JP3608230B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主として無線通信に用いられる受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に無線通信における受信方式としてシングルスーパヘテロダイン方式やダブルスーパヘテロダイン方式が用いられている。しかしながら上記従来のヘテロダイン方式ではイメージ周波数を除去するための帯域フィルタや隣接チャンネル信号を除去するための帯域フィルタが必要である。そして前記帯域フィルタとして水晶やセラミックの機械的振動特性を利用したメカニカルフィルタが用いられている。そのため形状が大きいことや高価であること等の諸問題がある。上記課題を解決する受信方式としてダイレクトコンバージョン受信方式がある。ダイレクトコンバージョン方式を用いた受信装置は例えば、特開昭59−196629号公報に示されているような方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のダイレクトコンバージョン方式では、受信信号の中心周波数にほぼ等しい周波数を有する局部発振信号と受信信号をミキシングすることにより直接ベースバンド帯に受信信号を変換している。変換されたベースバンド信号は直流成分を有することになる。従って上記ベースバンド信号を処理する回路は直流を通す直流増幅回路である必要がある。そして直流増幅回路は温度変化や電源電圧変動により直流バイアスが変動すると、出力の直流成分が大きく変化し受信感度を低下させることや大きな増幅度を実現できないという問題があった。また回路の1/f雑音により直流付近に大きな雑音成分が発生し受信感度を悪化させるという問題も有していた。
【0004】
またコンデンサで直流阻止を行う場合、コンデンサの容量を小さくすると直流付近のエネルギーが除去されるため受信感度の低下やデータの復調ができなくなってしまうという欠点があった。コンデンサの容量を大きくするとコンデンサを挿入することにより受信回路に電源が供給されてから受信回路が安定するまで長い時間かかってしまうという欠点があった。特に電池駆動の受信装置において電池寿命をのばすために間欠動作方式を採用したい場合、受信回路に電源が供給されてから受信回路が安定するまで長い時間かかってしまうことはシステム設計上大きな問題であった。
【0005】
本発明は上記課題を解決するもので、直流成分を有しないでかつ従来のダイレクトコンバージョン方式の特徴であるモノリシックICで構成できる受信装置を実現することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の受信装置は、受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる第三の帯域通過フィルタを備えている。
【0007】
さらに上記構成に加え、前記帯域通過フィルタの出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数−電圧変換手段を備えている。
【0009】
さらに上記構成に加え、前記周波数−電圧変換手段の出力に生じるパルス状の雑音を除去する雑音除去手段を備え、前記雑音除去手段の出力電圧を復調出力としている。
【0010】
そして第一または第二のスイッチ手段は、第一の入力端子と第二の入力端子と出力端子と制御端子を有し、前記制御端子に入力する信号により出力端子が第一の入力端子と導通するか第二の入力端子と導通するかが切り替わる電子スイッチと、前記電子スイッチの第一の入力端子に入力する信号と反転した信号を前記電子スイッチの第二の入力端子に出力する反転手段とで構成されている。
【0011】
さらに、周波数−電圧変換手段は、演算手段からの信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段からの信号を遅延させる遅延手段と、前記二値化手段からの信号と前記遅延手段からの信号の排他的論理和を出力する排他的論理和手段と、前記排他的論理和手段の出力信号の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構成されている。
【0012】
また、周波数−電圧変換手段は、演算手段からの信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段からの信号のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段からの信号により起動される単安定マルチバイブレータと、前記単安定マルチバイブレータの出力信号の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構成する。
【0013】
さらに、雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段からの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号により前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧をサンプリングホールドする保持手段とで構成されている。
【0014】
