JP3616621B2 - 通信品質割当システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット中継装置を介してパケットを中継するコンピュータネットワークのパケットの通信品質を、ポリシーテーブルに予め登録されている内容に基づいて割り当てるための通信品質割当システムにおいて、より自由度の高い品質割当を可能にするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータネットワークのうち、情報をパケット単位で伝送するインターネットでは、そのパケットに含まれる宛て先の識別情報に基づいて、最適な通信路を選択して中継するパケット中継装置(ルータ)によって、サーバー間、サーバー端末間を接続している。
【0003】
パケット中継装置は、受信したパケットをバッファに格納し、そのパケットに含まれる宛て先の識別情報で、ルーティングテーブルを検索して、その宛て先に最寄りの通信路を選択し、バッファから読み出したパケットを選択した通信路へ送信する。
【0004】
このようにパケットをパケット中継装置で中継しながら伝送するインターネットでは、多数の不特定の者が不特定なタイミングで利用するために、ネット上を伝送するパケットの量が地域や時間によって大幅に変化して、ときには中継能力を越えたパケットが局部的に発生する場合がある。
【0005】
このような場合、従来ではパケットの廃棄処理を行なっていたが、近年ではインターネット上で情報配信サービスを有料で行なうビジネスも多くなり、相手に情報を漏れなく伝達できる通信品質が要求されてきている。
【0006】
この通信品質は、一般的にQoS(Quality of Service)と呼ばれており、このQoSを実現するために、IntServ(Integrated Service)の方式が提案されていた。
【0007】
IntServは、ディジタル専用線やATMのように、通信回線上の個々の通信に対して、要求された帯域等の品質を割り当てるものであり、その帯域の割り当てには、RSVP(Resource reSerVation Protocol)という制御プロトコルが用いられる。
【0008】
このRSVPによる帯域割り当ての手順は、図13に示すように、始めに、送信ノード(端末あるいはサーバー)1から、情報伝送に必要な帯域を要求するパスメッセージを受信ノード2宛てに送信する。
【0009】
このパスメッセージは、ネットワーク上の複数(ここでは3つ)のパケット中継装置10a、10b、10cで中継されて受信ノード2に伝達されるが、このとき、各パケット中継装置10a〜10cはこのパスメッセージを記憶しておく。
【0010】
そして、受信ノード2は、受信したパスメッセージに基づいて、情報を受け取るための準備を行い、送信ノード1宛てにその準備が完了したことを示すリザーブメッセージを返送する。
【0011】
このリザーブメッセージは、パスメッセージの伝達時と逆にパケット中継装置10c、10b、10aの順に中継されて送信ノード1に送られるが、各パケット中継装置10a〜10cは、受信ノード2側からのリザーブメッセージを確認して、予め記憶していたパスメッセージで要求されている帯域を、送信ノード1から受信ノード2への情報伝送のために割り当てる。
【0012】
この帯域の割り当ては、具体的には、送信元と宛て先のアドレスとその間のパケット伝送に付与する品質保証のパラメータとが対応付けされているポリシーテーブル11を検索して、そのパラメータに基づいて、バッファの容量、バッファからの読み出し速度やタイミング等を設定することである。
【0013】
なお、図13に示した例では、各パケット中継装置10の内部にポリシーテーブル11がそれぞれ設けられているが、図14のように、ネットワークに設置されたポリシーサーバ(PDPサーバ)6にポリシーテーブル11を設け、各パケット中継装置10からの問い合わせに対してポリシーサーバ6がポリシーテーブル11を検索し、その検索結果を問い合わせ元のパケット中継装置10へ通知する場合(COPS方式という)もある。
【0014】
図15は、ポリシーテーブル11の内容の一例を示すものであり、品質保証対象の宛て先と送信元のIPアドレス(マスク情報も含む)の組合せ(フィルタ部)と、そのアドレスの組合せに対して保証する最小レート、最大レート、最大遅延等のパラメータとが対応付けされて記憶されている。
【0015】
