JP3605575B2

JP3605575B2 - wheelchair

Info

Publication number: JP3605575B2
Application number: JP2001117885A
Authority: JP
Inventors: 純廣道; 美保子西岡; 伸也姫野
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2001-04-17
Filing date: 2001-04-17
Publication date: 2004-12-22
Anticipated expiration: 2021-04-17
Also published as: JP2002306545A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座部を支持する座部フレームと、背凭れを支持する背凭れフレームと、車輪を支持する主フレームとを備え、座部フレームおよび背凭れフレームが一体になって主フレームに対してリクライニング可能な車椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
かかる車椅子は、特開平１１−１１３９６７号公報により公知である。この車椅子は座部フレームおよび背凭れフレームを主フレームに対して一体にリクライニングさせるべく、主フレームの前部と背凭れフレームの中間部とを前部リンクで連結するとともに、主フレームの後部と背凭れフレームの下部とを後部リンクで連結し、かつ主フレームと後部リンクとを左右一対の伸縮ロッドで連結したものである。従って、座部フレームおよび背凭れフレームを主フレームに対してリクライニングさせ、その状態で伸縮ロッドの長さを固定することにより、座部フレームおよび背凭れフレームを所望のリクライニング角にロックすることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のものは、伸縮ロッドの一端部が後部リンクに連結されているため、フレームに比べて強度の小さい後部リンクに大きな荷重が加わることになり、その後部リンクの耐久性が懸念される問題がある。しかも前部リンクおよび後部リンクが共に背凭れフレームに連結されているため、使用者の体重が直接作用する座部フレームが背凭れフレームに片持ち支持された状態になり、座部フレームの支持強度が不足する問題がある。
【０００４】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、座部フレームおよび背凭れフレームをリンクを介して主フレームにリクライニング可能に支持した車椅子の強度を増加させることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載された発明によれば、座部を支持する座部フレームと、背凭れを支持する背凭れフレームと、車輪を支持する主フレームとを備え、座部フレームおよび背凭れフレームが一体になって主フレームに対してリクライニング可能な車椅子において、座部フレームを前側に配置した前部リンクおよび後側に配置した後部リンクを介して主フレームに揺動自在に連結し、長さが調節可能な伸縮ロッドの両端を座部フレームおよび主フレームにそれぞれ連結し、リクライニング時に、座部フレームに枢支された前部リンクの上端は上方に移動し、座部フレームに枢支された後部リンクの上端は下方に移動することを特徴とする車椅子が提案される。
【０００６】
上記構成によれば、使用者の体重が直接作用する座部フレームが前部リンクおよび後部リンクを介して主フレームに支持されているため、使用者の体重を前部リンクおよび後部リンクを介して主フレームに効果的に伝達し、座部フレームの支持強度を高めることができる。しかも伸縮ロッドの両端が座部フレームおよび主フレームにそれぞれ連結されているため、伸縮ロッドからの反力をフレームで支持して該反力がリンクに伝達されるのを防止し、フレームに比べて強度の小さいリンクの耐久性を高めることができる。しかもリクライニング時に前部リンクの上端が上方に移動して後部リンクの上端が下方に移動するので、後部リンクの上端に近い使用者の腰の位置がリクライニング角の増加に伴って低くなり、使用者の不安感を軽減することができる。
