JP3612531B2 - リーダ/ライタシステム、リーダ/ライタプログラム及びリード/ライト方法 - Google Patents

リーダ/ライタシステム、リーダ/ライタプログラム及びリード/ライト方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リーダ/ライタシステム、リーダ/ライタプログラム及びリード/ライト方法に係り、特に、コンタクトレスメディアとのデータ交信(例えば、読み込み、書き込み)を行うリーダ/ライタシステム、リーダ/ライタプログラム及びリード/ライト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンタクトレスメディア用のリーダ/ライタ装置は、コンタクトレスメディアに記憶された各種データの読み込み(リード)処理や、このコンタクトレスメディアの外部の適宜のメモリ内に記憶された所望のデータを、コンタクトレスメディアに書き込む(ライト)処理を行う。このコンタクトレスメディア用のリーダ/ライタ装置は、例えば、コンタクトレスメディアと無線でデータ交信を行うためのアンテナ等の送受信素子(以下、メディアセルと称する)を1つだけ備えており、この1つの送受信素子と1つのコンタクトレスメディアとを対応させて、コンタクトレスメディア1つずつとデータ交信を行う。なお、ここでは、コンタクトレスメディアとは、例えば、外部のメディアセルとデータ交信を行うための送受信素子及び内部メモリを含むものをいう。
【0003】
また、コンタクトレスメディア用のリーダ/ライタ装置としては、例えば、複数重ねられたコンタクトレスメディアへの要求信号に対する、これらのコンタクトレスメディアからの応答信号の順番に応じて、コンタクトレスメディア1つずつとデータ交信を行う、いわゆるアンチコリジョン機能を有するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の技術では、複数のコンタクトレスメディアとデータ交信を行う場合、複数のリーダ/ライタ装置を準備するか、又は、データ交信が完了したコンタクトレスメディアを、他のコンタクトレスメディアと置き換える必要がある。一方、アンチコリジョン機能を有するリーダ/ライタ装置では、電波の強度によって、重ねられるコンタクトレスメディアの個数に制限(例えば、7〜8個程度)があり、さらに、コンタクトレスメディアの重ね方によっては、データ交信を行うことが困難である場合が想定される。
【0005】
このため、上述のリーダ/ライタ装置において、コンタクトレスメディアとデータ交信を確実に行うためには、通常、メディアセル上にコンタクトレスメディアを1つずつ置く必要がある。
本発明は、以上の点に鑑み、複数のコンタクトレスメディアとのデータ交信を効率良く行うリーダ/ライタシステム、リーダ/ライタプログラム及びリード/ライト方法を提供することを目的とする。また、本発明は、複数のコンタクトレスメディアの位置、有無、ID情報、時刻、記録データを記憶することにより、複数のコンタクトレスメディアとのデータ交信を時系列的に管理して、効率的に行うことを目的とする。
【0006】
また、本発明は、複数のコンタクトレスメディアの位置、有無の変化、ID情報、有無が変化した時刻を記憶することにより、複数のメディアセル上のコンタクトレスメディアの状態変化を効率的に検出することを目的とする。さらに、本発明は、コンタクトレスメディアのメディアセル上での方向を検出することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の解決手段によると、
情報を記憶する内部メモリ及び無線送受信素子を有するコンタクトレスメディアに対して、非接触又は無線で情報の送受を行うためのリーダ/ライタシステムであって、
情報を無線で送受信する送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、
前記マトリクスセル上の送受信素子を選択するための選択部と、
前記選択部により選択された送受信素子上又は近傍に置かれたコンタクトレスメディアに対して、情報のリード処理又はライト処理を行うリーダライタ部と、
前記選択部及び前記リーダライタ部を制御する処理部と、
送受信素子の位置情報に対応してコンタクトレスメディアのID情報及び記録データを記憶した第1テーブルを含む記憶部と
を備え、
リード処理において、
前記選択部は、前記処理部からの指示に従い選択された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続し、前記送受信素子上又は近傍の前記コンタクトレスメディアの内部メモリに含まれるID情報を読み込み、
前記処理部は、読み込まれたID情報と、前記第1テーブルに記憶された選択された位置情報における先に読み込まれたID情報とを比較し、両者が異なる場合、前記リーダライタ部により、該ID情報を前記記憶部内の第1テーブルに書き込むようにしたリーダ/ライタシステムを提供する。
【0008】
本発明の第2の解決手段によると、
情報を記憶する内部メモリ及び無線送受信素子を有するコンタクトレスメディアに対して、非接触又は無線で情報の送受を行うためのリーダ/ライタシステムであって、
情報を無線で送受信する送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、
前記マトリクスセル上の送受信素子を選択するための選択部と、
前記選択部により選択された送受信素子上又は近傍に置かれたコンタクトレスメディアに対して、情報のリード処理又はライト処理を行うリーダライタ部と、
前記選択部及び前記リーダライタ部を制御する処理部と、
前記送受信素子の位置情報に対応して書き込みデータを記憶した第3テーブルを含む記憶部と
を備え、
ライト処理において、
前記処理部は、前記第3テーブルを参照して、データを書き込むべき位置情報を読み出し、
前記選択部は、前記処理部により読み出された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続し、
