JP3609468B2

JP3609468B2 - Pipe fitting

Info

Publication number: JP3609468B2
Application number: JP31606294A
Authority: JP
Inventors: 二郎坂戸; 裕古川
Original assignee: THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Current assignee: THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date: 1994-11-28
Filing date: 1994-11-28
Publication date: 2005-01-12
Anticipated expiration: 2020-01-12
Also published as: JPH08152087A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、合成樹脂管の接続に好適な管継手に関するものである。
【０００２】
【従来技術】
従来の合成樹脂管用の管継手を図１６〜図１８に示す。図において、１１は屋内水道配管などに用いられる合成樹脂管、１３は管継手である。管継手１３は、継手本体１５と、割りリング１７と、袋ナット１９とから構成されている。
継手本体１５は、管１１の端部に挿入される筒状挿入部２１と、管１１の外径より大きい内径を有する筒状雄ねじ部２３とを同軸状に有している。筒状挿入部２１の先端部は筒状雄ねじ部２３の先端より先に突出している。筒状挿入部２１の先端部外周には引き抜け防止用の環状突起２５が形成されている。
【０００３】
また割りリング１７は、１箇所に軸線方向の切り割り２７を形成したもので、図１６のような開放状態で、その内径が管１１の外径より若干大きく形成されている。割りリング１７の内周面は引き抜け防止用の凹凸面２９となっており、管入口側の外周面は縮径のためのテーパー面３１となっている。
また袋ナット１９は内周面に、図１７に示すように、筒状雄ねじ部２３にねじ結合する雌ねじ部３３と、割りリング１７のテーパー面３１に接するテーパー面３５を有するものである。
【０００４】
継手本体１５と割りリング１７と袋ナット１９は図１７のように組み合わされる。すなわち、割りリング１７は筒状挿入部２１の先端部外周に位置し、袋ナット１９は割りリング１７を縮径させない状態で筒状雄ねじ部２３にねじ結合される。この状態で、管１１の端部を図１８の位置まで挿入し、袋ナット１９をねじ締め方向に回転させると、割りリング１７が縮径され、筒状挿入部２１上で管１１を締めつける。これによって管１１が引き抜けないように接続される。
【０００５】
以上は管継手の基本的な構成であるが、このような管継手では、管の挿入量が確認できないため管の挿入不足が生じたり、袋ナットを締めつけるときに割りリングが共回りして管が捻じられたりする等の不都合がある。このため管の挿入量が確認でき、割りリングの共回りを防止できるストッパーを設けた管継手も提案されている（特開平５−１７９１号公報）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
従来の管継手は、管の端部を挿入した後、袋ナットを締めつける前に、管から手を離すと、管の自重やバックテンションなどにより管が引き抜けるおそれがある。このため管を手で保持したまま、袋ナットの締めつけを行う必要があり、接続作業が面倒であった。
【０００７】
特に管の挿入量確認と割りリング共回り防止のためのストッパーを設けた管継手では、割りリングと継手本体との間にコイルばねが配置されていて、管を挿入するときには、そのコイルばねを管の先端面で圧縮することが必要であるため、挿入された管には圧縮されたコイルばねの反発力がかかることになり、袋ナットを締めつける前に手を離すと、管が引き抜けやすいという問題がある。
【０００８】
本発明の目的は、以上のような問題点を鑑み、接続作業性を改善した管継手を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段とその作用】
この目的を達成するため本発明は、
管の端部に挿入される筒状挿入部の外周に、管の外径より大きい内径を有する筒状雄ねじ部を、筒状挿入部の先端部が筒状雄ねじ部の先端より突出するように設けてなる継手本体と、
前記筒状挿入部の先端部の外周に配置され、管が挿通可能で、１箇所に軸線方向の切り割りを有している割りリングと、
この割りリングを内包した状態で前記筒状雄ねじ部にねじ結合され、ねじ締め方向に回転させると前記割りリングが縮径するようになっている袋ナット、
を備えた管継手において、
前記割りリングの管出口側に配置され、その割りリングに挿通された管の端面が突き当たる突き当て部と、前記割りリングの切り割りに挟まってその割りリングを弾性限界内で拡径状態に保持する拡径部とを一体に有する可動部材をさらに備え、
この可動部材と前記割りリングは、可動部材の突き当て部が管の端面に押されて所定長移動すると、拡径部が割りリングの拡径状態を解除する関係に形成されており、
前記割りリングは、拡径状態が解除されると弾性で縮径して管を締めつける寸法に形成されている、
ことを特徴とするものである（請求項１）。
【００１０】
本発明の管継手は上記のような構成であるため、管の端部を挿入すると、管が所定長挿入されたところで割りリングの拡径状態が解除され、割りリングが弾性で縮径して管を締めつける。その結果、管は割りリングによって仮止めされた状態となって管継手から引き抜けにくくなるため、袋ナットの締めつけを容易に行うことが可能となる。
【００１１】