【０００７】
また請求項２に記載された発明によれば、請求項１の構成に加えて、通常時に、前部リンクは主フレームから座部フレームに向けて後上方に延びるとともに、後部リンクは主フレームから座部フレームに向けて略上方に延びており、リクライニング時に、座部フレームに枢支された前部リンクの上端は前上方に移動するとともに、座部フレームに枢支された後部リンクの上端は前下方に移動することを特徴とする車椅子が提案される。
【０００８】
上記構成によれば、リクライニング時に前部リンクの上端が前上方に移動して後部リンクの上端が前下方に移動するので、座部フレームおよび背凭れフレーム全体をリクライニングさせながら前方に移動させることができ、リクライニング角の増加に伴って車椅子が後方に倒れ易くなるのを防止することができる。
【０００９】
また請求項３に記載された発明によれば、請求項１または請求項２の構成に加えて、単一の伸縮ロッドを、主フレームおよび座部フレームの幅方向中央に配置したことを特徴とする車椅子が提案される。
【００１０】
上記構成によれば、主フレームおよび座部フレームの幅方向中央に単一の伸縮ロッドを配置したので、伸縮ロッドの数を増加させることなく、主フレームおよび座部フレームに捩じり荷重が作用するのを防止することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。図１〜図５は本発明の一実施例を示すもので、図１は車椅子の通常状態の側面、図２は図１の２−２線矢視図、図３は図１の要部拡大図、図４は車椅子のリクライニング状態の側面図、図５は車椅子の折り畳み状態の側面図である。
【００１２】
図１〜図３に示すように、車椅子Ｃは主フレーム１１と、座部フレーム１２と、背凭れフレーム１３とを備える。主フレーム１１は、前後方向に延びる左右一対のサイドパイプ１４，１４と、両サイドパイプ１４，１４の中央前寄りの位置を左右方向に連結する前部クロスパイプ１５と、両サイドパイプ１４，１４の中央後寄りの位置を左右方向に連結する後部クロスパイプ１６とを備える。左右のサイドパイプ１４，１４の前端に設けた前輪支持部材１７，１７に、キャスタよりなる前輪１８，１８が首振り自在に支持される。また左右のサイドパイプ１４，１４の後端に設けた後輪支持部材１９，１９に、前輪１８，１８よりも大径の後輪２０，２０が支持される。
【００１３】
座部フレーム１２は、前後方向に延びて前部が下向きに屈曲した左右一対のサイドパイプ２１，２１と、両サイドパイプ２１，２１の中央前寄りの位置を左右方向に連結する前部クロスパイプ２２と、両サイドパイプ２１，２１の中央後寄りの位置を左右方向に連結する後部クロスパイプ２３とを備える。両サイドパイプ２１，２１、前部クロスパイプ２２および後部クロスパイプ２３の上面に、使用者の臀部を支持する座部２４が設けられる。下向きに屈曲したサイドパイプ２１，２１の前部に、使用者の足を支持する足乗せ２５，２５が設けられる。
【００１４】
主フレーム１１の左右のサイドパイプ１４，１４の前部に上向きに突設したブラケット２６，２６と、座部フレーム１２の左右のサイドパイプ２１，２１の中間部に下向きに突設したブラケット２７，２７とに、前部リンク２８，２８の下端および上端がそれぞれピン２９，２９；３０，３０を介して枢支される。また主フレーム１１の左右のサイドパイプ１４，１４の後部に下向きに突設したブラケット３１，３１と、座部フレーム１２の左右のサイドパイプ２１，２１の後部に下向きに突設したブラケット３２，３２とに、後部リンク３３，３３の下端および上端がそれぞれピン３４，３４；３５，３５を介して枢支される。座部フレーム１２および背凭れフレーム１３がリクライニングしていない通常時に、前部リンク２８，２８は前下方から後上方に斜めに延びており、後部リンク３３，３３は略鉛直方向に延びている。
【００１５】
