JP3601063B2

JP3601063B2 - Information processing method

Info

Publication number: JP3601063B2
Application number: JP17051993A
Authority: JP
Inventors: 倫之山本; 秀俊市岡
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1993-07-09
Filing date: 1993-07-09
Publication date: 2004-12-15
Anticipated expiration: 2019-12-15
Also published as: JPH0728688A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、ハイパーメディアシステムにおける情報処理方法に関し、特に様々な種類のメディア情報を統一的に取扱い多様な情報を簡便に処理することを可能にする情報処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
文字、静止画に加えて音声やビデオといったメディアを商用のワークステーションやパーソナルコンピュータで扱うマルチメディアシステムに加えて、現在ではビデオなどの時間軸を有するメディアをトータルに扱うハイパーメディアシステムの開発が盛んに行われている。
従来のハイパーメディアシステムでは、通常、情報は基本的にノードとして表現され、ノードの中にはリンク先を指定するアンカーが含まれており、表示画面においてユーザがアンカーを示すリンクボタンをクリックすることによりリンク先のノードが表示されるという機能が用意されている。
【０００３】
また、ハイパーメディアシステムが取り扱う情報量が大量になることで生じる迷子問題および認知的過負荷などの問題を解決するために巨大化したネットワークを複数に分割し、必要なネットワークのみをユーザに利用させユーザにとって不要な情報を隠蔽する方法がある。
たとえば、従来のハイパーメディアシステムには、リンクにキーワードを付けて、キーワード検索によって検索されたリンクの集合で構成されるサブネットワークをユーザに利用させるものがある。この方法によれば、同一のノードに対して複数のサブネットワークにおいて表現されるリンクを張ることができ、複数のサブネットワークが同一のノードを共有することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のハイパーメディアシステムにおけるリンクボタンは、操作（イベント）に対するアクションを定義しているという点で一般のＧＵＩ（ＧｒａｐｈｉｃａｌＵｓｅｒＩｎｔｅｒｆａｃｅ）部品におけるボタンと同等であるが、従来のハイパーメディアシステムにおける処理では、アンカーはノードとは別物として取り扱われており、ノードの中にＧＵＩ部品を含めたり、逆にＧＵＩ部品からなるコントロールパネル内にアンカーを含めることができない。
【０００５】
また、従来のハイパーメディアシステムは、主に個人ユーザの使用を前提に作られており、複数の端末機を用いて多人数のユーザがノードを共有する機能は十分に提供されていない。そのため、他人の記憶領域に存在するノードを使用する場合にはそのノードを自分の記憶領域にコピーしてから使用する必要があり、その結果、記憶資源を浪費し、また、情報の更新をローカルに行うために情報の一貫性を保てないという問題がある。
【０００６】
また、上述した多人数のユーザによるノードの共有の他に、ノードとリンクとを含めた情報ネットワークの共有に関しても、同一のネットワークを様々な場面あるいは複数のユーザで利用できるだけでなく、他のユーザと共有して使用する情報ネットワークの一部を個人的な注釈付けや個人がプライベートに持つネットワークと結合して使用できる機能を有することが望まれる。この機能を実現すためには、情報ネットワークの中の任意の範囲にわたるサブネットワークを複数のユーザが共有できることが必要となる。
【０００７】
さらには、上述したようにサブネットワークを用いるハイパーメディアシステムでは、同一のノードを異なるサブネットワークにおいて利用する場合に、サブネットワーク毎に異なる見え方で表示／再生を行うことができない。
たとえば、同一のテキストノードを特定の教材の中では大きなフォントを用いて表示するが別の報告書の中では通常の大きさのフォントを用いて表示したいという要求はよくあり、この要求を実現するためにはサブネットワーク毎に異なる見え方で表示／再生を行う機能が必要となる。
【０００８】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みてなされ、メディア情報を柔軟に取り扱うことを可能とし、ＧＵＩ部品などの多様な機能を発揮する情報を全てのメディア情報に柔軟に利用することができる情報処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、情報端末機などを利用するユーザに対して適切な操作環境を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、コンピュータシステムなどが持つメモリなどの記憶領域を効率良く使用することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段および作用】
上述した目的を達成するために本発明の情報処理方法は、画像および音響などの知覚可能な出力に関するメディア情報と、前記メディア情報の出力態様を示し複数のビューで共通の前記メディア情報の出力態様を示すことが可能な前記ビューと、複数の前記ビューの相互間のリンク関係を示すリンクとを基に、前記メディア情報を出力する情報処理方法であって、ユーザ単位あるいはユーザの仕事単位でそれぞれ規定された複数のコンテクストであって、それぞれが当該コンテクストの構成要素となる単数または複数の前記ビューを指定した前記複数のコンテクストを規定し、前記コンテクストを基に、当該コンテクストが指定した前記ビューが示す出力態様で前記メディア情報を出力し、一の前記コンテクストから他の前記コンテクストに切り換えを行うことで、前記メディア情報の出力に用いる前記ビューおよびその前記リンクを切り換え、前記複数のコンテクストのうち所定の前記コンテクストが指定した一部の前記ビューを、他の前記コンテクストを指定した共有コンテナとして登録することにより、前記他のコンテクストに基づいた前記メディア情報の出力処理において、前記共有コンテナとして登録した前記ビュー、並びにその前記リンクを用いて前記メディア情報の出力を行う。
【００１０】
また、本発明の情報処理方法は、前記ノードおよび前記リンク情報をそれぞれ独自に管理し、独自の情報処理の環境を提供する複数のコンテクストを有する。そのため、このコンテクストをユーザ毎あるいは手続き毎に割り付ければ、ユーザあるいは手続きに不要な情報を隠蔽することができ、ユーザに好適な作業環境を提供することができる。
【００１１】
【実施例】
第１実施例について説明する。
図１は、本実施例の情報処理方法が用いられるコンピュータシステム１を説明するための図である。
図１に示すように、コンピュータシステム１ではコンピュータなどの情報端末機４ａ、４ｂ、４ｃがＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）２などのコンピュータネットワークを介して接続されている。
ユーザＡ、Ｂ、Ｃは、それぞれ情報端末機４ａ、４ｂ、４ｃに仮想的な情報記憶空間６ａ、６ｂ、６ｃを有すると共に、共有の情報記憶空間６ｄに対しても必要に応じて（アクセス権を有すれば）アクセスが可能である。
情報記憶空間６ａ、６ｂ、６ｃは、たとえば、情報端末機４ａ、４ｂ、４ｃに設けられた内部メモリ内に割り付けられ、共有の情報記憶空間６ｄは、たとえば、ＬＡＮ２に接続された遠隔のデータベース８内に表現される。
【００１２】
本実施例の情報処理方法では、コンピュータシステム１の情報記憶空間６ａ〜６ｄに表現されたコンテクストと呼ぶ情報管理単位で管理することにより、所定の情報の塊であるノードの見え方およびリンク関係をコンテクスト毎、すなわち各ユーザ毎あるいは手続き毎に表現することができる。
たとえば、ユーザＡ、Ｂ、Ｃは、情報端末機４ａ、４ｂ、４ｃを用いて作業を行う場合に、独自のノードおよびリンク関係を持つコンテクストをそれぞれ有し、これらのコンテクストが提供する作業環境に基づいてそれぞれ作業を進めることができる。
また、エンティティと呼ばれるノードの一部の情報を、同一のコンテクスト上あるいは異なるコンテクスト上に存在する異なる複数のノードと共有することができ、資源の有効利用および情報の一貫性保持を促進することができる。
【００１３】
以下、本実施例の情報処理方法にて用いられるノードについて説明する。
図２は、ノードを説明するための図である。
図２に示すように、ノードは、メディア情報とその出力態様に関する属性情報とを含んだ情報処理の単位となるオブジェクトであり、本実施例の情報処理方法では、実体データとしてのエンティティ１２と属性データとしてのビュー１４とに分離されている。
エンティティ１２は、メディア情報の実体データ、すなわちメディア情報の物理的実体に当たるデータである。具体的には、エンティティ１２はテキスト情報に対するアスキー文字列あるいはイメージ情報に対するピクセルデータなどである。
【００１４】
ビュー１４は、ノードを表現するためのフィルタ情報である。すなわち、エンティティ１２はビュー１４が示すフィルタ情報に基づく処理を施して初めて知覚情報となる。
ビュー１４は必ずしも視覚に関する情報に限らず、音声が有する表現属性などに関するフィルタ情報でもよい。また、大きさ、色、フォントあるいは音色などのフィルタ情報をビューを用いて表現してもよい。
また、エンティティ１２自体に、上記表現属性を含ませることもできるが、実際の表現は、エンティティ１２に含まれる上記表現属性を使用するか否かの判断を含めて、ビュー１４が示すフィルタ情報に依存する。
また、図３に示すように、異なるビュー１４ａ、１４ｂを有するノード１０ａ、１０ｂがエンティティ１２を共有することができる。このように、一般的に大きな情報量を有するエンティティ１２を複数のノードで共有することで、メモリの記憶容量を効率的に利用することができる。
【００１５】
エンティティを複数のノードで共有して使用する例として、たとえば、図４（Ａ）に示すように、全体肖像に関する情報を有するエンティティ２０をノード２２ａ、２２ｂで共有し、ノード２２ａを構成するビュー２４ａはエンティティ２０が示す全体肖像を縮小して表現することを示すフィルタ情報を有し、ノード２２ｂを構成するビュー２４ｂはエンティティ２０が示す全体肖像を拡大して表現することを示すフィルタ情報を有する。
このとき、画面１９には、ノード２２ａに対応する像として縮小された全体肖像２６ａが表示され、ノード２２ｂに対応する像として拡大された全体肖像２６ｂが表示される。
【００１６】
エンティティを複数のノードで共有して使用するその他の例として、たとえば、図４（Ｂ）に示すように、全体肖像に関するエンティティ２０をノード２２ｃ、２２ｄで共有し、ノード２２ｃを構成するビュー２４ｃはエンティティ２０が示す全体肖像の一部をビュー２４ｄが表現する像の内部に表現することを示すフィルタ情報を有し、ノード２２ｄを構成するビュー２４ｄはエンティティ２０が示す全体肖像をそのまま表現することを示すフィルタ情報を有する。
このとき、画面１９には、たとえば、ノード２２ｄに対応する像として全体肖像２６ｄが表示され、その内部に見かけ上包含関係を持たせて全体肖像の一部２６ｃが表示される。
この場合にノード２４ｃに「アンカー」あるいは「リンクボタン」と呼ばれる機能を持たせることで、従来技術で説明した情報処理方法においてノードとは異なる概念の「アンカー」あるいは「リンクボタン」などを取り扱うことなく、メディア情報をノードとして統一的に扱うことが可能となる。
【００１７】
このように、「アンカー」あるいは「リンクボタン」の機能を有するノードを用いることで、ＧＵＩ部品のボタンなどがノードを用いて自然に実現することができる。また、ボタンとして様々なメディアを利用することができるようになる。さらに、ボタンの入れ子を複雑な手続きを行うことなく自然に実現できる。
【００１８】
以下、これまで述べた、ノード、エンティティおよびビューのデータ構造について説明する。
ノード、エンティティおよびビューのデータ構造を示す。
【００１９】