本発明の管継手はまた、可動部材が、突き当て部から外方に突出する突片を有し、筒状雄ねじ部が、その突片が入る軸線方向の切り込みを有し、かつ可動部材と割りリングが、割りリングの拡径状態が解除された状態で、拡径部の一部が割りリングの切り割りの一部に残存する関係に形成されている構成とすることが好ましい（請求項２）。
【００１２】
このようにすると、割りリングの拡径状態が解除された状態で、可動部材の拡径部の一部が割りリングの切り割りの一部に残存し、かつ可動部材の突片が筒状雄ねじ部の切り込みに入っているため、割りリングが回転不能となる。したがって袋ナットをねじ締め方向に回転させても割りリングが共回りすることがなくなり、管の捻じれを防止できる。
【００１３】
本発明の管継手はまた、袋ナットの継手本体側の端面に凹部が形成され、その凹部内に可動部材の突片の先端部が位置する構成とすることが好ましい（請求項３）。
【００１４】
このようにすると、管を挿入しない限り、袋ナットを回転させることができないため、使用前に袋ナットおよび割りリングを常に適正な位置に保つことができると共に、可動部材の突片の位置が目視で確認できるため、管の挿入量を容易に確認することができる。
【００１５】
【実施例】
〔実施例１〕
図１ないし図４は本発明の第１の実施例を示す（請求項１相当）。この管継手１３は、継手本体１５、割りリング１７および袋ナット１９を備えている点では従来と同様である。また継手本体１５および袋ナット１９の構造も従来と同様である。従来と異なる点は、可動部材３７を有することと、割りリング１７の内径が外力のかからない開放状態で管１１の外径より若干小さく形成されていることである。
【００１６】
可動部材３７は、管１１の端面が突き当たる突き当て部３９に、割りリング１７を拡径する拡径部４１を一体に形成したものである。突き当て部３９は割りリング１７の管出口側に配置され、割りリング１７に挿通された管１１の端面が突き当たる寸法、形状に形成されている。突き当て部３９は図示のように環状に形成することが望ましい。
【００１７】
また拡径部４１は、割りリング１７の切り割り２７に図２のように挟まって、割りリング１７を弾性限界内で拡径状態に保持するものである。拡径部４１の幅は、割りリング１７の切り割り２７に挟まった状態で、割りリング１７の内径が管１１の外径より大きくなるように設定される。
また継手本体１５の筒状雄ねじ部２３の内径は、筒状挿入部２１との間に可動部材３７が入り込める大きさに設定される。
【００１８】
管継手１３の各部品は図２のように組み立てられる。すなわち、割りリング１７の切り割り２７に可動部材３７の拡径部４１を挟み込んで割りリング１７を拡径状態に保持し、その割りリング１７を筒状挿入部２１の先端部外周に配置し、袋ナット１９を筒状雄ねじ部２３にねじ結合した状態とする。
【００１９】
図２のように組み立てられた管継手１３に、管１１の端部を挿入していくと、まず管１１の先端面が突き当て部３９に突き当たり、その後可動部材３７が移動して、拡径部４１が割りリング１７の切り割り２７から抜け出す。最終的には図３のように、拡径部４１が切り割り２７から全部抜け出たところで、割りリング１７は拡径状態を解除され、弾性で縮径して管１１を締めつけることになる。この状態になれば、管１１から手を離しても、管１１が管継手１３から引き抜けることはなくなる。したがって袋ナット１９を容易に締めつけることができる。袋ナット１９を十分に締めつけると図４のようになり、管１１を接続した状態が得られる。
【００２０】
〔実施例２〕
図５ないし図８は本発明の第２の実施例を示す（請求項１＋２相当）。この実施例が前記第１の実施例と異なる点は、可動部材３７の突き当て部３９に外方に突出する突片４３が形成されていることと、筒状雄ねじ部２３にその突片４３が入る軸線方向の切り込み４５が形成されていることと、割りリング１７の切り割り２７の管出口側の端部に幅広部２７ａが形成されていることである。それ以外は第１の実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を付してある。
【００２１】
各部品を組み立てた状態は図６のようになり、この状態で、可動部材３７の突片４３は筒状雄ねじ部２３の切り込み４５内に位置している。
【００２２】
このような構造にすると、管１１を挿入して可動部材３７を押し込んでいった場合、図７に示すように拡径部４１の端部が切り割り２７の幅広部２７ａに達したところで、割りリング１７が縮径し、管１１を締めつけることになる。これにより管１１が引き抜けなくなることは第１の実施例と同じであるが、この実施例ではさらに次のような利点がある。すなわち、可動部材３７の突片４３が筒状雄ねじ部２３の切り込み４５に入り、かつ拡径部４１の端部が切り割り２７の幅広部２７ａに残存しているため、割りリング１７が回転できない状態となる。その結果、袋ナット１９を締めつけるときに、割りリング１７の共回りを確実に防止できるので、管１１の捻じれをなくすことができる。
【００２３】
〔実施例３〕
図９ないし図１２は本発明の第３の実施例を示す（請求項１＋２＋３相当）。この実施例が前記第２の実施例と異なる点は、可動部材３７の突片４３の長さが長くなっていることと、袋ナット１９の継手本体側の端面に突片４３の先端部が入る凹部４７が形成されていることと、継手本体１５の袋ナット側の端面にも突片４３の先端部が入る溝部４９が形成されていることである。それ以外は第２の実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を付してある。
【００２４】
各部品を組み立てた状態は図１０のようになり、この状態で、可動部材３７の突片４３は、筒状雄ねじ部２３の切り込み４５内を通過して、その先端部が袋ナット１９の凹部４７内に位置している。
【００２５】