主フレーム１１の後部クロスパイプ１６の左右方向中間部に固定した連結部材３７と、座部フレーム１２の前部クロスパイプ２２の左右方向中間部に固定した連結部材３６とに、伸縮ロッド３８の両端部がそれぞれピン３９，４０を介して連結される。伸縮ロッド３８はアウターパイプ４１の内部にインナーロッド４２を摺動自在に嵌合させたもので、アウターパイプ４１およびインナーロッド４２はロックピン４３により任意の位置で固定可能である。
【００１６】
背凭れフレーム１３は上下方向に延びて上部が後向きに屈曲してハンドル４４，４４を構成する左右一対のサイドパイプ４５，４５と、両サイドパイプ４５，４５の中央上寄りの位置を左右方向に連結するクロスパイプ４６とを備えており、これらサイドパイプ４５，４５およびクロスパイプ４６に使用者の背中を支持する背凭れ４７が設けられる。背凭れフレーム１３の左右のサイドパイプ４５，４５の下端に三角形の連結板４８，４８が各２本のボルト４９…で固定されており、それら連結板４８，４８はそれぞれ１本の支点ピン５０，５０で座部フレーム１２のサイドパイプ２１，２１の後部に枢支されるとともに、それぞれ１本の連結ピン５１，５１で前記サイドパイプ２１，２１の後部に固定される。
【００１７】
背凭れフレーム１３のクロスパイプ４６に固定したガイドパイプ５２に上下ステー５３が位置調節自在に支持されており、この上下ステー５３の上端に固定したガイドパイプ５４に前後ステー５５が位置調節自在に支持される。従って、前後ステー５５の前端に設けたヘッドレスト５６の位置を、使用者の頭部の位置に合わせて上下および前後に調節することができる。左右のひじ掛け５７，５７から下方に延びる各２本のロッド５８…が、座部フレーム１２の左右のサイドパイプ２１，２１に設けた各２個の支持部５９…に支持される。ひじ掛け５７，５７は、ロッド５８…を支持部５９…から抜き取ることで座部フレーム１２から分離可能である。左右のハンドル４４，４４に設けたブレーキレバー６０，６０と後輪２０，２０の車軸に設けたブレーキ装置６１，６１とがボーデンケーブル６２，６２で連結されており、ブレーキレバー６０，６０を操作してブレーキ装置６１，６１を作動させることで後輪２０，２０を制動することができる。
【００１８】
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【００１９】
図１および図３に示すように、通常状態において車椅子Ｃの座部フレーム１２および背凭れフレーム１３はそれぞれ略水平状態および略鉛直状態にある。このとき、使用者の体重の大部分が加わる座部フレーム１２は、前部リンク２８，２８および後部リンク３３，３３を介して直接主フレーム１１に支持されているため、座部フレーム１２の支持剛性を充分に確保することができる。特に、使用者の下方に位置して体重の大部分を支持する後部リンク３３，３３は略鉛直姿勢にあるため、その後部リンク３３，３３は大きな曲げモーメントを受けることなく、使用者の体重を効果的に主フレーム１１に伝達することができる。
【００２０】
この状態から主フレーム１１に対して座部フレーム１２および背凭れフレーム１３を一体でリクライニングさせるには、伸縮ロッド３８のロックピン４３を緩めた状態で、座部フレーム１２および背凭れフレーム１３を図１の状態から図４の状態に後向きに揺動させる。その結果、前部リンク２８，２８は起立して上端が前上方に移動し、後部リンク３３，３３は倒伏して上端が前下方に移動することにより、伸縮ロッド３８を伸長させながら座部フレーム１２および背凭れフレーム１３は側面視でＶ字状にリクライニングする。リクライニング角が所望の大きさになったところで、ロックピン４３を締め込んで伸縮ロッド３８を伸縮不能に固定すると、座部フレーム１２および背凭れフレーム１３は揺動不能にロックされる。尚、最大リクライニング角は、後部リンク３３，３３が主フレーム１１の後部クロスパイプ１６にａ点（図４参照）で当接することで規制される。
【００２１】
上述したリクライニング状態において、座部フレーム１２の後部を支持する後部リンク３３，３３の上端は前下方に移動するため、リクライニング角の増加に伴って使用者の腰の位置が低くなり、使用者の不安感を軽減することができる。またリクライニング状態において、座部フレーム１２を支持する前部リンク２８，２８および後部リンク３３，３３の上端は共に前方に移動するため、リクライニング角の増加に伴って使用者の重心位置が前方に移動し、車椅子Ｃが後方に倒れ易くなるのを防止することができる。