【００２０】

【００２１】

【００２２】
ノードはエンティティの識別子（ＩＤ）を保持するのみで、ビューを保持しない。ＩＤとは名前、アドレスなど常に一意にオブジェクトを特定できるものでなければならない。ノードとエンティティは後述するコンテクストを介して間接的に関連付けられる。
【００２３】
上述したノードは、図２に示すように、リンクを引き出すリンクスロット１６を有する。
リンクスロットにより、リンクを任意個持つことができ、１つのノードから多数のリンクを引き出すことも可能である。
リンクは、２つのノード間を一方から他方に対応付け、その関係を定義するものであり、参照の方向を指定することができる。また、リンクには検索の際のキーワードとなる名前を自由に付けることができる。
ノードには、プログラムやエンドユーザ向けのスクリプト（記述）言語により、様々な手続きを付与することができるが、リンクはこれらノード内手続きの処理対象となり得る。
たとえば、あるノードにつながるある（型）名のリンクを検索して、そのリンク先のノードを取り出したり、リンクだけを取り出して名前や生成日時でソートするなどの処理が行える。このリンクはオブジェクトとして実現されるので自由に属性などを追加するなどしてサブクラスを導出すること、および、動的に生成されるダイナミックリンクも容易に実現することができる。
【００２４】
以下、リンクのデータ構造を示す。

【００２５】
以下、コンテクストについて説明する。
コンピュータシステム１では、ユーザ毎あるいはユーザの仕事単位で情報空間を分割して提供し、同時に情報の共有を可能にする枠組としてコンテクストを導入する。
このコンテクストはノードとビューとの間の関係（リンクなど）を管理しており、それらをまとめて切り換える（コンテクストスイッチング）という基本機能を有する。
【００２６】
図５は、コンテクストの概念図である。
コンテクストは、ノードが置かれている環境と考えることができ、図５に示すようにノードのビューとリンクとをその上に保持する板状のものとしてモデリングされる。この場合には、ノードは異なる２つのコンテクストＣ１、Ｃ２上に独自に複数のビューを持ち、ビュー相互間に独自にリンクが張られている。
ノードＮは、エンティティＥｎおよびコンテクストＣ１上に存在するビューＶｎ１で構成されるノードＮ１と、エンティティＥｎおよびコンテクストＣ２上に存在するビューＶｎ２で構成されるノードＮ２のように、各コンテクスト上で観測され、ノードＮ１とノードＮ２とはエンティティＥｎを共有している。
さらに、ビューＶｍとビューＶｌは双方ともコンテクストＣ２上に存在し、ビューＶｍを含むノードＭとビューＶｌを含むノードＬとはエンティティＥｍｌを共有している。
【００２７】
このようにコンテクストという概念を用いることで、コンテクストを切り換えることにより、ノードの見え方およびノード間の関係を容易に変えることができる。
ノードのエンティティはコンテクスト上に対応するビューを持つことによって、基本的に全てのコンテクストで共有されることができ、ユーザはコンテクスト単位で自分のあるいは共有の情報空間と接することができる。
また、コンテクストという概念を用いることで、不要な情報を隠蔽させることができ迷子問題あるいは認知過負荷などの問題に対して一定の効果を与えることができる他、コンテクスト間でノードの共有を行うことで記憶資源の節約および情報の一貫性保持という課題に対しても有効に対処することができる。
但し、コンテクストの切り換え、および、コンテクスト間でのノード、リンクの情報の出し入れは自由であり、情報の分割を強制するものではない。
【００２８】
さらには、コンテクストに応じて、共通のエンティティに対しての見え方を決定するビューを決定することができるため、同一のテキストノードをある教材の中では大きなフォントを用いて表示し、他の報告書の中では通常の大きさのフォントを用いて表示したいというような文脈に応じた共通のエンティティの表示態様を変えたいという要求に対して効果的に対応することができる。
コンテクストのデータ構成について説明する。
【００２９】

