JP3594908B2 - 遊技施設提案装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコホールなどの遊技施設を新規に開業する場合と、既存店舗を改善改良する場合の遊技施設のモデル提案及び、規模、売上予測に関するものである。新規遊技施設においては、エンタティメント性の企画を提案し、遊技施設に併設することで商圏を拡大し、従来の来客が予想される商圏に加えて、拡張された商圏において来客予測をおこなうことで、新規ホールの売上を予測し、規模を確定するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ店などの遊技施設を新規に開業する場合の出店計画又は、既存店舗の改善改良を計画する場合は、出店計画をおこなう地点又は、対象とする店舗から、例えば、半径5キロメートル程度の商圏を設定し、商圏内における競合店舗について店舗規模、来客率、商圏に居住する人口、通行する人口などから遊技人口の予測をおこない、ハフモデルなどを用いて、集客予測をし、出店改善計画をおこなっていた。ここでは、半径5キロメートルとしたが、立地の条件によっては、もっと広くなることも、狭くなりことも有り、駐車場、付近の道路事情などから、集客が予想される範囲が商圏として確定される。従って、従来の店舗モデルの商圏は、遊技施設のみの吸引力よっての集客数を求めており、遊技施設を中心としたある一定の範囲である商圏内の遊技人口以上の来客は望めず、それ以上の売上増も望めなかった。
【0003】
さらに、商圏内に立地する競合店舗との顧客の配分については、立地条件、設置遊技台の台数、駐車場の完備度など定量的に把握できるもののみの評価により、配分し、売上予測をおこなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の出店計画では、駐車場、道路事情、競合店舗の立地条件などから、自然と遊技人口の集客地域が限定され、集客できる遊技人口も頭打ちであった。集客地域が広がらない限り、遊技人口の増は望めず、遊技人口以上の売上増も望めなかった。さらに、従来型の出店計画においては、遊技人口増を期待できる商圏を拡大することはできなかった。
【0005】
つまり、商圏を拡大できるような企画を提案するシステムは無く、さらに、商圏を拡大できた場合における来客数の予測、売上予測をおこなうシステムもなかった。
【0006】
一方、遊技店の大きな魅力である感覚的な部分や、射幸性要素については、定量的に評価する尺度が無く、競合店舗との魅力度の比較や、設置されている遊技台についての定量的な評価、比較をおこなうことは困難であった。従って、競合店舗に対して、具体的にどの部分について劣っているか、勝っているか客観的に評価することが困難であった。従って、どのような対策をとれば、競合店舗より集客できるか、明確な判断ができなかった。
【0007】
従って、新たに商圏を拡大できる企画を評価し、企画によりどれくらい商圏が拡大できるか予測し、拡大した商圏に適合する新規の店舗モデルを提案することが必要となった。さらに、現状においては、そのような企画を評価し、提案するシステムは、無かった。さらに、新規店舗における売上予測、店舗規模提案をおこなえるシステムも無かった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による遊技施設提案装置による遊技施設の提案は、人口地域分布情報記憶手段に記憶された人口構成種別毎の人口の地域分布情報と、地域認識率情報記憶手段に記憶された人口構成種別毎の、複数の集客要因について、各集客要因を認識している人口の地域分布情報から成る複数の集客要因毎の地域認識率情報と、店舗情報記憶手段に記憶された商圏内に存在する遊技施設の設置遊技台台数を含む遊技台情報、設置遊技台における人口構成種別毎の遊技者数を含む遊技者情報、及び店舗集客力から成る店舗情報を用いて行われる。
【0009】
先ず、地域認識率情報記憶手段から地域認識率情報を読み出し、読み出した前記地域認識率情報に基づいて、集客要因毎に商圏候補選定手段により、地域認識率情報の人口分布が所定の面積に対して、所定の人数以上で連続した所定の面積以上の地域を第1の商圏候補地域として選定する。
【0010】
次に、第1の商圏候補地域の内さらに地域認識率の高い順に複数の地域を第2の商圏候補地域として選択する。
【0011】
さらに、複数の第2の商圏候補地域毎に、集客要因による集客数を集客数予測手段により演算し、第2の商圏候補地域毎にそれぞれ設置された遊技施設の予測される新来客数を第2の商圏候補毎に求められた集客数を用いて新来客数予測手段により演算し、遊技施設ごとの来客数を来客数予測手段により演算し求める。
【0012】
求められた新来客数と、来客数を用いて遊技施設毎に予測される新売上額を売上予測手段において演算する。
【0013】
売上予測手段によって求めた売上額に基づいて、第2の商圏候補地域の内、新売上額が最も高い地域から順に、商圏候補確定手段により商圏候補地域として確定し、集客要因と、予測される新売上額と、確定された商圏候補地域を出力手段より、出力する。
【0014】
ここに、集客数予測手段は、
地域認識率情報記憶手段から地域認識率情報を読み出し、読み出した前記地域認識率情報に基づいて、第2の商圏候補地域Wを構成する居住地W w (1≦w≦n w )、但し、
【数16】
W=ΣwWw …(16)
において集客要因Vv(1≦v≦nv)を認識している人口構成種別iの人口Pxswvi を地域認識率情報記憶手段に記憶されている地域認識率情報に基づいて演算する集客数第1予測手段と、
居住地Wwにおける集客要因Vvに対しての人口構成種別i毎の出向き率Rwviを、集客要因V v の規模及び人口構成種別iに対する魅力度S vi 、居住地W w から集客要因V v への時間距離T wv 、距離に対する抵抗係数 fv に対して値を設定して、
【数17】
Rwvi=(Svi/Twv fv)/Σv(Svi/Twv fv) …(17)
(ただし、Σ vi R wvi =1)
により、演算する集客数第2予測手段と、
集客数第1予測手段により演算された人口構成種別i毎の人口P xs wvi と集客数第2予測手段により演算された人口構成種別毎i毎の出向き率R wvi とを用いて、第2の商圏候補地域Wにおける人口構成種別i毎の集客数X i を
【数18】
Xi=ΣwRwviPxswvi …(18)
によって、演算する集客数第3予測手段
(但し、第2の商圏候補地域Wにおける集客数Xは、
【数19】
X=Σ i X i ( 1≦i≦n i ) …(19)
である)とを有し、
集客数を求める手段である。
【0015】
さらに、新来客数予測手段は、
人口構成種別iの新来客数P HX i を、集客数第3予測手段により演算された人口構成種別iの集客数X i と、その人口構成種別iに対応する遊技人口係数PFi とを用いて、
【数20】
PHXi=XiPFi …(20)
により求める新来客数第1予測手段と、
新来客数P HX を、新来客数第1予測手段により演算された人口構成種別iの新来客数P HX i を用いて、
【数21】
PHX=ΣiPHXi (1≦i≦ni)、…(21)
により演算する新来客数第2予測手段と
を有する。
【0016】
さらに、来客数予測手段は、
人口地域分布情報記憶手段に記憶された人口構成種別i毎の地域情報分布に基づいて居住地Z z (1≦z≦n z )に存在する人口構成種別iの人口P iz を演算する来客数第1予測手段と、