【００２２】
また伸縮ロッド３８の両端は主フレーム１１の後部クロスパイプ１６および座部フレーム１２の前部クロスパイプ２２に連結されており、前部リンク２８，２８あるいは後部リンク３３，３３に連結されていないため、伸縮ロッド３８からの反力を強度の高い主フレーム１１および座部フレーム１２で支持することができる。これにより、主フレーム１１および座部フレーム１２に比べて強度が低い前部リンク２８，２８あるいは後部リンク３３，３３に伸縮ロッド３８からの反力が作用するのを防止して耐久性を高めることができる。更に、伸縮ロッド３８は主フレーム１１および座部フレーム１２の幅方向中央部に１本だけ設けられているため、伸縮ロッド３８の数を増加させることなく、使用者の体重で主フレーム１１および座部フレーム１２に捩じり荷重が作用するのを防止することができる。
【００２３】
車椅子Ｃを折り畳むには、左右のひじ掛け５７，５７を座部フレーム１２から取り外して座部２４上に置いた後、左右の連結板４８，４８の連結ピン５１，５１（図３参照）を抜き取り、図５に示すように支点ピン５０，５０まわりに背凭れフレーム１３を前方に倒せば良い。このように車椅子Ｃを折り畳むことにより、その収納や運搬を容易にすることができる。
【００２４】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【００２５】
【発明の効果】
以上のように請求項１に記載された発明によれば、使用者の体重が直接作用する座部フレームが前部リンクおよび後部リンクを介して主フレームに支持されているため、使用者の体重を前部リンクおよび後部リンクを介して主フレームに効果的に伝達し、座部フレームの支持強度を高めることができる。しかも伸縮ロッドの両端が座部フレームおよび主フレームにそれぞれ連結されているため、伸縮ロッドからの反力をフレームで支持して該反力がリンクに伝達されるのを防止し、フレームに比べて強度の小さいリンクの耐久性を高めることができる。しかもリクライニング時に前部リンクの上端が上方に移動して後部リンクの上端が下方に移動するので、後部リンクの上端に近い使用者の腰の位置がリクライニング角の増加に伴って低くなり、使用者の不安感を軽減することができる。
【００２６】
また請求項２に記載された発明によれば、リクライニング時に前部リンクの上端が前上方に移動して後部リンクの上端が前下方に移動するので、座部フレームおよび背凭れフレーム全体をリクライニングさせながら前方に移動させることができ、リクライニング角の増加に伴って車椅子が後方に倒れ易くなるのを防止することができる。
【００２７】
また請求項３に記載された発明によれば、主フレームおよび座部フレームの幅方向中央に単一の伸縮ロッドを配置したので、伸縮ロッドの数を増加させることなく、主フレームおよび座部フレームに捩じり荷重が作用するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車椅子の通常状態の側面
【図２】図１の２−２線矢視図
【図３】図１の要部拡大図
【図４】車椅子のリクライニング状態の側面図
【図５】車椅子の折り畳み状態の側面図
【符号の説明】
１１主フレーム
１２座部フレーム
１３背凭れフレーム
１８前輪（車輪）
２０後輪（車輪）
２４座部
２８前部リンク
３３後部リンク
３８伸縮ロッド
４７背凭れ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention includes a seat frame that supports a seat, a backrest frame that supports a backrest, and a main frame that supports wheels, and the seat frame and the backrest frame are integrated with the main frame. And wheelchair that can be reclined.