各パケット中継装置10がこのパラメータに基づいてパケットの中継を行なうことで、送信ノード1と受信ノード2の間に所定帯域の専用化された伝送路が確立し、送信ノード1から受信ノード2に対して所定帯域のパケット伝送が可能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したRSVP方式の品質保証では、ポリシーテーブルに登録されているトラフィックに対する予約要求があったときに、回線に余裕がないと品質保証のないベストエフォートが無条件に割り当てられてしまい、自由度に欠けるという問題があった。
【0017】
本発明は、この問題を解決し、柔軟性のある品質保証が可能な通信品質割当システムを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明の請求項1の通信品質割当システムは、
パケット中継装置(30)を介してパケットを中継するコンピュータネットワークの前記パケット中継装置によるパケットの通信品質を、ポリシーテーブル(46、54)に予め登録されている内容に基づいて割り当てるための通信品質割当システムにおいて、
前記ポリシーテーブルには、予約可能なトラフィックの送信元または宛て先を特定する識別情報と、該一つのトラフィックに付与することが可能で順位付けされた複数の品質パラメータとが予め対応付けされて登録される構成であり、
送信元または宛て先を特定する識別情報を含む予約要求メッセージがあったときに、該予約要求メッセージに含まれる識別情報が前記ポリシーテーブルに登録されているか否かを判定する判定手段(45、53)と、
前記予約要求メッセージに含まれる識別情報が前記ポリシーテーブルに登録されていると判定されたときに、当該識別情報に対応する複数の品質パラメータのうち、前記パケット中継装置に割り当て可能で且つ順位が最も高い品質パラメータを選定する選定手段(45、53)とを有し、
前記選定手段で選定された品質パラメータで決まる通信品質を前記予約要求されたトラフィックを中継するパケット中継装置に割り当てることを特徴としている。
【0019】
また、本発明の請求項2の通信品質割当システムは、請求項1記載の通信品質割当システムにおいて、
前記ポリシーテーブル、判定手段および選定手段が、前記パケット中継装置に設けられていることを特徴としている。
【0020】
また、本発明の請求項3の通信品質割当システムは、請求項1記載の通信品質割当システムにおいて、
前記ポリシーテーブル、判定手段および選定手段が、前記パケット中継装置との間で通信可能なポリシー判定装置(50)に設けられており、
該ポリシー判定装置は、前記パケット中継装置からの要求を受けて前記判定手段による前記判定処理および前記選定手段による前記選定処理を行い、選定した品質パラメータを前記パケット中継装置に通知することを特徴としている。
【0021】
また、本発明の請求項4の通信品質割当システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システムにおいて、
前記選定手段によって選定された低順位の品質パラメータにパケットの破棄を指示するパラメータが含まれていたとき、前記パケット中継装置は要求のあったトラフィックのパケットを破棄することを特徴としている。
【0022】
また、本発明の請求項5の通信品質割当システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システムにおいて、
前記ポリシーテーブルには、予約可能なトラフィックの送信元または宛て先を特定する識別情報と、該一つのトラフィックに付与することが可能で順位付けされた複数の品質パラメータと、特定のパラメータとが予め対応付けされて登録される構成であり、
前記選定手段によって低順位の品質パラメータが選定されたとき、前記特定のパラメータに対応したアラート処理を実行することを特徴としている。
【0023】
また、本発明の請求項6の通信品質割当システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システムにおいて、
前記ポリシーテーブルには、予約可能なトラフィックの送信元または宛て先を特定する識別情報と、該一つのトラフィックに付与することが可能で順位付けされた複数の品質パラメータと、特定のパラメータとが予め対応付けされて登録される構成であり、