また、雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の時パルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号により前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧をサンプリングホールドする保持手段とで構成されたものである。
【0015】
また、雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段からの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号を前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧から引算を行う引算手段とで構成されたものでもある。
【0016】
また、雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の時パルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号を前記周波数−電圧変換手段に入力する信号の零クロス点の間隔に挿入するパルス挿入手段とで構成されたものでもある。
【0017】
【作用】
本発明は上記構成によって、ミキシング手段により変換されたベースバンド信号に直流成分が発生しないこととなり、前記ベースバンド信号に含まれる不要な信号を高域通過フィルタあるいは帯域通過フィルタにより除去する。これにより受信回路に電源が供給されてから受信回路が安定するまでの時間を短くできるだけでなく良好な受信感度を実現できることとなる。
【0018】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図1を参照して説明する。1はアンテナ、2は高周波増幅手段、3は第一のミキシング手段、4は直流成分を遮断するための第一の低域遮断フィルタ、6は第一の信号発生手段、7は90゜位相シフター、8は第二のミキシング手段、9は直流成分を遮断するための第二の低域遮断フィルタ、15は第一のスイッチ手段、16は第二のスイッチ手段、17は第二の信号発生手段、18は90゜移相手段、19は加減算を行う演算手段、20は第三の帯域通過フィルタ、21は周波数−電圧変換手段、22は雑音除去手段、23は周波数補正手段である。
【0019】
第一及び第二の低域遮断フィルタ4及び9は隣接チャンネルを除去する目的を兼ねるため帯域通過フィルタを用いている。
【0020】
さてアンテナ1に入力する信号として、希望信号D
D=cos{ω+Δω}・t
ω:搬送波角周波数 Δω:角周波数偏移であり正負両方の極性を有する
を考える。ここでデータあるいは音声により角周波数偏移Δωは時間的に変化する。すなわち信号Dは周波数変調を受けた信号である。また搬送波角周波数ωは信号Dの中心角周波数である。第一の信号発生手段6では、
Q=COS{ω+x}・t x:搬送波角周波数ωからの角周波数ずれ
で表わされる信号Qを発生する。90゜位相シフター7では信号発生手段6からの信号Qが90゜位相シフトされQ’=SIN{ω+x}tとなる。従って第一の帯域通過フィルタ4および第二の帯域通過フィルタ9の出力端子a及びcには
端子a :D×Q =COS{Δωーx}・t
端子c :D×Q’=SIN{Δωーx}・t
なる信号が生じる。ここでxはΔωより大きくなるように設定されている。すなわち信号Dの占有帯域以上にXは設定されている。例えばチャンネル間隔12.5kHzで信号が配置されている場合、一般に占有帯域幅は±4.25kHz=8.5kHzと決められている。そしてΔωは±2.5kHz以下である。そこで占有帯域をはずれた値として、x=6.25kHzあるいは12.5kHz等の値が選ばれる。本実施例ではx=6.25kHzとする。
このように設定することにより端子a及び端子cの信号は直流成分を有しないことになる。
【0021】
第二の信号発生手段17では
R=COS{r・t}−(1/3)・COS{3・r・t}+(1/5)・COS{5・r・t)−・・・・・・・・
で表される矩形波信号Rを発生させる。本実施例ではr=16kHzに設定する。
端子aの信号は第一のスイッチ手段15において、第二の信号発生手段で発生する矩形波信号Rとかけ算される。一方90゜移相手段18の出力には
R’=SIN{r・t}+(1/3)・SIN{3・r・t}+(1/5)・SIN{5・r・t)−・・・・・・・・
なる矩形波信号R’が出力する。従って、端子cの信号は第二のスイッチ手段16において、矩形波信号R’とかけ算される。よって第一のスイッチ手段15の出力端子a’及び第二のスイッチ手段16の出力端子c’には
Figure 0003608230
が生じる。
端子a’及び端子c’の信号は、演算手段19において加算される。従って演算手段19の出力端子fには
Figure 0003608230
なる信号が出力する。第三の帯域通過フィルタ20は、第一のスイッチ手段17及び第二のスイッチ手段18で発生する角周波数rの高調波成分に関係する項、すなわち(1)式の第二項以上を除去する。従って第三の帯域通過フィルタ20の出力端子 f’には
端子f’:COS{{{r+x}ーΔω}・t}=COS{2π×22.25kHz−Δω}・t}・・・(2)式
