JP3613147B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンテナ装置に関し、特に誘電体よりなる筐体の内側に誘電体よりなる電波レンズを埋め込んだアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の衛星通信等では、誘電体レンズを備えたアンテナ装置が用いられており、設置スペース縮小の観点から装置の小型化が図られている。
【0003】
図40は従来のアンテナ装置を示す断面図である。
【0004】
従来のアンテナ装置は、誘電体よりなるレンズ300と、導体よりなるホーン301と、レンズ300をホーン301に固定するフランジ305とから構成されている。
【0005】
図40を参照すると、レンズ300が外気にふれる構造なので、レンズ300をビス304で固定するためフランジ305を設けている。さらに、レンズ300をビス304によりビス止めする際に強く締めすぎると、レンズ300のフランジ305の部分にクラックが入るため、ある程度の厚みを持たせている。
【0006】
また、フランジ305とホーン301との間に防水用のパッキン303が挿入される。レンズ300やホ−ン301の自重を支えるため、ホ−ン301のネック部分は適度の強度が必要になる。
【0007】
レンズ300をビス止めする際の締めすぎ防止のトルク管理や、ホ−ン301との防水用にパッキン303を挿入したり、シ−ル剤を塗ったりすることが必要である。
【0008】
レンズ300は、レンズ開口が露出しているためレンズが外部環境に曝されることになるが、レンズ部分は通過する電波の伝搬損失を低く抑えるために、低損失な材料を使用している。レンズの低損失材料はPC(ポリカ−ボネイト)に代表されるが、耐環境性があまり優れているといえない。例えば、PCは塩水や薬品に犯されやすく、ソルベントクラックを発生しやすい。また、紫外線により劣化が促進される。そのために、レンズ200に塗装等を施すのが一般的な対処方法である。塗装に用いる溶剤の選定が適切でないとソルベントクラックの発生要因となる。また、フランジのビス固定やパッキンの当たり面で継続的な応力がかかるため、時間の経過とともにクラックが入りやすい構造となり、耐環境性が要求される。
【0009】
このようなアンテナ技術の他の一例として、特開平9−321533号公報記載の「レンズアンテナ」が知られている。
【0010】
この公報では、円形の電波レンズと、これに結合してレンズアンテナを構成するホーンアンテナとからなり、電波レンズの中央の同心円部に円中形状の凸部を設置し、ホーンアンテナの端部に導波管を結合するフランジを配置した構造のレンズアンテナの技術が記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のアンテナ装置は、レンズをビス等で固定するためフランジ部分が必要なこと、レンズをビス止めする際に強く締めすぎるとレンズのフランジ部分にクラックが入るため、ある程度の厚みとホ−ンのネック部分に適度の強度が必要になるので、レンズ形状や構造が複雑になるという欠点を有している。
【0012】
レンズの締めすぎ防止のトルク管理や、防水用パッキン挿入、シ−ル剤塗布等の組立、気密検査や目視検査が必要となるので、組立工程が多くなるという欠点を有している。
【0013】
また、レンズ開口が露出しているためレンズが外部環境に曝されるので、耐環境性に劣るという欠点を有している。
【0014】
本発明の目的は、簡易構造で、組立工程の低減を図り、耐環境性に優れたアンテナ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のアンテナ装置は、導波管を形成し電波を受けるアンテナ給電部と;
このアンテナ給電部を端部に設け、前記電波を伝搬させる導体からなる円錐状のホーンアンテナと;
このホーンアンテナと接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
このレンズが密着し、前記アンテナ給電部および前記ホーンアンテナを内蔵する誘電体からなる筐体と;
を備えたことを特徴としている。
【0016】
導波管を形成し電波を受けるアンテナ給電部と;
このアンテナ給電部を端部に設け、前記電波を伝搬させる導体からなる円錐状のホーンアンテナと;
このホーンアンテナの内部に充填された誘電体層と;
前記ホーンアンテナと接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
このレンズが密着し、前記アンテナ給電部および前記ホーンアンテナを内蔵する誘電体からなる筐体と;
を備えたことを特徴としている。
【0017】
導波管を形成し電波を受けるアンテナ給電部と;
このアンテナ給電部に接続する高周波(RF)回路と;
このアンテナ給電部を端部に設け、前記電波を伝搬させる導体からなる円錐状のホーンアンテナと;
このホーンアンテナと接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
このレンズが密着し、前記アンテナ給電部、前記ホーンアンテナおよび前記高周波回路を内蔵する誘電体からなる筐体と;
前記高周波回路と前記筐体とに接続するカバーと;
を備えたことを特徴としている。
【0018】
前記筐体と前記カバーとの間に、防水用のパッキンを備えたことを特徴としている。
【0019】
前記レンズと前記筐体のレンズ密着面の曲面が異なり、空間の隙間を有したことを特徴としている。
【0020】
前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に整合板を装着したことを特徴としている。
【0021】
前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に、第1の整合板と第2の整合板とを装着したことを特徴としている。
【0022】
前記レンズが第1のレンズと第2のレンズとに層状に分割したことを特徴としている。
【0023】
前記レンズが前記電波の伝搬方向に2分割し、第1のレンズと第2のレンズとに分割したことを特徴としている。
【0024】
前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に誘電体層を備えたことを特徴としている。
【0025】
