JP3620013B2 - 血液塗抹標本の染色方法および染色装置 - Google Patents

血液塗抹標本の染色方法および染色装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液塗抹標本の染色方法および染色装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病院や研究所では、血液を顕微鏡観察するために、スライドガラスに血液を塗抹し、これを染色した血液塗抹標本を用いる。より良い観察を行なうためには、血液は適切に染色されていなければならない。
【0003】
しかし、従来の染色工程は、管理されておらず、温度や液の量など染色の条件がそのときどきで異なり、安定した染色結果を得ることはできなかった。このため試料血液中の細胞の大きさ、核の大きさ、色合いが染色によって大きく異なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の血液塗抹標本の染色は、その工程が管理されていなかったため、染色によって観察結果が大きく異なるという欠点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の欠点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、血液塗抹標本の安定した染色が行なわれるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、スライドガラスに試料血液を塗抹し、乾燥させ、固定液槽内の固定液に浸漬し、染色液槽内の染色液に浸漬し、洗浄液槽内の洗浄液に浸漬し、乾燥させる血液塗抹標本の染色処理において、塗抹後の乾燥における乾燥時間、その乾燥温度、固定液の浸漬時間固定液の汚れ度、染色液の浸漬時間染色液槽内の染色液の濃度洗浄液の汚れ度、洗浄後の乾燥における乾燥時間およびその乾燥温度の管理のうち少なくとも塗抹後の乾燥における乾燥時間と乾燥温度の管理と、固定液に浸漬する時間の管理とを行うようにした。このように染色工程が管理されると安定した染色処理が行なわれる。
【0007】
前記最初の乾燥における乾燥設定時間は1分以上15分未満の時間とし、その乾燥設定温度は35度以上42度までの温度とすれば好適な染色結果が得られる。
【0008】
前記固定液はメタノールとし、その固定液の浸漬設定時間は、10〜30秒の間の時間とすれば好適な染色結果が得られる。
【0009】
前記固定液の汚れ度、前記染色液の濃度または前記洗浄液の汚れ度の管理において、それぞれの液の吸光度を検出するならば、正確に汚れや濃度を検出することができる。
【0010】
前記染色はライト染色であり、染色液槽はライト液の原液を収容する第1の槽と、ライト液の希釈液を収容する第2の槽から成り、それぞれの槽での浸漬時間を管理する場合、設定時間は、前記第1の槽では2分以上とし、前記第2の槽では約5分とする。これにより好適なライト染色が行なわれる。
【0011】
前記染色はメイギュルンワルドギムザ染色としても良い。
【0012】
前記後の乾燥における乾燥時間と乾燥時間が管理される場合、設定時間は約5分とし、設定温度は約37度とすれば好適な染色結果が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の染色装置を説明する。図1はその全体構成を示す図である。以下に各部を説明する。
【0014】
搬送部10は、各所に搬送アームを備え、各ユニット間および各ユニットにおいてスライドガラスを搬送するものである。
【0015】
塗抹ユニット11は、試料血液をスライドガラスに塗抹するユニットである。第1乾燥ユニット12は、スライドガラスに塗抹された血液を乾燥させるユニットである。図2に、塗抹ユニット11と第1乾燥ユニット12の構成を具体的に示す。塗抹ユニット11は、容器3に収容された血液2を吸引し、これをスライドガラス1上に滴下する滴下装置41と、引きガラス43と、引きガラス43を移動させる引きガラス移動装置44を備えている。第1乾燥ユニット12は、37度の恒温板45と、ファン46と、第1乾燥ユニット12内の温度を検出する温度センサー21を備えている。ここで搬送部10は、スライドガラス1を搬送する搬送アーム42を備えている。
【0016】
