JP3610474B2 - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

紙葉類搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3610474B2
JP3610474B2 JP26628598A JP26628598A JP3610474B2 JP 3610474 B2 JP3610474 B2 JP 3610474B2 JP 26628598 A JP26628598 A JP 26628598A JP 26628598 A JP26628598 A JP 26628598A JP 3610474 B2 JP3610474 B2 JP 3610474B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyance path
acceleration
paper sheet
deceleration
letter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26628598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000095385A (ja
Inventor
淳一 玉本
俊一 大原
透 ▲高▼橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP26628598A priority Critical patent/JP3610474B2/ja
Publication of JP2000095385A publication Critical patent/JP2000095385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3610474B2 publication Critical patent/JP3610474B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、区分情報が付与された紙葉類をその区分情報に従い区分する紙葉類区分装置に係り、特に、宛名などが記載されたはがきや封筒などの郵便物を取り扱う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙葉類の間隔を調整する従来の装置としては、例えば特開昭63−306138号公報に記載された紙葉類連鎖補正機構がある。この従来例には、紙葉を搬送する系において、紙葉の間隔を検出するセンサと、検出した間隔に応じて搬送速度を変化させて紙葉の間隔を所定間隔に調整する制御部とを備えた搬送装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記連鎖補正機構は、長さがほぼ一定の紙幣を搬送対象の紙葉としており、長さが広い範囲に亘る紙葉類,例えば長さが140mm〜235mmに亘る葉書や封書などの定形郵便書状の取り扱いについては、配慮されていない。
【0004】
したがって、長い紙葉類に対しては、速度の異なる搬送路で挟持してしまうため、紙葉類が撓んだり、引っ張られたりする。一方、短い紙葉類は、全く挟持されないので、搬送姿勢が乱れたり、飛び出したりするという欠点があった。
【0005】
本発明の目的は、長さが広い範囲に亘る紙葉類であっても、搬送速度を変化させて紙葉類の間隔を所定間隔に調整する加減速搬送路の前後で、紙葉類の長さにかかわらず、紙葉類の撓み,引っ張り,搬送姿勢の乱れ,飛び出しなどを抑制しながら、紙葉類を確実に挟持し搬送する手段を備えた紙葉類搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、加減速搬送路の近傍に設けられ紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、通過検知手段に接続され紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、測定手段の測定値に基づき加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、加減速搬送路の上流側および下流側の少なくとも一方に、搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設け、測定手段が、紙葉類の搬送方向の長さをも測定する測定手段であり、制御手段が、紙葉類の長さに応じて挟持点移動手段を制御する制御手段である紙葉類搬送装置を提案する。
本発明においては、加減速搬送路の上流側および下流側の少なくとも一方に、搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設け、測定手段が、紙葉類の搬送方向の長さをも測定し、制御手段が、紙葉類の長さに応じて挟持点移動手段を制御するので、長さが広い範囲に亘る紙葉類であっても、搬送速度を変化させて紙葉類の間隔を所定間隔に調整する加減速搬送路の前後で、紙葉類を確実に挟持し搬送できる。
【0007】
