JP3606478B2 - 作業機駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、草刈機などの作業機の操作上または取り扱い上での安全性を配慮した作業機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の作業機として、例えば本体内部に一体収容したエンジンにより草刈刃を駆動回転する草刈機があり、これが使用終了後に停止スイッチを操作することで草刈刃の回転を停止可能に構成されている。
【0003】
従って、この停止スイッチの操作がない限り、前記草刈機は作動状態を維持し、所期の草刈作業が継続可能となっており、これにより能率的に草刈を行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の草刈機にあっては、作業者が草刈作業を何らかの理由で中断せずるを得ない場合があり、例えば作業者の肩から前記草刈機を吊っているベルトが外れた場合には、前記エンジンおよび草刈刃が常用回転のまま地面に叩き付けられ、最悪時にはこれによって人身事故を惹き起こす危険があるなどの問題点があった。
【0005】
また、草刈作業中にエンジンを作動させたまま草刈機を一時的に、または不用意に放置する場合が考えられ、このような場合に子供などが誤って草刈刃に触れるなどして、大怪我をするという危険があった。
【0006】
この発明は前記のような問題点を解決するためになされたものであり、草刈機などの作業機の使用が故意または誤って中断されたとき、自動的にエンジンの点火時期を制御することにより、草刈刃などが大きな負荷を受けた際に、作業機の動作を常にアイドリング状態にコントロールすることができる作業機駆動装置を得ることを目的とする。
【0007】
また、この発明は草刈機などの作業機の使用が故意または誤って中断されたとき、自動的にエンジンの点火を失火制御することにより、草刈刃などが大きな負荷を受けた際に、作業機の動作を常にアイドリング状態にコントロールすることができる作業機駆動装置を得ることを目的とする。
【0008】
また、この発明は電流遮断式の点火制御方式を用いることでも簡単かつ確実に作業機の安全制御を実現できる作業機駆動装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかる作業機駆動装置は、発電コイルに直列接続されて、作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、該安全スイッチとともに前記発電コイルに直列接続されて、第1の負の電圧に続いて誘起される正の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサとを設けて、該コンデンサに並列接続されて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされる第2のスイッチング素子に、この放電の時定数内において、第2の負の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して発電コイルを短絡させるようにしたものである。
【0010】
請求項2の発明にかかる作業機駆動装置は、発電コイルに直列接続されて、作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、該安全スイッチとともに前記発電コイルに直列接続されて、第1の負の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサとを設けて、該コンデンサに並列接続されて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされる第3のスイッチング素子に、この放電の時定数内において、正の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して前記発電コイルを短絡させるようにしたものである
【0011】
請求項3の発明にかかる作業機駆動装置は、作業機駆動装置において、作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、点火コイルの1次コイルが誘起する正の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサとを設けて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされる第6のスイッチング素子に、前記放電の時定数内において、負の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して前記点火コイルの1次コイルを短絡させるようにしたものである。
