JP3602411B2 - 液体取出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体の取出装置に関し、特に風呂場、洗面所やトイレなどで石鹸液やシャンプーを取り出す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体の取り出し装置は、よくトイレなどで見られるように、図1や図4(実公昭42−136648号公報)に示すような容器を逆さに取付け、その容器の下端に取り付けた押圧部材で弁を手で押すことで開口させ、その重力による落下によって、液を取り出すものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の構成では、石鹸液を取り出すときに、時々弁機構を手で押すと石鹸液が出なくなったりすることがある。この原因は、石鹸液が空気と触れると固まり易いためであり、約4日位から固化が始まる傾向にある。
この為に石鹸液は、図4に示すように、従来のような構造では、単に逆止弁9を隔てて、直ぐ外部の空気と接する部分となり、空気と接し易くなり固まる傾向にあった。又、逆止弁の外、液の漏洩を止める手段がないので、漏れの安全性に問題があった。
特に、液取出しの放出管等空気に触れやすい場所が、固まりやすく問題であった。又、従来のように放出管の管径が等しい場合、液が管のどの部分に溜まるか決まらないことも、その目詰まり個所を探し出すことで困難な点であった。
【0004】
この結果、容器から液取出機構を外し、次いで、放出管内やパイプ等を清掃して詰まりを除去する作業がしばしば必要であった。この為、この放出管やパイプ内の詰まり作業や点検等に人手を要することとなり、特に、家庭の外ホテルや大きな居住区での作業や点検は大変であった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を改善して、液の目詰まりを防止することを可能とする、液取出装置を得ることを目的とする。
【0006】
又、従来のこの種液体取出装置においては、単に液体の取出しが終了した後では、逆止弁のみで液の排出を止めているので、弁が壊れた場合には、漏洩の恐れがあったが、本発明では、充分なシール構成を備えた液体取出装置を得ることを目的とする。
【0007】
更に、従来の液体取出装置では、図1や図4(実公昭42−136648号公報)の従来例に示されるように、押圧部材7の奥側にあるので、押圧部材7より奥に使用者は手を伸ばさねばならず、その位置は使用者の上方からは見難いところにあるため、時折液が手から外れたところに落ちたりすることがあったが、本発明は、ポンプ作用を行う吐出部材内を液の流通路とし、液の放出管を手を洗う方へと近づけるようにして、容易な洗浄が行えることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、石鹸液などの液体取出装置において、基盤部分には、液体容器を着脱自在に取り付けられる吸い込みの為の逆止弁を備えた着脱部材を備え、且つ取り付けられた液体容器の着脱部材の下端にはポンプ機構が設けられており、該ポンプ機構に対応して液取出の為の放出管が下方へ設けられ、該放出管は先細状部と拡大部とからなる液固化除去構造を備えた液体取出装置を提供する。
【0009】
液体容器を着脱自在に取り付ける着脱部材、本体部、該本体部内を摺動するポンプ作用を行う吐出部材及び放出管を備えた液体取出装置において、
液は吐出部材の摺動によって着脱部材から本体部を経て吐出部材内通路へ流入し、次いで通路へ流入した流れは該通路の奥方向に設けた流路から放出管へ連通するもので、該流路から放出管への連通は、吐出部材が静止する位置において外部から遮断・閉鎖され、吐出部材の押圧時には開放されて連絡する液体取出装置を提供する。
【0010】
液体容器を着脱自在に取り付ける着脱部材、本体部、該本体部内を摺動するポンプ作用を行う吐出部材及び放出管を備えた液体取出装置において、該放出管は吐出部材の静止位置の端部近くの内側に設けることで、液が使用者から無駄に散逸するのを防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき、図面を参照して説明する。図2は本発明の液体取出装置を示す実施例の一つである。
【0012】
図2に示す場合には、液体容器8を収容する器具(図2では、器具は壁面へ取り付けられている)内へ、液体取出装置1が取り付けられている例を示す。