本発明は、また、紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、加減速搬送路の近傍に設けられ紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、通過検知手段に接続され紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、測定手段の測定値に基づき加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、加減速搬送路の上流側および下流側の少なくとも一方に、加減速搬送路から紙葉類搬送装置で取り扱う最大の紙葉類の長さまでの範囲に、搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設け、測定手段が、紙葉類の搬送方向の長さをも測定する測定手段であり、制御手段が、紙葉類の長さに応じて挟持点移動手段を制御する制御手段である紙葉類搬送装置を提案する。
このようにすると、測定手段が、紙葉類の搬送方向の長さをも測定し、制御手段が、紙葉類の長さに応じて挟持点移動手段を制御するので、最長紙葉類も、加減速搬送路のみで挟持されて、所定の間隔調整動作を実行できるので、長さの異なる紙葉類についても、間隔調整を正確に実行し、紙葉類を確実に受け渡しできる。
【0008】
本発明は、さらに、紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、加減速搬送路の近傍に設けられ紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、通過検知手段に接続され紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、測定手段の測定値に基づき加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、加減速搬送路の上流側または下流側に、加減速搬送路から紙葉類搬送装置で取り扱う最大の紙葉類の長さまでの範囲に、搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設け、挟持点移動手段が設置されていない下流側または上流側の加減速搬送路の最端挟持点が、加減速搬送路から紙葉類搬送装置で取り扱う最小の紙葉類の長さまでの範囲にあり、測定手段が、紙葉類の搬送方向の長さをも測定する手段であり、制御手段が、紙葉類の長さに応じて挟持点移動手段を制御する制御手段である紙葉類搬送装置を提案する。
その結果、最短紙葉類でも両端を挟持して、加減速搬送路に受け渡しできる。一方、搬送路を開放すると、最長紙葉類も、加減速搬送路のみで挟持されて、所定の間隔調整動作を実行できる。したがって、最短から最長まで長さの異なる紙葉類についても、間隔調整を正確に実行し、紙葉類を確実に受け渡しできる。
【0009】
本発明は、紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、加減速搬送路の近傍に設けられ紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、通過検知手段に接続され紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、測定手段の測定値に基づき加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、加減速搬送路の上流側に、搬送路で紙葉類が通過する経路に突出して紙葉類を厚み方向に変形させる紙葉類変形手段を設け、加減速搬送路の下流側に、搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設けた紙葉類搬送装置を提案する。
このようにすると紙葉類同士を重ね合わせできる。紙葉類が、同じ集積部に連続して投入される場合、紙葉類同士を重ねても正常に区分できる。紙葉類を重ねることにより、重なった紙葉類はその前後の紙葉類との間隔を拡張できるので、その前後の機構部分の切り換え動作に余裕を持たせ、より安全に区分できる。また、予め重なっているので、集積部において、紙葉類同士が衝突して発生するジャムなどの集積不良を低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜図13を参照して、本発明による紙葉類搬送装置の実施例を説明する。
【0012】
図1は、本発明の紙葉類搬送装置を適用すべき一対象である書状区分機の概略構造を示す斜視図である。この書状区分機50で取り扱う紙葉類の一例は、長さが140mm〜235mmに亘る葉書や封書などの定形郵便書状である。書状区分機50は、書状1に記された宛名やバーコードなどの区分情報を読取り、この区分情報に基づいて書状を区分処理する。
【0013】
まず、書状区分機50の構成を説明する。ホッパ2は、厚み方向に重ねられた書状1を運搬する。例えば孔の開いたベルトを含み、孔を通じてエアを吸引して書状1をベルトに吸着し、ベルトを移動させ、ホッパ2からの書状1を1通ずつ分離して供給する。なお、図1において、供給部3は、書状1を下側に供給する構成になっているが、供給方向は、上側,下側などいずれであってもよい。搬送路4は、例えば対向するベルトからなり、書状1を挟持して搬送する。搬送路4の搬送速度は、ほぼ一定に保たれている。
【0014】
異物検知部5は、書状1がこの書状区分機50の処理に適さないことを検知する。異物検知部5は、例えば書状の通過時間や搬送路の変形により、書状1の大きさや硬さが不適当であることや2枚以上重なって供給されていることを検知する。第1搬送ゲート6は、例えば書状1の搬送方向を切り換えるゲート部材をソレノイドなどで駆動する。第1リジェクト集積部7は、異物検知部5がこの書状区分機50による処理には不適当と判定した書状1を集積する。
【0015】
