JP3596494B2 - ハンディ型電話端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は片手で筐体を保持して映像と音声の送受信が可能なハンデイ型電話端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のハンディ型のテレビ電話装置においては、意匠登録第774750号に開示されているように、薄形本体の正面上方に表示部、中央に操作部、最下部にスピーカ部を配置したテレビ電話機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来例によれば、表示部とスピ−カ部が備えられているために、通話相手から映像と音声を受信することができる。しかしながら、電話端末を折りたたみ可能なハンディ型に構成することは配慮されていない。加えて、カメラ部の配置を工夫することで、カメラの付いた電話端末の収容性、携帯性を向上すること、または外部からの衝撃・塵埃に対しカメラを保護することは考慮されていない。
【0004】
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、片手で筐体を保持しながら画像や音声の送受信が可能な電話端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、その一態様としては、ディスプレイを有する第1の装置と、使用者からの入力を受け付ける操作部を有する第2の装置とが連結手段で開閉可能に連結され、前記連結手段はカメラを備えることを特徴とするハンディ型電話端末装置が提供される。
【0017】
【実施例】
以下、本発明に係るハンディ型テレビ電話装置の実施例を図1から図23において詳細に説明する。
【0018】
図1から図8は本発明に係るハンディ型テレビ電話装置の第1の実施例を示したものである。
【0019】
本実施例の外観構造の概略を図1、図2を用いて説明する。ハンディ型テ
レビ電話装置1は、薄形扁平で縦長形状の本体2と、該本体2の右側面に回転自在に取り付けられたカメラ部3と、本体2の正面上部に折りたたみ自在に取り付けられた耳パット部4と、耳パット部4の中央部に配置されたスピーカ部6と、本体2の上面右側に取り付けられたアンテナ部21と、本体2の背面下部に着脱自在に取り付けられたバッテリー9とから主に構成される。また、ハンディ型テレビ電話装置1の背面から両側面にかけては、グリップ部35が形成されている。
【0020】
本体2の正面には、上述した耳パット部4の他に、デイスプレイ部11、送信・受信キー12と終了キー13、操作部14とフアンクションキー15、マイク部16が、上から順に配置されている。
【0021】
装置内部における機能部の概略配置を説明する。
【0022】
図3は機能部の展開図、図4は機能部の概略配置図である。このハンディ型テレビ電話装置1は、処理部やメモリーからなるメイン基板17と、無線/画像コーデイックを備えた通信装置18と、コードリール部19と、スピーカ部6と、液晶のデイスプレイ部11と、操作基板20と、マイク部16と、バッテリー9と、アンテナ部21と、カメラ部3とを備えている。
【0023】
メイン基板17は、本体2内部において上部後側に配置されている。そして、その前側には通信装置18とデイスプレイ部11とが配置される。デイスプレイ部11の下方には操作基板20が、また、さらにその下側にはマイク部16が配置されている。
【0024】
バッテリー9はメイン基板17の下方に位置し、後カバー8に着脱自在に取り付けられている。
【0025】
アンテナ部21は、通信装置18の右斜め上方に配置されている。このアンテナ部21は、前カバー7の上部右側に形成された取付台21a(図1参照)に取り付けられる。
【0026】
カメラ部3は、メイン基板17および通信装置18の右側、アンテナ部21の下側に配置されている。該カメラ部3は、前カバー7の右外側位置において回転自在に取り付けられる。
【0027】
コードリール部19は、スピ−カ部6に信号を伝える接続コ−ド5を巻き取っておくためのものである。このコードリール部19は、耳パット部4に半埋め込み状態で配置されている。そして、スピーカ部6は、該コードリール部19の回転軸上において、着脱自在に保持されている。
【0028】
次に、各部の構造を詳細に説明する。
【0029】
本体2の外観は、前カバー7と後カバー8とで構成され、上述した各部の大部分は、この両カバ−の間に収納されている。前カバー7と後カバー8との接続はゴムパッキンを介して連結される防適構造としている。また、前カバ−7の前面上部には、耳パッド4を収納するための凹状収納部10が設けられている(図7参照)。
【0030】
耳パット部4は、その下端中央に形成された凸部26aを、前カバ−7に形成された受部26bに回転自在な状態で連結されている。これにより、該耳パット4はその下端部(正確には、図5の軸26c)を支点として、開閉自在に構成されている。耳パット部4を閉じた状態では、その背面部分が上述の凹状収納部10に収納され本体2と一体感が出るようにしている。一方、耳パット部4を開いた状態とすれば、耳パッド部4の下方に設けられたデイスプレイ部11に入射する外光を避けるためのフードとして利用することができる(図5参照)。
【0031】
該耳パット部4の前面には、中央に回転軸28を有する凹部27が形成されている。コードリール部19は、該凹部27にはめこまれ、回転軸28を中心として回転自在な状態に保持されている。該コードリール部19の前面側は、外部に露出した状態となっており、該露出部29を手で回転させればコード巻取部19aにコ−ドを巻き取ることができる。また、該露出部29はすり鉢形状になっており、その中央にはスピ−カ部6を着脱自在に収納可能な凹部(以下、該凹部を”スピーカ取付部30”という)が形成されている。なお、スピ−カ取付け部30の深さは、スピ−カ部6の厚みよりも浅くなっている。これはスピ−カ部6を収納した状態においても、その一部をスピーカ取付部30を突出した状態としてその脱着を容易とするためである。なお、耳パッド4を開閉自在に構成しているのは、該耳パッド部4をフ−ドとして機能させるためである。従って、このようなフ−ドとしての使用を考慮しなければ、該耳パッド4を、つまり、スピ−カ部6を本体2の正面上部に直接配置する。
【0032】
