JP3604081B2

JP3604081B2 - Food garnish structure

Info

Publication number: JP3604081B2
Application number: JP2000399073A
Authority: JP
Inventors: 利雄亀田; 修功大塚
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2000-12-27
Filing date: 2000-12-27
Publication date: 2004-12-22
Anticipated expiration: 2020-12-27
Also published as: JP2002193051A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はフードガーニッシュ構造の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、実開昭６３−５７１７９号公報「自動車のリッドガーニッシュの水抜き構造」の第１図に、リッドガーニッシュ３（符号は公報記載のものを使用。以下同じ）が示されていおり、このリッドガーニッシュ３はボンネット（リッド）１の後縁に取付けたものである。すなわち、金属板をプレス成形してなるボンネット（リッド）１に、フロントガラス２への連続性を求めるのは酷であるから、樹脂成形で自由に形状を決定したリッドガーニッシュ３を、ボンネット（リッド）１の後縁に後付けする構造が広く採用されている。
【０００３】
ところで、リッドガーニッシュ３は、炎天下では大きく熱膨張し、フェンダガーニッシュ４，４などに接触することがある。これを避けるために膨張代を大きく見込むと寒冷時にフェンダガーニッシュ４，４との間に大きな隙間が発生し、好ましくない。
【０００４】
また、例えば特開平５−９６９３５号公報「カウルルーパ構造」の図１に左右に分割したカウルルーパ１２が示されている。しかし、車幅方向の中間部に形成した貫通孔２４（公報段落番号［００１８］第４行参照）にピン３６を挿入することで、カウルルーバライト１４を長孔２６に沿って伸縮させ、このカウルルーバライト１４に設けた長孔４６にピン４８を挿入することで、カウルルーバレフト１６を長孔２８に沿って伸縮させる構造を採用している。長孔４６は車体前後方向に延びているために車幅方向には単なる丸孔として作用する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、特開平５−９６９３５号公報のカウルルーバ構造では、便宜上左右２分割した構造を用いているが、熱伸縮は、車幅方向中央を起点として左右にスライドさせることには変わりない。
そのために、実開昭６３−５７１７９号公報と同様の課題が発生する。
【０００６】
そこで、本発明の目的は熱伸縮を巧みに吸収することで、フェンダガーニッシュなどの付属品に干渉させる虞れのないフードガーニッシュ構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１では、車両の前部に開閉体としてのフードを設け、このフードの後縁に、左右のフロントピラーに連続するよう左右に延ばして取付けたフードガーニッシュにおいて、このフードガーニッシュは、中央で二分割した帯板状の左・右ガーニッシュ本体からなり、これらの左・右ガーニッシュ本体は、それぞれの外側端部に設けた固定端に、フードに締付け固定するための固定用フランジを備え、固定端を除く部位に、フードに対してほぼ車幅方向に移動可能とした係止部材を取付け、それぞれの中央側端部に設けた自由端同士を重ねることで、これら左・右ガーニッシュ本体を車幅中央へ熱伸縮させるようにしたことを特徴とする。
【０００８】
フードガーニッシュは両端を固定し、中央を分割したので、フードの左右端からフードガーニッシュが突出する虞れが無くなり、フードが開かなくなるという不都合を解消できる。
【０００９】
請求項２では、左・右ガーニッシュ本体の一方に設けた自由端は、段部であり、左・右ガーニッシュ本体の他方に設けた自由端は、段部に載せた先細りテーパ部であることを特徴とする。
【００１０】
段部に先細りテーパ部を載せているだけなので、お互いに自由に移動可能となり、左・右ガーニッシュ本体の熱伸縮をこの部分で吸収する。また、左・右ガーニッシュ本体の他方に設けた自由端を先細りテーパ部にすることで、段部の高さを小さくでき、段部の高さが小さければ、外観性が向上する。
【００１１】
請求項３は、左・右ガーニッシュ本体に、断面がほぼ波状を呈するように多数のディンプルを成形時に一体形成したことを特徴とする。
【００１２】
平板に対して波板は曲げ剛性が格段に高まる。左・右ガーニッシュ本体にディンプルを多数一体形成し、断面がほぼ波状を呈するようにすることにより、曲げ剛性及び撓み剛性を高める。仮に左・右ガーニッシュ本体の剛性が低ければそれの組付けの際に撓んで組付け作業が面倒になるが、本発明によれば剛性が高いので左・右ガーニッシュ本体を容易に組付けることができ、組付け作業性が高まる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図中、「Ｆ」は車両前方、「Ｒ」は同後方を示す略号である。
