JP3621563B2 - Vacuum forming machine - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば熱可塑性樹脂シートを真空成形するための真空成形機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、熱可塑性樹脂シートを加熱軟化させ、真空引きして型に密着させることで成形する真空成形機として、例えば図２に示すような真空成形機５１が知られている。
この成形機５１は、機枠５２の真空引き台５２ａ上に載置される成形用型５３と、機枠５２の上面に取付けられるシリンダユニット５４と、このシリンダユニット５４の作動で上下動自在なシート押え部材５５と、このシート押え部材の下面に取付けられる複数の吸引ノズル５６を備え、この吸引ノズル５６は成形用シートＳを吸着保持し得るようにされるとともに、機内には、シート加熱用ヒータ５７及び冷却ノズル５８が設けられ、また機内を冷却するための冷却ファン５９も設けられている。
【０００３】
そしてこのような真空成形機５１では、吸引ノズル５６で成形用シートＳを吸着保持した後、機内のシート加熱用ヒータ５７で加熱して軟化させ、成形用型５３に向けて押付けると同時に成形用型５３を通して真空引きすることで、成形用シートＳを成形用型５３に密着させ成形する。そして成形が完了すると、冷却ノズル５８及び冷却ファン５９によって冷却され、殻状の成形品が成形される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような従来型の真空成形機５１では、シート加熱用ヒータ５７のヒータ熱は、シートＳの軟化以外に活用されておらず、そのまま外気に放出されているため不経済である。
また、シートＳを真空成形するためには、真空引き前に所定の軟度まで軟化させなければうまく成形できず、このため、従来はシート加熱用ヒータ５７で時間をかけて加熱しているが、この加熱時間が長く、サイクル的に無駄である。
【０００５】
そこで本発明は、シート加熱用ヒータの排熱を有効に活用し、シートを所定の軟度まで軟化させる時間の短縮を図ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、請求項１において、機枠内にシート加熱用ヒータを備えた真空成形機において、機枠の上部に、シート加熱用ヒータの排熱でシートを予備加熱する加温室を設けた。
【０００７】
そして、例えば加温室内に次工程用のシートを収容しておき、シート加熱用ヒータでシートを加熱する際、同時に加温室内に収容したシートをヒータの排熱によって予備加熱し、ある程度軟化させておくことで、次に本加熱する際の時間の短縮を図る。
【０００８】
この際、加温室を機枠の上部に配設しているため、下方から上方に向けて対流するヒータの排熱が有効に活用できる。
【０００９】
しかも、例えば加温室内に収容するシートとして、ロール状素材から切断した直後のシートを収容すれば、予備加熱によってロール状に戻ろうとする性質が薄れ、例えば吸引ノズルで吸着保持する時に確実に吸着できる等、作業をスムーズに行うことができる。
【００１０】
また請求項２では、加温室の下面を、機枠の上面に対して傾斜角を持って取付け、機枠の上面と加温室の下面との間の少なくとも一部に、シート冷却時の冷却効果を高める排熱部を形成するようにした。
【００１１】
即ち、機枠の上面と加温室の下面との間に排熱部がなければ、加温室内のシートの予備加熱の効果は高められるものの、成形中のシートを冷却する際の冷却効果が悪くなり、冷却時間を要するようになる。
そこで、加温室内のシートの予備加熱もある程度効果的に行うことができ、しかも成形シートの冷却効果も確保されるよう、加温室の下面を機枠の上面に対して傾斜させ、上下面で挟まれる一部に、外気に連通する排熱部を形成する。
【００１２】
また、加温室の下面を傾斜させれば、例えば収容したシートを取り出す時に、シートを引張れば容易に抜出すことができる。
【００１３】
また請求項３では、加温室を、上下方向に複数段に仕切るようにした。
このように加温室を上下に仕切り、例えば予熱効果の薄い上段に、ロールから切出した直後のシートを収容し、予熱効果の高い下段に、成形間近のシートを収容する。そして上段で予熱したシートを順次下段に移動させ、下段で予熱したシートを抜き取って本加熱してゆけば、成形サイクルを円滑に繰返すことができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図１は本発明に係る真空成形機の説明図である。
【００１５】
本発明に係る真空成形機は、例えばポリプロピレンシートを真空成形する装置において、シート加熱用ヒータでシートを加熱軟化させる際、排熱を利用して次工程以降のシートをある程度柔らかくし、円滑に吸着保持できるようにするとともに、本加熱の時間を短縮してサイクル性の向上を図るようにしたものであり、従来の装置に簡易な改造を加えるだけで構成できる。