前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に誘電体層を備え、前記ホーンアンテナの大きさが前記誘電体層の大きさに較べて小なることを特徴としている。
【0026】
同軸コネクタを有し、この同軸コネクタから高周波信号を入力し、電波を放射する平面アンテナと;
この平面アンテナと接合し、前記電波を伝搬させる誘電体層と;
この誘電体層に接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
このレンズに密着し、前記平面アンテナおよび前記誘電体層を内蔵する誘電体からなる筐体と;
を備えたことを特徴としている。
【0027】
前記誘電体層が、誘電体を内含したホーンアンテナであることを特徴としている。
【0028】
前記誘電体層が、前記レンズ側に密着する第1の誘電体層と前記平面アンテナに接合する第2の誘電体層とに分割され、前記第1の誘電体層がドーム形状であることを特徴としている。
【0029】
前記誘電体層が、前記レンズ側に密着する第1の誘電体層と前記平面アンテナに接合する第2の誘電体層とに分割され、前記第2の誘電体層がドーム形状であることを特徴としている。
【0030】
前記レンズが、直径の異なる複数の誘電体平板からなるレンズ板を層状に構成したことを特徴としている。
【0031】
前記レンズと密着する前記筐体のレンズ密着部分面の厚さを連続的に変化させ、前記筐体をレンズの一部として構成したことを特徴としている。
【0032】
前記レンズと密着する前記筐体に開口部を設け、前記レンズ周辺部と前記筐体との間に防水用パッキンを装着したことを特徴としている。
【0033】
前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズと密着する前記筐体部分が平面状であることを特徴としている。
【0034】
前記レンズと密着する前記筐体に開口部を設け、前記レンズ周辺部と前記筐体との間に防水用パッキンを装着し、前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であることを特徴としている。
【0035】
前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズと密着する部分が平面状の前記筐体との間に整合板を装着したことを特徴としている。
【0036】
前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズと密着する前記筐体のレンズ密着部分面の厚さを連続的に変化させ電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体を備えたことを特徴としている。
【0037】
前記電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体と内側に凸形状の前記レンズとの間に、整合板を装着したことを特徴としている。
【0038】
前記電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体の中央付近が凹部を有し、前記レンズの中央部が凸部を有し前記筐体の中央付近の凹部と密着することを特徴としている。
【0039】
前記電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体の中央付近が凸部を有し、前記レンズの中央部が凹部を有し前記筐体の中央付近の凸部と密着することを特徴としている。
【0040】
前記レンズの両側が凸部であることを特徴としている。
【0041】
前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズに密着する前記筐体が平面状で中央付近が凸部を有し、前記レンズの中央部が凹部を有し前記筐体と密着することを特徴としている。
【0042】
前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズに密着する前記筐体が平面状で中央付近が凹部を有し、前記レンズの中央部が凸部を有し前記筐体と密着することを特徴としている。
【0043】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0044】
図1は本発明のアンテナ装置の一つの実施の形態を示す断面図である。
【0045】
図1に示す本実施の形態は、誘電体よりなる筐体1と、誘電体よりなるレンズ2と、導体よりなるホ−ン3と、ホ−ン3端部の導波管構造のアンテナ給電部4とから構成されている。ここでホーンとはホーンアンテナを示す。
【0046】
筐体1を構成する誘電体は、外部の風雨から筐体1内部を保護するために、耐環境性を重視したプラスチック(誘電体)等が用いられる。筐体1の内壁の一部にレンズ2が密着した構造としている。ホ−ン3は、一般に導体よりなるが誘電体より構成し、ホ−ン3の内側または外側の壁面を金属メッキしたものを用いることができる。
図2は、図1のアンテナ装置の動作原理を説明する図である。
【0047】
なお、図2において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0048】
図2を参照すると、円形導波管を形成しているアンテナ給電部4から入射された電波は、比誘電率がεr1で金属導体よりなるホ−ン3に囲まれた内部を伝搬する。アンテナ給電部付近から円錐状のホ−ン3にさしかかると、アンテナ給電部4から入射された電波は焦点100から左側に放射状に広がる電波101となり、矢印の如く伝搬し、比誘電率がεr2のレンズ2に至る。レンズ2に入射した電波101はレンズ2の内部を伝搬し、比誘電率がεr3の誘電体からなる筐体1に至る。筐体1内を伝搬した電波101は、筐体1の左側方向に同位相の電波となって放射される。本アンテナ装置から放射される電波101の伝搬は、図2の左側からアンテナ給電部4側を観たとき、光がレンズで収束されるがごとく動作している。なお、比誘電率εr2のレンズ2と比誘電率εr3の筐体1の壁面は、それらの厚みが焦点100から放射された電波101が筐体左側で同位相の平面波となるように調整されている。
【0049】