図１は本発明に係るフードガーニッシュを備えた車両の前部の平面図であり、車両１０のフード１１の後縁に、中央で分割した左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒ（Ｌは運転者からみて左、Ｒは同右を示す。以下同じ）からなるフードガーニッシュ１３を取付け、左右のフロントピラー１４Ｌ，１４Ｒに意匠的に連続させると共に、フロントガラスと称するウインドシールド１５に意匠的に連続させた構成例を示す。
【００１４】
図２は図１の２−２線断面図であり、左ガーニッシュ本体１２Ｌは、下面にＬ字断面の鈎部１６と、シール材１７と、取付機構としてのクリップ機構４０（詳細は後述）と、シール材１８とを備え、鈎部１６でフード１１の後端に掛けたのち、クリップ機構４０でフード１１にクリップ結合することにより、フード１１の後縁に取付けるものである。シール材１７，１８のシール効果により、左ガーニッシュ本体１２Ｌの下方へ雨水が侵入することを防止する。図１の右ガーニッシュ本体１２Ｒも同断面を呈する。
なお、１９，２１は補強リブである。
【００１５】
図３は図１の３−３線断面図であり、右ガーニッシュ本体１２Ｒの自由端は段部２２とし、左ガーニッシュ本体１２Ｌの自由端は先細りテーパ部２３とし、段部２２にテーパ部２３を載せる構造を採用した。段部２２にテーパ部２３を載せているだけなので、お互いに自由に図面左右へ移動可能となり、左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒの熱伸縮をこの部分で吸収する。
【００１６】
なお、左ガーニッシュ本体１２Ｌの自由端は先細りテーパ部２３にすることで、段部２２の高さｈを小さくした。段部２２の高さｈが小さければ、隙間２４が目立たなくなり、外観性が向上する。
【００１７】
図４は本発明に係る左ガーニッシュ本体の平面図（シール材は省略）であり、左ガーニッシュ本体１２Ｌは、緩く湾曲した帯板であり、下面に複数個の鈎部１６・・・（・・・は複数個を示す。以下同じ）およびリブ１９・・・を備えるとともに、固定端２５Ｌに固定用フランジ２６、その他の部位に前開口フランジ部２７，２７と、後開口フランジ部２８，２８と、横開口フランジ部２９とを備える。
【００１８】
図５は図４の５−５線断面図兼固定構造の断面図、図６は本発明の固定構造の分解斜視図である。
便宜上図６を先に説明すると、本発明の固定構造３０は、左ガーニッシュ本体１２Ｌの下面から一体的に下げた壁部３１と、この壁部３１の下端に横に渡した固定用フランジ２６と、この固定用フランジ２６に形成した鍵穴状Ｕ孔３２と、このＵ孔３２に横から差し入れる固定用ボルト３３と、フード１１に開けた丸孔３４と、袋ナット３５とからなる。
【００１９】
図５は組付け後の断面を示し、固定用ボルト３３に袋ナット３５を捩じ込むことにより、固定用フランジ２６をフード１１に固定できたことを示す。なお、３６は組付け前に固定用フランジ２６から固定用ボルト３３が脱落することを防止するボルト抑え片である。図４に戻って、固定用フランジ２６で固定したことにより、左ガーニッシュ本体１２Ｌは固定用フランジ２６を起点として自由端３７Ｌ側へ伸縮する。
【００２０】
図７は図４の７−７線断面図兼クリップ構造の断面図、図８は本発明のクリップ構造の分解斜視図である。
便宜上図８を先に説明すると、本発明のクリップ機構４０は、左ガーニッシュ本体１２Ｌの下面から一体的に下げた壁部４１，４１と、これらの壁部４１，４１の下端に横に渡した後開口フランジ部２８と、この後開口フランジ部２８に形成したヘアピン孔４２と、このヘアピン孔４２に横から差し入れる係止部材としてのクリップピン４３と、フード１１に開けた車幅方向へ延びる長孔４４と、この長孔４４に嵌合する横長のグロメット４５とからなる。詳細にはクリップピン４３は先端に球状のクリップ先４６、基部に上・下鍔４７，４８を備える。上・下鍔４７，４８のギャップは後開口フランジ部２８の厚さに対応する。また、横長のグロメット４５は長円状のスロット孔４９を備える。
【００２１】
図７は組付け後のクリップ構造の断面を示し、グロメット４５は図面表裏方向に延びているため、クリップピン４３は図面表裏方向へは移動可能である。そして、スロット孔４９にクリップ先４６が嵌合しているため、クリップピン４３はグロメット４５からは抜けず、この結果、左ガーニッシュ本体１２Ｌはフード１１から浮き上がる心配はない。そして、左ガーニッシュ本体１２Ｌは図面表裏方向へは伸縮自在である。従って、図４に戻って、左ガーニッシュ本体１２Ｌは固定用フランジ２６を起点として自由端３７側へ伸縮する。
【００２２】
なお、図４において後開口フランジ部２８，２８は後方に開口したヘアピン孔４２，４２を有し、前開口フランジ部２７，２７は前方に開口したヘアピン孔４２，４２を有し、横開口フランジ部２９は横向きに開口したヘアピン孔４２を有する。すなわち、車両前方へ開口する前開口フランジ部２７と車両後方へ開口する後開口フランジ部２８とを交互に設けたことを特徴とする。これらの作用は後述する。前開口フランジ部２７及び横開口フランジ部２９の構造は、図７，８で説明したクリップ機構４０と同一であるから、説明を省略する。
【００２３】