[0002]
[Prior art]
Such a wheelchair is known from JP-A-11-113667. In this wheelchair, the front portion of the main frame and the intermediate portion of the backrest frame are connected by a front link so that the seat frame and the backrest frame can be reclined integrally with the main frame, and the rear portion of the main frame and the backrest can be reclined. The lower part of the backrest frame is connected by a rear link, and the main frame and the rear link are connected by a pair of right and left telescopic rods. Accordingly, the seat frame and the backrest frame can be locked at a desired reclining angle by reclining the seat frame and the backrest frame with respect to the main frame and fixing the length of the telescopic rod in that state. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned conventional one, since one end of the telescopic rod is connected to the rear link, a large load is applied to the rear link having lower strength than the frame, and there is a concern about the durability of the rear link. There's a problem. In addition, since the front link and the rear link are both connected to the backrest frame, the seat frame to which the weight of the user acts directly is supported by the backrest frame in a cantilever manner, and the support strength of the seat frame is increased. There is a problem of lack.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to increase the strength of a wheelchair in which a seat frame and a backrest frame are supported on a main frame via a link so as to be reclined.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the invention described in claim 1, a seat frame for supporting a seat, a backrest frame for supporting a backrest, and a main frame for supporting wheels are provided. In a wheelchair in which the seat frame and the backrest frame can be reclined integrally with the main frame, the seat frame swings on the main frame via the front link disposed on the front side and the rear link disposed on the rear side. The two ends of the telescopic rod, which can be freely connected and adjustable in length, are connected to the seat frame and the main frame, respectively . During reclining, the upper end of the front link pivotally supported by the seat frame moves upward, A wheelchair is proposed in which the upper end of the rear link pivotally supported by the part frame moves downward .
[0006]
According to the above configuration, since the seat frame on which the weight of the user acts directly is supported by the main frame via the front link and the rear link, the weight of the user can be reduced via the front link and the rear link. It can be effectively transmitted to the main frame, and the support strength of the seat frame can be increased. Moreover, since both ends of the telescopic rod are respectively connected to the seat frame and the main frame, the reaction force from the telescopic rod is supported by the frame to prevent the reaction force from being transmitted to the link. The durability of a link having a small strength can be increased. Moreover, since the upper end of the front link moves upward and the upper end of the rear link moves downward during reclining, the position of the user's waist near the upper end of the rear link decreases with an increase in the reclining angle. Feeling of anxiety can be reduced.
[0007]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect , at normal times, the front link extends rearward and upward from the main frame toward the seat frame, and the rear link extends from the main frame. It extends substantially upward toward the seat frame, and at the time of reclining, the upper end of the front link pivotally supported by the seat frame moves forward and upward, and the upper end of the rear link pivotally supported by the seat frame is A wheelchair characterized by moving forward and downward is proposed.
[0008]
According to the above configuration, at the time of reclining, the upper end of the front link moves forward and upward, and the upper end of the rear link moves forward and downward, so that the entire seat frame and backrest frame can be moved forward while reclining. Thus, it is possible to prevent the wheelchair from easily falling backward with an increase in the reclining angle.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first or second aspect , a single telescopic rod is disposed at the center in the width direction of the main frame and the seat frame. A wheelchair is suggested.
[0010]
According to the above configuration, since a single telescopic rod is disposed at the center in the width direction of the main frame and the seat frame, a torsional load acts on the main frame and the seat frame without increasing the number of telescopic rods. Can be prevented.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings. 1 to 5 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a side view of a wheelchair in a normal state, FIG. 2 is a view taken in the direction of arrows 2-2 in FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a side view of the wheelchair in a reclining state, and FIG. 5 is a side view of the wheelchair in a folded state.
[0012]
As shown in FIGS. 1 to 3, the wheelchair C includes a main frame 11, a seat frame 12, and a backrest frame 13. The main frame 11 includes a pair of left and right side pipes 14, 14 extending in the front-rear direction, a front cross pipe 15 connecting the positions of the two side pipes 14, 14 near the center to the front, and both side pipes 14, 14. And a rear cross pipe 16 for connecting a position near the center rearward in the left-right direction. Front wheels 18, 18 made of casters are swingably supported by front wheel support members 17, 17 provided at the front ends of the left and right side pipes 14, 14, respectively. Further, rear wheels 20, 20 having a diameter larger than the front wheels 18, 18 are supported by rear wheel support members 19, 19 provided at the rear ends of the left and right side pipes 14, 14, respectively.