【0012】
【作用】
請求項1の発明の作業機駆動装置では、停止スイッチに並列に接続された安全スイッチが作業時にオフとなるスイッチであるため、通常作業時はオンとなることがなく、点火装置は通常の点火動作を行う。
【0013】
すなわち、発電コイルで誘起した正の誘起電圧で点火用充放電コンデンサが電荷を充電し、正の電圧の次に誘起した第2の負の電圧で第1のスイッチング素子をトリガしてこれをオンとする。
【0014】
このため、点火用充放電コンデンサの充電電荷が前記第1のスイッチング素子,ダイオードおよび点火コイルの1次コイルを経路して放電され、前記点火コイルの2次コイルに高電圧を発生し、点火プラグから発生する火花で混合気が点火される。
【0015】
この時の点火タイミングは通常の設定された点火タイミングである。なお、前記安全スイッチは作業機のグリップや肩掛けベルトに設置されるものである。
【0016】
一方、作業者が草刈作業をして休憩のため作業を中断する場合において、作業者が草刈機のグリップから手を離すと、前記安定スイッチがオンとなり安全装置が作動する。
【0017】
この安全装置の作動は、発電コイルで誘起した正の電圧をコンデンサが充電し、このコンデンサ充電した充電電荷の放電でトリガされてオンとなる第2のスイッチング素子が、前記コンデンサと抵抗の時定数により前記正の電圧の次に来る第2の負の電圧を短絡する。
【0018】
そして、前記第2の負の電圧の次に誘起される第1の負の電圧が発生したときに、前記点火制御回路の第1のスイッチング素子がトリガしオンとなり、点火用充放電コンデンサの充電電荷が前述の経路で放電される。
【0019】
このため、点火コイルの2次コイルに高電圧が発生し点火プラグで点火されるが、この時の点火タイミングは通常設定された点火タイミングより数十度進角した点火タイミングとなるために、スロットルを全開にしていてもエンジンの出力が極端に低下する。
【0020】
この結果、前記エンジンはクラッチイン回転数以下の設定されたアイドル回転数まで回転が下がってしまう。
【0021】
従って、前記休憩中に子供が来て草刈機をもて遊んで草刈刃に人体の一部が触れることがあっても、前記グリップに配置された安全スイッチを子供が操作しない限り、エンジンはアイドル回転を維持するため、草刈刃は回転を停止し、怪我をすることを未然に回避する。
【0022】
また、請求項2の発明の作業機の駆動装置では、作業者が草刈作業をして休憩のため作業を中断する場合において、作業者が草刈機のグリップから手を離すと、前記安全スイッチがオンとなり安全装置が作動する。
【0023】
この安全装置では、発電コイルで誘起した第1の負の電圧をコンデンサが充電し、このコンデンサが充電した電荷の放電でトリガされてオンとなる第3のスイッチング素子が、前記コンデンサと抵抗の時定数により前記第1の負の電圧の次に来る正の電圧を短絡してしまう。
【0024】
このように前記第3のスイッチング素子により正の電圧を短絡することにより、点火用充放電コンデンサへの電荷の充電が阻止され、前記第1のスイッチング素子がトリガされてオンしても、点火コイルの2次コイルには高電圧が発生しない。
【0025】
このため、点火プラグによる点火動作が行われない失火状態となり、エンジンは所定の放電時定数で決定するクラッチイン回転数以下のアイドル回転数まで回転が下がってしまうことになる。
【0026】
従って、前記休憩中に子供が来て草刈機をもて遊んで、草刈刃に人体の一部が触れることがあっても、前記グリップに配置された安全スイッチを子供が操作しない限りエンジンはアイドル回転を維持するため、草刈刃は回転を停止し、怪我をすることを未然に回避する。
【0027】
また、請求項3の発明の作業機の駆動装置では、草刈機にて草刈を行うとき、作業者によってグリップに配置された安全スイッチを操作して、これをオフ状態とする。
【0028】
そして、エンジンを始動させ、クランクシャフトに同期して回転するロータの回転により、点火コイルの1次コイルに負の電圧が誘起され、第4のスイッチング素子がオンとなる。
【0029】