書状1の姿勢を修正する第1整位部8は、読み取り部9よりも上流側にあり、例えば搬送方向に対して斜行したベルトにより、書状1の一辺を搬送基準面に押し付けて、書状1の姿勢を整えてから、読み取り部9に搬送し、読み取り精度を上げる。読み取り部9は、書状1の区分情報を読み取る。書状区分機50における区分情報の一例は、文字やバーコードで書かれた宛名である。
【0016】
重送検知部10は、例えば異なる搬送速度の対向するベルトを含み、重なった書状1同士をずらし、長さの変化を検出し、変化していれば、供給部3が書状1を2枚以上重ねて供給したことを検知する。第2搬送ゲート11は、例えば書状1の搬送方向を切り換えるゲート部材をソレノイドなどで駆動する。第2リジェクト集積手段12は、重送検知部10で重送と判断された書状1を集積する。
【0017】
第2整位部13は、印刷部14よりも上流側にあり、書状1の姿勢を整えてから、印刷部8に搬送し、所定位置に印刷させる。印刷部14は、書状1の区分情報に従って、バーコードなどの機械コードを印刷する。印刷確認部15は、印刷部14での印刷結果を読み取り、正常に印刷されたことを確認する。
【0018】
間隔調整手段16は、例えば一対のゴムローラや対向する一対のベルトからなり、回転速度を変化させ、書状1を進み/遅れさせ、書状1同士の間隔を所定間隔に調整する。間隔調整手段16の構成および動作については、後に詳しく述べる。
【0019】
段ゲート17は、書状1を各段に振り分ける。集積部18は、書状1を厚み方向に重ねて集積する。表示手段19は、書状区分機50の動作状況を表示する。例えば三色信号灯や液晶ディスプレイなどを用いて、正常処理中であることや異常が発生したことなどを作業者に知らせる。区分設定手段20は、例えばタッチパネルや複数のスイッチからなり、集積部18に割り当てる区分情報のパターンを設定する。
【0020】
次に、書状区分機50の動作について、書状1の流れに沿って説明する。作業者は、厚み方向に重ねた状態でホッパ2に書状1を載せる。ホッパ2は、書状1を供給部3に向かって移動させ、供給部3は、近接してきた書状1から1通ずつ分離して順次搬送路4に供給する。
【0021】
搬送路4上では、まず、異物検知部5が、書状1を処理できる種類のものか否か判断する。ここで、処理できない種類のものであると判断した場合、第1搬送ゲート6を切り換え、書状1を第1リジェクト集積部7に投入する。一方、処理できると判断した場合、読み取り部9が、書状1の宛名などの区分情報を読み取る。次に、重送検知部10が、書状1の重なりの有無を検知する。ここで、書状1が複数枚重なっていると判断されたとき、第2搬送ゲート11を切り換え、重なっている書状1を第2リジェクト集積部12に投入する。
【0022】
第2整位部13は、正常と判断された書状1の姿勢を整えてから、印刷部14に送る。印刷部14は、区分情報に従ってバーコードなどを印刷する。印刷確認部15が、バーコードなどを正常に印刷できたことを確認したら、区分情報に従って、段ゲート17を切り換え、所定の集積部18に書状1を投入する。
【0023】
書状区分機50は、これらの処理を複数の書状1について並行的に実行し、各書状1を所定の集積部18に区分する。
【0024】
以上のように構成されて動作する書状区分機50において、搬送路4で複数の書状1を搬送する時に、書状1同士の間隔が変化することがある。特に、間隔が短くなると、段ゲート17や各々の集積部18に書状を導き入れる(図示しない)集積ゲートなどの動作が間に合わなくなり、書状1の搬送方向を切り換えられないことがある。また、書状1同士が近接して集積部18に投入されると、書状1同士が衝突し、ジャムなどの集積不良を引き起こすことがある。そこで、書状1同士の間隔を所定間隔に調整する間隔調整手段16が必要になる。
【0025】
図2は、紙葉類搬送装置における間隔調整手段16周りの構成の一例を示す図である。加減速搬送路101は、ここでは一対のローラであり、書状1を挟持して搬送する。加減速搬送路101は、図示しないモータにより駆動されるローラ101aと、バネなどの弾性体101cと、弾性体101cで支持されたローラ101bとからなる。弾性体101cが書状1の厚さに従って変形すると、ローラ101bが移動するので、書状1の厚さにかかわらず、書状1を搬送できる。この場合、少なくともローラ101aは、その表面に例えばゴムを張り付け摩擦係数を大きくし、少ない滑りで書状1を加減速させることが望ましい。なお、本実施例1の加減速搬送路101は、一対のローラとしたが、搬送路4と同様に、対向するベルトで書状1を挟持して搬送する構成であってもよい。
【0026】
第1通過検知手段102および第2通過検知手段103は、例えばフォトダイオードとフォトトランジスタとからなり、透光と遮光とを検出し、矢印アの方向に搬送される書状1の通過を検知する。第1通過検知手段102は、加減速搬送路101の上流側にあり、第2通過検知手段103は、加減速搬送路101が書状1を挟持する範囲またはその近傍に設置されている。
【0027】
測定手段104は、書状1同士の間隔を測定する。測定手段104は、第1通過検知手段102に接続され、第1通過検知手段102が透光状態である時間と搬送路4の搬送速度とから、書状1同士の間隔を測定する。同様に、第1通過検知手段102が遮光状態である時間から、書状1の長さを測定する。
【0028】
なお、本実施例では、第1通過検知手段102が測定手段104に接続されているが、第1通過検知手段102が無い構成も考えられる。その場合は第2通過検知手段103を測定手段104にも接続する。
【0029】
制御手段105は、測定手段104で測定した書状1同士の間隔に従って、加減速搬送路101の速度を制御する。
【0030】
