JP3603825B2 - 監視システム、中央監視装置、および車載監視装置 - Google Patents

監視システム、中央監視装置、および車載監視装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両における異常の発生を検知するために車両を監視する監視システム、中央監視装置、および車載監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の盗難を防止するために車両を監視する監視システム(盗難防止システム)が開発されている。この監視システムでは、例えば、車両に振動センサを取り付けておき、車両の振動が検知されると、何者かが車両を盗むための行為(盗難予備行為)を行っているものとみなして車両のホーンを鳴らすなどの威嚇動作を行うようになっている。
【0003】
しかし、振動センサの検知結果では、真に盗難予備行為に起因して車両が振動しているのか、他の原因により車両が振動しているのかを正確に判断することは難しい。したがって、誤って威嚇動作を行うことが多くなるという問題があった。盗難予備行為以外に車両が振動する原因としては、例えば、地震や工事の振動などが考えられる。このように誤って威嚇動作を行う可能性が高い監視システムでは、その信頼性を低下させる結果を招くことになる。
【0004】
これに対して、車両の振動センサからの情報以外の情報を考慮して判断する方式が考えられる。例えば地震に関しては、広域の地震による振動の情報を収集する機関があり、そのような機関からの情報提供があれば地震による振動の状況を考慮して判断することができる。
【0005】
また、例えば特開2000−348263号公報には、センサ(振動センサ)により検知された振動の波形に基づいて、その振動が人為的な盗難行為(盗難予備行為)によるものか否かを判定する判定方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記他の機関からの情報を考慮する方式では、たとえ地震による振動であるか否かを判断することはできたとしても、車両がおかれている駐車場等の建物の異常な振動や、工事の振動、局地的な風の影響などの情報を得ることは難しく、これらに関しては他からの情報を考慮することは困難である。
【0007】
また、上記振動の波形に基づく判定方法においては、盗難予備行為以外の原因による振動であっても、盗難予備行為による振動と区別することが難しい振動も考えられる。
【0008】
このように、従来の技術では、必ずしも十分正確な判断が行えないため、さらに判断の正確さの向上が求められている。
【0009】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされるものであり、その目的は、盗難予備行為に起因しない振動を盗難予備行為に起因する振動と誤って判定する可能性を低減することができる監視システム、中央監視装置、および車載監視装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る監視システムは、車両における異常の発生を検知するために車両を監視する監視システムであり、複数の車両を監視可能な監視システムであって、上記の課題を解決するために、各車両に設けられ、その車両の振動を検知する振動検知部と、各車両の振動検知部により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、何れかの車両の振動検知部により振動が検知された場合に、その振動がその車両に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、上記異常判定部は、各車両の振動検知部による検知結果と、上記検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行うことを特徴としている。
【0011】
上記の構成では、ある車両(注目車両)において振動が検知された場合に、他の車両における振動の検知結果と、それぞれの振動が検知された時刻とに基づいて、注目車両における振動がその車両に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する(異常判定)。これにより、ほぼ同時に複数の車両で振動が検知された場合には、その振動が地震などの車両がおかれた環境に起因するものであると判定することができる。一方、他の車両で振動が検知されていない場合には、その振動が盗難予備行為に起因するものであると判定することができる。その結果、盗難予備行為に起因しない振動を盗難予備行為に起因する振動と誤って判定する可能性を低減することができる。
【0012】
本発明の請求項2に係る監視システムは、請求項1に係る監視システムにおいて、各車両の位置を特定する車両位置特定部をさらに含み、上記異常判定部は、さらに上記車両位置特定部による特定結果に基づいて判定を行うことが好ましい。
【0013】
監視対象となる車両がある程度狭い地域に存在している場合には、特に各車両の位置を考慮しなくても異常判定は可能である。なぜなら、地震による振動などは、ある程度狭い地域でほぼ同様に起こるからである。しかし、監視対象となる車両が広い地域に存在している場合、上記の構成のように、各車両の位置を考慮して異常判定を行うことが望ましい。例えば注目車両において検知された振動が地震による振動である場合、注目車両から遠く離れた地域に存在する車両からは振動が検知されない場合がある。このような場合に、各車両の位置を考慮せず、単に振動を検知した車両の数で異常判定を行うと、誤った判定を行う可能性がある。上記の構成では、このような可能性を低減して異常判定の信頼性を向上させることができる。
【0014】
また、工事などの局地的な振動に起因して車両が振動する場合もある。この場合、狭い地域に存在している車両のみが振動を検知することになる。上記の構成では、各車両の位置を考慮することで、局地的な振動に起因して車両が振動した場合にも盗難予備行為に起因して車両が振動していると誤った判定を行う可能性を低減することができる。
【0015】