【００３０】
コンテクストは、ノードＩＤを与えるとビューを得ることができるビュー辞書と、リンク元ノードＩＤおよびリンク先ノードＩＤを与えるとリンクを得ることができるリンク辞書とで構成される。
【００３１】
上記コンテクストのデータ構成に含まれる共有コンテナについては後述する第２実施例で詳細に述べる。
【００３２】
以下、上述したノード、エンティティ、ビューおよびコンテクストの作成方法について説明する。
ノードは、図６に示すように、ステップＳ１でノード名を設定し、ステップＳ２で後述する図７に示す処理に基づいてエンティティを生成し、その後、ステップＳ３でノードのＩＤ設定を行って作成される。
【００３３】
エンティティの作成は、図７に示すステップＳ１１〜１６の処理に基づいて行われる。
ステップＳ１１ではエンティティに設定を行うメディアデータを何から読み込むかを、たとえば、ユーザの操作指示に応じて決定する。そして、この決定に応じて、メディアデータをステップＳ１６でイメージスキャナなどの入力デバイスから読込み、ステップＳ１５でデータベースから読み込む、または、ステップＳ１２でファイルから読込む。その後、ステップＳ１３で、ステップＳ１２、ステップＳ１５またはステップＳ１６にて読込みを行ったメディアデータをエンティティが有するメディアデータとして設定する。そして、ステップＳ１４にてメディアデータが設定されたエンティティに対してＩＤ設定を行う。
【００３４】
ビューの作成は、図８に示すステップＳ２１〜ステップＳ２７に示す処理に基づいて行われる。
ステップＳ２１ではビューを作成しようとするコンテクストが既に作成されているか否かを判断し、作成されていると判断した場合にはステップＳ２２の処理を実行し、作成していないと判断した場合にはステップＳ２７の処理を実行する。ステップＳ２７では後述する図９に示す処理に基づいてコンテクストを作成する。
ステップＳ２２では、ビューに持たす、たとえば、表示オブジェクトおよび表示態様などの表示属性の設定を行う。ステップＳ２３では、親となるビューを指定する。たとえば、図４（Ｂ）に示すようにビュー２４ｃとビュー２４ｄとの間に包含関係が存在する場合にはステップＳ２３ににおいて包含するビュー２４ｄが包含されるビュー２４ｃの親ビューとして設定される。
ステップＳ２４では、作成中のビューを構成要素とするノードの指定を行う。ステップＳ２５では、作成中のビューに対してＩＤ設定を行う。そして、ステップＳ２６では、上述したステップによって作成されたビューをノードビュー辞書に登録する。
【００３５】
コンテクストの作成は、図９に示すステップＳ３１〜ステップＳ３７の処理に基づいて行われる。
ステップＳ３１では、たとえば、ユーザの操作に応じたコンテクスト名を指定する。ステップＳ３２では、ステップＳ３１で指定されたコンテクスト名に対応するコンテクストが既に作成されているか否かを判断し、作成されていると判断した場合にはステップＳ３３の処理を実行し、作成されていないと判断した場合にはステップＳ３７の処理を実行する。
ステップＳ３７では、ステップＳ３１にて指定されたコンテクス名に対応するコンテクストをデータベースから読み込む。
一方、ステップＳ３３では、何も登録されていない空のノードビュー辞書を生成する。
ステップＳ３４では、何も登録されていない空のリンク辞書を生成する。ステップＳ３５では、コンテクスト名の設定を行う。ステップＳ３６では生成されたコンテクストに対してＩＤ設定を行う。
【００３６】
リンクの生成は、図１０に示すステップＳ４１〜４６の処理に基づいて行われる。
ステップＳ４１では、リンクを作成しようとするコンテクストが既に開かれているか否かを判断し、開かれていると判断した場合にはステップＳ４２の処理を実行し、開かれていないと判断した場合にはステップＳ４６の処理を実行する。
ステップＳ４６では、ビューを作成しようとするコンテクストを開く。
ステップＳ４２ではリンク元ノードを指定する。ステップＳ４３ではリンク先ノードを指定する。ステップＳ４４ではリンク名を設定する。ステップＳ４５ではステップＳ４６にて作成または読み込んだコンテクストのリンク辞書に新たに作成したリンクを登録する。
【００３７】
次に、ノードを表示する際の処理について説明する。
ノードの表示は、たとえば、図１に示す情報端末機４ａ〜４ｃによる図１１に示すステップＳ５１〜５６の処理に基づいて行われる。
ステップＳ５１では、表示しようとするノードを有するコンテクストが既に開かれているか否かを判断し、開かれていると判断した場合にはステップＳ５２の処理を実行し、開かれていないと判断した場合にはステップＳ５６の処理を実行する。
ステップＳ５６では、表示しようとするノードを有するコンテクストを開く。ステップＳ５２では、対象となるコンテクストが有するノードビュー辞書から表示しようとするノードに対応するビューを検索する。
ステップＳ５３では、表示しようとするノードが有するエンティティからメディアデータを読み出す。
ステップＳ５４では、ステップＳ５２にて検索されたビューが有するフィルタ情報を用いて、ステップＳ５３にて読み出されたメディアデータをフィルタリングする。
ステップＳ５５では、ステップＳ５４にてフィルタリングされたメディアデータを表示する。
【００３８】
次に、リンク先のノードを表示する際の処理について説明する。
上述した処理によって表示されたノードをポインティングデバイス等で指示などをすると、この表示されたノードとリンク関係を有する、すなわち表示されたノードのリンク先のノードを表示する処理が実行される。
このリンク先のノードの表示は、図１に示す情報端末機４ａ〜４ｃによる図１２に示すステップＳ６１〜６６の処理に基づいて行われる。
ステップＳ６１では、表示しようとするノードを有するコンテクストが既に開かれているか否かを判断し、開かれていると判断した場合にはステップＳ６２の処理を実行し、開かれていないと判断した場合にはステップＳ６６の処理を実行する。
【００３９】
ステップＳ６６では、表示しようとするノードを有するコンテクストを開く。ステップＳ６２では、対象となるコンテクストのリンク辞書を開く。このリンク辞書は、新たにコンテクストを作成する際に上述した図９に示すステップＳ３４にて生成され、リンクを作成する際に上述した図１０に示すステップＳ４５にて順次、作成されたリンクが登録されている。
ステップＳ６３では、リンク元ノードＩＤ、すなわち表示が終了したノードのＩＤと、たとえば、リンクに付けられた関係名に基づいて、リンク辞書からオブジェクトとしてのリンクを検索して取り出す。
ステップＳ６４では、ステップＳ６３にて取り出したリンクが有するリンク先ノードＩＤを獲得する。
ステップＳ６５では、ステップＳ６４にて獲得したリンク先ノードＩＤに対して上述した図１１に示す処理を実行して表示させる。
【００４０】
第２実施例について説明する。
本実施例では、上述した第１実施例のコンピュータシステム１における情報処理方法に加えて、コンテクスト間で共有コンテナと呼ぶ情報ネットワークを共有することができる情報処理方法について説明する。
図１３は、コンテクスト間での情報ネットワークの共有を説明するための図である。
図１３に示すように本実施例の情報処理方法では、あるユーザが使用するコンテクストＣ２上の一部のビューおよびリンク情報を、他のユーザが使用するコンテクストＣ１に定義された共有コンテナ４２に登録することにより、コンテクストＣ２上のビューおよびリンクから成る部分情報ネットワークをコンテクストＣ１においてそのまま利用することができる。
共有コンテナは、たとえば、ユーザが他のコンテクストと共有して利用する複数または単数のノードを指定することで作成される。このとき、ノードを指定すればそれらを結合させるリンクは自動的に特定されるため、リンクの指定は不要である。
【００４１】
コンテクストＣ２上のノードとリンクから成る部分情報ネットワークを、コンテクストＣ１上の共有コンテナ４２に登録することでコンテクストＣ１上でもＣ２上と同様にこの部分情報ネットワークを利用できる。コンテクストＣ１におけるリンクの追加・変更およびビューの変更等が行われると、コンテクストＣ１の表示態様（「見え方」）が変化するが、これはコンテクストＣ１上に追加あるいは隠蔽が行われるだけであり、コンテクストＣ２上の情報は変化しない。
【００４２】
たとえば、図１３のコンテクストＣ１上のビューＶｎ１は、共有されていたビューＶｎ２’に対する変更がコンテクストＣ１上で生じた場合に、新たなビューとしてコンテクストＣ１上に生成されたものであるが、共有元のコンテクストＣ２上のビューＶｎ２には何ら影響はない。
すなわち、コンテクストＣ２において当該部分情報ネットワークの変更は自由にでき、コンテクストＣ１からもこの変更が観測されるが、コンテクストＣ１から共有コンテナ４２内の情報の変更はできず、コンテクストＣ１においては共有コンテナ４２内の情報の複製とその複製情報のみの変更を行うことができる。
このように、共有コンテナを用いることで、コンテクスト間で一部の情報を共有しつつ、他に影響を与えることなく、各コンテクスト内だけの改変を加えることが可能になる。
【００４３】
上述した処理は、ビューあるいはリンクの検索を、コンテクストのノードビュー辞書あるいはリンク辞書に対して行うだけでなく、共有コンテナに登録された「共有されているコンテクストの辞書」に対しても行うことによって実現される。
【００４４】
以下、共有コンテナを有するコンテクストにおけるノード表示の処理について説明する。
図１４は、共有コンテナを有するコンテクストにおけるノード表示の処理のフローチャート図である。
ステップＳ７１では、表示しようとするノードを有するコンテクストが既に開かれているか否かを判断し、開かれていると判断した場合にはステップＳ７２の処理を実行し、開かれていないと判断した場合にはステップＳ７８の処理を実行する。
ステップＳ７８では、表示しようとするノードを有するコンテクストを開く。ステップＳ７２では、対象となるコンテクストが有するノードビュー辞書から表示しようとするノードに対応するビューを検索する。
