JP3620827B2 - ハンディあんま機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、手動で自己の身体を指圧したり、揉み動作ができるようにしたハンディあんま機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、市場には多種多様な按摩機、マッサージ機、指圧機と呼ばれる機械あるいは用具が提供されている。これらは電気式のマッサージ機等の機械と、手動式の按摩機等の用具に大別される。電気式のマッサージ機は高価で大型であり、なかなか購入し難いものである。また、電気式のマッサージ機を購入しても部屋に置き場所がなかったり、しかも、マッサージ機を使用するのに常に電源を必要とする。そのため、マッサージ機の使用毎に電気代もかかることになる。
また、電気式でも小型で安価なものも提供されている。例えば、片手で持って使用するものであり、バイブレータ式やモータを内蔵した電動式のマッサージ用具である。しかしながら、これらのマッサージ用具も電池を電源としているので、使用する毎に電池代が必要となる。
【0003】
そこで、高価な電気式のマッサージ機の代わりに、安価な手動式の按摩機も提供されている。これらの安価な手動式の按摩機ないしマッサージ用具として、例えば、特開平2−95367号公報、特開平11−76331号公報、実開昭59−26623号公報、実開昭59−183238号公報、実開昭60−73550号公報、実開昭62−202839号公報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の高価な電気式のマッサージ機においても、指圧動作は可能であるものの、例えば、肩などの施療部を掴んで揉むという動作ができないという問題がある。また、上記特開平2−95367号公報では、指圧動作と揉み動作が可能なものの、手動式であるにも関わらず構成部品が多く、構成が複雑であるという問題を有している。
また、上記特開平11−76331号公報にあっては、構成が簡素ではあるものの、指圧動作ができず、揉み動作のみであり、また、支点が2箇所あるために、揉み動作がしずらいという問題がある。
【0005】
さらに、上記実開昭59−26623号公報では、揉み動作が可能なものの、指圧動作ができず、しかも、支点が3箇所あり、構成がやや複雑であるという問題がある。また、実開昭59−183238号公報においては、両手で揉みほぐす動作が可能なものの、施療部位は主に首であって、肩を揉みほぐす動作は不可能である。また、支点も2箇所あり、そのため、両側の柄を持って首を押圧しないと効き目が片方のみとなり、使い勝手が悪いという問題も有している。
さらに、実開昭60−73550号公報にあっては、構成が簡単で支点も1箇所であるものの、背中を指圧することは不可能な構成となっている。また、実開昭62−202839号公報においても、構成が簡単で支点も1箇所で首の指圧ないし揉み動作は可能なものの、自分で肩を掴んで揉むという動作ができないという問題がある。
【0006】
このように、構造が簡素でコストも安いマッサージ用具は提供されているものの、指圧動作が出来なかったり、揉み動作も首だけ、肩だけであって、身体の全体にわたって指圧や掴み揉み動作ができないのが現状である。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みて提供したものであって、自分自身で身体の全体にわたって指圧や掴み揉み動作ができ、しかも、構造が簡素でコストを安価したハンディあんま機を提供することを目的としているものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の請求項1記載のハンディあんま機では、第1アーム10の柄14の上部と第2アーム20の柄24の上部とを軸2により回動自在に軸支し、先端に設けた押圧部12が斜め下方であって前記第1アーム10の柄14側に向かうように該柄14の上部より略逆U字状の湾曲部11を一体に形成し、先端に設けた押圧部22が前記第1アーム10の押圧部12に対向するように前記第2アーム20の柄24の上部より略U字状の湾曲部21を一体に形成し、前記押圧部12、22の先端面が接触ないし近接した状態の前記第1アーム10と第2アーム20を閉じた状態では、第1アーム10の柄14と第2アーム20の柄24とは重なり合った形態であり、前記第2アーム20の押圧部22の厚みを湾曲部21の厚みより厚く形成し、第2アーム20を開けた際に該第2アーム20の押圧部22を前記第1アーム10の柄14の側面に付勢して、第1アーム10に対して第2アーム20を保持可能としていることを特徴としている。
【0009】