また、スピーカ取付部30にはスピーカ部6が取付けられている時に接続する接点30aが設けられている。スピーカ部6が耳パット4部に収納された状態で使用されているか、取外してイヤホンとして使用されているかは、接点30aを通じて得られる信号により検知されている。従って、使用状態に応じた適正な音量に自動的に調整される。あるいは、スピ−カとして使用する場合の信号は該接点30aを通じて、一方、イヤホンとして使用する場合の信号はコ−ド5を通じて、別々にスピ−カ部6に入力することとしてもよい。但し、この場合には、スピ−カ部6の側にも、該接点30aと接続するための端子を設ける必要がある。このように、本実施例は、スピ−カ部6の使用状態に応じてその音量・音質を自動的に変更できる構成となっている。
【0033】
スピーカ部6の接続コード5は、取り出し口31を経由してコードリール部19のコード巻取部19aに収納される。なお、取り出し口31は、上述の凹部27の縁の一部を切り欠いて形成されたものである。
【0034】
スピーカ部6を引出すには、まず、スピーカ部6をつまんでスピーカ取付部30から取り外す。そして、そのままスピ−カ部6を引くと、コードリール部19が回転し、接続コード5がコード巻取部19aから引き出される。収納するには、手で露出部29を巻き取り方向に回転させて、接続コ−ド5をコード巻取部19aに巻き取る。そして、最後にスピーカ部6をスピーカ取付部30に装着する。なお、本実施例では、コ−ド5の巻き取り操作を手で行うためにコードリール部19の一部を耳パット部4から露出させているが、例えば、ねじりバネを備えた自動巻き取り機構を備えれば、コードリール部19全体を耳パット部4あるいは本体2に内臓しても良い。
【0035】
カメラ部3は、自動焦点機能と画角調整機能(拡大、望遠)とを備えている。該カメラ部3は、デイスプレイ部11の右側面に設けられた該側面に略垂直な回転軸32と、その一端を連結されている。これによりカメラ部3は、本体2に対して、前後方向に回転自在になっている。カメラ部3の回転可能な角度は、図6に示すように、前方120°〜後方120°の範囲である。また、回転軸32には放射状のリブ(図示せず)を例えば5°切ざみで設けており、カメラ部3を(段階的ではあるが)任意の角度で固定することができる。また、デイスプレイ部11とカメラ部3の視点を極力一致させるようにしている。これは、カメラ部が通話者を正面から撮影していなければ、相手方のテレビ電話に映しだされる画像上において、該(撮影されている)通話者が正面を向いた状態とならず、不自然な感じを与えるからである。
【0036】
カメラ部3の先端部に設けられたレンズ部24は、カメラ部3の本体に対し、長手方向に摺動自在になっている。一方、アンテナ部21の取付台21aの下端部には、レンズ部24の先端部と嵌合可能な凹部25が設けられている。カメラ部3の長手方向が電話装置1の長手方向と一致している状態(すなわち、図6の状態)で、該レンズ部24を上方に引出して凹部25に係合させれば、カメラ部3を固定して収納状態とすることができる。この収納状態においては、水滴や塵埃からレンズ部24を保護することができる(図6参照)。
【0037】
カメラ部3の後端部には一時停止ボタン37が設けられている。テレビ電話機能での通話中にこの一時停止ボタン37を操作すると、カメラ部3による撮影(あるいは、撮影している画像の送信)が一時的に停止される。この機能を、例えば、通話中にカメラ部37を回転させる場合に使用すれば、該回転中に撮影されている見苦しい画像をカットすることができる。
【0038】
デイスプレイ部11を被う半透明板22(図1参照)は、デイスプレイ部11を保護等するためのものである。該半透明板22は、前カバー7と面一に設けられている。
【0039】
操作部14はタッチパネルを備えた液晶パネルからなり、矩形状の区画内にテンキーや各種操作キーを表示して、その指定個所の操作キーを指で触れることにより入力可能なものである。
【0040】
フアンクションキー15は、テレビ電話機能と音声電話機能の切替えボタン15aと、操作部14の画面切替えボタン15bと、操作部14の画面スクロールボタン15c、15dとから構成される。
【0041】
グリップ35(図2参照)は、本体2の背面部のみならず、バッテリー9によってもその一部が構成されている。このグリップ部35は、下部両側角部の面取りがなされているため(該処理のなされている部分を、図中、符号35aを付した。)、手になじんで片手でもハンディ型テレビ電話装置1をしっかり保持できる。このように、片手で筐体を保持しながら映像と音声の送受信を行うことができるので、使用者の行動を妨げることなく映像と音声の送受信を行うことができる。
【0042】
本体2の左側面に設けられる電源スイッチ33は、ハンディ型テレビ電話装置1を待機状態とするためのものである。この待機状態においても、着信を受け付けることができることはいうまでもない。なお、本実施例においては、通常、該装置を左手でもつことを前提として、電源スイッチ33を左側に配置しているが、使用者が該ハンディ型テレビ電話装置1を右手で持って使用してもなんら問題はないことは当然である。
【0043】
バッテリー9は、図2の太矢印方向に摺動させることにより、取り外すことができる。また、バッテリー9の表面には凹凸部34が形成されており、着脱時の操作性を高めている。バッテリー9のロック解除スイッチ36は、本体2の背面のバッテリ−9の上側に設けられている。また、本体2の底面に設けられた充電用端子23は、バッテリ9の充電を行う際に、別体の充電器の端子と接続されるものである。
【0044】
ハンディ型テレビ電話装置1の大きさは、図8に示すとおり、本体2の高さh2を164mm、横幅W1を64mm、厚さD1を29mm、アンテナ部21を含めた高さh3を205mm、スピーカ部6とマイク部16の距離h1を130mm、カメラ部3の長さh4を59mm、アンテナ部21を含めた横幅W2を80mm、耳パット部4を含めた厚さD2を35mm、本体1の下端部の厚さD3を30mmとしている。また、カメラ部3は直径を15mmとする円柱形状としている。なお、本実施例ではスピーカ部6とマイク部16を操作部14の配置面より突出させて設けている。但し、スピ−カ部6とマイク部16とは、事実上、本体2の略同一面に設けられているといって差し支えない。
【0045】