[0013]
The seat frame 12 includes a pair of left and right side pipes 21 and 21 extending in the front-rear direction and having a front part bent downward, and a front cross pipe connecting left and right positions of the side pipes 21 and 21 near the center of the front. 22 and a rear cross pipe 23 that connects the positions of the side pipes 21 and 21 near the center rearward in the left-right direction. A seat 24 that supports the buttocks of the user is provided on the upper surfaces of the side pipes 21 and 21, the front cross pipe 22, and the rear cross pipe 23. At the front of the side pipes 21 and 21 bent downward, footrests 25 and 25 for supporting the user's feet are provided.
[0014]
Brackets 26, 26 projecting upward from front portions of the left and right side pipes 14, 14 of the main frame 11, and brackets 27 projecting downward from an intermediate portion of the left and right side pipes 21, 21 of the seat frame 12, 27, the lower and upper ends of the front links 28, 28 are pivotally supported via pins 29, 29; 30, 30, respectively. Brackets 31, 31 projecting downward at the rear of the left and right side pipes 14, 14 of the main frame 11, and brackets 32, 32 projecting downward at the rear of the left and right side pipes 21, 21 of the seat frame 12. At the same time, the lower and upper ends of the rear links 33, 33 are pivotally supported via pins 34, 34; At the normal time when the seat frame 12 and the backrest frame 13 are not reclined, the front links 28, 28 extend obliquely from the lower front to the upper rear, and the rear links 33, 33 extend substantially vertically.
[0015]
A connecting member 37 fixed to the middle part in the left-right direction of the rear cross pipe 16 of the main frame 11 and a connecting member 36 fixed to a middle part in the left-right direction of the front cross pipe 22 of the seat frame 12 have both ends of the telescopic rod 38. The parts are connected via pins 39 and 40, respectively. The telescopic rod 38 has an inner rod 42 slidably fitted inside the outer pipe 41, and the outer pipe 41 and the inner rod 42 can be fixed at an arbitrary position by a lock pin 43.
[0016]
The backrest frame 13 extends vertically and the upper portion is bent rearward to form a pair of left and right side pipes 45, 45 constituting the handles 44, 44, and the positions of the side pipes 45, 45 near the center upward in the left and right direction. A cross pipe 46 is provided for connection, and the side pipes 45, 45 and the cross pipe 46 are provided with a backrest 47 for supporting a user's back. Triangular connecting plates 48, 48 are fixed to the lower ends of the left and right side pipes 45, 45 of the backrest frame 13 with two bolts 49, respectively, and the connecting plates 48, 48 are each provided with one fulcrum pin 50. , 50 are pivotally supported by the rear portions of the side pipes 21, 21 of the seat frame 12, and are fixed to the rear portions of the side pipes 21, 21 by one connecting pin 51, 51.
[0017]
An upper and lower stay 53 is supported by a guide pipe 52 fixed to the cross pipe 46 of the backrest frame 13 so as to be adjustable in position. A front and rear stay 55 is supported by a guide pipe 54 fixed to the upper end of the upper and lower stay 53 so as to be adjustable in position. Is done. Therefore, the position of the headrest 56 provided at the front end of the front and rear stay 55 can be adjusted up and down and back and forth according to the position of the user's head. Two rods 58 extending downward from the left and right armrests 57 are supported by two support parts 59 provided on the left and right side pipes 21 of the seat frame 12. The armrests 57 can be separated from the seat frame 12 by extracting the rods 58 from the support portions 59. Brake levers 60, 60 provided on the left and right handles 44, 44 and brake devices 61, 61 provided on the axles of the rear wheels 20, 20 are connected by Bowden cables 62, 62, and the brake levers 60, 60 are operated. By operating the brake devices 61, 61, the rear wheels 20, 20 can be braked.