かかる構成とすることで、軸2による支点が1つで、第1アーム10と第2アーム20の2つの部材からなって構造が非常に簡素化され、掴み揉み動作においても一方の手で第1アーム10を持ち、他方の手で第2アーム20を持って軸2を支点として第2アーム20、もしくは第1アーム10と第2アーム20とを揺動させることで、対向する両押圧部12、22が施療部位を効果的に掴み揉み動作を行ない、これにより、簡単な操作で施療部位を心地良くマッサージすることができる。また、第1アーム10、第2アーム20の上部で支点としているので、テコの原理が働き、少しの力で掴み揉み動作を行なうことができる。さらに、首、肩、背中、胴部、脚、足、腕、手のひらも容易に掴み揉みができ、しかも、手動のため、電池や電気などのランニングコストが不要であり、非常に使い勝手が良い。
また、前記第2アーム20の押圧部22の厚みを湾曲部21の厚みより厚く形成し、第 2アーム20を開けた際に該第2アーム20の押圧部22を前記第1アーム10の柄14の側面に付勢して、第1アーム10に対して第2アーム20を保持可能としているので、第2アーム20を第1アーム10に保持させた状態で、第1アーム10を持って該第1アーム10の押圧部12により身体の任意の施療部位に指圧を行なうことができる。特に、第2アーム20を第1アーム10に保持させることができるので、第2アーム20が邪魔にならず、全身のどの部位でも指圧を行なうことができる。
【0010】
請求項2記載のハンディあんま機では、第1アーム10の押圧部12と、第2アーム20の押圧部22との対向位置を上下方向にずらせていることを特徴としている。
【0011】
これにより、あたかも人の指で掴み揉み動作のようなマッサージを行なうことができ、一層効果的な掴み揉み動作を行なうことができる。
【0012】
請求項3記載のハンディあんま機では、両押圧部12、22の先端面には突起31を多数設けていることを特徴としている。
【0013】
これにより、押圧部12、22で施療部位の衣服の上から押しても突起31により横方向に滑りにくく、確実に施療部位の位置決めができ、さらに、突起31が施療部位を押圧し、よりきめ細かい掴み揉みや指圧を行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のハンディあんま機1を示し、このハンディあんま機1は、第1アーム10と、第2アーム20の2部材で構成しており、構造を非常に簡素化したものである。第1アーム10と第2アーム20とは上部で軸2により揺動自在に連結されている。
【0015】
第1アーム10の上部は略U字状に湾曲された湾曲部11を形成しており、この湾曲部11の先端に身体を押圧する押圧部12を設けている。また、第1アーム10の柄14の下部は一方の手で持つ把持部13としている。第2アーム20も第1アーム10とは基本的には同様の構成であり、第2アーム20の上部は略V字状または略U字状に湾曲した湾曲部21を形成しており、この湾曲部21の先端に身体を押圧する押圧部22を形成している。また、第2アーム20の柄24の下部は他方の手で持つ把持部23としている。
なお、第2アーム20の柄24の長さは第1アーム10の柄14の長さより短く形成されている。これは第1アーム10の把持部13を一方の手で持った際に、第2アーム20の把持部23を他方の手で持って該第2アーム20を回動させ易いようにしているためである。もちろん、第1アーム10の柄14と第2アーム20の柄24の長さを同じにしても良い。
【0016】
身体の筋肉等の掴み揉み動作を行なわしめるために、第1アーム10の押圧部12の先端面と、第2アーム20の押圧部22の先端面とは対向するようにする必要がある。そのため、図1(a)に示すように、第1アーム10の湾曲部11を第2アーム20側に位置するように折曲ないし傾斜させている。これにより、押圧部12、22の先端面を対向させて、掴み揉み動作を容易にしている。なお、第2アーム20の湾曲部21を第1アーム10側に折曲させるようにしても良い。
【0017】
図1(b)は第1アーム10と第2アーム20を閉じた状態を示し、この状態では押圧部12、22の先端面は接触ないし近接した状態となっている。そして、図1(c)に示すように、一方の手で第1アーム10を持ち、他方の手で第2アーム20を持って軸2を支点として図中矢印イに示すように回動させると、それに応じて湾曲部21つまり押圧部22が図中矢印ロに示すように回動し、第1アーム10の押圧部12の先端面に対して第2アーム20の押圧部22の先端面が近づいたり遠ざかったりして、両押圧部12、22により掴み揉み動作が行なわれる。
【0018】
ここで、図1(c)に示すように、両アーム10、20を相対的に回動させて通常の身体の掴み揉み動作における両押圧部12、22間の距離は、首、肩、胴部、脚のももなどを挟むことができる寸法としている。