一般に、ホ−ン3の内部は空気であることが多く、このとき比誘電率εr1=1となる。レンズ2は、PC(ポリカ−ボネイト)やアクリル、テフロン、ポリアミド樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、AES樹脂等が用いられることが多い。レンズ2は光学レンズのように中央部分で厚みを持っており、伝搬の際の損失を最少におさえるために、比較的低損失の材料が用いられる。レンズ2の材料としてPCが用いられる場合、周波数が30GHzで、比誘電率εr2は、2.8から3.0程度になる。また、筐体1の材料としては、レンズ2同様にPC、ABS樹脂、AES樹脂等が多く用いられるが、この部分はレンズ2の保護を兼ねており、厚みも薄いことから損失より耐候性を重視した材料を用いるのがよい。従って、FRPやガラスを含有した強化エンジニアプラスチック材料などを用いることが得策である。
【0050】
図3は本発明のアンテナ装置の第2の実施の形態を示す断面図である。
【0051】
なお、図3において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0052】
図3を参照すると、ホ−ン3の内部に誘電体層200を充填している。ホ−ン3内部は比較的大きな空間となり、本アンテナ装置が温度変化の大きな地域の屋外環境に設置される場合には、このホ−ン3内部の空気の水分が結露する場合がある。従って、結露を防ぐためにホ−ン3の内部を発泡スチロ−ルなどの発泡剤やハニカム材等で充填することが有効である。
【0053】
またこれとは別に、レンズ2と筐体1の材料の比誘電率との関係で、電波101が同位相で放射されるように、誘電体層200の比誘電率εr4を選ぶことも有効である。
【0054】
図4は図1の筐体の正面及び背面を示す図である。
【0055】
図4(a)は筐体の正面図を示し、図4(b)は筐体の背面図を示す。
【0056】
筐体1の全面裏側にレンズ2が配置されており、レンズ2を筐体1に密着させてホ−ン3で抑える構造である。
【0057】
図5は、筐体の正面開口が矩形の場合を示す図である。
【0058】
図5(a)は筐体の正面図を示し、図5(b)は筐体の背面図を示す。
【0059】
なお、図5において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0060】
筐体1の全面は矩形でもレンズ2は光学的には回転対称のレンズとなるので、レンズ2の上側と下側がカットされた形状となる。
【0061】
図6は、筐体の正面開口が矩形、レンズ外形が楕円形を示す図である。
【0062】
図6(a)は筐体の正面図を示し、図6(b)は筐体の背面図を示す。
【0063】
なお、図6において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0064】
図6を参照すると、レンズ2は光学的には回転対称の形状となるが、縦方向または横方向について、厳密な電波の収束を期待しない場合や必要な放射パタ−ンを形成するための位相分布が必要な場合を示している。
【0065】
図7は、レンズの固定方法の詳細を示す図である。
【0066】
なお、図7において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0067】
レンズ2はホ−ン3により押しつけて固定しており、ホ−ン3は筐体1の内壁に設けられたツメ201により固定される。ツメ201は、組立時にホ−ン3を押し込み、その際ツメ201が僅かに沈み込んでホ−ン3が挿入されたあと、反力で戻るようにしておけば接着剤や固定用ビスは使用せずに済み、かつ組立工数が節約できる利点を有する。
【0068】
図8は本発明のアンテナ装置の第3の実施の形態を示す断面図である。
【0069】
なお、図8において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0070】
図8を参照すると、図1のアンテナ給電回路4の部分に、RF回路6を接続し、カバ−5をつけて、送受信装置として構成している。
【0071】
筐体1とカバ−5の接合面には、必要に応じてパッキンやシ−ル剤で防水対策を行う。RF回路6の入出力信号は、筐体1の壁面の外側やカバ−5の面から取り出される。
【0072】
図9は本発明のアンテナ装置の第4の実施の形態を示す断面図である。
【0073】
レンズと筐体のレンズ密着面の曲面が異なる場合を示しており、図9(a)は両端に空間を有する場合を示し、図9(b)は中央に空間を有する場合を示す。
【0074】
なお、図9において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0075】
実際のレンズや筐体製造においては、レンズ2の曲面と筐体1のレンズ密着面の曲面を全く同一にすることは不可能で、ミクロ的には必ず図9(a)、図9(b)のように空間47が各々存在することになる。実際の製造では、レンズ2を安定に固定するために、故意に図9(b)のような寸法公差で製造するのが一般的である。
【0076】
前述の図2の動作原理図のように、電波101を光学レンズのように動作させるためには、レンズ2、筐体1と空間47の比誘電率を考慮する必要がある。しかし、空間47の電波伝搬距離が充分無視できるほど小さい場合は、これを無視しても問題ない。
【0077】
図10は本発明のアンテナ装置の第5の実施の形態を示す断面図である。
【0078】
なお、図10において図8に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0079】
レンズ2とホ−ン3との間に、整合板7を付加したものである。一般に、誘電率の異なる媒質を伝搬する場合、その境界面で電波の反射を生じやすいが、整合板7の比誘電率と、厚さを(1),(2)式のように各々選ぶことにより、反射を緩和することができる。すなわち、ホ−ン3内の比誘電率をεr1、レンズ2の比誘電率をεr2とすると、整合板7の比誘電率εr5は(1)式で与えられる。
【0080】
【数1】
Figure 0003613147
【0081】
また、整合板7の厚さdは、使用波長をλとして(2)式で与えられる。
【0082】
【数2】
Figure 0003613147
【0083】
図11は本発明のアンテナ装置の第6の実施の形態を示す断面図である。
【0084】
なお、図11において図10に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0085】