【００１６】
即ち、図１に示すように、本真空成形機１は、従来構造とほぼ同様の成形機本体２と、この成形機本体２の上部に付設される加温室３を備え、この加温室３は、所定寸法に切断したポリプロピレンシートＳを積層して収容し得るようにされるとともに、上部室３ａと下部室３ｂの上下２段に仕切られている。
【００１７】
前記成形機本体２は、真空引き台４ａを備えた機枠４と、真空引き台４ａ上に載置される成形用型５と、機枠４の天板４ｂに取付けられシリンダユニット６と、このシリンダユニット６の作動で上下動自在なシート押え部材７と、このシート押え部材７の下面に取付けられる複数の吸引ノズル８を備えており、機枠４内の上部にはシート加熱用ヒータ１０が配設されるとともに、成形品に向けて冷却風を吹き付ける冷却ノズル１１が配設され、また機枠４の側面には機内に向けて冷却風を吹き付ける複数の冷却ファン１２が設けられている。
【００１８】
そして、成形用型５は機内と機外との間を移動自在とされ、例えば成形品が成形されると、機内から成形用型５ごと取り出されて成形品が型離しされた後、次の成形を行う時は、再度真空引き台４ａ上の所定の位置に載置されるようになっている。
また、機枠４の天板４ｂの上部には、金網１３が配設されている。
【００１９】
機枠４の上部に配設される前記加温室３は、前記金網１３に対して傾斜角αを有する第１金網１４と、この第１金網１４と平行で且つ加温室３の空間部を上下に仕切る第２金網１５を備え、この第２金網１５で仕切られる上部室３ａと下部室３ｂの一端側（図１の右方側）の側面は、ポリプロピレンシートＳを出し入れするための開口部Ｈとされている。
【００２０】
また、前記機枠４の上部の金網１３と、加温室３底部の第１金網１４の上下間であって、上下幅が広がった方向（図１の左方側）の側面は、機枠４内の熱気を逃がす排熱部ｈとして、外気と連通するように構成されている。
【００２１】
そして、加温室３の上部室３ａと下部室３ｂには、それぞれ複数のポリプロピレンシートＳを積層状態で収納し得るようにされ、例えば上部室３ａには、ロール状に巻かれたシート素材を切断した直後のポリプロピレンシートＳを収容し、下部室３ｂには、成形段階に近いポリプロピレンシートＳを収容する。
【００２２】
以上のような真空成形機１の作用等について説明する。
吸引ノズル８によってポリプロピレンシートＳが吸着保持されると、シリンダユニット６が作動してポリプロピレンシートＳをシート加熱用ヒータ１０に近接させ、ヒータ熱によって加熱する。
この際、ヒータ熱は吸引ノズル８によって保持されるポリプロピレンシートＳを加熱するばかりでなく、上方に向けて対流する排熱によって、加温室３内に収容したポリプロピレンシートＳも加熱される。
【００２３】
吸引ノズル８で保持されるポリプロピレンシートＳが加熱されて充分柔らかくなったところで、シリンダユニット６が作動してポリプロピレンシートＳを成形用型５に向けて押付け、同時に真空引き台４ａを通して真空引きがなされる。このため、シートＳは成形用型５に密着する。
【００２４】
真空引きによってシートＳが成形用型５に密着すると、シート加熱用ヒータ１０による加熱が停止され、冷却ノズル１１及び冷却ファン１２によって成形品の冷却が行われる。
この際、熱気は排熱部ｈから外部に排出され、効果的に冷却することができる。
【００２５】
そして、成形品が冷却されると、成形用型５ごと真空引き台４ａ上から取り出され、離型部等において成形品が取り出される。
【００２６】
一方、真空引き台４ａ上には、次のポリプロピレンシートＳが載置される。このポリプロピレンシートＳは、加温室３の下部室３ｂの最下段に収容されていたポリプロピレンシートＳが抜き出されて載置されるものであり、前回までのシート加熱用ヒータ１０の排熱による加熱によって、ある程度柔らかくされている。
【００２７】
そして、シリンダユニット６が作動してシート押え部材７が降下し、吸引ノズル８によって真空引き台４ａ上のポリプロピレンシートＳが吸着保持されると、シリンダユニット６が上昇作動してシートＳがシート加熱用ヒータ１０に近接せしめられ、ヒータ熱による加熱軟化処理が開始される。
また真空引き台４ａ上には、成形用型５がセットされ、同様なサイクルが繰返される。
【００２８】
ここで、ポリプロピレンシートＳは、予め排熱を利用して加熱されているため、ロール状に戻ろうとする性質が無くなって吸引ノズル８による吸着保持が確実になされるとともに、加熱時間が短くて済み、電気代の節約、及びサイクルタイムの短縮等が図られる。
【００２９】
ところで、加温室３のポリプロピレンシートＳは、例えばロール状に巻かれたシート素材を所定寸法に切断した際、切断直後のポリプロピレンシートＳを上部室３ａに積層して収容し、例えばロール状に戻ろうとする性質が無くなる程度に柔らかくなると、下部室３ｂに移動させる等によって、下部室３ｂのポリプロピレンシートＳは、成形段階に近いシートＳを収容するようにする。