また、第2アーム20の押圧部22を最も広げた状態として本発明では、図4(b)に示すように、押圧部22が第1アーム10の位置に来たときまでとしている。この状態は後述する指圧動作の場合の状態を示している。
【0019】
ハンディあんま機1の材料として、例えば、木製、プラスチック、アルミニウムなどで構成して軽量化を図っている。また、第1アーム10、第2アーム20は共に偏平な板状で形成しているが、円柱状で形成しても良い。
また、押圧部12、22は第1アーム10、第2アーム20の先端を加工して一体に形成しても良く、別部材として例えば、ゴム、プラスチック、皮、木製で形成するようにしても良い。なお、この場合は先端面を閉塞した箱状の押圧部12、22となり、この押圧部12、22が湾曲部11、21の先端に装着されることになる。さらに、押圧部12、22の先端面の大きさは、手の親指大としている。これは、ちょうど人間の手で按摩をしてもらって気分爽快となるためであり、また、身体のツボを押さえるのに、親指大がちょうどよく効くからである。もちろん、親指大より少々大きかったり、小さかったりしても良い。
【0020】
また、押圧部12、22の先端面には、図5(a)に示すように格子状にスリット30が入れてあり、このスリット30により図5(b)に示すように多数の突起31を形成している。この突起31により指圧効果、マッサージ効果を向上させている。また、突起31により押圧部12、22で衣服の上から押圧しても横方向に滑りにくく、施療部位の位置決めを確実に行なうことができる。
なお、図5(b)では突起31の先端面を平坦面としているが、図5(c)に示すように突起31を略三角形状にして、やや尖らすようにしても良い。また、押圧部12、22の先端面には上記を突起31を形成せずに、先端側に湾曲する面状にするようにしても良い。
【0021】
次に、このハンディあんま機1を用いて掴み揉み動作について説明する。図2は肩を按摩する場合を示しており、先ず、一方の手で第1アーム10を持ち、他方の手で第2アーム20を持って広げる。そして、第1アーム10の押圧部12の先端面を肩の背面に当てて、その状態で第1アーム10を保持する。
この状態で第2アーム20を軸2を支点として図中矢印に示すように上下させることで、第2アーム20の押圧部22の先端面が肩の前面を押圧する。この場合、第2アーム20を閉じるだけで、押圧部12、22が相対的に揺動するので、掴み揉み動作を効果的に行なうことができる。また、もちろん第1アーム10と第2アーム20との両方を閉じる動作を行なっても、両押圧部12、22が肩の筋肉を掴んで揉む動作が行なわれる。
【0022】
かかる掴み揉み動作において、第1アーム10と第2アーム20の支点は、軸2の1つだけなので、操作し易く、両押圧部12、22の位置ズレが生じず、その掴み揉みしたい場所で効率良くマッサージを行なうことができる。また、掴み揉み動作においては、第1アーム10と第2アーム20の上部に支点を設けて、この支点である軸2から押圧部12、22までの距離は短いので、テコの原理が働き、そのため、少しの力で掴み揉み動作を行なうことができる。さらに、自分自身が行なうので、掴み揉みの強弱も自由に加減することができる。
【0023】
また、図2の場合では、肩の掴み揉みの場合を示しているが、首、腰、臀部、脚のももから爪先まで、さらに腕の付け根から手の平も同様に行なうことができる。腕を掴み揉みする場合、座った状態で第1アーム10の下部を脚の上に置き、第2アーム20を他方の手で持って上下させることで、容易にマッサージ(掴み揉み)を行なうことができる。
【0024】
次に、ハンディあんま機1を用いて指圧を行なう場合について説明する。図3は第2アーム20を第1アーム10側に固定した状態を示しており、この固定方法について先ず説明する。図4(b)は同じ状態を示し、第2アーム20を第1アーム10に対して広げていくと、第2アーム20の押圧部22の側面が第1アーム10の側面に接触する。
図4(a)はこの状態を横から見た図であり、押圧部22が第1アーム10の柄14の側面に乗り上げる形で係止されることになる。図示するように、第2アーム20の湾曲部21の厚みより押圧部22の厚みの方が厚く形成されているので、押圧部22が柄14の側面に乗り上げると、湾曲部21が軸2を中心にして撓んで浮き上がり、押圧部22が柄14の側面を付勢する。これにより、第2アーム20は第1アーム10に対して図4(b)に示すような形で固定ないし保持されることになる。
【0025】
なお、図6(a)は図4(a)の拡大図を示しており、湾曲部21が側方に撓もうとする力が働き、これにより、第2アーム20が保持される。しかし、この場合、強い力が働くので、長期に使用により湾曲部21が破損する恐れがある。そこで、図6(b)に示すように、第1アーム10の柄14の側面に横方向全長にわたって溝33を形成するようにしても良い。