本発明の請求項3に係る監視システムは、請求項2に係る監視システムにおいて、時刻を表す時刻情報を生成する時刻情報生成部と、各車両の振動検知部により振動が検知された場合に、その検知結果に基づいてその振動を無視するか否かを各車両ごとに判定する振動判定部と、上記振動判定部における判定基準を調整する振動判定基準調整部とをさらに含み、上記振動判定基準調整部は、上記異常判定部が何れかの車両の振動検知部により検知された振動を車両のおかれた環境に起因するものであると判定した場合に、上記検知時刻特定部による特定結果と、上記車両位置特定部による特定結果と、上記時刻情報とに基づいて各車両の判定基準を調整することが好ましい。
【0016】
上記の構成では、検知された振動を無視するか否か、つまり検知された振動を検知されなかったとみなすか否かを判定する判定基準を動的に調整することができる。また、この調整を、振動が環境に起因するものであると判定された場合に行い、振動の検知時刻および検知位置に基づいて時刻に対して動的に調整することができる。これにより、例えば地震による振動を検知した場合に、その振動が到達していない他の車両において、振動の到達に備えて判定基準を調整することができ、その振動を検知したときにはその振動を盗難予備行為に起因するものと判定しないようにすることが可能になる。
【0017】
本発明の請求項4に係る監視システムは、請求項1から3の何れか1項に係る監視システムにおいて、上記異常判定部が、各車両の振動検知部による検知結果に基づいて各車両での振動を比較することで各車両での振動の原因が同一であるか否かを推定し、推定結果に基づいて判定を行うことが好ましい。
【0018】
上記の構成では、振動の比較により各車両での振動の原因が同一であるか否かを推定し、推定結果に基づいて判定を行うことにより、より正確な判定が可能になる。
【0019】
本発明の請求項5に係る監視システムは、請求項1から4の何れか1項に係る監視システムにおいて、各車両に異常が発生した場合に、その異常に対処するための異常対処部と、上記異常判定部による判定結果に基づいて上記異常対処部による異常対処を制御する異常対処制御部とをさらに含むことが好ましい。
【0020】
上記の構成では、異常判定の判定結果により異常対処を制御することで、例えば盗難予備行為が行われていないのに威嚇動作を行うなどの不要な異常対処の実行を避けることができる。
【0021】
本発明の請求項6に係る監視システムは、請求項1から5の何れか1項に係る監視システムにおいて、上記異常判定部が何れかの車両の振動検知部により検知された振動を車両のおかれた環境に起因するものであると判定した場合に、その判定結果を外部に通報する通報部をさらに備えることが好ましい。
【0022】
上記の構成では、車両のおかれている環境に起因して振動が発生した可能性がある場合に、その振動の発生を外部の機関に通報することにより、その情報を有効利用することができるようになる。
【0023】
本発明の請求項7に係る中央監視装置は、車両における異常の発生を検知するために車両を監視する中央監視装置であり、複数の車両を監視可能な中央監視装置であって、上記の課題を解決するために、各車両の振動を検知するために各車両に設けられた振動検知部による検知結果を受信する受信部と、各車両の振動検知部により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、何れかの車両の振動検知部により振動が検知された場合に、その振動がその車両に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、上記異常判定部は、各車両の振動検知部による検知結果と、上記検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行うことを特徴としている。
【0024】
また、本発明の請求項8に係る車載監視装置は、車両に搭載され、その車両における異常の発生を検知するためにその車両を監視する車載監視装置であって、上記車両の振動を検知する振動検知部と、他の車両の振動検知部による検知結果を収集して送信する中央監視装置から、他の車両の振動検知部による検知結果を受信する受信部と、上記車両および上記他の車両の振動検知部により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、上記振動検知部により振動が検知された場合に、その振動がその車両に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、上記異常判定部は、上記振動検知部による検知結果と、他の車両の振動検知部による検知結果と、上記検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行うことを特徴としている。
【0025】
上記の中央監視装置あるいは車載監視装置においても、請求項1に係る監視システムと同様に、盗難予備行為に起因しない振動を盗難予備行為に起因する振動と誤って判定する可能性を低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1から図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0027】
図2は、本実施形態に係る監視システム(以下「本監視システム」という。)の概念を示す概念図である。本監視システムは、中央監視装置2が通信網5を介して複数の車両1を監視するものである。本監視システムは、車両1における異常の発生を検知するものであり、特に車両を盗もうとする者が車両に対して働きかける盗難予備行為を検知するものである。この盗難予備行為を検知するためには、車両1の振動を検知することが有効である。しかし、上述のように、車両1の振動は盗難予備行為のみならず車両1のおかれている環境からの影響によっても発生し得る。このことは、監視システムの誤検知の原因となる。
【0028】
そこで、本監視システムでは、同地域に位置する車両1、つまり近隣の車両1からの情報を利用することにより、誤検知の可能性の低減を図っている。すなわち、車両1側では、車両1に取り付けた振動を検知する振動センサなどからの情報を車両1の位置情報とともに中央監視装置2に送信する。中央監視装置2では、位置情報をもとに複数の車両1からの情報を判断して、その地域の状況を判断する。この方式により、車両1の振動センサが検知し得るレベルの振動について、局地的な情報から広域的な情報まであらゆる範囲での情報を収集することができるようになる。この情報に基づいて車両1の異常を判定することにより、誤検知の可能性を低減することができる。