図1に示す固定ユニット13は、血液2をスライドガラス1に固定するユニットであり、第1染色ユニット14は、第1染色液による染色処理を行なうユニットであり、第2染色ユニット15は、第2染色液による染色処理を行なうユニットであり、洗浄ユニット16は、洗浄液による洗浄を行なうユニットであり、第2乾燥ユニット17は、洗浄ユニット16による洗浄後、乾燥処理を行なうユニットである。図3に、これらのユニットから成る装置の具体例を示す。図3を参照して各ユニットを説明する。
【0017】
固定ユニット13は固定液を収容する固定液槽51を備え、固定液の量を検出する液面センサ22と、固定液の汚れを検出する吸光度センサ23を備えている。固定液にはメタノールが用いられている。吸光度センサ23は例えば、発光素子と受光素子を備え、測定対象の液を透過した発光素子からの光を受光素子が受け取り、その出力信号の強弱により液の吸光度を検出するものである。
【0018】
第1染色ユニット14は第1染色液槽52を備えている。第1染色槽52にはライト液の原液が収容され、液面センサ24が設けられている。
【0019】
第2染色ユニット15は第2染色液槽53を備えている。第2染色槽53にはライト液の希釈液が収容され、その液の濃度を検出するための吸光度センサ26と、その液の量を検出する液面センサ25を備えている。
【0020】
洗浄ユニット16は洗浄液槽54を備えている。ここで、洗浄液槽54には洗浄液として蒸留水とリン酸緩衝液の混合液が収容され、その洗浄液のpHを検出するpHセンサ27と、洗浄液の汚れを検出する吸光度センサ28とを備えている。
【0021】
第2乾燥ユニット17は、37度の温風ファン55と、このユニット内の温度を検出する温度センサー29を備えている。
【0022】
図1に示した制御部31は、搬送部10、塗抹ユニット11、第1乾燥ユニット12および第2乾燥ユニット17を制御するものである。また制御部31には、上記の各センサ21〜29が接続されており、これらの検出した値が1つでも異常値になると、アラーム発生部32から、いずれが異常となったかを示すアラームを発生させるようになっている。制御部31、搬送部10、アラーム発生部32およびセンサ21〜29が管理手段を構成する。
【0023】
次にこのように構成された装置の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0024】
まずステップS1では、血液2をスライドガラス1に塗抹する。具体的には次のようになる。塗抹ユニット11において、操作者が、容器3に収容された試料血液2と、ライドガラス1とを所定位置にセットすると、滴下装置41は試料血液2をスライドガラス1に滴下する。次に搬送アーム42は、血液2を滴下されたスライドガラス1を所定の位置に設置する。そこで引きガラス43は血液2を引き延ばす(図2中の括弧内参照)。
【0025】
次のステップS2では、スライドガラス1に塗抹された血液2を乾燥させる。具体的には次のようになる。搬送アーム42は、血液2を塗抹されたスライドガラス1(以下、説明を簡単にするため標本Aと称する)を第1乾燥ユニット12に搬送し、37度の恒温板45に載置し、1分経過後、恒温板45から降ろす。次にファン46を動作開始とし、標本Aを送風により乾燥させる。
【0026】
ここで、恒温板45に載置する時間と恒温板45の温度について説明する。夏場の湿度の高い時期や冬場の寒いときには乾燥するまでに時間がかかることがある。しかし、温度37度で1分間の乾燥でそのような状況にも対応できる。35度以上42度までの範囲で、1分以上15分未満であれば問題はない。35度以下であれば1分での乾燥が不十分になる可能性があり、42度以上であれば血球が壊れたり、青っぽくなるので良くない。また、乾燥時間を15分以上にすれば染め上がりの色合いがばらつく原因となるので良くない。
【0027】
次のステップS3では、スライドガラス1に塗抹された血液2をメタノール固定する。すなわち、固定ユニット13において、標本Aを、固定液槽51の固定液に浸漬する。この浸漬時間は20秒が最適であるが、10秒から30分の間であれば特に問題はない。なお、このステップ以降は図3に示すような搬送アーム58により複数の標本Aを一括して搬送する。
【0028】
次のステップS4では、第1の染色処理を行なう。すなわち、第1染色ユニット14において、標本Aを第1染色液槽52の染色液に2分間浸漬する。
【0029】
次のステップS5では、第2の染色処理を行なう。すなわち、第2染色ユニット15において、標本Aを第2染色液槽53の染色液に5分間浸漬する。
【0030】