この溝33の深さは、押圧部22が第1アーム10の側面に付勢して湾曲部21が少し撓んで第2アーム20が保持される深さである。
【0026】
上記のようにして第2アーム20を第1アーム10に保持させて、図3に示すように、第1アーム10の把持部13を両手で持ち、第1アーム10の押圧部12の先端面を肩や背中の背面の任意の施療部位に接触させる。そして、図中矢印の方向に第1アーム10を引くと、押圧部12により所定の部位の指圧を行なうことができる。
図3の場合では、肩の指圧の場合を示しているが、身体のどこでも指圧することができる。この指圧の場合でも自分自身で行なっているので、強弱も自由に加減できるのは言うまでもない。
【0027】
なお、図2や図3では、ハンディあんま機1を肩の上方から使用しているが、体の横方向からも使用でき、任意の部位に施療が容易にできるものである。
【0028】
(第2の実施の形態)
図7及び図8は第2の実施形態を示し、対向する両押圧部12、22に上下方向に段差を設けたものである。これにより、図8に示すように、押圧部12、22による掴み揉み動作の際に、施療部位の両側から段差を設けて押圧するので、ちょうど人間の指で上下にひねりながら揉み動作を行なうような感じとなり、先のハンディあんま機1とは異なる揉み効果、あるいはそれ以上の揉み効果を与える。
図7では、押圧部12を下側とし、押圧部22を上側としているが、押圧部12を上側、押圧部22を下側となるようにしても良い。
【0029】
なお、押圧部12、22に上下の段差を付与する場合に、第2アーム20の湾曲部21の長さを変えて構成しても良く、また、軸2を挿通する軸穴(図示せず)を2箇所、あるいは複数箇所穿孔しておき、第2アーム20の支点の位置を変えることで、押圧部12、22間に段差を設けるようにしても良い。
【0030】
このように、本発明のハンディあんま機1では、2つの第1、第2アーム10、20でもって1つの支点としていることで、構造が簡易となり、そのため、全体のコストを安価にすることができる。また、指圧、掴み揉み操作も簡単であり、効果は抜群である。しかも、掴み揉み動作も身体のほとんどの箇所(首、肩、腰、臀部、脚、足)ででき、また、指圧は全身に行なうことができる。
さらに、手動式なので、従来とは異なり、電池、電気などのランニングコストが不要であり、非常に使い勝手が良いものである。
【0031】
(第3の実施の形態)
先の2つの実施形態に共通して言えることであるが、ハンディあんま機1の長期にわたって使用していると、第1アーム10と第2アーム20とを回動自在に軸支している軸2の部分が緩んでくる恐れがある。軸2の部分が緩んでくると、第2アーム20の押圧部22を第1アーム10の柄14に係止しようとしても、係止できず、第2アーム20を第1アーム10に保持できなくなる。すると指圧動作が行なうことができなくなる。
【0032】
そこで、図9に示すように、第1アーム10の湾曲部11に穴41を穿孔し、第2アーム20の湾曲部11の上縁に上部を開口した切り欠き部40を形成するようにしたものである。
すなわち、軸2の部分が緩んで第2アーム20を第1アーム10に保持できない場合には、穴41に紐あるいはゴムを挿通し、この挿通した紐、あるいはゴムの他方を切り欠き部40に引っ掛けるようにする。これにより、第2アーム20を第1アーム10側に保持できて、指圧動作もスムーズに行なうことができるものである。
【0033】
なお、図9の構成は、図1及び図7に示すハンディあんま機1に適用できるものである。
【0034】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のハンディあんま機によれば、軸による支点が1つで、第1アームと第2アームの2つの部材からなって構造が非常に簡素化され、そのため、安価なハンディあんま機を提供することができる。また、掴み揉み動作においても一方の手で第1アームを持ち、他方の手で第2アームを持って軸を支点として第2アーム、もしくは第1アームと第2アームとを揺動させることで、対向する両押圧部が施療部位を効果的に掴み揉み動作を行ない、これにより、簡単な操作で施療部位を心地良くマッサージすることができる。また、第1アーム、第2アームの上部で支点としているので、テコの原理が働き、少しの力で掴み揉み動作を行なうことができる。さらに、首、肩、背中、胴部、脚、足、腕、手のひらも容易に掴み揉みができ、しかも、手動のため、電池や電気などのランニングコストが不要であり、非常に使い勝手が良い。