【0029】
なお、本明細書において、車両とは、乗用車、トラック、バス、オートバイ、自転車、鉄道車両、建設機械(自走しないものを含む)等、任意の形態を含むものであるが、以下では乗用車を想定して説明する。
【0030】
図1は、本監視システムの具体的構成を示すブロック図である。本監視システムは、複数の車両1、各車両1に対応した携帯通信機器3、複数の車両1を監視する中央監視装置2、および通信網5により構成されている。なお、通報先4は本監視システムを構成するものではなく、これについては後述する。車両1、中央監視装置2、携帯通信機器3、および通報先4は通信網5に接続できるようになっており、通信網5を介して互いに情報通信可能である。なお、この情報通信は必ずしも通信網5を介する必要はなく、例えば車両1と中央監視装置2とが直接無線通信を行うようになっていてもよい。
【0031】
通信網5は、ここでは互いに接続されている有線電話通信網および無線電話通信網からなる電話通信網であり、車両1および携帯通信機器3は無線電話通信網に、中央監視装置2および通報先4は有線電話通信網に接続されている。なお、通信網5は上記に限られるものではなく、例えばインターネット網を含むようなものであってもよい。
【0032】
車両1は、振動検知部15、位置検出部16、威嚇部17(異常対処部)、車載監視装置18を備えている。
【0033】
振動検知部15は、車両1の振動(衝撃を含む)を検知するためのセンサである。ここでは、振動検知部15を構成するセンサとして、振動を加速度として検知し、検知結果を電気信号として出力する加速度センサを利用している。ただし、振動検知部15を構成するセンサはこれに限定されるものではなく、振動と相関がある物理量を検知し、検知結果を表す信号を出力できるものであればよい。
【0034】
位置検出部16は、人工衛星の測量位置情報を利用するGPS(Global Positioning System )機能や、無線電話通信の基地局情報を利用する位置検出機能を有しており、車両1の現在位置情報を検出する構成である。位置検知部16は、例えば、車両1の現在位置を緯度値や経度値として取得する。
【0035】
威嚇部17は、例えば車両1に標準的に装備されているホーンハザードであり、その車両1に盗難予備行為を働く者に対して音などで威嚇するためのものである。
【0036】
車載監視装置18は、図示しないバスを介して、車載処理部10と、車載記憶部11、車載通信部12、時計13、およびインターフェイス14とが接続されて構成されている。
【0037】
車載処理部10は、例えばマイクロコンピュータによって構成されている。車載処理部10は、車載記憶部11、車載通信部12、およびインターフェイス14を制御するとともに、車載記憶部11、車載通信部12、時計13、およびインターフェイス14との間で各種情報をやりとりする。また、車載処理部10は、車載記憶部11に記憶されているプログラムやデータに基づいた処理を行うことにより、異常判定部10a、異常対処制御部10b、および振動判定部10cとして機能する。これらの機能ブロックの動作に関しては後述する。
【0038】
車載記憶部11は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)に代表される公知メモリや、磁気ディスクドライブや光ディスクドライブに代表される公知記録デバイスによって構成されており、車載処理部10の制御のもとで各種情報を記憶するものである。車載記憶部11は、車載処理部10を異常判定部10a、異常対処制御部10b、および振動判定部10cとして機能させるためのプログラムやデータを記憶している。また、車載記憶部11は、車載通信部12により送受信される情報、振動検知部15による検知結果の情報、位置検知部16による検出結果の情報を一時的に記憶する。
【0039】
車載通信部12は、車載処理部10の制御のもとで車両1外部との通信を行うためのものであって、中央監視装置2や携帯通信機器3との間で情報を送受信するためのインターフェイスとして機能する。ここでは、車載通信部12はパケット方式の無線電話通信により情報を送受信する。パケット方式の無線電話通信によれば、中央監視装置2や携帯通信機器3との間を擬似的に常時接続した場合であっても、情報の送受信に用いたパケット数量に応じた課金が行われるので、車載監視装置18の行う断続的な情報の送受信を効率的かつ経済的に行うことが可能になる。
【0040】
時計13は、その時点での時刻情報を生成するものであり、必要に応じて車載処理部10によりその時刻情報が読み出される。
【0041】
インターフェイス14は、車載監視装置18と、車載監視装置18の外部に設けられた振動検知部15、位置検知部16、および威嚇部17との間の情報通信のためのインターフェイスである。
【0042】
このような構成により、車両1は通常モード、監視モード(警戒モード)、および異常対処モードの何れかのモードが設定される。通常モードは、利用者が車両1を運転するような場合に設定されるモードであり、このモードでは車両1の監視が解除された状態になる。監視モードは、利用者が車両1から離れるような場合に設定されるモードであり、振動検知部15により車両1の振動を検知できる状態になる。異常対処モードは、振動検知部15により車両1の振動が検知され、後述する処理を経てその振動が盗難予備行為によるものと判定された際に設定されるモードであり、盗難を未然に防ぐために威嚇部17により行為者に対する威嚇を行う状態になる。このようなモードの切り換えは車載処理部10の制御により行われる。
【0043】
中央監視装置2は、図示しないバスを介して、センタ処理部20と、センタ記憶部21、センタ通信部22、および時計23とが接続されて構成されている。
【0044】
センタ処理部20は、例えばマイクロコンピュータによって構成されている。センタ処理部20は、センタ記憶部21、およびセンタ通信部22を制御するとともに、センタ記憶部21、センタ通信部22、および時計23との間で各種情報をやりとりする。また、センタ処理部20は、センタ記憶部21に記憶されているプログラムやデータに基づいた処理を行うことにより、異常判定部20a、検知時刻特定部20b、車両位置特定部20c、振動判定基準調整部20d、および通報処理部20eとして機能する。これらの機能ブロックの動作に関しては後述する。
【0045】