なる信号が出力する。ここでr+x>|Δω|に設定されているため、(2)式の位相は正の時間において常に正である。すなわち負の周波数が生じることはない。よって(2)式から明かなように端子f’に生じる出力信号は{r+x}なる角周波数を有する搬送波信号がΔωの周波数偏移を受けた周波数変調信号とみなすことができる。従って周波数に比例した出力電圧を発生する周波数−電圧変換手段21により端子f’に生じた周波数変調信号を復調することができる。さらに端子f’に生じた復調信号は雑音除去手段22でFM復調において発生するFM復調特有のパルス状の雑音が除去され端子gに出力される。第三の帯域通過フィルタ20は中心周波数が22.25kHz付近と低いためモノリシックICで構成することができる。もちろんその他の手段についても周波数が低いためモノリシックICで構成することができる。
【0022】
次にアンテナ1に入力する信号として、希望信号Dから2x=12.5kHx離れた妨害信号U
U=cos{ω+2x+Δω}・t
を考える。すると端子a及び端子cには
端子a :U×Q =COS{Δω+x}・t
端子c :U×Q’=SIN{Δω+x}・t
なる信号が生じる。この妨害信号は端子a及び端子cにおいては希望信号と同じ帯域に生じるため第一及び第二の帯域通過フィルタ4及び9では妨害信号を取り除くことは不可能である。しかしながら出力端子fには
Figure 0003608230
なる信号が生じる。上記(3)式で示される妨害信号の周波数帯域は明らかに(1)式で示される希望信号の周波数帯域と異なっている。そのため妨害信号により生じた(3)式の信号は中心周波数r+x=22.25kHz付近の信号のみを通過させるように設計されている第三の帯域通過フィルタ20により除去され端子f’には何等妨害信号は生じない。本発明の実施例では端子a及び端子cに生じる信号レベルが同じであるとしたが回路のばらつきにより端子aの信号レベルと端子cの信号レベルに差がある場合、妨害信号Uにより端子fに生じる信号は(1)式で示す周波数帯域と同じ周波数帯域を有するものが発生する。そこでレベル調整回路を設け端子aあるいは端子cに生じる信号レベルを調整し(1)式で示す周波数帯域に発生する妨害信号成分を打ち消すようにすればよりいっそう妨害に強い受信装置を構成できる。
【0023】
なお第一のスイッチ手段15及び第二のスイッチ手段16のスイッチ構成によっては、角周波数rの成分がスイッチ手段15、16の出力に生じる場合がある。この時第二の信号発生手段17からの矩形波信号を第一のスイッチ手段15あるいは第二のスイッチ手段16の出力に加え、角周波数rの成分を打ち消すようにする。また第一のスイッチ手段15及び第二のスイッチ手段16のスイッチ構成によっては、端子aあるいは端子cの信号が第一のスイッチ手段15あるいは第二のスイッチ手段16に生じることがある。この場合端子aあるいは端子cの信号を第一のスイッチ手段15あるいは第二のスイッチ手段16の出力に加え、端子aあるいは端子cの信号を打ち消すようにする。
【0024】
本発明の構成を用いれば、第一の信号発生手段6の周波数が温度等の影響で若干ずれた場合であっても周波数補正手段23を用いなくても信号を復調できるが、さらに受信における安定度を向上させるために、端子gの信号の平均直流電圧あるいは端子f’の平均周波数を周波数補正手段23で検出し、ある基準値になるように第一の信号発生手段6の信号周波数を制御するようにすればなお効果的である。周波数補正手段23は図1には図示していないが端子gの復調出力から信号を受信したことを検知すると、マイクロコンピュータ処理により第一の信号発生手段6の発生周波数を制御する直流電圧をD/A変換で発生する。さらに図1には図示していないが端子gの復調出力から信号を受信したことを検知すると、第一の帯域通過フィルタ4及び第二の帯域通過フィルタ9の帯域幅を狭くするように切り換える。このようにすればS/N特性を向上することができる。
【0025】
なお、図1には第一の帯域通過フィルタ4及び第二の帯域通過フィルタ9の後段あるいは前段に増幅手段を図示していないが当然必要に応じて増幅手段を挿入すればよい。またアンテナに大きなレベルの信号が入力し、演算手段19の出力がクリップしてしまう場合、復調に必要な情報が欠落してしまうことが考えられる。従って少なくとも演算手段19の出力がクリップしないように例えば高周波増幅手段2の増幅度を調整するように構成すればさらに効果的である。
【0026】
また図1における演算手段19を加算動作として説明したが引算動作を行ってもかまわない。この場合端子f’の信号は、COS{{{rーx}+Δω}・t}となる。
【0027】
図2は図1における第一のスイッチ手段15及び第二のスイッチ手段16に適用できるスイッチ手段の構成を示す。図2において、24は端子aの信号あるいは端子cの信号が入力する入力端子、25は第二の信号発生手段17からの矩形波信号RあるいはR’が入力する入力端子、26は出力端子、27は増幅度1の反転回路、28は電子スイッチである。電子スイッチ28は入力端子25に入力する矩形波信号Rあるいは矩形波信号R’の位相が正か負かで出力端子と入力端子との接続が切り替わる。このような電子スイッチ28はアナログスイッチとしてCMOSで簡単に実現できるし、バイポーラトランジスタを用いても簡単に構成できる。また第一のスイッチ手段15及び第二のスイッチ手段16は差動増幅器を組み合わせた構成のものであってもかまわない。
【0028】