これらのサイズおよび形状等、特に、本体のサイズ(h2,W1,D1)およびスピ−カ部6とマイク部16との距離(h1)は、該装置に必要とされる機能を内包するに十分なだけでなく、手で持った場合の持ち易さ、操作性等を考慮して決定されたものである。例えば、距離h1は、スピ−カ部6を(耳パッド4に装着したままの状態で)耳に当てた場合、マイク部16が口に近接して位置する距離として決定されたものである。従って、サイズはこれに限定されるものではなく、またその具体的な値の微小な違いも問題ではない。
【0046】
次に、使用方法を説明する。
【0047】
本実施例では、テレビ電話機能(映像と音声)に対応した映像通話姿勢と、音声電話機能(音声のみ)に適した音声通話姿勢との2つの通話姿勢を取ることができる。なお、グリップ部35の存在により、いずれの通話姿勢でもハンディ型テレビ電話装置1を片手でもしっかり保持することができる。
【0048】
先ず、本体2の左側面に設けた電源スイッチ33を操作して待機状態にする。この状態で相手先から受信することができる。ここで、電源スイッチ33は保持する左手の親指近傍に配置されるので、特に持ち変えることなく、左手で保持したまま操作できる。受信した場合は、スピーカ部6から着信音が発せら、送信/受信キー12を押す操作で受信することができる。この場合、音声のみの通話か否かは、通信装置18の信号を処理部が判断して、デイスプレイ部11にその旨表示する。通話が終了すると、終了キー13を押すことで再び待機状態にすることができる。
【0049】
テレビ電話として使用する場合は、左手でグリップ部35を持ち、右手で操作する。例えば、待機状態から、テレビ電話機機能で送信するには、右手でカメラ部3のレンズ部24を下方に摺動させて凹部25との系合を外す。そして、カメラ部3を所望の角度にまで回転させる(図7参照)。続いて、送信/受信キー12を操作し、デイスプレイ部11と操作部14をON状態とする。また、切替えボタン15aでテレビ電話機能を選択する。その後、操作部14に表示されるテンキーを操作して相手先電話番号を入力する。入力した相手先電話番号はデイスプレイ部11に表示されるため、これを確認し、最後に送信/受信キー12を操作する。これにより該電話番号の相手へ発信される。
【0050】
本実施例では画面切替えボタン15bを操作し、操作部14に電話帳リストを表示させることができる。また、該電話長リストの表示は、画面スクロールボタン15c、15dを操作してスクロ−ルさせることができる。従って、多数の電話番号を装置に覚えさせておき、その中から相手先電話番号を選択して送信することもできる。
【0051】
電話がつながった後は、ディスプレイ部11を見ながら話をする。この場合、カメラ部24は240°回転できるので、自分の顔を写しての通信のみならず、第3者や風景を撮影しながらの通信を行うことができる。また、野外で通話する場合や照明がデイスプレイ部11に写り込む場合には、耳パット部4を引き起こせば該耳パット部4がディスプレイ部11入射する外の光を遮って見やすくなる(図7参照)。また、話の内容を周囲の人に聞かれたくない場合には、スピーカ部6を引出してイヤホンとして使えばよい(図7参照)。この際、上述したとおりスピーカ部6が耳パット4部に収納された状態で使用されているか、取外してイヤホンとして使用されているかによって、使用状態に応じた適正な音量に自動的に調整される。
【0052】
通話終了後は、終了キー13を押せば、再び待機状態にすることができる。
【0053】
次に、通常の音声のみの電話としての使用を説明する。
【0054】
音声電話機能で通話する場合でも、その基本操作は、テレビ電話として使用する場合とほぼ同じである。
【0055】
左手でグリップ部35を持ち、右手で操作する。待機状態から、通常の音声のみの電話機機能で送信するには、送信/受信キー12を操作し、デイスプレイ部11と操作部14をON状態とする。また、切替えボタン15aで音声電話機能を選択する。その後、操作部14に表示されるテンキーを操作して相手先電話番号を入力する。入力した相手先電話番号はデイスプレイ部11に表示されるため、これを確認し、最後に送信/受信キー12を操作する。これにより該電話番号の相手へ発信される。この操作後、通話者の耳に耳パッド部4を接しさせ、マイク部16を使用者の口に近ずけて保持する通常のハンドセットのような通話姿勢で相手と通話する。
【0056】
テレビ電話として使用している場合でも、音声のみの通話の場合と同じ姿勢で通話することができる。この場合、デイスプレイ部11とカメラ部3を使用することができないが、周囲の人に聞かれたくない会話や、通話中に自動車が通る等して発生する騒音に際し有効である。
【0057】
なお、操作部14は通常のボタン式のものや、シート状のテンキーでもよい。
【0058】
また、耳パッド部4とカメラ部3とは、両者の動きを連動させててもよい。さらには、どちらか一方に両者を一体的に設けてもよい。
【0059】
本実施例では、カメラ部3をデイスプレイ部11の側方に取付けているが、デイスプレイ部11とカメラ部3の視点が合うように設ければ良い。例えば、カメラ部3を、本体2の上面にカメラ部3の長手方向が接するように配置する。そして、カメラ部3の回転軸を本体2の上面中央に回転軸を設けてもよい。この場合、カメラ部3と本体2の横幅を同一とするよい。
【0060】
本実施例では、アンテナ21を本体2から突出して設けているが、カメラ部3と一体化する等してその本体2からの突出量を小さくすれば、収納性が向上する。
【0061】
また、カメラ部3は本体2から着脱自在としてもよい。この場合、ヒンジ部32を介して引出自在な接続コードで接続すれば、装着時に接続コードが隠蔽されるので意匠的に良好である。
【0062】
以上述べたように、本発明に係るハンディ型テレビ電話装置においては、薄形の本体2に、片手で把持するためのグリップ部35を形成するとともに、該本体2に撮影角度の変更可能なカメラ部3を備えることにより、片手で本体2を保持しながら映像と音声の送受信を行なうことができる。更に、デイスプレイ部11の上部に設けた耳パッド部4を引き起こすことにより、デイスプレイ部11に写り込む外光の影響を防ぐことができる。
【0063】