この際、上部室３ａから下部室３ｂへのシートＳの移動方法等は任意であり、１枚ずつ移動させても、ある程度纏めて移動させても良い。
【００３０】
そして、このような収容方法によって、下方のシート加熱用ヒータ１０の効率的使用が図られるが、このようなポリプロピレンシートＳの出し入れは、開口部Ｈを利用して行う。
この際、特に上部室３ａ、下部室３ｂからシートＳを取り出す時は、第１金網１４、及び第２金網１５が傾斜しているため、容易に引き抜くことができる。
【００３１】
尚、以上のような真空成形機１によって、従来のサイクルタイムに対し６秒／１サイクルの短縮が図られ、１日当たりのショット数を、従来の８０〜１２０ショットに対して１００〜１３０ショットに向上させることができた。
【００３２】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは、本発明の技術的範囲に属する。
例えばポリプロピレンシートＳは、他の樹脂素材、例えば塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂でも良く、また、成形用型５は固定式であっても良い。
【００３３】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る真空成形機は、請求項１のように、機枠内にシート加熱用ヒータを備えた真空成形機において、機枠の上部に、シート加熱用ヒータの排熱でシートを予備加熱する加温室を設けたため、今まで無駄に放熱していたヒータの排熱を有効に活用して次工程以降のシートを予備加熱することができ、作業を円滑に行うことができるとともに、サイクルタイムを短縮させることができる。
また請求項２のように、機枠の上面と加温室の下面との間の少なくとも一部に、シート冷却時の冷却効果を高める排熱部を形成すれば、成形シートを冷却する際の冷却効果を高めて冷却時間を短くすることができる。
また請求項３のように、加温室を、上下方向に複数段に仕切れば、例えば上段に、ロールから切出した直後のシートを収容し、下段に、成形間近のシートを収容する等によって効率的に予熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る真空成形機の説明図
【図２】従来の真空成形機の説明図
【符号の説明】
１…真空成形機、３…加温室、４…機枠、５…成形用型、８…吸引ノズル、１０…シート加熱用ヒータ、１３…金網、１４…第１金網、１５…第２金網、ｈ…排熱部、α…傾斜角。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vacuum forming machine for vacuum forming, for example, a thermoplastic resin sheet.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, a vacuum forming machine 51 as shown in FIG. 2 is known as a vacuum forming machine for forming a thermoplastic resin sheet by heating and softening, vacuuming and adhering it to a mold.
The molding machine 51 is movable up and down by the operation of the cylinder unit 54, the molding die 53 placed on the vacuum pulling table 52 a of the machine frame 52, the cylinder unit 54 attached to the upper surface of the machine frame 52. A sheet pressing member 55 and a plurality of suction nozzles 56 attached to the lower surface of the sheet pressing member 56 are provided. The suction nozzles 56 are configured to suck and hold the forming sheet S. A heater 57 and a cooling nozzle 58 are provided, and a cooling fan 59 for cooling the inside of the machine is also provided.