図11は整合板が2枚の場合を示しており、整合板7の比誘電率をεr5、整合板8の比誘電率をεr6とすると、整合板7の厚さd1、整合板8の厚さd2は、それぞれ、使用波長をλとして(3)式で与えられる。
【0086】
【数3】
Figure 0003613147
【0087】
また、ホーン内部の比誘電率をεr1とレンズの比誘電率εr2との関係は(4)式が成立するように選定される。
【数4】
Figure 0003613147
図12は本発明のアンテナ装置の第7の実施の形態を示す断面図である。
【0088】
なお、図12において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0089】
図12はレンズが層状に複数のレンズ9、レンズ10に層分割されている場合を示している。
【0090】
図1のレンズ2があまりにも厚くなる場合は、レンズ2を射出成形で精度よく作ることが難しい場合がある。これは成形したレンズを冷却する過程において、内部と外部の温度差でレンズ表面にヒケができ、表面の精度が劣化することが原因である。このような場合、薄いレンズ9,10を成形して層状に重ねていく方が、精度、コスト、生産性の面から有利な場合が多い。また、既成の平板のプラスチックの外形を切削加工して重ね合わせて使用する場合にも使用できる。
【0091】
図13は本発明のアンテナ装置の第8の実施の形態を示す断面図である。
【0092】
なお、図13において図12に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0093】
図13を参照すると、レンズを電波の伝搬方向に複数に分割するため、レンズ11とレンズ12に分割した場合を示している。
【0094】
一般に射出成形でレンズを製造する場合、その射出成型器の容量が小さいと製造できるレンズの大きさに制限が生じるが、レンズを2分割またはそれ以上に小さく分割することにより、製造が可能になる。
【0095】
また、射出成形でレンズを製造する際、レンズが大きくなるとその中央部分の絶対的な厚さが厚くなり、冷却に時間がかかったり、ヒケによって設計通りの精度とならない場合がある。このようなときも、レンズを2分割または3分割と分割することにより、冷却が早く行えるので生産効率および精度の向上が図ることができる。
【0096】
図14は本発明のアンテナ装置の第9の実施の形態を示す断面図である。
【0097】
なお、図14において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0098】
図14を参照すると、レンズ2とホ−ン3との間に誘電体層13を挿入した場合を示している。レンズ2の固定に際し、図7のような方法をとると、レンズ2や筐体1のレンズ接触面に高い応力やストレスがかかるため、ある程度の伸縮性のある誘電体層13を挿入することにより、ソフトに固定しようとするものである。誘電体層13の材料としては、発泡スチロ−ルなどの発泡剤などが用いられる。
【0099】
図15は図14の動作原理を示す説明図である。
【0100】
なお、図15において図14に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0101】
レンズ2とホ−ン3との間に誘電体層13を挿入された場合、アンテナ給電部4から入射された電波102が、ホ−ン3内部から誘電体層13を通り、レンズ2、筐体1を経て筐体1の左側に同位相の平面波に変換されて放射される。
【0102】
図16は本発明のアンテナ装置の第10の実施の形態を示す断面図である。
【0103】
なお、図16において図14に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0104】
図14同様に、レンズ2とホ−ン3の間に誘電体層13を挿入し、ホ−ン3が小さい場合を示している。図15の動作原理から理解されるように、誘電体層13が存在する場合、電波102は誘電体層13で広がるため、ホ−ン3を小さくしても特性に大差が出ない場合がある。この場合、ホ−ン3は小さい方が価格的にも有利である。さらに、本アンテナ装置から放射される電波の放射パタ−ン特性を任意の特性に制御したい場合について、ホ−ン3のサイズや形状を変化させて設計する場合もある。
【0105】
図17は本発明のアンテナ装置の第11の実施の形態を示す断面図である。
【0106】
なお、図17において図16に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0107】
レンズ2への電波の照射手段として、平面アンテナ14とこれに接続するコネクタ15を用いた場合を示す。単に電波を照射するための手段で有れば、ホ−ン3である必要はなく、平面アンテナでもかまわない。平面アンテナ14として円形のマイクロスリップパッチアンテナを用いている。
【0108】
図18は図17の動作原理を示す説明図である。
【0109】
なお、図18において図17に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0110】
レンズ2への電波の照射手段として平面アンテナ14を用い、コネクタ15から入力されたRF信号は平面アンテナ14を給電し、電波103を放射状に放射する。電波103は、レンズ2と筐体1を通過し、筐体1の左側に同位相の平面波となって放射される。
【0111】
図19は本発明のアンテナ装置の第12の実施の形態を示す断面図である。
【0112】
なお、図19において図17に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0113】
図17との構成上の差異は、平面アンテナ14で給電し、誘電体13を含むホーン3を有する点である。
【0114】
図20は平面アンテナの詳細を示す図である。
【0115】
図20(a)は平面アンテナの正面図を、図20(b)は平面アンテナの断面図を、図20(c)は平面アンテナの背面図を示す。
【0116】
ここではマイクロストリップパッチアンテナを用いており、プリント基板17の上面(左側)に円形のパッチ素子45が配置され、下面(右側)には、グランド板18を介して、同軸コネクタ19が配置されている。給電は、パッチ素子45の中心よりオフセットした位置の給電点16に裏側から同軸コネクタ19により給電される。
【0117】
図21は平面アンテナの他の詳細を示す図である。
【0118】