居住地Z z に居住する人口のうち商圏に存在する遊技施設j (1 ≦j≦n j )への出向き率R zj を、遊技施設jの集客力G j と、居住地Z z から遊技施設jへの時間距離T zj に値を設定して、
【数22】
Rzj=(Gj/Tzj 2)/Σj(Gj/Tzj 2) …(22)
(但し、ΣjRzj=1)
により演算する来客数第2予測手段と、
遊技施設jの商圏Zを構成する居住地Z z に存在する人口構成種別iの遊技人口P H z を、来客数第1予測手段により演算された人口構成種別iの人口P iz と、遊技人口係数P F i とを用いて、
【数23】
PHz=ΣiPizPFi …(23)
により演算する来客数第3予測手段と、
遊技施設jの来客数PHjを、
【数24】
PHj=ΣzRzjPHz …(24)
により演算する来客数第4予測手段と
を有する。
【0017】
さらに、売上予測手段は、
売上額Uを、新来客数第2予測手段により演算された新来客数PHX、来客数第4予測手段により演算された遊技施設jへの来客数PHj、平均来店回数N、台当り平均売上額DTを用いて、
【数25】
U=(PHjN+PHX)DT、 …(25)
により求める演算手段を有する。
【0018】
さらに、請求項2の発明によれば、店舗情報記憶手段から各機種の評価値を評価項目ごとに読み出し、読み出した機種kの評価項目d(1≦d≦n d )の評価値a kd と、その評価項目dの遊技台の評価に占める重みα d を用いて、機種kの遊技台の集客力E k を、
【数26】
Ek=Σdakdαd/Σdαd …(26)
によって演算し、
店舗情報記憶手段から各店舗の評価値を評価項目ごとに読み出し、読み出した店舗の評価項目y(1≦y≦n y )の評価値by と評価項目yの店舗の評価に占める重みβy と、重みβ ' と、遊技施設jにおける機種kの遊技台の設置台数Djk とを用いて、遊技施設jの集客力G j を、
【数27】
Gj=(β 'ΣkEkDjk+Σybyβy)/(β ' +Σyβy) …(27)
によって演算して、
求めた遊技施設別の集客力G j を前記店舗情報記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項3の発明によれば、人口地域分布情報記憶手段から人口構成種別 i 毎の 人口の地域分布情報を読み出し、読み出した地域分布情報に基づいて居住地Zz に存在する人口構成種別iの人口Piz を求め、求めた人口P iz と前記遊技人口係数P F i を用いて、遊技施設jの商圏に存在する人口構成種別iの最大遊技人口Hi を、
【数28】
Hi=ΣzPizPFi、 …(28)
によって演算し、演算によって求めた最大遊技人口H i と、新来客数予測手段によって演算した人口構成種別iの新来客数P HX i と、店舗情報記憶手段から読み出した商圏内の全ての店舗の全ての遊技台の機種における人口構成種別iの遊技者数P i とを用いて、遊技者数P i に対する潜在遊技者数の差Fを、
【数29】
F=Σi(ΣiHi+PHXi−Pi) ;(1≦i≦ni) …(29)
によって演算し、
機種kの遊技台の集客力E k と、予め値が設定された機種kの遊技台の設置コストCk と、潜在遊技者数との差F以下で設定される新規店舗Mの遊技台の総設置台数fと、機種別遊技台の設置台数DMfk(f=ΣkDMfk)と、店舗Mの評価項目q(1≦q≦n q )の店舗規模fによる評価値をbfq と、評価項目qの店舗の評価に占める重みβ q と、重みβ '' 、β ''' を用いて、新規店舗の規模を評価する店舗規模評価値Q Mf を
【数30】
QMf=(β ''ΣkEkDMfk+β '''ΣkCkDMfk+Σ q bfqβq)/(β '' +β ''' +Σqβfq) …(30)
によって演算し、
店舗規模評価値Q Mf を最大とする各機種の遊技台の設置台数D Mfk の組み合わせを求めて店舗規模を確定する前記店舗規模確定手段を備えることを特徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の作用及び、効果】
上記構成により、本発明による遊技施設提案装置によれば、記憶手段に記憶された人口構成種別毎の人口の地域分布情報と、複数の集客要因毎の地域認識率情報と、商圏内に存在する遊技施設の店舗情報を用いて、先ず、集客要因毎に商圏候補選定手段により複数の第1の商圏候補地域を選定する。次に、第1の商圏候補地域の内さらに地域認識率の高い順に第2の商圏候補地域として複数選択する。さらに、複数の第2の商圏候補地域毎に、集客要因による集客数を集客数予測手段により演算し、第2の商圏候補地域毎にそれぞれ設置された遊技施設の予測される新来客数を第2の商圏候補毎に求められた集客数を用いて新来客数予測手段により演算する。同時に、遊技施設毎の来客数を店舗情報を用いて来客数予測手段により演算求める。
【0023】
次に、求められた新来客数と、来客数を用いて遊技施設毎に予測される新売上額を売上予測手段において演算し、第2の商圏候補地域の内、新売上額が最も高い地域から順に、商圏候補確定手段により商圏候補地域として確定し、集客要因と、予測される新売上額と、確定された商圏候補地域を出力手段より、出力できるようにした。従って、集客要因の認識率により、商圏を抽出できるようになり、集客要因の認識率の高い所に、集客要因による企画を立案することができるようになる。その結果、他の地域に比べて、集客要因によるより多くの集客が期待できるようになる。次に、集客要因による集客数を集客数予測手段により求めることができるようになるので、具体的な集客数が予測できるようになる。さらに、集客数を用いて、新来客数予測手段により、新来客数を求めることができるようになる。これにより、どれくらいの規模の遊技施設を計画したらよいか、具体的な数値を求めることができるようになる。この遊技施設の来客数を来客数予測手段により求めることができるようになる。
【0024】
さらに、新来客数と来客数を用いて遊技施設毎に予測される新売上額を売上予測手段において求めることができるようになる。これにより、最も高い売上が期待できる所から順に商圏候補地とすることができるようになる。さらに、出力手段を用いて、集客要因と、予測される新売上額と、求められた商圏候補地域を出力できるようになる。
【0025】
さらに、店舗情報は、設置遊技台台数を含む遊技台情報及び、設置遊技台における遊技者数を含む遊技者情報、店舗集客力からなるので、商圏内における遊技台の設置状況、遊技人口の動向、及び店舗集客力からなる店舗の詳しい状況を把握することができるようになり、より、正確に、集客予測、売上予測ができるようになる。
【0026】
さらに、遊技施設を、既に設置されている遊技施設とする場合には、既に設置されている遊技施設についても、来客増を期待できる遊技施設を提案することができるようになる。
【0027】
さらに、地域認識率情報は、人口構成種別毎の集客要因を認識している人口の地域分布情報であるので、集客要因によっては、年代及び、男女差が顕著であるが、人口構成種別において、集客数に差が有る場合においても、正確に遊技人口に反映することができるようになる。
【0028】
さらに、商圏候補選定手段は、地域認識率情報の人口分布が所定の面積に対して、所定の人数以上である連続し所定の面積以上の地域を第1の商圏候補地域とする。
【0029】