このような構造にすると、管１１を挿入する前の図１０の状態では、袋ナット１９が回転することがないため、使用前に袋ナット１９および割りリング１７を常に適正な位置に保つことができる。また管１１を挿入していくときの可動部材３７の移動を、突片４３の移動で確認できるため、管１１の挿入量が目視で分かるようになる。
【００２６】
この実施例では、図１１に示すように突片４３の先端部が継手本体１５の溝部４９に入ったところで、拡径部４１の端部が切り割り２７の幅広部２７ａに入り、割りリング１７が縮径して、管１１を締めつけるようになっている。したがって管１１が十分に挿入されたことを確認できると共に、前記実施例と同様に管１１の引き抜け防止、割りリング１７の共回り防止の効果も得られる。
なお継手本体１５の溝部４９を形成しなくても、同様の効果を得ることは可能である。
【００２７】
〔その他の実施例〕
図１３ないし図１５はそれぞれ本発明の管継手における割りリング１７と可動部材３７の組み合わせの他の実施例を示すもので、（Ａ）は割りリング１７の拡径状態を、（Ｂ）は割りリング１７の縮径状態を示している。
【００２８】
図１３の実施例は、可動部材３７の拡径部４１が、細い軸部４１ａと、その端部に形成した複数の凸部４１ｂとで構成されているものである。割りリング１７の構造は第２および第３の実施例と同じである。
図１４の実施例は、可動部材３７の拡径部４１が、細い軸部４１ａと、その先端部に形成した円板部（又は球部）４１ｃとで構成され、割りリング１７の切り割り２７の幅広部２７ａが管出口側の端部付近に形成されているものである。
図１５の実施例は、可動部材３７の拡径部４１が、先端部に幅狭部４１ｄを有するものである。割りリング１７の構造は第１の実施例と同じである。
【００２９】
割りリング１７と可動部材３７の組み合わせを以上のようにしても第２または第３の実施例と同様な効果が得られる。
【００３０】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の管継手は、管が十分に挿入されると、管が割りリングによって締めつけられ、引き抜けにくくなるので、袋ナットの締めつけ作業を容易に行えるという利点がある。
また請求項２の構成を採用すれば、袋ナットを締めつけるときに割りリングの共回りを防止でき、管の捻じれを防止できる。
さらに請求項３の構成を採用すれば、使用前に袋ナットおよび割りリングを適正位置に保持できると共に、管を挿入するときに、その挿入量を目視で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の管継手の第１の実施例を示す分解斜視図。
【図２】図１の管継手の組立状態を示す断面図。
【図３】図２の管継手に管を挿入した状態を示す断面図。
【図４】図３の状態から袋ナットを締めつけた状態を示す断面図。
【図５】本発明の管継手の第２の実施例を示す分解斜視図。
【図６】図５の管継手の組立状態を示す断面図。
【図７】図６の管継手に管を挿入した状態を示す断面図。
【図８】図７の状態から袋ナットを締めつけた状態を示す断面図。
【図９】本発明の管継手の第３の実施例を示す分解斜視図。
【図１０】図９の管継手の組立状態を示す断面図。
【図１１】図１０の管継手に管を挿入した状態を示す断面図。
【図１２】図１１の状態から袋ナットを締めつけた状態を示す断面図。
【図１３】本発明に使用する割りリングと可動部材の他の実施例を、（Ａ）は割りリングの拡径状態で、（Ｂ）は縮径状態で示す側面図。
【図１４】本発明に使用する割りリングと可動部材のさらに他の実施例を、（Ａ）は割りリングの拡径状態で、（Ｂ）は縮径状態で示す側面図。
【図１５】本発明に使用する割りリングと可動部材のさらに他の実施例を、（Ａ）は割りリングの拡径状態で、（Ｂ）は縮径状態で示す側面図。
【図１６】従来の管継手を示す分解斜視図。
【図１７】図１６の管継手の組立状態を示す断面図。
【図１８】図１７の管継手に管を挿入して袋ナットを締めつけた状態を示す断面図。
【符号の説明】
１１：合成樹脂管
１３：管継手
１５：継手本体
１７：割りリング
１９：袋ナット
２１：筒状挿入部
２３：筒状雄ねじ部
２７：切り割り
３７：可動部材
３９：突き当て部
４１：拡径部
４３：突片
４５：切り込み
４７：凹部
４９：溝部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a pipe joint suitable for connecting synthetic resin pipes.
[0002]
[Prior art]
Conventional pipe joints for synthetic resin pipes are shown in FIGS. In the figure, 11 is a synthetic resin pipe used for indoor water pipes and the like, and 13 is a pipe joint. The pipe joint 13 includes a joint body 15, a split ring 17, and a cap nut 19.
The joint body 15 has a cylindrical insertion portion 21 inserted into the end portion of the tube 11 and a cylindrical male screw portion 23 having an inner diameter larger than the outer diameter of the tube 11 in a coaxial manner. The distal end portion of the cylindrical insertion portion 21 protrudes ahead of the distal end of the cylindrical male screw portion 23. An annular protrusion 25 for preventing pull-out is formed on the outer periphery of the distal end portion of the cylindrical insertion portion 21.