また、本体2の長手方向の一端側にスピーカ部6、他端側にマイク部16を設け、該スピーカ部6とマイク部16の間にディスプレイ11と操作部14を設けたことにより、映像通話姿勢と、音声通話姿勢とのいずれかを選択ができる。つまり、使用者の手前に筐体を位置させる映像と音声との両方に対応した映像通信姿勢に加えて、スピーカ部とマイク部を使用者の耳と口に近接させた音声に対応した音声通信姿勢をとることができるので、通話する情報の内容にあった通話姿勢を取ることができる。また、全体を片手で持って使用することができるため、操作性に優れている。また、装置全体が一体化されているため、携帯性や、バッグ等への収納性という点でも優れている。更に、スピーカ部6は引き出してイヤホンとしても使用可能であるため、秘密の会話や相手の声が聞き取りにくい場合に有効である。加えて、ハンディ型テレビ電話装置1は各所に防滴構造を施しているので野外での使用の際に有効である。
【0064】
本発明の第2の実施例を図9から図12を用いて説明する。
【0065】
図9は映像通話姿勢の斜視図、図10は動作状態を示す説明図、図11は収納状態の斜視図、図12はの映像通話姿勢他の斜視図である。なお、図1から図8に示した部位、矢印と同じ部位等は、同一符号をもって示した。
【0066】
本実施例は、本体を複数の装置に分割し、各装置をヒンジ部で連結した点に特徴を有するものである。これにより、片手で本体を保持する通話姿勢に加えて、テーブル面に本体を設置する設置通話姿勢をとることができる。更に、収納性を向上させることができる。
【0067】
本実施例のハンディ型テレビ電話装置1は、図9に示すとおり、薄形扁平な本体38と、該本体38の側面にヒンジ部32を介して回転自在に取り付けられるカメラ部3と、本体38の上面に取り付けられるアンテナ部21と、本体38の背面中央に着脱自在に取り付けられるバッテリー9(図示せず)とを含んで構成される。
【0068】
本体38は、第1の装置39と、第2の装置41と、第3の装置43との3つから構成される。なお、特許請求の範囲第15項においていう”第1の筐体”に該当するのが該第2の装置41の筐体である。また、”第2の筐体”に該当するのが、第3の装置43の筐体である。また、”第3の筐体”に該当するのが、第1の装置39の筐体である。
【0069】
第1の装置39の正面には機能配置面39aが形成され、該機能配置面39aにデイスプレイ部11と送信/受信キー12と終了キー13が配置される。また、第1の装置39にはメイン基板17(図示せず)が内蔵され、後部にバッテリー9(図示せず)が着脱自在に取り付けられている。第1の装置39の後部とバッテリー9とで、ハンディ型テレビ電話装置1を片手で保持するためのグリップ部35が形成されている。第1の装置39の左側面には電源スイッチ33(図示せず)が設けられている。
【0070】
第2の装置41は、第1の装置39の下端にヒンジ部40を介して折たたみ自在に取り付けられる(なお、該ヒンジ部40が特許請求の範囲第15項においていう”第1の連結手段”である。)。この第2の装置41には機能配置面41aが形成され、該機能配置面41aには、ヒンジ部40と対向する端部にマイク部16が設けられている。また、該マイク部16とヒンジ部40との間位置に操作部14が配置される。機能配置面41aと機能配置面39aとは、ほぼ同じ大きさを備えており、第2の装置41を第1の装置39に折たたんだ状態では、機能配置面41aが機能配置面39aを隠蔽する。
【0071】
第3の装置43は、第1の装置39の上方に配置されている。両者の連結は、第3の装置43の下端部と、第1の装置39の上端部とをヒンジ部42により回動可能な状態で連結することによりなされている(なお、該ヒンジ部42が特許請求の範囲第15項においていう”第2の連結手段”である。)。該第3の装置43は、通信装置18(図示せず)を内蔵している。また、その正面に形成された機能配置面43aの中央には、スピーカ部44が配置されている。
【0072】
機能配置面43aの左右両側には、ヒンジ部45a、45bを介して、軟質材で形成された耳パッド部46a、46bが開閉自在に取り付けられている。耳パッド部46a、46bを閉じた状態では、該耳パッド部46a、46bが機能配置面43aを隠蔽する。なお、耳パッド部46a、46bには、音抜け穴47を備えた凹部48が形成されている。
【0073】
カメラ部3はその下端部を、上述のヒンジ部42の軸位置に配置された回転軸32に回動可能に取り付けられている。この場合、カメラ部3は、第3の装置43とは独立して動かすことができる。また、カメラ部3の回転可能な角度範囲は、第3の装置43の面と平行な角度位置を基準として、240°(前側120°〜後側120°)としている。なお、カメラ部3は該第3の装置の面と平行な角度位置においてその角度が不用意に変わるのを防ぐためのロック機構を有している。また、リブなどが設けられ、任意の角度に設定することができる点等は上記第1の実施例と同様である。
【0074】
なお、装置全体および各部の具体的なサイズは、ここでは示さないが、その全体のサイズ・形状、スピ−カとマイクとの距離、その他の部位のサイズ・形状等については基本的には第1の実施例と同様の観点から決定されている。なお、これ以降において述べる他の実施例についても同様である。
【0075】
動作状態を図10を用いて説明する。なお図10(a)は部分正面図、(b)は右側面図である。
【0076】
本実施例のハンディ型テレビ電話装置1は、大きく分けて3つの形態(収納姿勢、音声通話姿勢、映像通話姿勢)をとることができる。
【0077】
収納姿勢は、図10の実線および図11で示されるものである。
【0078】
該収納姿勢においては、第2の装置41が第1の装置39と接する角度にまで折たたまれる。この時、機能配置面41aが機能配置面39aを被って、機能配置面39a、41aに配置される機能部を保護することができる。また、第2の装置41を折たたんだ分だけ、全長を短くして収納することができる。
【0079】
第3の装置43についても耳パッド部46a、46bを閉じることにより、スピーカ部44をカバーする。この場合、耳パッド部46a、46bが上記折たたんだ状態の第2の装置41にあたり、該第3の装置43の回転は制限される。これにより、収納姿勢を保持することができる。カメラ部3についても図11の角度において固定されるため、じゃまになることは少ない。
【0080】
このように該収納姿勢では、全体がコンパクトに折たたまれて、ハンディ型テレビ電話装置1を凹凸の少ない薄形扁平な形態にすることができる。従って、持ち運びの際に、また、バッグ内に収容する際等に、有効である。