さらに、集客数予測手段は、集客要因Vvによる人口構成種別iの集客数をXiとすると、集客数Xは、人口構成種別iの集客数をXiの和であるので、式(4)により求めることができる。
【0030】
次に、第2の商圏候補地域Wが、居住地Ww(1≦w≦nw)により、構成されているので、第2の商圏候補地域Wは、居住地Wwの和、式(1)により、表される。地域認識率情報の集客要因Vvを認識している居住地Wwの人口構成種別iの人口を、Pxswviとし、居住地wにおける集客要因Vvに対しての人口構成種別iの出向き率Rwviを、ハフモデルを用いて、式(3)により、求める。このとき、Sviは、集客要因Vvの規模であり、人口構成種別iに対する魅力度を表す数値である。この数値は、集客要因により異なるため、類似の集客要因による既存の集客施設などを参考にして、個別に決定される。さらに、Twvは、居住地Wwから、集客要因Vvへの時間距離であり、例えば、居住地から、集客要因までの所要時間が使われる。また、fvは、距離に対する抵抗係数であり、例えば、ショッピングセンターにおいては、日用品を買う場合は、2.0、買回り品においては、1.5程度が用いられる。この場合も、個々の集客要因により異なるため、個別に決定される。集客要因Vvについては、本発明で提案する集客要因のみについてだけでなく、商圏に存在する既存の類似の集客施設も集客要因として式(2)に反映している。このようにして、求めた集客要因による人口構成種別iの居住地別の出向き率を求めることができるようになり、居住地域に居住する人口と出向き率により、式(3)により、実際にどれぐらいの人数が、集客されるか予測をおこなうことができるようになる。
【0031】
さらに、新来客数予測手段は、式(3)により求めた人口構成種別集客人口Xiと、人口構成種別i毎の遊技人口係数PFiを用いて式(5)により、人口構成種別iの新来客数PHXiを求めることができる。遊技人口係数PFiは、人口構成種別i毎の人口に占める遊技人口割合である。さらに、式(6)により、新来客数の総数PHXが求められるようになる。
【0032】
さらに、来客数予測手段は、遊技施設jの商圏Zを構成する居住地Zz(1≦z≦nz)に居住する遊技人口のうち、商圏に存在する遊技施設j(1≦j≦nj)への出向き率Rzjを、修正ハフモデルを用いて、式(7)により求める。このとき、商圏に存在する店舗についての出向き率の合計は、ΣjRzj=1、である。つまり、遊技施設へ出向く場合、商圏内の遊技店へ出向くことを前提としている。さらに、Gjは、遊技店の魅力をあらわしており、例えば、図4に示す店舗情報の調査と、図5に示す遊技台集客力調査に基づいて、店舗の魅力を数値化することにより式(12)により求める。Tzjは、居住地Zzから、遊技施設jへの時間距離であり、例えば、所要時間つまり、車なら乗車時間となる。
【0033】
次に、居住地Zzに存在する居住地Zzの遊技人口PHzを人口構成種別iの人口Pizと、人口構成種別iにおける遊技人口係数PFiを用いて、式(8)より求め、遊技施設jの来客数PHjを出向き率Rzjを用いて、式(9)により求めることができるようになる。
【0034】
さらに、売上予測手段は、式(6)により求めた新来客数PHXと、遊技施設jへの来客人口PHjと、平均来店回数Nと、台当り平均売上額をDTを用いて、売上額U式(10)により求めることができるようになる。
【0035】
さらに、第2の発明によると、遊技施設は、集客数と店舗情報により、店舗規模を確定する店舗規模確定手段により求められた遊技施設であるので、集客要因により増加が期待できる遊技人口を用いて、新たに設置する遊技施設の店舗規模を確定できるので、集客要因による集客数に適合した遊技施設を設置できるようになる。
さらに、第3の発明によれば、遊技台情報は、さらに各々の遊技施設jにおける機種別設置遊技台台数、機種別遊技台集客力からなり、機種kの遊技台の集客力Ekは、遊技台の評価項目d(1≦d≦nd)の機種kの評価値をakd、評価項目dの遊技台の評価に占める重みをαdとすると式(11)により求めることができ、店舗集客力Gjは、店舗の評価項目y(1≦y≦ny)の評価値をby、評価項目yの店舗の評価に占める重みをβy、更に重みβ ' 、遊技施設jにおける機種kの遊技台の設置台数をDjkとすると、式(12)により求められるようになる。遊技台の評価項目とは、例えば、図5に示す、大当たり確率、平均大当たり出玉数などの、数値として得られるものと、当たりそう、勝てそう、遊べそうといった感覚的な側面も具体的に、評価基準を示すことにより数値として評価し、遊技台の魅力度を求めるようにしたものである。例えば、スタート感は、スタートしっぱなし(最高水準5ポイント)、すぐにスタートする(良好水準4ポイント)、ほどほどにスタートする(合格水準3ポイント)、めったにスタートしない(劣等水準2ポイント)、スタートがほぼ皆無である(最低水準1ポイント)、と5段階に具体的な評価基準を作り、実際に遊技台で、プレイしてみて、評価をおこない、それぞれの段階にポイントを与え数値化する。全ての項目について、具体的な評価基準を定めることにより、多機種との比較を行う中で、遊技台の評価値を式(11)により求める。また、上記例では、1ポイント毎の差であるが、評価項目によっては、与えるポイントを変えてもよい。
【0036】
さらに、遊技台の評価値と、店舗自身の評価項目による評価値を加えて、店舗の集客力を求める。店舗の集客力については、例えば、図4に示す店舗情報調査表に示す項目を調査することにより求める。例えば、駐車場の完備率など数値として求められるものは、充分完備してて、駐車し易い場合については、最高水準を、完備しているが、改善の余地ありには、良好水準を、一応駐車できるできるには、合格水準を、停められない場合があるには、劣等水準を、停める気になれないには、最低水準などを割り当てても良い。さらに、射幸性要素など、数値として捕らえられない項目についても、具体的な評価基準を設けることにより数値化する。例えば、交換率で言えば、極めて高い(最高水準5ポイント)、やや高い(良好水準4ポイント)、普通(合格水準3ポイント)、やや低い(劣悪水準2ポイント)、極めて低い(最低水準1ポイント)となるが、これらは、他店舗との比較により決まるため、実際の数値は、調査する地域、時期により異なる。他の項目についても、例えば、5段階での具体的な評価基準を定めることにより、他店舗と比較し、数値化する。これらの評価方法は、SWOT分析を応用したものである。
【0037】
さらに、第4の発明によれば、店舗規模確定手段は、人口構成種別iの第2の商圏候補地域からの新来客数PHXiと、居住地Zzの遊技人口Pizと、人口比率PFiにより、遊技施設jの商圏に存在する人口構成種別iの最大遊技人口Hi(1≦i≦ni)を式(13)により求め、Pi(1≦i≦ni)を遊技者情報である商圏内の全ての店舗の全ての遊技台の機種における遊技人口構成種別iにおける遊技者数としたとき、遊技者数に対する潜在遊技者数の差Fを、式(14)により求める。次に、新規店舗Mの遊技台の総設置台数をf(f≦F)、Ekを機種kの遊技台の集客力、Ckを機種kの遊技台の設置コスト、機種別遊技台の設置台数をDMfk(f=ΣkDMfk)としたとき、新規店舗の規模を評価する店舗規模評価値QMfは、店舗Mfの評価項目q(1≦q≦nq)の店舗規模fによる評価値をbfq、評価項目qの店舗の評価に占める重みをβq、更に重みβ '' 及びβ '''とすると、式(15)に より求めることができるようにした。従って、店舗規模評価値QMfを最大とするDMfkの組み合わせを求めることにより、店舗規模を確定することができるようになる。