ただし、横開口フランジ部２９だけは、ヘアピン孔４２の長径方向と熱伸縮方向を略合せるために、横開口にした。これは、横開口フランジ部２９が自由端３７の近傍にあって、逃すべき伸縮量が大きいのでグロメットのスロット孔４９（図８参照）にヘアピン孔４２を加えて、膨張代を増加させるようにした。
【００２４】
図９は本発明に係る右ガーニッシュ本体の平面図（シール材は省略）であり、右ガーニッシュ本体１２Ｒも、緩く湾曲した帯板であり、下面に複数個の鈎部１６・・・およびリブ１９・・・を備えるとともに、固定端２５Ｒに固定用フランジ２６、その他の部位に前開口フランジ部２７，２７と、後開口フランジ部２８，２８、と横開口フランジ部２９とを備える。
固定用フランジ２６及びフランジ部２７，２７，２８，２８，２９の詳細は図５〜図８で説明済であるから、ここでは説明を省略する。
【００２５】
図１０は本発明に係る左・右ガーニッシュ本体の取付要領図であり、先ず、グロメット４５をフード１１に嵌合しておき、次に左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒの鈎部１６をフード１１のエッジに掛け、矢印のごとく下げつつ、クリップピン４３をグロメット４５に嵌合すればよい。これで、図２の状態になる。
【００２６】
図１１（ａ），（ｂ）は本発明のフードガーニッシュの作用図である。なお、固定用フランジ２６・・・は、正しくは破線で示すべきであるが、強調するために実線で示した。
（ａ）にて、左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒを固定用フランジ２６，２６で固定する。このときの中央の隙間２４の幅をＷ１とする。
（ｂ）にて、温度上昇に伴なってフードガーニッシュ１３が全体的に熱膨張すれば、左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒは矢印のごとく中央に向って伸び、中央の隙間２４が小さな幅Ｗ２になる。
仮に、フードガーニッシュ１３が１本ものであれば中央を起点にして左右に伸びて、場合によっては車体若しくは付属部品に干渉することで、フードが開かなくなる。この点、本発明では左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒは中央に伸縮するので、フードの開閉は円滑に行うことができる。
【００２７】
図１２は本発明に係る前開口フランジ部と後開口フランジ部との作用図である。なお、フランジ部２７，２７，２８，２８は、正しくは破線で示すべきであるが、強調するために実線で示した。
例えばワックス掛けの際に矢印（１）のごとく左ガーニッシュ本体１２Ｌを押したとすれば、後開口フランジ部２８，２８が後方へのずれを抑制し、また、矢印（２）のごとく左ガーニッシュ本体１２Ｌを引いたとすれば、前開口フランジ部２７，が前方へのずれを抑制する。この結果、ワックスや雑巾を掛けることで、フードガーニッシュが外れることはなく、走行中にフードガーニッシュが風圧でずれるなどの不都合の発生を回避することもできる。右ガーニッシュ本体１２Ｒも同様である（図９参照）。
【００２８】
図１３は本発明のフードガーニッシュに施したディンプルを示す図であり、図４や図９では図面が複雑になるので省略したが、図１３に示す通りに左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒに複数のディンプル５１・・・を設けることは剛性向上の観点から望ましいことである。
【００２９】
図１４は図１３の１４−１４線断面図であり、ディンプル５１・・・を設けることにより、左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒをほぼ波状を呈する断面にしたことを示す。平板に対して波板は曲げ剛性が格段に高まる。左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒにディンプル５１・・・を多数一体形成し、断面がほぼ波状を呈するようにすることにより、曲げ剛性及び撓み剛性を高める。左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒの剛性が低いと、それの組付けの際に撓んで組付け作業が面倒になるが、本発明によれば剛性が高いので左・右ガーニッシュ本体１２Ｌ，１２Ｒを容易に組付けることができ、組付け作業性が高まる。
【００３０】
尚、ディンプル５１の形状、ピッチ、個数は任意であり、外観性と剛性向上との双方を考慮して決めればよい。
【００３１】
また、請求項１に記載した「取付機構」は実施例のクリップ機構と同等の作用をなす機構であれば種類は問わない。
【００３２】
同様に請求項１に記載した「左右端をフードに固定」する部材は実施例のボルトの他、ピン、ホック、鈎、面ファスナーなどの固定部材であればよく、格別にボルトに限定するものではない。
【００３３】
同様に請求項２に記載した「スロット孔に噛みあう係止部材」は実施例のクリップピンの他、Ｔ字バー、玉付きバーなどの係止部材であればよく、格別にクリップピンに限定するものではない。