一方、このスイッチング素子に並列に入れた分圧抵抗の設定分圧レベルまでコンデンサに電荷を充電すると、今度は第5のスイッチング素子がオンとなり、このオン動作により前記1次コイルに直列の第4のスイッチング素子がオフ状態になる。
【0030】
そして、この第4のスイッチング素子のオンからオフへの急激なスイッチング作用により前記1次コイルに急峻なサージ電圧が発生し、2次コイルに高電圧を発生させて点火プラグに火花を発生させ、前記エンジンの駆動により草刈機による草刈作業などを継続可能にする。
【0031】
作業者が何らかの理由によりエンジンをかけたまま前記草刈作業を中止し、作業者が前記グリップより手を離した場合には、点火コイルの1次コイルが正の電圧を誘起したときに、安全装置側のコンデンサのダイオードおよび安全スイッチの経路で電流が流れ、前記コンデンサに電荷が充電される。
【0032】
また、このコンデンサが充電している電荷の放電により第6のスイッチング素子がトリガされて導通し、次の負の電圧が発生したときも第6のスイッチング素子の導通を維持させて、この負の電圧が発生したとき安全スイッチ,第6のスイッチング素子等の経路で電流が流れ、前記第4のスイッチング素子のオン・オフ制御を不能にする。
【0033】
この結果、点火コイルの2次コイルには高電圧が発生せず、点火プラグにても点火動作を行わない失火状態となり、エンジン回転数がクラッチイン回転数以下の、設定されたアイドル回転数に落ちるように動作する。
【0034】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1はこの発明の作業機駆動装置を示す回路図であり、図において、1は磁石及び磁極2等を周辺に埋設したロータ、8はこのロータ1に近接配置されて、前記磁極2が移動することにより電圧を誘起する発電コイルである。
【0035】
また、5は前記発電コイル8に直列接続された停止スイッチ、3は1次コイル3aがダイオード11および点火用充放電コンデンサ9とともに発電コイル8に直列接続された点火コイルである。なお、この点火コイル3の2次コイル3bには点火プラグ7が直列接続されている。
【0036】
さらに、12,13は前記発電コイル8に抵抗16を介して逆方向に直列接続された各一のダイオード、14は前記発電コイル8に前記ダイオード11を介して逆方向に直列接続されたダイオードである。
【0037】
また、10はカソードが前記抵抗16とダイオード13のアノードとの間に接続され、ゲートが抵抗15を介して前記カソードに接続され、さらにアノードが前記点火用充放電コンデンサ9に接続された第1のスイッチング素子としてのサイリスタである。
【0038】
そして、前記点火用充放電コンデンサ9,ダイオード11〜14,抵抗15,16およびサイリスタ10はエンジンの点火制御回路4を構成している。
【0039】
一方、24は安全スイッチで、作業機のベルトを肩から外したり、作業機から作業者が手や指を離すことによってオンとなる手動形のスイッチであり、これが抵抗21,コンデンサ18およびダイオード19とともに前記発電コイル8に直列接続されている。なお、この安全スイッチ24は草刈機などの作業機の場合には、例えばこれのグリップ部や肩掛けベルトなどに取り付けられている。
【0040】
また、17は第2のスイッチング素子としてのサイリスタ、20はダイオードで、これらは互いに直列接続され、さらに安全スイッチ24を介して発電コイル8に直列接続されている。
【0041】
ここで、前記サイリスタ17はカソードが前記ダイオード20に接続され、アノードが安全スイッチ24とダイオード19との接続点に接続され、ゲートは2つの直列接続された抵抗22,23の接続点に接続されている。
【0042】
なお、各抵抗23,22の前記接続点とは反対側の端子は、それぞれダイオード20およびサイリスタ17のカソード間と、コンデンサ18および抵抗21間にそれぞれ接続されている。
【0043】
そして、前記安全スイッチ24,コンデンサ18,抵抗21〜23およびダイオード17,19,20は作業機の安全装置6を構成している。
【0044】
次に動作について説明する。まず、作業機である草刈機のグリップ部に安全スイッチ24が配置された前記草刈機のエンジンをリコイルスタータ等にて始動させる。
【0045】
なお、このエンジン始動時において前記安全スイッチ24はオンあるいはオフのどちらであってもかまわないが、作業者はスロットルをアイドル回転位置にしておくのが望ましい。
【0046】
