JP3600292B2 - 管接続口装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、排水管路に接続される汚水桝、分岐管継手などの被管接続体の管接続口装置に係り、特に、既設排水管路の途中に設置に適するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、既設の排水管路の途中に、例えば汚水桝を接続する場合は、排水管路の内周面に凹凸部が形成されないように接続しなくてはならず、汚水桝の両端に接続される排水管をその内端部がそれぞれ汚水桝の流入側および流出側の受口の奥端のストッパー段部まで挿入することにより、汚水桝の排水管接続口の内周面と排水管の内周面とが面一となるようにしている。そして,図8および図9に示すように、既設の排水管路に、被管接続体、例えば汚水桝本体1を設置するときに、少なくとも配管材料として伸縮継手2とソケット3を必要とし、既設管路の汚水桝本体1を設置しようとする箇所を前記汚水桝本体1と二つの必要な配管材料の長さの和、すなわち、設置される汚水桝本体1の全長l1 と、収縮した状態の伸縮継手2の最小長さl2 と、ソケット3の略半分長さl3 との和の長さ分を切断し、まず、汚水桝本体1の下流側となる一方の管接続口の受口部4に既設の排水管9の一方の切断端部5を嵌挿接着し、次に、外管7とこの外管7に嵌着した小径の内管6とにより構成されている伸縮継手2の外管7の接続口を前記汚水桝本体1の上流側の他方の受口部8に嵌挿接着する。なお、この伸縮継手2は偏芯して内管6と外管7の底面が面一に形成され、この外管7と小径の内管6との間に環状のゴムリングを嵌着している。そして、既設の排水管9の他方の切断端部5aにはソケット3を接着し、この状態で、前記伸縮継手2の内管6を引出してソケット3に嵌着して接着する接続工法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の施工方法では、既設管路の切断長さが長くなり、既設管路に汚水桝本体を設置する空間が狭いとき、および、既設管路に設置した汚水桝と汚水桝との間にスペースが余りない場所に対して、施工が煩雑で作業がやりずらく、汚水桝などの被接続体が接続できない場合もあるという問題があった。
【0004】
また、配管材料としての伸縮継手およびソケットは不可欠であり、コストアップとなるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、施工の場所が狭くても汚水桝などの被接続管体の接続が容易に施工ができ、また、従来の施工法では必要とした伸縮継手、ソケットのような余分の配管材料も必要なく、また、新設の排水管路にも使用でき、特に、既設管路の途中に汚水桝、分岐継手などの被接続管体を容易に接続できる管接続口装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の管接続口装置は、接続管を接続する被接続体の被接続管部は、先端側に上半部を切り欠いた半割り受口部を形成し、この半割り受口部の下半部の先端側を拡径して内面全周に接続管が当接するストッパー段部を形成し、この半割り受口部の上半部に軸心方向と直交する半円弧状の切断縁に沿って前記ストッパー段部の端面とを略同一面とした円弧状係合突部を突設し、この円弧状係合突部の外端側の端面に開口した円弧状係合溝部を形成するとともにこの円弧状係合突部に連続してこの半割り受口部の下半部の軸線方向に延びる両側切断縁に沿って直線状係合突部を突設し、前記被接続体の半割り受口部の切り欠いた上半部を覆う覆い体は、前記半割り受口部の切り欠いた上半部の形状と同一の円弧面形状を成し、前記被接続体の半割り受口部の切り欠き部に前記覆い体を嵌着してこの覆い体の内端側に延出した半円弧状の嵌合端縁を前記円弧状係合溝部に嵌挿するとともに両側下端縁を前記直線状係合突部の内面側に係合し、前記被接続体の被接続管部に形成した前記両側直線状係合突部の外端側に内面側および外端側に開口した係合凹部を形成し、この係合凹部に係合される係合突起を前記覆い体の両側外周面の外端側にそれぞれ突設したものである。
【0007】
請求項2記載の発明の管接続口装置は、請求項1記載の管接続受口装置において、被接続体の被接続管部に形成した円弧状係合溝部の内周上面部とこの円弧状係合溝部に嵌合される覆い体の嵌合端縁の外周面との少なくともいずれか一方を係合溝部の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面としたものである
【0008】
請求項記載の発明の管接続口装置は、請求項1または2記載の管接続口装置において、係合凹部は外端側開口部を拡げたものである。
【0009】