センタ記憶部21は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)に代表される公知メモリや、磁気ディスクドライブや光ディスクドライブに代表される公知記録デバイスによって構成されており、センタ処理部20の制御のもとで各種情報を記憶するものである。センタ記憶部21は、センタ処理部20を異常判定部20a、検知時刻特定部20b、車両位置特定部20c、振動判定基準調整部20d、および通報処理部20eとして機能させるためのプログラムやデータを記憶している。また、センタ記憶部21は、センタ通信部22により送受信される情報を一時的に記憶する。
【0046】
センタ通信部22は、センタ処理部20の制御のもとで中央監視装置2外部との通信を行うためのものであって、車両1や通報先4との間で情報を送受信するためのインターフェイスとして機能する。
【0047】
時計13は、その時点での時刻情報を生成するものであり、必要に応じてセンタ処理部20によりその時刻情報が読み出される。
【0048】
携帯通信機器3は、車両1の所有者が携帯している例えば携帯電話機であり、車両1における通常モード、監視モード、および異常対処モードの切り換えのためのコマンドを送信することができるブラウザ付のものである。このコマンドは、通信網5を介して中央監視装置2へ送られる。中央監視装置2では、センタ通信部22によりそのコマンドを受信し、センタ処理部20によりモード切り換えの対象となる車両1、および切り換えるモードを認識するとともに、その認識結果をセンタ記憶部21に記憶する。これにより、中央監視装置2において各車両1がその時点でどのモードに設定されているかを常に把握しておくことができる。
【0049】
さらに、センタ処理部20は、モード切り換えの対象となる車両1に対してモードの切り換えのためのコマンドを送る。車両1では、車載通信部12によりそのコマンドを受信し、車載処理部10の制御によりそのコマンドに基づいてモードの切り換えが行われる。つまり、中央監視装置2は遠隔操作で車両1のモードの切り換えを行う。
【0050】
通報先4は、後述する処理を経て各車両1で検知された振動が各車両1のおかれた環境に起因するものと判定された際に、必要に応じてその判定結果を通報すべき対象である。
【0051】
図3は、本監視システムによる処理の流れを示すフローチャートである。なお、図3に示したフローチャートは、携帯通信機器3により車両1を監視モードに設定した後の車両1および中央監視装置2での処理を示している。なお、以下においてこの車両1を他の車両1と区別するときには、「注目車両1」と称す。図3中の破線矢印は、情報の送受信の関係を示している。図3に基づいて本監視システムの動作を説明する。
【0052】
車両1が監視モードに設定されると、車両1は動作しない状態にあるとみなし、監視モードが解除されて通常モードに切り換えられるまでは振動検知部15が車両1の振動を全て検知するようになる。振動検知部15において車両1の振動が検知されると(ステップS1)、検知結果である振動情報が、インターフェイス14を介して車載処理部10に送られる。
【0053】
車載処理部10では、振動情報に基づいて、その振動が発生したことを車両1の異常とみなすべきか否かを判定する(ステップS2)。このとき、車載処理部10は振動判定部10cとして機能する。この判定は、例えば振動の大きさを基準にして行われ、所定の閾値以上の振動が発生したことを車両1の異常とみなす。したがって、地震による振動や工事による振動、台風などの強風により車両1が振動した場合でも、その振動がある程度の大きさであると異常とみなす。
【0054】
なお、振動判定部10cによる判定基準は、各車両1ごとに調整され、各車両1においてほぼ同じ程度の振動を基準に異常とみなすべきか否かが判定されるようになっている。車両1のおかれている環境に起因して車両1が振動する場合、環境から受ける影響が同じであっても振動の程度は車両1ごとに異なる。車両1の振動は、タイヤの空気圧やサスペンションによって異なるからである。上記のように判定基準を調整しておくことにより、各車両1での判定のばらつきを低減することができる。上記判定基準は、最初は車両1の車種等に基づいて初期値を設定しておき、その後複数の車両1で同一の原因による振動を検知したような場合に、中央監視装置2により微調整することが望ましい。
【0055】
ステップS2において閾値以上の振動が発生したと判定すると、その振動情報を車載通信部12により中央監視装置2に送る(ステップS3)。このとき、振動情報をそのまま送ってもよいが、車載処理部10により所定の演算を行って振動情報を変換し、その変換後の振動情報を送ってもよい。例えば、所定時間内に振幅が所定値を越えた回数に変換する、所定の演算式に基づいて振動情報を1つあるいは2以上のパラメータに変換するなどが考えられる。
【0056】
なお、振動情報には、その振動が検知された時刻を表す検知時刻情報が付加される。この検知時刻情報は、車載処理部10が振動情報を受け取った時点で時計13から取得される。また、振動情報には、車両1の位置を表す車両位置情報も付加される。この車両位置情報は、車載処理部10が位置検知部16から取得する。
【0057】
そして、車載処理部10は、異常に対する対処を開始する(ステップS4)。異常に対する対処とは、威嚇部17を動作させる、具体的にはホーンハザードをならすなどして、盗難予備行為を働く者を威嚇することである。このとき、車載処理部10は異常対処制御部10bとして機能する。なお、車両1の振動が地震による振動や工事による振動に起因する場合には、本来は異常に対する対処は不要である。しかし、この時点では振動に対する判定が行われていないため、とりあえず異常に対する対処を開始する。
【0058】
一方、中央監視装置2では、車両1の車載通信部12が送信した振動情報をセンタ通信部22(受信部)において受信する(ステップS11)。振動情報を受信したことが認識されると(ステップS12)、センタ処理部20はその振動情報に関して第1の判定処理を行う(ステップS13)。なお、中央監視装置2では、他の車両1からも同様に振動情報を受け付けている。
【0059】
図4は、第1の判定処理の流れを示すフローチャートである。第1の判定処理では、センタ処理部20がその振動情報のもととなった振動が検知された時刻を特定する(ステップS21)。この時刻は、振動情報に含まれる検知時刻情報に基づいて特定される。このとき、センタ処理部20は検知時刻特定部20bとして機能する。