[0018]
Next, the operation of the embodiment of the present invention having the above configuration will be described.
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 3, in the normal state, the seat frame 12 and the backrest frame 13 of the wheelchair C are in a substantially horizontal state and a substantially vertical state, respectively. At this time, since the seat frame 12 to which most of the weight of the user is added is directly supported by the main frame 11 via the front links 28, 28 and the rear links 33, 33, the support of the seat frame 12 is provided. Rigidity can be sufficiently ensured. In particular, since the rear links 33, 33 located below the user and supporting most of the weight are in a substantially vertical posture, the rear links 33, 33 do not receive a large bending moment and can reduce the weight of the user. It can be transmitted to the main frame 11 effectively.
[0020]
In order to integrally recline the seat frame 12 and the backrest frame 13 with respect to the main frame 11 from this state, the seat frame 12 and the backrest frame 13 are shown with the lock pin 43 of the telescopic rod 38 loosened. It is swung backward from the state of 1 to the state of FIG. As a result, the front links 28, 28 rise and the upper ends move forward and upward, and the rear links 33, 33 fall down and move the upper ends forward and downward. 12 and the backrest frame 13 recline in a V-shape in a side view. When the reclining angle has reached a desired size, when the lock pin 43 is tightened to fix the telescopic rod 38 so that it cannot expand or contract, the seat frame 12 and the backrest frame 13 are locked so as not to swing. The maximum reclining angle is regulated by the rear links 33, 33 contacting the rear cross pipe 16 of the main frame 11 at point a (see FIG. 4).
[0021]
In the reclining state described above, the upper ends of the rear links 33, 33 supporting the rear part of the seat frame 12 move forward and downward, so that the position of the user's waist decreases with an increase in the reclining angle, and the user's waist position decreases. Anxiety can be reduced. In the reclining state, the upper ends of the front links 28, 28 and the rear links 33, 33 supporting the seat frame 12 move forward, so that the center of gravity of the user moves forward with an increase in the reclining angle. However, it is possible to prevent the wheelchair C from easily falling backward.
[0022]
Further, both ends of the telescopic rod 38 are connected to the rear cross pipe 16 of the main frame 11 and the front cross pipe 22 of the seat frame 12, and are not connected to the front links 28, 28 or the rear links 33, 33. The reaction force from the telescopic rod 38 can be supported by the main frame 11 and the seat frame 12 having high strength. This prevents the reaction force from the telescopic rod 38 from acting on the front links 28, 28 or the rear links 33, 33, which are lower in strength than the main frame 11 and the seat frame 12, thereby increasing the durability. Can be. Furthermore, since only one telescoping rod 38 is provided at the center in the width direction of the main frame 11 and the seat frame 12, the main frame 11 and the seat frame can be weighed without increasing the number of telescoping rods 38. It is possible to prevent a torsional load from acting on the partial frame 12.
[0023]
To fold the wheelchair C, the left and right armrests 57, 57 are removed from the seat frame 12 and placed on the seat 24, and then the connection pins 51, 51 (see FIG. 3) of the left and right connection plates 48, 48 are extracted. As shown in FIG. 5, the backrest frame 13 may be tilted forward around the fulcrum pins 50, 50. By folding the wheelchair C in this way, its storage and transportation can be facilitated.
[0024]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail, various design changes can be made in the present invention without departing from the gist thereof.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since the seat frame on which the weight of the user directly acts is supported by the main frame via the front link and the rear link, the weight of the user is reduced. Can be effectively transmitted to the main frame via the front link and the rear link, and the support strength of the seat frame can be increased. Moreover, since both ends of the telescopic rod are respectively connected to the seat frame and the main frame, the reaction force from the telescopic rod is supported by the frame to prevent the reaction force from being transmitted to the link. The durability of a link having a small strength can be increased. Moreover, since the upper end of the front link moves upward and the upper end of the rear link moves downward during reclining, the position of the user's waist near the upper end of the rear link decreases with an increase in the reclining angle. Feeling of anxiety can be reduced.