請求項記載の発明の管接続口装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の管接続口装置において、覆い体の内端側外周面には被接続体の被接続管部に形成した上半部の円弧状係合突部に当接する突出部を形成するとともに外端部外周面に被叩き部を突設したものである。
【0010】
請求項記載の発明の管接続口装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の管接続装置において、覆い体の内端側外周面に形成した突出部に被接続体の被接続管部に形成した円弧状係合突部に係合してこの覆い体の抜け外れを防止する係止片を設けたものである。
【0011】
【作用】
請求項1記載の発明の管接続口装置は、被接続体の被接続管部の先端側に形成した上半部を切り欠いた半割り受口部に、開口している上方から排水管などの接続管を嵌入接着して、この接続管の一端部を半割り受口部の下半部の先端側を拡径して内面全周に形成したストッパー段部に当接する。次いで、被接続体の半割り受口部の切り欠いた上半部に覆い体を嵌着して接続管の上半部を覆い、この半割り受口部に形成した上半部の半円弧縁状の切断縁に沿って外周側に端面に開口されている円弧状係合溝部に覆い体の一端部に延出した半円弧状の嵌合端縁を嵌挿接着するとともに、この覆い体の両側端縁を半割り受口部の下半部の軸線方向に延びる両側切断縁に当接接着し、覆い体の両側端縁の外周面を半割り受口部の下半部の軸線方向に延びる両側切断縁に沿って突設した直線状係合突部に係合し、かつ、覆い体の内面を接続管に外周面に接着する。
【0012】
そして、被接続体の被接続管部の上半部を切り欠いた半割り受口部に嵌着した接続管の端面は被接続体の被接続管部に形成したストッパー段部の端面と上半部の軸心方向と直交する半円弧縁状の切断縁の端面とに当接され、ストッパー段部の端面および上半部の半円弧縁状の切断縁の端面と接続管の端面との間に窪み凹部が形成されず、接続管から被接続体の被接続管部に流入する流体または被接続体の被接続管部から接続管に流れる流体は引っ掛かることなく流れる。
【0013】
また、被接続体の被接続管部の上半部を切り欠いた半割り受口部に開口した上方から接続管を嵌着でき、既設の排水管などの接続管に被接続体を接続するときの接続管の切断長さを短くでき、狭い場所でも施工作業が容易にできる。
【0014】
なお、既設排水管路の途中に汚水桝などの被接続体を設置するときは、この既設管を被接続体の半割り受口部の上半部の半円弧縁状の切断縁端面間の長さに合わせて切断することにより、既設排水管路に被接続体を接続できる。
【0015】
さらに、被接続体の被接続管部に形成した両側直線状係合突部の係合凹部と覆い体の係合突起との係合で、円弧状係合溝部と嵌合端縁との係合部から離間した部分でも、半割り受口部の軸方向の切断縁と覆い体の両側端縁との接合が保持される。
【0016】
請求項2記載の発明の管接続口装置は、被接続体の被接続管部の円弧状係合溝部に嵌挿される覆い体の嵌合端縁は、係合溝部の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面により覆い体は接続管の管軸芯方向に押し付けられ、覆い体は接続管に圧接されて液密を保持する接着が確実となる
【0017】
請求項記載の発明の管接続口装置は、係合突起が係合凹部の外端側の拡がった開口部から円滑に係合され、半割り受口部の直線状係合突部に覆い体の両側縁部を容易に係合できる。
【0018】
請求項記載の発明の管接続口装置は、被接続体の半割り受口部に形成した上半部の円弧状係合溝部に覆い体の半円弧状の嵌合端縁を嵌挿して接続体の被接続管部に形成した上半部の円弧状係合突部に覆い体の突出部が当たるまで、覆い体の被叩き部をプラスチックハンマーなどにて叩打することにより、確実に円弧状係合溝部に嵌合端縁が嵌挿され、接続管の接続作業が容易となる。
【0019】
請求項記載の発明の管接続口装置は、被接続体の被接続管部に形成した円弧状係合突部の端面に覆い体の突出部が当接し、覆い体の係止片が被接続管部の円弧状係合突部に係合して覆い体の抜け外れが防止される。
【0020】
【実施例】
次に、本発明の管接続口装置の一実施例の構成を汚水桝の流入口または流出口などの被接続管部に接続管としての排水管を接続する管接続口装置を図1ないし図7に基づいて説明する。
【0021】
図1および図2において、10は被接続体、例えば塩化ビニル樹脂などの合成樹脂からなる汚水桝本体で、この汚水桝本体10の上部には上向き開口された筒状の掃除口11が一体に突設され、この汚水桝本体10の両端部にはインバート部12の両端と連通し底部が同一面となる被接続管部となる筒状の流入口部13と流出口部14がそれぞれ形成されている。
【0022】