また、前記第2アームの押圧部の厚みを湾曲部の厚みより厚く形成し、第2アームを開けた際に該第2アームの押圧部を前記第1アームの柄の側面に付勢して、第1アームに対して第2アームを保持可能としているので、第2アームを第1アームに保持させた状態で、第1アームを持って該第1アームの押圧部により身体の任意の施療部位に指圧を行なうことができる。特に、第2アームを第1アームに保持させることができるので、第2アームが邪魔にならず、全身のどの部位でも指圧を行なうことができる。このように、本発明のハンディあんま機で、低コストにも関わらず、掴み揉み動作と指圧との両方を兼ね備えさせることができる。
【0035】
請求項2記載のハンディあんま機によれば、第1アームの押圧部と、第2アームの押圧部との対向位置を上下方向にずらせているので、あたかも人の指で掴み揉み動作のようなマッサージを行なうことができ、一層効果的な掴み揉み動作を行なうことができる。
【0036】
請求項3記載のハンディあんま機によれば、両押圧部の先端面には突起を多数設けているので、押圧部で施療部位の衣服の上から押しても突起により横方向に滑りにくく、確実に施療部位の位置決めができ、さらに、突起が施療部位を押圧して、よりきめ細かい掴み揉みや指圧を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態のハンディあんま機の平面図である。
(b)は本発明の実施の形態のハンディあんま機の正面図である。
(c)は本発明の実施の形態の第2アームを開いた状態のハンディあんま機の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態のハンディあんま機により肩を掴み揉み動作を行なっている場合の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のハンディあんま機により指圧動作を行なっている場合の説明図である。
【図4】(a)は本発明の実施の形態の第2アームを第1アームに保持させた状態の側面図である。
(b)は本発明の実施の形態の第2アームを第1アームに保持させた状態の正面図である。
【図5】(a)は本発明の実施の形態の押圧部の拡大正面図である。
(b)は本発明の実施の形態の押圧部の拡大断面図である。
(c)は本発明の実施の形態の押圧部の他の例の拡大断面図である。
【図6】(a)は本発明の実施の形態の第2アームを第1アームに保持させた状態の要部拡大側面図である。
(b)は本発明の実施の形態の第1アームに溝を形成して第2アームを第1アームに保持させた場合の要部拡大側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のハンディあんま機の正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の掴み揉み動作を行なっている状態の説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態のハンディあんま機の概略正面図である。
【符号の説明】
1 ハンディあんま機
2 軸
10 第1アーム
11 湾曲部
12 押圧部
20 第1アーム
21 湾曲部
22 押圧部
31 突起
Claims (3)
- 第1アーム(10)の柄(14)の上部と第2アーム(20)の柄(24)の上部とを軸(2)により回動自在に軸支し、
先端に設けた押圧部(12)が斜め下方であって前記第1アーム(10)の柄(14)側に向かうように該柄(14)の上部より略逆U字状の湾曲部(11)を一体に形成し、
先端に設けた押圧部(22)が前記第1アーム(10)の押圧部(12)に対向するように前記第2アーム(20)の柄(24)の上部より略U字状の湾曲部(21)を一体に形成し、
前記押圧部(12)(22)の先端面が接触ないし近接した状態の前記第1アーム(10)と第2アーム(20)を閉じた状態では、第1アーム(10)の柄(14)と第2アーム(20)の柄(24)とは重なり合った形態であり、
前記第2アーム(20)の押圧部(22)の厚みを湾曲部(21)の厚みより厚く形成し、第2アーム(20)を開けた際に該第2アーム(20)の押圧部(22)を前記第1アーム(10)の柄(14)の側面に付勢して、第1アーム(10)に対して第2アーム(20)を保持可能としていることを特徴とするハンディあんま機。 - 第1アーム(10)の押圧部(12)と、第2アーム(20)の押圧部(22)との対向位置を上下方向にずらせていることを特徴とする請求項1記載のハンディあんま機。
- 両押圧部(12)(22)の先端面には突起(31)を多数設けていることを特徴とする請求項1または請求項2にいずれか記載のハンディあんま機。
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