【0060】
そして、センタ処理部20は、ステップS21で特定した時刻を基準として、その時刻の前後所定時間内に他の車両1にて振動が検知されているか否かを判定し(ステップS22)、検知されている場合は上記振動が注目車両1のおかれている環境に起因する振動である可能性があるとの判定を下し(ステップS23)、検知されていない場合は上記振動が注目車両1に対する盗難予備行為に起因する振動であるとの判定を下す(ステップS24)。このとき、センタ処理部20は異常判定部20aとして機能する。
【0061】
なお、他の車両1における振動の有無は、監視モードにある他の車両1から送られてくる検知結果としての振動情報と、検知時刻特定部20bにより特定される、その車両1の振動が検知された時刻とに基づいて判定される。監視モードにある車両1から振動情報が送られてきていない場合には、振動情報が送られてこないという事実を、振動を検知していないことを表す検知結果とみなす。
【0062】
また、ステップS22では、振動の検知されている車両1がある程度多数存在する場合に、ステップS23の判定を下すことが望ましい。振動が検知されている他の車両1が少ない場合には、偶然ほぼ同時に盗難予備行為が行われた可能性もあり、このような場合にステップS23の判定を下すことは危険だからである。
【0063】
さらに、ステップS22では、注目車両1および振動が検知されている他の車両1の位置を考慮して判定することが望ましい。このために、センタ処理部20は各車両1の位置を特定すればよい。この位置は、振動情報に含まれる車両位置情報に基づいて特定される。このとき、センタ処理部20は車両位置特定部20bとして機能する。そして、特定した各車両1の位置に基づくことにより、振動の検知されている車両1が少数である場合であっても、それらが近い位置にある場合には、ステップS23の判定を下す。近い位置にある車両1がほぼ同時に振動している場合には、それらの車両1が付近における工事の影響により振動している、それらの車両1が建物内部の駐車場(立体駐車場等)におかれておりその建物が振動しているなどの原因が考えられるからである。
【0064】
第1の判定処理が終了すると、その第1の判定処理の結果を判別し(ステップS14)、ステップS23の判定が下されている場合には上記他の車両にて検知された振動の振動情報をセンタ通信部22により注目車両1に送る(ステップS15)。
【0065】
車載監視装置18では、中央監視装置2のセンタ通信部22が送信した他の車両の振動情報を車載通信部12(受信部)において受信する(ステップS5)。振動情報を受信したことが認識されると(ステップS6)、車載処理部10は他の車両の振動情報に関して第2の判定処理を行う(ステップS7)。
【0066】
図5は、第2の判定処理の流れを示すフローチャートである。第2の判定処理では、車載処理部10が注目車両1の振動情報と、受信した他の車両1の振動情報とを比較し(ステップS31)、それぞれの振動の原因が同一であるか否かを判定する(ステップS32)。そして、同一であると判定された場合には、注目車両1の振動が注目車両1のおかれている環境に起因する振動であるとの判定を下し(ステップS33)、同一でないと判定された場合には注目車両1の振動が注目車両1に対する盗難予備行為に起因する振動であるとの判定を下す(ステップS34)。このとき、車載処理部10は異常判定部10aとして機能する。
【0067】
振動の原因が同一であるか否かを判定するには、例えばそれぞれの振動情報に基づいて振動の大きさを比較することが考えられる。そして、各振動の大きさの差が所定範囲内(例えば、平均値の10%以内)である場合には、振動の原因を同一と判定する。
【0068】
さらに詳細に判定するためには、それぞれの振動情報に基づいてそれぞれの振動の加速度応答スペクトルを算出し、それぞれの加速度応答スペクトルのパターンについてパターンマッチングを行うことにより判定してもよい。パターンマッチングに関しては、加速度応答スペクトルのパターンにおいて、予め定めた数点の周期におけるスペクトルの大きさを各振動で比較することが考えられる。そして、各振動において、各周期におけるスペクトルの大きさの差が所定範囲内(例えば、平均値の10%以内)である場合には、振動の原因を同一と判定する。
【0069】
なお、ステップS32では、さらに、各振動の加速度応答スペクトルのパターンを振動のテンプレートと比較し、その振動の原因を特定することができる。例えば、地震の振動の加速度応答スペクトルのパターンは、地震規模による差はあるもののある程度類似したパターンとなることが知られている。したがって、地震や人為的な作用による車両1の振動をテンプレートとして車載記憶部11に記憶しておき、これを用いて各振動についてパターンマッチングを行うことにより、振動の原因を特定できる場合もある。
【0070】
第2の判定処理が終了すると、その第2の判定処理の結果を判別し(ステップS8)、ステップS33の判定が下されている場合には、車載処理部10が、ステップS4にて開始した異常に対する対処を中止する(ステップS9)、つまり威嚇部17の動作を中止させる。このときも、車載処理部10は異常対処制御部10bとして機能する。なお、ステップS34の判定が下されている場合には、そのまま威嚇部17の動作を続行する。
【0071】
なお、ここでは、第1の判定処理および第2の判定処理を、それぞれ中央監視装置2の異常判定部20aおよび車載監視装置1の異常判定部10aにおいて行っている。これにより、判定処理の一部を各車両1の車載処理部10に分散させることができ、センタ処理部20にて行うべき処理を減らしてセンタ処理部20への負荷を低減することができる。
【0072】
一方、第1の判定処理および第2の判定処理を中央監視装置2の異常判定部20aにおいて行ってもよい。この場合、中央監視装置2が第2の判定処理の判定結果を車両1に送るようになっておればよい。また、第1の判定処理および第2の判定処理を車載監視装置1の異常判定部10aにおいて行ってもよい。この場合、車両位置特定部20cも車載処理部10により実現されるようになっており、中央監視装置2が他の車両1からの振動情報を収集して注目車両1に送るようになっておればよい。
【0073】