前記選定手段によって低順位の品質パラメータが選定されたとき、前記特定のパラメータに対応して、前記選定された品質パラメータの順位が高くなるように前記ポリシーテーブルの内容を更新する更新手段(45、52)を備えたことを特徴としている。
【0024】
また、本発明の請求項7の通信品質割当システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システムにおいて、
回線の使用状態を監視する監視手段(35)と、
前記監視手段の監視結果に基づいて、前記ポリシーテーブルの内容を更新する更新手段(45、52)とを備えたことを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の通信品質割当システムを含むパケット中継装置30の主要部の構成を示し、図2はこのパケット中継装置30を含むネットワークを示している。ただし、図2において、パケット中継装置30は、ポリシーテーブルを含まず、後述する判定処理および選定処理を行なわない場合もある。
【0026】
図1において、ネットワークプロセッサ31は、図示しない入出力インタフェースを介して入力されるパケットの分類、ルーティングのための書換えおよびフローテーブル作成処理等を行なうためのものであり、内部にパケット分類器32、フロー管理データベース33、フローテーブル34を有している。
【0027】
パケット分類器32は、フローテーブル34を参照し、受信したパケットがフローテーブル34にマッチするか否かを調べ、保証対象になっている場合には、そのフロー専用のキュー(Queue、以下単にQと記す)IDをそのパケットとともにトラフィックマネージャ35へ出力する。また、保証対象になっていないパケットについては、ベストエフォートキュー(QID=0)をパケットとともにトラフィックマネージャ35へ出力する。
【0028】
フローテーブル34は、トラフィックフローに関する情報が記憶されているフロー管理データベース33に基づいて作成されたものであり、例えば図3に示すように、帯域を確保されたフローの識別情報、即ち、宛て先IPアドレス、送信元IPアドレス、プロトコル、宛て先ポート番号、送信元ポート番号と、それらのフローに対して割り当てられた帯域を識別するためのQIDとによって構成されている。
【0029】
トラフィックマネージャ35は、トラフィックに対する品質保証の割り当てと、スケジューリング処理を行なうためのものであり、内部に複数組のバッファ36、パケットスケジューラ37、トラフィック管理データベース38を有しており、ネットワークプロセッサ31から指示されたQIDに対応するバッファにパケットを格納する。
【0030】
また、パケットスケジューラ37は、バッファ36のうち、保証フロー専用のバッファに格納されたパケットについては、トラフィック管理データベース38に記憶されているパラメータにしたがって読み出し、図示しない入出力インタフェースを介して送出し、保証対象外のバッファに格納されているパケットについては、ベストエフォート処理で読み出して送出する。
【0031】
トラフィック管理データベース38には、例えば図4に示すように、各QID毎に、最小レート、最大レート、最大遅延、出力ポートの各情報が予め設定されている。
【0032】
RSVP処理部40は、パスメッセージおよびリザーブメッセージを受けて、これをルーティング処理部41に通知してルーティングデーブル42を検索させるとともに、パスメッセージおよびリザーブメッセージを予約受付処理部45にも通知する。
【0033】
予約受付処理部45は、この実施形態の判定手段および選定手段を構成するものであり、ローカル(Local)モード、アウトソーシング(Outsorcing)モードおよびバイリンガル(Billingal)モードの3つの動作モードを有し、ローカルモードやバイリンガルモードが指定されている場合には、通知されたメッセージに対応するトラフィックがポリシーテーブル46に登録されているか否かを判定し、登録されていればその識別情報に対応する品質パラメータをトラフィックマネージャ35に通知する。
【0034】
ポリシーテーブル46には、例えば図5に示すように、予約可能なトラフィックを抽出するためのフィルタとそのトラフィックに要求される品質を指定する品質パラメータとが対応付けされた状態で記憶できるように構成されている。
【0035】
ポリシーテーブル46のフィルタ部は、トラフィックの宛て先IPアドレスおよび送信元IPアドレスをマスキングしたデータからなり、予約受付処理部45は通知されたメッセージに含まれる宛て先IPアドレスと送信元IPアドレスに対して所定のマスキング処理して得られるデータでこのフィルタ部のデータを検索して登録されているか否かを判定する。