図21(a)は平面アンテナの正面図を、図21(b)は平面アンテナの断面図を、図21(c)は平面アンテナの背面図を示す。
【0119】
平面アンテナ14としてスロットアンテナを用いており、プリント基板17の上面(左側)にグランド板18が配置され、その中心部にスロット素子20が配置されている。一方、プリント基板17の下側(右側)には、マイクロストリップライン21が配置されており、プリント基板17を介して、スロット素子20を給電している。
【0120】
図22は本発明のアンテナ装置の第13の実施の形態を示す断面図である。
【0121】
なお、図22において図17に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0122】
図17の構成に対して誘電体層13が、誘電体層22と誘電体層23とに分割されており、誘電体層22はド−ム形状またはレンズ2と同等の形状である。誘電体層22は、レンズ2のみでの収束効果が十分でない場合に用いる。
【0123】
図23は図22の動作原理を示す説明図である。
【0124】
なお、図23において図22に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0125】
平面アンテナ14より放射状に放射された電波104は、誘電体層23、誘電体層22、レンズ2、筐体1を経て筐体1の左側に、同位相の平面波として放射される。
【0126】
図24は本発明のアンテナ装置の第14の実施の形態を示す断面図である。
【0127】
なお、図24において図22に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0128】
誘電体層22が平面アンテナ14側に装着されている場合を示している。
【0129】
図25は図24の動作原理を示す説明図である。
【0130】
なお、図25において図24に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0131】
平面アンテナ14より放射状に放射された電波104は、誘電体層22、誘電体層23、レンズ2、筐体1を経て筐体1の左側に、同位相の平面波として放射される。
【0132】
図26は本発明のアンテナ装置の第15の実施の形態を示す断面図である。
【0133】
なお、図26において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0134】
図1のレンズ2を複数の誘電体平板からなるレンズ板24,25,26,27,28で構成した場合を示す。レンズアンテナとして高い能率を望まない場合は、本構造とすることで平板の誘電体板を構成できるので、安価なアンテナ装置となる。これらのレンズ板は、筐体1の曲面部分とホ−ン3で自然に固定され、何ら位置決めや固定の必要もなく、簡易かつ安価に製造できる。また、レンズ板24〜28を比較的低い比誘電率の材料で構成し、レンズ板25、レンズ板27のように徐々に内層にいくにしたがって比誘電率の高い材料を用いると、レンズ表面における反射の度合いが軽減され、かつレンズ板24〜レンズ板28までのト−タルの厚さを薄く構成できるメリットもある。なお、レンズ板24〜レンズ板28の壁面について、壁面108のような形状にすることでアンテナとしての放射能率が良くなる。
【0135】
図27は本発明のアンテナ装置の第16の実施の形態を示す断面図である。
【0136】
なお、図27において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0137】
筐体のレンズ密着部の面の厚さを連続的に変化させ、レンズの一部として利用するような筐体29を有する場合を示す。電気的な動作原理としては、筐体29の曲面とレンズ2とを合成したものをひとつのレンズとして考えることができる。
【0138】
図28は本発明のアンテナ装置の第17の実施の形態を示す断面図である。
【0139】
なお、図28において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0140】
図1の筐体1の左側面の一部がない場合を示している。電波放射面の一部に穴が空いた形状の筐体30に、防水目的のパッキン31をはさんでレンズ2がはめ込まれている構造である。レンズ2が外気に露出しているので、レンズ2の耐久性は改善されないが、構造が簡単で、組立工数の削減等には有効な構造である。また一般的には、耐久性を重視して損失が大きめな材料に選定されるので、筐体1部分を電波が通過しないため、より低損失なアンテナ装置が実現できる。
【0141】
図29は本発明のアンテナ装置の第18の実施の形態を示す断面図である。
【0142】
なお、図29において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0143】
レンズ32の形状が、内側に凸形状のレンズを用いている場合を示す。
【0144】
図30は図29の動作原理を示す説明図である。
【0145】
なお、図30において図29に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0146】
アンテナ給電部4から入力された電波105は、ホ−ン3内部を放射状に伝搬し、レンズ32、筐体1を経て、筐体1の左側に同位相の平面波として放射される。
【0147】
図31は本発明のアンテナ装置の第19の実施の形態を示す断面図である。
【0148】
なお、図31において図29に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0149】
レンズ32の一部が、露出している場合を示している。
【0150】
図32は本発明のアンテナ装置の第20の実施の形態を示す断面図である。
【0151】
なお、図32において図31に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0152】
レンズ32と筐体33との間に整合板7が挿入された場合を示す。
【0153】
図33は本発明のアンテナ装置の第21の実施の形態を示す断面図である。
【0154】
なお、図33において図29に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0155】
電波放射面に凸状の筐体レンズ部34を有する筐体48にレンズ32をはめ込んだ構成としている。