[0003]
Further, the split ring 17 is formed with an axial cut 27 in one place, and has an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the tube 11 in an open state as shown in FIG. The inner peripheral surface of the split ring 17 is an uneven surface 29 for preventing pull-out, and the outer peripheral surface on the pipe inlet side is a tapered surface 31 for reducing the diameter.
Further, as shown in FIG. 17, the cap nut 19 has an internal thread portion 33 that is screw-coupled to the cylindrical external thread portion 23 and a tapered surface 35 that is in contact with the tapered surface 31 of the split ring 17, as shown in FIG. 17.
[0004]
The joint body 15, the split ring 17, and the cap nut 19 are combined as shown in FIG. That is, the split ring 17 is positioned on the outer periphery of the distal end portion of the cylindrical insertion portion 21, and the cap nut 19 is screwed to the cylindrical male screw portion 23 without reducing the diameter of the split ring 17. In this state, when the end portion of the tube 11 is inserted to the position of FIG. 18 and the cap nut 19 is rotated in the screw tightening direction, the split ring 17 is reduced in diameter, and the tube 11 is tightened on the cylindrical insertion portion 21. As a result, the tube 11 is connected so as not to be pulled out.
[0005]
The above is the basic structure of a pipe joint. However, in such a pipe joint, the amount of pipe inserted cannot be confirmed, resulting in insufficient pipe insertion, or when the cap nut is tightened, the split ring rotates together to tighten the pipe. There are inconveniences such as twisting. For this reason, a pipe joint provided with a stopper that can confirm the amount of insertion of the pipe and prevent the split ring from rotating together has also been proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 5-1791).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional pipe joint, if the hand is released from the pipe after the end of the pipe is inserted and before the cap nut is tightened, the pipe may be pulled out due to its own weight or back tension. For this reason, it is necessary to tighten the cap nut while holding the tube by hand, and the connection work is troublesome.