【0081】
次に、音声通話姿勢について説明する。
【0082】
該姿勢では、第2の装置41が第1の装置39に対して120°の角度位置に保持される(図10(b)の点線で示した第2の装置41が該状態に対応するものである)。一方、第3の装置43は、第1の装置39と平行な状態である(図10(b)の実線で示した第3の装置43が該状態に対応するものである)。
【0083】
この姿勢では、第1の装置39の後部をグリップ部35として片手でしかっり把持することができる。また、スピーカ部44とマイク部16とを、それぞれ使用者の耳と口に合った位置に位置させることができる。
【0084】
次に、映像通話姿勢について説明する。
【0085】
映像通話姿勢には2種類ある。
【0086】
ひとつは、上述の音声通話姿勢から第3の装置43を前方に90°倒した状態である(図12参照)。この姿勢においては、第3の装置43がフードの機能をはたすので、デイスプレイ部11に写り込む上方向からの外光を遮蔽するのに有効である。
【0087】
二つ目は、この図12の状態からさらに、耳パッド部46a、46bを90°開いた状態である(図9参照)。この状態では、ディスプレイ部11の上側のみなら左右両側もカバーすることができ、野外で使用する場合に特に有効である。また、スピーカ部44の発する音声は、耳パッド部45a、45bと第1の装置39とにより遮蔽・反射され、指向性が高くなる。その結果、音声は、通話者には聞こえ易く、周囲の人に聞こえにくいという大きな利点がある。
【0088】
また、映像通話姿勢(図9、図12)においては、第3の装置43を前方に倒したことにより、ハンディ型テレビ電話装置1全体の重心が前側に移動し、第2の装置41を脚部としてテーブル面等の上にハンディ型テレビ電話装置1を自立させることができる。従って、該姿勢は、”設置通話姿勢”ということもできる。
【0089】
なお、音声通話姿勢でもテレビ電話機能を使用することができるが、デイスプレイ部11の視認性を良好にするためには、上述の図9、図12に示す映像通話姿勢は有効である。
【0090】
本発明の第3の実施例を図13乃至図16を用いて説明する。
【0091】
図13は使用状態の斜視図、図14は収納状態の斜視図、図15はヒンジ部の概略構造図、図16はカメラ部の動作説明図である。なお、図1から図12に示した部位、矢印と同一の部位等は、同一符号をもって示し説明を省略する。
【0092】
本実施例は、本体を2つの装置に分割し、両者を二つのヒンジ部で折たたみ自在に連結するとともに、ヒンジ部にカメラ部を設けて、携帯性と操作性を向上させた点に特徴を有するものである。
【0093】
ハンディ型テレビ電話装置1は、第1の装置49と、第2の装置50と、第1の装置49と第2の装置50とを折たたみ自在に連結するヒンジ部51と、該ヒンジ部51に回転自在に取り付けられるカメラ部61と、第1の装置に取り付けられるアンテナ21とから主に構成される。
【0094】
第1の装置49は通信装置18(図示せず)を内蔵するとともに背面に着脱自在なバッテリー9(図示せず)を配している。その正面に形成された機能配置面49aには、上部にスピーカ部52を、また、その下側にデイスプレイ部11および送信/受信キー12と終了キー13とを配置している。
【0095】
第2の装置50はメイン基板17(図示せず)を内蔵している。その正面に形成された機能配置面50aにはヒンジ部51と反対側端部付近にマイク部16を配置している。また、マイク部16とヒンジ部51との間に操作部14を配置している。
【0096】
第1の装置49と第2の装置50は薄形扁平な形状である。また、機能配置面49aと機能配置面50aとは、略同一の形状・大きさとなっており、両機能配置面が接するように折たたみ、装置全体を薄形扁平な状態とした形態を収納姿勢とする(図14参照)。
【0097】
カメラ部61はヒンジ部51による連結部(注:より正確には、左右のヒンジ部51の間位置)取り付けられており、第1の装置49と第2の装置50の開閉動作に連動して回動し、その向きが変化する。その構造を図15、図16にて説明する。
【0098】
カメラ部61はカメラ部61の長手方向に対して直角な光軸Xを備えている。
【0099】
第1の装置49に形成された支持部54a、54bは、第2の装置50に形成された支持部53a、53bの内側に位置し、支持部53a、53bに設けられた回転軸56に嵌合することにより、第1の装置49と第2に装置50とを回転自在に連結している。
【0100】
カメラ部61の長手方向の端部には回転軸57が形成され、支持部54a、54bに回転自在に取り付けられている。支持部54aとカメラ部61の間には、ねじりバネ55aが配置されている。該ねじりバネ55aは、その一端をカメラ部61に、他の端を支持部54aに取り付けられている。また、支持部53bと54bの間には、ねじりバネ55bが配置されている。該ねじりバネ55bは、その一端は支持部53aに取り付けられている。また、他の端は、支持部54bを越えてカメラ部61に取り付けられている。なお、ねじりバネ55aとねじりバネ55bとは、釣合いをとられている。
【0101】
使用時の動きを図16を用いて説明する。図16は使用状態の側面図を示したものである。第1の装置49と第2の装置50を開くと、カメラ部61はねじりバネ55a,55bの応力によりその角度位置が変化する。この場合、両ねじりバネ55a,bは釣合いがとられているため、カメラ部61は常に第1の装置49と第2の装置50との間の角度θの中心角度位置に、その光軸Xを位置させるように作動する。つまり、装置の角度θに応じてカメラ部61が動作するので、通話者の顔をとらえた状態を保つことが容易である(注:通話者がディスプレイ11を見る場合、通話者の顔が、θ/2の方向に位置することになることが多いからである。)。なお、この実施例のようなカメラの配置・角度維持構造は他の実施例においても適用可能なものである。
【0102】
更に、デイスプレイ部11の光軸Yとカメラ部Xの交点Pは回転角度θに対応して調整できるので、視認性がよく、かつ、写りがよい通話者の位置を容易に調節することができる。
【0103】
