JP3601406B2 - 誘導性負荷のスイッチ開放方法とその制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は交流電源に開閉スイッチを介して、誘導性負荷を接続したものにおける誘導性負荷のスイッチ開放方法とその制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の誘導性負荷たとえばモーターは、交流電源に開閉スイッチを介して誘導性負荷であるモーターが接続された構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものにおいて、開閉スイッチを開放する場合には、この開閉スイッチにかかる電圧がほぼゼロ点となった点において、これを開放しようとすることが試みられている。この場合従来のものでは、交流電源のゼロ点を検出してこの開閉スイッチを開放しようとする。
【0004】
しかしながら、このようなものにおいては現実には開閉スイッチ部分においてアーク放電が発生し、この結果としてこの開閉スイッチの寿命を短くするなどの問題が生じている。その理由は、開閉スイッチには誘導性負荷であるモーターが接続されているので、交流電源のゼロ点になったとしても、実際にはこの誘導性負荷による電源の遅れ状態が発生しており、誘導性負荷と開閉スイッチの間においては電源電圧がゼロ点になったにも関わらず、まだ電圧が発生した状態が生じている。そしてこの電圧が発生した状態において開閉スイッチを開放しようとするから、この部分でアーク放電が生じてしまうものであった。そこで本発明は開閉スイッチの開放時におけるアーク放電の防止を図ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そしてこの目的を達成するために本発明は、誘導性負荷と開閉スイッチ間の電圧がほぼゼロ点になった時に、開閉スイッチの開放を行うようにしたものである。すなわち、このように実際に誘導性負荷と開閉スイッチの間の電圧がゼロ点になった時点で、開閉スイッチの開放を行うようにすれば、この開閉スイッチにおいてアーク放電が発生せず、その分寿命が長くなるものである。
【0007】
本発明の請求項に記載の発明は、交流電源のゼロ点から実際に前記開閉スイッチと誘導性負荷の間の電圧がゼロになるまでの所望値TSと、前記ゼロ点から時間TA後に開閉手段に開放信号を出力して、前記開閉手段の動作により前記開閉スイッチが時間TAから時間TB後に開動作し、これらTS,TA,TBからTAとTBとの和と所望値TSとの差を演算し、この演算結果で前記時間TAを補正して新たな時間TAとする誘導性負荷の制御装置であって、誘導性負荷の種類に応じて、実際に交流電源のゼロ点からどの程度遅れた時点で開閉スイッチを開放すれば、開閉スイッチにアーク放電が発生しないかの時間をあらかじめ測定して、これを所望値TSとし、仮に設定した時間TAと実際に開閉スイッチの開放指示により開放するまでの時間TBとを加えた値と前記所望値TSとの差を演算し、その演算結果で仮に設定した時間TAを補正して新たな時間TAとすることにより、以降の開閉スイッチの開放動作は誘導性負荷と開閉スイッチ間の電圧がほぼゼロになった時点で開放するようになるので、アーク放電の発生が無くなるものである。以下本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0008】
図1において1は交流電源で、この交流電源1には開閉スイッチ2を介してモーターなどの誘導性負荷3が接続されている。また、開閉スイッチ2には並列に開閉スイッチ開閉検出回路4が接続されている。さらに、開閉スイッチ2と誘導性負荷3の直列体に対して並列に電源同期発生回路5が接続されている。また、電源同期発生回路5は制御回路6に接続されている。具体的には、この制御回路6内のカウンター手段7に電源同期発生回路5は出力を行うようになっている。
【0009】
また、制御回路6には操作スイッチ8が接続されている。具体的には、この操作スイッチ8から制御回路6内のスイッチ開放判定手段9に対して開閉スイッチ2の開放指示がなされるものである。また、カウンター手段7には開閉手段制御部10が接続され、この開閉手段制御部10には開閉手段11が接続されている。具体的には、この開閉手段11内には継電器駆動回路12と継電器13が設けられており、この継電器13によって開閉スイッチ2が開閉されるようになっている。いわゆるリレー駆動となっているのである。
【0010】
一方、制御回路6内において開閉スイッチ開閉検出回路4に接続された入力信号判定部14が設けられ、この入力信号判定部14にはタイマー手段15、時間TBメモリ16、演算部17が接続されている。また、カウンター手段7には時間TAメモリ18が接続されている。さらに、演算部17には所望値TS入力部19が接続された状態となっている。
【0011】
さて、図2(a)における20は交流電源1の電圧波形を示している。また、21は開閉スイッチ2と誘導性負荷3の間の電圧を示している。
【0012】
以上の構成において、本実施形態の具体的な説明を行う。今この状態において、開閉スイッチ2は閉じられているものとする。この場合には、誘導性負荷3には開閉スイッチ2を介して交流電源1から電源電流が供給された状態となっている。さてこの状態において、あらかじめ演算部17には所望値TS入力部19から図2(c)の所望値TSが入力されている。この所望値TSは、交流電源1のゼロ点から実際に開閉スイッチ2と誘導性負荷3の間の電圧がゼロになるまでの時間を測定して決めるものである。