【００３４】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１では、フードガーニッシュは、中央で二分割した帯板状の左・右ガーニッシュ本体からなり、これらの左・右ガーニッシュ本体は、それぞれの外側端部に設けた固定端に、フードに締付け固定するための固定用フランジを備え、固定端を除く部位に、フードに対してほぼ車幅方向に移動可能とした係止部材を取付け、それぞれの中央側端部に設けた自由端同士を重ねることで、これら左・右ガーニッシュ本体を車幅中央へ熱伸縮させるようにしたので、フードの左右端からフードガーニッシュが突出する虞れが無くなり、フードが開かなくなるという不都合を解消できる。
【００３５】
請求項２では、左・右ガーニッシュ本体の一方に設けた前記自由端は、段部であり、左・右ガーニッシュ本体の他方に設けた自由端は、段部に載せた先細りテーパ部なので、段部に先細りテーパ部を載せているだけであるから、お互いに自由に移動可能となり、左・右ガーニッシュ本体の熱伸縮をこの部分で吸収する。また、左・右ガーニッシュ本体の他方に設けた自由端を先細りテーパ部にすることで、段部の高さを小さくでき、段部の高さが小さければ、外観性が向上する。
【００３６】
請求項３は、左・右ガーニッシュ本体にディンプルを多数一体形成し、断面がほぼ波状を呈するようにすることにより、曲げ剛性及び撓み剛性を高める。仮に左・右ガーニッシュ本体の剛性が低ければそれの組付けの際に撓んで組付け作業が面倒になるが、本発明によれば剛性が高いので左・右ガーニッシュ本体を容易に組付けることができ、組付け作業性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るフードガーニッシュを備えた車両の前部の平面図
【図２】図１の２−２線断面図
【図３】図１の３−３線断面図
【図４】本発明に係る左ガーニッシュ本体の平面図（シール材は省略）
【図５】図４の５−５線断面図兼固定構造の断面図
【図６】本発明の固定構造の分解斜視図
【図７】図４の７−７線断面図兼クリップ構造の断面図
【図８】本発明のクリップ構造の分解斜視図
【図９】本発明に係る右ガーニッシュ本体の平面図（シール材は省略）
【図１０】本発明に係る左・右ガーニッシュ本体の取付要領図
【図１１】本発明のフードガーニッシュの作用図
【図１２】本発明に係る前開口フランジ部と後開口フランジ部との作用図
【図１３】本発明のフードガーニッシュに施したディンプルを示す図
【図１４】図１３の１４−１４線断面図
【符号の説明】
１０…車両、１１…フード、１２Ｌ…左ガーニッシュ本体、１２Ｒ…右ガーニッシュ本体、１３…フードガーニッシュ、１４Ｌ，１４Ｒ…フロントピラー、２２…段部、２５Ｌ，２５Ｒ…固定端、２６…固定用フランジ、２７…前開口フランジ部、２８…後開口フランジ部、２９…横開口フランジ部、３０…固定構造、３３…固定用ボルト、３７Ｌ，３７Ｒ…自由端、４０…取付機構（クリップ機構）、４１…壁部、４２…ヘアピン孔、４３…係止部材（クリップピン）、４４…長孔、４５…グロメット、４６…クリップ先、４７，４８…鍔、４９…スロット孔、５１…ディンプル。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an improved food garnish structure.
[0002]
[Prior art]
For example, in FIG. 1 of Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. 63-57179, "Liquid drainage structure of automobile lid garnish", a lid garnish 3 (the reference numeral used in the publication is used. The same applies hereinafter) is shown. The garnish 3 is attached to the rear edge of the hood (lid) 1. That is, since it is difficult to obtain continuity to the windshield 2 from a bonnet (lid) 1 formed by pressing a metal plate, the lid garnish 3 whose shape is freely determined by resin molding is attached to the bonnet (lid). 1) A structure that is retrofitted to the trailing edge is widely used.
[0003]
By the way, the lid garnish 3 undergoes a large thermal expansion under the scorching sun, and may come into contact with the fender garnish 4, 4 or the like. In order to avoid this, if a large allowance for expansion is expected, a large gap is generated between the fender garnishes 4 and 4 in cold weather, which is not preferable.