以下の説明では、共通して、搬送路4が加減速搬送路101の上流側で書状1を挟持する最下流点を最端挟持点Aとし、搬送路4が加減速搬送路101の下流側で書状1を挟持する最上流点を最端挟持点Bとし、加減速搬送路101が書状1を挟持する点を挟持点Cとする。
【0031】
図3は、間隔調整手段16による間隔調整動作を説明するために、紙葉類搬送装置により書状を搬送する様子を示す模式図である。2枚の書状1a,1bが、矢印アの方向に搬送されている。書状1bが通過して第1通過検知手段102が透光状態になってから、次の書状1aが進入して再び第1通過検知手段102が遮光状態になるまでの時間を、図2の測定手段104で計測する。その時間と搬送路4の搬送速度とから、書状1同士の間隔Gmを求める。書状1同士の間隔を設定間隔Giにするには、調整距離Ld(=Gi−Gm)だけ書状1aを遅らせまたは進ませる必要がある。
【0032】
図4は、図2の紙葉類搬送装置における通過点検知手段102,103,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。制御手段105は、調整距離Ldを算出し、書状1aの先端が第1通過検知手段102を遮光して遅延時間Td1を経過した後、または、第2通過検知手段103を遮光して遅延時間Td2を経過した後、加減速搬送路101の速度を変更する。なお、図4の速度変化の様子は、説明を簡単にするために線形な変化を示しているが、速度変化はこの例に限定されない。調整距離Ldは、搬送路4の搬送速度Vconstと調整時間Tadjと調整速度Vadjとから、Ld=(Vconst−Vadj)×Tadjとして求められる。
【0033】
加減速時間Taは、速度変更時に加減速搬送路101を駆動する(図示しない)モータの負荷を低減するとともに、駆動ローラ101aと書状1との間の滑りを抑制するには、大きい方がよい。したがって、書状1は、間隔を調整している間に、進行距離Lcだけ進む。進行距離Lcは、調整距離Ldと調整時間Tadjと加減速時間Taとから、Lc=Vconst×(Tadj+Ta)−Ldで求められる。ここで、進行距離Lcの一例を求めてみる。まず、様々な値を取り得る調整距離Ldの影響を仮に無くするために、Vadj=0m/sとすると、Lc=Vconst×Taとなる。そこで、Vconst=3.0m/s, Ta=30msとすると、Lc=90mmとなる。
【0034】
調整時間Tadjと加減速時間Taとが経過し、加減速搬送路101の速度が定常速度に戻った後に、書状1aが加減速搬送路101から離れるように、調整時間Tadjと調整速度Vadjとを設定する。このように書状1の搬送速度を変えると、書状1同士の間隔を設定間隔に調整できる。
【0035】
ところで、加減速搬送路101では、長さの異なる紙葉類を扱うことがある。本実施例の書状区分機50においては、定形書状を取り扱うために、上記140mm〜235mmの長さの書状を搬送する。このように長さの異なる書状を取り扱う場合の図2の紙葉類搬送装置における最端挟持点A,最端挟持点B,挟持点Cの位置関係を以下に説明する。
【0036】
図5は、最短書状1cを搬送する場合の間隔調整手段101の挟持点位置を示す模式図である。Laは最端挟持点Aから挟持点Cまでの距離、Lbは挟持点Cから最端挟持点Bまでの距離であり、例えばLaとLbとは120mmである。書状1を全く挟持せずに搬送すると、書状1の姿勢の乱れや書状1の搬送路4からの飛び出しなどの問題が生じることがある。そこで、挟持点から次の挟持点に最短書状1cを受け渡すときは、最短書状1cの両端を挟持してから受け渡すことが望ましく、また挟持できない場合もその距離を最小にすべきである。図5において、Hdは、書状1が最端挟持点Aと挟持点Cの両方に挟持されている時の余裕の距離である。余裕距離Hdは、例えば10mm以上あればよいが、この例の場合は、余裕距離Hdを20mmとし、確実に受け渡すようにした。
【0037】
図5において、加減速搬送路101は、最短書状1cが最端挟持点Aを離れてから加減速を開始する。次に、点線で示す書状1c′のように、最端挟持点Bに達する前に、進行距離Lcを進んで定常速度に戻る。そのため、(Lc+Hd)<Lbであればよく、ここでは(Lc+Hd)=(90+20)=110mmで、Lb=120mmなので、前記不等式の関係が成立しており、最端挟持点Bに受け渡される前に間隔調整が終了する。
【0038】
図6は、図5の挟持点の位置関係において、最長書状1dが進入した時の様子を示す図である。このとき、最長書状1dは、まだ最端挟持点Aに挟持されている。この状態で加減速搬送路101を減速すると、最長書状1dの先端側は挟持点Cに挟持されて減速するが、後端側は最端挟持点Aに挟持されているので、定常速度で搬送される。したがって、最端挟持点Aと挟持点Cとの間で最長書状1dが撓んで、折れなどの破損が発生しやすくなる。
【0039】
一方、加減速搬送路101を加速すると、搬送路4と加減速搬送路101とが最長書状1dを引っ張りあって、最長書状1dは所定の調整速度Vadjにならないことが多い。この解決策としては、最端挟持点Aや最端挟持点Bの挟持力よりも挟持点Cの挟持力を強くし、最長書状1dを加減速搬送路101の速度に強制的に合わせる方法も考えられる。しかし、書状1の厚さや摩擦係数の違いなどにより挟持力が変わり、所定の調整速度Vadjにならないことがある。さらに、最長書状1dが撓むことを回避できない。
【0040】
また、最長書状1dが最端挟持点Aを通過してから、加減速搬送路101の速度を変更すると、点線で示す書状1d′のように、調整距離Lcが足りないために、やはり間隔を調整できない。この調整距離Lcが足りないことは、例えば(La+Lb)=120+120=240mmが、(Lmax+Lc)=235+90=325mmよりも小さいことから、明らかである。したがって、図5の状態の挟持点の位置関係では、最長書状1dの間隔を調整できない。