[0003]
In such a vacuum forming machine 51, after the forming sheet S is sucked and held by the suction nozzle 56, it is heated and softened by the sheet heating heater 57 in the machine and pressed toward the forming die 53 at the same time as forming. By vacuuming through the mold 53, the molding sheet S is brought into close contact with the molding mold 53 and molded. When the molding is completed, it is cooled by the cooling nozzle 58 and the cooling fan 59, and a shell-shaped molded product is molded.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional vacuum forming machine 51 as described above, the heater heat of the sheet heating heater 57 is not utilized except for the softening of the sheet S and is uneconomical because it is released to the outside as it is.
Further, in order to vacuum form the sheet S, the sheet S cannot be formed well unless it is softened to a predetermined softness before evacuation. For this reason, the sheet heating heater 57 is conventionally heated over time. This heating time is long and is useless in cycles.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to effectively use the exhaust heat of the heater for heating the sheet, and to shorten the time for softening the sheet to a predetermined softness.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, in the vacuum forming machine provided with a sheet heating heater in the machine frame, the sheet is preheated by exhaust heat of the sheet heating heater in the upper part of the machine frame. A greenhouse was installed.
[0007]
For example, when a sheet for the next process is stored in a heating chamber and the sheet is heated by a heater for heating the sheet, the sheet stored in the heating chamber is preheated by the exhaust heat of the heater and softened to some extent. By doing so, the time for the next main heating is shortened.
[0008]
At this time, since the heating chamber is disposed in the upper part of the machine frame, the exhaust heat of the heater that convects from below to above can be effectively utilized.
[0009]
Moreover, for example, if a sheet immediately after being cut from a roll-shaped material is accommodated as a sheet to be accommodated in a heating chamber, the property of returning to a roll shape by preheating is reduced, and for example, it is reliably adsorbed when adsorbed and held by a suction nozzle. The work can be performed smoothly.
[0010]
Further, in claim 2, the lower surface of the greenhouse is attached with an inclination angle with respect to the upper surface of the machine frame, and at least a part between the upper surface of the machine frame and the lower surface of the greenhouse is cooled at the time of sheet cooling. An exhaust heat part that enhances the temperature is formed.
[0011]
In other words, if there is no exhaust heat part between the upper surface of the machine frame and the lower surface of the heating chamber, the effect of preheating the sheets in the heating chamber can be enhanced, but the cooling effect when cooling the sheet being formed is poor. Therefore, cooling time is required.
Therefore, the lower surface of the heating chamber is inclined with respect to the upper surface of the machine frame so that the preheating of the sheet in the heating chamber can be effectively performed to some extent and the cooling effect of the molded sheet is ensured. A heat exhaust portion communicating with the outside air is formed in a portion sandwiched.
[0012]
In addition, if the lower surface of the heating chamber is inclined, for example, when the accommodated sheet is taken out, it can be easily extracted by pulling the sheet.
[0013]
Further, according to the third aspect of the present invention, the greenhouse is partitioned into a plurality of stages in the vertical direction.
In this way, the heating chamber is partitioned into upper and lower parts, for example, the sheet immediately after being cut from the roll is accommodated in the upper stage where the preheating effect is thin, and the sheet that is about to be molded is accommodated in the lower stage where the preheating effect is high. If the sheet preheated in the upper stage is sequentially moved to the lower stage, and the sheet preheated in the lower stage is extracted and heated, the molding cycle can be repeated smoothly.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is an explanatory view of a vacuum forming machine according to the present invention.
[0015]
The vacuum forming machine according to the present invention, for example, in an apparatus for vacuum forming a polypropylene sheet, when the sheet is heated and softened with a heater for heating the sheet, the heat from the next process is softened to some extent by using exhaust heat, and is smoothly adsorbed. In addition to being able to hold, the heating time is shortened to improve the cycle performance, and the conventional apparatus can be configured only by a simple modification.
[0016]
That is, as shown in FIG. 1, the present vacuum forming machine 1 includes a molding machine body 2 that is substantially the same as the conventional structure, and a heating chamber 3 attached to the upper part of the molding machine body 2. The polypropylene sheet S cut into a predetermined dimension can be stacked and accommodated, and is divided into two upper and lower stages of the upper chamber 3a and the lower chamber 3b.