[0004]
FIG. 1 of Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-96935, entitled "Cowl Looper Structure", shows a cowl looper 12 divided into left and right parts. However, by inserting the pin 36 into the through-hole 24 (see paragraph 4 of the official gazette, paragraph [ 0018 ]) formed in the middle part in the vehicle width direction, the cowl louver light 14 is expanded and contracted along the long hole 26, by inserting the pin 48 into the elongated hole 46 provided in the cowl louver lights 14 employs a structure for expansion and contraction along the cowl louver left 16 long hole 28. Since the long hole 46 extends in the front-rear direction of the vehicle body, it acts as a simple round hole in the vehicle width direction.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
That is, in the cowl louver structure disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-96935, a structure in which the right and left parts are divided for convenience is used, but the thermal expansion and contraction is the same as sliding right and left starting from the center in the vehicle width direction.
Therefore, the same problem as in Japanese Utility Model Laid-Open No. 63-57179 occurs.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide a hood garnish structure that does not have a possibility of causing interference with accessories such as a fender garnish by skillfully absorbing thermal expansion and contraction.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to claim 1, a hood as an opening / closing body is provided at a front portion of a vehicle , and a hood garnish attached to a rear edge of the hood so as to extend left and right so as to be continuous with left and right front pillars . The hood garnish is composed of a strip-shaped left and right garnish main body divided into two in the center, and these left and right garnish main bodies are fixed to the outer ends of the respective left and right garnish bodies for fastening and fixing to the hood. By providing a fixing flange and attaching a locking member that is movable in the vehicle width direction with respect to the hood at a portion other than the fixed end, the free ends provided at the respective center side ends are overlapped with each other, so that and it said that there was Unishi due to thermal expansion and contraction of the left and right garnish main body to the vehicle width center.
[0008]
Since the hood garnish is fixed at both ends and divided at the center, there is no possibility that the hood garnish protrudes from the left and right ends of the hood, and the inconvenience that the hood does not open can be solved.
[0009]
In claim 2, the free end provided on one of the left and right garnish main bodies is a step, and the free end provided on the other of the left and right garnish main body is a tapered taper placed on the step. Features.
[0010]
Since only the tapered portion is mounted on the stepped portion, they can move freely with each other, and absorb the thermal expansion and contraction of the left and right garnish bodies in this portion. Further, by making the free end provided on the other of the left and right garnish main bodies a tapered portion, the height of the step can be reduced, and if the height of the step is small, the appearance is improved.
[0011]
A third aspect of the present invention is characterized in that a large number of dimples are formed integrally with the left and right garnish bodies at the time of molding so that the cross section has a substantially wavy shape.
[0012]
The flexural rigidity of a corrugated sheet is much higher than that of a flat sheet. A large number of dimples are integrally formed on the left and right garnish main bodies so that the cross section has a substantially wavy shape, thereby increasing bending rigidity and bending rigidity. If the rigidity of the left and right garnish bodies is low, they will bend during assembly and the assembling work will be troublesome, but according to the present invention, the rigidity is high so that the left and right garnish bodies can be easily assembled. It is possible to improve the assembly workability.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In the drawings, "F" is an abbreviation indicating the front of the vehicle, and "R" is an abbreviation indicating the rear.
FIG. 1 is a plan view of a front portion of a vehicle provided with a hood garnish according to the present invention. Left and right garnish bodies 12L and 12R (L is a driver's part) divided at the center of a rear edge of a hood 11 of a vehicle 10. (The left and R indicate the same on the right. The same applies hereinafter.) A hood garnish 13 is attached, and is designed to be connected to the left and right front pillars 14L and 14R in design, and is connected to the windshield 15 called the windshield in design. Here is an example.
[0014]
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1. The left garnish main body 12L has a hook portion 16 having an L-shaped cross section, a seal member 17, and a clip mechanism 40 as an attachment mechanism (details will be described later). , and a sealing member 18, after subjected to a rear end of the hood 11 at the hook portion 16, by clipping coupled to the hood 11 by a clip mechanism 40, in which attached to the trailing edge of the hood 11. The sealing effect of the sealing members 17 and 18 prevents rainwater from entering below the left garnish main body 12L. The right garnish main body 12R in FIG. 1 also has the same cross section.
19 and 21 are reinforcing ribs.
[0015]
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 of FIG. 1. The free end of the right garnish body 12R is a step 22, the free end of the left garnish body 12L is a tapered portion 23, and the step 22 has a tapered portion 23. The structure to mount is adopted. Since only the tapered portion 23 is placed on the step portion 22, it can freely move to the left and right in the drawing, and the thermal expansion and contraction of the left and right garnish bodies 12L and 12R are absorbed by this portion.