[0007]
In particular, in a pipe joint provided with a stopper for checking the amount of pipe inserted and preventing joint rotation of the split ring, a coil spring is arranged between the split ring and the joint body. Since it is necessary to compress at the tip of the tube, the inserted tube will be subjected to the repulsive force of the compressed coil spring, and if the hand is released before tightening the cap nut, the tube will be pulled out easily. There is a problem.
[0008]
In view of the above-described problems, an object of the present invention is to provide a pipe joint with improved connection workability.
[0009]
[Means for solving the problems and their functions]
In order to achieve this object, the present invention
A cylindrical male screw portion having an inner diameter larger than the outer diameter of the tube is arranged on the outer periphery of the cylindrical insertion portion inserted into the end portion of the tube so that the distal end portion of the cylindrical insertion portion protrudes from the distal end of the cylindrical male screw portion. A joint body provided;
A split ring that is disposed on the outer periphery of the distal end portion of the cylindrical insertion portion, allows a tube to be inserted, and has an axial slit in one place;
A cap nut that is screw-coupled to the cylindrical male screw portion including the split ring and is configured to reduce the diameter of the split ring when rotated in the screw tightening direction,
In pipe fittings with
It is arranged on the pipe outlet side of the split ring, and abutment part where the end face of the pipe inserted through the split ring abuts, and the split ring is held in an expanded state within an elastic limit by being sandwiched by the split of the split ring. It further includes a movable member integrally having an enlarged diameter portion,
The movable member and the split ring are formed in a relationship in which the expanded diameter portion cancels the expanded diameter state of the split ring when the abutting portion of the movable member is pushed by the end face of the tube and moves a predetermined length.
The split ring is formed to a size that elastically reduces the diameter and tightens the pipe when the expanded diameter state is released.
(Claim 1).
[0010]
Since the pipe joint of the present invention is configured as described above, when the end of the pipe is inserted, the expanded state of the split ring is released when the pipe is inserted for a predetermined length, and the split ring is elastically reduced in diameter. Tighten the tube. As a result, since the pipe is temporarily fixed by the split ring and is difficult to pull out from the pipe joint, the cap nut can be easily tightened.
[0011]
In the pipe joint of the present invention, the movable member has a protruding piece protruding outward from the abutting portion, the cylindrical male screw portion has an axial notch into which the protruding piece enters, and the movable member and It is preferable that the split ring is configured to have a relationship in which a part of the enlarged diameter portion remains in a part of the split of the split ring in a state in which the expanded state of the split ring is released. ).
[0012]
In this way, in a state where the expanded state of the split ring is released, a part of the expanded part of the movable member remains in a part of the split of the split ring, and the projecting piece of the movable member is a cylindrical male screw part. The split ring cannot be rotated because it is in the notch. Therefore, even if the cap nut is rotated in the screwing direction, the split ring does not rotate together, and twisting of the tube can be prevented.
[0013]
The pipe joint of the present invention is also preferably configured such that a recess is formed in the end face of the cap nut on the joint body side, and the tip of the protruding piece of the movable member is located in the recess.
[0014]
In this way, since the cap nut cannot be rotated unless the tube is inserted, the cap nut and the split ring can always be kept in an appropriate position before use, and the position of the protruding piece of the movable member can be visually checked. Therefore, the amount of tube insertion can be easily confirmed.
[0015]
【Example】
[Example 1]
1 to 4 show a first embodiment of the present invention (corresponding to claim 1). This pipe joint 13 is the same as the conventional one in that it includes a joint body 15, a split ring 17 and a cap nut 19. Further, the structures of the joint body 15 and the cap nut 19 are the same as those in the prior art. The difference from the prior art is that it has a movable member 37 and that the inner diameter of the split ring 17 is slightly smaller than the outer diameter of the tube 11 in an open state where no external force is applied.
[0016]
The movable member 37 is formed by integrally forming a diameter-expanded portion 41 that expands the split ring 17 in a contact portion 39 where the end surface of the tube 11 abuts. The abutting portion 39 is disposed on the tube outlet side of the split ring 17 and is formed in a size and shape with which the end face of the tube 11 inserted through the split ring 17 abuts. The abutting portion 39 is preferably formed in an annular shape as shown in the figure.