【0156】
図34は本発明のアンテナ装置の第22の実施の形態を示す断面図である。
【0157】
なお、図34において図33に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0158】
レンズ32と、電波放射面に筐体48が有する凸状の筐体レンズ部34との間に、整合板7を挟み込んだ形で挿入した場合を示している。
【0159】
図35は本発明のアンテナ装置の第23の実施の形態を示す断面図である。
【0160】
なお、図35において図33に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0161】
凹状の筐体レンズ部36と凸部を持つレンズ35とを組み合わせた場合を示している。本構成は、レンズ35の横ズレを防止する方法として有効である。
【0162】
図36は本発明のアンテナ装置の第24の実施の形態を示す断面図である。
【0163】
なお、図36において図35に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0164】
凸状の筐体レンズ部38と凹部を持つレンズ37とを用いた場合を示す。
【0165】
図37は本発明のアンテナ装置の第25の実施の形態を示す断面図である。
【0166】
なお、図37において図36に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0167】
本構成は、両側が凸状のレンズ39を筐体48の筐体レンズ部40に密着させた場合を示す。
【0168】
図38は本発明のアンテナ装置の第26の実施の形態を示す断面図である。
【0169】
なお、図38において図29に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0170】
平面状の筐体の凸部42と凹部を持つレンズ41を用いた場合を示し、レンズ41の横ズレを防止する方法として有効である。
【0171】
図39は本発明のアンテナ装置の第27の実施の形態を示す断面図である。
【0172】
なお、図39において図29に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0173】
平面状の筐体の凹部44と凸部を持つレンズ43を用いた場合を示す。
【0174】
上述の通り、誘電体の筐体の内側に誘電体の電波レンズを埋め込んだレンズアンテナである。誘電体よりなる筐体の内側の壁面に誘電体よりなるレンズを配置し、円錐形状のホ−ンアンテナでレンズを固定し、導波管構造のホ−ン端部より給電し、レンズアンテナとして用いている。開口面の形状は、円状である必要はなく、矩形の開口でもよい。
【0175】
一般に誘電体レンズを用いたレンズアンテナは、レンズ2部分を外気にふれる構造とするのが一般的であるが、この方法はレンズ2をビス等で固定するため、フランジ部分を設けなければならず、レンズ形状が複雑となる。さらに、レンズをビス止めする際に強く締めすぎると、レンズのフランジ部分にクラックが入るためある程度の厚みも必要になる。しかし、本発明では、レンズ2は内側から入れ込むだけで、ホ−ン3により固定する構造となっているので、レンズ2にフランジやビス穴を設ける必要はなく簡単な構造としている。
【0176】
また、一般にレンズ2をビス止めする際の締めすぎ防止のトルク管理や、ホ−ン3との防水のためにパッキンを入れたり、シ−ル剤を塗ったりする必要があるため組立が複雑で工程が多く、組立費用(工数)が多くかかるが、これに対し本発明では、ビス止めやシ−ルの作業が発生せず、組立作業に要する時間は大幅に削減可能となる。
【0177】
本発明の構造では、ホ−ンについて自重をささえる強度が必要で直径が小さくなっている部分は強固に作る必要があるが、筐体1が鋳型で安くできる上、ホ−ン3も強い強度を必要としない。
【0178】
一般に、レンズ開口が露出している場合、レンズは通過する電波の伝搬損失を低く抑えるために低損失な材料を使用する。レンズの低損失材料は、PC(ポリカ−ボネイト)やABS等が用いられるが、耐環境性があまり優れているといえない。例えば、PCは塩水や薬品に犯されやすく、ソルベントクラックが発生しやすい。しかし、本発明では、筐体1が外部環境からレンズ2を守っているので、筐体1の材料として多少電波損失が大きくても耐環境性の良好な材料を使用し、内部に配置しているレンズ2は耐環境性より電気性能を重視した材料を選択することができる。筐体1の壁厚は厚くないので多少損失の大きな材料を選んでもインパクトは少なく、逆に内部のレンズ2について電気特性重視の損失の少ない材料を選定できるので、結局、ト−タルの損失(電気性能)も耐環境性も本発明の方が有利になる。
【0179】
なお、アンテナをある周波数で設計し、後に他の用途で少し周波数をずらして使用したい場合などにおいては、設計を初めから行う必要がなく、整合板7、8の厚さを調整して対応することが可能である。
【0180】
また、以前設計製造したレンズがある場合は、それを流用し、その後方にレンズを付加してやれば対応可能である。
【0181】
さらにまた、レンズ自身が大きく射出成型器の容量が足らない場合は、レンズを2分割して対応することができる。
【0182】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のアンテナ装置は、レンズにフランジやビス穴を設ける必要がなく、またビス止めやシ−ルのトルク管理作業が発生せず、防水のためにパッキンを入れたりシ−ル剤を塗ったりする必要がないので、アンテナ構造を簡単にでき、また組立作業に要する時間は大幅に削減できるという効果を有している。
【0183】
耐環境性の良好な材料の筐体が外部環境からレンズを保護しているので、耐環境性、電気性能に優れたアンテナ特性が得られるという効果を有している。
【0184】
また、アンテナ構造である周波数の設計は、整合板の厚さを調整して対応することができるので、周波数設計に融通性があるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置の一つの実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のアンテナ装置の動作原理を説明する図である。
【図3】本発明のアンテナ装置の第2の実施の形態を示す断面図である。