[0016]
Note that the free end of the left garnish main body 12L is formed as a tapered portion 23 so that the height h of the step portion 22 is reduced. If the height h of the step portion 22 is small, the gap 24 becomes inconspicuous, and the appearance is improved.
[0017]
FIG. 4 is a plan view of the left garnish main body according to the present invention (the sealing material is omitted). The left garnish main body 12L is a gently curved band plate, and a plurality of hooks 16... And a plurality of ribs, the same applies hereinafter) and ribs 19, a fixing flange 26 at the fixed end 25L, front opening flange portions 27 and 27, and rear opening flange portions 28 and 28 at other portions. , A lateral opening flange portion 29.
[0018]
FIG. 5 is a sectional view taken along the line 5-5 in FIG. 4 and a sectional view of the fixing structure. FIG. 6 is an exploded perspective view of the fixing structure of the present invention.
For convenience, FIG. 6 will be described first. The fixing structure 30 of the present invention includes a wall 31 integrally lowered from the lower surface of the left garnish main body 12 </ b> L, and a fixing flange 26 laterally extended to a lower end of the wall 31. It comprises a keyhole-shaped U-hole 32 formed in the fixing flange 26, a fixing bolt 33 inserted into the U-hole 32 from the side, a round hole 34 opened in the hood 11, and a cap nut 35.
[0019]
FIG. 5 shows a cross section after the assembly, and shows that the fixing flange 26 can be fixed to the hood 11 by screwing the cap nut 35 into the fixing bolt 33. Reference numeral 36 denotes a bolt suppressing piece for preventing the fixing bolt 33 from falling off from the fixing flange 26 before assembly. Returning to FIG. 4, by fixing with the fixing flange 26, the left garnish main body 12 </ b> L expands and contracts toward the free end 37 </ b> L starting from the fixing flange 26.
[0020]
7 is a sectional view taken along line 7-7 of FIG. 4 and a sectional view of the clip structure. FIG. 8 is an exploded perspective view of the clip structure of the present invention.
For convenience, FIG. 8 will be described first. The clip mechanism 40 of the present invention has the wall portions 41, 41 integrally lowered from the lower surface of the left garnish main body 12L, and extends laterally to the lower ends of these wall portions 41, 41. The rear opening flange portion 28, a hairpin hole 42 formed in the rear opening flange portion 28, a clip pin 43 as a locking member inserted into the hairpin hole 42 from the side, and extends in the vehicle width direction opened in the hood 11. It comprises a long hole 44 and a horizontally long grommet 45 fitted in the long hole 44. Specifically, the clip pin 43 has a spherical clip tip 46 at the tip and upper and lower flanges 47 and 48 at the base. The gap between the upper and lower flanges 47 and 48 corresponds to the thickness of the rear opening flange portion 28. The horizontally long grommet 45 has an oblong slot hole 49.
[0021]
FIG. 7 shows a cross section of the clip structure after assembly. Since the grommet 45 extends in the front and rear directions in the drawing, the clip pin 43 can move in the front and rear directions in the drawing. Since the clip tip 46 is fitted in the slot hole 49, the clip pin 43 does not come out of the grommet 45, and as a result, there is no fear that the left garnish main body 12L rises from the hood 11. The left garnish main body 12L is extendable and contractible in the front and back directions of the drawing. Therefore, returning to FIG. 4, the left garnish main body 12 </ b> L expands and contracts toward the free end 37 from the fixing flange 26.
[0022]
In FIG. 4, the rear opening flange portions 28, 28 have hairpin holes 42, 42 opening rearward, the front opening flange portions 27, 27 have hairpin holes 42, 42 opening frontward, and have a lateral opening flange. The part 29 has a hairpin hole 42 that opens sideways. That is, a front opening flange portion 27 opening forward of the vehicle and a rear opening flange portion 28 opening rearward of the vehicle are alternately provided. These operations will be described later. The structures of the front opening flange portion 27 and the lateral opening flange portion 29 are the same as those of the clip mechanism 40 described with reference to FIGS.
[0023]
However, only the lateral opening flange portion 29 was provided with a lateral opening in order to substantially match the major axis direction of the hairpin hole 42 with the thermal expansion and contraction direction. This is because the lateral opening flange portion 29 is located near the free end 37 and the amount of expansion and contraction to be escaped is large, so that the hairpin hole 42 is added to the grommet slot hole 49 (see FIG. 8) to increase the expansion allowance. did.
[0024]
FIG. 9 is a plan view of the right garnish main body according to the present invention (the sealing material is omitted). The right garnish main body 12R is also a gently curved band plate, and a plurality of hooks 16... , A fixing flange 26 at the fixed end 25R, and front opening flange portions 27, 27, rear opening flange portions 28, 28, and a lateral opening flange portion 29 at other portions.