また、汚水桝本体10の流入口部13と流出口部14は、先端側に略軸芯を通る水平面から上半部を切り欠いた半割り受口部15をそれぞれ形成し、この半割り受口部15の下半部16の先端側に拡径した接続管嵌着部17を形成し、この接続管嵌着部17の内端部の内面全周に接続管が当接するストッパー段部20を形成する。また、この半割り受口部15の上半部21に軸心方向と直交する半円弧縁状の切断縁22に沿って、外周側に端面に開口した円弧状係合溝部23を形成した円弧状係合突部24を突設する。そして、前記ストッパー段部20の端面と上半部の軸心方向と直交する半円弧縁状の切断縁22の端面とが略同一面となっている。
【0023】
また、前記円弧状係合溝部23の内周上面部はこの円弧状係合溝部23の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面25に形成されている。
【0024】
さらに、前記半割り受口部15の下半部16に形成した接続管嵌着部17には前記円弧状係合突部24に連続してこの半割り受口部15の下半部16の軸線方向に延びる両側切断縁26に沿って、この接続管嵌着部17に接続管の肉厚寸法を拡径した外側位置に直線状係合突部27を突設する。また、この接続管嵌着部17の軸芯方向に延びる両側切断縁26の端面には略V字状の係合凹条28が形成されている。
【0025】
また、前記両側直線状係合突部27の外端側には、この両側直線状係合突部27の内面側および外端側に開口した係合凹部30がそれぞれ形成されている。この両側の係合凹部30の内側上面32は外端側が図3に示すように高さが高くなる方向に傾斜して拡がった傾斜面32a にそれぞれ形成されるとともに図5に示すようにこの係合凹部30の内側上面32はそれぞれ略軸芯に向って下向きに傾斜した傾斜面に形成されている。
【0026】
次に、40は前記半割り受口部15の切り欠いた上半部を覆う覆い体で、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂にてこの半割り受口部15の切り欠いた上半部の形状と同一の円弧面形状を成している。この覆い体40の一端部には前記円弧状係合溝部23に嵌挿される半円弧状の嵌合端縁41が延出形成され、この嵌合端縁41の外周面は先端側から漸次肉厚が厚くなるように傾斜したテーパー面42に形成され、この嵌合端縁41は前記半割り受口部15の上半部21の円弧状係合溝部23に嵌挿されるようになっている。
【0027】
また、この覆い体40の両側縁部43の外面部は前記半割り受口部15の直線状係合突部27の内面側に圧接係合されるようになっている。そして、この覆い体40の両側縁部43の端面には前記半割り受口部15の接続管嵌着部17の両側切断縁26に形成した係合凹条28に係合する係合突条43a が形成されている。
【0028】
さらに、この覆い体40の両側縁部の外端側の外面部には前記半割り受口部15に形成した係合凹部30に係合される係合突起44がそれぞれ突設されている。この係合突起44の上面45は図5に示すようにそれぞれ略軸芯方向に向って下向きに傾斜した傾斜面に形成されている。
【0029】
また、前記覆い体40の一端側の外周面中央部には上半部の円弧状係合突部24の端面に当接する突出部47が突設されており、さらに、この覆い体40の他端部外周面に肉厚の被叩き部48が突設されている。
【0030】
また、前記覆い体40の突出部47には先端に係合鉤部50a を有し前記半割り受口部15の円弧縁状係合突部24に係合して抜け外れを防止する係止片50が突設されている。
【0031】
そして、前記半割り受口部15の下半部16に覆い体40が嵌着されることにより、前記接続管嵌着部17と同一軸芯の受口51が形成されるようになっている。
【0032】
なお、図2に示すように前記汚水桝本体10には側面に合流する枝管の流入口部52が形成されている。
【0033】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0034】
既設排水管路の途中に汚水桝を設置するとき、汚水桝本体10の半割り受口部15の上半部の半円弧縁状の切断縁22端面間の長さLに相当する長さ分、既設の接続管の排水管を切断し、この排水管を切断した部分を深く掘る。
【0035】
次いで、汚水桝本体10の流入口部13および流出口部14の上半部を切り欠いた半割り受口部15の接続管嵌着部17の内面、切断端面22と接続管53の外周面とに接着剤を塗布し、下側から汚水桝本体10の流入口部13および流出口部14の半割り受口部15を接続管の切断端部をそれぞれ当てがって上方に向って開口した接続管嵌着部17に接続管を当接し、接続管の切断端部を半割り受口部15の下半部16の先端側を拡径して内面全周に形成したストッパー段部20に当接して接着するとともに接続管の切断端面は切断縁22に当接接着する。
【0036】