そして、前記作業機である草刈機にて草刈作業を行うのであるが、このときは前記安全スイッチ24を必ず操作しオフ状態にしないと、エンジン回転数がクラッチイン回転以上の常用回転数にすることができないので、作業者は必ずこの安全スイッチ24を操作する。
【0047】
なお、安全スイッチ24等を含む安全装置6は、作業者によって、例えば、グリップに配置された安全スイッチ24が操作されることによりオフ状態となってしまうため、この安全装置6には発電コイル8が誘起する電流が流れず、点火制御回路4は通常に動作するのである。
【0048】
すなわち、まず、エンジンのクランクシャフトに同期して回転するロータ1が回転すると、発電コイル8に図2に示すような第1の負の電圧▲1▼が誘起され、点火制御回路4のサイリスタ10のゲート・カソードおよび抵抗15,抵抗16,ダイオード12の経路で電流が流れる。
【0049】
このため、サイリスタ10がトリガされて導通する。しかし点火用充放電コンデンサ9には電荷が充電されていないため、点火プラグ7における点火動作はない。
【0050】
次に、前記発電コイル8が図2に示す正の誘起電圧▲2▼を誘起すると、ダイオード11,点火用充放電コンデンサ9,点火コイル3の1次コイル3aの経路で電流が流れ、前記点火用充放電コンデンサ9が電荷を充電する。
【0051】
そして、前記発電コイル8が前記第2の負の電圧▲3▼を誘起すると、前述した経路に電流が流れ、前記サイリスタ10がトリガされる。
【0052】
このため、サイリスタ10は導通し、前記点火用充放電コンデンサ9に充電されていた電荷がサイリスタ10のアノード・カソード,ダイオード13,点火コイル3の1次コイル3aで放電して、前記点火コイルの2次コイル3bに高電圧が発生し、該2次コイル3bの高電圧を受けて点火プラグ7が点火し、混合気の爆発燃焼が行われる。
【0053】
この時の点火タイミングは通常の点火タイミングで略上死点前30°であり、このような点火動作が継続されることで、前記草刈機は通常の草刈作業が継続できることとなる。
【0054】
次に、作業者が何らかの理由でエンジンをかけたまま前記草刈作業を中止し、その場を離れなければならなくなった場合に、作業者は前記グリップより手を離すことになるが、このとき、安全スイッチ24がオフ状態からオン状態となり、以下に示すように前記安全装置6が作動することになる。
【0055】
すなわち、前記発電コイル8が第1の負の電圧▲1▼を誘起したときは、ダイオード19の働きで電流が流れるのを阻止され、前記安全装置6は作動しない。
【0056】
次に誘起する正の誘起電圧▲2▼が発生すると、抵抗21,コンデンサ18,ダイオード19,安全スイッチ24の経路で電流が流れ、前記コンデンサ18に電荷が図示の極性で充電される。
【0057】
そして、前記コンデンサ18が充電した電荷が、抵抗22,サイリスタ17のゲート・カソードおよび抵抗23の経路で放電され、サイリスタ17がトリガされて導通する。
【0058】
ここで、前記サイリスタ17の導通状態は、コンデンサ18と抵抗22で決定される時定数によって、図2に示すような次の第2の負の電圧▲3▼が発生したときも維持するよう設定されているので、第2の負の電圧▲3▼が発生すると安全スイッチ24,サイリスタ17のアノード・カソード,ダイオード20の経路で電流が流れ、短絡状態となってしまうのである。
【0059】
従って、通常状態では前記点火制御回路4のサイリスタ10が点火動作で使用していた第2の負の電圧▲3▼が短絡状態となってしまうため、この第2の負の電圧▲3▼ではサイリスタ10はトリガされなくなってしまう。
【0060】
従って、点火用充放電コンデンサ9は電荷を充電したまままの状態を第1の負の電圧▲1▼が発生するまで維持することとなるのである。
【0061】
そして、第2の負の電圧▲3▼の次に誘起される第1の負の電圧▲1▼によって前述したようにサイリスタ10がトリガされて導通し、点火用充放電コンデンサ9が充電していた電荷が、前述同様の経路で放電され、このため点火コイル3の2次コイル3bに高電圧が発生し、点火プラグ7にて混合気に点火される。
【0062】
なお、このときの点火タイミングは、通常の点火タイミングより50°〜60°進角した点火タイミングであるので、スロットルを全開にしていてもエンジンの出力が、クラッチイン回転数以下のアイドル回転数に至ってしまう程度に低下してしまう。
【0063】