[0026]
According to the invention described in claim 2 , the upper end of the front link moves forward and upward and the upper end of the rear link moves forward and downward during reclining, so that the entire seat frame and backrest frame are reclined. It is possible to prevent the wheelchair from easily falling backward with an increase in the reclining angle.
[0027]
According to the third aspect of the present invention, since the single telescopic rod is disposed at the center in the width direction of the main frame and the seat frame, the main frame and the seat frame can be provided without increasing the number of the telescopic rods. Can be prevented from acting on the torsional load.
[Brief description of the drawings]
1 is a side view of a wheelchair in a normal state. FIG. 2 is a view taken in the direction of arrows 2-2 in FIG. 1. FIG. 3 is an enlarged view of a main part of FIG. 1. FIG. Side view of the wheelchair folded
11 Main frame 12 Seat frame 13 Backrest frame 18 Front wheel (wheel)
20 rear wheel (wheel)
24 seat 28 front link 33 rear link 38 telescopic rod 47 backrest

Claims

座部（２４）を支持する座部フレーム（１２）と、背凭れ（４７）を支持する背凭れフレーム（１３）と、車輪（１８，２０）を支持する主フレーム（１１）とを備え、座部フレーム（１２）および背凭れフレーム（１３）が一体になって主フレーム（１１）に対してリクライニング可能な車椅子において、
座部フレーム（１２）を前側に配置した前部リンク（２８）および後側に配置した後部リンク（３３）を介して主フレーム（１１）に揺動自在に連結し、長さが調節可能な伸縮ロッド（３８）の両端を座部フレーム（１２）および主フレーム（１１）にそれぞれ連結し、リクライニング時に、座部フレーム（１２）に枢支された前部リンク（２８）の上端は上方に移動し、座部フレーム（１２）に枢支された後部リンク（３３）の上端は下方に移動することを特徴とする車椅子。 A seat frame (12) for supporting the seat (24), a backrest frame (13) for supporting the backrest (47), and a main frame (11) for supporting the wheels (18, 20); In a wheelchair in which the seat frame (12) and the backrest frame (13) can be reclined with respect to the main frame (11) integrally,
The seat frame (12) is swingably connected to the main frame (11) via a front link (28) arranged on the front side and a rear link (33) arranged on the rear side, and the length is adjustable. Both ends of the telescopic rod (38) are connected to the seat frame (12) and the main frame (11), respectively . During reclining, the upper end of the front link (28) pivotally supported by the seat frame (12) faces upward. A wheelchair, characterized in that the upper end of the rear link (33) that moves and is pivotally supported by the seat frame (12) moves downward .

通常時に、前部リンク（２８）は主フレーム（１１）から座部フレーム（１２）に向けて後上方に延びるとともに、後部リンク（３３）は主フレーム（１１）から座部フレーム（１２）に向けて略上方に延びており、リクライニング時に、座部フレーム（１２）に枢支された前部リンク（２８）の上端は前上方に移動するとともに、座部フレーム（１２）に枢支された後部リンク（３３）の上端は前下方に移動することを特徴とする、請求項１に記載の車椅子。Normally, the front link (28) extends rearward and upward from the main frame (11) toward the seat frame (12), and the rear link (33) moves from the main frame (11) to the seat frame (12). The upper end of the front link (28) pivotally supported by the seat frame (12) moves upward and forward and is pivotally supported by the seat frame (12) during reclining. the upper end of the rear link (33) is characterized by moving forward and downward, wheelchair according to claim 1.

単一の伸縮ロッド（３８）を、主フレーム（１１）および座部フレーム（１２）の幅方向中央に配置したことを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の車椅子。Wheelchair according to claim 1 or 2 , characterized in that a single telescopic rod (38) is arranged in the center in the width direction of the main frame (11) and the seat frame (12).