以上述べたように、本実施例によれば、ディスプレイ部11の視認性とカメラ部61の撮影を簡単に調整できる。また、通話状態においては、装置を開くことで全長を耳と口にあった長さとし、収納状態においては、操作部を含む装置と表示部を含む装置を重ね合わせて薄形扁平な形態として全長を短くすることができるので、収納性・携帯性が高い。また、マイク部16、スピ−カ部52を通話者の耳と口に近接させた音声通話姿勢と、ディスプレイ部11を通話者に向けた映像通話姿勢との、いずれの姿勢でも片手でしっかり把持することができる。また、カメラの角度の調整の手間を少なくすることができる。また、本実施例ではハンディ型電話端末の連結手段にカメラ部を配置しているので、端末全体を必要以上に大きくすることなく、小型化、収容性、携帯性の向上が図れる。
【0104】
本発明の第4の実施例を図17乃至図20を用いて説明する。図17は音声通話姿勢の斜視図、図18は収納姿勢の斜視図、図19は音声映像通話姿勢の斜視図、図20は概略構造を示す側面図である。なお、図1から図16に示す部位、矢印は同一符号をもって示し説明を省略する。
【0105】
本実施例は、本体をスピーカ部を備えた装置と、マイク部を備えた装置とに分割し、該装置をヒンジ部で折たたみ自在に連結するとともに、カメラ部をマイク側の装置先端に設けることにより、音声と映像との両方に対応した姿勢をとるものである。
【0106】
図17、図18において、ハンディ型テレビ電話装置1は、薄形扁平な第1の装置58と、薄形扁平な第2の装置59と、第1の装置58と第2の装置59を折たたみ自在に連結するヒンジ部40と、第1の装置58にヒンジ部60を介して回転自在に取り付けられるカメラ部61と、第2の装置59に取り付けられるアンテナ21とから主に構成される。
【0107】
第1の装置58はメイン基板17(図示せず)を内蔵している。そしてその正面に形成された機能配置面58aには、ヒンジ部40と反対側端部付近にマイク部16が配置されている。また、マイク部16とヒンジ部40との間には、デイスプレイ部11と送信/受信キー12と終了キー13を配置している。なお、第1の装置58とヒンジ部40との結合は、固定的になされているのではなく、ヒンジ部40の連結部62を介してなされている。この点については後ほど詳細に説明する。
【0108】
第2の装置59は、内部には通信装置18(図示せず)を、背面には着脱自在に構成されたバッテリー9(図示せず)を備えている。正面には、機能配置面59aが形成されており、該機能配置面59aにはヒンジ部40と反対側端部付近にスピーカ部52を配置している。また、スピ−カ部52とヒンジ部40との間には操作部14を配置している。
【0109】
カメラ部61はその長手方向に対して直角の光軸Xを備えている。また、該カメラ部61は、ヒンジ部40と対峙する第1の装置58の端部にヒンジ部60を介して取付けられており、カメラ部61を図19の白抜き矢印方向に引き起こすように回転させることができる。該カメラ部61は、その長手方向の長さを第1の装置58の横幅と同一にされている。
【0110】
ヒンジ部40の構造および第1の装置58との連結について図19、図20を用いて説明する。なお、該ヒンジ部40が、特許請求の範囲第7項においていう”連結手段”に該当するものである。
【0111】
ヒンジ部40は、可動端として、第2の装置59の下側端部と、連結部62とを有して構成されるものである。連結部62には、連結板64が設けられており、第1の装置58との連結は、該連結板64を介して行われている。つまり、第1の装置58には、その内部に挿入孔部が設けられており、該挿入孔部に連結板64を挿入することにより両者の連結がなされている。また、該連結は、固定的なものではなく、連結板64は、上記挿入孔部を摺動自在な状態に保たれている。従って、第1の装置58を該連結板64の方向に移動可能な構成となっている。また、第1の装置58と第2の装置59との間をつなぐ接続コ−ドは、連結板64内を通されている。
【0112】
本実施例の使用状況毎の形態を説明する。
【0113】
第1の装置58を第2の装置59に重ねるように折たたんだ状態を収納形態とする(図18参照)。この収納形態においては、機能配置面59aを第1の装置58とカメラ部61で被った状態となり、機能配置面59a、カメラ部61等の保護を図ることができる。また、装置全体としても薄形扁平な状態を保つことができ、収納性、形態性が良好である(図18、図20における実線、参照)。なお、上述の説明においては述べなかったが、機能配置面59aと、機能配置面58aとは、略同一の形状・大きさを有しており、該収納姿勢において、ちょうど重なるようになっている。このように本実施例では、未使用時には装置を閉じることでカメラ部を装置で覆う構成になっているので、その保護ができる。
【0114】
この収納姿勢から通話姿勢にするには、図20の矢印Z1方向に、第1の装置58を120°回転させる。該通話姿勢を、図20において点線で示す。この通話姿勢では、ヒンジ部40の後部に屈折したグリップ部35が形成されるから、ハンディ型テレビ電話装置1を片手でしっかり握持することができる。そして、スピーカ部52を通話者の耳に近接した場合、マイク部16を前方に位置させて、通話者の口に近ずけることができるので、音声に対応した良好な音声通話姿勢を得ることができる。また、本実施例では、マイク部16に近接してデイスプレイ部11とカメラ部61を設け、更に、カメラ部61を引き起こすことができるので、音声と映像との両方の送受信に適した音声映像通話姿勢をとることができる。
【0115】
しかも、デイスプレイ部11とカメラ部61は、第1の装置59を引き出せば、、第1の装置59の移動可能な距離Lの範囲内でデイスプレイ部11等を下側に移動させることができる。従って、ディスプレイ部11をより見やすい位置に調整できる。さらに、カメラ部61の撮影角度も調整することもできる。
【0116】
なお、連結板64に予め湾曲を与えておけば、第1の装置本体53を引き出すにつれて、デイスプレイ部11の光軸Yが上方(図面上)に向くようにすることができ、デイスプレイ部11をより見やすくすることができる。
【0117】
また、光軸が長手方向と一致するカメラ部を採用してもよい。この場合には、カメラ部の配置位置そのものは同じであるが第1の装置58との連結構造を変更する。つまり、長手方向と垂直な回転軸を設け、カメラ部61の中央と回転自在な状態で連結する。
【0118】
本発明の第5の実施例を図21乃至図23を用いて説明する。