従って、前記エンジンはアイドル回転数まで回転を落とすことになり、草刈刃などの回転部が人体に触れて大きな負荷を受けると、草刈刃は回転を停止することになるのである。
【0064】
そして、このようにエンジンがかかったまま作業者がその場を離れても、例えば子供がその草刈機をもて遊んでも、前記安全スイッチ24をオフしない限り大怪我をすることはないのである。
【0065】
なお、前記実施例では前記半導体第2のスイッチング素子であるサイリスタ17をトランジスタに交換することにより、進角制御を遅角制御(約30°〜40°の遅角量)とすることで同様の効果を得ることができる。
【0066】
図3はこの発明の他の実施例を示し、同図において、46は安全スイッチで、これがダイオード42およびコンデンサ41とともに、発電コイル8に対して直列接続されている。
【0067】
また、40は第3のスイッチング素子としてのサイリスタ、43はダイオードで、これらは互いに直列接続されて、さらに前記発電コイル8に直列接続されている。ここで、サイリスタ40はアノードが発電コイル8に接続され、カソードが前記ダイオード43のアノードに接続されている。
【0068】
44,45は互いに直列接続された2つの抵抗で、これらの一端(接続点)には前記サイリスタ40のゲートが接続され、抵抗44の他の接続点(他端)が前記コンデンサ41の一端子に接続され、抵抗45の他の接続点(他端)が前記コンデンサ41の他端子に接続されている。
【0069】
なお、これらの安全スイッチ46,サイリスタ40,コンデンサ41,ダイオード42,43および抵抗44,45は安全装置39を構成している。
【0070】
次に動作について説明する。なお、作業機の通常動作については前記実施例にて説明したものと同様であるため、その重複する説明を省略する。
【0071】
この実施例では、作業機である例えば草刈機のグリップから作業者が手を離すと、前記グリップに配置された安全装置39の安全スイッチ46がオフ状態からオン状態になる。
【0072】
このため、発電コイル8が第1の負の電圧▲1▼を誘起したときに、スイッチ46,コンデンサ41,ダイオード42の経路で電流が流れ、前記コンデンサに図示の極性で電荷が充電される。
【0073】
そして前記コンデンサ41が充電していた電荷が、抵抗45,サイリスタ40のゲート・カソードおよび抵抗44の経路で放電され、サイリスタ40がトリガされて導通する。
【0074】
ここで、前記サイリスタ40の導通状態はコンデンサ41と抵抗45で決定される時定数によって、次の正の電圧▲2▼が発生したときも維持するよう設定されているので、正の電圧▲2▼が発生するとサイリスタ40のアノード・カソード,ダイオード43,安全スイッチ46の経路で電流が流れ短絡状態となってしまう。
【0075】
従って、点火制御回路4の点火用充放電コンデンサ9が電荷を充電できず、サイリスタ10が第1の負の電圧▲1▼および第2の負の電圧▲3▼でトリガされ導通となっても、前記コンデンサ9から電荷が放電されないため、点火コイル3の1次コイル3aには電流が供給されない。
【0076】
この結果、2次コイル3bには高電圧が発生せず、点火プラグ7にても点火動作を行わない失火状態となり、エンジン回転数がクラッチ回転数以下の、設定されたアイドル回転数に落ちてしまうことになる。
【0077】
なお、この設定されたアイドル回転数に到着したときには、前記コンデンサ41と抵抗45の時定数によって導通制御されるサイリスタ40の導通状態は、第1の負の電圧▲1▼が発生したのみで、次に発生する正の電圧▲2▼時では不導通状態となり、エンジンがアイドル回転数を維持できるようにしているのである。
【0078】
図4はこの発明のさらに他の実施例を示す。これが図1および図3に示した実施例と異なるところは、これらがコンデンサ放電式点火制御回路4を使用しているのに対し、この図4の実施例の場合は電流遮断式点火制御回路24を使用している点である。
【0079】
図4において、1は磁石を埋設して形成した磁極2を有するロータ、3は1次コイル3aと2次コイル3bからなる点火コイル、5は停止スイッチ、7は点火プラグである。
【0080】
26は第4のスイッチング素子であるパワートランジスタ、27は第5のスイッチング素子である信号用トランジスタ、28,29,30は抵抗、31はコンデンサでこれらは図示のように接続され、一般的な電流遮断式の点火制御回路24を構成している。
【0081】