【0013】
これは、誘導性負荷3の種類によってそれぞれ異なるものであるので、最初に一度は必ず測定し、それをこの所望値TS入力部19に入力しておく。また、時間TAメモリ18には図2(c)に示すTA時間をあらかじめ定めた仮のTA時間を入力させておく。このような状態において、操作スイッチ8を操作して開放指示をしたとする。その場合に、スイッチ開放判定手段9からカウンター手段7にスイッチ開放指示がされた事が入力される。
【0014】
カウンター手段7は、次に電源同期発生回路5からのゼロ点情報の入力を受ける。これは、図2の(b)に示している。すなわち、図2の(b)に示すごとく電源同期発生回路5は交流電源1に同期した矩形波を出力しているものである。従って、カウンター手段7は電源同期信号が入力され、このエッジでスタートし、あらかじめ仮に定めた時間TAメモリ18からの時間TAが経過すると開閉手段制御部10に対して開閉スイッチ2の開放信号を出力する。そうすると、継電器駆動回路12、継電器13を介して開閉スイッチ2への開放動作が生じる。この開放動作が生じて開閉スイッチ2が開放すると、その開放状態は開閉スイッチ開閉検出回路4で検出され、その状態は入力信号判定部14を介してタイマー手段15へと伝達される。
【0015】
このタイマー手段15は、あらかじめ開閉手段制御部10と同じタイミングで時間TAのタイミングが入力されている。従って、このタイマー手段15においては図2の(c)に示すTAから実際に開閉スイッチ2が開放した時間、すなわちTBが検出される事となる。そして、その時間は時間TBとして時間TBメモリ16に記憶される事になる。演算部17は、この時に時間TAメモリ18からの仮の時間TAと時間TBメモリ16からの時間TBを加えたものと、あらかじめ測定した所望値TS入力部19からの所望値TSとの差を演算し、この図2においてはTA+TBの方が所望値TSよりも長かったので、この場合には演算部17から仮に設定した時間TAメモリ18の時間TAを短くするような値に、この時間TAメモリ18の時間TAを書き換えることになる。その書き換えたものが、すなわち所望値TSと書き換えられることになるものである。従って、以降は時間TAメモリ18からカウンター手段7に対して、適切な時間TAが供給されることになるので操作スイッチ8による開放指示があった場合には、必ず開閉スイッチ2と誘導性負荷3の間の電圧がほぼゼロ点になった時点で、開閉スイッチ2を開放することになるので、この開閉スイッチ2の部分においてアーク放電が発生せず、その寿命が低下することはない。尚、図2(d)は接点開閉信号を示している。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明は、交流電源に開閉スイッチを介して誘導性負荷を接続し、前記開閉スイッチは誘導性負荷と開閉スイッチ間の電圧がほぼゼロ点になった時点で開放するようにしたので、開閉スイッチの開放時においてアーク放電が発生せず、その寿命が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のブロック図
【図2】(a)〜(d)はそれぞれその制御波形図
【符号の説明】
1 交流電源
2 開閉スイッチ
3 誘導性負荷
4 開閉スイッチ開閉検出回路
5 電源同期発生回路
6 制御回路
7 カウンター手段
8 操作スイッチ
9 スイッチ開放判定手段
10 開閉手段制御部
11 開閉手段
12 継電器駆動回路
13 継電器
14 入力信号判定部
15 タイマー手段
16 時間TBメモリ
17 演算部
18 時間TAメモリ
19 所望値TS入力部
20 交流電源1の電圧波形
21 開閉スイッチ2と誘導性負荷3の間の電圧

Claims (1)

  1. 交流電源に開閉スイッチを介して接続された誘導性負荷と、前記交流電源のゼロ点に同期した電源同期信号を発生する電源同期発生回路と、この電源同期発生回路接続されると共に、操作スイッチと、前記開閉スイッチの開閉手段と、この開閉手段による前記開閉スイッチの開閉状態を検出する開閉スイッチ開閉検出回路及び前記交流電源のゼロ点から実際に開閉スイッチと誘導性負荷の間の電圧がゼロになるまでの時間(以下、所望値TSとする)を記憶する所望値TS入力部が接続された制御回路からなり
    前記制御回路は、前記操作スイッチによる開放指示を判定するスイッチ開放判定手段と、このスイッチ開放判定手段開放判定情報と前記電源同期信号が入力されるカウンター手段、このカウンター手段の信号によりタイマースタートするタイマー手段と、前記ゼロ点から時間TA後に前記開閉手段に開放信号を出力する開閉手段制御部と、前記開閉手段の動作により前記開閉スイッチが前記時間TAから時間TB後に開動作して前記開閉スイッチ開閉検出回路から前記開閉スイッチの開信号が入力される入力信号判定部と、前記時間TBを記憶する時間TBメモリと、これらTS,TA,TBを演算する演算部とを備え
    この演算部はTAとTBとの和とTSとの差を演算し、この演算結果で前記時間TAを補正して新たな時間TAとする誘導性負荷の制御装置。
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