ステップＳ７３では、ステップＳ７２において表示しようとするノードに対応するビューが検索されたか否かを判断し、検索されたと判断した場合には処理を終了し（ＥＮＤ１）、検索されたビューに基づいてエンティティを表示する。
一方、ステップＳ７２において表示しようとするノードに対応するビューが検索されなかったと判断した場合にはステップＳ７４の処理を実行する。
【００４５】
ステップＳ７４では、処理を実行中のコンテクストに共有コンテナが登録されているか否かを判断し、登録されていると判断した場合にステップＳ７５の処理を実行し、登録されていないと判断した場合には処理を終了する（ＥＮＤ２）。処理を終了した場合には、たとえば、表示を行うノードに対応するビューが存在しないことを示す警告をユーザに出力する。
ステップＳ７５では、登録された共有コンテナから表示を行うノードを検索する。
ステップＳ７６では、ステップＳ７５で表示を行うノードが検索されたか否かを判断し、検索されたと判断した場合にはステップＳ７７の処理を実行し、検索されていないと判断した場合にはステップＳ７４の処理を再び実行し、他の共有コンテナが登録されているかを再び確認する。
ステップＳ７７では、ステップＳ７５で検索されたノードＩＤをキーとしてこの共有コンテナに設定されている“共有されているコンテクスト”のノードビュー辞書からビューあるいはリンクを獲得する。
ステップＳ７７にてビューを獲得した場合には、図１１のステップＳ５４、５５の処理を実行し、ビューに応じたエンティティを表示する。
また、ステップＳ７７にてリンクを獲得した場合には、図１２のステップＳ６４〜６５の処理を実行し、リンク先のノードを対応するビューに応じて表示する。
共有コンテナのデータ構造を以下に示す。
【００４６】
共有コンテナ：
共有されているコンテクストＩＤ
共有コンテナに含まれるノードのＩＤ集合
共有コンテナの名前
アクセス権
【００４７】
上述したように本実施例の情報処理方法によれば、コンテクスト間で情報の共有が任意の範囲で可能であるため、共有情報と個人情報とからなるネットワークを有機的に結合して利用することができる。
【００４８】
本実施例では、コンテクストＣ２に属する一部のビューおよびリンクで構成される部分情報ネットワークを、コンテクストＣ１にて利用する場合について例示したがコンテクストＣ２に属する全てのビューおよびリンクで構成される共有コンテナをコンテクストＣ１にて利用するようにしてもよい。
【００４９】
本発明の情報処理方法は上述した実施例に限定されず種々に改変して使用することができる。たとえば、エンティティおよびビューが示すメディア情報の種類は画像情報に限らず、音響情報などのその他の知覚情報であってもよい。
【００５０】
【発明の効果】
上述したように本発明の情報処理方法によれば、実体データと該実体データの出力態様を示す属性データとを含むメディア情報と、メディア情報間の１対１の結合関係を示すリンク情報とを統一的に取り扱うことができ、簡単で分かりやすいモデル、メディア情報の統一的な取扱い、ＧＵＩの統合をそれぞれ実現することができる。
また、本発明の情報処理方法によれば、メディア情報を実体データと属性データとに分離して持つため、実体データを共有して状況に応じて様々な見え方を提供することができるとともに、情報量の大きな実体データ共有することでメモリの記憶領域を有効に使用することができる。
また、本発明の情報処理方法によれば、コンテクストという概念を用いることで、ユーザにとって不要な情報を隠蔽させることができ迷子問題あるいは認知的過負荷などの問題に対して一定の効果を与えることができる他、コンテクスト間でノードの共有を行うことで記憶資源の節約および情報の一貫性保持という課題に対しても有効に対処することができる。
さらに、本発明の情報処理方法によれば、コンテクストが提供する作業環境に加えて、他のコンテクストが提供する作業環境のうち必要な部分だけ共有コンテナによって利用することができ、非常に便利な作業環境をユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の情報処理方法が用いられるコンピュータシステムを説明するための図である。
【図２】第１実施例の情報処理方法にて処理対象となる情報の塊であるノードを説明するための図である。
【図３】複数のノードでエンティティを共有する場合を説明するための図である。
【図４】（Ａ）は縮小ビューを持つノードと拡大ビューを持つノードとによるエンティティの共有を説明するための図であり、（Ｂ）は一部ビューを持つノードと全体ビューを持つノードとによるエンティティの共有を説明するための図である。
【図５】第１実施例の情報処理方法にて用いられるコンテクストを説明するための概念図である。
【図６】ノードの作成を示すフローチャート図である。
【図７】エンティティの作成を示すフローチャート図である。
【図８】ビューの作成を示すフローチャート図である。
【図９】コンテクストの作成を示すフローチャート図である。
【図１０】リンクの作成を示すフローチャート図である。
【図１１】ノードの表示を示すフローチャート図である。
【図１２】リンク先のノードの表示を示すフローチャート図である。
【図１３】第２実施例の情報処理方法にて用いられるコンテクストを説明するための概念図である。
【図１４】共有コンテナに含まれる情報を表示する場合の処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
１・・・コンピュータシステム
２・・・ＬＡＮ
４ａ、４ｂ、４ｃ・・・情報端末機
６ａ、６ｂ、６ｃ・・・情報記憶空間
８・・・データベース
１０、１０ａ、１０ｂ、２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄ・・・ノード
１２、２０・・・エンティティ
１４、１４ａ、１４ｂ、２４ａ、２４ｂ、２４ｃ、２４ｄ・・・ビュー
１６・・・リンク
４２・・・共有コンテナ[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an information processing method in a hypermedia system, and more particularly, to an information processing method capable of uniformly handling various types of media information and easily processing various information.
[0002]
[Prior art]
In addition to multimedia systems that handle media such as voice and video in addition to text and still images on commercial workstations and personal computers, hypermedia systems that handle media with a time axis such as video in total are now actively developed. Has been done.
In a conventional hypermedia system, information is generally represented as a node, and the node includes an anchor for specifying a link destination. When a user clicks a link button indicating the anchor on the display screen. Has a function of displaying a link destination node.
[0003]
Also, in order to solve problems such as the stray child problem and cognitive overload caused by the large amount of information handled by the hypermedia system, the huge network is divided into multiple networks, and users are allowed to use only the necessary networks. There is a method of hiding information unnecessary for the user.
For example, some conventional hypermedia systems attach a keyword to a link and allow a user to use a sub-network composed of a set of links searched by a keyword search. According to this method, a link expressed in a plurality of sub-networks can be established for the same node, and a plurality of sub-networks can share the same node.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the link button in the conventional hypermedia system is a general GUI (Graphical User Interface) part in that it defines an action for an operation (event).YouHowever, in the processing in the conventional hypermedia system, the anchor is treated as a separate object from the node, and the GUI part is included in the node, or the anchor is included in the control panel including the GUI part. Cannot be included.