前記処理部は、前記リーダライタ部により、前記第3テーブルに記載された書き込みデータを選択された位置情報に該当する前記送受信素子を介して前記コンタクトレスメディアの内部メモリに書き込むようにしたリーダ/ライタシステムを提供する。
【0009】
本発明の第3の解決手段によると、
上述に記載されたリード用のリーダ/ライタシステムと、
上述に記載されたライト用のリーダ/ライタシステムと
を備えたリーダ/ライタシステムを提供する。
【0010】
本発明の第4の解決手段によると、
情報を無線で送受信する送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、
前記マトリクスセル上の送受信素子を選択するための選択部と、
前記選択部により選択された送受信素子上又は近傍に置かれた、情報を記憶する内部メモリ及び無線送受信素子を有するコンタクトレスメディアに対して、情報のリード処理又はライト処理を行うリーダライタ部と、
前記選択部及び前記リーダライタ部を制御する処理部と、
位置情報に対応してコンタクトレスメディアのID情報及び記録データを記憶した第1テーブルを含む記憶部と
を備えたリーダ/ライタシステムを用いて、コンタクトレスメディアと非接触又は無線で情報の送受を行うためのリーダ/ライタプログラム及び方法であって、
リード処理において、
前記処理部は、
前記選択部に、前記処理部からの指示に従い選択された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続させ、前記送受信素子上又は近傍の前記コンタクトレスメディアの内部メモリに含まれるID情報を読み込ませる手順と、
読み込まれたID情報と、前記第1テーブルに記憶された選択された位置情報における先に読み込まれたID情報とを比較し、両者が異なる場合、前記リーダライタ部により、該ID情報を前記記憶部内の第1テーブルに書き込む手順と
をコンピュータに実行させるためのリーダ/ライタプログラム及び方法を提供する。
【0011】
本発明の第5の解決手段によると、
情報を無線で送受信する送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、
前記マトリクスセル上の送受信素子を選択するための選択部と、
前記選択部により選択された送受信素子上又は近傍に置かれた、情報を記憶する内部メモリ及び無線送受信素子を有するコンタクトレスメディアに対して、情報のリード処理又はライト処理を行うリーダライタ部と、
前記選択部及び前記リーダライタ部を制御する処理部と、
前記送受信素子の位置情報に対応して書き込みデータを記憶した第3テーブルを含む記憶部と
を備えたリーダ/ライタシステムを用いて、コンタクトレスメディアと非接触又は無線で情報の送受を行うためのリーダ/ライタプログラム及び方法であって、
ライト処理において、
前記処理部は、
前記第3テーブルを参照して、データを書き込むべき位置情報を読み出する手順と、
前記選択部に、前記処理部により読み出された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続させる手順と、
前記リーダライタ部により、前記第3テーブルに記載された書き込みデータを選択された位置情報に該当する前記送受信素子を介して前記コンタクトレスメディアの内部メモリに書き込む手順と
をコンピュータに実行させるためのリーダ/ライタプログラム及び方法を提供する。
【0012】
本発明の特徴のひとつとしては、コンタクトレスメディアと無線でデータ交信を行うための複数のメディアセルを含み、このメディアセルが2次元又は3次元に並べられたシートであるマトリクスセルと、所望のメディアセルに対するリーダ、ライタ、方向の検出による要求信号に応じたメディアセルからのコンタクトレスメディアの応答信号(例えば、有無情報、ID情報)に基づいて、所望のメディアセルと、このメディアセルに対して、リーダ処理、ライタ処理、方向の検出を行うリーダライタ部とを1つずつサイクリックに切替えて接続する選択部とを備え、リーダライタ部は、この選択部により接続されたメディアセル上のコンタクトレスメディアの状態を検出すると共に、このコンタクトレスメディアとデータ交信を行う。
【0013】
本発明の他の特徴としては、複数のメディアセルが2次元又は3次元に配置されたシートであるマトリクスセルに含まれるメディアセル上に、コンタクトレスメディアを置いた場合、リード時では、このコンタクトレスメディアに関する情報(例えば、コンタクトレスメディアを置いた位置、時刻、ID情報(例えば、コンタクトレスメディアの属性、識別子、種類など)、記録データ)が、記憶部に記憶される。また、ライト時では、所望のメディアセルの位置及び書き込み用データを記憶部に予め記憶させることにより、書き込み用データを、所望のメディアセル上のコンタクトレスメディアに書き込む。これにより、複数のコンタクトレスメディアとのデータ交信を効率良く行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
A.構成
図1は、本発明に関するリーダ/ライタシステム100の概略構成図である。このリーダ/ライタシステム100は、例えば、複数のコンタクトレスメディア95と無線でデータ交信(例えば、読み込み/書込み、コンタクトレスメディア95の状態変化及び方向の検出)を行うためのシステムである。リーダ/ライタシステム100は、例えば、リーダライタ部10、メディアセル90、第1メディア切替え部20、第2メディア切替え部30、選択部40、記憶部50、処理部(CPU)60、バス65、入力部70、出力部80及びマトリクスセル85を備える。このリーダライタシステム100に含まれるリーダライタ部10、選択部40、記憶部50、処理部(CPU)60、入力部70及び出力部80は、それぞれバス65を介して接続されている。
【0015】