【0119】
図21は映像通話姿勢の斜視図、図22は収納姿勢の斜視図、図23動作説明図である。なお、図1から図20に示す部位、矢印と同様の部位等は、同一符号をもって示し説明を省略する。
【0120】
本実施例は、本体を複数の装置に分割し、各装置をヒンジ部で連結して形態を変化させることにより、片手で本体を保持する通話姿勢に加えて、テーブル面に本体を設置する設置通話姿勢ができるようにしたものである。
【0121】
ハンディ型テレビ電話装置1は、薄形扁平な本体65と、カメラ部3と、フード67と、アンテナ部21と、バッテリー9(図示せず)とから構成される。
【0122】
本体65は、薄形扁平な第1の装置68と、第2の装置70とから主に構成される。 第1の装置68は、メイン基板17と通信装置18(図示せず)が内蔵されている。その正面上部にはデイスプレイ部11とスピーカ部52と操作部14とが設けられている。また、右側面に電源スイッチ33とイヤホンジャック71とマイクジャック72が設けられている。
【0123】
第2の装置70は薄形扁平で、第1の装置68の下端にヒンジ部69を介して回転自在に取り付けられている。回転可能な範囲は、前方(図面左側)に80°後方に120°の範囲である。該第2の装置70の正面の中央には、送信/受信キー12と終了キー13を配置し、その下にマイク部16を設けている。また、背面には着脱自在なバッテリー9が取付けられている。
【0124】
フード67は、ヒンジ部66を介して本体65の正面上部に回転自在に取付けられる。該フード67は折たたんだ状態で、デイスプレイ部11とスピーカ部52を隠蔽し、且つ、また、開いた状態でデイスプレイ部11に入射する外光を遮るに十分な、大きさ・形状を有している。ヒンジ部66は、カメラ部3のヒンジ部32と回転軸を同一にしているが、回転動作は各々独立して可能である。
【0125】
なお、フード67は第1の装置68に対して最大90°までの範囲内において、任意の角度位置、に固定することができるようになっている。
【0126】
カメラ部3は、該本体65の側面にヒンジ部32を介して回転自在に取り付けられる。なお、本実施例では、カメラ部3とフード67を独立して設けているが、フード67にカメラ部3を取付けて両者を連動させてもよい。
【0127】
アンテナ部21は、本体65の背面上面に取り付けられる。
【0128】
バッテリー9(図示せず)は、本体65の背面下部に着脱自在に取り付けられる。
【0129】
使用状況毎の形態を説明する。
【0130】
収納姿勢を図22に示す。該姿勢においては、フ−ド67を完全に閉じてディスプレイ部11、スピ−カ部52を被う。また、第2の装置70を第1の装置68と同じ向きにする。該姿勢においては、デイスプレイ部11とスピーカ部52の保護を図ることができる。また、本体65を薄形扁平な縦長形状とできるため収納性・携帯性も高い。なお、この収納姿勢でも、別体のイヤホンとマイクをイヤホンジャック71とマイクジャック72に接続すれば、音声のみの通話が可能である。
【0131】
次に、収納姿勢から映像通話姿勢に移るには、第2の装置70を前側に回動させると共に、フード67を開くことによりなされる。この映像通話姿勢では、ヒンジ部66の後部に屈折したグリップ部35が形成されるから、ハンディ型テレビ電話装置1を片手でしっかり握持することができる。また、デイスプレイ部11の上方にフード67が位置するため、デイスプレイ部11の視認性を向上させることができる。更に、周囲の人に聞かれたくない会話については、別体のイヤホンとマイクを使うこともできる。
【0132】
さらに、前記映像通話姿勢では第2の装置70を脚部としてハンディ型テレビ電話装置1を自立させることができる。この姿勢では、重いバッテリー9が下側背面部にあり、一方、カメラ部3とフード67と前方に位置しているので安定している。この意味で、該映像通話姿勢を”設置通話姿勢”ということもできる。なお、第2の装置70を後方に回転させて図21の実線で示した状態とすれば、より安定性の高い設置通話姿勢を得ることができる。この場合、通話には、別体のイヤホンとマイクを使うようにする。このように本実施例では多様な通話姿勢をとることができる。なお、上述した他の実施例についても、マイクを有数第2の装置41が(ヒンジ40を介して)後ろ側にまで曲げることができれば、同様に設置通話姿勢をとることができるように構成してもよい。
【0133】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯性に優れた電話端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の音声通信姿勢を示す前方斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の音声通信姿勢を示す後方斜視図である。
【図3】内部機能部の展開図である。
【図4】内部機能部の概略配置図である。
【図5】耳パット部の部分断面図である。
【図6】カメラ部の回転動作を示す右側面図である。
【図7】映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図8】音声通信姿勢を示す主要3面図である。
【図9】本発明の第2の実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図10】該実施例の動作状態を示す部分正面図および側面図である。
【図11】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図12】該実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図13】本発明の第3の実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図14】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図15】該実施例のカメラ部の保持機構およびヒンジ部の概略構造図である。
【図16】カメラ部の角度位置を示す説明図である。
【図17】本発明の第4の実施例の音声通信姿勢を示す斜視図である。