[0005]
In addition, the conventional hypermedia system is mainly designed for use by individual users, and does not provide a function of sharing a node by a large number of users using a plurality of terminals. Therefore, when using a node that exists in another person's storage area, it is necessary to copy the node to its own storage area before using it. As a result, storage resources are wasted, and updating of information is not performed locally. There is a problem that the information cannot be kept consistent.
[0006]
In addition to the above-described sharing of nodes by a large number of users, regarding sharing of information networks including nodes and links, not only can the same network be used in various situations or by a plurality of users, but also by other users. It is desired to have a function that allows a part of an information network to be shared and used with a personal annotation or a network used by an individual in private. In order to realize this function, it is necessary that a plurality of users can share a subnetwork extending over an arbitrary range in the information network.
[0007]
Further, as described above, in the hypermedia system using a sub-network, when the same node is used in different sub-networks, display / reproduction cannot be performed in a different manner for each sub-network.
For example, it is common for the same text node to be displayed using a large font in a particular teaching material, but to be displayed using a normal font in another report. For this purpose, a function of displaying / reproducing in a different manner for each sub-network is required.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described problems of the related art, and has an advantage in that media information can be flexibly handled, and information exhibiting various functions such as GUI parts can be flexibly used for all media information. It is intended to provide a processing method.
Another object of the present invention is to provide a user using an information terminal or the like with an appropriate operation environment.
Another object of the present invention is to efficiently use a storage area such as a memory of a computer system or the like.
[0009]
Means and action for solving the problem
In order to achieve the above-mentioned object, an information processing method according to the present invention provides media information on perceptible output such as images and sounds.And, based on a view indicating an output mode of the media information and capable of indicating a common output mode of the media information in a plurality of views, based on a link indicating a link relationship between the plurality of views, An information processing method for outputting the media information, wherein a plurality of contexts respectively defined in user units or user work units, each of which designates one or a plurality of the views which are constituent elements of the contexts By defining the plurality of contexts, based on the context, output the media information in an output mode indicated by the view specified by the context, by switching from one context to another the context, The view and the link used for outputting the media information are switched, and the plurality of By registering a part of the views specified by the predetermined context among the texts as a shared container specifying another context, in the output process of the media information based on the other context, the shared container The media information is output by using the view registered as the above and the link.
[0010]
Further, the information processing method of the present invention has a plurality of contexts for independently managing the node and the link information and providing an independent information processing environment. Therefore, if this context is assigned to each user or each procedure, information unnecessary for the user or the procedure can be hidden, and a work environment suitable for the user can be provided.
[0011]
【Example】
A first embodiment will be described.
FIG. 1 is a diagram for explaining a computer system 1 in which the information processing method according to the present embodiment is used.
As shown in FIG. 1, in a computer system 1,

