〜25cと同様のギャップセンサ44を装着する。
【0074】
このような構造の指機構にあっては、対象物Wが接触体41に図示のように接触すると、該接触体41が薄板バネ43の撓みによって、図中矢印xで示すように揺動し、ギャップセンサ44の箇所の間隙42の距離が変化する。従って、この距離の変化をギャップセンサ44で検出することで、接触体41への対象物Wの接触の有無を検出することができる。
【0075】
尚、以上説明した各実施形態では、ギャップセンサとして渦電流式のセンサを使用したものを示したが、公知のレーザ式のギャップセンサを使用してもよい。この場合には、前述の渦電流式のギャップセンサ25a〜25cと同様に、基体にレーザ式のギャップセンサを装着し、そのセンサにより接触体の基体側の端面に向かってレーザ光を投光することで各センサの箇所における接触体と基体との間の間隙の距離を検出することができる。
【0076】
あるいは、ギャップセンサとして静電容量式のセンサを使用してもよく、この場合には、前述の渦電流式のギャップセンサ25a〜25cと同様に、基体に静電容量式のギャップセンサを装着し、このセンサの箇所における接触体及び基体間の静電容量を検出することで、接触体と基体との間の間隙の距離を検出することができる。
【0077】
あるいは、接触体と基体との間の間隙に空気流を生ぜしめ、接触体が基体に対して揺動あるいは軸心方向に移動したときに生じる空気圧の圧力変化を検出することで、接触体と基体との間の間隙の変化を検出するようにることも可能である。
【0078】
また、前記各実施形態では、ロボットハンドの指機構に備えた力覚センサ装置を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、種々の接触体と対象物との接触状態を検出する場合に適用することができることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の力覚センサ装置を備えたロボットハンドの指機構の側面図。
【図2】図1の指機構の力覚センサ装置の要部の縦断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】図1の指機構の力覚センサ装置に用いる薄板バネの平面図。
【図5】図1の指機構の力覚センサ装置のシステム構成図。
【図6】図1の指機構の力覚センサ装置の作動を説明するための説明図。
【図7】図1の指機構の力覚センサ装置で二個のギャップセンサを備えた場合の実施形態を示す断面図。
【図8】図1の指機構の力覚センサ装置で二個のギャップセンサを備えた場合の他の実施形態を示す断面図。
【図9】一個のギャップセンサを使用した力覚センサ装置の参考例におけるロボットハンドの指機構を示す模式的側面図。

Claims (4)

  1. 対象物と接触する接触体の接触状態を検出する力覚センサ装置であって、基体と、該基体と間隙を存して設けられた前記接触体と、該接触体と前記対象物との接触時に前記間隙の距離が変化するよう該接触体を前記基体に揺動可能及び前記間隙の距離方向に移動可能に支持せしめる復元自在な弾性部材と、前記基体と接触体との間隙の所定部位の距離に応じた信号を生成するギャップセンサとから成ると共に、
    前記弾性部材は、前記基体及び接触体の間に前記間隙の距離方向と表裏面が略直交するように介装された薄板バネから成り、該薄板バネの略中央部及び周縁部がそれぞれ前記基体の前記接触体に臨む面の略中央部及び前記接触体の前記基体に臨む面の周縁部に固定され、又は、該薄板バネの略中央部及び周縁部がそれぞれ前記接触体の前記基体に臨む面の略中央部及び前記基体の前記接触体に臨む面の周縁部に固定されており、
    前記ギャップセンサの信号により検出される前記間隙の距離に基づき前記接触体と対象物との接触状態を検出することを特徴とする力覚センサ装置。
  2. 記ギャップセンサは、前記基体と接触体との間隙の少なくとも三つ以上の互いに異なる部位の距離を検出すべく三個以上備えられ、各ギャップセンサの信号により検出される前記間隙の各部位の距離に基づき、前記接触体と対象物との接触時に該接触体に作用する力の大きさ及び方向を検出する力検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の力覚センサ装置。
  3. 記ギャップセンサは、前記基体と接触体との間隙の二つの互いに異なる部位の距離を検出すべく二個備えられ、各ギャップセンサの信号により検出される前記間隙の各部位の距離に基づき、前記接触体と対象物との接触時に該接触体に作用する力の所定方向の成分又は該力の方向を検出する力検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の力覚センサ装置。
  4. 前記ギャップセンサは、渦電流式変位センサ又はレーザ式変位センサ又は静電容量式変位センサから成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の力覚センサ装置。
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