上記のように第1染色ユニット14および第2染色ユニット15において、それぞれ浸漬時間を2分、5分としたが、これらは第1染色液槽52、第2染色液槽53の各溶液の濃度に対応して決定される。本例では第1染色液は100%のメタノールにライト色素が入ったライト原液であり、第2染色液はpH7.0のリン酸緩衝液にライト原液を10%の割合で加えたものである。この場合、第1染色液槽52の浸漬時間を2分以上とすることにより、第2染色液槽53での染色における染め上がり濃淡について個体差によるムラなどの影響がなくなる。第2染色液槽53の浸漬時間は長いほど染まりが濃くなるものであり、浸漬時間は所望の濃淡に染色されるように実施者により決定される。なお、約5分の染まりが最も美しい。
【0031】
次のステップS6では、標本Aの洗浄を行なう。すなわち、洗浄ユニット16において、標本Aを洗浄液槽54の洗浄液に浸漬する。この洗浄液として蒸留水に10%の割合でリン酸緩衝液を加えたものを用いている。ここでリン酸緩衝液とは、リン酸水素2Na、リン酸2水素Kの水溶液である。上記第2染色液に用いるリン酸緩衝液も同様である。
【0032】
次のステップS7では、標本Aを乾燥させる。すなわち、標本Aを、第2乾燥ユニット17に搬送し、温風ファン55により乾燥させる。ここで温風は約37度、乾燥時間は約5分が最適である。
【0033】
以上の処理の過程において、制御部31は各センサ21〜28から送出される信号を監視しており、それらの信号値が各設定値から外れるとそれぞれの異常の旨を示す信号をアラーム発生部32に送出する。すなわち、
第1乾燥ユニット12の乾燥温度が設定温度から外れた場合、
固定ユニット13の固定液の量が設定量から外れた場合、
固定ユニット13の固定液の吸光度が設定吸光度から外れた場合、
第1染色ユニット14の第1染色液の量が設定量から外れた場合、
第2染色ユニット15の第2染色液の吸光度(濃度)が設定吸光度から外れた場合、
第2染色ユニット15の第2染色液の量が設定量から外れた場合、
洗浄ユニット16の洗浄液のpHが設定pH値から外れた場合、
洗浄ユニット16の洗浄液の吸光度が設定吸光度から外れた場合、
第2乾燥ユニット17の乾燥温度が設定乾燥温度から外れた場合、
の各場合に、アラーム発生部32からそれぞれの旨を示すアラームを発生させる。
【0034】
操作者はアラームが発生した場合、それぞれに応じた処理を行なう。上記センサ22〜28により検出される、液量、濃度、pH、吸光度のいずれかが異常であれば、異常が検出された全液を取り替えるようにする。各液についての管理について以下に述べる。
【0035】
メタノール固定液については、液の汚れを管理する。ここでは固定液が次の槽へ持ち込まれるため液量が減る。この液量が設定値以下となると液面センサ22でこれを検出し、汚れが生じていると見做してアラームを発生させ、操作者に報知する。また、何枚もの標本Aを処理することにより固定液が汚れてくるとそれを吸光度センサ23で監視し、透過率が設定値まで下がってきたとき、固定液が汚れたとしてアラームを発生させ、操作者に報知する。
【0036】
第1染色液については、液量を管理する。この液は次の槽へ持ち込まれるためと、この液の溶媒が100%メタノールであり揮発性が高いため、長時間使用していると大幅に減少する。これを液面センサ24で検出し、設定値以下となったとき、アラームを発生させ、操作者に報知する。
【0037】
第2染色液については、濃度と液量を管理する。この液は前の槽からの持ち込みで濃度が変化するので、それを吸光度センサ26によって検出する。そして濃度が設定値を超えたときにアラームを発生させ、操作者に報知する。また、次の槽への持ち込みにより液量が設定量より減ると液面センサ26によりそれを検出してアラームを発生させ、操作者に報知する。
【0038】
洗浄液については、pHと汚れを管理する。pHを管理するのは次の理由による。染色にはpHが大きく影響する(pH6.4〜7.0が至適とされている)が、洗浄液のpHによっても色合いが変化する。蒸留水のpHはあまり安定していない。そこで蒸留水に緩衝液を加えることで蒸留水のpHを安定させて、染め上がりが一定になるようにした。pHpHセンサ27により検出する。また染色液を洗い流す液であるので、長時間使用すると汚れて色が付く。これを吸光度センサ28で検出し、吸光度が設定値を超えるとアラームを発生させ、操作者に報知する。
【0039】
第1の乾燥ユニット12、第2の乾燥ユニット17のそれぞれにおいて乾燥温度が異常となる場合には、操作者はその異常原因を除く作業を行なう。
【0040】