【0038】
ここで、機種kの遊技台の集客力Ekは、第12の発明により説明したとおりであり、プラスの評価値が得られるものである。これに対し、機種kの遊技台の設置コストCkは、遊技台を設置するコストである。例えば、遊技台の購入費用、設置スペースの取得費用等負の要因である。売上を伸ばすことのみを考えれば、潜在遊技人口であるF台の遊技台を設置すれば、最高の売上が期待できるが、実際には、遊技施設を建設する費用、スペースなどの上限が必ずあり、設置する遊技台が多ければ良いというわけではない。個々の遊技台についての不の要因が、Ckにより評価される。さらに、店舗Mfの評価項目qの店舗規模fによる評価値をbfqとして、遊技施設の建設費用、施設の維持費などの規模に対するコストを評価する。設置台数変化させながら、これらを総合的に評価して繰り返し演算を行うことにより、店舗規模を確定する。
【0039】
さらに、他の発明では、人口構成種別毎の人口の地域分布情報と、集客要因毎の地域認識率情報と、店舗情報とを入力する情報入力手段を有するので、人口構成種別毎の人口の地域分布情報と、集客要因毎の地域認識率情報と、店舗情報とが情報入力手段より入力できるようになり、情報記憶手段へ記憶させることができるようになる。
【0040】
さらに、他の発明によれば、出力手段は、地図情報システム出力手段を有しているので、求められた商圏候補地域を地図に重ね合わせて出力することができるようになる。
【0041】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例である遊技施設提案システムを実現する遊技施設提案装置の構成を示すブロック図である。制御装置10は、商圏候補選定手段21と、集客数予測手段22と、新来客数予測手段23と、売上予測手段24と、来客数予測手段25と、店舗規模確定手段26と、商圏候補地確定手段27とを有する演算手段であるCPU20と、人口構成種別毎の人口の地域分布情報記憶手段31と、集客要因毎の地域認識率情報記憶手段32と、店舗情報記憶手段33を記憶する記憶手段30により構成される。操作入力装置50である情報入力手段51は、キーボード52、マウス53、スキャナ54、タッチパネル55、モデム56からなり、情報入力手段51を介して人口構成種別毎の人口の地域分布情報、集客要因毎の地域認識率情報、店舗情報が記憶手段30へ入力記憶される。
人口構成種別毎の人口の地域分布情報は、行政区分における人口分布でも良いし、例えば、予め決めた縦横50メートル毎の地域における、人口分布などを用いる。集客要因毎の地域認識率情報は、それぞれの地点において、全数調査、又はサンプリング調査を行い、それぞれの地域毎に人口構成種別毎の認識率情報を収集し、地域認識率情報記憶手段32へ記憶させる。地域分布情報、地域認識率情報は、地図情報システム(GIS)の情報を用いても良い。
【0042】
店舗情報記憶手段33に記憶される店舗情報は、図2に示す設置遊技台調査入力表が、表示手段62を介して表示されるので、表に記入する要領で、店舗名、調査日、設置機種名、設置台数を入力する。各入力欄の選択及び、入力は、マウスでも、タッチパネルなどを用いてもよく入力方法によらない。次に、図3に示す設置遊技台遊技人数調査表を用いて、設置されている遊技台において遊技している人数である客付数を調査する。この場合においても、店舗名、調査日、天候、調査日が、祭日のような特殊日かどうか、調査時間をまず入力し、設置されている遊技台について、実際に遊技している人数を年代別、男女別に調査し、入力する。
【0043】
さらに、図4に示す店舗情報調査表が、表示手段62を介して表示されるので、これも表に記入する要領で、店舗名、店舗所在地、電話番号等の基礎データと、評価項目についての評価値を入力する。評価項目については、図4に示される評価項目を選択すると、具体的な、評価基準が表示され、選択することで評価を入力することができるようになっている。設置機種及び、設置台数については、図2設置遊技台調査入力表において、入力されているデータを共有する。また、店舗情報調査表において、入力訂正された情報は設置遊技台調査入力表へ、反映される。さらに、入力情報は、いずれの情報も、表示手段62により表示され、確認訂正できる。
【0044】
出力手段60は、印刷手段61、表示手段62、GIS出力手段63により構成されている。これ以外に、音声出力手段を備えていても良い。
さらに、入力された情報は、操作入力装置50からの入力により、外部記憶装置40へ記憶保存し、記憶保存した情報は、記憶手段30へ読み込むことができる。外部記憶装置40としては、MO、CD−R、CD−R/W、メモリーステイックなどの記憶媒体であればどのようなものでも良い。
【0045】
店舗情報の調査入力に関しては、携帯端末で行っても良く、この場合は、記憶媒体である外部記憶装置40を介して、記憶手段30の店舗情報記憶手33へ入力する。さらに、インタネット、LAN、WANなどの通信機能を用いて、携帯端末から直接記憶手段30へ送信しても良い。この場合、情報入力手段51は、通信機能を備えた入力手段であるモデム56などである。これらの装置については良く知られているので、ここでは詳しく説明しない。
【0046】
次に、本発明における集客要因と、データベースである人口構成種別による人口の地域分布情報、集客要因の地域認識率情報、及び店舗情報について、基本的な考え方について説明する。人口構成種別による人口の地域分布情報は、例えば、国勢調査などで得られた年代別、男女別の人口分布情報である。行政区画別の情報であっても、単位面積あたりの情報であっても良く、GISデータなどとして提供されているものを使っても良い。これにより、どの地域に、どの年代の人口がどれくらい分布しているか把握できるようになる。次に、集客要因の地域認識率情報について説明する。例えば、遊技施設だけでは、来店する人口も、遊技施設目的の人のみに限定される。さらに、遊技施設目的の人の場合は、一般的には、遊技施設を中心として、半径5キロメートル程度からの来店がほとんどである。従って、遊技人口も一定の人数以上は期待できない。そこで、遊技施設の商圏以外からの来客を増加させることにより、遊技施設への来客増加を図ることが考えられる。従って、遊技施設のある場所へ、遊技施設以外の目的で来店する人口を増加させることにより、目的以外で来店した人口の内パチンコファンの来店を期待できるようになる。つまり、遊技施設以外の目的が、集客要因である。例えば、ショッピングセンター、劇場、映画館、スポーツセンター、博物館、美術館等、遊技施設以外の目的で、集客できる要因であれば良い。この集客要因としては、出来るだけ多くの人に、興味を持たれ何度も足を運びたいと思われるようなものが最も望ましい。従って、地域認識率情報は、この集客要因を認識している人口構成種別の人口の分布状況を地域別に収集したものである。全数調査ができることが望ましいが、実際には、全数調査は、時間、費用ともに莫大なものとなるため、サンプリング調査を行い、認識率から人口へ換算し分布情報とする。この集客要因を認識している人口の内、一定の比率で、来客が期待できることが知られている。商圏が、大きく拡大できれば、それだけ沢山の来客が期待でき、結果的に、遊技施設への来客の増加が期待できるようになる。
【0047】