[0017]
Further, the enlarged diameter portion 41 is sandwiched between the slits 27 of the split ring 17 as shown in FIG. 2, and holds the split ring 17 in an expanded state within the elastic limit. The width of the enlarged diameter portion 41 is set so that the inner diameter of the split ring 17 is larger than the outer diameter of the pipe 11 while being sandwiched between the splits 27 of the split ring 17.
The inner diameter of the cylindrical male screw portion 23 of the joint body 15 is set to a size that allows the movable member 37 to enter between the cylindrical insertion portion 21.
[0018]
Each part of the pipe joint 13 is assembled as shown in FIG. That is, the widened portion 41 of the movable member 37 is sandwiched between the split 27 of the split ring 17 and the split ring 17 is held in a widened state, and the split ring 17 is disposed on the outer periphery of the distal end portion of the cylindrical insertion portion 21. The nut 19 is screwed to the cylindrical male screw portion 23.
[0019]
When the end portion of the pipe 11 is inserted into the pipe joint 13 assembled as shown in FIG. 2, the tip end surface of the pipe 11 first strikes the abutting portion 39, and then the movable member 37 moves to expand the diameter. The part 41 comes out of the cut 27 of the split ring 17. Finally, as shown in FIG. 3, when the enlarged diameter portion 41 is completely removed from the cut 27, the enlarged diameter of the split ring 17 is released, and the pipe 11 is tightened by being elastically reduced in diameter. If it will be in this state, even if it remove | releases a hand from the pipe | tube 11, the pipe | tube 11 will no longer be pulled out from the pipe joint 13. FIG. Therefore, the cap nut 19 can be easily tightened. When the cap nut 19 is fully tightened, a state as shown in FIG. 4 is obtained, and the tube 11 is connected.
[0020]
[Example 2]
5 to 8 show a second embodiment of the present invention (corresponding to claim 1 + 2). This embodiment differs from the first embodiment in that a projecting piece 43 protruding outward is formed on the abutting portion 39 of the movable member 37 and that the projecting piece 43 is formed on the cylindrical male screw portion 23. That is, an axial notch 45 is formed, and a wide portion 27 a is formed at the end of the slit 27 of the split ring 17 on the tube outlet side. The other parts are the same as those in the first embodiment, and the same portions are denoted by the same reference numerals.
[0021]
The assembled state of each component is as shown in FIG. 6, and in this state, the projecting piece 43 of the movable member 37 is positioned in the notch 45 of the cylindrical male screw portion 23.
[0022]
With this structure, when the tube 11 is inserted and the movable member 37 is pushed in, the split ring is formed when the end portion of the enlarged diameter portion 41 reaches the wide portion 27a of the cut portion 27 as shown in FIG. 17 is reduced in diameter, and the tube 11 is tightened. This prevents the tube 11 from being pulled out, which is the same as in the first embodiment, but this embodiment has the following advantages. That is, since the protruding piece 43 of the movable member 37 enters the notch 45 of the cylindrical male screw portion 23 and the end of the enlarged diameter portion 41 remains in the wide portion 27a of the cut 27, the split ring 17 cannot rotate. It becomes. As a result, when the cap nut 19 is tightened, it is possible to reliably prevent the split ring 17 from co-rotating, so that the twist of the tube 11 can be eliminated.
[0023]
Example 3
9 to 12 show a third embodiment of the present invention (corresponding to claims 1 + 2 + 3). This embodiment differs from the second embodiment in that the length of the projecting piece 43 of the movable member 37 is increased, and the tip end of the projecting piece 43 is formed on the end surface of the cap nut 19 on the joint body side. That is, the recessed portion 47 to be entered is formed, and the groove portion 49 into which the distal end portion of the projecting piece 43 enters is also formed on the end surface of the joint body 15 on the side of the cap nut. The other parts are the same as those of the second embodiment, and the same parts are denoted by the same reference numerals.
[0024]
The assembled state of each component is as shown in FIG. 10, and in this state, the projecting piece 43 of the movable member 37 passes through the notch 45 of the cylindrical male screw portion 23, and the tip portion thereof is the recess of the cap nut 19. 47.
[0025]
With such a structure, the cap nut 19 does not rotate in the state shown in FIG. 10 before the tube 11 is inserted. Therefore, the cap nut 19 and the split ring 17 can always be kept in an appropriate position before use. it can. Moreover, since the movement of the movable member 37 when inserting the pipe | tube 11 can be confirmed by the movement of the protrusion 43, the insertion amount of the pipe | tube 11 comes to be understood visually.