中央監視装置2のセンタ処理部20では、ステップS15のあと、振動を検知していない車両1の振動判定部10cにおける判定基準の調整を行う(ステップS16)。このとき、センタ処理部20は、振動判定基準調整部20dとして機能する。
【0074】
ステップS23の判定が下されている場合には、注目車両1が地震の影響によって振動した可能性がある。地震の規模が大きい場合には、注目車両1から離れた場所においても所定時間経過後にその影響が及ぶことになる。これに備えて未だ振動が検知されていない他の車両1の振動判定部10cにおける判定基準を前もって調整し、後に到達する地震の振動を検知した際にその振動を無効にするようにする。
【0075】
この調整は、注目車両1の位置(車両位置情報)、注目車両1において振動を検知した時刻(検知時刻情報)、および調整の対象となる車両1の位置(車両位置情報)と、時計23(時刻情報生成部)から得られる時刻情報とに基づいて時間に対して動的に行われる。すなわち、注目車両1の位置と、調整の対象となる車両1の位置との距離に応じて地震の振動の到達時間が変化するため、注目車両1において振動を検知した時刻と、注目車両1および調整の対象となる車両1の位置とに基づいて、振動の到達時刻を予測し、時刻情報に基づいてその到達時刻の前後所定時間のみ判定基準を上げて到達した振動の検知結果を無効なものとして扱う。
【0076】
さらに、上記調整は、注目車両1からの振動情報が有している振動の大きさに関する情報にも基づくことが望ましい。これにより、注目車両1の位置と、調整の対象となる車両1の位置との距離に応じて判定基準の調整幅の適正化を図ることができる。
【0077】
さらに、中央監視装置2のセンタ処理部20では、ステップS16のあと、第1の判定処理による判定結果や各車両1から収集した振動情報を、センタ通信部22を介して通報先4へ送る。このとき、センタ処理部20は、通報処理部20eとして機能し、通報処理部20eおよびセンタ通信部22により通報部が構成される。
【0078】
ステップS23の判定が下されている場合には、注目車両1がおかれている環境に起因して振動が発生した可能性がある。振動が発生したという事実を外部の機関に通報することにより、その情報が有効に利用される場合がある。例えば、地震による振動であれば、鉄道の管制センタや交通管制センタへ通報することにより、鉄道や車両の運転規制に利用される。また、爆発による振動であれば、警察や消防に通報することにより、緊急事態発生の早期把握に利用される。地震の情報は気象庁などによっても提供されるが、爆発による振動などは一般には捕らえにくい。
【0079】
以上のように、本監視システムは、車両1における異常の発生を検知するために車両1を監視する監視システムであって、複数の車両1を監視可能な監視システムである。そして、本監視システムは、各車両1に設けられ、その車両1の振動を検知する振動検知部15と、各車両1の振動検知部15により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部20bと、何れかの車両1の振動検知部15により振動が検知された場合に、その振動がその車両1に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部10a・20aとを含んでいる。この異常判定部10a・20aは、各車両1の振動検知部15による検知結果と、検知時刻特定部20bによる特定結果とに基づいて判定を行うものである。
【0080】
この構成では、ほぼ同時に複数の車両1で振動が検知された場合には、その振動が地震などの車両1がおかれた環境に起因するものであると判定することができる。一方、他の車両1で振動が検知されていない場合には、その振動が盗難予備行為に起因するものであると判定することができる。その結果、盗難予備行為に起因しない振動を盗難予備行為に起因する振動と誤って判定する可能性を低減することができる。
【0081】
各車両1がある程度狭い地域に存在している場合には、特に各車両1の位置を考慮しなくても異常判定は可能である。なぜなら、地震による振動などは、ある程度狭い地域でほぼ同様に起こるからである。しかし、各車両1が広い地域に存在している場合、各車両1の位置を考慮して異常判定を行うことが望ましい。例えば注目車両1において検知された振動が地震による振動である場合、注目車両1から遠く離れた地域に存在する他の車両1からは振動が検知されない場合がある。このような場合に、各車両1の位置を考慮せず振動を検知した車両1の数で異常判定を行うと、誤った判定を行う可能性がある。
【0082】
そこで、本監視システムに、各車両1の位置を特定する車両位置特定部20cをさらに含め、異常判定部10a・20aが、さらに車両位置特定部20cによる特定結果に基づいて判定を行うことが望ましい。これにより、誤った判定を行う可能性を低減して判定の信頼性を向上させることができる。また、工事などの局地的な振動に起因して車両1が振動する場合もある。この場合、狭い地域に存在している車両1のみが振動を検知することになる。各車両1の位置を考慮することで上記のような場合にも盗難予備行為に起因して車両が振動していると誤った判定を行う可能性を低減することができる。
【0083】
また、本監視システムに、各車両1に異常が発生した場合にその異常に対処するための異常対処部と、異常判定部10a・20aによる判定結果に基づいて上記異常対処部による異常対処を制御する異常対処制御部10bとをさらに含むことが望ましい。上記異常対処部としては、例えば威嚇部17がある。この構成では、異常判定部10a・20aによる判定結果により異常対処を制御することで、例えば盗難予備行為が行われていないのに威嚇動作を行うなどの不要な異常対処の実行を避けることができる。なお、異常対処制御部10bおよび上記異常対処部は、他に、振動検知部15において非常に大きな振動が検知された場合に、大地震の発生とみなして車両1のエンジンをかからない状態にするなどの機能を有していてもよい。これにより、大地震の際の一般車両の渋滞を回避することができるようになる。
【0084】
また、本監視システムに、時刻を表す時刻情報を生成する時計23(時刻情報生成部)と、各車両1の振動検知部15により振動が検知された場合に、その検知結果に基づいてその振動を無視するか否かを各車両1ごとに判定する振動判定部10cと、振動判定部10cにおける判定基準を調整する振動判定基準調整部20dとをさらに含め、判定基準を調整することが望ましい。振動判定基準調整部20dは、何れかの車両1の振動検知部15により検知された振動が車両のおかれた環境に起因するものであると判定された場合に、検知時刻特定部20bによる特定結果と、車両位置特定部20cによる特定結果と、時刻情報とに基づいて各車両1の判定基準を調整する。