【図18】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図19】該実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図20】該実施例の動作状態を示す説明図である。
【図21】本発明の第5の実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図22】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図23】該実施例の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ハンディ型テレビ電話装置、2…本体、3…カメラ部、4…耳パット部、5…接続コード、6…スピーカ部、9…バッテリー、11…デイスプレイ部、14…入力部、16…マイク部、17…メイン基板、18…通信装置、19…コードリール部、20…操作基板、35…グリップ部、38…本体、39…第1の装置、39a…機能配置面、40…ヒンジ部、41…第2の装置、41a…機能配置面、42…ヒンジ部、43…第3の装置、43a…機能配置面、44…スピーカ部、46a、46b…耳パッド部、49…第1の装置、50…第2の装置、51…ヒンジ部、52…スピーカ部、58…第1の装置、59…第2の装置、60…ヒンジ部、61…カメラ部、65…本体、67…フード、68…第1の装置、69…ヒンジ部、70…第2の装置

Claims (15)

  1. 片手で筐体を保持して使用することが可能な携帯型の電話端末装置において、
    ディスプレイを有する第1の装置と、
    操作キーを有する第2の装置と、
    前記第1の装置と前記第2の装置とを折りたたみ可能に連結するヒンジ部と、
    前記ヒンジ部に設けられ、前記ディスプレイまたは前記操作キーに面するものを撮影するカメラとを備えたことを特徴とする携帯型の電話端末装置。
  2. 前記カメラは、前記ヒンジ部に回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型の電話端末装置。
  3. ディスプレイを有する第1の装置と、使用者からの入力を受け付ける操作部を有する第2の装置とが連結手段で開閉可能に連結され、
    前記連結手段は、前記ディスプレイまたは前記操作部と向かい合う方向にあるものを撮影するカメラを備えることを特徴とする携帯型の電話端末装置。
  4. 前記連結手段は、前記第1の装置と前記第2の装置を回動させることで開閉可能に連結するヒンジ部であることを特徴とする請求項に記載の携帯型の電話端末装置。
  5. 前記カメラは前記ヒンジ部に回動可能に設置されていることを特徴とする請求項に記載の携帯型の電話端末装置。
  6. 前記カメラは前記第1の装置と前記第2の装置の開き角に応じて回動することを特徴とする請求項に記載の携帯型の電話端末装置。
  7. 前記ヒンジ部は、前記第1の装置と前記第2の装置を開閉可能に連結する第1の支持部および第2の支持部を有し、前記第1の支持部と前記第2の支持部の間に前記カメラを設けたことを特徴とする請求項5に記載の携帯型の電話端末装置。
  8. 前記カメラは、前記カメラの回転軸を介して前記第1の支持部と前記第2の支持部に支持され回動することを特徴とする請求項7に記載の携帯型の電話端末装置。
  9. 前記第1の支持部は第1の孔を、前記第2の支持部は第2の孔をそれぞれ有し、
    前記カメラは、前記第1の支持部に接する端部に第1の突起部を、前記第2の支持部に接するもう片方の端部に第2の突起部をそれぞれ有し、
    前記カメラは、前記第1の突起部を前記第1の孔に、前記第2の突起部を前記第2の孔にそれぞれ挿入することで回動可能に支持されることを特徴とする請求項8に記載の携帯型の電話端末装置。
  10. 片手で保持して使用することが可能な携帯型の電話端末装置において、
    画像を表示するディスプレイ部を有する第1の装置と、
    使用者からの入力を受け付ける操作部を有する第2の装置と、
    画像の入力が可能なカメラ部と、
    前記第1の装置と前記第2の装置を、第1の支持部と第2の支持部により開閉可能に連結する連結手段を有し、
    前記カメラ部の両端には前記第1の支持部および前記第2の支持部が配置され、
    前記カメラ部は、前記カメラ部の回転軸を介して前記第1の支持部と前記第2の支持部に支持され回動することを特徴とする携帯型の電話端末装置。
  11. 片手で筐体を保持して使用することが可能な、スピーカとマイクを有するハンディ型の電話端末装置において、
    ディスプレイおよびカメラを含む第1の装置と、使用者からの入力を受け付ける操作部を含む第2の装置とを開閉可能に連結し、
    前記第1の装置の表面の一部に前記カメラの撮影面を配置し、
    前記第1の装置と前記第2の装置を閉じることで前記第2の装置により前記カメラの撮影面を覆い隠し、前記第1の装置と前記第2の装置を開くことで前記カメラの撮影面を露出させ、
    前記第1の装置と前記第2の装置を開いて前記スピーカを使用者の耳に近接させると、前記マイクが前記使用者の口に近づくよう前記スピーカと前記マイクが配置されていることを特徴とするハンディ型の電話端末装置。
  12. 前記第1の装置と前記第2の装置とを閉じると前記第1の装置と前記第2の装置とは重ね合わされ、
    前記カメラの撮影面は、前記第1の装置と前記第2の装置とを閉じた状態では前記第2の装置により覆われる前記第1の装置の表面に設置されていることを特徴とする請求項11に記載のハンディ型の電話端末装置。
  13. 前記第1の装置と前記第2の装置とを開いた状態では、前記ディスプレイと前記操作部がともに使用者に面するように配置されることを特徴とする請求項11に記載のハンディ型の電話端末装置。
  14. 前記第1の装置と前記第2の装置とを開いた状態では、前記ディスプレイおよび前記操作部は前記マイクと前記スピーカの間に配置されることを特徴とする請求項13に記載のハンディ型の電話端末装置。
  15. 当該電話端末装置を着信を受け付けられる状態にする電源入力部を有し、
    前記電源入力部は、前記第1の装置と前記第2の装置とを閉じた状態でも操作が可能な位置に設置されていることを特徴とする請求項11に記載のハンディ型の電話端末装置。
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