information terminals

4a, 4b and 4c such as computers are connected via a computer network such as a LAN (Local Area Network) 2.
The users A, B, and C have virtual

information storage spaces

6a, 6b, and 6c in the

information terminals

4a, 4b, and 4c, respectively, and also access the shared information storage space 6d as necessary (access right). Is accessible).
The

information storage spaces

6a, 6b, 6c are allocated, for example, in internal memories provided in the

information terminals

4a, 4b, 4c, and the shared information storage space 6d is stored, for example, in a remote database 8 connected to the LAN 2. Is expressed in
[0012]
In the information processing method according to the present embodiment, the appearance and link relationship of a node, which is a block of predetermined information, are managed by managing information in units of information management called contexts represented in the information storage spaces 6a to 6d of the computer system 1. It can be expressed for each context, that is, for each user or each procedure.
For example, when users A, B, and C work using the

information terminals

4a, 4b, and 4c, each of the users A, B, and C has a context having a unique node and a link relationship, and operates in a work environment provided by these contexts. Work can be carried out based on each.
In addition, some information of a node called an entity can be shared with different nodes existing in the same context or different contexts, thereby promoting effective use of resources and maintaining consistency of information. it can.
[0013]
Hereinafter, the nodes used in the information processing method of the present embodiment will be described.
FIG. 2 is a diagram for explaining a node.
As shown in FIG. 2, a node is an object serving as a unit of information processing including media information and attribute information on its output mode. In the information processing method according to the present embodiment, an entity 12 as entity data and an attribute It is separated into a view 14 as data.
The entity 12 is entity data of media information, that is, data corresponding to a physical entity of media information. Specifically, the entity 12 is an ASCII character string for text information or pixel data for image information.
[0014]
The view 14 is filter information for expressing a node. That is, the entity 12 becomes perceptual information only after performing processing based on the filter information indicated by the view 14.
The view 14 is not necessarily limited to information relating to visual perception, and may be filter information relating to expression attributes or the like of audio. Also, filter information such as size, color, font, or tone may be represented using a view.
In addition, the entity 12 itself may include the above-described expression attribute. However, the actual expression is included in the filter information indicated by the view 14 including the determination of whether to use the above-described expression attribute included in the entity 12. Dependent.
Also, as shown in FIG. 3,

nodes

10a and 10b having

different views

14a and 14b can share the entity 12. As described above, by sharing the entity 12 having a generally large information amount among a plurality of nodes, the storage capacity of the memory can be efficiently used.
[0015]
As an example in which an entity is shared and used by a plurality of nodes, for example, as shown in FIG. 4A, an entity 20 having information on the entire portrait is shared by the

nodes

22a and 22b, and a view 24a configuring the node 22a is used. Has filter information indicating that the entire portrait indicated by the entity 20 is reduced and expressed, and the view 24b configuring the node 22b has filter information indicating that the entire portrait indicated by the entity 20 is enlarged and expressed.
At this time, the reduced overall portrait 26a is displayed on the screen 19 as an image corresponding to the node 22a, and the enlarged overall portrait 26b is displayed as an image corresponding to the node 22b.
[0016]
As another example in which an entity is shared and used by a plurality of nodes, for example, as shown in FIG. 4B, a view 24c in which the entity 20 relating to the entire portrait is shared by the

nodes

22c and 22d and the node 22c is configured is It has filter information indicating that a part of the whole portrait represented by the entity 20 is represented inside the image represented by the view 24d, and the view 24d constituting the node 22d represents that the whole portrait represented by the entity 20 is represented as it is. It has the filter information shown.
At this time, on the screen 19, for example, the whole portrait 26d is displayed as an image corresponding to the node 22d, and a part 26c of the whole portrait is displayed with an apparently inclusive relation inside.
In this case, by providing the node 24c with a function called "anchor" or "link button", it is possible to handle "anchor" or "link button" having a different concept from the node in the information processing method described in the related art. Instead, media information can be treated as a node in a unified manner.
[0017]
As described above, by using a node having a function of “anchor” or “link button”, a button or the like of a GUI component can be naturally realized using the node. In addition, various media can be used as buttons. Furthermore, button nesting can be realized naturally without performing complicated procedures.
[0018]
Hereinafter, the data structures of the nodes, entities, and views described above will be described.
Shows the data structure of nodes, entities and views.
[0019]

[0020]

[0021]

[0022]
The node only holds the identifier (ID) of the entity and does not hold the view. The ID must always uniquely identify an object such as a name and an address. Nodes and entities are indirectly associated via a context described below.
[0023]
The above-described node has a link slot 16 for drawing out a link as shown in FIG.
The link slot allows an arbitrary number of links to be provided, and it is also possible to draw many links from one node.
A link is used to associate two nodes from one to the other, define the relationship, and specify the direction of reference. In addition, the link can be freely given a name that becomes a keyword at the time of search.
Various procedures can be assigned to nodes by a program or a script (description) language for end users, and links can be processed by the procedures in the nodes.
For example, it is possible to search for a link having a certain (type) name connected to a certain node and take out the link destination node, or take out only the link and sort it by name or creation date and time. Since this link is realized as an object, a subclass can be derived by freely adding an attribute or the like, and a dynamically generated dynamic link can be easily realized.
[0024]
The data structure of the link is shown below.

[0025]
Hereinafter, the context will be described.
In the computer system 1, an information space is divided and provided for each user or for each user's work, and a context is introduced as a framework that enables information sharing at the same time.
This context manages the relationship (such as a link) between the node and the view, and has a basic function of switching them collectively (context switching).
[0026]
FIG. 5 is a conceptual diagram of a context.
The context can be thought of as the environment in which the node is located, and is modeled as a plate that holds the view and links of the node on it, as shown in FIG. In this case, the node has a plurality of views independently on two different contexts C1 and C2, and a unique link is established between the views.
The node N is observed on each context, such as a node N1 composed of a view Vn1 existing on the entity En and the context C1, and a node N2 composed of a view Vn2 existing on the entity En and the context C2. , The node N1 and the node N2 share the entity En.
Further, both the view Vm and the view Vl exist on the context C2, and the node M including the view Vm and the node L including the view Vl share the entity Eml.
[0027]
By using the concept of context in this way, by switching contexts, it is possible to easily change the appearance of nodes and the relationship between nodes.
By having a corresponding view on the context, a node entity can be basically shared by all contexts, and users can interact with their own or shared information space on a context-by-context basis.
In addition, by using the concept of context, unnecessary information can be concealed and a certain effect can be given to problems such as lost child problem or cognitive overload, and sharing of nodes between contexts Thus, the problem of saving storage resources and maintaining information consistency can be effectively dealt with.
However, the context can be switched, and the information of nodes and links between contexts can be freely taken in and out, and the information is not forcibly divided.
[0028]
Furthermore, because the context can determine the view that determines the appearance of the common entity, the same text node is displayed in a certain teaching material using a large font, and other reports can be displayed. In a book, it is possible to effectively respond to a request to change a display mode of a common entity according to a context, such as a display using a font of a normal size.
The data structure of the context will be described.
[0029]