【0036】
また、ポリシーテーブル46の品質保証の欄には、各トラフィック毎に複数の順位付けされた品質パラメータを登録することができ、この例では第1候補品質(QoS1)と第2候補品質(QoS2)のパラメータが設定されている。
【0037】
また、予約された各トラフィックには、ポリシーIDと、トラフィック間の優先度をL(ロー)またはH(ハイ)で指定できるようになっている。
【0038】
予約受付処理部45は、通知されたメッセージで要求されたトラフィックが、保証要求されているトラフィックか否かを判定し、保証要求されているトラフィックの場合には、割当可能で且つ順位の高い品質パラメータを選定する。
【0039】
即ち、要求されたトラフィックが、保証要求されているトラフィックと判定された場合、トラフトラフィック管理データベース38を調べ、順位が高い第1候補品質QoS1に対して、回線容量に余裕があり、そのトラフィックを割り当てることができるか否かを判定し、割り当て可能であれば、そのトラフィックについての情報をネットワークプロセッサ31およびトラフィックマネージャ35に通知して、フローテーブル33とトラフィック管理データベース38とを更新作成させる。
【0040】
具体的には、トラフィックの出力ポートがP1〜Pnとすると、トラフィック管理データベース38のP1のポートが出力ポートになっているキューの最大レートの和が、P1の回線容量から新たに割り当てようとする最大トラフィック容量を減じた結果より小さければ、そのトラフィックの帯域保証が可能となる。
【0041】
同様にポートP2〜Pnについても上記の計算を行ない、全ての出力ポートで帯域保証できれば、そのトラフィックについての情報をネットワークプロセッサ31およびトラフィックマネージャ35に通知して、フローテーブル33とトラフィック管理データベース38とを更新作成させる。
【0042】
また、第1候補品質QoS1の割り当てができない場合には、第2候補品質QoS2の割り当てを行なうが、その場合、ポリシーテーブル46のアラートアクションの欄を参照し、アクションが指定されている場合には、第1候補品質QoS1の割り当てができなかったことをユーザに通知するためのアクションを実行する。
【0043】
なお、第2候補品質QoS2には、品質を決定する最大レート、最小レート等のパラメータの他に、ベストエフォートの品質(具体的には最小帯域値0)あるいは廃棄(Discard、具体的には最小帯域値−1)を指定することができる。
【0044】
さらに、ポリシーテーブル46のエントリーには出力ポートの定義が可能となっている。
【0045】
即ち、第1候補品質Qos1の場合、ルーティングテーブルにしたがって最もパスコストの小さい経路を向いた出力ポートに帯域を割り当てるが、既にその出力ポートに大量の帯域が割当て済みで、それ以上の割当てが困難で第2候補品質QoS2を割り当てるときに、前と同一の出力ポート(最もパスコストの小さい経路を向いた出力ポート)に帯域を絞って(即ち、第2候補品質QoS2の品質で)出力する場合と、指定した番号の出力ポートに第1候補品質QoS1の帯域で出力する場合とを選択することができる。
【0046】
また、バイリンガルモードが指定されている場合、予約受付処理部45は、前記同様にポリシーテーブル46を検索し、要求されているトラフィックが見つからないときに、COPS処理部47を介して図2に示したネットワーク上のPDPサーバ50に問い合わせを行い、その問い合わせに対して通知された品質をポリシーテーブル46に登録し、その情報をネットワークプロセッサ31およびトラフィックマネージャ35に通知して、フローテーブル33とトラフィック管理データベース38とを更新作成させる。
【0047】
また、アウトソーシングモードが指定された場合、予約受付処理部45は、ポリシーテーブル46を検索せずに、PDPサーバ50に問い合わせを行い、その問い合わせ対して通知された品質の情報を、ネットワークプロセッサ31およびトラフィックマネージャ35に通知して、フローテーブル33とトラフィック管理データベース38とを更新作成させる。
【0048】
なお、このパケット中継装置30がアウトソーシングモードのみで動作する場合にはポリシーテーブル46は不要であり、予約受付処理部45は、PDPサーバ50への問い合わせと、PDPサーバ50から通知された品質の割当て等の処理を行なう。
