JP3614280B2 - バルブカバー装置 - Google Patents
バルブカバー装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3614280B2 JP3614280B2 JP22072797A JP22072797A JP3614280B2 JP 3614280 B2 JP3614280 B2 JP 3614280B2 JP 22072797 A JP22072797 A JP 22072797A JP 22072797 A JP22072797 A JP 22072797A JP 3614280 B2 JP3614280 B2 JP 3614280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semi
- valve
- cylindrical
- engaged
- cover device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調用配管等の途中に設けられるバタフライバルブなどのようなバルブをカバーするのに適したバブルカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ビル等の空調用配管の途中にはバタフライバルブが設けられており、このバルブ前後の配管の周囲には保温用の断熱材を密着して設けることが多い。
【0003】
このようなバタフライバルブや保温用の断熱材は、カバー材で被覆保護するのが望ましいことは言うまでもない。しかし、これまではブリキ板等で手造りしたカバー材を苦労して取付けているのが実情であって、ワンタッチで簡単且つ確実に着脱作業を行うことができ、しかも安価に量産できるバタフライバルブカバー装置は未開発の状態である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の実情に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、ワンタッチで簡単且つ確実に着脱作業を行うことができ、バルブをカバーすることは勿論、断熱材が脱落しないように抱持固定することもでき、また、バタフライバルブなどのような突起部を有するバルブにおいては突起部を除く他の所望なバルブ部分を確実に包囲でき、更にまた、構造がシンプルであるため安価に量産することもできるバルブカバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のバルブカバー装置は、バルブを両側から包囲する双方の半筒状カバーの片側縁同士を開閉自在に連結し、一方の半筒状カバーの反対側縁に被係合具を設けると共に、他方の半筒状カバーの反対側縁に上記の被係合具と係合して双方の半筒状カバーを閉じる係合具を設け、双方の半筒状カバーの反対側縁にバルブの突起部を外部へ突出させる切欠部を対向させて形成し、双方の半筒状カバーの軸方向両端に、バルブ前後の管に巻着された断熱材を周囲から抱持固定する半環状の断熱材抱持片を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
かかる構成のバルブカバー装置は、管の途中に設けられたバルブの両側から双方の半筒状カバーを閉じ合わせ、切欠部からバルブの突起部が外部へ突き出した状態でバルブを包囲すると共に、バルブ前後の管の周囲に巻着された断熱材を双方の半筒状カバー両端の断熱材抱持片によって周囲から抱持固定し、一方の半筒状カバーの被係合具に他方の半筒状カバーの係合具を係合させて、閉じた双方の半筒状カバーが開かないようにするだけのワンタッチの取付作業により、簡単且つ確実に取付けることができる。
【0007】
このようにバルブカバー装置を取付けると、双方の半筒状カバーによってバルブが被覆保護されるだけでなく、バタフライバルブなどのような突起部を有するバルブにおいては突起部を除く他の所望なバルブ部分を確実に包囲でき、また、バルブ前後の断熱材も脱落しないように抱持固定されるので、バルブとその周辺の良好な保温効果が発揮される。
【0008】
そして、バルブの接続部分の点検を行う場合は、係合具と被係合具の係合を解除して双方の半筒状カバーを開くことにより、ワンタッチで簡単に取り外すことができるので、点検作業も極めて容易である。
【0009】
また、このバルブカバー装置はシンプルな構造であるため、例えば合成樹脂の真空成形や射出成形などの手段によって、安価に量産することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態に係るバタフライバルブカバー装置の斜視図(双方の半筒状カバーが開いた状態を示す斜視図)、図2は同カバー装置の取付状態を示す断面図、図3は同カバー装置の取付状態を示す側面図、図4は同カバー装置の平面図、図5は同カバー装置の底面図、図6は被係合具と係合具の側面図である。
【0012】
このバタフライバルブカバー装置は、バタフライバルブ10を両側から包囲する一対の半筒状カバー1a,1bの片側縁同士を、複数の蝶番2,2で開閉自在に連結したものであって、双方の半筒状カバー1a,1bの軸方向両端には、半環状の断熱材抱持片3,3が一体形成されている。この半筒状カバー1a,1bは熱可塑製樹脂を真空成形した成形品であり、特に成形が容易で耐薬品性等に優れた塩化ビニル樹脂製の半筒状カバーが好適である。
【0013】
