JP3596719B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものであり、特に、中間転写べルトを用いたカラ一画像形成置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から感光ドラム及び中間転写ベルト又は中間転写ドラムを備え、一次転写及び二次転写を繰り返すことでカラー画像を形成する、中間転写方式の画像形成装置が知られている。
【0003】
この中間転写方式の画像形成装置は、感光ドラム上に現像された各色トナー像を、まず、中間転写ベルト、中間転写ドラム等から成る中間転写機構に一次転写し、この操作を所定回繰り返すことで多色トナー像を形成し、次に、前記ベルト、ドラム等の表面に坦持された多色トナー像を用紙上に一括乃至順次転写するものである。そして、二次転写が行われる二次転写部は主に二次転写ロール、ベルト、対向ロールで構成されているが、これらが別体に構成されているために、二次転写ロールが該ベルト及び対向ロールに卜ラッキングする際、お互いの位置調整が狂い易く、そのために、ベルトが蛇行するべル卜ウォーク現象が発生しやすい。その場合、安定した画像を得ることが困難になる。その対策として、まず、個々の部品精度を上げることが考えられるが、コストが高くなってしまう。
【0004】
そこで、前記ロール乃至ベルトの正確な位置決めを行うことが考えられる。位置決め手段という意味では、特開平07−36294号公報に、画像形成装置のメンテナンス終了後の「感光ドラムと一対の転写ロール」の位置決め方法として、感光ドラム側の位置規制板に一対の転写ロールを弾性体で加圧して押しつける手段や、逆に感光ドラムを位置規制手段に加圧する手段がある。
【0005】
ここで示されている手段は、加圧手段により強制的に位置決めを行うものであるため、メンテナンスの如き比較的少ない回数では問題にはならないが、前述の中間転写方式における二次転写ロールのトラッキング及びリトラクト動作の様に煩雑に行われる動作では、かじり、摩耗、異音等が発生する恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、一次転写部及び二次転写部を備えた中間転写方式の画像形成装置において、部品公差等でばらついていた二次転写ロールのトラッキング姿勢を、かじり、摩耗、異音等が発生しない簡単な構成で補正し、従来より安定した画像を得る事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置においては、感光ドラム上で顕像化されたトナー像を静電的に中間転写ベルトに転写する一次転写部と、対向ロールと、トラッキング位置とリトラクト位置とを移動する二次転写ロールと、前記二次転写ロールが前記対向ロール側に向けてトラッキング位置に移動した状態で、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像を用紙上に転写する二次転写部とを有する画像形成装置において、前記二次転写ロールのトラッキング位置を位置決めするガイドを、前記二次転写ロール側に設けている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施例に基づき説明する。ただし、本発明をこの実施例に限定するものではない。
【0012】
図1は本発明の実施の形態の一例を示す側面図であり、1は感光ドラム、2は感光ドラム1上のトナー像、3は一次転写ロールであり、感光ドラム1と一次転写ロール3とで一次転写部を構成している。4は無端状となっている中間転写ベルト、5は中間転写ベルト4を駆動する駆動ロール、6は対向ロール、7は二次転写ロールであり、対向ロール6と二次転写ロール7とで二次転写部を構成している。8は用紙上に転写されたトナー像を定着させる定着装置である。ここでは、二次転写ロール7のトラッキング動作用の位置規制手段は記載を省略している。これについては、後述する。
【0013】
図1のシステムの動作について説明する。図1のシステムにおいて、まず、感光ドラム1に静電潜像が書き込まれ、単色トナーにより顕像化される。顕像化されたトナ一像は一次転写部で中間転写べルト4に一次転写される。このとき、二次転写ロール7は中間転写ベルト4からリトラクト、即ち、引き込んだ状態の待機位置にある。
【0014】
そして、中間転写ベルト4は一周して再び一次転写部で異なる色のトナ一像を転写される。このサイクルを複数回繰り返し、中間転写ベルト4上に多色画像が形成されると、二次転写部に用紙が所定の経路に沿って搬送され、二次転写ロール7がトラッキング動作を行い、接地された対向ロール6と二次転写ロール7との間でトナー像を坦持した中間転写ベルト4と用紙を挟む。このとき、二次転写ロール7に所定の電圧をかけて、多色トナー像を用紙に一括して二次転写する。二次転写部を抜けた用紙は定着装置8で定着処理を受け、外部に排出される。
【0015】
この時、二次転写ロール7が部品公差、組立て、画像形成装置自身の設置環境等原因により、対向ロール6及び中間転写ベルト4に対する位置調整が狂つている場合や剛性不足の為にトラッキング毎に姿勢が変わる場合、二次転写で安定した画質を得る事が困難になる。
【0016】
また、ベルトを挟む力が軸方向でアンバランスになる為にべルトが片側に寄つて行き、破損する場合もある。
【0017】
これらの対策として、本発明では、二次転写ロール7の位置規制手段を装置内に設ける。具体的には、例えば図2で示すように、二次転写ロール7両端部が対向ロール6に常に正常な姿勢でニップするように、側面に切り欠き10を有するガイド9を設置する。図2の場合はガイド9は対向ロール側に設けられている。ガイド9のうち、切り欠き10の側面を構成する部分はガイドレール11となっている。また、切り欠き10の最奥部は円弧状となっている。この構成によれば、当初、実線で示されるリトラクト位置にある二次転写ロール7が回転アーム12の回動によって点線で示されるトラッキング位置に移動する場合、二次転写ロール7の端部の動作がガイドレール11及び切り欠き10の円弧状の最奥部によって規制される。したがって、二次転写ロール7自体のトラッキング位置が正確に位置決めされる。前記二次転写ロール7端部が切り欠き10にスムースに入るように、ガイドレール11は入り口形状がRにされている。