次に、店舗情報は、対象とする地点、又は、店舗を中心とした遊技施設のみの集客範囲に在る遊技施設についての情報を収集したものである。例えば、図4に示す、店舗情報調査表に示す店舗名、所在地、電話番号、資本金、設置遊技台台数、等の基礎情報。周辺人口、立地タイプ(郊外型、駅前型)、主たる交通手段の割合と、設置遊技台に対する駐車場完備率、駐輪場完備率等からなる立地要素。交換率、タイムサービスの有無、頻度、イベントの頻度、イベントの面白さ、ポイント制度の充実度、機械入替えの頻度、店内演出の効果、釘調整の効果などからなる射幸性要素。企業力ポイント(ブランドイメージの良し悪し、経営安定度)、建物ポイント(豪華さ、新しさ、デザインの優劣、)、設置遊技台ポイント(人気機種の設置割合、機種の設置バランス)、営業活動ポイント(サービス、照明、環境、景品内容、)などからなる定性分析要素。それぞれの項目について、具体的な評価基準を定め、地域に存在する全ての店舗について、同一の基準で調査し、評価した情報と、各店舗における、設置遊技台の機種及び、設置台数と、それぞれの店舗での、曜日別、時間帯別に機種毎の客付き状況を調査した情報から店舗情報は構成されている。これらの店舗情報の評価の仕方は、SWOT分析を応用したものであり、SWOT分析は、「自店舗」に対する分析と、「自店舗を取り巻く環境」についての分析をするための考え方と、手法である。それぞれの要因について具体的な評価基準を定め数値化し、最終的に自店舗と、他店舗の魅力度を数値化するものである。
【0048】
強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)について、分析を行う。具体的には、上述したとおりであり、基本的には、「自店舗」と、「環境」の2つに分けて考える。「自店舗」とは、自店舗の競合相手と比較した相対的な強みと、弱みであり、「環境」とは、例えば、自店舗を取り巻く環境に関するビジネス上の機会と、脅威のことである。さらに、強み、弱みとしては、他店舗と比べて、強いか、弱いか評価することであり、例えば、製品の品質、生産コストの低さ、流通の広さ、顧客へのサービス等である。脅威としては、自店舗のビジネス継続を脅かす外的要因をあげて、評価する。例えば、競争相手の反撃、新規競争相手の参入、価格競争の発生、消費者の好みの変化の大きさ等である。機会としては、自店舗にとって、ビジネスチャンスとなる要因を具体的に挙げて、評価する。例えば、市場の規模、市場の成長率、技術変化等である。これらの要因についても、評価項目ごとに評価ポイントを定め数値化する。
【0049】
また、上述した人口の地域分布情報は、住宅地等の居住区域を例に取ったが、駅前などの商店街においては、駅への乗り換え人口も含む人口分布情報である。従って、人口の地域分布情報は、地域の条件に合わせて、調査され提供されている。つまり、地域における人口とは、地域に居住、往来、又は滞在する年齢別男女別人口となる。さらに、人口の地域分布は、曜日、時間帯によって、異なるため、人口の地域分布情報は、曜日別、時間帯別に構成されていても良い。また、上述したとおり、GISデータを用いることにより、地図上に人口分布データを視覚的に取り扱うことができるようになるため、商圏把握、人口分布の状況などが捕らえ易くなる。国勢調査データ、市役所などで得られる人口データでも良い。
【0050】
次に、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16に示すフローチャートに従い本遊技施設提案システムの処理手順について詳細に説明する。
【0051】
まず、図6の処理の概略のフローチャートに従い処理の概略について説明する。ステップ100において第1の商圏候補地域の選定を行う。第1の商圏候補地域として、集客要因を認知している人口分布が所定の人数以上で、遊技施設の商圏に対して、拡張された商圏としての面積を有しているものを選定する。ステップ102において、第1の商圏候補地域のなかで、集客要因の地域認識率の高いものを第2商圏候補地域とする。さらに、ステップ104において、第2商圏候補地域となった地域について、それぞれ期待できる集客数を求める。ステップ106において、ステップ104により求めた集客数を用いて、第2商圏候補地域から期待できる新来客数を求める。つぎに、ステップ107において来客数を求める。さらに、ステップ108において、新来客数と、来客数を用いて、新売上額を求める。ステップ110において、新売上額の多い順に、商圏候補地域として確定する。ステップ112において、商圏候補地域、集客要因、新売上額、商圏候補地域における店舗案を出力する。
【0052】
上述したステップ100から、ステップ112について、フローチャートに従い詳細な説明をする。
【0053】
まず、図7、図8に従い商圏候補選定手段の第1の商圏候補地域の選定の処理について説明する。第1の商圏候補地域の選定は、全ての集客要因に付いて地域認識率情報の提供されている地域を調査し、認識率が所定の値以上の地域で、商圏とするだけの面積のある地域を第1の商圏候補地域とする処理である。まず、ステップ200において、複数ある集客要因Vv(1≦v≦nv)の第1の集客要因を設定するために、v=1をセット。ステップ202において、地域認識率情報の提供されている地域Ee(1≦e≦n e )について認識率を調べるため調査地域をEeとしたとき、地域の初期値として、e=1と設定する。さらに、第1の商圏候補地域の初期値もf=1を設定する。ステップ204において、第1の商圏候補地域の候補を初期化する。ステップ206において、集客要因Vvを設定する。ステップ208において、地域Eeについて集客要因Vvを認識している人口密度が所定値以上か調べる。ここでの、人口密度は、第1の商圏候補地域の面積と密接に関係しており、第1の商圏候補地域とするためには、所定の面積が必要であり、同様に、得られる集客人口は、地域認識率情報の人口密度と面積から得られる。東京ディズニーランドのように、アジア圏全てが商圏という場合もあるが、一般的には、集客要因により、ある程度の集客範囲が、予め認識されている。従って、集客要因毎に定められた、所定の面積から導き出される必要とされる認識率が、ここでの人口密度である。人口密度が、所定の値以上の場合は、ステップ210において、第1の商圏候補地域の候補W1tに加える。ステップ212において、第1の商圏候補地域の候補W1tに隣接した次の地域Eeを得る。ステップ214において、地域Eeが、集客要因Vvの認識率が所定の人口密度以上であるか調べ、所定の値以上の場合は、ステップ210において、第1の商圏候補地域の候補W1tに加える。Noの場合は、ステップ216において第1の商圏候補地域の候補W1tに隣接する地域が無いか調べる。隣接する地域で、同様の操作を繰り返すことで、所定の人口密度以上の地域が商圏候補地として、拡大されていく。連続する地域がなくなった場合、第1の商圏候補地域の候補となった、W1tが所定の面積以上かどうか調べる(ステップ218)。所定の面積以上の場合は、第1の商圏候補地域W1vf(f:第1の商圏候補地域番号)とする。
【0054】
ステップ224において、地域認識率情報の提供されている地域は全て調査したかチェックする。調査していない地域Eeがある場合は、次の第1の商圏候補地域の候補として、調べ、情報のある地域について全て調べ、候補となる地域は全て、第1の商圏候補地域とする。
【0055】