図1、図3、図4に示すように、一方の半筒状カバー1aの反対側縁(蝶番2で連結された片側縁と反対側の側縁)には一組の被係合具4,4が設けられ、この被係合具4,4と係合する一組の係合具5,5が他方の半筒状カバー1bの反対側縁に設けられている。
【0014】
この被係合具4は、図6に示すように湾曲した被係合爪4aを有する金具であり、ネジ4bで半筒状カバー1aに固定されている。また、係合具5は、基礎金具5aの先端に作動金具5bの先端を軸着すると共に、上記の被係合爪4aと係合する環状金具5cを作動金具5bに枢着したものであり、基礎金具5aをネジ5dで半筒状カバー1bに固定して取付けられている。従って、図6(イ)に示すように係合具5の環状金具5cを被係合具4の被係合爪4aに引っ掛けて作動金具5bを矢印X方向に押付け、図6(ロ)のように作動金具5bを基礎金具5aに重ねると、係合金具5cが被係合爪4aに強固に係合して双方の半筒状カバー1a,1bが閉じ、そのまま開かないように固定することができる。
【0015】
また、半筒状カバー1a,1bの反対側縁の中央部には半円状切欠部6,6が対向して形成されており、該切欠部6,6からバタフライバルブ10の突起部10a(コック10bが取付けられた突起部10a)が外部へ突出するようになっている。
【0016】
蝶番2,2で連結される双方の半筒状カバー1a,1bの片側縁には帯状の平坦面部7,7が形成されており、被係合具4,4及び係合具5,5が取付けられる反対側縁にも帯状の平坦面部8,8が形成されている。従って、これらの平坦面部7,7,8,8に蝶番2,2や被係合具4,4や係合具5,5をガタツキなく取付固定することができる。
【0017】
以上のような構成のバタフライバルブカバー装置の取付作業は次の要領で簡単に行われる。
【0018】
まず、管12,12の間に接続されているバタフライバルブ10の両側から双方の半筒状カバー1a,1bを閉じ合わせ、円形に合致した半円状切欠部6,6からバタフライバルブの突起部10aを外部へ突出させた状態で該バルブ10を包囲すると共に、バルブ前後の管12,12の周囲に巻着されたスチールウールなどの断熱材11,11を半筒状カバー1a,1bの両端の断熱材抱持片3,3によって周囲から抱持固定する。そして、一方の半筒状カバー1aの被係合具4,4に他方の半筒状カバー1bの係合具5,5を既述したように係合させることにより、閉じた双方の半筒状カバー1a,1bを開かないように固定すると、ワンタッチで簡単且つ確実に取付けることができる。
【0019】
このようにバタフライバルブカバー装置を取付けると、双方の半筒状カバー1a,1bによってバタフライバルブ10が被覆保護されるだけでなく、円形に合致した半円状切欠部6,6からバタフライバルブ10の突出部10aを外部へ突出させた状態で該バルブ10の所望の部分を双方の半筒状カバー1a,1bで確実に包囲でき、また、バルブ前後の断熱材11,11も脱落しないように抱持固定されるので、バルブ10とその周辺を充分に保温することができ、更に、バタフライバルブ10の接続部分の点検等を行う場合には、係合具5と被係合具4の係合を解除して双方の半筒状カバー1a,1bを開くことにより、ワンタッチで簡単にカバー装置を取り外すことができるので、点検作業も極めて容易に行えるようになる。
【0020】
尚、上記の実施形態では、双方の半筒状カバー1a,1bを蝶番2,2で開閉自在に連結しているが、双方の半筒状カバー1a,1bを屈曲自在な薄肉ヒンジ部を介して一体成形することにより開閉自在に連結する構成としてもよい。また、前述した被係合具4や係合具5に代えて、ワンタッチで簡単に係合できる他の構造の被係合具や係合具を取付けてもよい。また、バタフライバルブ10以外のバルブ突起部が半筒状カバー1a,1bから外部に突出する他のバルブに本発明のバルブカバー装置を適用してもよい。更に、半筒状カバー1a,1bの半円状切欠部6,6に代えて、半筒状カバー1a,1bから外部へ突出するバルブ突出部分に対応した他の切欠形状の切欠部を形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のバルブカバー装置は、ワンタッチで簡単且つ確実に着脱作業を行うことができ、バルブをカバーして保護することは勿論、バタフライバルブなどのような突起部を有するバルブにおいてはこの突起部を双方の半筒状カバーの切欠部より外部に突出させて、突起部を除く他の所望なバルブ部分を確実に包囲でき、また、バルブ前後の断熱材を脱落しないように抱持固定して保温することもでき、更に、構造がシンプルであるため安価に量産することもできるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバタフライバルブカバー装置の斜視図であって、双方の半筒状カバーが開いた状態を示すものである。
【図2】同バタフライバルブカバー装置の取付状態を示す断面図である。
【図3】同バタフライバルブカバー装置の取付状態を示す側面図である。
【図4】同バタフライバルブカバー装置の底面図である。
【図5】同バタフライバルブカバー装置の平面図である。
【図6】被係合具と係合具の側面図であって、(イ)は係合具の環状金具を被係合具の被係合爪に単に引掛けただけの係合前の状態を示し、(ロ)は作動金具を操作して環状金具を被係合爪に強固に係合させた状態を示している。
【符号の説明】
1a,1b 半筒状カバー
2 蝶番
3 半環状の断熱材抱持片
4 被係合具
5 係合具
6 半円状切欠部
7,8 平坦面部
10 バタフライバルブ
10a バラフライバルブの突起部
11 断熱材
12 管
Claims (1)
- バルブを両側から包囲する双方の半筒状カバーの片側縁同士を開閉自在に連結し、