また、40aは第6のスイッチング素子であるサイリスタ、41aはコンデンサ、42a,43aはダイオード、44a,45aは抵抗、46aは安全スイッチでこれらは図示のように接続され安全装置39aを構成している。
【0082】
次に動作について説明する。まず、作業機である例えば草刈機のグリップ部に安全スイッチ46aが配置された前記草刈機のエンジンをリコイルスタータ等にて始動させる。
【0083】
なお、このエンジン始動時においても、前記安全スイッチ46aはオンあるいはオフのどちらでも構わないが、作業者はスロットルをアイドル回転位置にしておくことが望ましい。
【0084】
そして、前記作業機である草刈機にて草刈を行うのであるが、この時は前記安全スイッチ46aを必ず操作しオフにしないと、エンジン回転数がクラッチイン回転数以上の常用回転数にすることができないので、作業者は必ずこの安全スイッチ46aを操作する。
【0085】
なお、安全スイッチ46a等を含む安全装置39aは、作業者によって前記グリップに配置された安全スイッチ46aが操作されることによりオフ状態となってしまうため、この安全装置39aには点火コイル3の1次コイル3aが誘起する電流が流れず、点火制御回路24は正常に動作するのである。
【0086】
すなわち、まず、エンジンのクランクシャフトに同期して回転するロータ1が回転すると、点火コイル3の1次コイル3aには図5に示すような負の電圧▲5▼が誘起される。
【0087】
これにより、抵抗28およびパワートランジスタ26のベース・エミッタ間に電流が流れ、前記パワートランジスタ26がオンとなり、該パワートランジスタ26のコレクタ・エミッタ間に大電流が流れることになる。
【0088】
また、これと同時に抵抗29,30およびコンデンサ31の経路で電流が流れ、コンデンサ31が充電される。
【0089】
そして、抵抗29と抵抗30で決まる分圧レベルまでコンデンサ31が電荷を充電すると、今度は信号用トランジスタ27のベース・エミッタおよび抵抗30の経路で電荷が放電され前記信号用トランジスタ27がオンとなる。
【0090】
このため、前記抵抗28およびパワートランジスタ26のベース・エミッタ間に流れていた電流が信号用トランジスタ27のコレクタ・エミッタ間に流れてしまうため、前記パワートランジスタ26がオフ状態になる。
【0091】
そして、このパワートランジスタ26のオンからオフへの急激なスイッチング作用により、前記点火コイル3の1次コイル3aに急峻なサージ電圧が発生して、このサージ電圧が2次コイル3bで昇圧され高電圧となり点火プラグ7に供給される。
【0092】
なお、この時の点火タイミングは通常の点火タイミングで略上死点前30°であり、このような点火動作が継続されることで、前記作業機である草刈機は草刈作業が継続されることとなるのである。
【0093】
次に、作業者が何らかの理由によりエンジンをかけたまま前記草刈作業を中止し、その場を離れなければならなくなった場合に、作業者は前記グリップより手を離すこととなるが、この時、安全スイッチ46aがオフ状態からオン状態となり、以下に示すように前記安全装置39aが作動することとなる。
【0094】
すなわち、点火コイル3の1次コイル3aが図5に示す正の電圧▲4▼を誘起したときに、コンデンサ41a,ダイオード42aおよび安全スイッチ46aの経路で電流が流れ、前記コンデンサ41aに図示の極性で電荷が充電される。
【0095】
そして、前記コンデンサ41aが充電していた電荷が、抵抗45a,サイリスタ40aのゲート・カソードおよび抵抗44aの経路で放電され、サイリスタ40aがトリガされて導通する。
【0096】
ここで、前記サイリスタ40aの導通状態はコンデンサ41aと抵抗45aで決定される時定数によって、図5に示すような次の負の電圧▲5▼が発生したときも維持するように設定されている。
【0097】
このため、負の電圧▲5▼が発生すると安全スイッチ46a,サイリスタ40aのアノード・カソード,ダイオード43aの経路で電流が流れ短絡状態となってしまう。
【0098】
従って、前記点火制御回路24ではパワートランジスタ26のオン・オフ制御が不能となり、正常な動作をすることができなくなって点火コイル3の2次コイル3bには高電圧が発生せず、点火プラグ7にても点火動作を行わない失火状態となる。
【0099】
この結果、エンジン回転数がクラッチイン回転数以下の、設定されたアイドル回転数に落ちてしまうことになる。
【0100】