調査すべき地域Eeが終了したときは、次の集客要因Vvをセットするように、集客因番号vへ次の番号をセットする(ステップ226)。次の集客要因Vvについても同様の処理を繰り返すことで、第1の商圏候補地域W1vfを選定していく。ステップ228において、集客要因Vvが終了したか調べ、終了していない場合は、次の集客要因Vvについて調べ、第1の商圏候補地域を繰り返し選定する。終了した場合は、第1の商圏候補地域として、全てのW1vfを出力する。この出力は、地域名の列挙であっても、GISデータとして、表示しても良い。また、データファイルとして、記憶手段30へ記憶され、外部記憶装置40へ記憶されても良い。
【0056】
次に、図9に従い、商圏候補選定手段の第2の商圏候補地域を複数選定する方法について説明する。ステップ300において、全ての第1の商圏候補地域W1vfについて、認識率の平均を求める。ステップ302において、認識率の平均の高い順にM地域選択する。ステップ304において、認識率の高い順に、W1vf、W2vf、…、Wmvfとして出力する。
【0057】
次に、図10、図11のフローチャートに従い、集客数予測手段による第2の商圏候補地域W1vf、W2vf、…、Wmvfの1地域について第2の商圏候補地域をWとしたときの集客数Xを求める処理について説明する。
【0058】
先ず、ステップ400において、集客要因による距離抵抗係数fvをセットする。この距離抵抗係数は、日常的なものであればあるほど、近くで済まそうという意識が働くため、大きな数値となり、非日常的な得難いものであればあるほど、遠くまで足を運ぶので、小さな値となる。集客要因により、ほぼ決まっており、また、異なるためその値をセットする。第2の商圏候補地域Wは、式(1)により、居住地Ww(1≦w≦nw)により構成されている。そこで、ステップ402において、第2の商圏候補地域を構成する居住地をWwとして、wへ初期値をセットする。
【0059】
つぎに、ステップ404において、居住地Wwから、集客要因Vvへの時間距離をTwvへセットする。ここでの集客要因Vvの位置は、便宜上第2の商圏候補地域の時間距離的な中心地とする。実際には、集客要因となる施設が建設可能な場所などの制約があるため、第2の商圏候補地域の中での偏った地点となる場合もあるが、予測値としての値を得る場合は、平均的な値を得るという観点からも、時間距離的にみての中心地を集客要因Vvの位置とする。時間距離とは、その位置へ到達するまでに必要とする時間の事である。人口構成種別iそれぞれについて、集客数を求めるため、iへ初期値をセットする(ステップ406)。ステップ408において、集客要因Vvの人口構成種別iに対する魅力度Sviをセットする。魅力度Sviは、集客要因Vv によっては、人口構成種別毎に、魅力ある場合と、魅力を感じられない場合があるためである。さらに、一商圏内に存在し競合する同様の集客要因となる施設、イベントなどがあれば、これも全て、セットする。式(2)により、この集客要因Vvに対する出向き率を求める(ステップ410)。ステップ408から、ステップ414を繰り返し、全ての人口構成種別iについて居住地Wwからの出向き率Rwviを求める。さらに、ステップ404から、ステップ418を繰り返すことで、商圏Wを構成する全ての居住地Wwからの出向き率Rwvi(1≦w≦nw、1≦v≦nv、1≦i≦ni)を求める。
【0060】
次に、ステップ420において、地域認識率情報の集客要因Vvを認識している居住地Wwの人口構成種別iの人口を、Pxswviとしたとき、式(3)により、人口構成種別iの集客数Xiを求める。さらに、商圏Wにおける集客要因Vvによる全集客数Xを式(4)により求める(ステップ421)。ステップ400から、ステップ421までの処理を繰り返し行い、全ての第2の商圏候補地域W1vf、W2vf …、Wmvfについてそれぞれ人口構成種別iによる集客数Xiと、全集客数Xを求める。集客数Xiと、全集客数Xを第2の商圏候補地域W1vf、W2vf、…、Wmvf毎に区別する場合は、集客数Xfiと、全集客数Xfと記載する。簡単に記載する場合は、集客数Xiと、全集客数Xとのみ記載する。
次に、図12のフローチャートに従い、新来客数予測手段23による新来客数PHXを求める処理について説明する。ここでの説明は、第2の商圏候補地域を代表する1地域について説明する。他の地域の集客数については同様の処理を行うことにより求める。記号の簡単のため、第2の商圏候補地域の区別は行わないが、実際は、複数存在するため、区別して処理を行う。まず、ステップ500において、人口構成種別に新来客数を求めるため、iを初期化する。ステップ501において、集客数予測手段により求めた対応する集客数Xiをセットする。ステップ502において、人口構成種別iに対応する遊技人口係数PFiをセットする。ステップ504において、式(5)により人口構成種別iの新来客数PHXiを求める。ステップ501から、ステップ508を(1≦i≦ni)繰り返すことで、人口構成種別i毎の新来客数PHXiを全て求める。次に、ステップ501において、新来客数総数PHXを式(6)により求める。
【0061】
次に、ステップ107の詳細な説明である来客数予測手段25による来客数を求める処理について図13のフローチャートに従い説明する。ここでは、来客数を求める遊技施設jの規模は定まっているものとして説明する。実際には、遊技施設jは、店舗規模確定手段26により、第2の商圏候補地域における最大の売上が期待できる店舗としその規模を定めるが、説明を分かり易くするため、あとで詳細に説明する。
【0062】
ここでの、商圏Zは、遊技施設jを目的として来店する人を集客できる範囲をさす。商圏Zは、居住地Zzにより構成されており、Z=ΣzZz(1≦z≦nz)である。商圏Zに存在する複数の遊技施設である遊技施設j(1≦j≦nj)への出向き率をRzjとしたとき、出向き率をRzjは、式(7)により求められる。式(7)は、修正ハフモデルを用いた式であり、出向き率をRzjは、商圏Zに存在する遊技施設jの集客力Gjと、居住地Zzから、遊技施設jへの時間距離により求めることができる。遊技施設jの集客力Gjは、遊技施設jに設定されている遊技台の集客力Ekと、店舗の魅力によって求められる。ステップ600から、ステップ606により、商圏内に設置されている全ての遊技台の集客力Ekを求める。ステップ600において、遊技台の機種番号を初期化する。ステップ602において、遊技台の機種kの遊技台の集客力Ekを式(11)により求め、ステップ604、606により、繰り返しを行い求めることができる。次に、ステップ610から、ステップ616を繰り返し行うことにより、全ての遊技施設jの集客力Gjを求める。ステップ612において、ステップ602により求めた遊技台の集客力Ekを用いて式(12)により求める。さらに、ステップ618において、遊技施設jの集客力Gjと、居住地Zzから遊技施設jへの時間距離Tzjを用いて商圏Zを構成する全ての地域Zzから、自遊技施設jへの出向き率Rzjを式(7)により求める。ステップ620において、全ての地域Zzの遊技人口を居住地Zzに存在する遊技人口PHzを人口構成種別iの人口をPiz、人口構成種別iにおける遊技人口係数をPFiとして、式(8)により求める。さらに、ステップ622において、式(9)により、自遊技施設jへの出向き率Rzjと、遊技人口PHzを用いて、自遊技施設jへの来客数PHjを求める。
【0063】