[0026]
In this embodiment, as shown in FIG. 11, when the tip end portion of the projecting piece 43 enters the groove portion 49 of the joint body 15, the end portion of the enlarged diameter portion 41 enters the wide portion 27 a of the slit 27, and the split ring 17 is The tube 11 is tightened by reducing the diameter. Accordingly, it can be confirmed that the tube 11 has been sufficiently inserted, and the effects of preventing the tube 11 from being pulled out and preventing the split ring 17 from rotating together can be obtained as in the above embodiment.
Even if the groove portion 49 of the joint body 15 is not formed, the same effect can be obtained.
[0027]
[Other Examples]
FIGS. 13 to 15 show other embodiments of the combination of the split ring 17 and the movable member 37 in the pipe joint of the present invention. FIG. 13A shows the expanded state of the split ring 17 and FIG. The diameter reduction state of the ring 17 is shown.
[0028]
In the embodiment of FIG. 13, the enlarged diameter portion 41 of the movable member 37 is configured by a thin shaft portion 41 a and a plurality of convex portions 41 b formed at the end portions thereof. The structure of the split ring 17 is the same as in the second and third embodiments.
In the embodiment of FIG. 14, the diameter-expanded portion 41 of the movable member 37 is composed of a thin shaft portion 41 a and a disc portion (or sphere portion) 41 c formed at the distal end portion thereof. The wide portion 27a is formed in the vicinity of the end portion on the tube outlet side.
In the embodiment of FIG. 15, the diameter-expanded portion 41 of the movable member 37 has a narrow portion 41d at the tip. The structure of the split ring 17 is the same as that of the first embodiment.
[0029]
Even if the combination of the split ring 17 and the movable member 37 is as described above, the same effect as in the second or third embodiment can be obtained.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, the pipe joint of the present invention has an advantage that when the pipe is sufficiently inserted, the pipe is fastened by the split ring and is difficult to pull out, so that the cap nut can be easily tightened.
If the structure of Claim 2 is employ | adopted, when a cap nut is tightened, the rotation of a split ring can be prevented and the twist of a pipe | tube can be prevented.
Furthermore, if the structure of Claim 3 is employ | adopted, while using a cap nut and a split ring in an appropriate position before use, when inserting a pipe | tube, the insertion amount can be confirmed visually.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a first embodiment of a pipe joint of the present invention.
2 is a cross-sectional view showing an assembled state of the pipe joint of FIG. 1. FIG.
3 is a cross-sectional view showing a state in which a pipe is inserted into the pipe joint of FIG. 2;
4 is a cross-sectional view showing a state in which a cap nut is tightened from the state of FIG. 3;
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a second embodiment of the pipe joint of the present invention.
6 is a cross-sectional view showing an assembled state of the pipe joint of FIG. 5;
7 is a cross-sectional view showing a state in which a pipe is inserted into the pipe joint of FIG. 6;
8 is a cross-sectional view showing a state in which a cap nut is tightened from the state of FIG. 7;
FIG. 9 is an exploded perspective view showing a third embodiment of the pipe joint of the present invention.
10 is a cross-sectional view showing an assembled state of the pipe joint of FIG. 9;
11 is a cross-sectional view showing a state where a pipe is inserted into the pipe joint of FIG.
12 is a cross-sectional view showing a state in which a cap nut is tightened from the state of FIG.
FIGS. 13A and 13B are side views showing another embodiment of the split ring and the movable member used in the present invention, in which FIG.
14A and 14B are side views showing still another embodiment of the split ring and the movable member used in the present invention, in which FIG. 14A shows a diameter-expanded state of the split ring and FIG. 14B shows a reduced-diameter state.
FIGS. 15A and 15B are side views showing still another embodiment of the split ring and the movable member used in the present invention, in which FIG.
FIG. 16 is an exploded perspective view showing a conventional pipe joint.
17 is a cross-sectional view showing an assembled state of the pipe joint of FIG. 16;
18 is a cross-sectional view showing a state where a pipe is inserted into the pipe joint of FIG. 17 and a cap nut is tightened.