リーダライタ部10は、既存のリーダライタ装置(従来においては、通常、1つのコンタクトレスメディアに対して1台のリーダライタ装置が必要とされる)に相当しており、コンタクトレスメディアの内部メモリとデータ交信して、その内容を読み出し及び書き込むための装置である。マトリクスセル85は、例えば、複数のメディアセル(送受信セル)90が2次元に並べられたシートである。メディアセル90は、例えば、コンタクトレスメディア95と無線でデータ交信を行うためのアンテナ等の送受信素子であって、マトリクスセル85に2次元(図中、横方向「X方向」、縦方向「Y方向」とする)に規則的又は不規則に並べられ(実装され)ている。なお、マトリクスセル85は、例えば、適宜の間隔を経て、上下方向に複数並べてもよく、この場合、複数のメディアセル90は、後述するように、3次元に並べられる(図9参照)。
【0016】
第1及び第2メディア切替え部20及び30は、例えば、伝送路25及び35を介して選択部40に接続されており、選択部40によりそれぞれX方向及びY方向の位置が選択された該当するメディアセル90を適宜選択するためのセレクタである。選択部40は、第1及び第2メディア切替え部20、30を適宜選択又は切替えることにより、マトリクスセル85に含まれる所望のメディアセル90と、リーダライタ部10とを接続する。そして、選択部40により、メディアセル90を順次走査することができ、または、適宜のメディアセル90を選択することができる。
【0017】
処理部60は、例えば、所望のメディアセル90上のコンタクトレスメディア95に対する各種処理(例えば、読み込み/書き込み、コンタクトレスメディア95の状態変化及び方向の検出)を制御する。
記憶部50は、例えば、仮想空間座標管理テーブル51、状態変化ログテーブル52及び書き込み用バッファテーブル53を含む。入力部70は、例えば、操作者からの要求を要求信号として入力したり、各種設定を行うためのものである。出力部80は、例えば、処理部60により実行された各種処理の結果を、表示又は適宜の外部機器に出力する。
【0018】
また、コンタクトレスメディア95は、外部のメディアセル90とデータ交信するための送受信素子97及び内部メモリ96を備える。コンタクトレスメディア95は、マトリクスセル85上の各メディアセル90と無線でデータ交信することで、内部メモリ96に対してデータが読み出し及び書き込みされる。
【0019】
図2は、内部メモリ96の説明図である。
内部メモリ96は、例えば、コンタクトレスメディア95の属性(例えば、識別子、種類)を示すID情報961と、コンタクトレスメディア95の内容を示す記録データ962とを含む。なお、記録データ962は、複数にエリアが分割され、複数のデータを各エリアに記憶し、読み出し又は書き込みを行う。
【0020】
B.リード処理
図3は、本発明に関するリーダ/ライタシステム100の読込み時のフローチャートである。
まず、処理部60は、入力部70からの入力又は設定に基づいたモード信号を選択部40に出力する。ここでは、一例として、マトリクスセル85の各メディアセル90を順次スキャンするモードについて説明する。選択部40は、このモード信号に応じて第1及び第2メディア切替え部20、30を切替えて、指定されたメディアセル90とリーダライタ部10とを接続し、メディアセル90を選択する(S101)。この際、ステップS101では、メディアセル90は、選択部40により順次走査される。なお、ここでのモード信号は、例えば、マトリクスセル85のXY方向で示される2次元座標上の各々の位置情報(例えば、(X、Y)=(1〜n、1〜n))とすることができ、例えば、マトリクスセル85上の行又は列ごとにスキャンされるように連続した位置情報を含む。また、モード信号は走査指示とすることができ、この場合、選択部40が順次走査を自律的に行う。
【0021】
処理部60は、リーダライタ部10を介して、ステップS101で選択されたメディアセル90上のコンタクトレスメディア95の内部メモリ96に含まれるID情報961を読み込む(S103)。このとき、処理部60は、コンタクトレスメディア95がメディアセル90上に有るか無いかの情報である、有無情報を得ることができる。メディア有無情報について説明すると、ステップS103でID情報が読み込まれた場合、ステップS101で選択されたメディアセル90上には、コンタクトレスメディア95が置かれていたことになり、メディア有無情報としては、「有」となる。一方、ステップS103でID情報が読み込まれない場合、ステップS101で選択されたメディアセル90上には、コンタクトレスメディア95が置かれていないことになり、メディア有無情報としては、「無」となる。
【0022】
つぎに、処理部60は、ステップS103で読み込まれたID情報(すなわち、今回のID情報)及びメディア有無情報と、処理部60がリーダライタ部10を介して同一位置情報のメディアセル90にアクセスしたときの前回のID情報及びメディア有無情報と比較する(S105)。
【0023】
ここで、ステップS105により今回と前回のID情報又はメディア有無情報が異なる場合(具体的には、例えば、ID情報が異なる又は読み込めない場合であって、メディア有無情報が「有から有」「無から有」「有から無」である状態)、処理部60は、メディアセル90上のコンタクトレスメディア95が交換された又は変化があったと判定する。ここで、処理部60は、ステップS105により得られたコンタクトレスメディア95の「ID情報」及び/又は「メディア有無情報」と、この情報を読み込んだ「時刻」とを、位置XYに対応して記憶部50内の仮想空間座標管理テーブル51に記憶する(S107)。
【0024】
さらに、処理部60は、リードライタ部10を介して、メディアセル90上のコンタクトレスメディア95の内部メモリ96に含まれる「記録データ」を読み込む。ここで、処理部60は、コンタクトレスメディア95の「記録データ」を、記憶部50内の仮想空間座標管理テーブル51に記憶して(S109)、仮想空間座標管理テーブル51を作成する。なお、記録データの読み込みは、ステップS103で行ってもよく、この場合、ステップS109では、その処理は不要である。
【0025】
図4は、仮想空間座標管理テーブル51の説明図である。
仮想空間座標管理テーブル51は、例えば、図示のように、位置「ここでは、(X、Y)=(1〜n、1〜n)」511と、メディア有無情報「ここでは、有、無」512と、ID情報「ここでは、カード属性」513と、時刻「ここでは、年/月/時/分/秒」514と、記録データ「ここでは、読み込んだデータ」515とを含む。
【0026】
つぎに、処理部60は、例えば、ステップS109により作成された記憶部50内の仮想空間座標管理テーブル51から位置情報511、メディア有無情報512、ID情報513及び時刻514を読み出し、これらの情報を、記憶部50内の状態変化ログテーブル52に記憶する(S111)。
【0027】
図5は、状態変化ログテーブル52の説明図である。
状態変化ログテーブル52は、コンタクトレスメディア95の変化履歴を管理可能とするものであって、ステップS105で、ある位置におけるコンタクトレスメディア95が前の状態と異なる場合に処理部60により作成される。状態変化ログテーブル52は、例えば、処理部60がリードライト部10を介してアクセスしたメディアセル90に対して時系列に付される番号No.「ここでは、1〜n」521と、変化時刻「ここでは、年/月/時/分/秒」522と、ID情報「ここでは、カードA〜D属性」523と、位置「ここでは、x〜x」524と、有無「ここでは、有、無」525とを含む。なお、変化時刻522は、仮想空間座標管理テーブル51の時刻514に相当する。
【0028】
例えば、ID情報523に示すように、カードAは、No.「1」の変化時刻では「有」であったが、No.「8」の変化時刻において「無」と変化している。カードBは、No.「2」の変化時刻では「有」であったが、No.「3」の変化時刻において「無」と変化している。カードCは、No.「5」の変化時刻では「有」であったが、No.「6」の変化時刻において「無」と変化している。カードDは、No.「4」の変化時刻では「有」であったが、No.「7」の変化時刻において「無」と変化している。これにより、リーダ/ライタシステム100は、状態変化ログテーブル52を用いることで、所望のメディアセル90上に置かれたコンタクトレスメディア95の変化履歴(すなわち、いつ置かれ、いつ取り除かれたか)を管理することができる。
【0029】
ここで、再び図2に戻り説明すると、ステップS105で、前回と今回のID情報及びメディア有無情報が同一である場合(具体的には、例えば、ID情報が同一又は読み込めない場合であって、メディア有無情報が「有から有」「無から無」である状態)、又は、上述のステップS111で状態変化ログテーブル52を作成した後、処理部60は、上述した読み込み処理を終了するか、又は、次のメディアセル90を選択(スキャン)するかを判定する(S113)。
【0030】
なお、ステップS101について、操作者により入力部70を用いて予め入力された複数の位置座標を記憶するテーブルをさらに記憶部50内に備え、処理部60は、そのテーブルを参照して選択部40に読み取りのための指示を与え、選択部40が、その指示によりメディアセル90を自動的に順次選択して、読み込み処理を行うようにしてもよい。また、ステップS101では、選択部40は、操作者により入力部70を用いて入力された1つ1つの位置座標に応じて、メディアセル90を1つ1つ選択するようにしてもよい。
【0031】
また、ステップS105については、ID情報の読み込みと、メディアの有無とは、1対1で対応している(ID情報が存在すれば、メディア有無情報が有となり、一方、ID情報が存在しなければ、メディア有無情報が無となる)。そこで、仮想空間座標管理テーブル51からメディア有無512の項目を削除して、ID情報のみを用いて各種処理を行ってもよい。
【0032】
C.ライト処理
図6は、本発明に関するリーダライタシステム100の書込み時のフローチャートである。
まず、メディアセル90に書き込むための書込みデータを準備する(S201)。その方法としては、例えば、操作者は、入力部70により操作者からの要求信号(例えば、書込み処理を開始するための信号、所望のメディアセル90を指定した指定信号)、位置情報、書き込みデータ又は書き込みデータを指示する信号等の必要とされる適宜の情報を入力する。
【0033】
処理部60は、入力されたデータを、記憶部50内の書き込み用バッファテーブル53に記憶する。なお、予め書き込み用バッファテーブル53に書き込みデータ532がセットされていてもよい。
図7は、書き込み用バッファテーブル53の説明図である。
書き込み用バッファテーブル53は、例えば、書き込もうとするメディアセル90の位置「ここでは、X〜X」531と、この位置531に対応したメディアセル90に書き込むための書き込み用データ「ここでは、書き込みデータ」532とを含む。
【0034】
つぎに、処理部60は、書き込み用バッファテーブル53を読み出し、位置531を選択部40に出力し、メディアセル90を選択する(S203)。選択部40は、入力部70から入力された指定信号に応じて第1及び第2メディア切替え部20、30を切替え、指定されたメディアセル90とリーダライタ部10とを接続する。処理部60は、ステップS203で選択されたメディアセル90上のコンタクトレスメディア95の内部メモリ96に含まれるID情報961(図3参照)を読み込む(S205)。
【0035】
つぎに、処理部60は、ステップS205でID情報961が読み込めたかどうかを判定する(S207)。ここで、処理部60は、ID情報961が読み込めた場合、指定信号に対応するメディアセル90上にコンタクトレスメディア95が「有」と判定し、一方、ID情報961が読み込めない場合、コンタクトレスメディア95が「無」と判定する。ステップS207で指定信号に対応するメディアセル90上にコンタクトレスメディア95が「有」と判定された場合、処理部60は、ステップS201で準備した書込み用バッファテーブル53から位置情報に基づき書込み用データ532を読み出し、この書込み用データ532を、コンタクトレスメディア95内の内部メモリ96に含まれる記録データ962に書き込む(S209)。なお、ステップS209では、記録データ962は、書込み用データ532によって完全に書き換えられたり、又は、一部分のみ書き換えられるように適宜設定してもよい。なお、記録データ962が、書込み用データ532によって一部分のみ書き換えられる場合、処理部60は、記録データ962を分割し、この分割された複数の適宜の記録データ962に対して、書込み用データ532を書き込むようにしてもよい。
【0036】
処理部60は、リーダライタ部10を介して、ステップS209により書込み用データ532によって変更された記録データ962を読み出し、ステップS209の処理が正常に完了したかどうかを判定する(S213)。この際、読み出されたID情報、記録データは、位置、メディア有無情報、時刻とともに仮想空間座標管理テーブル51に記録される。また、正常かどうかの判定は、例えば、処理部60が書き込み用バッファテーブル53の内容と比較することで、判定することができる。ここで、ステップS213の判定を、例えば、所定回数以上行って異常と判定された場合(例えば、書き込みが3回以上異常であった場合)、処理部60は、例えば、メディアセル90等のリーダ/ライタシステム100のいずれかの構成部又はコンタクトレスメディア95が異常であると判定する。なお、正常であったら、書き込み用バッファテーブル53から書き込み済みのデータを削除するようにしてもよい。
【0037】
つぎに、処理部60は、上述の書き込み処理を終了するかどうかを判定する(S215)。例えば、ステップS215では、処理部60は、例えば、書き込み用バッファテーブル53に書き込み用データ532が残っているかどうかを判定し、書き込み用データ532が残っている場合には、書き込み処理を継続する。あるいは、入力部70から操作者の終了指示があった場合、ステップS213で異常と判定された場合等において、処理を終了するようにしてもよい。ステップS215で書き込み処理を終了しない場合、次のメディアセル90にアクセスするようにステップS203に戻る。
【0038】
なお、ステップS201では、操作者が各々に位置及び/又は書き込みデータを入力部70により入力することもできる。この場合、ステップS203では、選択部40は、操作者により入力された1つ1つの位置座標に応じて、メディアセル90を1つ1つ選択する。
【0039】
D.データ管理状態及び表示
図8は、データ管理状態を示すイメージ図(1)である。
ここで、データ管理状態とは、一例として、記憶部50内の各種テーブルに含まれる各種データを、XY方向に配列的に並べて、仮想的な空間座標上でマトリクスセル85を管理している状態をイメージしている。これらのデータ管理状態は、出力部80により、適宜の外部機器に表示又は出力することができる。まず、仮想空間座標管理テーブル51に含まれる位置(ここでは、(X、Y)で示される)511は、図中の各セルに対応している。この各セル内に、図8(a)に示すように、メディア有無(ここでは、有、無)512と、時刻(ここでは、年/月/時/分/秒)514とを記憶し管理することができる。また、この各セル内に、図8(b)に示すように、図8(a)におけるメディア「有」の各セルに、リード時は、記録データ(ここでは、DATA)515、ライト時は、書き込み用バッファテーブル53の書き込み用データ(ここでは、DATA)532をそれぞれ記憶し管理することができる。なお、メディア「有」の各セルには、仮想空間座標管理テーブル51内のID情報513、状態変化ログテーブル52内の変化時刻522を記憶するようにしてもよい。
【0040】
すなわち、リーダ/ライタシステム100では、仮想空間座標管理テーブル51、状態変化ログテーブル52及び書き込み用バッファテーブル53の各種データを時系列で管理することにより、例えば、特定の位置のコンタクトレスメディア95が交換されたかどうか、特定のコンタクトレスメディア95がどこに移動したかを効率的に検出することができる。
【0041】
図9は、データ管理状態を示すイメージ図(2)である。
リーダ/ライタシステム100では、3次元の立体空間座標上で複数のメディアセル90を管理することもできる。ここでは、上述した複数のメディアセル90が2次元に並べられたシートであるマトリクスセル(ここでは、2次元セルシート)85を、例えば、上下方向(XY方向に対してのZ方向)に等間隔で配置した状態を示している。なお、各シート間の間隔は、等間隔に限らず、適宜の間隔に設定することもできる。また、各セルシートは、選択部40と接続され、処理部60からの指示が選択部40に入力されることで、YX方向に加えZ方向を、適宜選択することができる。なお、この場合、記憶部50内の仮想空間座標管理テーブル51、状態変化ログテーブル52及び書込み用バッファテーブル53のそれぞれの位置情報511、524、531には、Z方向の座標が付加されることになる。
【0042】
F.コンタクトレスメディアの方向検出
図10は、本発明に関するリードライトシステム100における方向の検出についての概略図である。なお、方向の検出を行う際の前提条件として、1つのブロックセル120内には、コンタクトレスメディア95が1つだけ任意の方向に置かれるものとする。
【0043】
ここで、コンタクトレスメディア95の方向の検出の概念としては、例えば、コンタクトレスメディア95に方向の検出の基準となる送受信素子97をコンタクトレスメディア95のいずれかの予め定められた周辺部に設置する。そして、この送受信素子97を含むコンタクトレスメディア95を、複数のメディアセル90が2次元に並べられたブロックセル120上に置いた際、送受信素子97のメディアセル90内での位置を詳細に検出することで、コンタクトレスメディア95の方向(例えば、8方向:ここでは、実線で示された1方向、点線で示された2方向が示されている)を検出する。
【0044】
図11は、方向の検出についての説明図である。
まず、マトリクスセル185を高精細に細分化し、細分化された各領域にメディアセル90をそれぞれ配置する状態を示す。具体的には、マトリクスセル185をブロックセル120の集合体として捉える(例えば、ブロックセル120が64個集まって、1つのマトリクスセル185が成り立っている)。また、ブロックセル120は、複数のグループセル99(例えば、グループ1〜9)を含む。なお、図中、グループ5は、中心に位置しており、この例は、それぞれ8方向(グループ1〜4、6〜9)の向きの検出に対応している。このグループセル99は、複数のメディアセル90(例えば、9つ)を含む。
【0045】
また、コンタクトレスメディア95の送受信素子97は、図中、それぞれ状態Aの例では、グループ2、3、5、6の一部と重なっている。また、送受信素子97は、状態Bの例では、グループ6の一部と重なっており、状態Cの例では、グループ8の一部と重なっている。
【0046】
図12は、本発明に関するリーダライタシステム100の方向の検出についてのフローチャートである。なお、この処理は、上述の読み込み処理の後に実行してもよい。この場合、全てのブロックセル120について実行してもよいし、コンタクトレスメディア95が存在するブロックセル120のみに対して実行してもよい。
【0047】
まず、入力部70は、例えば、操作者からのモード信号(ここでは、向き検出処理を開始するための信号)を、処理部60に出力する。処理部60は、入力部70から入力又は設定されたモード信号を選択部40に出力する。選択部40は、このモード信号に応じて第1及び第2メディア切替え部20、30を切替えて、ブロックセル120を選択する(S301)。なお、ステップS301では、上述したように、入力部70により、個々にブロックセル120を選択してもよいし、入力部70により予め入力された複数のブロックセル120を記憶部50の所定テーブルに記憶し、それを用いてブロックセル120を選択してもよい。さらに、処理部60又は選択部40により順次走査されるようにしてもよい。
【0048】
つぎに、処理部60は、ステップS301により選択したブロックセル120内のグループセル99を選択する(S303)。処理部60は、ステップS303により選択された各々のグループセル99内で、コンタクトレスメディア95を認識したメディアセル90の数をカウントする(S305)。これらの処理をブロックセル120内の全てのグループセル99について繰り返す(S306)。
【0049】
処理部60は、ステップS305によりカウントされたメディアセル90がブロックセル120内のいずれかのグループセル99にあるかどうかを判定する(S307)。ステップS307でメディアセル90がカウントされたグループセル99がある場合、処理部60は、グループセル99のうちコンタクトレスメディア95を認識したメディアセル90の数が最も多いグループを検出し、この検出されたグループに、送受信素子97があると判定する(S309)。処理部60は、記憶部50内の方向用テーブル54を参照して、ステップS309で得られたグループ番号(1〜9)と、コンタクトレスメディア95の方向とを対応付けることにより、コンタクトレスメディア95の方向を取得し、さらに、このコンタクトレスメディア95の方向を、記憶部50内のブロック管理テーブルに記憶する(S311)。
【0050】
図13は、方向用テーブル54の説明図である。
方向用テーブル54は、例えば、グループ番号541及び方向(8方向)542を含む。なお、方向(8方向)542は、グループ5から見た方向を示しており、例えば、(グループ番号、方向)としては、(グループ1、左上)(グループ2、上)(グループ3、右上)(グループ4、左)(グループ6、右)(グループ7、左下)(グループ8、下)(グループ9、右下)をそれぞれ記憶している。
【0051】
なお、図14に、ブロック管理テーブルの説明図を示す。ブロック管理テーブルは、例えば、上述の仮想空間座標管理テーブル51に対して、コンタクトレスメディア95の方向についての情報を付加したものである。
つぎに、処理部60は、上述の方向の検出を終了するか否かを判定する(S313)。終了しない場合、再び、ステップS301へ戻って、次のコンタクトレスメディア95の方向の検出の準備をする。この終了判定の処理は、上述のフローチャートと同様である。
【0052】
なお、ステップS305において、処理部60は、例えば、ブロックセル120内で認識されたメディアセル90の各位置座標(例えば、α1〜n、β1〜n)の平均座標を計算し、さらに、ステップS309において、この平均座標を含むグループセル99のグループ番号を検出し、この検出されたグループに、送受信素子97があると判定するようにしてもよい。
【0053】
なお、リーダ/ライタシステム100では、コンタクトレスメディア95がカードであって、このカードを用いた遊戯を行う場合、このコンタクトレスメディア95の方向の検出を行うことで、カード遊戯に適宜のルール(遊戯者によって、マトリクスセル85上に投げられたカードの方向に応じて点数を決めるなど)を設定することができるようになる。
【0054】
このように本実施の形態のリーダライタシステム100によれば、複数のコンタクトレスメディア95とのデータ交信を効率良く行うことができる。また、複数のコンタクトレスメディア95の位置、有無、ID情報、時刻、記録データを記憶することにより、複数のコンタクトレスメディア95とのデータ交信を時系列的に管理して、効率的に行うことができる。
【0055】
また、リーダライタシステム100によれば、複数のコンタクトレスメディア95の位置、有無の変化、ID情報、有無が変化した時刻を記憶することにより、複数のメディアセル90上のコンタクトレスメディア95の状態変化を効率的に検出することができる。さらに、コンタクトレスメディア95のメディアセル90上での方向を検出することができる。なお、リーダライタシステム100での、複数のコンタクトレスメディア95とのデータ交信は、無線、光、磁気など適宜の媒体を用いて行うようにしてもよい。
【0056】
本発明のリーダ/ライタシステムは、各部を実現するための機能を含むリード/ライト方法、その各手順をコンピュータに実行させるためのリーダ/ライタプログラム、リーダ/ライタプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、リーダ/ライタプログラムを含みコンピュータの内部メモリにロード可能なプログラム製品、そのプログラムを含むサーバ等のコンピュータ、リーダ/ライタ装置、等により提供されることができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によると、以上説明した通り、複数のコンタクトレスメディアとのデータ交信を効率良く行うことができる。また、本発明は、複数のコンタクトレスメディアの位置、有無、ID情報、時刻、記録データを記憶することにより、複数のコンタクトレスメディアとのデータ交信を時系列的に管理して、効率的に行うことができる。
【0058】
また、本発明は、複数のコンタクトレスメディアの位置、有無の変化、ID情報、有無が変化した時刻を記憶することにより、複数のメディアセル上のコンタクトレスメディアの状態変化を効率的に検出することができる。さらに、本発明は、コンタクトレスメディアのメディアセル上での方向を検出することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するリーダライタシステム100の概略構成図。
【図2】内部メモリ96の説明図。
【図3】本発明に関するリーダライタシステム100の読込み時のフローチャート。
【図4】仮想空間座標管理テーブル51の説明図。
【図5】状態変化ログテーブル52の説明図。
【図6】本発明に関するリーダライタシステム100の書込み時のフローチャート。
【図7】書き込み用バッファテーブル53の説明図。
【図8】データ管理状態を示すイメージ図(1)。
【図9】データ管理状態を示すイメージ図(2)。
【図10】本発明に関するリードライトシステム100における方向の検出についての概略図。
【図11】方向の検出についての説明図。
【図12】本発明に関するリーダライタシステム100の方向の検出についてのフローチャート。
【図13】方向用テーブル54の説明図。
【図14】ブロック管理テーブルの説明図。
【符号の説明】
10 リーダライタ部
15、25、35 伝送路
20 第1メディア切替え制御部
30 第2メディア切替え制御部
40 選択部
50 記憶部
51 仮想空間座標管理テーブル
52 状態変化ログテーブル
53 書き込み用バッファテーブル
54 方向用テーブル
60 処理部(CPU)
70 入力部
80 出力部
85 マトリクスセル
90 メディアセル
95 コンタクトレスメディア
96 内部メモリ
100 リーダライタシステム

Claims (13)

  1. 情報を記憶する内部メモリ及び無線送受信素子を有するコンタクトレスメディアに対して、非接触又は無線で情報の送受を行うためのリーダ/ライタシステムであって、
    情報を無線で送受信する送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、
    前記マトリクスセル上の送受信素子を選択するための選択部と、
    前記選択部により選択された送受信素子上又は近傍に置かれたコンタクトレスメディアに対して、情報のリード処理又はライト処理を行うリーダライタ部と、
    前記選択部及び前記リーダライタ部を制御する処理部と、
    前記送受信素子の位置情報に対応して書き込みデータを記憶した第3テーブルを含む記憶部と
    を備え、
    ライト処理において、
    前記処理部は、前記第3テーブルを参照して、データを書き込むべき位置情報を読み出し、
    前記選択部は、前記処理部により読み出された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続し、
    さらに、前記処理部は、前記リーダライタ部により、前記第3テーブルに記載された書き込みデータを選択された位置情報に該当する前記送受信素子を介して前記コンタクトレスメディアの内部メモリに書き込むようにしたリーダ/ライタシステム。
  2. 前記処理部は、前記リーダライタ部により、選択された前記送受信素子上又は近傍のコンタクトレスメディアの内部メモリに含まれるID情報及び記録データを読み込み、
    位置情報に基づき前記第3テーブルに記憶された書き込みデータと読み出された記録データとを比較して、同一であれば書き込みが正常と判断することを特徴とする請求項1に記載のリー/ライタシステム。
  3. 前記記憶部は、前記送受信素子の位置情報に対応してコンタクトレスメディアのID情報及び記憶データを記憶した第1テーブルをさらに備え、
    リード処理において、
    前記選択部は、前記処理部からの指示に従い選択された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続し、前記送受信素子上又は近傍の前記コンタクトレスメディアの内部メモリに含まれるID情報を読み込み、
    前記処理部は、読み込まれたID情報と、前記第1テーブルに記憶された選択された位置情報における先に読み込まれたID情報とを比較し、両者が異なる場合、読み込まれたID情報を前記記憶部内の第1テーブルに書き込むようにした請求項1又は2に記載のリーダ/ライタシステム。
  4. リード処理において、
    前記処理部は、さらに、コンタクトレスメディアの内部メモリに記憶された記録データを読み込み、該記録データを前記第1テーブルに書き込むようにした請求項3に記載のリーダ/ライタシステム。
  5. リード処理において、
    時系列毎に位置情報、ID情報を記憶した第2テーブルをさらに備え、
    選択された位置情報における読み込まれたID情報と、前記第1テーブルに記憶された先に読み込まれたID情報とが異なる場合、前記処理部は、さらに、位置情報、ID情報を、前記第2テーブルに記憶するようにした請求項3又は4に記載のリーダ/ライタシステム。