図3は図1における周波数−電圧変換手段21及び雑音除去手段22の構成を示す図及び波形図である。図1では周波数−電圧変換手段21の後段に雑音除去手段22を配置しているが、図3の例では周波数−電圧変換手段21の中に雑音除去手段22を組み込んでいる。図3(a)において40は端子f’に示す周波数変調信号が入力する入力端子、29は増幅手段、30はコンパレータで構成された二値化手段、31は第一の遅延手段であり、抵抗32とコンデンサ33とコンパレータ34で構成される。35は排他的論理和手段、36は第二の遅延手段、37はパルス挿入手段、38はパルス発生手段、39はローパスフィルタ、41は復調出力端子である。入力端子40に入力した信号の周波数が高くなると排他的論理和手段35の出力パルス間隔が狭くなり、入力周波数が低くなると排他的論理和手段35の出力パルス間隔が広くなる。従ってローパスフィルタ39で不要な高周波成分を取り除くと排他的論理和手段35の出力パルス間隔に応じた電圧変化を取り出すことができる。復調感度を上げるためには第一の遅延手段31での遅延量を大きくすればよい。さて次に雑音除去方法について図3(b)の波形図を用いて説明する。h及びiは排他的論理和手段35の入力である。従って排他的論理和35の出力はjに示すようなパルス列となる。さて入力端子40に入力する信号に雑音が含まれている場合、雑音の影響により信号h及びiのパルス列が不規則になり、1パルス分欠落する場合がある。このように信号h及びiのパルスが欠落すると排他的論理和手段35の出力jのパルスも欠落する。従って、jの信号をローパスフィルタに通すとパルスが欠落した部分で大きなパルス状の雑音が生じる。パルス発生手段38では、信号jに通常のパルス間隔T1より充分長い時間T2(例えばT2=2・T1)の間にパルスがなければT1毎にHIGH/LOWを繰り返すパルス出力lを発生する。パルス出力lはjにパルスが生じるとストップする。信号jは第二の遅延手段36により遅延され、信号kとなる。パルス挿入手段37では、パルス出力lの立ち上がり及び立ち下がりエッジにあわせて信号kのパルス幅に等しいパルスを信号kに挿入する。図3(b)の波形図における信号mの○印のパルスが挿入されたパルスである。信号mをローパスフィルタに通し復調信号を得る。このようにパルスを挿入することによりパルスの欠落がなくなり復調出力からパルス状の雑音が発生することはなくなる。なお信号jにパルスを挿入したが信号hにパルスを挿入した後、第一の遅延手段31で信号iをつくり、排他的論理和手段35でパルスの欠落のない信号jを作成するようにしてもよい。
【0029】
図4は図1における周波数−電圧変換手段21の他の構成を示す図である。図4において図3と同一の機能ブロックには同一の番号を付与している。42はエッジ検出手段、43は単安定マルチバイブレータである。エッジ検出手段42は図3における遅延手段31と排他的論理和手段35で構成されている。単安定マルチバイブレータ43の出力は、端子40に入力する信号の周波数に応じてパルス間隔が狭くなったり広くなったりする。従って図3の場合と同様ローパスフィルタ36で不要な高周波成分を取り除くと単安定マルチバイブレータ43の出力パルス間隔に応じた電圧変化を取り出すことができる。図4の構成の利点は遅延手段31での遅延量を大きくとる必要がないという点である。そのためコンデンサ33と抵抗32で構成される回路の時定数を大きくする必要がない。そして復調感度は単安定マルチバイブレータ43の出力のパルス幅を適当に選べば復調感度を最適に設定できる。雑音除去の方法については図3と同じである。
【0030】
図5は雑音除去手段22の他の構成及び波形図を示す。図5(a)において44は周波数−電圧変換手段21の復調出力が入力する入力端子、45はデータ信号等の希望信号を取り除いて雑音成分だけを取り出すハイパスフィルタ、46はあるレベル以上の雑音を取り出すコンパレータ、47はパルス幅延長手段であり、45、46、47でパルス発生手段48を構成している。49は遅延手段、50は保持手段、51は出力端子である。図5(b)の波形図を参照しながら雑音除去手段22の動作を説明する。入力端子44に入力した信号vはハイパスフィルタ45により信号wとなる。コンパレータ46でパルス状の雑音だけが取り出され信号xとなる。信号xはパルス幅延長手段47でパルス幅が広げられ信号yとなる。一方信号vは遅延手段49で遅延され、保持手段50では信号yのパルス出力期間中、遅延された信号vの値がサンプリングホールドされる。従って出力端子51の出力は信号zとなる。この信号zを図示していないがローパスフィルタを通すことによりなめらかな変化にすることができる。また保持手段50の代わりに引算手段を用い、信号zと信号yの引算を行って雑音を除去するように構成してもよい。なおパルス発生手段の出力信号yとして図3の信号lを用いてもよい。
【0031】
図6に第二の信号発生手段17と90゜移相手段18の構成を示す。52はマイクロコンピュータの基準クロックより作成したクロック信号が入力する入力端子、53、54、55はD−フリップフロップであり、それぞれ1/2分周器を構成している。56、57は出力端子であり、端子56から矩形波信号R、端子57から矩形波信号Rに直交した矩形波信号R’が出力する。図6の回路を用いれば簡単にIC化が可能である。なお入力端子52に入力する信号として双安定マルチバイブレータ等で発振させた信号を用いてもよい。
【0032】