【0041】
図7は、最長書状1dを搬送する間隔に調整した挟持点の位置関係において、最短書状1cが進入した時の様子を示す模式図である。そこで、最長書状1dについて間隔調整するには、図7に示すように、最端挟持点Aを最端挟持点A′の位置に移動させる、すなわち、La′=Lmax−Hd(=235−20=215mm)なる位置に移動させることが考えられる。
【0042】
しかし、最短書状1cは最端挟持点A′と挟持点Cとの間で挟持されなくなり、書状姿勢の乱れや搬送路4からの飛び出しなどの問題が生じていた。
【0043】
《実施例1》
図8は、本発明の紙葉類搬送装置の実施例1における間隔調整手段16周りの構成を示す図である。本実施例1においては、挟持点移動手段106を設け、最端挟持点を最端挟持点Aと最端挟持点A′との間で移動できるようにした。挟持点移動手段106は、例えば搬送路4の近傍にローラ106aを設け、(図示しない)ソレノイドなどによって、ローラ106aをベルトに接触/離脱させる。
【0044】
搬送路4は、対向する一対のベルトからなっているが、挟持点移動手段106がOFF(図8で実線)のとき、ローラ106aは、一方のベルトを他方のベルトに押しつける。その結果、挟持点は、最端挟持点Aの位置すなわち最短書状1cを受け渡すときに挟持する位置になる。このとき、Laは例えば120mmである。
【0045】
一方、挟持点移動手段106がON(図8で点線)のとき、ローラ106aはベルト同士を押しつけずに開放する。その結果、挟持点は、最端挟持点A′の位置すなわち最長書状1dを受け渡すときに両端を挟持する位置になる。このとき、La′は例えば215mmである。
【0046】
なお、ローラ106aをベルトに接触/離脱させて最端挟持点を最端挟持点Aと最端挟持点A′との2点間で切り換える方式ではなく、ローラ106aをベルトに接触させたままで、最端挟持点Aと最端挟持点A′との間の何点かの位置に移動させる方式を採用してもよい。
【0047】
図9は、図8の実施例1における通過点検知手段102,挟持点移動手段106,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。基本的には、挟持点移動手段106は、加減速搬送路101の速度が搬送路4と異なるときONにし、同じ時はOFFにする。
【0048】
まず、通過検知手段102により、書状1の先端を検知したら、挟持点移動手段106は、遅延時間Td1までの間、OFFを保つ。その結果、最短書状1cでも両端を挟持して、加減速搬送路101に受け渡しできる。遅延時間Td1が経過して、書状1が挟持点Cに達した後、加減速搬送路101の速度を変化させる。このとき、挟持点移動手段106をONとし、搬送路4のベルト同士を開放すると、最長書状も、加減速搬送路101のみで挟持されて、所定の間隔調整動作を実行できる。その後、加減速搬送路101が通常速度Vconstに戻る遅延時間Td3までの間は、挟持点移動手段106をONとし、その後OFFとする。
【0049】
また、書状1が長さにかかわらず最端挟持点Aを通過するように、書状1の後端が通過検知手段102を通過し遅延時間Td3′経過してから、挟持点移動手段106をOFFとしてもよい。
【0050】
以上の一連の間隔調整動作により、長さの異なる書状についても、間隔調整を正確に実行し、書状1を確実に受け渡しできる。
【0051】
《実施例2》
図10は、本発明の紙葉類搬送装置の実施例2における間隔調整手段16周りの構成を示す図である。本実施例2においては、挟持点移動手段106を設け、最端挟持点を最端挟持点Bと最端挟持点B′との間で移動できるようにした。
【0052】
図11は、図10の実施例2における通過点検知手段102,挟持点移動手段106,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。このような構成の場合、書状1が最端挟持点Aを通過してから、加減速搬送路101の速度を変化させる。そのため、図11に示すように、挟持点移動手段106と加減速搬送路101との動作タイミングが、図9の場合とは若干異なる。
【0053】
すなわち、書状1が最端挟持点Aを通過してから加減速搬送路101などを動作させるため、書状1が通過検知手段102を通過したときから遅延時間Td4を経過するまでの間、加減速搬送路101は定常速度で搬送する。遅延時間Td4までの間は、書状1の両端を挟持していることがあるからである。
【0054】
遅延時間Td4が経過した後に、加減速搬送路101を所定速度Vadjに変化させる。このとき、挟持点移動手段106をONして最端挟持点をB′の位置すなわち間隔調整動作中は、最長書状1dにおいても加減速搬送路101のみで挟持する位置に最端挟持点を移動させる。
【0055】
所定の調整時間Tadjが経過して、加減速搬送路101が定常速度に戻るまでの遅延時間Td5が経過した後に、挟持点移動手段106をOFFにする。その結果、最端挟持点は、Bの位置すなわち最短書状1cについても両端を挟持できる位置に移動する。
【0056】
以上の一連の間隔調整動作により、挟持点移動手段106を加減速搬送路101の下流側に配置しても、間隔調整を正確に実行し、書状1を確実に受け渡しできる。
【0057】
これまでの実施例1,2は、書状1同士の間隔を所定間隔に調整するために、挟持点移動手段を設けることにした。一方、読み取り部9で書状1の区分情報を読みとった結果、同じ集積部18に連続して投入される場合、書状1同士を重ねても正常に区分できると考えられる。