一方の半筒状カバーの反対側縁に被係合具を設けると共に、他方の半筒状カバーの反対側縁に上記の被係合具と係合して双方の半筒状カバーを閉じる係合具を設け、
双方の半筒状カバーの反対側縁にバルブの突起部を外部へ突出させる切欠部を対向させて形成し、
双方の半筒状カバーの軸方向両端に、バルブ前後の管に巻着された断熱材を周囲から抱持固定する半環状の断熱材抱持片を形成した、
ことを特徴とするバルブカバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22072797A JP3614280B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | バルブカバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22072797A JP3614280B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | バルブカバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151230A JPH1151230A (ja) | 1999-02-26 |
JP3614280B2 true JP3614280B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=16755584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22072797A Expired - Fee Related JP3614280B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | バルブカバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3614280B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101182089B1 (ko) * | 2010-07-15 | 2012-09-11 | 한전케이피에스 주식회사 | 밸브본넷 밀폐형 보온커버가 구비된 밸브구조체 |
CN108825849B (zh) * | 2018-06-26 | 2019-10-01 | 江苏艾瑞自控科技发展有限公司 | 一种阀门保护机构 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP22072797A patent/JP3614280B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1151230A (ja) | 1999-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4037810A (en) | Pipe bracket and clamp | |
JP2000513084A (ja) | 管シェル | |
JP2002192478A (ja) | 圧締具 | |
AU9140591A (en) | Access door for air flow conduits | |
JP2007516370A (ja) | 筐体 | |
JP3614280B2 (ja) | バルブカバー装置 | |
JP2006009992A (ja) | パイプ等の耐熱性クランプ装置 | |
JP5198837B2 (ja) | 継手への二重管の接続構造及び継手 | |
EP1779901A3 (en) | Fire damper | |
CZ252998A3 (cs) | Trubní objímka | |
JP3671843B2 (ja) | クランプ | |
JP3766945B2 (ja) | バルブカバー装置 | |
JPH05157413A (ja) | 温度センサ取付具 | |
JPH067252Y2 (ja) | パイプ保持具 | |
CN218378045U (zh) | 一种管夹 | |
JPH0736234Y2 (ja) | 保護カバー接続具 | |
JP2004144406A (ja) | 換気具 | |
JP2526384Y2 (ja) | バルブの断熱材取付カバー | |
JP3961877B2 (ja) | 配管類のシール具 | |
JPH051521U (ja) | 車輌用換気装置 | |
JPS5837637Y2 (ja) | プラスチツク成形機用保温カバ−付きヒ−タ− | |
JPS6021595Y2 (ja) | 配管保持具 | |
JPH0327219Y2 (ja) | ||
JPH0522215U (ja) | 車外配管の保持構造 | |
JPH08295142A (ja) | フィラーパイププロテクター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040705 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040909 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041019 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041026 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |