JP3611316B2 - 電気機器、コンピュータ装置、電源切換装置、および電源切換方法 - Google Patents

電気機器、コンピュータ装置、電源切換装置、および電源切換方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電の後に放電する電池を備えた電気機器等に係り、より詳しくは、電池使用に際してユーザビリティの向上を図った電気機器等に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)に代表される情報端末機器や、PDA(Personal Digital Assistant)等のパーソナル機器、各種携帯型オーディオ機器、ビデオカメラ等の各種電気機器では、商用電源から直接電力を供給する場合の他、充放電を繰り返しながら何度も使用できる電池(蓄電池、2次電池、バッテリ)からの電力供給が行われている。この電池としては、比較的容量も大きく価格も安いニッケル水素電池(NiMH電池)やニッケルカドミウム電池(ニッカド電池)が採用されている。また、ニッケルカドミウム電池に比べて単位重量あたりのエネルギ密度の高いリチウムイオン電池、液体の電解質を利用せずに固体のポリマーを用いるリチウムポリマー電池などが存在する。
【0003】
このニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池では、完全に放電させずに中途半端な(浅い)充電と放電とを繰り返し行うと、見かけ上の充電容量が低下し、連続して使用できる時間が短くなる「メモリ効果」が生じてしまう。また、内部にCPUを備えるインテリジェント電池の場合には、中途半端な充電と放電とが繰り返し行われると、バッテリにおける残容量等の計測値の誤差が蓄積され、正確な値を測定することが困難となる。このために、近年では、ACアダプタ(電力供給源)が接続されていても電池の完全放電を行うリフレッシュ機能により、このメモリ効果に陥った電池に対してメモリ効果を除去する装置が存在すると共に、インテリジェント電池の場合には、リフレッシュ動作によって計測値の誤差を解消する技術も検討されている。
【0004】
また、近年、例えば、クーラー使用による電力が急増する真夏の午後等、電力需要の極端に大きい時間帯にピーク電力の削減を行うための「ピークシフト」の必要性が叫ばれている。このとき、例えば、電力需要の大きい時間帯に、ACアダプタ等を用いた商用電源からの電力供給を停止し、電池からの電力供給だけで電気機器を動作させるように構成すれば、電力需要の極端に大きい時間帯におけるピーク電力を削減することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電池のリフレッシュ機能を実行している間やピークシフトへの上記対応等を実施しているときには、商用電源からの電力供給ラインは完全にストップされている。かかる状態において、ユーザが誤って電池を取り外した場合には、電池からの供給電力がなくなり、本体システムがシャットダウンしてしまう。特に、ノートPC等のコンピュータ装置において、本体システムが突発的にシャットダウンした場合には、タスクは回復不可能になり、処理中のデータは失われてしまう。また、本体システムにおけるハードウェアの損壊を招きかねない。
【0006】
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、充放電可能な電池が接続された電気機器にて、商用電源に接続中(物理的に接続中)で電池から本体に対して電力の供給を行っている間に商用電源からの電力ラインが停止された(回路的に切断)状態にて、この電池が取り外された場合でも本体のシャットダウンを防ぐことを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明は、商用電源に接続される電力供給源から電力の供給を受ける本体に対し、充放電により本体に対して電力を供給する電池が接続可能に構成された電気機器であって、電力供給源からの本体に対する電力供給を停止して電池から本体に対して電力を供給する電池電力供給手段と、電池から本体に対して電力が供給されている間に電力が蓄えられ、電池と本体との接続が断たれた際に本体に対して電力を供給する電力蓄積手段と、この電力蓄積手段から本体に対して電力が供給されている間に、電力供給源からの本体に対する電力の供給を開始する電力供給開始手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
ここで、この電池と本体との接続が断たれたことを認識する認識手段を更に備え、電力供給開始手段は、この認識手段による認識に基づいて電力供給源からの本体に対する電力の供給を開始することを特徴とすることができる。
【0009】
また、この電池電力供給手段は、電池に対するリフレッシュの指示に基づいて、または、商用電源からの電力供給に際してピーク時の電力使用を抑制するためのピークシフト機能実行に伴い、電力供給源からの本体に対する電力供給を停止することを特徴としている。
【0010】
一方、本発明が適用される電気機器は、電力を消費する本体と、商用電源からこの本体に対して電力を供給する電力供給源と、充電および放電を行って本体に対して電力を供給する電池と、電力供給源からこの本体に対する電力供給の停止または開始を切り換える第1の回路と、この第1の回路により電力供給源からの電力供給が停止された状態にて所定のコンデンサに電力を蓄える第2の回路と、電池と本体との接続が断たれたことを検出する第3の回路とを備え、この電力供給源からの電力供給が停止され電池から本体に対して電力が供給されている状態にて電池と本体との接続が断たれたことを第3の回路により認識した場合、コンデンサに蓄えられた電力が本体に供給されている間に第1の回路により電力供給源からの電力供給を開始することを特徴としている。
【0011】
更に、本発明が適用される電気機器は、システム本体と、商用電源に接続されてシステム本体に対して電力を供給するACアダプタと、充電された後に放電してシステム本体に対して電力を供給する電池と、ACアダプタからシステム本体に対する電力の供給をオン/オフするスイッチング手段と、電池のリフレッシュが実行されている間に電荷を蓄えるコンデンサとを備え、このスイッチング手段は、電池のリフレッシュが実行されている最中に電池とシステム本体との接続が断たれた場合、コンデンサから電力が供給されている間にACアダプタからシステム本体に対する電力の供給をオフからオンに切り換えることを特徴としている。
【0012】
一方、本発明は、ACアダプタ等の電力供給源からシステム本体に対して電力の供給を行うと共に、充放電を行う電池を接続可能に構成されて電池からシステム本体に対して電力の供給を行うコンピュータ装置であって、電力供給源からシステム本体に対する電力供給の停止または開始を切り換える第1FETと、電荷を蓄えるコンデンサと、第1FETにより電力供給源からの電力供給が停止され電池からシステム本体に対して電力が供給されている際にこのコンデンサに電荷を蓄える第2FETとを備え、電力供給源からの電力供給が停止され電池からシステム本体に対して電力が供給されている状態にて電池とシステム本体との接続が断たれた場合に、コンデンサからシステム本体に電力を供給し、第1FETを切り換えて電力供給源からシステム本体に対する電力供給を開始することを特徴としている。
【0013】
他の観点から把えると、本発明が適用されるコンピュータ装置は、電池のリフレッシュを実行するリフレッシュ実行手段と、電池への充電時に電圧を平滑化するためのコンデンサを用いて、このリフレッシュ実行手段によるリフレッシュの実行中に電池とシステム本体との接続が断たれた場合、予め蓄積されている電力をシステム本体に供給する電力供給手段と、この電力供給手段によりシステム本体に電力が供給されている間に電力供給源からシステム本体に対する電力供給を開始する供給開始手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】
一方、本発明は、商用電源に接続される電力供給源と充放電を行う電池とを切り換えてシステム本体に対して電力を供給する電源切換回路として特定することができる。この電源切換回路は、電力供給源からのシステム本体に対する電力供給を停止して電池からシステム本体に対して電力を供給する電池電力供給手段と、この電池からシステム本体に対して電力が供給されている間に電力が蓄えられ、電池とシステム本体との接続が断たれた際にこのシステム本体に対して電力を供給する電力蓄積手段と、この電力蓄積手段からシステム本体に対して電力が供給されている間に、電力供給源からのシステム本体に対する電力の供給を開始する電力供給開始手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】
また、本発明は、商用電源に接続される電力供給源および充放電を行う電池とを切り換えて本体に対して電力の供給を行うための電源切換方法であって、電力供給源からの電力の供給を止めた状態にて電池から本体に対して電力を供給し、この電池から本体に対して電力を供給する際に所定のコンデンサに電力を蓄積し、電池から電力を供給している最中に本体との接続が断たれた場合に、このコンデンサから本体に対して電力を供給し、コンデンサから本体に対して電力を供給している間に電力供給源から本体に対しての電力供給を開始することを特徴としている。
【0016】
更に、本発明が適用される電源切換方法は、商用電源に接続されるACアダプタからの電力供給ラインが回路的に切断された状態にて電池からシステム本体に対して電力を供給し、電力の供給中に電池が取り外された際に、電池の充電中に電圧を平滑化するための出力コンデンサから、この出力コンデンサに貯えられている電力を用いて電力源の電圧降下を抑制した状態でACアダプタからの電力供給ラインを回路的に接続させることを特徴としている。ここで、この電池を充電する充電器の出力コンデンサに電力を蓄え、出力コンデンサからシステム本体に対して電力を供給することにより電力源の電圧降下を抑制することを特徴とすれば、電力の供給中に電池が取り外された場合であっても、システム本体がシャットダウンしてしまうことを防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用されるコンピュータシステム10のハードウェア構成を示した図である。このコンピュータシステム10を備えるコンピュータ装置は、例えば、OADG(Open Architecture Developer’s Group)仕様に準拠して、所定のOSを搭載したノートブックPC(ノートブック型パーソナルコンピュータ)として構成されている。
【0018】
図1に示すコンピュータシステム10において、CPU11は、コンピュータシステム10全体の頭脳として機能し、OSの制御下でユーティリティプログラムの他、各種プログラムを実行している。CPU11は、システムバスであるFSB(Front Side Bus)12、高速のI/O装置用バスとしてのPCI(Peripheral Component Interconnect)バス20、低速のI/O装置用バスとしてのISA(Industry Standard Architecture)バス40という3段階のバスを介して、各構成要素と相互接続されている。このCPU11は、キャッシュメモリにプログラム・コードやデータを蓄えることで、処理の高速化を図っている。近年では、CPU11の内部に1次キャッシュとして128Kバイト程度のSRAMを集積させているが、容量の不足を補うために、専用バスであるBSB(Back Side Bus)13を介して、512K〜2Mバイト程度の2次キャッシュ14を置いている。尚、BSB13を省略し、FSB12に2次キャッシュ14を接続して端子数の多いパッケージを避けることで、コストを低く抑えることも可能である。
【0019】
FSB12とPCIバス20は、メモリ/PCIチップと呼ばれるCPUブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)15によって連絡されている。このCPUブリッジ15は、メインメモリ16へのアクセス動作を制御するためのメモリコントローラ機能や、FSB12とPCIバス20との間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータバッファ等を含んだ構成となっている。メインメモリ16は、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、あるいは実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。例えば、複数個のDRAMチップで構成され、例えば64MBを標準装備し、320MBまで増設することが可能である。この実行プログラムには、OSや周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、特定業務に向けられたアプリケーションプログラム、後述するフラッシュROM44に格納されたBIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)等のファームウェアが含まれる。
【0020】
ビデオサブシステム17は、ビデオに関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むと共に、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、液晶ディスプレイ(LCD)18に描画データとして出力している。
【0021】
PCIバス20は、比較的高速なデータ転送が可能なバスであり、データバス幅を32ビットまたは64ビット、最大動作周波数を33MHz、66MHz、最大データ転送速度を132MB/秒、528MB/秒とする仕様によって規格化されている。このPCIバス20には、I/Oブリッジ21、カードバスコントローラ22、オーディオサブシステム25、ドッキングステーションインターフェース(Dock I/F)26、miniPCIコネクタ27が夫々接続されている。
【0022】
カードバスコントローラ22は、PCIバス20のバスシグナルをカードバススロット23のインターフェースコネクタ(カードバス)に直結させるための専用コントローラであり、このカードバススロット23には、PCカード24を装填することが可能である。ドッキングステーションインターフェース26は、コンピュータシステム10の機能拡張装置であるドッキングステーション(図示せず)を接続するためのハードウェアである。ドッキングステーションにノートPCがセットされると、ドッキングステーションの内部バスに接続された各種のハードウェア要素が、ドッキングステーションインターフェース26を介してPCIバス20に接続される。また、miniPCIコネクタ27には、ミニPCI(miniPCI)カード28が接続される。
【0023】
I/Oブリッジ21は、PCIバス20とISAバス40とのブリッジ機能を備えている。また、DMAコントローラ機能、プログラマブル割り込みコントローラ(PIC)機能、プログラマブル・インターバル・タイマ(PIT)機能、IDE(Integrated Device Electronics)インターフェース機能、USB(Universal Serial Bus)機能、SMB(System Management Bus)インターフェース機能を備えると共に、リアルタイムクロック(RTC)を内蔵している。
【0024】
DMAコントローラ機能は、FDD等の周辺機器とメインメモリ16との間のデータ転送をCPU11の介在なしに実行するための機能である。PIC機能は、周辺機器からの割り込み要求(IRQ)に応答して、所定のプログラム(割り込みハンドラ)を実行させる機能である。PIT機能は、タイマ信号を所定周期で発生させる機能である。また、IDEインターフェース機能によって実現されるインターフェースは、IDEハードディスクドライブ(HDD)31が接続される他、CD−ROMドライブ32がATAPI(AT Attachment Packet Interface)接続される。このCD−ROMドライブ32の代わりに、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブのような、他のタイプのIDE装置が接続されても構わない。HDD31やCD−ROMドライブ32等の外部記憶装置は、例えば、ノートPC本体内の「メディアベイ」または「デバイスベイ」と呼ばれる収納場所に格納される。これらの標準装備された外部記憶装置は、FDDや電池パックのような他の機器類と交換可能かつ排他的に取り付けられる場合もある。
【0025】
また、I/Oブリッジ21にはUSBポートが設けられており、このUSBポートは、例えばノートPC本体の壁面等に設けられたUSBコネクタ30と接続されている。更に、I/Oブリッジ21には、SMバスを介してEEPROM33が接続されている。このEEPROM33は、ユーザによって登録されたパスワードやスーパーバイザーパスワード、製品シリアル番号等の情報を保持するためのメモリであり、不揮発性で記憶内容を電気的に書き換え可能とされている。
【0026】
更にまた、I/Oブリッジ21は、電源回路50に接続されている。電源回路50は、例えばAC100Vの商用電源に接続されてAC/DC変換を行うACアダプタ51、充放電を繰り返して使用されるニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等からなるバッテリ(2次電池)としての電池52、この電池52を充電すると共にACアダプタ51や電池52からの電力供給経路を切り換える電源切換回路54、およびコンピュータシステム10で使用される+15V、+5V、+3.3V等の直流定電圧を生成するDC/DCコンバータ(DC/DC)55等の回路を備えている。この電池52は、内部にCPUを備えていない所謂ダム電池の他、内部にCPUを備え、例えばSBS(Smart Battery System)に準拠してエンベデッドコントローラ41(後述)と通信を行うインテリジェント電池である場合もある。本実施の形態では、電池52は、例えばバッテリパックとして、ノートPCのシステム本体に取り付け/取り外しが可能となるように構成されている。
【0027】
一方、I/Oブリッジ21を構成するコアチップの内部には、コンピュータシステム10の電源状態を管理するための内部レジスタと、この内部レジスタの操作を含むコンピュータシステム10の電源状態の管理を行うロジック(ステートマシン)が設けられている。このロジックは、電源回路50との間で各種の信号を送受し、この信号の送受により、電源回路50からコンピュータシステム10への実際の給電状態を認識する。電源回路50は、このロジックからの指示に応じて、コンピュータシステム10への電力供給を制御している。
【0028】
ISAバス40は、PCIバス20よりもデータ転送速度が低いバスである(例えば、バス幅16ビット、最大データ転送速度4MB/秒)。このISAバス40には、ゲートアレイロジック42に接続されたエンベデッドコントローラ41、CMOS43、フラッシュROM44、SuperI/Oコントローラ45が接続されている。更に、キーボード/マウスコントローラのような比較的低速で動作する周辺機器類を接続するためにも用いられる。このSuperI/Oコントローラ45にはI/Oポート46が接続されており、FDDの駆動やパラレルポートを介したパラレルデータの入出力(PIO)、シリアルポートを介したシリアルデータの入出力(SIO)を制御している。
【0029】
エンベデッドコントローラ41は、図示しないキーボードのコントロールを行うと共に、電源回路50に接続されて、内蔵されたパワー・マネージメント・コントローラ(PMC:Power Management Controller)によってゲートアレイロジック42と共に電源管理機能の一部を担っている。
【0030】
次に、本実施の形態の特徴的な構成である電源切換回路54について説明する。
図2は、本実施の形態が適用される電源切換回路54の回路構成を示した図である。ここでは、エンベデッドコントローラ41からの出力に基づき、電源切換回路54にてACアダプタ51および電池52が切り換えられる。この電源切換回路54によって切り換えられた電源の出力は、DC/DCコンバータ55を経由して本体システム回路に供給される。
【0031】
この図2に示す電源切換回路54は、電池52を充電する充電器60、ACアダプタ51からの電力供給のオン/オフを切り換えるACDCイネーブル回路(ACDC Enable Circuit)61、充電器の出力コンデンサ(Cout)に対して強制的に電荷をためる回路である充電器利用回路(Charger Utilization Circuit)62、および電池52が外されたことを知る電池接続確認回路(Battery Detection Circuit)63を備えている。この充電器の出力コンデンサ(Cout)は、通常、充電時に電圧の変動を防ぎ、電圧を平滑化して定電圧を電池52に提供するためのものとして用いられる。本実施の形態では、システム本体に対して一時的に電力を供給する電力蓄積手段としてこの出力コンデンサ(Cout)を用いることで、システム本体におけるシャットダウンを防止している。
【0032】
ここで、本実施の形態が適用されるコンピュータシステム10は、電池52の所謂「リフレッシュ機能」に対応している。前述のように、一般に、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池の場合、完全な放電を行わずに中途半端な充放電を繰り返すと、見かけ上の充電容量が低下し、連続して使用できる時間が短くなる「メモリ効果」が発生することが知られている。そこで、本実施の形態では、中途半端な充放電の回数をカウントして電池52にメモリ効果が発生していると想定される場合(例えばカウントが20回〜30回以上)に、ACアダプタ51が接続されていても電池52からシステム本体に電力を供給して完全放電を行う「リフレッシュ」を実行するように、ユーザに促すように構成している。例えば、図1に示すコンピュータシステム10のCPU11により実行されるユーティリティプログラムによって、「リフレッシュ」が必要である旨をLCD18に表示し、この表示に対するユーザからの入力に基づいて、「リフレッシュ」が実行される。
【0033】
また、本実施の形態が適用されるコンピュータシステム10は、「ピークシフト機能(ピーク電力削減機能)」に対応することもできる。これは、例えば真夏の午後等、極端に電力需要が増す時間帯に、商用電源からの電力使用を避けるものである。かかる目的のもと、例えば、ユーザによる設定やシステム内部のプログラム等によって、極端に電力需要が増す時間帯について、時間を定めて商用電源からの電源供給ラインを用いた電力供給(ACアダプタ51からの電力供給)を停止し、電池52からの電力供給に切り換えるものである。この機能では、所定の時間間隔(例えば2時間等)において、リフレッシュ動作と同様な動作が実行される。
【0034】
図2において、例えばニッケル水素電池からなる電池52のリフレッシュ動作時(ピークシフト機能実行時を含む)には、エンベデッドコントローラ41が#DISCHARGE信号にLOWレベルを出力してFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)1をオフすることにより、ACアダプタ51からの電力を停止し、電池52から本体システムに対して電力を供給する。この状態(リフレッシュ動作中)にて、従来では、ユーザが誤って電池52を取り外すと、電池52がなくなったことをエンベデッドコントローラ41が検出する前に電力源が無くなり、本体システムがシャットダウンしてしまっていた。本実施の形態では、ACDCイネーブル回路61、充電器利用回路62、電池接続確認回路63を備えることで、本体システムのシャットダウンを防止している。即ち、リフレッシュ動作中(または、ピークシフト機能実行中)にユーザが誤って電池52を抜いてしまった場合でも、電池52が抜かれたことを電池接続確認回路63で検出して瞬時に電力供給源をACアダプタ51に切り換えることにより、本体のシャットダウンを防いでリフレッシュ機能のユーザビリティを向上させている。
【0035】
電池接続確認回路63は、電池52内部の温度を検出するためのサーミスタ端子を利用して、電池52が取り外されたこと(電池52と本体との接続が断たれたこと)を検出する。電池52に設けられたサーミスタ(T1)と本体側に設けられた抵抗(R1)との接続点の電圧は、VCCを抵抗分割した値であり、例えばバッテリパックである電池52が存在するときには、約3.0V(VCC=5V)を示している。一方、バッテリパックである電池52が取り外されたとき(電池52と本体との接続が断たれたとき)は、サーミスタ(T1)が接続されないので、抵抗(R1)の両端の電圧は5Vになる。この電圧を電池接続確認回路63のコンパレータ(COMP1)の+端子に入力し、−端子の基準電圧(Vref=4V)と比較する。従って、電池52が接続されているときのコンパレータ(COMP1)の出力はLOWレベル、電池52が外されたときのコンパレータ(COMP1)の出力はHIGHレベルとなる。
【0036】
充電器利用回路62は、リフレッシュ機能実行中(またはピークシフト実行中)に、充電器60の出力に接続されたFET2をオンして充電器60の出力コンデンサ(Cout)に強制的に電荷をためている。即ち、リフレッシュ動作中は、エンベデッドコントローラ41により#DISCHARGE信号がLOWレベルに設定されるので、トランジスタ(TR5)がオフ、トランジスタ(TR4)がオンとなり、FET2がオンすることで、充電器60の出力コンデンサ(Cout)に強制的に電荷が蓄積される。電池52が取り外されてからACアダプタ51に切り換わるまでの間、本体への電力供給は、大部分がこの出力コンデンサ(Cout)によってまかなわれることになる。
【0037】
ACDCイネーブル回路61は、電池接続確認回路63のNOBATTERY信号がHIGHレベル(電池52が取り外された状態)になると、トランジスタ(TR2)がオンになり、FET1もオンすることによってACアダプタ51から本体に電力が供給される。通常、FET1は、ラッシュ電流(ACアダプタ51接続時等に流れる過大な電流)を防止する機能も備え、オンするときの立ち上がり時間がコンデンサ(C1)、抵抗(R3)の定数で大きく設定されている。電池52からACアダプタ51に切り換わる時間を十分早くするために、抵抗(R4)の値は抵抗(R3)の値と比べて十分に小さい値に設定されている。
【0038】
次に、全体の切り換え動作について説明する。ACアダプタ51および電池52を接続したときの通常動作では、NOBATTERY=LOW、#DISCHARGE=HIGHの設定になり、FET1がオンしてACアダプタ51から本体システムに電力が供給される。ここで、ユーザがユーティリティプログラムで電池52のリフレッシュ機能を実行させると、エンベデッドコントローラ41は、#DISCHARGE=LOWを出力してFET1をオフすることにより、ACアダプタ51からの電力供給を停止する。このとき、BAT_CRG=LOWとなり、充電器60の動作は強制的に停止されるが、充電器利用回路62によりFET2がオンされるので、充電器60の出力コンデンサ(Cout)には電荷が蓄えられる。
【0039】
この出力コンデンサ(Cout)に蓄えられた電荷は、電池52が取り外されたときに、ACアダプタ51に切り換わるまでの期間、本体に電力を供給するために用いられる。また、かかる状態においては電池52が存在するので、電池接続確認回路63の出力NOBATTERY=LOWで、ACDCイネーブル回路61のトランジスタ(TR2)はオフに設定された状態である。