図1で示される例では、石鹸液が収納された液体容器8は、洗面室の壁面等へ適宜の取り付け具を介して固定される。そして、液体取出装置1には、シャンプー等を収容した液体容器8が、該液の取出口を下方に向けて、該液取出装置1上に着脱自在に備えられる。いずれの取り付け例でも、本発明の液体取出装置1は適用できる。
【0013】
液体容器4は、取出装置1の着脱部3の螺子部30内へ、該液体容器8の外部の螺子と螺合されて取り付けられる。
【0014】
着脱部3には球状の逆止弁300が弁座301内に収納されている。逆止弁300は、吸入口302を閉鎖又は開放する。着脱部3は、液体取出装置1の本体部2に取り付けられている。
本体部2には、シリンダー状であって、その内部には吐出部材4があって、該本体部2内を摺動してポンプ作用を行う。
【0015】
吐出部材4の構造は、主体部40があって、該主体部40内には逆止弁400が設けられ、弁座401内に収納されており、バネ201によって図2の右方へ常時押圧されている。
弁座401の線上は、液が流れる管路403となっており、その奥側の端部は下方向へ繋がる流路404が設けられている。逆止弁400は、開口402を閉鎖又は開放する。逆止弁400の取り替えや修理のために、端部は開口402を備えた挿着部41があって、螺子で主体部40内へ装着される。
該流路404は、吐出部材4の下端の放出管5と連通し又は閉鎖される。
【0016】
又、吐出部材4には、シール部材200、200が該吐出部材4と本体部2との間に設けることが好ましく、吐出部材4が摺動する場合の放出管5側への漏洩を防いでいる。なお、吐出部材4が作動していない静止時に、放出管5側への漏洩を防ぐために、シール部材200は、図2に示すような流路404と放出管5とを遮断・閉鎖する位置に設けられる。
【0017】
該放出管5の形状は、次第に縮小する先細状部500となっており、下端部で拡大状な拡大部501となっている。
なお、この実施例では、このような往復動型のポンプに適用される逆止弁は、球状であったが、その他の、板状などの周知な逆止弁が適用できるのは勿論である。
【0018】
この状況で、液が垂れてくると、先細状部500の下端部で固まるようにする。
その先方では、拡大部501が拡大状となっているので固まりにくい。
従来のような、同径の管では、液は管のどの部分に溜まるか一定していなかったが、本発明では、液の溜まる場所が特定される。
【0019】
本体部2内の吐出部材4の管路403を含む主体部40の外方には、該吐部材4を摺動するための衝接部材42が突出している。
該衝接部材42は、直接手で押しても構わないし、又は図2に示すように、適当な回動式の押圧部材7を介して押してもよい。従来例を示す図1又は4には、押圧部材7が示されている。
【0020】
衝接部材40が押されて、吐出部材4がバネ201に反して、図2の左方に向かうと、逆止弁300は上方に向かい閉じる。更に、反対方向の逆に図2の右方へ向かうと、逆止弁300が下方に向かって開放し、一方、逆止弁400は閉鎖されるので、主体部40と本体部2とで形成される空間部へ、液体容器8からの液を吸いこむ。
このように、一方向に流れを許す逆止弁300と400は、従来のようにバネを除去して自由支持としたので余計な部品が不要である。
【0021】
次いで、吐出部材4が図2の左方に向かうと、逆止弁400は開放されて、前記液体容器8から吸い込まれた液体を、管路403内へ吸い込む。
次いで、吐出部材4が図の右方へ向かうと、逆止弁400が閉じて、管路403内へ吸い込まれた液は排出されて、流路404から放出管5へ向かい、外部へ排出されると共に逆止弁300は開放されて液を容器から吸い込む。
【0022】
吐出部材4が、バネ201によって本体部2の図2の右方端部で止まると、吐出部材4の主体部40が、放出管5を通過して閉じる位置となるように構成されている。そこで、特別の閉鎖の為の逆止弁等の部材が不要である。しかも、吐出部材4の主体部40によって、放出管5の入口を塞ぐので、従来の逆止弁のような軽量ではないので、シール効果を高める事が出きる。
又、該閉鎖位置では、その内部は空気とは触れることがないので固まり易さは無くなる。
【0023】
管路403内へ吸い込まれた液は、流路404から放出管5へ向かうが、図3に示すように、放出管5の形状は、次第に縮小する先細状部500となっており、下端部で拡大状な拡大部501となっているので、液は下方へ向かって速い流れとなって加速される。
加速された液は、その先方では、拡大部501が拡大状となっているので流出されて、該拡大部501には止まることが無く、固まらない。
このような構成とすることによって、液は放出管5内では、溜まり難いものとなっているのがわかる。
【0024】
排出が止まると、拡大部501には液が留まり難くはなるが、溜まるような場合には、液は先細状部500の下方端部510へ敢えて溜まりやすくする。