【0085】
この構成では、検知された振動を無視するか否か、つまり検知された振動を検知されなかったとみなすか否かを判定する判定基準を動的に調整することができる。また、この調整を、振動が環境に起因するものであると判定された場合に行い、振動の検知時刻および検知位置に基づいて時刻に対して動的に調整することができる。これにより、例えば地震による振動を検知した場合に、その振動が到達していない他の車両1において、振動の到達に備えて判定基準を調整することができ、その振動を検知したときにはその振動を盗難予備行為に起因するものと判定しないようにすることが可能になる。
【0086】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る監視システムは、各車両の振動を検知する振動検知部と、振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、何れかの車両において振動が検知された場合に、その振動が盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、異常判定部は、各車両の振動検知部による検知結果と、検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行う構成である。
【0087】
上記の構成では、ほぼ同時に複数の車両で振動が検知された場合には、その振動が地震などの車両がおかれた環境に起因するものであると判定することができる。一方、他の車両で振動が検知されていない場合には、その振動が盗難予備行為に起因するものであると判定することができる。その結果、盗難予備行為に起因しない振動を盗難予備行為に起因する振動と誤って判定する可能性を低減することができる。
【0088】
本発明の請求項2に係る監視システムは、請求項1に係る監視システムにおいて、各車両の位置を特定する車両位置特定部をさらに含み、異常判定部は、さらに車両位置特定部による特定結果に基づいて判定を行うことが好ましい。
【0089】
上記の構成では、各車両の位置を考慮に入れることにより、誤った判定を行う可能性を低減して異常判定の信頼性を向上させることができる。
【0090】
本発明の請求項3に係る監視システムは、請求項2に係る監視システムにおいて、時刻情報を生成する時刻情報生成部と、振動が検知された場合に、その検知結果に基づいてその振動を無視するか否かを各車両ごとに判定する振動判定部と、振動判定部における判定基準を調整する振動判定基準調整部とをさらに含み、振動判定基準調整部は、異常判定部が検知された振動を車両のおかれた環境に起因するものであると判定した場合に、検知時刻特定部による特定結果と、車両位置特定部による特定結果と、時刻情報とに基づいて各車両の判定基準を調整することが好ましい。
【0091】
上記の構成では、判定基準を動的に調整することにより、地震による振動を検知した場合に、その振動が到達していない他の車両において、振動の到達に備えて判定基準を調整することができ、その振動を検知したときにはその振動を盗難予備行為に起因するものと判定しないようにすることが可能になる。
【0092】
本発明の請求項4に係る監視システムは、請求項1から3の何れか1項に係る監視システムにおいて、異常判定部が、各車両での振動を比較することで各車両での振動の原因が同一であるか否かを推定し、推定結果に基づいて判定を行うことが好ましい。
【0093】
上記の構成では、振動の比較により各車両での振動の原因が同一であるか否かを推定し、推定結果に基づいて判定を行うことにより、より正確な判定が可能になる。
【0094】
本発明の請求項5に係る監視システムは、請求項1から4の何れか1項に係る監視システムにおいて、異常に対処するための異常対処部と、異常判定部による判定結果に基づいて異常対処部による異常対処を制御する異常対処制御部とをさらに含むことが好ましい。
【0095】
上記の構成では、異常判定の判定結果により異常対処を制御することで、例えば盗難予備行為が行われていないのに威嚇動作を行うなどの不要な異常対処の実行を避けることができる。
【0096】
本発明の請求項6に係る監視システムは、請求項1から5の何れか1項に係る監視システムにおいて、異常判定部が検知された振動を車両のおかれた環境に起因するものであると判定した場合に、その判定結果を外部に通報する通報部をさらに備えることが好ましい。
【0097】
上記の構成では、車両のおかれている環境に起因して振動が発生した可能性がある場合に、その振動の発生を外部の機関に通報することにより、その情報を有効利用することができるようになる。
【0098】
本発明の請求項7に係る中央監視装置は、各車両の振動を検知する振動検知部による検知結果を受信する受信部と、振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、何れかの車両において振動が検知された場合に、その振動が盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、異常判定部は、各車両の振動検知部による検知結果と、検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行う構成である。
【0099】
また、本発明の請求項8に係る車載監視装置は、車両の振動を検知する振動検知部と、中央監視装置から他の車両の振動検知部による検知結果を受信する受信部と、各車両の振動検知部により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、振動が検知された場合に、その振動が盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、異常判定部は、振動検知部による検知結果と、他の車両の振動検知部による検知結果と、検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行うことを特徴としている。
【0100】