次いで、半割り受口部15の円弧状係合溝部23の内面、直線状係合突部27の両側切断縁26に沿う上面および内面端面と、覆い体40の内面、嵌合端縁41のテーパー面42、両側縁部43の端面と接続管の外面とにそれぞれ接着剤を塗布し、覆い体40を半割り受口部15の切り欠いた上半部に嵌着して接続管の上半部を覆い、覆い体40の半円弧状の嵌合端縁41を円弧状係合溝部23にあてがい上半部21の円弧状係合突部24の端面に覆い体40の突出部47が当たるまで覆い体40の被叩き部48をプラスチックハンマーなどにて叩打し、この半割り受口部15に形成した上半部21の半円弧縁状の切断縁22に沿って外周側に端面に開口されている円弧状係合溝部23に覆い体40に延出した半円弧状の嵌合端縁41を嵌挿して接着するとともに、この覆い体40の両側縁部43の端面を半割り受口部15の下半部の軸線方向に延びる両側切断縁26に当接接着することにより、覆い体40の内面は接続管の外面に接着される。
【0037】
そして、半割り受口部15の円弧状係合溝部23の内側上面部のテーパー面25と覆い体40の嵌合端縁41に形成したテーパー面42との係合により覆い体40は接続管の管軸芯方向に押し付けられ、覆い体40は接続管に圧接されて液密を保持する接着が確実となる。
【0038】
このとき、覆い体40の両側縁部43の端面に形成した係合突条43a が半割り受口部15の接続管嵌着部17の両側切断縁26に形成した係合凹条28に係合され、接着面積が拡がり液密性が高まる。
【0039】
さらに、半割り受口部15の円弧状係合溝部23に覆い体40の嵌合端縁41が嵌挿されるときに、覆い体40の両側縁部43の外端側の外面部に形成した係合突起44が半割り受口部15に形成した係合凹部30に係合される。このとき、覆い体40の係合突起44は係合凹部30にその内側上面32の外端側の高さを拡げた傾斜面32a が案内となって円滑に係合され、両側直線状係合突部27の係合凹部30と覆い体40の係合突起44との係合で、円弧状係合溝部23と嵌合端縁41との係合部と離間した部分でも、半割り受口部15の軸方向の切断縁と覆い体40の両側端縁との接合が保持される。
【0040】
さらに、覆い体40の突出部47から突設した係止片50の先端係合鉤部50a が半割り受口部15の円弧縁状係合突部24に係合して覆い体40の抜け外れが防止される。
【0041】
そして、汚水桝本体10の枝管の流入口部52に枝管の接続管を接続する。
【0042】
また、前記実施例では、汚水桝本体10の半割り受口部15の上半部21の円弧状係合溝部23の内側上面部をテーパー面25とし、覆い体40の嵌合端縁41の外周面をテーパー面42に形成したが、いずれか一方のみをテーパー面とすることもできる。
【0043】
さらに、前記覆い体40の両側縁部43の端面に係合突条43a を形成し、半割り受口部15の接続管嵌着部17の両側切断縁26に係合凹条28を形成したが、覆い体40の両側縁部43の端面に係合凹条を形成し、半割り受口部15の接続管嵌着部17の両側切断縁26に係合突条28を形成することもできる。
【0044】
また、汚水桝本体10の枝管の流入口部52も前記半割り受口部15と覆い部40からなる管接続口装置を用いることもできる。
【0045】
さらに、前記実施例では、汚水桝本体10には合流枝管流入口部52を形成した構成について説明したが、合流枝管流入口部を形成しない汚水桝にも適用でき、さらに、汚水桝に限らず、分岐管継ぎ手など各種の管接続口装置に適用できる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、既設排水管路の途中に汚水桝などの被接続体を設置するときは、この既設管を被接続体の半割り受口部の上半部の半円弧縁状の切断縁端面間の長さに合わせて切断することにより、既設排水管路に被接続体を接続でき、排水管の切断長さを短くすることができるとともに、施工のスペースを狭くすることができ、狭い箇所でも施工が容易できる。また、余分な配管材料を必要とせず、コストを低下することができる。さらに、被接続体の被接続管部の半割り受口部に嵌着した接続管の端面は被接続体の被接続管部に形成したストッパー段部の端面と上半部の軸心方向と直交する半円弧縁状の切断縁の端面とに当接することにより、ストッパー段部の端面および上半部の半円弧縁状の切断縁の端面と接続管の端面との間に窪み凹部が形成されないので、接続管から被接続体の被接続管部に流入する流体または被接続体の被接続管部から接続管に流れる流体は引っ掛かることなく円滑流れる。そして、被接続体の被接続管部に形成した両側直線状係合突部の係合凹部と覆い体の係合突起との係合で、円弧状係合溝部と嵌合端縁との係合部から離間した部分でも、半割り受口部の軸方向の切断縁と覆い体の両側端縁との接合が保持され、液密性が向上する。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、被接続体の被接続管部の円弧状係合溝部に嵌挿される覆い体の嵌合端縁は、係合溝部の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面により覆い体は接続管の管軸芯方向に押し付けられ、覆い体は接続管に圧接されて液密を保持する接着が確実となる