【0049】
また、このパケット中継装置30の予約受付処理部45は、Adjust(調停依頼)メッセージをPDPサーバ50に送って、PDPサーバ50のポリシーテーブルの再配分を依頼して、COPS−PRで再度、配分し直したポリシーテーブルを送るように依頼することができる。
【0050】
このとき、Adjustメッセージを受けたPDPサーバ50は、サーバ内のポリシーテーブルの優先度でLに指定されているトラフィックの第1候補品質QoS1の内容を、より低順位の第2候補品質QoS2の内容で上書きして更新する。
【0051】
実際の運用形態としては、第2候補品質QoS2の各パラメータの値を必ず第1候補品質QoS1の値より小さい値(品質が低くなる)に設定しておく。
そして、この上書きによって書き換えられたポリシーテーブルの内容を受け取ったパケット中継装置30は、帯域の再割り当てを行い、低優先度のトラフィックの利用可能な帯域を全て小さく絞り込む。
【0052】
この処理によって、回線に余裕が生じ、新たなトラフィックの帯域割り当て要求を再び受付可能となる。
【0053】
なお、Adjustメッセージは、パケット中継装置30側で要求された帯域割当て(第1候補品質の割当て)を失敗したときにPDPサーバ50に送る場合と、トラフィックマネージャ35によって定期的に回線の負荷状態を監視し、回線に余裕がなくなって輻輳が生じた場合に、PDPサーバ50に送る場合とがある。
【0054】
図6、図7は、このパケット中継装置30の処理手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに基づいて、本発明の通信品質割当システムの具体的な動作例を説明する。
【0055】
図6に示しているように、始めに、RSVPで宛て先IPアドレスD、送信元IPアドレスSを含むメッセージ(パスメッセージ、リザーブメッセージ)を受信すると、パケット中継装置30は、ルーティングテーブル42から宛て先IPアドレスDを検索する(S1、S2)。
【0056】
そして、この宛て先IPアドレスDが見つかったときには、ルーティングテーブル42の出力IF(インタフェース番号)を変数(出力IF)に代入する(S3、S4)。
【0057】
そして、指定されている動作モードを調べ、ローカルモードまたはバイリンガルモードが指定されている場合には、ポリシーテーブル46からトラフィックを検索し、そのトラフィックがあれば、それに対応する第1候補品質QoS1のパラメータを取得し、トラフィックがポリシーテーブル46に登録されていなければベストエフォートでフロー登録する(S5〜S9)。
【0058】
また、バイリンガルモードが指定されているときに、要求されたトラフィックがポリシーテーブル46に見つからない場合、あるいはアウトソーシングモードが指定されている場合には、COPSプロトコルでPDPサーバ50に問い合わせを行い、PDPサーバ50から保証品質が通知されたときにはその品質のパラメータを取得し、PDPサーバ50から保証しないことが通知されたときには、そのトラフィックに対してベストエフォートの登録を行なう(S10〜S13)。
【0059】
次に、図7のように、取得した保証品質について出力ポートでの制限を調べ、回線に余裕があるか否かを判定する(S14、S15)。
【0060】
即ち、現在割り当て済みの回線割当量Sum(出力IF)と取得された第1候補品質QoS1の最大レートの合計値が、許容最大容量より小さい場合、回線に余裕があると判定して、この第1候補品質QoS1のパラメータをトラフィックマネージャ35に通知してトラフィックフローを登録させ、その合計値で総容量Sum(出力IF)の値を更新する(S16、S17)。
【0061】
また、回線に余裕がないと判定したときには、ポリシーテーブル46のエントリーの出力IF欄に指定があるか否かを調べ、指定がない場合には第2候補品質QoS2の最大レートの欄を調べ、指定がある場合には、その出力IFを変数(出力IF)に代入してから、第2候補品質QoS2の最大レートの欄を調べる(S18〜S20)。
【0062】
そして、第2候補品質QoS2の最大レートの欄の内容が「廃棄」を示すパラメータであれば、変数(出力IF)に対し、QID=−1のトラフィックフローを登録し、最大レートの欄の内容が「ベストエフォート」を示すパラメータであれば、変数(出力IF)に対し、QID=0のトラフィックフローを登録し、最大レートの欄の内容がその他の値であれば、変数(出力IF)に対し、その値で決まるトラフィックフローを登録する(S21〜S23)。
【0063】
そして、ポリシーテーブル46のエントリーのアラートアクション欄に指定があるか否かを調べ、指定が無ければ、現在の割り当て済みの回線割当量Sum(出力IF)を第2候補品質QoS2の最大レート分増加更新し、アラートアクション欄に指定がある場合には、そのアクションを実行してから、回線割当量Sum(出力IF)を第2候補品質QoS2の最大レート分増加更新する(S24〜S26)。なお、このアラートアクションについては後述する。
【0064】
このように第1候補品質QoS1の割当てができないトラフィックに対して、第2候補品質QoS2の割当てができるので、回線の状態等に応じてより柔軟性のある品質保証が可能となる。
【0065】
このパケット中継装置30とともにネットワークに用いられるポリシー判定装置としてのPDPサーバ50は、図8に示すように構成されている。
【0066】
図8において、COPS処理部51はパケット中継装置30との間で通信を行なうためのものであり、Adjust受付部52は、パケット中継装置30からのAdjustメッセージを受付ける。
【0067】
また、予約受付処理部53は、パケット中継装置30の予約受付処理部45と同様に、COPS処理部51を介して問い合わせ要求のあったトラフィックがポリシーテーブル54に登録されているか否かを判定し、登録されている場合にはパケット中継装置30に割当可能で且つ順位の高い品質パラメータを選定してこれをパケット中継装置30に通知する。
【0068】
また、ポリシーテーブル54には、パケット中継装置30のポリシーテーブル42と同様に、予約可能な最新のトラフィックとそのトラフィックに付与できる複数の順位付けされた品質パラメータとが対応付けされて記憶されている。
【0069】
アラートアクション実行部55は、予約受付処理部53から帯域割当てに失敗したことを通知されると、ポリシーテーブル54からアラート種別を読み出し、そのアラート種別に対応する処理部(SNMP TrapまたはSYSLOG)にその処理を依頼する。
【0070】
SNMP Trap発生部56は、アラートアクション実行部55から呼び出されて、ネットワーク管理ノード(図示せず)に対してアラート情報を通知する。
【0071】
SYSLOG発生部57は、アラートアクション実行部55から呼び出されて、SYSLOGホスト(図示せず)に対してアラート情報を通知する。
【0072】
このPDPサーバ50には、PEP(パケット中継装置30)からの問い合わせに対して、第1候補品質QoS1のパラメータまたは第2候補品質QoS2のパラメータをDisision(問い合わせ元への返信)内に含めるための機能、第1候補品質QoS1を割り当てることができなかったときのために、PDPサーバ50からユーザ(ネットワーク管理ノードやSYSLOGホスト)に対して直接アラートアクションを実行するための機能およびDisision内にアラートアクション指示を含めるための機能を有している。
【0073】
なお、前記図1では示していないが、パケット中継装置30において前記したアラートアクションを実行するために、パケット中継装置30にも、このアラートアクション実行部55、SNMP Trap発生部56、SYSLOG発生部57と同じものが設けられている。
【0074】
図9、図10は、このPDPサーバ50の処理手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートにしたがってPDPサーバ50の動作を説明する。
【0075】
始めに、パケット中継装置30からCOPSによる問い合わせを受けると、ポリシーテーブル54を検索し、問い合わせのトラフィックがポリシーテーブル54にあれば、その第1候補品質QoS1のパラメータを取得し、出力ポートで制限を調べ、前記同様に、回線に余裕があるか否かを判定し、回線に余裕があるときには、この第1候補品質QoS1のパラメータを問い合わせ元のパケット中継装置30に通知する(S31〜S37)。
【0076】
また、問い合わせのトラフィックがポリシーテーブル54にない場合には、エラーを示す信号を問い合わせ元のパケット中継装置30に返信して終了する(S38)。
【0077】
また、回線に余裕がない場合には、ポリシーテーブル54のエントリーの出力IF欄に指定があるか否かを調べ、指定がない場合には第2候補品質QoS2の最大レートの欄を調べ、指定がある場合には、その出力IFを変数(出力IF)に代入してから、第2候補品質QoS2の最大レートの欄を調べる(S39〜S41)。