[0030]
The context is composed of a view dictionary from which a view can be obtained by giving a node ID, and a link dictionary from which a link can be obtained by giving a link source node ID and a link destination node ID.
[0031]
The shared container included in the data structure of the context will be described in detail in a second embodiment described later.
[0032]
Hereinafter, a method of creating the above-described nodes, entities, views, and contexts will be described.
As shown in FIG. 6, the node sets the node name in step S1, generates an entity based on the process shown in FIG. 7 described later in step S2, and then sets the node ID in step S3 to create the node. Is done.
[0033]
The creation of the entity is performed based on the processing in steps S11 to S16 shown in FIG.
In step S11, the source of the media data to be set for the entity is determined, for example, according to a user operation instruction. Then, in response to this determination, the media data is read from an input device such as an image scanner in step S16, and is read from a database in step S15, or is read from a file in step S12. Then, in step S13, the media data read in step S12, step S15, or step S16 is set as media data possessed by the entity. Then, in step S14, an ID is set for the entity for which the media data has been set.
[0034]
The creation of the view is performed based on the processing shown in steps S21 to S27 shown in FIG.
In step S21, it is determined whether or not a context for which a view is to be created has already been created. If it is determined that a context has been created, the process of step S22 is executed. The process of step S27 is performed. In step S27, a context is created based on the processing shown in FIG. 9 described later.
In step S22, the display attributes of the view, such as the display object and the display mode, are set. In step S23, a parent view is specified. For example, as shown in FIG. 4B, if there is an inclusion relationship between the

views

24c and 24d, the view 24d included in step S23 is set as the parent view of the included view 24c.
In step S24, a node having the view being created as a component is specified. In step S25, an ID is set for the view being created. Then, in step S26, the view created by the above-described steps is registered in the node view dictionary.
[0035]
The creation of the context is performed based on the processing of steps S31 to S37 shown in FIG.
In step S31, for example, a context name corresponding to a user operation is specified. In step S32, it is determined whether or not the context corresponding to the context name specified in step S31 has already been created. If it is determined that the process has been completed, the process of step S37 is executed.
In step S37, the context corresponding to the context name specified in step S31 is read from the database.
On the other hand, in step S33, an empty node view dictionary in which nothing is registered is generated.
In step S34, an empty link dictionary in which nothing is registered is generated. In step S35, a context name is set. In step S36, ID setting is performed on the generated context.
[0036]
The link is generated based on the processing in steps S41 to S46 shown in FIG.
In step S41, it is determined whether or not the context for which a link is to be created is already open. If it is determined that the context is open, the process of step S42 is executed. Executes the process of step S46.
In step S46, a context in which a view is to be created is opened.
In step S42, a link source node is specified. In step S43, a link destination node is specified. In step S44, a link name is set. In step S45, the newly created link is registered in the link dictionary of the context created or read in step S46.
[0037]
Next, a process for displaying a node will be described.
The display of the nodes is performed based on the processing of steps S51 to S56 shown in FIG. 11 by the information terminals 4a to 4c shown in FIG. 1, for example.
In step S51, it is determined whether or not the context having the node to be displayed is already opened. If it is determined that the context is open, the process of step S52 is executed. , The process of step S56 is executed.
In step S56, a context having a node to be displayed is opened. In step S52, a view corresponding to the node to be displayed is searched from the node view dictionary of the target context.
In step S53, the media data is read from the entity of the node to be displayed.
In step S54, the media data read in step S53 is filtered using the filter information of the view searched in step S52.
In step S55, the media data filtered in step S54 is displayed.
[0038]
Next, processing for displaying a link destination node will be described.
When a node displayed by the above-described processing is instructed by a pointing device or the like, a processing having a link relationship with the displayed node, that is, a processing of displaying a node to which the displayed node is linked is executed.
The display of the link destination node is performed based on the processing of steps S61 to S66 shown in FIG. 12 by the information terminals 4a to 4c shown in FIG.
In step S61, it is determined whether or not the context having the node to be displayed is already opened. If it is determined that the context is open, the process of step S62 is executed. , The process of step S66 is executed.
[0039]
In step S66, a context having a node to be displayed is opened. In step S62, the link dictionary of the target context is opened. This link dictionary is generated in step S34 shown in FIG. 9 when a new context is created, and the created links are registered in order in step S45 shown in FIG. 10 when a link is created. Have been.
In step S63, a link as an object is retrieved and retrieved from the link dictionary based on the link source node ID, that is, the ID of the node whose display has been completed, and, for example, the relation name given to the link.
In step S64, the link destination node ID of the link extracted in step S63 is obtained.
In step S65, the process shown in FIG. 11 described above is executed on the link destination node ID acquired in step S64 and displayed.
[0040]
A second embodiment will be described.
In the present embodiment, in addition to the information processing method in the computer system 1 of the first embodiment described above, an information processing method capable of sharing an information network called a shared container between contexts will be described.
FIG. 13 is a diagram for explaining sharing of an information network between contexts.
As shown in FIG. 13, in the information processing method according to the present embodiment, a part of view and link information on a context C2 used by a certain user is registered in a shared container 42 defined in a context C1 used by another user. By doing so, the partial information network including the views and links on the context C2 can be used as it is in the context C1.
The shared container is created, for example, by designating a plurality or a single node that the user shares and uses with another context. At this time, if a node is specified, a link connecting the nodes is automatically specified, so that it is not necessary to specify a link.
[0041]
By registering a partial information network composed of nodes and links on the context C2 in the shared container 42 on the context C1, the partial information network can be used on the context C1 as well as on C2. When a link is added / changed in the context C1, a view is changed, or the like, the display mode (“view”) of the context C1 changes, but this is only added or hidden on the context C1. The information on context C2 does not change.
[0042]
For example, the view Vn1 on the context C1 in FIG. 13 is generated as a new view on the context C1 when a change to the shared view Vn2 'occurs on the context C1. Has no effect on the view Vn2 on the context C2.
That is, the partial information network can be freely changed in the context C2, and this change can be observed from the context C1, but the information in the shared container 42 cannot be changed from the context C1, and the shared container 42 cannot be changed in the context C1. Can be duplicated and only the duplicated information can be changed.
In this way, by using the shared container, it is possible to share only some information between contexts, and to make changes only in each context without affecting others.
[0043]
The process described above is performed by searching not only the view or link of the context node view dictionary or link dictionary, but also the "shared context dictionary" registered in the shared container. Is achieved.
[0044]
Hereinafter, a process of displaying a node in a context having a shared container will be described.
FIG. 14 is a flowchart of a node display process in a context having a shared container.
In step S71, it is determined whether or not the context having the node to be displayed is already open. If it is determined that the context is open, the process of step S72 is executed. , The process of step S78 is executed.
In step S78, a context having a node to be displayed is opened. In step S72, a view corresponding to the node to be displayed is searched from the node view dictionary of the target context.
In step S73, it is determined whether or not a view corresponding to the node to be displayed in step S72 has been searched. Is displayed.
On the other hand, if it is determined in step S72 that the view corresponding to the node to be displayed has not been searched, the processing in step S74 is executed.
[0045]
In step S74, it is determined whether or not the shared container is registered in the context in which the process is being executed. If it is determined that the shared container is registered, the process of step S75 is performed. Ends the processing (END2). When the processing is completed, for example, a warning indicating that the view corresponding to the node to be displayed does not exist is output to the user.
In step S75, a node to be displayed is searched from the registered shared containers.
In step S76, it is determined whether or not a node to be displayed in step S75 has been searched. If it is determined that the node has been searched, the process of step S77 is executed. Execute the process again, and check again whether another shared container is registered.
In step S77, a view or a link is obtained from the node view dictionary of "shared context" set in the shared container using the node ID searched in step S75 as a key.
When the view is acquired in step S77, the processes in steps S54 and S55 in FIG. 11 are executed, and the entity corresponding to the view is displayed.
When a link is obtained in step S77, the processes in steps S64 to S65 in FIG. 12 are executed, and the link destination node is displayed according to the corresponding view.
The data structure of the shared container is shown below.
[0046]
Shared container:
Shared context ID
Node ID set included in shared container
The name of the shared container
Access right
[0047]
As described above, according to the information processing method of the present embodiment, since information can be shared between contexts in an arbitrary range, it is possible to use a network composed of shared information and personal information by organically connecting them. Can be.
[0048]
In the present embodiment, the case where the partial information network composed of a part of views and links belonging to the context C2 is used in the context C1, but a shared container composed of all views and links belonging to the context C2 has been described. May be used in the context C1.
[0049]
The information processing method of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be used with various modifications. For example, the type of media information indicated by the entity and the view is not limited to image information, and may be other perceptual information such as acoustic information.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the information processing method of the present invention, media information including entity data and attribute data indicating an output mode of the entity data, and link information indicating a one-to-one connection relationship between the media information It can be handled in a unified manner, and can realize a simple and easy-to-understand model, unified handling of media information, and GUI integration.
Further, according to the information processing method of the present invention, since the media information is separated into the entity data and the attribute data, the entity data can be shared and various appearances can be provided according to the situation, By sharing the substantial data with a large amount of information, the storage area of the memory can be used effectively.
Also, according to the information processing method of the present invention, by using the concept of context, it is possible to hide information unnecessary for the user, and to provide a certain effect on problems such as a lost child problem or cognitive overload. In addition, by sharing nodes between contexts, it is possible to effectively cope with the problems of saving storage resources and maintaining information consistency.
Furthermore, according to the information processing method of the present invention, in addition to the work environment provided by the context, only a necessary part of the work environment provided by other contexts can be used by the shared container, and thus a very convenient work An environment can be provided to the user.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a computer system in which an information processing method according to a first embodiment is used.
FIG. 2 is a diagram for explaining a node which is a block of information to be processed by the information processing method according to the first embodiment;
FIG. 3 is a diagram illustrating a case where an entity is shared by a plurality of nodes.
4A is a diagram for explaining sharing of an entity between a node having a reduced view and a node having an enlarged view, and FIG. 4B is a diagram illustrating a node having a partial view and a node having an entire view. FIG. 2 is a diagram for explaining sharing of an entity by a.
FIG. 5 is a conceptual diagram for explaining a context used in the information processing method of the first embodiment.
FIG. 6 is a flowchart illustrating creation of a node.
FIG. 7 is a flowchart illustrating creation of an entity.
FIG. 8 is a flowchart illustrating creation of a view.
FIG. 9 is a flowchart illustrating creation of a context.
FIG. 10 is a flowchart illustrating the creation of a link.
FIG. 11 is a flowchart showing display of nodes.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a display of a link destination node.
FIG. 13 is a conceptual diagram illustrating a context used in the information processing method according to the second embodiment.
FIG. 14 is a flowchart illustrating a process for displaying information included in a shared container.
[Explanation of symbols]
1 ... Computer system
2 LAN
4a, 4b, 4c ... information terminal
6a, 6b, 6c ... information storage space
8 ... Database
10, 10a, 10b, 22a, 22b, 22c, 22d ... node
12, 20, ... entity
14, 14a, 14b, 24a, 24b, 24c, 24d ... view
16 link
42 ... shared container