[0017]
The molding machine body 2 includes a machine frame 4 having a vacuum drawing table 4a, a molding die 5 placed on the vacuum drawing table 4a, a cylinder unit 6 attached to a top plate 4b of the machine frame 4, A sheet pressing member 7 that can be moved up and down by the operation of the cylinder unit 6 and a plurality of suction nozzles 8 attached to the lower surface of the sheet pressing member 7 are provided. And a cooling nozzle 11 for blowing cooling air toward the molded product, and a plurality of cooling fans 12 for blowing cooling air toward the interior of the machine frame 4 are provided. .
[0018]
The molding die 5 can be moved between the inside and outside of the machine. For example, when a molded product is molded, the molding die 5 is taken out from the inside of the machine and the molded product is released from the mold. When molding is performed, it is placed again at a predetermined position on the vacuum drawing table 4a.
Further, a wire mesh 13 is disposed on the top plate 4 b of the machine frame 4.
[0019]
The heating chamber 3 disposed in the upper part of the machine frame 4 includes a first wire mesh 14 having an inclination angle α with respect to the wire mesh 13, and a space parallel to the first wire mesh 14 and moving up and down the space portion of the heat treatment chamber 3. A side wall on one end side (right side in FIG. 1) of the upper chamber 3a and the lower chamber 3b partitioned by the second wire mesh 15 is provided with an opening H for taking in and out the polypropylene sheet S. It is said that.
[0020]
Further, the side surface in the direction (the left side in FIG. 1) in which the vertical width is widened between the upper and lower wire meshes 13 of the machine frame 4 and the first wire mesh 14 at the bottom of the heating chamber 3 is the machine frame 4. The exhaust heat portion h that releases the hot air inside is configured to communicate with the outside air.
[0021]
A plurality of polypropylene sheets S can be accommodated in the upper chamber 3a and the lower chamber 3b of the heating chamber 3, respectively. For example, a sheet material wound in a roll shape is cut in the upper chamber 3a. The polypropylene sheet S just after being stored is accommodated, and the polypropylene sheet S close to the molding stage is accommodated in the lower chamber 3b.
[0022]
The operation of the vacuum forming machine 1 as described above will be described.
When the polypropylene sheet S is sucked and held by the suction nozzle 8, the cylinder unit 6 is operated to bring the polypropylene sheet S close to the sheet heating heater 10 and heat it by the heater heat.
At this time, the heater heat not only heats the polypropylene sheet S held by the suction nozzle 8, but also heats the polypropylene sheet S accommodated in the heating chamber 3 by exhaust heat convection upward.
[0023]
When the polypropylene sheet S held by the suction nozzle 8 is heated and becomes sufficiently soft, the cylinder unit 6 is operated to press the polypropylene sheet S against the molding die 5 and at the same time, a vacuum is drawn through the vacuum drawing table 4a. The For this reason, the sheet S is in close contact with the molding die 5.
[0024]
When the sheet S comes into close contact with the molding die 5 by evacuation, the heating by the sheet heating heater 10 is stopped, and the molded product is cooled by the cooling nozzle 11 and the cooling fan 12.
At this time, the hot air is discharged to the outside from the exhaust heat part h, and can be cooled effectively.
[0025]
Then, when the molded product is cooled, the molding die 5 is taken out from the vacuum drawing table 4a, and the molded product is taken out at the release part or the like.
[0026]
On the other hand, the next polypropylene sheet S is placed on the vacuum drawing table 4a. In this polypropylene sheet S, the polypropylene sheet S accommodated in the lowermost stage of the lower chamber 3b of the heating chamber 3 is extracted and placed, and is heated by the exhaust heat of the sheet heating heater 10 until the previous time. Is softened to some extent.
[0027]
Then, when the cylinder unit 6 is operated and the sheet pressing member 7 is lowered and the polypropylene sheet S on the vacuum drawing table 4a is sucked and held by the suction nozzle 8, the cylinder unit 6 is raised and the sheet S is heated. The heater is brought close to the heater 10 and the heat softening process by the heater heat is started.
A molding die 5 is set on the vacuum drawing table 4a, and the same cycle is repeated.
[0028]
Here, since the polypropylene sheet S is heated in advance using exhaust heat, the property of trying to return to the roll shape is lost, the suction holding by the suction nozzle 8 is ensured, and the heating time is short. In addition, the electricity bill can be saved and the cycle time can be shortened.