【0048】
請求項記載の発明によれば、被接続体の被接続管部の直線状係合突部に形成した係合凹部に覆い体の係合突起が円滑に係合され、半割り受口部の軸方向の切断縁と覆い体の両側端縁との接合が円滑に行われる。
【0049】
請求項記載の発明によれば、被接続体の半割り受口部に形成した上半部の円弧状係合溝部に覆い体の半円弧状の嵌合端縁を嵌挿して接続体の被接続管部に形成した上半部の円弧状係合突部に覆い体の突出部が当たるまで覆い体の被叩き部をプラスチックハンマーなどにて叩打することにより、確実に円弧状係合溝部に嵌合端縁が嵌挿され、接続管の接続作業が容易となる。
【0050】
請求項記載の発明によれば、被接続体の被接続管部に形成した円弧状係合突部の端面に覆い体の突出部が当接し、覆い体の係止片が被接続管部の円弧状係合突部に係合して覆い体の抜け外れが確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す管接続口装置の分解斜視図である。
【図2】同上管接続口装置を汚水桝の被接続管部に実施した実施例を示す縦断面図である。
【図3】同上管接続口装置部の縦断面図である。
【図4】同上右側面図である。
【図5】図4における被接続管部の接合部の拡大右側面図である。
【図6】同上覆い体の右側面図である。
【図7】同上汚水桝の施工状態の説明図である。
【図8】従来の汚水桝を施工する状態の説明図である。
【図9】同上汚水桝を施工した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 被接続体の汚水桝本体
13 被接続管部の流入口部
14 被接続管部の流出口部
15 半割り受口部
16 下半部
20 ストッパー段部
22 半円弧縁状の切断縁
23 円弧状係合溝部
24 円弧状係合突部
25,42 テーパー面
27 直線状係合突部
30 係合凹部
40 覆い体
41 嵌合端縁
44 係合突起
47 突出部
48 被叩き部

Claims (5)

  1. 接続管を接続する被接続体の被接続管部は、先端側に上半部を切り欠いた半割り受口部を形成し、この半割り受口部の下半部の先端側を拡径して内面全周に接続管が当接するストッパー段部を形成し、この半割り受口部の上半部に軸心方向と直交する半円弧状の切断縁に沿って前記ストッパー段部の端面とを略同一面とした円弧状係合突部を突設し、この円弧状係合突部の外端側の端面に開口した円弧状係合溝部を形成するとともにこの円弧状係合突部に連続してこの半割り受口部の下半部の軸線方向に延びる両側切断縁に沿って直線状係合突部を突設し、
    前記被接続体の半割り受口部の切り欠いた上半部を覆う覆い体は、前記半割り受口部の切り欠いた上半部の形状と同一の円弧面形状を成し、
    前記被接続体の半割り受口部の切り欠き部に前記覆い体を嵌着してこの覆い体の内端側に延出した半円弧状の嵌合端縁を前記円弧状係合溝部に嵌挿するとともに両側下端縁を前記直線状係合突部の内面側に係合し
    前記被接続体の被接続管部に形成した前記両側直線状係合突部の外端側に内面側および外端側に開口した係合凹部を形成し、この係合凹部に係合される係合突起を前記覆い体の両側外周面の外端側にそれぞれ突設した
    ことを特徴とする管接続口装置。
  2. 被接続体の被接続管部に形成した円弧状係合溝部の内周上面部とこの円弧状係合溝部に嵌合される覆い体の嵌合端縁の外周面との少なくともいずれか一方を係合溝部の内端側から外端側に向って拡径する方向に傾斜したテーパー面としたことを特徴とする請求項1記載の管接続受口装置。
  3. 係合凹部は外端側開口部を拡げたことを特徴とする請求項1または2記載の管接続口装置。
  4. 覆い体の内端側外周面には被接続体の被接続管部に形成した上半部の円弧状係合突部に当接する突出部を形成するとともに外端部外周面に被叩き部を突設したことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の管接続口装置。
  5. 覆い体の内端側外周面に形成した突出部に被接続体の被接続管部に形成した円弧状係合突部に係合してこの覆い体の抜け外れを防止する係止片を設けたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の管接続装置。
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