Claims

画像および音響などの知覚可能な出力に関するメディア情報と、前記メディア情報の出力態様を示し複数のビューで共通の前記メディア情報の出力態様を示すことが可能な前記ビューと、複数の前記ビューの相互間のリンク関係を示すリンクとを基に、前記メディア情報を出力する情報処理方法であって、
ユーザ単位あるいはユーザの仕事単位でそれぞれ規定された複数のコンテクストであって、それぞれが当該コンテクストの構成要素となる単数または複数の前記ビューを指定した前記複数のコンテクストを規定し、
前記コンテクストを基に、当該コンテクストが指定した前記ビューが示す出力態様で前記メディア情報を出力し、
一の前記コンテクストから他の前記コンテクストに切り換えを行うことで、前記メディア情報の出力に用いる前記ビューおよびその前記リンクを切り換え、
前記複数のコンテクストのうち所定の前記コンテクストが指定した一部の前記ビューを、他の前記コンテクストを指定した共有コンテナとして登録することにより、前記他のコンテクストに基づいた前記メディア情報の出力処理において、前記共有コンテナとして登録した前記ビュー、並びにその前記リンクを用いて前記メディア情報の出力を行う
情報処理方法。Media information relating to perceivable outputs such as images and sounds, the view capable of indicating an output mode of the media information and indicating a common output mode of the media information in a plurality of views; An information processing method for outputting the media information based on a link indicating a link relationship between
A plurality of contexts each defined in a user unit or a user's work unit, each defining the plurality of contexts specifying one or more views that are constituent elements of the context,
Based on the context, output the media information in an output mode indicated by the view specified by the context,
By switching from one of the contexts to another of the contexts, the view and the link used to output the media information are switched,
In the output process of the media information based on the other context, by registering a part of the view specified by the predetermined context among the plurality of contexts as a shared container specifying the other context, An information processing method for outputting the media information using the view registered as the shared container and the link.

前記他のコンテクストに対しての変更として、前記共有コンテナとして登録された前記ビューが変更された場合に、当該変更により、前記一のコンテクストに基づいた前記メディア情報の出力において用いる前記共有コンテナとして登録された前記ビュー、並びにその前記リンクに影響を与えない
請求項１に記載の情報処理方法。When the view registered as the shared container is changed as a change to the other context, the change registers the view as the shared container used in outputting the media information based on the one context. The information processing method according to claim 1, wherein the determined view and the link are not affected.

前記メディア情報は、予め定められたグラフィカルユ−ザインターフェイス部品に関する情報を含む
請求項１に記載の情報処理方法。2. The information processing method according to claim 1, wherein the media information includes information on a predetermined graphical user interface component.