【図4】図1の筐体の正面及び背面を示す図である。
【図5】筐体の正面開口が矩形の場合を示す図である。
【図6】筐体の正面開口が矩形、レンズ外形が楕円形を示す図である。
【図7】レンズの固定方法の詳細を示す図である。
【図8】本発明のアンテナ装置の第3の実施の形態を示す断面図である。
【図9】本発明のアンテナ装置の第4の実施の形態を示す断面図である。
【図10】本発明のアンテナ装置の第5の実施の形態を示す断面図である。
【図11】本発明のアンテナ装置の第6の実施の形態を示す断面図である。
【図12】本発明のアンテナ装置の第7の実施の形態を示す断面図である。
【図13】本発明のアンテナ装置の第8の実施の形態を示す断面図である。
【図14】本発明のアンテナ装置の第9の実施の形態を示す断面図である。
【図15】図14の動作原理を示す説明図である。
【図16】本発明のアンテナ装置の第10の実施の形態を示す断面図である。
【図17】本発明のアンテナ装置の第11の実施の形態を示す断面図である。
【図18】図17の動作原理を示す説明図である。
【図19】本発明のアンテナ装置の第12の実施の形態を示す断面図である。
【図20】平面アンテナの詳細を示す図である。
【図21】図21は平面アンテナの他の詳細を示す図である。
【図22】本発明のアンテナ装置の第13の実施の形態を示す断面図である。
【図23】図22の動作原理を示す説明図である。
【図24】本発明のアンテナ装置の第14の実施の形態を示す断面図である。
【図25】図24の動作原理を示す説明図である。
【図26】本発明のアンテナ装置の第15の実施の形態を示す断面図である。
【図27】本発明のアンテナ装置の第16の実施の形態を示す断面図である。
【図28】本発明のアンテナ装置の第17の実施の形態を示す断面図である。
【図29】本発明のアンテナ装置の第18の実施の形態を示す断面図である。
【図30】図29の動作原理を示す説明図である。
【図31】本発明のアンテナ装置の第19の実施の形態を示す断面図である。
【図32】本発明のアンテナ装置の第20の実施の形態を示す断面図である。
【図33】本発明のアンテナ装置の第21の実施の形態を示す断面図である。
【図34】本発明のアンテナ装置の第22の実施の形態を示す断面図である。
【図35】本発明のアンテナ装置の第23の実施の形態を示す断面図である。
【図36】本発明のアンテナ装置の第24の実施の形態を示す断面図である。
【図37】本発明のアンテナ装置の第25の実施の形態を示す断面図である。
【図38】本発明のアンテナ装置の第26の実施の形態を示す断面図である。
【図39】本発明のアンテナ装置の第27の実施の形態を示す断面図である。
【図40】従来のアンテナ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 レンズ
3 ホーン
4 アンテナ給電部
5 カバー
6 RF回路
7,8 整合板
9,10 レンズ
11,12 レンズ
13 誘電体層
14 平面アンテナ
15 コネクタ
16 給電点
17 プリント基板
18 グランド板
19 同軸コネクタ
20 スロット素子
21 マイクロストリップライン
22,23 誘電体層
24,25,26,27,28 レンズ板
29 筐体
30 筐体
31 パッキン
32 レンズ
33 筐体
34 筐体レンズ部
35 レンズ
36 筐体レンズ部
37 レンズ
38 筐体レンズ部
39 レンズ
40 筐体レンズ部
41 レンズ
42 筐体の凸部
43 レンズ
44 筐体の凹部
45 パッチ素子
47 空間
48 筐体
100 焦点
101 電波
102,103,104,105 電波
108 壁面
200 誘電体層
201 ツメ
300 レンズ
301 ホーン
303 パッキン
304 ビス
305 フランジ

Claims (28)

  1. 導波管を形成し電波を受けるアンテナ給電部と;
    このアンテナ給電部を端部に設け、前記電波を伝搬させる導体からなる円錐状のホーンアンテナと;
    このホーンアンテナと接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
    このレンズが密着し、前記アンテナ給電部および前記ホーンアンテナを内蔵する誘電体からなる筐体と;
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 導波管を形成し電波を受けるアンテナ給電部と;
    このアンテナ給電部を端部に設け、前記電波を伝搬させる導体からなる円錐状のホーンアンテナと;
    このホーンアンテナの内部に充填された誘電体層と;
    前記ホーンアンテナと接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
    このレンズが密着し、前記アンテナ給電部および前記ホーンアンテナを内蔵する誘電体からなる筐体と;
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 導波管を形成し電波を受けるアンテナ給電部と;
    このアンテナ給電部に接続する高周波(RF)回路と;
    このアンテナ給電部を端部に設け、前記電波を伝搬させる導体からなる円錐状のホーンアンテナと;
    このホーンアンテナと接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
    このレンズが密着し、前記アンテナ給電部、前記ホーンアンテナおよび前記高周波回路を内蔵する誘電体からなる筐体と;
    前記高周波回路と前記筐体とに接続するカバーと;
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 前記筐体と前記カバーとの間に、防水用のパッキンを備えたことを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  5. 前記レンズと前記筐体のレンズ密着面の曲面が異なり、空間の隙間を有したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のアンテナ装置。
  6. 前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に整合板を装着したことを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  7. 前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に、第1の整合板と第2の整合板とを装着したことを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  8. 前記レンズが第1のレンズと第2のレンズとに層状に分割したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置。
  9. 前記レンズが前記電波の伝搬方向に2分割し、第1のレンズと第2のレンズとに分割したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置。
  10. 前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に誘電体層を備えたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  11. 前記レンズと前記ホーンアンテナとの間に誘電体層を備え、前記ホーンアンテナの大きさが前記誘電体層の大きさに較べて小なることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  12. 同軸コネクタを有し、この同軸コネクタから高周波信号を入力し、電波を放射する平面アンテナと;
    この平面アンテナと接合し、前記電波を伝搬させる誘電体層と;
    この誘電体層に接合し、前記電波を集束させる誘電体からなるレンズと;
    このレンズに密着し、前記平面アンテナおよび前記誘電体層を内蔵する誘電体からなる筐体と;
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  13. 前記誘電体層が、誘電体を内含したホーンアンテナであることを特徴とする請求項12記載のアンテナ装置。
  14. 前記誘電体層が、前記レンズ側に密着する第1の誘電体層と前記平面アンテナに接合する第2の誘電体層とに分割され、前記第1の誘電体層がドーム形状であることを特徴とする請求項12記載のアンテナ装置。
  15. 前記誘電体層が、前記レンズ側に密着する第1の誘電体層と前記平面アンテナに接合する第2の誘電体層とに分割され、前記第2の誘電体層がドーム形状であることを特徴とする請求項12記載のアンテナ装置。
  16. 前記レンズが、直径の異なる複数の誘電体平板からなるレンズ板を層状に構成したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  17. 前記レンズと密着する前記筐体のレンズ密着部分面の厚さを連続的に変化させ、前記筐体をレンズの一部として構成したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  18. 前記レンズと密着する前記筐体に開口部を設け、前記レンズ周辺部と前記筐体との間に防水用パッキンを装着したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  19. 前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズと密着する前記筐体部分が平面状であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  20. 前記レンズと密着する前記筐体に開口部を設け、前記レンズ周辺部と前記筐体との間に防水用パッキンを装着し、前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  21. 前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズと密着する部分が平面状の前記筐体との間に整合板を装着したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  22. 前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズと密着する前記筐体のレンズ密着部分面の厚さを連続的に変化させ電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体を備えたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  23. 前記電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体と内側に凸形状の前記レンズとの間に、整合板を装着したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  24. 前記電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体の中央付近が凹部を有し、前記レンズの中央部が凸部を有し前記筐体の中央付近の凹部と密着することを特徴とする請求項22又は請求項23記載のアンテナ装置。
  25. 前記電波放射面に凸状のレンズ部を有する筐体の中央付近が凸部を有し、前記レンズの中央部が凹部を有し前記筐体の中央付近の凸部と密着することを特徴とする請求項22又は請求項23記載のアンテナ装置。
  26. 前記レンズの両側が凸部であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  27. 前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズに密着する前記筐体が平面状で中央付近が凸部を有し、前記レンズの中央部が凹部を有し前記筐体と密着することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  28. 前記レンズの形状が内側の前記ホーンアンテナ側に凸形状であり、このレンズに密着する前記筐体が平面状で中央付近が凹部を有し、前記レンズの中央部が凸部を有し前記筐体と密着することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
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