上記の中央監視装置あるいは車載監視装置においても、請求項1に係る監視システムと同様に、盗難予備行為に起因しない振動を盗難予備行為に起因する振動と誤って判定する可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る監視システムの具体的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の監視システムの概念を示す概念図である。
【図3】図1の監視システムによる処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおける第1の判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】図3のフローチャートにおける第2の判定処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車両
2 中央監視装置
3 携帯通信機器
4 通報先
5 通信網
10 車載処理部
10a 異常判定部
10b 異常対処制御部
10c 振動判定部
15 振動検知部
16 位置検知部
17 威嚇部(異常対処部)
20 センタ処理部
20a 異常判定部
20b 検知時刻特定部
20c 車両位置特定部
20d 振動判定基準調整部
20e 通報処理部
23 時計(時刻情報生成部)

Claims (8)

  1. 車両における異常の発生を検知するために車両を監視する監視システムであって、複数の車両を監視可能な監視システムにおいて、
    各車両に設けられ、その車両の振動を検知する振動検知部と、
    各車両の振動検知部により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、
    何れかの車両の振動検知部により振動が検知された場合に、その振動がその車両に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、
    上記異常判定部は、各車両の振動検知部による検知結果と、上記検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行うことを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムにおいて、
    各車両の位置を特定する車両位置特定部をさらに含み、
    上記異常判定部は、さらに上記車両位置特定部による特定結果に基づいて判定を行うことを特徴とする監視システム。
  3. 請求項2に記載の監視システムにおいて、
    時刻を表す時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
    各車両の振動検知部により振動が検知された場合に、その検知結果に基づいてその振動を無視するか否かを各車両ごとに判定する振動判定部と、
    上記振動判定部における判定基準を調整する振動判定基準調整部とをさらに含み、
    上記振動判定基準調整部は、上記異常判定部が何れかの車両の振動検知部により検知された振動を車両のおかれた環境に起因するものであると判定した場合に、上記検知時刻特定部による特定結果と、上記車両位置特定部による特定結果と、上記時刻情報とに基づいて各車両の判定基準を調整することを特徴とする監視システム。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の監視システムにおいて、
    上記異常判定部は、各車両の振動検知部による検知結果に基づいて各車両での振動を比較することで各車両での振動の原因が同一であるか否かを推定し、推定結果に基づいて判定を行うことを特徴とする監視システム。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の監視システムにおいて、
    各車両に異常が発生した場合に、その異常に対処するための異常対処部と、
    上記異常判定部による判定結果に基づいて上記異常対処部による異常対処を制御する異常対処制御部とをさらに含むことを特徴とする監視システム。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の監視システムにおいて、
    上記異常判定部が何れかの車両の振動検知部により検知された振動を車両のおかれた環境に起因するものであると判定した場合に、その判定結果を外部に通報する通報部をさらに備えることを特徴とする監視システム。
  7. 車両における異常の発生を検知するために車両を監視する中央監視装置であって、複数の車両を監視可能な中央監視装置において、
    各車両の振動を検知するために各車両に設けられた振動検知部による検知結果を受信する受信部と、
    各車両の振動検知部により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、
    何れかの車両の振動検知部により振動が検知された場合に、その振動がその車両に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、
    上記異常判定部は、各車両の振動検知部による検知結果と、上記検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行うことを特徴とする中央監視装置。
  8. 車両に搭載され、その車両における異常の発生を検知するためにその車両を監視する車載監視装置において、
    上記車両の振動を検知する振動検知部と、
    他の車両の振動検知部による検知結果を収集して送信する中央監視装置から、他の車両の振動検知部による検知結果を受信する受信部と、
    上記車両および上記他の車両の振動検知部により振動が検知された時刻を特定する検知時刻特定部と、
    上記振動検知部により振動が検知された場合に、その振動がその車両に対して行われた盗難予備行為に起因するものであるか、その車両がおかれた環境に起因するものであるかを判定する異常判定部とを含み、
    上記異常判定部は、上記振動検知部による検知結果と、他の車両の振動検知部による検知結果と、上記検知時刻特定部による特定結果とに基づいて判定を行うことを特徴とする車載監視装置。
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