JP3594299B2 - 4脚安定設置構造及び4脚水平設置構造 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、屋内外などの不整地でも、工作物を簡単に安定して設置または水平に設置できる4脚の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アウトドアなどの屋外で使用される椅子、テーブル、バーベキューコンロ、クッキングコンロのスタンドなどや作業現場で使用される脚立などの、4脚で支持される工作物を設置したとき、4脚すべてが接地せずにガタツク事が多い、また4脚が接地しても傾斜してしまうなどの問題点があった、同様の事が室内の家具などにも見られる。
【0003】
この問題を解決するために多く見られる技術には、4脚夫々に高さ調節装置を設け調節する方法や、脚立では階段や急傾斜用として実開昭51−133435号公報が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、4脚夫々の高さを調節して安定させるには、接地してない1脚もしくはその対角の2脚を接地するまで伸ばし安定させなければならない、また水平に設置するためには、1脚を基準に他の3脚を伸縮させる作業を数回繰り返し、その都度脚間を移動して4脚を接地させ尚且つ水平にしなければならず、非常に手間のかかる作業である。
【0005】
また、脚立の安定技術としては実開昭51―133435号公報などにあるような、脚立の両方の梯子部の下部に半円形の湾曲脚を摺動可能に接続し、湾曲脚を任意の位置で固定する固定装置を用いた技術があるが、両湾曲脚の固定装置の両方少なくとも一方を確実に固定しなければ、上部の梯子部が円弧状に可動してしまい危険であり、そのため固定装置を堅固にする必要があるほか、湾曲部を両方に装備するなど複雑で重量がかさんでしまう問題点があった。
【0006】
そこで、本発明では前記の課題を解決し、不整地でも簡単な作業で4脚で支持される工作物を設置できる、4脚安定設置構造と水平に設置できる4脚水平設置構造を提供する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の4脚安定設置構造は、工作物を4脚にて支持する構造において、円弧を有する湾曲部で連結された隣り合う2脚が、円弧方向に摺動できるように工作物と接続し、相対する2脚は夫々に工作物に固着し、工作物を支持し不整地であっても前期円弧を有する湾曲部と、前記工作物の接続部が円弧方向に摺動する事により、4脚を接地させ安定設置させる構造である。
【0008】
また、4脚水平設置構造は、前記4脚安定設置構造の工作物に固着された2脚の夫々に、高さ調整装置を装備し、4脚が安定設置後前記2箇所の高さ調整装置を用いて、工作物を水平に設置する構造である。
【0009】
【発明の実施の形態】
4脚安定設置構造をテーブルを用いた図3で説明すれば、図3では湾曲部4で連結された2脚5A、5Bを狭く表示しテーブルでは工作物にあたる甲板に固着された2脚6A、6Bを広く表示している、図3(a)では湾曲部4で連結された一方の脚5Aが他の3脚より高さh分高くなっている、この場合通常のテーブルでは脚5B、6Aのいずれか一方または両方が接地できずにガタツクが、本発明の4脚安定設置構造では湾曲部4が脚5B方向に脚が接地するまで摺動して、4脚を接地させ安定設置させる。
【0010】
図3(b)では、固着された脚の一方6Aが高さh分高くなっている、この場合甲板1は傾斜してしまうが、湾曲部4が脚5A方向に摺動して4脚を接地させ安定設置させる、同様にたとえ4脚すべての高さが違っていても、湾曲部4が円弧方向に摺動する事で4脚を接地させ安定設置させる事ができる。
【0011】
4脚水平設置構造は、4脚を安定設置後に工作物を水平に設置する構造で図3で説明すれば、図3(a)では湾曲部4で連結された脚5A、5B間は水平であるが甲板1に固着された脚6A、6B間よりh/2高くなっているので、甲板1に固着された脚6A、6Bを夫々の高さ調節装置7でh/2高くして甲板1を水平にする、図3(b)では甲板1に固着された脚6Aがh高いので高さ調整装置7でh低くして甲板1を水平にする、同様に甲板1がどの方向に傾斜していても、甲板1に固着された脚6A、6Bに装着された夫々の高さ調節装置7で高さを調整する事で水平にできる。
【0012】
【実施例】
本発明の4脚安定設置構造の実施例を図に基ずき説明すれば、図1は4脚安定設置構造をテーブルに用いた例であり、凸円弧を有する湾曲部4で連結された脚5A、5Bが前記湾曲面4の凸円弧と同円の凹円弧で形成された幕板2と、前記湾曲面4を嵌通させ円弧方向にのみ摺動可能とする案内部3に接続されており、案内部3の下部には脚部固定装置8が装備され、他方の脚6A、6Bはテーブルでは工作物にあたる甲板1に固着されている。
【0013】
図2は本発明の4脚水平設置構造をテーブルに用いた例であり、前記4脚安定構造の甲板1に固着された脚6A、6Bの下部に高さ調節装置7が装備されている。
【0014】
図1、図2では円弧を有する湾曲部4の凸円弧に対する幕板2は凹円弧になっているが、図4(a)のように湾曲部4が凹円弧で幕板2が凸円弧でも良い、図4(b)に一例を示すように、湾曲部4の円弧は全面で無く接続部10との間に空間があっても良い、また図4(c)に一例を示すように湾曲部4が離れていても脚ぬき部105で脚が連結されていれば良い、いずれ湾曲部4と幕板2または接続部10が円弧方向に摺動可能なら他の形状でも採用可能である。
【0015】