次に、売上予測手段24による新売上額を求める処理の説明を図14のフローチャートに従い説明する。まず、全ての第2の商圏候補地域Wfについての売上額Ufを求めるために、fを初期化する(ステップ700)。次にステップ702において、第2の商圏候補地域Wfをセットする。ステップ704において、第2の商圏候補地域Wf毎の新来客数PHXfをセットする。さらに、ステップ706において、遊技施設jへの来客数PHjfをセットする。予め統計的に分かっている平均来店回数N(ステップ708)と、台当り平均売上額DT(ステップ710)を用いて、式(10)により売上額を求める(ステップ712)。ステップ702から、ステップ716を繰り返すことにより、全ての第2の商圏候補地域Wfについて新売上額Ufを求める。
【0064】
次に、商圏候補地確定手段27による商圏候補地の確定方法について図15のフローチャートに従い説明する。売上予測手段24により求められた第2の商圏候補地域Wf毎の新売上額Ufの高い順に第2の商圏候補地域Wfをならべかえる(ステップ800)。さらに、ステップ802において、売上額の高い順に商圏候補地域とする。
【0065】
ここで、店舗規模確定手段26による店舗規模の確定処理について、図16のフローチャートに従い説明する。まず、ステップ900において、商圏内の遊技人口Hiを求める。ここでの商圏Zは、遊技施設jを目的として来店する人を集客できる範囲をさす。商圏Zは、居住地Zzにより構成されており、Z=ΣzZz(1≦z≦nz)である。商圏Zにおける人口構成種別i毎の最大遊技人口Hi(1≦i≦ni)を居住地Zzに存在する人口構成種別iの人口をPiz、人口構成種別iにおける遊技人口係数をPFiとして、式(13)により求める。次に、ステップ902により、遊技者情報から商圏内の全ての店舗の全ての遊技台の機種における遊技人口構成種別iにおける実遊技者数Pi(1≦i≦ni)を求める。これは、図3に示す、設置遊技台遊技人数調査入力表により、商圏内に存在する全ての店舗について、実際に遊技台において遊んでいる人の人数を遊技台の機種別に人口構成種別に調査したものである。
【0066】
Pijk(1≦i≦n,0≦j≦m−1,1≦k≦l)を遊技者情報である商圏内の遊技施設jの機種kの遊技台における遊技人口構成要素iにおける遊技人数としたとき、Pijは、
【数31】
Pij=ΣkPijk、…(31)
としたとき、
遊技施設jにおいて、遊技している人口構成種別iの人数となり、さらに、Piは、
【数32】
Pi=ΣtPti …(32)
としたとき、商圏において遊技している遊技人口構成要素iにおける遊技人数となる。このとき、自店舗は、計画中であるので、考慮に入れなくて良い。
【0067】
次に、ステップ904において、集客要因によって拡大された第2の商圏候補地域における潜在遊技者数Fを商圏Z内の遊技人口と、集客要因により拡大された地域である第2の商圏候補地域からの来客数と、もう既に、他店舗で、遊技している人との差において、潜在遊技人口とするように、式(14)により求める。このようにして求められた潜在遊技者数Fが、来店の期待できる最大の人口である。したがって、新規店舗の設置遊技台の最大数は、Fとなる。従って、Fを最大値とする遊技施設が最も大きな店舗として考えられる。しかし、大きければその施設を建設する費用、維持する費用等負の要因も同時に大きくなる。従って、最も、多くの売上が期待できるとともに、かかる費用とのバランスにおいて、最適な店舗規模を提案することが必要となる。つまり、新規店舗Mの遊技台の総設置台数をf(f≦F)、Ekを機種kの遊技台の集客力、Ckを機種kの遊技台の設置コスト、機種別遊技台の設置台数をDMfk(f=ΣkDMfk)としたとき、新規店舗の規模を評価する店舗規模評価値QMfは、店舗Mの評価項目q(1≦q≦nq)の店舗規模fによる評価値をbfq、評価項目qの店舗の評価に占める重みをβq 、更に重みβ '' 及びβ ''' (図16ではそれぞれβ nq+1 、β nq+2 )とすると、式(15)により求めることができるので、店舗規模評価値QMfを最大とするDMfkの組み合わせを求めることである。売上を伸ばすことのみを考えれば、潜在遊技人口であるF台の遊技台を設置すれば、最高の売上が期待できるが、実際には、遊技施設を建設する費用、スペースなどの上限が必ずあり、また、施設を維持するためにも費用が発生し、設置する遊技台が多ければ良いというわけではない。個々の遊技台についての負の要因が、Ckにより評価される。さらに、店舗Mの評価項目qの店舗規模fによる評価値をbfqとして、遊技施設の建設費用、施設の維持費などの規模に対するコストを評価する。さらに、設置遊技台も、集客力の高い機種のみを設置すれば良いというわけではない。なぜなら、店舗の評価要因として、設置機種の多様性、バランスも重要な集客要因だからである。さらに、人口構成種別つまり、男女別、年代別によって、好まれる機種が異なるため、来客が期待できる人口構成種別似合わせて、遊技台を設置することも必要である。従って、総設置台数を変化させながら、これらを総合的に評価して繰り返し演算を行うことにより、店舗規模を確定する。
【0068】
最後に、出力手段60を介して、商圏候補地域及び、予測結果を出力する。図17のフローチャートに従い説明する。ステップ1000において、第N位までの集客要因と地図を用いて商圏候補地域をGIS出力手段63を介して出力する。例えば、図18に示すような一覧表により、売上の高い順に商圏候補地域の所在地、集客要因、新売上額、考えられる店舗規模、集客予測人数を表示、印刷出力する。同時に、外部記憶装置40へ記憶しても良い(ステップ1000、ステップ1002)。また、GIS出力手段63を用いることにより、商圏候補地域を地図に重ね合わせて出力し、さらに、商圏候補地域を地図として、表示手段62に表示し、印刷手段61を用いて印刷しても良い。
【0069】
さらに、図19に示す商圏候補地域明細として、商圏候補地域所在地地名、商圏候補地域と構成する地域の詳細、それぞれの詳細地域における集客予測人数、新売上額、主たる人口構成種別の年代、商圏に占める割合、中心地からの距離等の明細票を表示、出力しても良い。さらに、例えば、図20に示す、店舗規模明細として、商圏候補地域名、必要とされる店舗面積、所在地、商圏面積、遊技台設置台数、機種別遊技台設置台数等の明細を表示、出力しても良い(ステップ1004)。
【0070】
なお、店舗規模確定手段においては、上記実施例のほかに、先ず、第2の商圏候補地域の中心地に遊技施設を設置すると仮定する。次に、設置地点から、遊技施設の魅力による集客範囲を遊技施設の商圏とする。次に、遊技施設の商圏内の店舗情報を元に、遊技施設の商圏における店舗規模を一旦確定する。次に、第2の商圏候補地域からの新来客数を加えた店舗規模を求め、提案する店舗規模としても良い。このとき、遊技施設の商圏における店舗規模は、遊技施設の商圏における遊技人口と、実際設置されている遊技施設の実遊技者数から求めても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の一例を示す遊技施設提案装置の接続ブロック図。
【図2】設置遊技台調査入力表の説明図。
【図3】設置遊技台遊技人数調査入力表の説明図。
【図4】店舗情報調査表の説明図。
【図5】遊技台集客力調査表の説明図。
【図6】遊技施設提案システムの概要の処理手順を示したフローチャート。
【図7】第1の商圏候補地域の選定の処理手順を示したフローチャート(その1)。
【図8】第1の商圏候補地域の選定の処理手順を示したフローチャート(その2)。