[0029]
By the way, when the sheet material wound in a roll shape is cut into a predetermined size, for example, the polypropylene sheet S of the greenhouse 3 is stacked and accommodated in the upper chamber 3a after being cut, and returned to a roll shape, for example. When softened to such an extent that the property to be lost is lost, the polypropylene sheet S in the lower chamber 3b accommodates the sheet S close to the molding stage, for example, by moving to the lower chamber 3b.
At this time, a method of moving the sheet S from the upper chamber 3a to the lower chamber 3b is arbitrary, and the sheet S may be moved one by one or may be moved to some extent.
[0030]
Such a housing method allows efficient use of the lower sheet heating heater 10, but such a polypropylene sheet S is taken in and out using the opening H.
At this time, particularly when the sheet S is taken out from the upper chamber 3a and the lower chamber 3b, the first wire mesh 14 and the second wire mesh 15 are inclined, so that they can be easily pulled out.
[0031]
In addition, the vacuum forming machine 1 as described above shortens 6 seconds / 1 cycle with respect to the conventional cycle time, and the number of shots per day is increased to 100 to 130 shots compared to the conventional 80 to 120 shots. I was able to improve.
[0032]
The present invention is not limited to the above embodiment. Those having substantially the same configuration as the matters described in the claims of the present invention and having the same operational effects belong to the technical scope of the present invention.
For example, the polypropylene sheet S may be another resin material, for example, a thermoplastic resin such as vinyl chloride, polycarbonate, polystyrene, and the molding die 5 may be a fixed type.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the vacuum forming machine according to the present invention is the vacuum forming machine having the sheet heating heater in the machine frame as in claim 1, and the exhaust heat of the sheet heating heater is disposed on the upper part of the machine frame. Since the heating chamber that preheats the sheet is provided, it is possible to preheat the sheet after the next process by effectively utilizing the exhaust heat of the heater that has been dissipating heat until now, and the work can be performed smoothly. At the same time, the cycle time can be shortened.
Further, as in claim 2, if a heat exhaust part that enhances the cooling effect during sheet cooling is formed at least partly between the upper surface of the machine frame and the lower surface of the heating chamber, cooling when cooling the molded sheet The effect can be enhanced and the cooling time can be shortened.
Further, as in claim 3, if the heated room is partitioned into a plurality of stages in the vertical direction, for example, the sheet immediately after being cut from the roll is accommodated in the upper stage, and the sheet near to molding is accommodated in the lower stage. Can be preheated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of a vacuum forming machine according to the present invention. FIG. 2 is an explanatory view of a conventional vacuum forming machine.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Vacuum forming machine, 3 ... Heating chamber, 4 ... Machine frame, 5 ... Mold for shaping | molding, 8 ... Suction nozzle, 10 ... Heater for sheet heating, 13 ... Wire mesh, 14 ... 1st wire mesh, 15 ... 2nd wire mesh, h: Waste heat part, α: Inclination angle.

Claims (3)

機枠内にシート加熱用ヒータを備えた真空成形機であって、前記機枠の上部に、前記シート加熱用ヒータの排熱でシートを予備加熱する加温室が設けられることを特徴とする真空成形機。A vacuum forming machine provided with a sheet heating heater in a machine frame, wherein a vacuum chamber is provided above the machine frame to preheat the sheet with the exhaust heat of the sheet heating heater. Molding machine. 請求項１に記載の真空成形機において、前記加温室の下面は、機枠の上面に対して傾斜角を持って取付けられ、前記機枠の上面と加温室の下面との間の少なくとも一部に、シート冷却時の冷却効果を高める排熱部が形成されることを特徴とする真空成形機。2. The vacuum forming machine according to claim 1, wherein the lower surface of the greenhouse is attached with an inclination angle with respect to the upper surface of the machine frame, and at least a part between the upper surface of the machine frame and the lower surface of the greenhouse In addition, the vacuum heat forming machine is characterized in that a heat exhaust portion is formed to enhance the cooling effect during sheet cooling. 請求項１又は請求項２に記載の真空成形機において、前記加温室は、上下方向に複数段に仕切られることを特徴とする真空成形機。The vacuum forming machine according to claim 1 or 2, wherein the heating chamber is partitioned into a plurality of stages in the vertical direction.

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