なお、この設定されたアイドル回転数に到達したときには、前記コンデンサ41aと抵抗45aの時定数によって制御されるサイリスタ40aの導通状態は、正の電圧▲4▼が発生したのみで、次に発生する負の電圧▲5▼では不導通状態となり、エンジンがアイドル回転数を維持できるようにしている。
【0101】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、発電コイルに直列接続されて、作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、該安全スイッチとともに前記発電コイルに直列接続されて、第1の負の電圧に続いて誘起される正の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサとを設けて、該コンデンサに並列接続されて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされる第2のスイッチング素子に、この放電の時定数内において、第2の負の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して発電コイルを短絡させるように構成したので、草刈機などの作業機の使用が故意または誤って中断されたとき、自動的にエンジンの点火時期を制御することにより、作業機の動作を常にアイドリング状態にコントロールすることができるものが得られる効果がある。
【0102】
請求項2の発明によれば、発電コイルに直列接続されて、作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、該安全スイッチとともに前記発電コイルに直列接続されて、第1の負の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサとを設けて、該コンデンサに並列接続されて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされる第3のスイッチング素子に、この放電の時定数内において、正の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して前記発電コイルを短絡させるように構成したので、草刈機などの作業機の使用が故意または誤って中断されたとき、自動的にエンジンの点火を失火制御することにより、作業機の動作を常にアイドリング状態にコントロールすることができるものが得られる効果がある。
【0103】
請求項3の発明によれば、作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、点火コイルの1次コイルが誘起する正の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサとを設けて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされる第6のスイッチング素子に、前記放電の時定数内において、負の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して前記点火コイルを短絡させるように構成したので、電流遮断式の点火制御により簡単かつ確実に作業機の安全制御を実施できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による作業機駆動装置を示す電気回路図である。
【図2】この発明の他の実施例による作業機駆動装置を示す電気回路図である。
【図3】図1における発電コイルの誘起電圧を示す電圧波形図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例による作業機駆動装置を示す電気回路図である。
【図5】図4における1次コイルの誘起電圧を示す電圧波形図である。
【符号の説明】
1 ロータ
2 磁極
3 点火コイル
4 点火制御回路
5 停止スイッチ
6 安全装置
7 点火プラグ
8 発電コイル
9 点火用充放電コンデンサ
10 サイリスタ(第1のスイッチング素子)
17 サイリスタ(第2のスイッチング素子)
18,41,41a コンデンサ
20 ダイオード
24,46,46a 安全スイッチ
26 パワートランジスタ(第4のスイッチング素子)
27 信号用トランジスタ(第5のスイッチング素子)
40 サイリスタ(第3のスイッチング素子)
40a サイリスタ(第6のスイッチング素子)

Claims (3)