また、図1、図2では湾曲部4と脚5A、5Bは逆U字形に連結されているが、脚の形状は図5(a)のように湾曲部4だけ、図5(b)のように湾曲部4に接続部10を長く脚状にしたもの、図5(c)のように湾曲部4連結された脚5A、5Bに接続部10を脚状にしたものなどがあるが、湾曲部4を有する脚と幕板2または、接続部10が摺動可能なら他の形状でも採用可能である。
【0016】
湾曲部4と幕板2の案内部3の形状は、図6(a)のように幕板2の全幅に案内部3があり湾曲部4が嵌通しているもの、図6(b)のように案内部3を数カ所配置したもの、図6(c)のように湾曲部4と幕板2のいずれか、または両方に円弧方向に溝101を設けたもの、図6(d)のように湾曲部4に円弧方向に細長く縦の貫通溝102を、幕板2の数カ所に突起物103を設けたものなどがあるが、湾曲部4と幕板2が外れず円弧方向に摺動可能なら他の形状での採用可能である。
【0017】
図7のように甲板1に固着された脚6A、6Bはデザイン、生産性を考慮し湾曲部4で連結された脚5A、5Bと同型状でも良いが、幕板2とともに甲板1に固着しなければならない。
【0018】
脚部固定装置8は安定設置または水平設置後に使用し、甲板1が動かないようにする装置であり安全上装備する事が望ましい、図1、図2では脚部固定装置を螺子式としているが、他に楔式、ばね式、カム式などあるが、湾曲部4と幕板2を固定できれば、他の方式でも採用可能である。
【0019】
4脚水平設置構造の実施例を図に基づき説明すれば、図2は4脚水平設置構造をテーブルに用いた例であり、図1の4脚安定設置構造の甲板1に固着された脚6A、6Bの夫々の下部に高さ調整装置7を装備したものであり、図2ではアジャスター式としているが、他の方式でも採用可能であるが微調整できるものが望ましい、またその位置も下部としているが上部でも中間部でも構わない、また高さの調整巾を多くするため湾曲部4で連結された脚5A、5B側の甲板1と幕板2の間にも装備しても良い。
【0020】
他の工作物の実施例を図で示せば、図8は椅子に4脚安定設置構造を用いた一例で座板104と湾曲部4を同円弧とし、案内部3を2箇所配置したものである、図9はバーベーキューコンロに4脚水平設置構造を用いた一例で、コンロの正面の案内部3に湾曲部4有する脚5A、5Bを嵌通し、他方のコンロに固着された脚6A、6Bの下部に高さ調整装置7を装備している、図10は脚立に4脚安定設置構造を用いた一例で、一方の梯子部の下部に湾曲部4が、梯子に固着された2箇所の案内部3と中央の脚固定装置8に嵌通し接続されている。
【0021】
本発明の4脚安定設置構造及び4脚水平設置構造は、前記実施例以外の家具やクッキングコンロのスタンドなどのアウトドア用品、卓球台などのスポーツ設備、各種機械など4脚にて支持される構造の多くの工作物に採用可能であり、脚は各工作物の形態に合わせ金属、木材、樹脂などから選択され、その形状も四角形、多角形、円形、パイプなど多種の中から選ばれるが、いずれ円弧を有する湾曲部が円弧方向に摺動できるように、工作物の接続部または案内部と接続し、工作物を支持しなければならない。
【0022】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の4脚安定設置構造は、今まで安定して設置するために浮いていた1脚もしくは対角の2脚の、高さ調整装置で脚長を調節して4脚を接地させガタツキを防いでいたが、本発明の4脚安定設置構造では工作物をただ設置するだけで、4脚が接地し安定して工作物を支持出来るようになった。
【0023】
また、4脚水平設置構造では、今まで水平に設置するために1脚を基準にして、他の3脚の高さ調整をする作業を数回繰り返し工作物を水平にしていた、また高さ調整するたび脚間を移動していたが、工作物に固着された2脚に装備された高さ調節装置を調節するだけで、簡単に工作物を水平に支持出来るようになった、また2脚が両手の届く範囲であれば、脚間を移動する必要も無く短時間で設置できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】4脚安定設置構造を用いたテーブルの斜視図。
【図2】4脚水平設置構造を用いたテーブルの斜視図。
【図3】本発明の形態をテーブルを例に用いた説明図。
【図4】湾曲部で連結された脚と幕板、接続部の実施例の側面図。
【図5】湾曲部で連結された脚と幕板、接続部の実施例の側面図。
【図6】湾曲部と案内部の実施例の側面図
【図7】甲板に固着された脚の実施例の斜視図。
【図8】4脚安定設置構造を用いた椅子の斜視図。
【図9】4脚水平設置構造を用いたバーベーキューコンロの斜視図。
【図10】4脚安定設置構造を用いた脚立の斜視図。
【符号の説明】
1 甲板
2 幕板
3 案内部
4 湾曲部
5 湾曲部で連結された脚
6 甲板または工作物に固着された脚
7 高さ調整装置
8 脚部固定装置
9 工作物
10 接続部
Claims (2)
- 4本の脚で工作物を支持する構造であって、前記4本の脚は前記工作物に固着する2本の脚と、円弧を有する湾曲部で連接する2本の脚とからなり、前記湾曲部と前記工作物を円弧方向に摺動できるように接続する事を特徴とする4脚安定設置構造。
- 4本の脚で工作物を支持する構造であって、前記4本の脚は前記工作物に固着する2本の脚と、円弧を有する湾曲部で連接する2本の脚とからなり、前記湾曲部と前記工作物を円弧方向に摺動できるように接続し、前記工作物に固着する2本の脚に高さ調整装置を装備する事を特徴とする4脚水平設置構造。
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