【0078】
そして、第2候補品質QoS2の最大レートの欄の内容が「廃棄」を示すパラメータであれば、これをパケット中継装置30へ通知し、最大レートの欄の内容が「ベストエフォート」を示すパラメータであれば、これをパケット中継装置30へ通知し、最大レートの欄の内容がその他の値であれば、第2候補品質QoS2のパラメータを問い合わせ元のパケット中継装置30に通知してトラフィックフローを登録させ、最後にサーバ側で必要なエラーアクションを実行する(S42〜S45)。
【0079】
なお、PDPサーバ50で、回線に余裕があるか否かを判定するために、問い合わせ元のパケット中継装置30が現在の回線割当量と許容最大回線量を、問い合わせ時に通知する。
【0080】
また、図11に示すように、パケット中継装置30からのAdjustメッセージを受信すると、ポリシーテーブル54の全ての優先度Lのトラフィックの第1候補品質QoS1を第2候補品質QoS2で上書きし、COPS−PRで、パケット中継装置30に上書きして更新したポリシーテーブルの内容をダウンロードする(S51〜S52)。
【0081】
なお、このAdjustメッセージは、例えば図12に示すフォーマットを有しており、そのメッセージの「Policy ID」の欄には、割り当てに失敗したポリシーIDが格納されている。
【0082】
パケット中継装置30の予約受付処理部45は、このダウンロードされたポリシー内容で内部のポリシーテーブル46を更新して、その更新されたポリシーに基づいて、現在割当済みのトラフィックの保証内容を変更する。
【0083】
この変更により、回線に大きな余裕が生まれ、現在割当されているトラフィックのフローが安定に中継され、新たに高品質のトラフィックの予約受付が可能となる。
【0084】
なお、パケット中継装置30のポリシーテーブル46の内容は、システムの起動時にPDPサーバ50あるいは他の装置からダウンロードされる。
【0085】
また、前記説明では、ポリシーテーブル46、55に2段階に順位付けされた品質パラメータを設定していたが、より多段階に品質パラメータを設定してもよい。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の通信品質割当システムのポリシーテーブルには、予約可能なトラフィックの送信元または宛て先を特定する識別情報と、その一つのトラフィックに付与することが可能で順位付けされた複数の品質パラメータとが予め対応付けされて登録されており、送信元または宛て先を特定する識別情報を含む予約要求メッセージがあったときに、その予約要求メッセージに含まれる識別情報がポリシーテーブルに登録されているか否かを判定し、ポリシーテーブルに登録されていると判定されたときに、その識別情報に対応する複数の品質パラメータのうち、パケット中継装置に割り当て可能で且つ順位が最も高い品質パラメータを選定し、その選定された品質パラメータで決まる通信品質を予約要求されたトラフィックを中継するパケット中継装置に割り当てるようにしているので、回線の状態等に応じて柔軟性のある品質保証が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部構成を示す図
【図2】実施形態を含むシステム図
【図3】実施形態の要部に記憶されているデータ例
【図4】実施形態の要部に記憶されているデータ例
【図5】実施形態の要部に記憶されているデータ例
【図6】実施形態の動作を説明するためのフローチャート
【図7】実施形態の動作を説明するためのフローチャート
【図8】PDPサーバの構成を示す図
【図9】PDPサーバの動作を説明するためのフローチャート
【図10】PDPサーバの動作を説明するためのフローチャート
【図11】PDPサーバの動作を説明するためのフローチャート
【図12】メッセージのフォーマット図
【図13】従来のシステムの動作説明図
【図14】従来のシステムの動作説明図
【図15】従来のポリシーテーブル図
【符号の説明】