上記の実施の形態では、ライト液による染色を行なった。この染色処理は他の染色方法によっても良い。例えば、メイギュルンワルドギムザ染色法では、染色処理のユニットは図5に示すようになる。すなわち染色液は3種類となり、染色液槽は、メイギュルンワルド原液が収容された第1染色液槽61と、10%メイギュルンワルド液が収容された第2染色液槽62と、3%ギムザ液が収容された第3染色液槽63とから成る。本例では第2染色液槽62と第3染色液槽63にそれぞれ液の吸光度を検出する吸光度センサ71、72を設け、これによって各液の濃度を検出するようにしている。また、第1染色液槽61、第2染色液槽62および第3染色液槽63の各槽に液面を検出する液面センサ73、74、75を設け、これによって各液の量を検出するようにしている。他の構成は上述した実施の形態と同じである。
【0041】
なお、上記の実施の形態において、塗抹ユニット11は図6に示すように、遠心回転装置81を用いて塗抹するものであっても良い。他の構成は上述した実施の形態と同じである。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、染色処理において処理の条件を管理するので、安定した染色処理が施された血液塗抹標本を得ることができる。このため血液中の細胞の大きさ、核の大きさ、色合いが染色によって大きく異なることがなくなり、正確な診断を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の標本染色装置の全体構成を示す図。
【図2】図1に示した塗抹ユニットおよび第1乾燥ユニットの構成を示す図。
【図3】図1に示した固定ユニット、第1および第2染色ユニット、洗浄ユニットおよび第2乾燥ユニットからなる装置を示す図。
【図4】図1に示した標本染色装置による染色処理のフローを示す図。
【図5】メイギュルンワルドギムザ染色法を用いた場合の本発明装置を説明する図。
【図6】塗抹ユニットの他の例を示す図。
【符号の説明】
10 搬送部
11 塗抹ユニット
12 第1乾燥ユニット
13 固定ユニット
14 第1染色ユニット
15 第2染色ユニット
16 洗浄ユニット
17 第2乾燥ユニット
21〜29 センサ
31 制御部
32 アラーム発生部

Claims (22)

  1. スライドガラスに試料血液を塗抹する第1のステップ、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を乾燥させる第2のステップ、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を固定液槽内の固定液に浸漬する第3のステップ、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を染色液槽内の染色液に浸漬する第4のステップ、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を洗浄液槽内の洗浄液に浸漬する第5のステップ、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を乾燥させる第6のステップ、の各処理を順次行なう血液塗抹標本の染色方法において、
    前記第2のステップにおける乾燥時間を1分以上15分未満の時間に設定し、乾燥温度を35度以上42度までの温度に設定してそれぞれ管理し、
    前記第3のステップにおける浸漬時間を10〜30秒の間の時間に設定して管理することを特徴とする血液塗抹標本の染色方法。
  2. 前記第4のステップにおける染色液の濃度を、前記染色液槽内に設けられた吸光度センサにより検出される吸光度に基づいて管理することを特徴とする請求項1に記載の血液塗抹標本の染色方法。
  3. 前記第3のステップにおける固定液はメタノールであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の血液塗抹標本の染色方法。
  4. 前記固定液の汚れ度を、前記固定液槽内に設けられた吸光度センサにより検出される吸光度に基づいて管理することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色方法。
  5. 前記第4のステップにおける染色はライト染色であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色方法。
  6. 染色液槽はライト液の原液が収容される第1の槽と、ライト液の希釈液が収容される第2の槽から成ることを特徴とする請求項記載の血液塗抹標本の染色方法。
  7. 前記第4のステップにおける浸漬時間を前記第1の槽では2分以上に設定して管理することを特徴とする請求項に記載の血液塗抹標本の染色方法。