【0058】
《実施例3》
図12は、本発明の紙葉類搬送装置の実施例3における間隔調整手段16周りの構成を示す図である。本実施例3は、同じ集積部18に連続投入される書状1同士を重ねることができる手段を備えた紙葉類搬送装置である。加減速搬送路101の下流側に挟持点移動手段106を設け、上流側に書状変形手段107を設けてある。書状変形手段107は、変形レバー107aと(ここでは図示しない)ソレノイドなどのアクチュエータからなる。変形レバー107aは、書状変形手段107がONのときのみに点線で示すように、搬送路4で書状1が通過する経路に突出する。
【0059】
図13は、図12の実施例3における通過点検知手段102,挟持点移動手段106,書状変形手段107,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。まず、書状1eの後端が通過検知手段102を通過してから挟持点Aを通過するまで、すなわち、遅延時間Td6の間、定常速度で書状1eを搬送する。遅延時間Td6が経過したら、加減速搬送路101を停止または減速(速度をVlowに変更)させる。また、搬送路4と加減速搬送路101との両方が1つの書状1eを挟持しないように、挟持点移動手段106をONにする。なお、両者の開始タイミングは同時でなくともよいが、少なくとも加減速搬送路101と搬送路4とで搬送速度が異なる間は、挟持点移動手段106をONとする。
【0060】
一方、書状1eの後端が、搬送路4の上流側の最端挟持点Aを通過するまで、遅延時間Td7を経過してから、書状変形手段107をONする。これにより、変形レバー107aが搬送路4に突出し、書状が通過する経路から書状1eの後端を外しておく。これらの動作により、書状1eを加減速搬送路101に挟持した状態で待機させる。
【0061】
次に、書状1fの先端が通過検知手段102を通過して書状1eの後端に到達するまで、遅延時間Td8の間、書状変形手段107をONの状態で保持し、書状1eの後端を厚み方向に変形させ、書状1fの先端が進入する経路から外しておき、遅延時間Td8が経過し、書状1fが書状1eと重なったら、書状変形手段107をOFFにする。その結果、書状1eと書状1fとが互いに重なり合うことになる。なお、図12の実施例2の場合、書状1fが書状1eの下になるように重ねてある。
【0062】
加減速搬送路101は、書状1fの先端が到達する前に、定常速度に戻るようにTd9の遅延時間の後、搬送速度を変更する。さらに遅延時間Td10が経過して、加減速搬送路101の搬送速度が定常速度になってから、挟持点移動手段106をOFFにする。
【0063】
以上の一連の間隔調整動作により、書状1同士を重ね合わせできる。読み取り部9で書状1の区分情報を読みとった結果、同じ集積部18に連続して投入される場合、書状1同士を重ねても正常に区分できる。書状を重ねることによって、重なった書状はその前後の書状との間隔を拡張できるので、段ゲート17や集積部18の集積ゲートの切り換え動作に余裕を持たせ、より安全に区分できる。また、予め重なっているので、集積部18において、書状1同士が衝突して発生するジャムなどの集積不良を低減できる。
【0064】
なお、図13に点線で示すように、加減速搬送路101は、Vlowの減速または停止の後に、所定時間Tfの間、定常速度よりも速い速度Vfastまで加速してもよい。この場合、挟持点移動手段106は、時間Tfが経過した後にOFFとする。この方式では、重ねた書状とその後続の書状との間隔も広げることができ、段ゲート17などの動作や集積部18での集積に好適である。
【0066】
また、加減速搬送路101において、ローラ101aとローラ101bの外周との摩擦係数が同等であると、書状1がモータに駆動されないローラ101bの搬送速度で搬送されることがある。例えば加減速搬送路101で減速するとき、ローラ101aはモータで駆動されているので、所定速度に制御できる。一方、ローラ101bはモータで駆動されていないので、ローラ101aと書状1との間で滑りが発生すると、モータの駆動力が伝わらず、ローラ101bの慣性で、あまり減速せずに回転する。その結果、書状1は、ローラ101bの搬送速度に従ってしまい、所定速度にならないので、間隔調整または重ね合わせが失敗することがある。
【0067】
そこで、モータで駆動されるローラ101aの外周には、摩擦係数の高い部材を装着する。ローラ101aの心金が例えばアルミなどの金属材料である場合、外周にゴムなどの高摩擦材を貼り付ける。一方、モータで駆動されないローラ101bは、その外周の摩擦係数をローラ101aよりも低くする。ローラ101bが例えばアルミなどの金属材料である場合、外周も金属材料のままとするか、外周にフッ素樹脂などの低摩擦材を貼り付けてもよい。
【0068】
このようにすると、書状1は主として摩擦係数の高いローラ101aから加減速の力を受け、モータの速度に従い搬送されるので、正確な間隔調整または重ね合わせができる。
【0069】
なお、上記いずれの実施例も、図1に示すように、間隔調整手段16を段ゲート17および集積部18の直前に設置した場合を示しているが、実施例3の間隔調整手段16を段ゲート17および集積部18の直前に設置し、実施例1または実施例2の間隔調整手段16を系統内の他の位置に併設するような種々の組み合わせの構成を採用することも、もちろんできる。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、加減速搬送路の上流側または下流側の少なくとも一個所に、加減速搬送路に近接した搬送路の最端挟持点を紙葉類の長さに応じて移動させる挟持点移動手段を設けたので、紙葉類同士の間隔を設定した距離に調整し、紙葉類の姿勢の乱れや搬送路からの飛び出しなどの搬送不良を低減できる。