なお図1の実施例では周波数変調信号の復調について説明したが、周波数変調信号だけでなく振幅変調信号や位相変調信号の復調も図1の周波数−電圧変換手段21のかわりに入力する変調信号に対応した復調手段を用いることにより可能である。
【0033】
高周波増幅手段2からの信号を本発明の構成装置の入力信号としているが、高周波増幅手段2の出力信号を周波数変換した中間周波数信号を本発明の構成装置の入力信号としてもかまわない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の受信装置によれば、信号の復調に直流成分を必要としないため電源供給時の立ち上がり時間を短くすることができると同時に、温度等による直流ドリフトの影響や回路の1/f雑音の影響を除去し受信感度の悪化を防ぐことのできる信頼性の高い受信装置を提供することができる。もちろん高価なメカニカルフィルタも必要がなくかつIC化しやすいため安価に受信装置を実現できることとなる。なお回路の増幅度ばらつきを考慮してレベル調整回路を設けて不要な妨害信号を打ち消すようにすればより妨害に強い受信装置を提供できる。
【0035】
また周波数変調信号の復調をはじめ、振幅変調信号や位相変調信号の復調に本発明を適用することができる。
【0037】
さらに雑音除去手段を用いることによりパルス状の雑音を取り除くことができるためS/N特性の改善をはかることができる。
【0038】
もちろん第一及び第二のスイッチや周波数−電圧変換手段、雑音除去手段は簡単な構成で実現でき、IC化することは簡単である。
【0039】
電池駆動で長時間動作させるために送信側と受信側で同期をとって間欠的に送受信を行う間欠動作方式においては相手から自分あてに信号があるかどうかをチェックするのに出来る限り短時間に行う必要があり、受信装置に電源を供給してから受信装置の動作が安定するまでの時間をできるだけ短くしなければならない。本発明はこのような間欠動作方式に適用でき、電池寿命を伸ばすことに大きな効果を発揮することができる。特に、ガスメータ等の自動検針システムにおいてガスメータ内に無線の送受信装置を組み込む場合、小型でかつ電池駆動で10年間動作可能な受信装置が必要である。自動検針システムに限らずガス給湯器と台所を無線で接続するリモコン装置を初めとして住宅設備システムに用いる無線式のリモコン装置においては小型かつ電池駆動は必須条件である。上記課題に対して本発明は非常に有効な受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における受信装置のブロック図
【図2】本発明の一実施例におけるスイッチ手段のブロック図
【図3】(a)本発明の一実施例における周波数−電圧変換手段及び雑音除去手段のブロック図と波形図
(b)同実施例における周波数−電圧変換手段及び雑音除去手段の波形図
【図4】本発明の一実施例における周波数−電圧変換手段及び雑音除去手段の他のブロック図
【図5】(a)本発明の一実施例における雑音除去手段のブロック図
(b)同実施例における雑音除去手段の波形図
【図6】本発明の一実施例における第二の信号発生手段と90゜移相手段のブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ
2 高周波増幅手段
3 第一のミキシング手段
4 第一の帯域通過フィルタ
6 第一の信号発生手段
7 90゜シフター
8 第二のミキシング手段
9 第二の帯域通過フィルタ
15 第一のスイッチ手段
16 第二のスイッチ手段
17 第二の信号発生手段
18 90゜移相手段
19 演算手段
20 第三の帯域通過フィルタ
21 周波数−電圧変換手段
22 周波数補正手段
22 雑音除去手段

Claims (7)

  1. 受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる帯域通過フィルタとで構成された受信装置であって、前記第一または第二のスイッチ手段は、第一の入力端子と第二の入力端子と出力端子と制御端子を有し、前記制御端子に入力する信号により出力端子が第一の入力端子と導通するか第二の入力端子と導通するかが切り替わる電子スイッチと、前記電子スイッチの第一の入力端子に入力する信号と反転した信号を前記電子スイッチの第二の入力端子に出力する反転手段とで構成された受信装置。
  2. 受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域通過フィルタの出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数−電圧変換手段とで構成され、前記周波数−電圧変換手段の出力電圧を復調出力とする受信装置であって、前記周波数−電圧変換手段は、前記演算手段からの信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段からの信号を遅延させる遅延手段と、前記二値化手段からの信号と前記遅延手段からの信号の排他的論理和を出力する排他的論理和手段と、前記排他的論理和手段の出力信号の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構成された受信装置。