  6. リード処理において、
    前記選択部は、前記マトリクスセル中の各送受信素子を順次走査して選択し、前記処理部は、入力部から入力された指示情報に従い、個別に前記送受信素子を選択して、書き込み又は読み出し処理を行うことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のリーダ/ライタシステム。
  7. リード処理において、
    前記処理部は、さらに、コンタクトレスメディアが前記マトリクスセルの送受信素子上又は近傍に配置されたか否かを示すメディア有無情報を、位置情報に対応して前記第1テーブルに記憶することを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のリーダ/ライタシステム。
  8. 書き込み又は読み出し処理のいずれかの指示、及び、書き込み又は読み出しを行う位置を指示するための入力部をさらに備え、
    前記処理部は、前記入力部から入力された指示情報に従い、個別に前記送受信素子を選択して、書き込み又は読み出し処理を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のリーダ/ライタシステム。
  9. 前記マトリクスセルを、複数備え、
    位置情報を3次元の位置座標とすることにより、前記選択部は、複数の前記マトリクスセル及び各マトリクスセルに含まれる前記送受信素子を選択し、前記処理部又は前記リーダライタ部は、3次元の各位置のコンタクトレスメディアと情報の送受を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のリーダ/ライタシステム。
  10. 前記マトリクスセルは、ひとつのコンタクトレスメディアが置かれるための領域としてブロックセルを複数有し、該ブロックセルはさらに複数の方向を示すためのグループセルを含み、該グループセルは複数の前記送受信素子を含むように構成し、
    周囲の一方向に無線送受信素子を配置したコンタクトレスメディアが、前記マトリクスセル中のひとつのブロックセルに置かれた場合、
    前記処理部は、コンタクトレスメディアの無線送受信素子を認識する前記送受信素子を求め、ブロックセル中のひとつのグループセルを特定し、特定されたグループセルに基づき、前記コンタクトレスメディアの置かれた方向を判定するようにした請求項1乃至9のいずれかに記載のリーダ/ライタシステム。
  11. 前記記憶部は、グループセルの番号と前記コンタクトレスメディアの配置方向とを対応させて記憶した第4テーブルをさらに備え、
    前記処理部は、
    コンタクトレスメディアの無線送受信素子を認識した前記送受信素子の数を最も多く含むグループセルの番号又は前記送受信素子の位置の平均に近いグループセルの番号を求め、
    求められたグループセルの番号に基づいて前記第4テーブルを参照して、前記マトリクスセル上における前記コンタクトレスメディアの方向を検出するようにした請求項10に記載のリーダ/ライタシステム。
  12. 情報を無線で送受信する送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、
    前記マトリクスセル上の送受信素子を選択するための選択部と、
    前記選択部により選択された送受信素子上又は近傍に置かれた、情報を記憶する内部メモリ及び無線送受信素子を有するコンタクトレスメディアに対して、情報のリード処理又はライト処理を行うリーダライタ部と、
    前記選択部及び前記リーダライタ部を制御する処理部と、
    前記送受信素子の位置情報に対応して書き込みデータを記憶した第3テーブルを含む記憶部と
    を備えたリーダ/ライタシステムに用いて、コンタクトレスメディアと非接触又は無線で情報の送受を行うためのリーダ/ライタプログラムであって、
    ライト処理において、
    前記処理部は、
    前記第3テーブルを参照して、データを書き込むべき位置情報を読み出する手順と、
    前記選択部に、前記処理部により読み出された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続させる手順と、
    前記リーダライタ部により、前記第3テーブルに記載された書き込みデータを選択された位置情報に該当する前記送受信素子を介して前記コンタクトレスメディアの内部メモリに書き込む手順と
    をコンピュータに実行させるためのリーダ/ライタプログラム。
  13. 情報を無線で送受信する送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、
    前記マトリクスセル上の送受信素子を選択するための選択部と、
    前記選択部により選択された送受信素子上又は近傍に置かれた、情報を記憶する内部メモリ及び無線送受信素子を有するコンタクトレスメディアに対して、情報のリード処理又はライト処理を行うリーダライタ部と、
    前記選択部及び前記リーダライタ部を制御する処理部と、
    前記送受信素子の位置情報に対応して書き込みデータを記憶した第3テーブルを含む記憶部と
    を備えたリーダ/ライタシステムを用いて、コンタクトレスメディアと非接触又は無線で情報の送受を行うためのリード/ライト方法であって、
    ライト処理において、
    前記処理部は、前記第3テーブルを参照して、データを書き込むべき位置情報を読み出し、
    前記選択部は、前記処理部により読み出された位置情報に該当する前記送受信素子を前記リーダライタ部と接続し、
    さらに、前記処理部は、前記リーダライタ部により、前記第3テーブルに記載された書き込みデータを選択された位置情報に該当する前記送受信素子を介して前記コンタクトレスメディアの内部メモリに書き込むようにしたリード/ライト方法。
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