また、連続して同じ集積部に投入する書状を重ね合わせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類搬送装置を適用すべき一対象である書状区分機の概略構造を示す斜視図である。
【図2】紙葉類搬送装置における間隔調整手段16周りの構成の一例を示す図である。
【図3】間隔調整手段16による間隔調整動作を説明するために、紙葉類搬送装置により書状を搬送する様子を示す模式図である。
【図4】図2の紙葉類搬送装置における通過点検知手段102,103,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。
【図5】最短書状1cを搬送する場合の間隔調整手段101の挟持点位置を示す模式図である。
【図6】図5の挟持点の位置関係において、最長書状1dが進入した時の様子を示す図である。
【図7】最長書状1dを搬送する間隔に調整した挟持点の位置関係において、最短書状1cが進入した時の様子を示す模式図である。
【図8】本発明の紙葉類搬送装置の実施例1における間隔調整手段16周りの構成を示す図である。
【図9】図8の実施例1における通過点検知手段102,挟持点移動手段106,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。
【図10】本発明の紙葉類搬送装置の実施例2における間隔調整手段16周りの構成を示す図である。
【図11】図10の実施例2における通過点検知手段102,挟持点移動手段106,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。
【図12】本発明の紙葉類搬送装置の実施例3における間隔調整手段16周りの構成を示す図である。
【図13】図12の実施例3における通過点検知手段102,挟持点移動手段106,書状変形手段107,加減速搬送路101の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 書状
2 ホッパ
3 供給部
4 搬送路
5 異物検知部
6 第1搬送ゲート
7 第1リジェクト集積部
8 第1整位部
9 読み取り部
10 重送検出部
11 第2搬送ゲート
12 第2リジェクト集積部
13 第2整位部
14 印刷部
15 印刷確認部
16 間隔調整手段
17 段ゲート
18 集積部
19 表示手段
20 区分選択手段
50 書状区分機
101 加減速搬送路
102 第1通過検知手段
103 第2通過検知手段
104 測定手段
105 制御手段
106 挟持点移動手段
107 書状変形手段

Claims (4)

  1. 紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近傍に設けられ前記紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段に接続され前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、
    前記加減速搬送路の上流側および下流側の少なくとも一方に、前記搬送路の最端挾持点を移動させる挟持点移動手段を設け、
    前記測定手段が、前記紙葉類の搬送方向の長さをも測定する測定手段であり、
    前記制御手段が、前記紙葉類の長さに応じて前記挟持点移動手段を制御する制御手段である
    ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近傍に設けられ前記紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段に接続され前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、
    前記加減速搬送路の上流側および下流側の少なくとも一方に、前記加減速搬送路から前記紙葉類搬送装置で取り扱う最大の紙葉類の長さまでの範囲に、前記搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設け、
    前記測定手段が、前記紙葉類の搬送方向の長さも測定する測定手段であり、
    前記制御手段が、前記紙葉類の長さに応じて前記挟持点移動手段を制御する制御手段である
    ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
  3. 紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近傍に設けられ前記紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段に接続され前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、
    前記加減速搬送路の上流側または下流側に、前記加減速搬送路から前記紙葉類搬送装置で取り扱う最大の紙葉類の長さまでの範囲に、前記搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設け、
    前記挟持点移動手段が設置されていない下流側または上流側の加減速搬送路の最端挟持点が、前記加減速搬送路から前記紙葉類搬送装置で取り扱う最小の紙葉類の長さまでの範囲にあり、
    前記測定手段が、前記紙葉類の搬送方向の長さをも測定する手段であり、