【0025】
再使用するときには、放出管5の拡大部501には液が留まらず、液は先細状部500の下方端部510へ溜っているので、吐出部材4が作動を開始すると、液が流路404から放出管5へと流れ込んでくる。
流入した液は、先細部となっているので次第に加圧され押し込まれて、下方端部510の溜まっている液状物を押し出すことになる。
この結果、液を取り出した後の不使用時に、液が固まって取り出せなくなるようなことは解消されることが、実験の結果分かった。
このように、液が固化していても、特別そのための作業をすることが必要でなく、通常の液を出す作業と同時に目詰まりの除去を自動的に行うことが可能となった。
【0026】
この他、放出管5の形状は、次第に断面直線状の、縮小する先細状部500と下端部で拡大状な拡大部501となっているものに対して、先細状部及び拡大部を漸次減じる曲線や漸増する曲線の組み合わせであってもよい。
その他、先細状部は曲線で、拡大部は断面直線状であってもよく、またその逆も考えられる。
【0027】
又、放出管5の位置は、吐出部材4内を液の通路としているので、該出口の流路404を、衝接部材42の接近した方へ設けることができるので、使用する場合に、液の流出に当たり、従来のように衝接部材42から離れた遠くへ出口が設けられることがないので、液が手から漏れてしまうことがない利点がある。
【0028】
本実施例では、液体取出装置は、水平方向に設置されており、放出管及び液体容器は垂直方向に設置されているが、その他の種々の設置の仕方が当業者によって実施可能である。
【0029】
本発明での液固化自動除去構造は、石鹸液を例として説明したが、その他の液体であっても勿論構わない。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、以上のように、吐出部材は外部と空気が遮断・閉鎖され、且つ液を収納した液体容器から液体を取出すときに問題となっていた液溜まりによる目詰まりは、且つ特別の装置や器具を必要とせずに、通常の液取出し操作を行うと同時に自動的に除去できることとなった。
【0031】
又、従来のこの種液体取出装置においては、単に液体の取出しが終了した後では、逆止弁だけで液の排出を止めているので、弁が壊れたり完全に閉鎖しない場合には、漏洩の恐れがあったが、本発明では、吐出部材そのものでシールするので、充分なシール構成を備えた液体取出装置が得られた。
【0032】
更に、本発明は、ポンプ作用を行う吐出部材を改良して、該内部を流通路としたために液の放出管を使用者が手を洗う方へと近づけることが可能となり、容易な洗浄が行えるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の壁面に取り付けられる液体容器及び液体取出装置の状況を示す。
【図2】本発明の液体取出装置の1実施例の詳細な状態を示す。
【図3】本発明の液体取出装置の放出管の1実施例を示す。
【図4】従来使用されている液体取出装置の断面を示す。
【符号の説明】
1 液体取出装置
2 本体部
3 着脱部
30 螺子部
300 逆止弁
301 弁座
302 吸入口
4 吐出部材
40 主体部
400 逆止弁
402 開口
401 弁座
403 管路
404 流路
41 挿着部
42 衝接部材
5 放出管
500 先細状部
501 拡大部
510 下方端部
7 押圧部材
8 液体容器

Claims (2)

  1. 石鹸液などの液体取出し装置において、該装置は液体容器を着脱自在に取り付けられる吸込みの為の自由支持の逆止弁を備えた着脱部材、該着脱部材を取付ける本体部、該本体部内に設けられる自由支持の逆止弁を備えたポンプ作用をする吐出部材、及び前記本体部下方へ設けられる液溜まりを防ぐ先細状部と拡大部からなる放出管を備え、該吐出部材が往復動することで前記自由支持の二つの逆止弁と連動して液を吸排するもので、往動時には、着脱部材の逆止弁は閉じると共に吐出部材の逆止弁は開放されて該吐出部材内の管路へ液を吸込み、復動時には該逆止弁は閉じられると共に吐出部材内の管路と放出管とが連通して、液が外部へ取り出され更に吐出部材が静止すると、吐出部材が静止する位置において放出管への連通を遮断・閉鎖することを特徴とする液取出装置。
  2. 前記放出管は吐出部材の静止位置の端部近くの内側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の液取出装置
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