  1. 作業機本体に設けられたエンジンのクランクシャフトに同期して回転する磁極を持ったロータと、該ロータに近接配置された発電コイルが誘起する第1の負の電圧にてトリガされ導通する第1のスイッチング素子と、前記発電コイルが前記第1の負の電圧に続いて誘起する正の電圧を充電する点火用充放電コンデンサと、前記発電コイルが前記正の電圧に続いて誘起した第2の負の電圧により再びトリガされ導通する前記第1のスイッチング素子を通じて、前記点火用充放電コンデンサの充電電荷の放電を受け高電圧を発生する点火コイルと、該点火コイルからの高電圧を受けて点火し、混合気を爆発燃焼させる点火プラグと、前記作業機本体に取り付けられて、前記発電コイルに直列接続された作業機停止スイッチとを備えた作業機駆動装置において、前記発電コイルに直列接続されて、前記作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、該安全スイッチとともに前記発電コイルに直列接続されて、前記第1の負の電圧に続いて誘起される前記正の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサと、該コンデンサに並列接続されて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされ、この放電の時定数内において、前記第2の負の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して前記発電コイルを短絡する第2のスイッチング素子とを設けたことを特徴とする作業機駆動装置。
  2. 作業機本体に設けられたエンジンのクランクシャフトに同期して回転する磁極を持ったロータと、該ロータに近接配置された発電コイルが誘起する第1の負の電圧にてトリガされ導通する第1のスイッチング素子と、前記発電コイルが前記第1の負の電圧に続いて誘起する正の電圧を充電する点火用充放電コンデンサと、前記発電コイルが前記正の電圧に続いて誘起した第2の負の電圧により再びトリガされ導通する前記第1のスイッチング素子を通じて、前記点火用充放電コンデンサの充電電荷の放電を受け高電圧を発生する点火コイルと、該点火コイルからの高電圧を受けて点火し、混合気を爆発燃焼させる点火プラグと、前記作業機本体に取り付けられて、前記発電コイルに直列接続された作業機停止スイッチとを備えた作業機駆動装置において、前記発電コイルに直列接続されて、前記作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、該安全スイッチとともに前記発電コイルに直列接続されて、前記第1の負の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサと、該コンデンサに並列接続されて、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされ、この放電の時定数内において、前記正の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して前記発電コイルを短絡する第3のスイッチング素子とを設けたことを特徴とする作業機駆動装置。
  3. 作業機本体に設けられたエンジンのクランクシャフトに同期して回転する磁極を持ったロータと、該ロータに近接配置された点火コイルの1次コイルが誘起する負の電圧にてオンとなる第4のスイッチング素子と、前記1次コイルが誘起する負の電圧を充電するコンデンサと、該コンデンサの充電電圧の設定レベルでオンする第5のスイッチング素子と、該第5のスイッチング素子のオンで前記第4のスイッチング素子がオフし、前記点火コイルの2次コイルに高電圧を発生させ、該2次コイルの高電圧を受けて点火と、混合気を爆発燃焼させる点火プラグと、前記作業機本体に取り付けられて、前記点火コイルの1次コイルに直列接続された作業機停止スイッチとを備えた作業機駆動装置において、前記作業機本体の使用中断を検出してオンとなる安全スイッチと、前記点火コイルの1次コイルが誘起する正の電圧を前記安全スイッチを通じて充電するコンデンサと、該コンデンサの放電電圧を受けてトリガされ、この放電の時定数内において、前記負の電圧の誘起時に、前記安全スイッチおよびダイオードを介して前記点火コイルの1次コイルを短絡する第6のスイッチング素子とを設けたことを特徴とする作業機駆動装置。
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