The details of the fixing flange 26 and the flange portions 27, 27, 28, 28, 29 have already been described with reference to FIGS.
[0025]
FIG. 10 is a mounting view of the left and right garnish bodies according to the present invention. First, the grommet 45 is fitted to the hood 11, and then the hooks 16 of the left and right garnish bodies 12L and 12R are connected to the hood 11. The clip pin 43 may be fitted to the grommet 45 while being hung on the edge of the grommet and falling as shown by the arrow. Thus, the state shown in FIG. 2 is obtained.
[0026]
FIGS. 11A and 11B are action diagrams of the food garnish of the present invention. The fixing flanges 26 should be indicated by broken lines, but are indicated by solid lines for emphasis.
In (a), the left and right garnish bodies 12L, 12R are fixed with fixing flanges 26, 26. The width of the center gap 24 at this time is defined as W1.
In (b), if the hood garnish 13 thermally expands as a whole as the temperature rises, the left and right garnish bodies 12L and 12R extend toward the center as shown by arrows, and the center gap 24 has a small width W2. become.
If there is only one hood garnish 13, the hood does not open because it extends left and right starting from the center and possibly interferes with the vehicle body or attached parts. In this regard, in the present invention, since the left and right garnish main bodies 12L and 12R extend and contract to the center, the hood can be opened and closed smoothly.
[0027]
FIG. 12 is an operation diagram of the front opening flange portion and the rear opening flange portion according to the present invention. Although the flange portions 27, 27, 28, and 28 should be correctly indicated by broken lines, they are indicated by solid lines for emphasis.
For example, if the left garnish main body 12L is pressed as shown by an arrow (1) during waxing, the rear opening flange portions 28, 28 suppress rearward displacement, and the left garnish main body 12L as shown by an arrow (2). , The front opening flange portion 27, suppresses forward displacement. As a result, applying the wax or the rag does not cause the hood garnish to come off, and it is also possible to avoid inconveniences such as the hood garnish being displaced by wind pressure during traveling. The same applies to the right garnish main body 12R (see FIG. 9).
[0028]
FIG. 13 is a diagram showing dimples applied to the hood garnish of the present invention, which are omitted in FIGS. 4 and 9 because the drawings are complicated, but as shown in FIG. 13, a plurality of left and right garnish bodies 12L and 12R are provided. Is preferable from the viewpoint of improving rigidity.
[0029]
FIG. 14 is a cross-sectional view taken along the line 14-14 in FIG. 13, and shows that the left and right garnish bodies 12L and 12R are formed into a substantially wavy cross section by providing the dimples 51. The flexural rigidity of a corrugated sheet is much higher than that of a flat sheet. A large number of dimples 51 are integrally formed on the left and right garnish main bodies 12L and 12R, and the cross-section has a substantially wavy shape, thereby increasing bending rigidity and bending rigidity. If the rigidity of the left and right garnish bodies 12L, 12R is low , they are bent during assembly and the assembling work is troublesome. However, according to the present invention, since the rigidity is high, the left and right garnish bodies 12L, 12R need to be fixed. It is easy to assemble, and assembling workability is improved.
[0030]
The shape, pitch, and number of the dimples 51 are arbitrary, and may be determined in consideration of both appearance and rigidity.
[0031]
The type of the "attachment mechanism" described in claim 1 is not limited as long as it has the same function as the clip mechanism of the embodiment.
[0032]
Similarly, the member for "fixing the left and right ends to the hood" described in claim 1 may be a fixing member such as a pin, a hook, a hook, a hook-and-loop fastener in addition to the bolt of the embodiment, and is particularly limited to the bolt. is not.
[0033]
Similarly, the "locking member that meshes with the slot hole" described in claim 2 may be a locking member such as a T-shaped bar or a ball bar in addition to the clip pin of the embodiment, and is particularly limited to the clip pin. It does not do.
[0034]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects by the above configuration.
According to claim 1, the hood garnish is composed of a strip-shaped left and right garnish main body divided into two parts at the center, and these left and right garnish main bodies are fastened to the hood at fixed ends provided at their outer ends. A fixing flange for fixing is provided, and a locking member movable substantially in the vehicle width direction with respect to the hood is attached to a portion other than the fixed end, and the free ends provided at the respective center ends are overlapped with each other. Thus, since the left and right garnish main bodies are thermally expanded and contracted to the center of the vehicle width , there is no possibility that the hood garnish protrudes from the left and right ends of the hood, and the disadvantage that the hood cannot be opened can be solved.