[Explanation of symbols]
11: Synthetic resin pipe 13: Pipe joint 15: Joint main body 17: Split ring 19: Cap nut 21: Cylindrical insertion part 23: Cylindrical male thread part 27: Cutting part 37: Movable member 39: Abutting part 41: Expanded part 43: Projection piece 45: Notch 47: Concave portion 49: Groove

Claims

管（１１）の端部に挿入される筒状挿入部（２１）の外周に、管（１１）の外径より大きい内径を有する筒状雄ねじ部（２３）を、筒状挿入部（２１）の先端部が筒状雄ねじ部（２３）の先端より突出するように設けてなる継手本体（１５）と、
前記筒状挿入部（２１）の先端部外周に配置され、管（１１）が挿通可能で、１箇所に軸線方向の切り割り（２７）を有している割りリング（１７）と、
この割りリング（１１）を内包した状態で前記筒状雄ねじ部（２３）にねじ結合され、ねじ締め方向に回転させると前記割りリング（１７）が縮径するようになっている袋ナット（１９）、
を備えた管継手において、
前記割りリング（１７）の管出口側に配置され、その割りリングに挿通された管（１１）の端面が突き当たる突き当て部（３９）と、前記割りリング（１７）の切り割り（２７）に挟まってその割りリングを弾性限界内で拡径状態に保持する拡径部（４１）とを一体に有する可動部材（３７）をさらに備え、
この可動部材（３７）と前記割りリング（１７）は、可動部材（３７）の突き当て部（３９）が管（１１）の端面に押されて所定長移動すると、拡径部（４１）が割りリング（１７）の拡径状態を解除する関係に形成されており、
前記割りリング（１７）は、拡径状態が解除されると弾性で縮径して管（１１）を締めつける寸法に形成されている、
ことを特徴とする管継手。A cylindrical male screw portion (23) having an inner diameter larger than the outer diameter of the tube (11) is provided on the outer periphery of the cylindrical insertion portion (21) to be inserted into the end portion of the tube (11). A joint main body (15) provided so that the tip end portion thereof protrudes from the tip end of the cylindrical male screw portion (23);
A split ring (17) disposed on the outer periphery of the distal end portion of the cylindrical insertion portion (21), through which the pipe (11) can be inserted, and having an axial cut (27) in one place;
A cap nut (19) that is screw-coupled to the cylindrical male screw portion (23) in a state of enclosing the split ring (11) and is reduced in diameter when rotated in the screw tightening direction. ),
In pipe fittings with
It is disposed on the pipe outlet side of the split ring (17), and is sandwiched between an abutting part (39) where the end face of the pipe (11) inserted through the split ring abuts, and a split (27) of the split ring (17). And further comprising a movable member (37) integrally having an enlarged diameter portion (41) for holding the split ring in an expanded state within an elastic limit,
When the abutting portion (39) of the movable member (37) is pushed by the end face of the tube (11) and moves by a predetermined length, the diameter-expanded portion (41) of the movable member (37) and the split ring (17) are increased. The split ring (17) is formed so as to cancel the expanded state,
The split ring (17) is formed to a size that elastically reduces the diameter and tightens the tube (11) when the expanded diameter state is released.
A pipe joint characterized by that.

可動部材（３７）は、突き当て部（３９）から外方に突出する突片（４３）を有し、
筒状雄ねじ部（２３）は、その突片（４３）が入る軸線方向の切り込み（４５）を有し、
可動部材（３７）と割りリング（１７）は、割りリング（１７）の拡径状態が解除された状態で、拡径部（４１）の一部が割りリング（１７）の切り割り（２７）の一部に残存する関係に形成されている、
ことを特徴とする請求項１記載の管継手。The movable member (37) has a protruding piece (43) protruding outward from the abutting portion (39),
The cylindrical male screw part (23) has an axial cut (45) into which the projecting piece (43) enters,
The movable member (37) and the split ring (17) are in a state in which the expanded state of the split ring (17) is released, and a part of the expanded diameter portion (41) is formed by the split (27) of the split ring (17). Formed in some remaining relationship,
The pipe joint according to claim 1.

袋ナット（１９）の継手本体側の端面に凹部（４７）が形成され、その凹部（４７）内に可動部材（３７）の突片（４３）の先端部が位置していることを特徴とする請求項２記載の管継手。A recess (47) is formed in the end face of the cap nut (19) on the joint body side, and the tip of the projecting piece (43) of the movable member (37) is located in the recess (47). The pipe joint according to claim 2.