【図9】第2の商圏候補地域の選定の処理手順を示したフローチャート。
【図10】第2の商圏候補地域における集客数の予測の処理手順を示したフローチャート(その1)。
【図11】第2の商圏候補地域における集客数の予測の処理手順を示したフローチャート(その2)。
【図12】新来客数の予測の処理手順を示したフローチャート。
【図13】来客数の予測の処理手順を示したフローチャート。
【図14】新売上額の予測の処理手順を示したフローチャート。
【図15】商圏候補地域の確定の処理手順を示したフローチャート。
【図16】店舗規模の確定の処理手順を示したフローチャート。
【図17】商圏候補地域、集客要因、新売上額の出力の処理手順を示したフローチャート。
【図18】遊技施設提案表の説明図。
【数19】商圏候補地域の明細の説明図。
【図20】店舗案の明細の説明図。
【符号の説明】
10…制御装置
20…CPU
21…商圏候補選定手段
22…集客数予測手段
23…新来客数予測手段
24…売上予測手段
25…来客数予測手段
26…店舗規模確定手段
27…商圏候補地確定手段
30…記憶手段
31…地域分布情報記憶手段
32…地域認識率情報記憶手段
33…店舗情報記憶手段
40…外部記憶装置
50…操作入力装置
51…情報入力手段
52…キーボード
53…マウス
54…スキャナ
55…タッチパネル
56…モデム
60…出力手段
61…印刷手段
62…表示手段
Claims (3)
- 人口構成種別毎の人口の地域分布情報を記憶した人口地域分布情報記憶手段と、
複数の集客要因について、集客要因を認識している人口構成種別毎の人口の分布状況を地域認識率情報として記憶した地域認識率情報記憶手段と、
商圏内に存在する遊技施設の設置遊技台台数を含む遊技台情報、設置遊技台における人口構成種別毎の遊技者数を含む遊技者情報、及び店舗集客力からなる店舗情報を記憶した店舗情報記憶手段と、
前記地域認識率情報記憶手段から地域認識率情報を読み出し、読み出した前記地域認識率情報に基づいて、前記集客要因毎に、前記地域認識率情報の人口分布が所定の面積に対して、所定の人数以上で連続した所定の面積以上の地域を第1の商圏候補地域として選定し、第1の商圏候補地域のうちさらに地域認識率の高い順に第2の商圏候補地域として複数選択する商圏候補選定手段と、
前記複数の第2の商圏候補地域毎に、前記集客要因による集客数を演算する集客数予測手段と、
前記第2の商圏候補地域毎にそれぞれ設置された遊技施設の予測される新来客数を前記第2の商圏候補毎に求められた前記集客数を用いて演算する新来客数予測手段と、
前記遊技施設毎の来客数を前記店舗情報を用いて演算する来客数予測手段と、
前記新来客数と、前記来客数を用いて前記遊技施設毎に予測される新売上額を演算する売上予測手段と、
前記売上予測手段によって求めた売上額に基づいて、前記第2の商圏候補地域の内、前記新売上額が最も高い地域から順に、商圏候補地域として確定する商圏候補確定手段と、
前記集客要因と、予測される新売上額と、前記確定された商圏候補地域を出力する出力手段と
を有し、
前記集客数予測手段は、
前記地域認識率情報記憶手段から前記地域認識率情報を読み出し、読み出された前記地域認識率情報に基づいて、第2の商圏候補地域Wを構成する居住地Ww(1≦w≦nw)、但し、
前記居住地Wwにおける集客要因Vvに対しての人口構成種別i毎の出向き率Rwviを、集客要因V v の規模及び人口構成種別iに対する魅力度S vi 、居住地W w から集客要因V v への時間距離T wv 、距離に対する抵抗係数 fv に対して値を設定して、
前記集客数第1予測手段により演算された人口構成種別i毎の人口P xs wvi と前記集客数第2予測手段により演算された人口構成種別毎i毎の出向き率R wvi とを用いて、第2の商圏候補地域Wにおける人口構成種別i毎の集客数X i を
(但し、第2の商圏候補地域Wにおける集客数Xは、
を有し、
前記新来客数予測手段は、
人口構成種別iの新来客数P HX i を、前記集客数第3予測手段により演算された前記人口構成種別iの集客数X i と、その人口構成種別iに対応する遊技人口係数PFi とを用いて、
新来客数P HX を、前記新来客数第1予測手段により演算された人口構成種別iの新来客数P HX i を用いて、
を有し、
前記来客数予測手段は、
前記人口地域分布情報記憶手段に記憶された人口構成種別i毎の地域情報分布に基づいて居住地Z z (1≦z≦n z )に存在する人口構成種別iの人口P iz を演算する来客数第1予測手段と、
前記居住地Z z に居住する人口のうち商圏に存在する遊技施設j (1 ≦j≦n j )への出向き率をR zj を、遊技施設jの集客力G j と、居住地Z z から遊技施設jへの時間距離T zj に値を設定して、
により演算する来客数第2予測手段と、
遊技施設jの商圏Zを構成する居住地Z z に存在する人口構成種別iの遊技人口P H z を、前記来客数第1予測手段により演算された人口構成種別iの人口P iz と、前記遊技人口係数P F i とを用いて、
遊技施設jの来客数PHjを、
を有し、
前記売上予測手段は、
売上額Uを、前記新来客数第2予測手段により演算された前記新来客数PHX、前記来客数第4予測手段により演算された遊技施設jへの前記来客数PHj、平均来店回数N、台当り平均売上額DTを用いて、
ことを特徴とする遊技施設提案装置。 - 前記店舗情報記憶手段から各機種の評価値を評価項目ごとに読み出し、読み出した機種kの評価項目d(1≦d≦n d )の評価値a kd と、その評価項目dの遊技台の評価に占める重みα d を用いて、機種kの遊技台の集客力E k を、
前記店舗情報記憶手段から各店舗の評価値を評価項目ごとに読み出し、読み出した店舗の評価項目y(1≦y≦n y )の評価値by と評価項目yの店舗の評価に占める重みβy と、重みβ ' と、遊技施設jにおける機種kの遊技台の設置台数Djk とを用いて、遊技施設jの集客力G j を、
求めた遊技施設別の集客力G j を前記店舗情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の遊技施設提案装置。 - 前記人口地域分布情報記憶手段から人口構成種別 i 毎の人口の地域分布情報を読み出し、読み出した前記地域分布情報に基づいて居住地Zz に存在する人口構成種別iの人口Piz を求め、求めた人口P iz と前記遊技人口係数P F i を用いて、遊技施設jの商圏に存在する人口構成種別iの最大遊技人口Hi を、
機種kの遊技台の前記集客力E k と、予め値が設定された機種kの遊技台の設置コストCk と、前記潜在遊技者数との差F以下で設定される新規店舗Mの遊技台の総設置台数fと、機種別遊技台の設置台数DMfk(f=ΣkDMfk)と、店舗Mの評価項目q(1≦q≦n q )の店舗規模fによる評価値をbfq と、評価項目qの店舗の評価に占める重みβ q と、重みβ '' 、β ''' を用いて、新規店舗の規模を評価する店舗規模評価値Q Mf を
店舗規模評価値Q Mf を最大とする各機種の遊技台の設置台数D Mfk の組み合わせを求めて店舗規模を確定する前記店舗規模確定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技施設提案装置。
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