【0018】
図3は、ガイドレール11にベアリング部13を設けて、滑りをよくした例である。ベアリング部13としては、図示の如く、摺動性の良い球体をガイドレール11に沿って多数配置することが好ましい。
【0019】
図4は二次転写ロール7のシャフト部に摺動性の良い焼結ベアリング14を設けて、滑りをよくした例である。焼結ベアリング14の材質としては、摺動性のよいものであれば特に限定されず、焼結金属、フッ素樹脂等の各種物質を採用しうる。
【0020】
図5は二次転写ロール7のシャフト部にボールベアリング15を設けて、滑りをよくした例である。
【0021】
なお、この場合において、より円滑な二次転写ロール7の動作を実現するために、二次転写ロール7のシャフト部だけでなく、ガイドレール11に更にベアリング部を設けても良い。
【0022】
図6はガイド9の切り欠き10の形状を角型にして、二次転写ロール7のシャフト部を突き当て、位置決めした例である。切り欠き10の最奥部が円弧状でなく平面で構成されているため、二次転写ロール7がトラッキング位置に移動した場合には、前記シャフト部が切り欠き10の角に押しつけられることになる。したがって、円弧状切り欠きを採用した場合の該円弧に沿った前記シャフト部の微動の問題が発生せず、より正確な位置決めを行うことができる。
【0023】
図7は位置規制手段を二次転写ロール7側に取り付けた例である。この例では、図示の如く、二次転写ロール7を回動させる回転アーム12の末端部にガイド9を設けており、該ガイド9の切り欠き10はその入口側が上方に向いている。回転アーム12が回動して二次転写ロール7がトラッキング位置に移動すると、前記切り欠き10が対向ロール6のシャフト部に嵌合し、二次転写ロール7の位置決めが行われる。したがって、装置内の部品の配置状態等の様々な制約により、ガイド9を対向ロール6側に設置できない場合には、このようにガイド9を二次転写ロール側に設けることにより装置のコンパクト化を図ることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、部品公差等によりばらついていた二次転写ロールのトラッキング姿勢を煩雑な繰り返し動作下においても安定させ、従来よりも高画質の画像を得るができる。また、摩耗、異音等の発生を防ぎ、部品の交換比率を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、一次転写部及び二次転写部を有する中間転写方式の画像形成装置について、そのシステム構成の要部の実施の形態の一例を示す概略図である。
【図2】図2は、二次転写ロールの位置規制手段の具体的構成の一例を示す全体図である。
【図3】図3は、図2の構成を採用した場合に、二次転写ロールの位置規制手段としてのガイドレールにベアリング部を設けた実施の形態を示す図である。
【図4】図4は、図2の構成を採用した場合に、二次転写ロールのシャフトに各種のベアリングを採用した場合の実施の形態の一例を示す図である。
【図5】図5は、図2の構成を採用した場合に、二次転写ロールのシャフトに各種ベアリングを採用した場合の実施の形態の一例を示す図である。
【図6】図6は、図2の構成を採用した場合に、ガイドの切り欠きの形状の一例を示す図である。
【図7】図7は、ガイドを二次転写ロール側に設けた実施の形態の一例を示す図である。
Claims (1)
- 感光ドラム上で顕像化されたトナー像を静電的に中間転写ベルトに転写する一次転写部と、対向ロールと、トラッキング位置とリトラクト位置とを移動する二次転写ロールと、前記二次転写ロールが前記対向ロール側に向けてトラッキング位置に移動した状態で、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像を用紙上に転写する二次転写部とを有する画像形成装置において、
前記二次転写ロールのトラッキング位置を位置決めするガイドを、前記二次転写ロール側に設けたことを特徴とする画像形成装置。
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JP20510497A JP3596719B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像形成装置 |
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JP20510497A JP3596719B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像形成装置 |
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JPH1152747A JPH1152747A (ja) | 1999-02-26 |
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ID=16501491
Family Applications (1)
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1997
- 1997-07-30 JP JP20510497A patent/JP3596719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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