  8. 前記第4のステップにおける浸漬時間を前記第2の槽では約5分間に設定して管理することを特徴とする請求項に記載の血液塗抹標本の染色方法。
  9. 前記第4のステップにおける染色はメイギュルンワルドギムザ染色であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色方法。
  10. 前記洗浄液の汚れ度を、前記洗浄液槽内に設けられた吸光度センサにより検出される吸光度に基づいて管理することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色方法。
  11. 前記第6のステップにおける乾燥時間を約5分に設定し、乾燥温度を約37度に設定してそれぞれ管理することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色方法。
  12. スライドガラスに試料血液を塗抹する塗抹手段と、
    前記塗抹手段により前記スライドガラスに塗抹された試料血液を乾燥させる第1の乾燥手段と、
    前記スライドガラスに塗抹された試料血液を固定液槽内の固定液に浸漬する固定手段と、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を染色液槽内の染色液に浸漬する染色手段と、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を洗浄液槽内の洗浄液に浸漬する洗浄手段と、
    前記スライドガラスに塗抹された前記試料血液を乾燥させる第2の乾燥手段と、を有する血液塗抹標本の染色装置において、
    前記第1の乾燥手段における乾燥時間および乾燥温度と、前記固定手段における浸漬時間を管理する管理手段を備え、
    この管理手段は、前記第1の乾燥手段における設定乾燥時間を1分以上15分未満の時間とし、設定乾燥温度を35度以上42度までの温度としてそれぞれ管理し、前記固定手段における設定浸漬時間を10〜30秒の間の時間として管理することを特徴とする血液塗抹標本の染色装置。
  13. 前記管理手段はさらに、前記染色液槽内に設けられた吸光度センサにより検出される吸光度に基づいて前記染色液の濃度を管理することを特徴とする請求項12に記載の血液塗抹標本の染色装置。
  14. 前記固定手段における前記固定液はメタノールであることを特徴とする請求項12または請求項13のいずれかにに記載の血液塗抹標本の染色装置。
  15. 前記管理手段はさらに、前記固定液の汚れ度を、前記固定槽内に設けられた吸光度センサにより検出される吸光度に基づいて管理することを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色装置。
  16. 前記染色液はライト染色液であることを特徴とする請求項12乃至請求項15のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色装置。
  17. 染色液槽はライト液の原液が収容される第1の槽と、ライト液の希釈液が収容される2の槽から成ることを特徴とする請求項16記載の血液塗抹標本の染色装置。
  18. 前記管理手段はさらに、前記第1の槽の浸漬時間を、2分以上に設定して管理することを特徴とする請求項17に記載の血液塗抹標本の染色装置。
  19. 前記管理手段はさらに、前記第2の槽の浸漬時間を、約5分間に設定して管理することを特徴とする請求項18に記載の血液塗抹標本の染色装置。
  20. 前記染色液はメイギュルンワルドギムザ染色を行なうための染色液であることを特徴とする請求項12乃至請求項15のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色装置。
  21. 前記管理手段はさらに、前記洗浄液の汚れ度を、前記洗浄液槽内に設けられた吸光度センサにより検出される吸光度に基づいて管理することを特徴とする請求項12乃至請求項20のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色装置。
  22. 前記管理手段はさらに、前記第2の乾燥手段における乾燥時間を約5分に設定し、乾燥温度を約37度に設定してそれぞれ管理することを特徴とする請求項12乃至請求項21のいずれかに記載の血液塗抹標本の染色装置。
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