【0040】
ここで、リフレッシュ機能動作中にユーザが誤って電池52を取り外してしまうと、電池52内部のサーミスタ(T1)が非接続状態になるので、コンパレータ(COMP1)の出力はNOBATTERY=HIGHとなる。ACDCイネーブル回路61では、トランジスタ(TR2)がオンし、この結果FET1がオンするので、ACアダプタ51からの電力供給が開始される。エンベデッドコントローラ41は、リフレッシュ期間中に電池52が取り外されたことを検知し、CPU11にて実行されるユーティリティプログラムは、例えばLCD18に表示する等により、誤った操作が実施されたこと(リフレッシュ機能の実行を停止したこと)をユーザに知らせることができる。
【0041】
このように、本実施の形態によれば、従来では本体がシャットダウンをしてしまっていたケースにおいて、本体のシャットダウンを防ぎ、誤った操作が実行されたことをユーザに示すことができるようになり、ユーザビリティを向上させることが可能となる。
【0042】
図3は、ノートPCに本実施の形態が適用される電源切換回路54を搭載した場合における電源切換時の観測波形を示した図である。上側の波形は、FET1のドレイン電圧(システム本体に供給する電圧)を示し、下側の波形は、FET1のオン/オフを制御するゲート電圧を示している。これらの波形により、ゲート電圧の降下途中でFET1がオンして電池52の動作からACアダプタ51の駆動に切り換わったことが理解できる。電源が切り換わるのに、100μs程度を要しているので、切換時に約1Vの電圧ドロップが生じている。1Vであれば動作上の問題はないが、コンデンサC1や抵抗R4の値を調整することにより、より小さな電圧ドロップにすることも可能である。
【0043】
図4は、図2に示した電源切換回路54の他の回路例を示した図である。図4に示す他の例では、図2に示したコンデンサC1、抵抗R2、抵抗R3の代わりに抵抗R6、抵抗R7を配置し、また、ACDCイネーブル回路61における抵抗R4を取り除いている。即ち、図2に示す電源切換回路54では、ラッシュ電流防止の機能から、オンするときの立ち上がり時間がコンデンサC1、抵抗R3の定数で大きく設定されている。また、その一方で、電池52からACアダプタ51に切り換わる時間を十分早くするために、抵抗R4の値を抵抗R3と比べて十分に小さい値に設定していた。図4に示す他の例では、このラッシュ電流防止の機能を備えず、電池52が引き抜かれた際に、ACアダプタ51からシステム本体に電力を供給し始めるまでの移行時間が非常に短い点に特徴がある。
【0044】
図4に示す回路を用いて動作を説明すると、図2に示す回路と同様に、リフレッシュ時に、充電器60の出力キャパシタ(Cout)に電力を蓄えるため、FET2がオンするように制御している。このリフレッシュ期間中に電池52を取り外すと、抵抗(R5)と抵抗(R1)との接続ポイントの電圧が基準電圧(Vref)よりも高くなり、コンパレータ(COMP1)の出力であるNOBATTERY信号がHIGHレベルとなる。この結果、ACDCイネーブル回路61のトランジスタ(TR2)がオンしてFET1がオンするので、直ちにACアダプタ51からシステム本体に電力の供給が開始される。電池52を取り外してからFET1がオンするまでの期間、システム本体に供給する電力は、充電器60の出力キャパシタ(Cout)でまかなわれる。尚、抵抗R5から出る端子は、電池52がインテリジェント電池である場合に、SBSを含むインテリジェント電池が標準的に持つ検出端子である。但し、インテリジェント電池ではなく、通常のダム電池に抵抗R5を設けるものであっても問題はない。
【0045】
ここで、電力ラインの許容電圧降下が1V、システム本体の消費電流を2A、出力キャパシタ(Cout)の容量を22μFとして、回路に求められる応答速度を求めると、
応答速度t=CV/I=22(μF)×1(V)/2(A)=11μsec
となり、11μsec以内で応答すれば良いことになる。この要求される応答速度は、回路を実現する上で問題となるものではない。
【0046】
尚、電源供給装置であるACアダプタ51は、例えばノートPC等の電気機器では、本体(内部)システムであるコンピュータシステム10を内蔵する機器の外部に設けられるのが一般的であるが、電気機器の筐体内部に設けられる場合もある。本体システムとしては、例えばケーブルのコネクタを挿脱着可能なACインレットやDCインレットが設けられる構成が考えられる。このACインレットやDCインレットは、例えばACアダプタ51が外部にある場合にはACアダプタ51に接続されたケーブルから出るコネクタを挿脱着可能に構成され、例えばACアダプタ51が本体システムの内部にある場合には、商用電源から直接接続されるコネクタを挿脱着可能に構成される。また、電池52は、電池パックとして本体システムに対して取り外しが自由であるものの他、電気機器の筐体内部に設けられ、取り外しが可能となるように構成されている場合もある。
【0047】
このように、本実施の形態によれば、例えばリフレッシュ動作中等、電池52から電力を供給し、ACアダプタ51からの電力供給ラインが回路的に切断された状態にて、ユーザが誤って電池52を取り外した場合、電池52の検出端子がオープンになったことを電池接続確認回路63で検出し、ACアダプタ51の電力供給ラインをACDCイネーブル回路61にて接続する。この回路動作中に、電力源の電圧が規定値以下になると、DC/DCコンバータ55の動作不良などを起こす原因となる。このため、ACDCイネーブル回路61の動作中は、充電器60の出力キャパシタ(Cout)からシステム本体に電力を供給するように制御し、動力源の電圧降下を抑制する(最小にする)ことが可能となる。
【0048】
尚、本実施の形態では、ノートPCを例に挙げて説明したが、他の電気機器においてもその趣旨を逸脱しない限り同様に適用することが可能である。また、電池52について、本実施の形態では、例えばバッテリパックとしてシステム本体に取り付け可能となるように構成されていたが、必ずしも一体的となるように取り付け可能に構成されている必要はなく、例えば、システム本体の筐体とは一体化せずに、所定のラインを用いて接続可能に構成される場合にあっても同様に適用できる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、商用電源に対して物理的に接続中に電池から本体に対して電力の供給を行い、商用電源からの電力ラインが停止された(回路的に切断された)状態にてこの電池が取り外された場合でも、本体のシャットダウンを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が適用されるコンピュータシステムのハードウェア構成を示した図である。
【図2】本実施の形態が適用される電源切換回路の回路構成を示した図である。
【図3】ノートPCに本実施の形態が適用される電源切換回路を搭載した場合における電源切換時の観測波形を示した図である。
【図4】図2に示した電源切換回路の他の回路例を示した図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム、11…CPU、41…エンベデッドコントローラ、50…電源回路、51…ACアダプタ、52…電池、54…電源切換回路、55…DC/DCコンバータ、60…充電器、61…ACDCイネーブル回路(ACDC Enable Circuit)、62…充電器利用回路(Charger Utilization Circuit)、63…電池接続確認回路(Battery Detection Circuit)

Claims (19)

  1. 商用電源に接続される電力供給源から電力の供給を受ける本体に対し、充放電により当該本体に対して電力を供給する電池が接続可能に構成された電気機器であって、
    前記電力供給源からの前記本体に対する電力供給を停止して前記電池から当該本体に対して電力を供給する電池電力供給手段と、
    前記電池から前記本体に対して電力が供給されている間に電力が蓄えられ、当該電池と当該本体との接続が断たれた際に当該本体に対して電力を供給する電力蓄積手段と、
    前記電力蓄積手段から前記本体に対して電力が供給されている間に、前記電力供給源からの当該本体に対する電力の供給を開始する電力供給開始手段と
    を備えたことを特徴とする電気機器。
  2. 前記電力蓄積手段は、前記電池を充電する充電器の出力コンデンサに電力を蓄えることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 前記電池と前記本体との接続が断たれたことを認識する認識手段を更に備え、
    前記電力供給開始手段は、前記認識手段による認識に基づいて前記電力供給源からの前記本体に対する電力の供給を開始することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  4. 前記電池電力供給手段は、前記電池に対するリフレッシュの指示に基づいて、前記電力供給源からの前記本体に対する電力供給を停止することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  5. 前記電池電力供給手段は、商用電源からの電力供給に際してピーク時の電力使用を抑制するためのピークシフト機能実行に伴い、前記電力供給源からの前記本体に対する電力供給を停止することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  6. 電力を消費する本体と、
    商用電源から前記本体に対して電力を供給する電力供給源と、
    充電および放電を行って前記本体に対して電力を供給する電池と、
    前記電力供給源から前記本体に対する電力供給の停止または開始を切り換える第1の回路と、
    前記第1の回路により前記電力供給源からの電力供給が停止された状態にて所定のコンデンサに電力を蓄える第2の回路と、
    前記電池と前記本体との接続が断たれたことを検出する第3の回路とを備え、前記電力供給源からの電力供給が停止され前記電池から前記本体に対して電力が供給されている状態にて当該電池と当該本体との接続が断たれたことを前記第3の回路により認識した場合、前記コンデンサに蓄えられた電力が当該本体に供給されている間に前記第1の回路により当該電力供給源からの電力供給を開始することを特徴とする電気機器。
  7. 前記第2の回路は、前記電力供給源から電力供給が停止された際に前記電池から前記コンデンサに対して電力を供給することを特徴とする請求項6記載の電気機器。
  8. 前記第3の回路は、前記電池の内部温度を検出するためのサーミスタ端子を利用して当該電池が取り外されたことを認識することを特徴とする請求項6記載の電気機器。
  9. システム本体と、
    商用電源に接続されて前記システム本体に対して電力を供給するACアダプタと、
    充電された後に放電して前記システム本体に対して電力を供給する電池と、
    前記ACアダプタから前記システム本体に対する電力の供給をオン/オフするスイッチング手段と、
    前記電池のリフレッシュが実行されている間に電荷を蓄えるコンデンサとを備え、
    前記スイッチング手段は、前記電池のリフレッシュが実行されている最中に当該電池と前記システム本体との接続が断たれた場合、前記コンデンサから電力が供給されている間に前記ACアダプタから当該システム本体に対する電力の供給をオフからオンに切り換えることを特徴とする電気機器。
  10. 電力供給源からシステム本体に対して電力の供給を行うと共に、充放電を行う電池を接続可能に構成されて当該電池から当該システム本体に対して電力の供給を行うコンピュータ装置であって、
    前記電力供給源から前記システム本体に対する電力供給の停止または開始を切り換える第1FETと、
    電荷を蓄えるコンデンサと、
    前記第1FETにより前記電力供給源からの電力供給が停止され前記電池から前記システム本体に対して電力が供給されている際に前記コンデンサに電荷を蓄える第2FETとを備え、
    前記電力供給源からの電力供給が停止され前記電池から前記システム本体に対して電力が供給されている状態にて当該電池と当該システム本体との接続が断たれた場合に、前記コンデンサから当該システム本体に電力を供給し、前記第1FETを切り換えて当該電力供給源から当該システム本体に対する電力供給を開始することを特徴とするコンピュータ装置。
  11. 前記電力供給源は、商用電源から電力が供給されるACアダプタであることを特徴とする請求項10記載のコンピュータ装置。
  12. 商用電源に接続される電力供給源および充放電を行う電池を接続可能に構成され、当該電力供給源および当該電池からシステム本体に対して電力の供給を行うコンピュータ装置であって、
    前記電池のリフレッシュを実行するリフレッシュ実行手段と、
    前記電池への充電時に電圧を平滑化するためのコンデンサを用いて、前記リフレッシュ実行手段によるリフレッシュの実行中に前記電池と前記システム本体との接続が断たれた場合、予め蓄積されている電力を当該システム本体に供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段により前記システム本体に電力が供給されている間に前記電力供給源から当該システム本体に対する電力供給を開始する供給開始手段と
    を備えたことを特徴とするコンピュータ装置。
  13. 前記リフレッシュ実行手段は、前記電力供給源と前記システム本体との接続を断ち、所定の期間、前記電池から前記システム本体に対して電力を供給することを特徴とする請求項12記載のコンピュータ装置。
  14. 商用電源に接続される電力供給源と充放電を行う電池とを切り換えてシステム本体に対して電力を供給する電源切換回路であって、
    前記電力供給源からの前記システム本体に対する電力供給を停止して前記電池から当該システム本体に対して電力を供給する電池電力供給手段と、
    前記電池から前記システム本体に対して電力が供給されている間に電力が蓄えられ、当該電池と当該システム本体との接続が断たれた際に当該システム本体に対して電力を供給する電力蓄積手段と、
    前記電力蓄積手段から前記システム本体に対して電力が供給されている間に、前記電力供給源からの当該システム本体に対する電力の供給を開始する電力供給開始手段と
    を備えたことを特徴とする電源切換装置。
  15. 前記電池と前記システム本体との接続が断たれたことを認識する認識手段を更に備え、
    前記電力供給開始手段は、前記認識手段による認識に基づいて前記電力供給源からの前記システム本体に対する電力の供給を開始することを特徴とする請求項14記載の電源切換装置。
  16. 商用電源に接続される電力供給源および充放電を行う電池とを切り換えて本体に対して電力の供給を行うための電源切換方法であって、
    前記電力供給源からの電力の供給を止めた状態にて前記電池から前記本体に対して電力を供給し、
    前記電池から前記本体に対して電力を供給する際に所定のコンデンサに電力を蓄積し、
    前記電池から電力を供給している最中に前記本体との接続が断たれた場合に、前記コンデンサから当該本体に対して電力を供給し、
    前記コンデンサから前記本体に対して電力を供給している間に前記電力供給源から当該本体に対しての電力供給を開始することを特徴とする電源切換方法。
  17. ユーザからの前記電池に対するリフレッシュの指定を入力し、
    入力されたリフレッシュの指定に基づき、前記電力供給源からの電力の供給を止めることを特徴とする請求項16記載の電源切換方法。
  18. 充放電を行いシステム本体に対して電力を供給する電池を接続可能なコンピュータ装置における電源切換方法であって、
    商用電源に接続されるACアダプタからの電力供給ラインが回路的に切断された状態にて前記電池から前記システム本体に対して電力を供給し、
    電力の供給中に前記電池が取り外された際に、当該電池の充電中に電圧を平滑化するための出力コンデンサから、当該出力コンデンサに貯えられている電力を用いて電力源の電圧降下を抑制した状態で前記ACアダプタからの前記電力供給ラインを回路的に接続させることを特徴とする電源切換方法。
  19. 前記電池を充電する充電器の出力コンデンサに電力を蓄え、当該出力コンデンサから前記システム本体に対して電力を供給することにより電力源の電圧降下を抑制することを特徴とする請求項18記載の電源切換方法。
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