[0035]
According to claim 2, the free end provided on one of the left and right garnish bodies is a step, and the free end provided on the other of the left and right garnish bodies is a tapered portion mounted on the step. Since only the tapered portion is mounted on the portion, the portions can freely move with each other, and the thermal expansion and contraction of the left and right garnish bodies is absorbed by this portion. Further, by making the free end provided on the other of the left and right garnish main bodies a tapered portion, the height of the step can be reduced, and if the height of the step is small, the appearance is improved.
[0036]
According to a third aspect of the present invention, a large number of dimples are integrally formed on the left and right garnish main bodies, and the bending stiffness and the bending stiffness are enhanced by making the cross section substantially wavy. If the rigidity of the left and right garnish bodies is low, they will bend during assembly and the assembling work will be troublesome, but according to the present invention, the rigidity is high so that the left and right garnish bodies can be easily assembled. It is possible to improve the assembly workability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a front portion of a vehicle provided with a hood garnish according to the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 of FIG. Plan view of the left garnish main body according to the present invention (the sealing material is omitted)
5 is a sectional view taken along line 5-5 of FIG. 4 and a sectional view of the fixing structure. FIG. 6 is an exploded perspective view of the fixing structure of the present invention. FIG. 7 is a sectional view taken along line 7-7 of FIG. FIG. 8 is an exploded perspective view of the clip structure of the present invention. FIG. 9 is a plan view of a right garnish main body according to the present invention (a sealing material is omitted).
FIG. 10 is a view showing how to attach the left and right garnish bodies according to the present invention. FIG. 11 is an operation diagram of the hood garnish of the present invention. FIG. 12 is an operation diagram of the front opening flange portion and the rear opening flange portion according to the present invention. 13 is a view showing a dimple applied to the food garnish of the present invention. FIG. 14 is a sectional view taken along line 14-14 of FIG.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Vehicle, 11 ... Hood, 12L ... Left garnish main body, 12R ... Right garnish main body, 13 ... Food garnish, 14L, 14R ... Front pillar, 22 ... Step part, 25L, 25R ... Fixed end, 26 ... Fixing flange, 27: front opening flange, 28: rear opening flange, 29: lateral opening flange, 30: fixing structure, 33: fixing bolt, 37L, 37R: free end, 40: mounting mechanism (clip mechanism), 41 ... Wall part, 42: hairpin hole, 43: locking member (clip pin), 44: long hole, 45: grommet, 46: clip point, 47, 48: flange, 49: slot hole, 51: dimple.

Claims

車両の前部に開閉体としてのフードを設け、このフードの後縁に、左右のフロントピラーに連続するよう左右に延ばして取付けたフードガーニッシュにおいて、
このフードガーニッシュは、中央で二分割した帯板状の左・右ガーニッシュ本体からなり、
これらの左・右ガーニッシュ本体は、それぞれの外側端部に設けた固定端に、前記フードに締付け固定するための固定用フランジを備え、前記固定端を除く部位に、前記フードに対してほぼ車幅方向に移動可能とした係止部材を取付け、それぞれの中央側端部に設けた自由端同士を重ねることで、
これら左・右ガーニッシュ本体を車幅中央へ熱伸縮させるようにしたことを特徴とするフードガーニッシュ構造。 In the hood garnish, which is provided with a hood as an opening and closing body at the front of the vehicle and is attached to the rear edge of this hood , extending left and right so as to be continuous with the left and right front pillars ,
This food garnish consists of left and right garnish main body of the two-divided strip-like in the middle,
These left and right garnish main bodies are provided with fixing flanges for tightening and fixing to the hood at fixed ends provided at the respective outer ends, and a vehicle except for the fixed end is substantially fitted to the hood. By attaching a locking member that is movable in the width direction and overlapping the free ends provided at the respective central end portions,
This food garnish structure, characterized in that the these left and right garnish body was Unishi due to thermal expansion and contraction to the vehicle width center.

前記左・右ガーニッシュ本体の一方に設けた前記自由端は、段部であり、左・右ガーニッシュ本体の他方に設けた前記自由端は、前記段部に載せた先細りテーパ部であることを特徴とする請求項１記載のフードガーニッシュ構造。The free end provided on one of the left and right garnish bodies is a step, and the free end provided on the other of the left and right garnish bodies is a tapered taper placed on the step. The food garnish structure according to claim 1, wherein

前記左・右ガーニッシュ本体に、断面がほぼ波状を呈するように多数のディンプルを成形時に一体形成したことを特徴とする請求項１又は請求項２記載のフードガーニッシュ構造。3. The hood garnish structure according to claim 1, wherein a large number of dimples are formed integrally with the left and right garnish bodies at the time of molding so that the cross section has a substantially wavy shape.