1……送信ノード、2……受信ノード、30……パケット中継装置、31……ネットワークプロセッサ、32……パケット分類器、33……フロー管理データベース、34……フローテーブル、35……トラフィックマネージャ、36……バッファ、37……パケットスケジューラ、38……トラフィック管理データベース、40……PSVP処理部、41……ルーティング処理部、42……ルーティングテーブル、45……予約受付処理部、46……ポリシーテーブル、47……COPS処理部、50……PDPサーバ、51……COPS処理部、52……Adjust受付部、53……予約受付処理部、54……ポリシーテーブル、アラートアクション実行部、56……SNMP Trap発生部、57……SYSLOG発生部

Claims (7)

  1. パケット中継装置(30)を介してパケットを中継するコンピュータネットワークの前記パケット中継装置によるパケットの通信品質を、ポリシーテーブル(46、54)に予め登録されている内容に基づいて割り当てるための通信品質割当システムにおいて、
    前記ポリシーテーブルには、予約可能なトラフィックの送信元または宛て先を特定する識別情報と、該一つのトラフィックに付与することが可能で順位付けされた複数の品質パラメータとが予め対応付けされて登録される構成であり、
    送信元または宛て先を特定する識別情報を含む予約要求メッセージがあったときに、該予約要求メッセージに含まれる識別情報が前記ポリシーテーブルに登録されているか否かを判定する判定手段(45、53)と、
    前記予約要求メッセージに含まれる識別情報が前記ポリシーテーブルに登録されていると判定されたときに、当該識別情報に対応する複数の品質パラメータのうち、前記パケット中継装置に割り当て可能で且つ順位が最も高い品質パラメータを選定する選定手段(45、53)とを有し、
    前記選定手段で選定された品質パラメータで決まる通信品質を前記予約要求されたトラフィックを中継するパケット中継装置に割り当てることを特徴とする通信品質割当システム。
  2. 前記ポリシーテーブル、判定手段および選定手段が、前記パケット中継装置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の通信品質割当システム。
  3. 前記ポリシーテーブル、判定手段および選定手段が、前記パケット中継装置との間で通信可能なポリシー判定装置(50)に設けられており、
    該ポリシー判定装置は、前記パケット中継装置からの要求を受けて前記判定手段による前記判定処理および前記選定手段による前記選定処理を行い、選定した品質パラメータを前記パケット中継装置に通知することを特徴とする請求項1記載の通信品質割当システム。
  4. 前記選定手段によって選定された低順位の品質パラメータにパケットの破棄を指示するパラメータが含まれていたとき、前記パケット中継装置は要求のあったトラフィックのパケットを破棄することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システム。
  5. 前記ポリシーテーブルには、予約可能なトラフィックの送信元または宛て先を特定する識別情報と、該一つのトラフィックに付与することが可能で順位付けされた複数の品質パラメータと、特定のパラメータとが予め対応付けされて登録される構成であり、
    前記選定手段によって低順位の品質パラメータが選定されたとき、前記特定のパラメータに対応したアラート処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システム。
  6. 前記ポリシーテーブルには、予約可能なトラフィックの送信元または宛て先を特定する識別情報と、該一つのトラフィックに付与することが可能で順位付けされた複数の品質パラメータと、特定のパラメータとが予め対応付けされて登録される構成であり、
    前記選定手段によって低順位の品質パラメータが選定されたとき、前記特定のパラメータに対応して、前記選定された品質パラメータの順位が高くなるように前記ポリシーテーブルの内容を更新する更新手段(45、52)を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システム。
  7. 回線の使用状態を監視する監視手段(35)と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて、前記ポリシーテーブルの内容を更新する更新手段(45、52)とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信品質割当システム。
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