  3. 受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域通過フィルタの出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数−電圧変換手段とで構成され、前記周波数−電圧変換手段の出力電圧を復調出力とする受信装置であって、前記周波数−電圧変換手段は、前記演算手段からの信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段からの信号のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段からの信号により起動される単安定マルチバイブレータと、前記単安定マルチバイブレータの出力信号の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構成された受信装置。
  4. 受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域通過フィルタの出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変換手段の出力に生じるパルス状の雑音を除去する雑音除去手段とで構成され、前記雑音除去手段の出力電圧を復調出力とする受信装置であって、前記雑音除去手段は、前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号により前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧をサンプリングホールドする保持手段とで構成された受信装置。
  5. 受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域通過フィルタの出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変換手段の出力に生じるパルス状の雑音を除去する雑音除去手段とで構成され、前記雑音除去手段の出力電圧を復調出力とする受信装置であって、前記雑音除去手段は、前記周波数−電圧変換手段に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の時パルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号により前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧をサンプリングホールドする保持手段とで構成された受信 装置。
  6. 受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域通過フィルタの出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変換手段の出力に生じるパルス状の雑音を除去する雑音除去手段とで構成され、前記雑音除去手段の出力電圧を復調出力とする受信装置であって、前記雑音除去手段は、前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号を前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧から引算を行う引算手段とで構成された受信装置。
  7. 受信信号の中心周波数から前記受信信号の占有帯域以上離れた周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信号発生手段からの信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシング手段からの信号を入力とする第一の低域遮断フィルタと、前記第二のミキシング手段からの信号を入力とする第二の低域遮断フィルタと、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号により前記第一の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により前記第二の低域遮断フィルタからの信号をスイッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または引算する演算手段と、前記演算手段の前段あるいは後段に設けられ前記第二の信号発生手段で発生する矩形波信号の周波数から前記受信信号と前記第一の信号発生手段の出力信号との差の周波数だけ離れた付近のエネルギーを通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域通過フィルタの出力信号の周波数に応じた電圧を発生する周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変換手段の出力に生じるパルス状の雑音を除去する雑音除去手段とで構成され、前記雑音除去手段の出力電圧を復調出力とする受信装置であって、前記雑音除去手段は、前記周波数−電圧変換手段に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の時パルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号を前記周波数−電圧変換手段に入力する信号の零クロス点の間隔に挿入するパルス挿入手段とで構成された受信装置。
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