    前記制御手段が、前記紙葉類の長さに応じて前記挟持点移動手段を制御する制御手段である
    ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
  4. 紙葉類を挟持し所定速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設けられ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近傍に設けられ前記紙葉類の通過を検知する少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段に接続され前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度を制御する制御手段とを備えた紙葉類搬送装置において、
    前記加減速搬送路の上流側に、前記搬送路で紙葉類が通過する経路に突出して前記紙葉類を厚み方向に変形させる紙葉類変形手段を設け、
    前記加減速搬送路の下流側に、前記搬送路の最端挟持点を移動させる挟持点移動手段を設け、
    前記測定手段が、前記紙葉類の搬送方向の長さをも測定する手段であり、
    前記制御手段が、前記紙葉類の長さに応じて前記挟持点移動手段を制御する制御手段で ある
    ことを特徴とする紙葉類搬送装置。
JP26628598A 1998-09-21 1998-09-21 紙葉類搬送装置 Expired - Fee Related JP3610474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26628598A JP3610474B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 紙葉類搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26628598A JP3610474B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 紙葉類搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000095385A JP2000095385A (ja) 2000-04-04
JP3610474B2 true JP3610474B2 (ja) 2005-01-12

Family

ID=17428838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26628598A Expired - Fee Related JP3610474B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 紙葉類搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3610474B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6207853B2 (ja) * 2013-03-19 2017-10-04 株式会社東芝 紙葉類処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000095385A (ja) 2000-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0916607B1 (en) A paper sorting apparatus for sorting sheets of paper and articles
JP2907592B2 (ja) 書類回転装置
US5039086A (en) Method and apparatus for adjusting posture of sheets
US8540235B2 (en) Conveying apparatus for envelopes and related methods
US8459637B2 (en) Sheet ejecting device with strengthener and bender
EP0604201B1 (en) Universal guide apparatus for an inserter machine
JPH0558512A (ja) シート給送装置
JP3610474B2 (ja) 紙葉類搬送装置
JP3704430B2 (ja) 紙葉類搬送装置
CN112758750B (zh) 纸张检测装置以及纸张检测方法
JP3746144B2 (ja) 紙葉類の仕分け装置
JP2005082394A (ja) 紙葉類の反転制御装置
JP2001261194A (ja) 紙葉類搬送装置
JPH10231035A (ja) 紙葉類供給装置
JP3840797B2 (ja) 紙葉類搬送装置
JP2001122480A (ja) 紙葉類搬送機構
JPH11314803A (ja) 間隔補正装置
JP3788052B2 (ja) 紙葉類整位装置
JPH09221249A (ja) 紙葉類の搬送装置
JP2001097592A (ja) 紙葉類搬送装置
JP2521241B2 (ja) シ―ト搬送装置
JP2001122477A (ja) 紙葉類処理装置
JP3811574B2 (ja) 紙葉類区分装置
JPH11292350A (ja) 紙葉類区分装置
JP2000318846A (ja) 紙葉類分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees