JP3593603B2

JP3593603B2 - Standing assist device for waterproof door

Info

Publication number: JP3593603B2
Application number: JP04772197A
Authority: JP
Inventors: 公一三好
Original assignee: 株式会社富士精工本社
Priority date: 1997-03-03
Filing date: 1997-03-03
Publication date: 2004-11-24
Anticipated expiration: 2017-03-03
Also published as: JPH10238240A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水害時において、起倒式の防水扉を円滑に起立させることができる防水扉の起立補助装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
建築物や、駐車場等の出入口などには、水害時における浸水を防止するために、起倒式の防水扉装置を設置することがある。
【０００３】
従来の防水扉装置は、建物の出入口などにヒンジを介して起倒する防水扉を配設し、防水扉のヒンジ側には、扉枠が立設されている。そこで、防水扉は、扉枠に向けて起立させることにより、扉枠間の出入口を水密に遮断することができる。また、このものは、起立している防水扉を床面と同一レベルに倒伏させて出入口を開放することができる。なお、防水扉は、電動式のジャッキや、油圧シリンダのような駆動機構を介して起倒させる電動操作形の他、手動操作によって起倒させる手動操作形も少なくない。手動操作形の防水扉は、複雑な駆動機構を必要とせず、停電時においても、所定の性能を確実に発揮させることができるからである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、手動操作形の防水扉は、防水扉の自重により起立動作の開始時に必要な操作力が過大となりがちであり、大形のものは実用性に乏しく、適用可能範囲が狭いという問題があった。
【０００５】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、防水扉を起立方向に付勢するばねと、ダンパ機能付きの付勢部材とを設けることによって、起立操作時の操作力を軽減し、適用可能範囲を大幅に拡大することができる防水扉の起立補助装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、ヒンジを有する起倒式の防水扉を起立方向に付勢するばねと、固定ブラケットと防水扉の先端側とを連結するダンパ機能付きの付勢部材とを備えてなり、付勢部材は、長孔を介して防水扉に連結することにより、防水扉が所定角度まで起立すると、防水扉から切り離されることをその要旨とする。
【０００７】
なお、ばねは、ローラを介して防水扉を付勢するねじりばねであってもよい。
【０００８】
また、ばねは、防水扉のヒンジの配列方向に複数組を配設してもよい。
【０００９】
【作用】
かかる発明の構成によるときは、付勢部材は、ばねによって起立方向に付勢されている防水扉の先端側に連結されているから、防水扉を押し上げる方向に付勢力を作用させ、ばねとともに、防水扉を起立させる際の操作力を必要十分に小さくすることができる。また、付勢部材は、ダンパ機能を有することによって伸縮速度が制限され、防水扉の起立速度、倒伏速度が過大になるおそれがない。なお、ここでいうダンパ機能付きの付勢部材とは、ばねまたは高圧封入ガスからなる付勢要素と、オイルまたはガスの流体抵抗を利用してピストンの移動速度を制限するダンパ要素とを一体または別体に組み合わせたものをいう。
【００１０】
なお、付勢部材は、長孔を介して防水扉に連結することにより、防水扉の起立完了前に防水扉から切り離すことができ、その後、防水扉は、扉枠に向けて軽く移動させ、扉枠に対して容易に正しく密着させることができる。
【００１１】
ローラ付きのねじりばねは、起倒時に防水扉を前後に移動させる特殊形式のヒンジを使用する場合であっても、ローラを介して防水扉に対する接触位置を滑らかに相対移動させながら、起立開始時から大きな角度範囲に亘って防水扉を継続して付勢することができる。
【００１２】
ヒンジの配列方向に複数組のばねを配設すれば、ばねは、防水扉の長手方向に分散して付勢力を及ぼし、ヒンジに対して無理な力をかけることがなく、防水扉を円滑に起立させることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【００１４】
防水扉の起立補助装置は、防水扉２０を起立方向に付勢するばね１１、１１…と、固定ブラケット４４と防水扉２０の先端側とを連結するダンパ機能付きの付勢部材１２、１２とを備えてなる（図１、図２）。
【００１５】
防水扉２０は、扉板２１と、扉板２１の表面に付設する化粧材２２、扉板２１の裏面に付設する枠形の補強フレーム２３、２３…とを組み合わせ、長方形の板状に形成されている。防水扉２０は、ヒンジ３０、３０…を介し、ケース４０の上面に起倒自在に装着されている。
【００１６】
ケース４０は、上部開放の箱形のベースフレーム４１を通路の床面ＦＬに埋設して構成されており、ケース４０の前面側には、パッキン４５ａ付きの扉枠４５、４５が左右に立設されている。ベースフレーム４１の前端には、ブラケット４３ａを介して縁材４３が付設されている。また、ベースフレーム４１の後部には、補強材４２が付設されているとともに、倒伏時の防水扉２０の先端を支持する支持材４１ｃが内向きに取り付けられている。
【００１７】
ケース４０の前面には、パッキン収納レール４１ａ１を介してパッキン４１ａが内向きに突設されている。なお、パッキン４１ａは、両端を扉枠４５、４５のパッキン４５ａ、４５ａと連続させることにより、上部開放のコ字状に形成されている。
【００１８】
各ヒンジ３０は、防水扉２０側の補強板２４に取り付ける可動ヒンジ３１、３１と、補強板４１ｂを介してケース４０の前部に立設する固定ヒンジ３２と、可動ヒンジ３１、３１、固定ヒンジ３２を相対回転自在に連結するリンク３３、３３とを主要部材としてなる（図１、図３）。なお、可動ヒンジ３１、３１、リンク３３、３３は、それぞれ固定ヒンジ３２の両側に配設されている。
【００１９】
固定ヒンジ３２には、前部から上部後方に向って斜め上向きに湾曲し、さらに前向きに折り返すフック状のガイド孔３２ａが形成されている。可動ヒンジ３１、３１の先端部は、ローラ３１ｂを有するヒンジピン３１ａを介して連結されており、ローラ３１ｂは、ガイド孔３２ａに沿って転動することができる。また、各リンク３３の両端は、連結ピン３３ａ、３３ｂを介し、それぞれ可動ヒンジ３１の基部、固定ヒンジ３２の前部下方に対して回転自在に連結されている。そこで、防水扉２０は、ヒンジ３０、３０…を介し、床面ＦＬと平行な倒伏状態（図２の実線）から、垂直に起立し、パッキン４１ａ、４５ａ、４５ａを介して扉枠４５、４５に密着する起立状態（同図の二点鎖線）の間を前後に起倒させることができる。
【００２０】
なお、各ヒンジ３０は、防水扉２０の起立動作の開始時において（図３の実線、同図の矢印Ｋ１方向）、可動ヒンジ３１、３１が防水扉２０とともに連結ピン３３ａを中心として回転し、ヒンジピン３１ａ、ローラ３１ｂがガイド孔３２ａに沿って後方に移動することによりリンク３３、３３が後方に揺動し（同図の矢印Ｋ２方向、同図の二点鎖線）、可動ヒンジ３１、３１を介して防水扉２０を一時的に後退させることができる。ただし、ガイド孔３２ａは、連結ピン３３ａを中心とするヒンジピン３１ａの旋回軌跡に比し、後方に長く伸びているものとする。また、防水扉２０は、ほぼ垂直にまで起立すると、ヒンジピン３１ａ、ローラ３１ｂがガイド孔３２ａの上部に沿って前進し、リンク３３、３３が前方に揺動することにより、前方に平行移動するようにして扉枠４５、４５に密着させることができる。
【００２１】
ばね１１、１１…は、ねじりばねであって（図１、図４）、ケース４０内において、ヒンジ３０、３０…の配列方向に複数組が配設されている。ばね１１、１１…は、各一対ごとに、フランジ１１ａ１、１１ａ１付きの固定ドラム１１ａに装着されており、固定ドラム１１ａは、図示しないブラケットを介し、補強板４１ｂ上に設置されている。なお、ばね１１、１１の各外側の一端は、共通の押え材１１ｂを介して補強板４１ｂに固定されている。
【００２２】
ばね１１、１１の各内側の一端は、直角に屈曲されて自由端となり（図４、図５）、連結ブラケット１３を介して連結されている。なお、ばね１１、１１の先端には、それぞれピン１１ｃ、１１ｃが付設されており、連結ブラケット１３は、ピン１１ｃ、１１ｃ…を介して抜止めされている。連結ブラケット１３には、脚部１３ａ、１３ａの先端にローラ１４、１４が付設されている。
【００２３】
ローラ１４、１４…は、各一対ごとに、防水扉２０の左右の補強フレーム２３、２３に対応している。そこで、ばね１１、１１…は、ローラ１４、１４…を介し、倒伏状態の防水扉２０を起立方向に付勢することができる（図４の実線）。なお、ばね１１、１１…は、防水扉２０が起立状態に至るまで防水扉２０を付勢し続けることができる（同図の二点鎖線）。
【００２４】
付勢部材１２、１２は、それぞれシリンダチューブ１２ａに対し、図示しないピストンを介してロッド１２ｂを摺動自在に挿入して構成されており（図２）、シリンダチューブ１２ａには、適当量の高圧ガスとオイルとが封入されている。付勢部材１２は、封入高圧ガスによってロッド１２ｂを伸長方向に付勢するとともに、オイルの流体抵抗によってピストンの移動速度を制限し、ロッド１２ｂの伸縮速度を制限するダンパ機能をも有している。なお、付勢部材１２は、高圧ガスを封入するに代えて、シリンダチューブ１２ａ内にばねを組み込む形式であってもよい。
【００２５】
各付勢部材１２のロッド１２ｂは、コネクタ１２ｂ１を介し、ケース４０のヒンジ３０側に配設する固定ブラケット４４に回転自在に連結されている。また、付勢部材１２のシリンダチューブ１２ａは、連結ピン１２ａ１を介し、防水扉２０の先端部に付設するブラケット２５の長孔２５ａ、２５ａに係合している。なお、ブラケット２５は、チャンネル状に形成され（図１、図２）、長孔２５ａ、２５ａは、ブラケット２５の両辺に対し、防水扉２０の前後方向に形成されている。すなわち、付勢部材１２は、連結ピン１２ａ１、長孔２５ａ、２５ａを介し、固定ブラケット４４と防水扉２０の先端側とを連結している。ただし、固定ブラケット４４は、補強板４１ｂ上に立設されており、ブラケット２５は、補強板２４を介して防水扉２０に装着されている。
【００２６】
各付勢部材１２は、防水扉２０が倒伏状態にあるとき、最短に短縮している（図２の実線）。そこで、このときの付勢部材１２は、ロッド１２ｂを介してシリンダチューブ１２ａの方向に付勢力Ｆを発生することにより（図３）、付勢力Ｆの垂直分力Ｆ１によって防水扉２０の先端部を上方に付勢するとともに、付勢力Ｆの水平分力Ｆ２によって防水扉２０を後方に付勢することができる。
【００２７】
すなわち、倒伏状態の防水扉２０は、ばね１１、１１…、付勢部材１２、１２によって起立方向に付勢されており、先端部における見掛けの重量を十分に軽減することができ、したがって、手動操作により先端部を上方に引き上げて起立動作を容易に開始させることができる（同図の矢印Ｋ１方向）。また、防水扉２０は、付勢部材１２、１２の水平分力Ｆ２によって後方に付勢されているから、ヒンジ３０、３０…を介し、一時的に滑らかに後退させ、そのまま円滑に起立させることができる（同図の二点鎖線）。また、付勢部材１２、１２は、防水扉２０が起立するに従って伸長し、内蔵のダンパ機能により、防水扉２０の起立速度を安全な速度に制限することができる。
【００２８】
各付勢部材１２は、防水扉２０が所定角度にまで起立すると、そのフルストロークにまで伸長する（図６の実線）。したがって、以後、手動により防水扉２０を起立状態に移行させると（同図の二点鎖線）、各付勢部材１２の連結ピン１２ａ１は、対応する長孔２５ａ、２５ａに沿ってヒンジ３０側に相対移動し、付勢部材１２を防水扉２０から切り離すことができる。すなわち、防水扉２０は、付勢部材１２、１２と無関係に、ヒンジ３０、３０…を介して扉枠４５、４５側に前進させ、扉枠４５、４５に密着させることができる。なお、連結ピン１２ａ１は、このようにして防水扉２０を起立状態にしても、長孔２５ａ、２５ａの前端に当接しないものとし、起立状態の防水扉２０は、図示しないロック機構を介してロックするものとする。
【００２９】
起立状態の防水扉２０を倒伏させるときは、図示しないロック機構を外し、防水扉２０を扉枠４５、４５から引き離す方向に力を加える。このとき、防水扉２０は、各付勢部材１２の連結ピン１２ａ１が長孔２５ａ、２５ａの後端に当接するまでは、極めて小さい力により後方に移動させることができる（図６の二点鎖線から同図の実線）。ばね１１、１１…は、防水扉２０の起立角度が大きいために、防水扉２０に対する付勢力が極く小さく、付勢部材１２、１２は、防水扉２０に対して何らの力も及ぼすことがないからである。
【００３０】
つづいて、防水扉２０をさらに倒伏させるように力を加えると、防水扉２０は、連結ピン１２ａ１、１２ａ１を介して付勢部材１２、１２を押し縮めながら下方に倒伏し、最終的に、床面ＦＬと平行な元の倒伏状態に復帰する。また、このときの付勢部材１２、１２は、ダンパ機能によって防水扉２０の倒伏速度を安全な速度に制限する。
【００３１】
なお、ばね１１、１１…、付勢部材１２、１２によって発生する防水扉２０の起立方向の付勢力は、防水扉２０の起立動作の初期や倒伏動作の終期であって防水扉２０の起立角度が小さいとき、防水扉２０の自重による倒伏方向の力よりも僅かに大きいものとする。そこで、防水扉２０は、たとえば上面に操作者の体重をかけることによって完全に倒伏状態に復帰させ、図示しないロック機構を介して倒伏状態にロックするものとする。また、このときの防水扉２０は、ロック機構を外すことにより床面ＦＬから自動的に浮き上るから、そのまま起立動作を開始させることができる。ただし、ばね１１、１１…、付勢部材１２、１２による起立方向の付勢力は、防水扉２０の自重による倒伏方向の力より小さく設定することも可能であり、このときの防水扉２０は、先端部を上方に引き上げる適当なフックを使用して起立動作を開始させればよい。
【００３２】
以上の説明において、ばね１１、１１…は、倒伏状態の防水扉２０を起立方向に付勢することができる限り、その形式や配設個数を任意に定めることができる。ヒンジ３０、３０…についても同様である。なお、ヒンジ３０は、ヒンジピン３１ａを介して防水扉２０側の可動ヒンジ３１、ケース４０側の固定ヒンジ３２を相対回転自在に連結し、ガイド孔３２ａやリンク３３、３３を有しない一般的な形式としてもよい。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、防水扉を起立方向に付勢するばねと、ダンパ機能付きの付勢部材とを設けることによって、付勢部材は、防水扉を起立させるに際し、ばねとともに防水扉の見掛けの重量を必要十分に軽減することができるから、大形の防水扉であっても、起立操作時に必要な操作力を小さくし、手動操作形の防水扉の適用可能範囲を大幅に拡大することができる上、ダンパ機能付きの付勢部材は、防水扉の起立速度、倒伏速度を制限することができ、十分安全な起倒操作を容易に実現することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】全体構成平面図
【図２】図１のＸ−Ｘ線矢視相当断面説明図
【図３】動作説明図（１）
【図４】図１のＹ−Ｙ線矢視相当断面説明図
【図５】図４の要部拡大斜視図
【図６】動作説明図（２）
【符号の説明】
１１…ばね
１２…付勢部材
１４…ローラ
２０…防水扉
２５ａ…長孔
３０…ヒンジ
４４…固定ブラケット[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a waterproof door stand-up assisting device that can smoothly stand a flip-type waterproof door in the event of a flood.
[0002]
[Prior art]
In order to prevent flooding in the event of a flood, an up-and-down waterproof door device may be installed at an entrance of a building, a parking lot, or the like.
[0003]
2. Description of the Related Art A conventional waterproof door device is provided with a waterproof door that is turned upside down at a doorway of a building or the like via a hinge, and a door frame is erected on the hinge side of the waterproof door. Therefore, by raising the waterproof door toward the door frame, the entrance between the door frames can be shut off in a watertight manner. In addition, the door can be opened by lowering the standing waterproof door to the same level as the floor surface. In addition to the electric operation type in which the waterproof door is raised and lowered through a driving mechanism such as an electric jack and a hydraulic cylinder, there are not a few manual operation types in which the waterproof door is raised and lowered by manual operation. This is because a manually operated waterproof door does not require a complicated driving mechanism, and can reliably exhibit a predetermined performance even during a power failure.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
According to such a conventional technique, the manually operated waterproof door tends to require an excessively large operating force at the start of the standing operation due to the weight of the waterproof door, and the large one is poor in practicality and the applicable range is small. There was a problem of being narrow.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to reduce the operating force at the time of standing operation by providing a spring that biases the waterproof door in the rising direction and a biasing member with a damper function in view of the problem of the related art. Another object of the present invention is to provide a waterproof door rising assist device that can greatly expand the applicable range.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a configuration of the present invention includes a spring for urging a flip-type waterproof door having a hinge in an upright direction, and an urging with a damper function for connecting a fixed bracket and a distal end side of the waterproof door. The gist of the invention is that the urging member is connected to the waterproof door through a long hole, and is separated from the waterproof door when the waterproof door stands up to a predetermined angle.
[0007]
Note that the spring may be a torsion spring that urges the waterproof door via a roller.
[0008]
Further, a plurality of sets of springs may be arranged in the arrangement direction of the hinges of the waterproof door.
[0009]
[Action]
According to the configuration of the present invention, since the biasing member is connected to the tip side of the waterproof door that is biased in the upright direction by the spring, the biasing member acts on the waterproof door in a direction to push up the waterproof door, and together with the spring, The operating force required to raise the waterproof door can be made sufficiently small. In addition, since the urging member has a damper function, the expansion / contraction speed is limited, and there is no possibility that the rising speed and the falling speed of the waterproof door become excessive. Note that the biasing member with a damper function referred to herein is a biasing element made of a spring or a high-pressure sealed gas, and a damper element that limits the moving speed of the piston by using the fluid resistance of oil or gas, or Refers to those combined separately.
[0010]
In addition, the urging member can be separated from the waterproof door before the standing of the waterproof door is completed by connecting to the waterproof door through the long hole, and then the waterproof door is lightly moved toward the door frame, It can be easily and correctly adhered to the door frame.
[0011]
The torsion spring with a roller can be used to move the waterproof door smoothly back and forth when moving up and down, even when using a special type of hinge that moves the waterproof door back and forth. , The waterproof door can be continuously urged over a large angle range.
[0012]
If a plurality of sets of springs are arranged in the arrangement direction of the hinges, the springs disperse in the longitudinal direction of the waterproof door and exert a biasing force, so that no excessive force is applied to the hinge and the waterproof door can be smoothly moved. Can be erected.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
The supporting device for raising the waterproof door includes springs 11 for biasing the waterproof door 20 in the rising direction, and biasing members 12 and 12 having a damper function for connecting the fixed bracket 44 and the distal end side of the waterproof door 20. (FIGS. 1 and 2).
[0015]
The waterproof door 20 is formed in a rectangular plate shape by combining a door plate 21, a decorative material 22 provided on the surface of the door plate 21, and a frame-shaped reinforcing frame 23 provided on the back surface of the door plate 21. ing. The waterproof door 20 is mounted on the upper surface of the case 40 via hinges 30, 30.
[0016]
The case 40 is configured by embedding a box-shaped base frame 41 having an open top in the floor surface FL of the passage, and on the front side of the case 40, door frames 45, 45 with packing 45a are provided upright on the left and right. Have been. An edge member 43 is attached to the front end of the base frame 41 via a bracket 43a. Further, a reinforcing member 42 is attached to a rear portion of the base frame 41, and a supporting member 41c that supports the tip of the waterproof door 20 when the portable door 20 is lying down is attached inward.
[0017]
On the front surface of the case 40, a packing 41a is provided to protrude inward via a packing storage rail 41a1. The packing 41a is formed in a U-shape with an open top by connecting both ends to the packings 45a, 45a of the door frames 45, 45.
[0018]
Each hinge 30 includes movable hinges 31 and 31 attached to the reinforcing plate 24 on the waterproof door 20 side, fixed hinges 32 erected at the front of the case 40 via the reinforcing plate 41b, and movable hinges 31 and 31, fixed hinges. The main members are the links 33, 33 that connect the base member 32 to be relatively rotatable (FIGS. 1, 3). The movable hinges 31, 31, and the links 33, 33 are disposed on both sides of the fixed hinge 32, respectively.
[0019]
The fixed hinge 32 is formed with a hook-shaped guide hole 32a that is bent obliquely upward from the front part to the upper rear part, and is further folded forward. The distal ends of the movable hinges 31, 31 are connected via a hinge pin 31a having a roller 31b, and the roller 31b can roll along the guide hole 32a. Both ends of each link 33 are rotatably connected to the base of the movable hinge 31 and the lower front part of the fixed hinge 32 via connecting pins 33a and 33b, respectively. Therefore, the waterproof door 20 stands vertically from the falling state (solid line in FIG. 2) parallel to the floor surface FL via the hinges 30, 30,..., And the door frames 45, 45 via the packings 41a, 45a, 45a. Can be turned back and forth between the upright state (two-dot chain line in the same figure) that is in close contact with the camera.
[0020]
At the start of the standing operation of the waterproof door 20 (solid line in FIG. 3, direction of arrow K1 in FIG. 3), the movable hinges 31 and 31 rotate about the connecting pin 33a together with the waterproof door 20, When the hinge pin 31a and the roller 31b move rearward along the guide hole 32a, the links 33, 33 swing back (in the direction of arrow K2 in the figure, the two-dot chain line in the figure), and move the movable hinges 31, 31. Through this, the waterproof door 20 can be temporarily retracted. However, the guide hole 32a extends rearward longer than the turning trajectory of the hinge pin 31a about the connection pin 33a. Also, when the waterproof door 20 stands almost vertically, the hinge pin 31a and the roller 31b move forward along the upper portion of the guide hole 32a, and the links 33, 33 swing forward, so that the waterproof door 20 moves forward in parallel. And can be closely attached to the door frames 45, 45.
[0021]
The springs 11, 11,... Are torsion springs (FIGS. 1, 4), and a plurality of sets are arranged in the case 40 in the arrangement direction of the hinges 30, 30,. The springs 11, 11,... Are mounted on a fixed drum 11a having flanges 11a1, 11a1 for each pair, and the fixed drum 11a is mounted on a reinforcing plate 41b via a bracket (not shown). Note that one outer end of each of the springs 11 is fixed to the reinforcing plate 41b via a common pressing member 11b.
[0022]
One inner end of each of the springs 11, 11 is bent at a right angle to become a free end (FIGS. 4 and 5), and is connected via a connecting bracket 13. The ends of the springs 11, 11 are provided with pins 11c, 11c, respectively, and the connection bracket 13 is prevented from coming off via the pins 11c, 11c. Rollers 14, 14 are attached to the connection bracket 13 at the ends of the legs 13a, 13a.
[0023]
The rollers 14 correspond to the left and right reinforcing frames 23 of the waterproof door 20 for each pair. Therefore, the springs 11, 11,... Can urge the waterproof door 20 in the laid-down state in the upright direction via the rollers 14, 14,. The springs 11, 11,... Can keep urging the waterproof door 20 until the waterproof door 20 reaches the upright state (two-dot chain line in FIG. 4).
[0024]
Each of the urging members 12, 12 is configured such that a rod 12b is slidably inserted through a piston (not shown) into a cylinder tube 12a (FIG. 2). Gas and oil are enclosed. The urging member 12 has a damper function of urging the rod 12b in the extending direction by the enclosed high-pressure gas, and also restricts the moving speed of the piston by the fluid resistance of the oil, and restricts the expanding and contracting speed of the rod 12b. . Note that the biasing member 12 may be of a type in which a spring is incorporated in the cylinder tube 12a instead of sealing high-pressure gas.
[0025]
The rod 12b of each biasing member 12 is rotatably connected to a fixed bracket 44 disposed on the hinge 30 side of the case 40 via a connector 12b1. The cylinder tube 12a of the urging member 12 is engaged with the elongated holes 25a, 25a of the bracket 25 attached to the tip of the waterproof door 20 via the connecting pin 12a1. The bracket 25 is formed in a channel shape (FIGS. 1 and 2), and the long holes 25 a and 25 a are formed on both sides of the bracket 25 in the front-rear direction of the waterproof door 20. That is, the urging member 12 connects the fixed bracket 44 and the front end side of the waterproof door 20 via the connection pin 12a1 and the long holes 25a, 25a. However, the fixed bracket 44 is erected on the reinforcing plate 41b, and the bracket 25 is mounted on the waterproof door 20 via the reinforcing plate 24.
[0026]
Each of the urging members 12 is shortened to the shortest when the waterproof door 20 is in the lying state (solid line in FIG. 2). Therefore, the urging member 12 at this time generates an urging force F in the direction of the cylinder tube 12a via the rod 12b (FIG. 3). At the same time, the waterproof door 20 can be urged rearward by the horizontal component F2 of the urging force F.
[0027]
That is, the waterproof door 20 in the falling state is urged in the rising direction by the springs 11, 11,..., And the urging members 12, 12, and the apparent weight at the distal end can be sufficiently reduced. The user can easily start the erecting operation by pulling the distal end portion upward by the operation (in the direction of the arrow K1 in the figure). Further, since the waterproof door 20 is urged rearward by the horizontal component F2 of the urging members 12, 12, the waterproof door 20 is temporarily and smoothly retracted via the hinges 30, 30,. (Two-dot chain line in the figure). Further, the urging members 12, 12 extend as the waterproof door 20 rises, and the built-in damper function can limit the rising speed of the waterproof door 20 to a safe speed.
[0028]
Each urging member 12 extends to its full stroke when the waterproof door 20 stands up to a predetermined angle (solid line in FIG. 6). Therefore, after that, when the waterproof door 20 is manually shifted to the upright state (the two-dot chain line in the figure), the connecting pins 12a1 of the urging members 12 move toward the hinge 30 along the corresponding long holes 25a, 25a. Relative movement can be performed, and the urging member 12 can be separated from the waterproof door 20. That is, the waterproof door 20 can be advanced toward the door frames 45, 45 via the hinges 30, 30, irrespective of the urging members 12, 12, and can be brought into close contact with the door frames 45, 45. The connecting pin 12a1 does not come into contact with the front ends of the long holes 25a, 25a even when the waterproof door 20 is in the upright state in this manner, and the upright waterproof door 20 is connected via a lock mechanism (not shown). Shall be locked.
[0029]
When the waterproof door 20 in the upright state is turned down, a lock mechanism (not shown) is removed, and a force is applied in a direction in which the waterproof door 20 is separated from the door frames 45, 45. At this time, the waterproof door 20 can be moved rearward by an extremely small force until the connecting pin 12a1 of each urging member 12 contacts the rear end of the long holes 25a, 25a (the two-dot chain line in FIG. 6). From the solid line in the figure). Since the springs 11, 11,... Have a large rising angle of the waterproof door 20, the urging force on the waterproof door 20 is extremely small, and the urging members 12, 12 do not exert any force on the waterproof door 20. Because.
[0030]
Subsequently, when a force is applied so that the waterproof door 20 further falls down, the waterproof door 20 falls down while pressing and shrinking the urging members 12, 12 via the connecting pins 12a1, 12a1. It returns to the original lying state parallel to the surface FL. Further, the urging members 12 at this time limit the falling speed of the waterproof door 20 to a safe speed by a damper function.
[0031]
The urging force in the rising direction of the waterproof door 20 generated by the springs 11, 11,... Is smaller than the force of the waterproof door 20 in its falling direction due to its own weight. Therefore, it is assumed that the waterproof door 20 is completely returned to the falling state by, for example, applying the weight of the operator to the upper surface, and is locked in the falling state via a lock mechanism (not shown). In addition, the waterproof door 20 at this time automatically rises from the floor surface FL by removing the lock mechanism, so that the standing operation can be started as it is. However, the urging force in the rising direction by the springs 11, 11,... And the urging members 12, 12 can be set smaller than the force in the falling direction due to the weight of the waterproof door 20, and the waterproof door 20 at this time is The erecting operation may be started by using an appropriate hook for lifting the tip portion upward.
[0032]
In the above description, the type and number of the springs 11, 11,... Can be arbitrarily determined as long as the springs 11, 11. The same applies to the hinges 30, 30,. The hinge 30 connects a movable hinge 31 on the waterproof door 20 side and a fixed hinge 32 on the case 40 side via a hinge pin 31a so as to be relatively rotatable, and has a general form without a guide hole 32a and links 33,33. It may be.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by providing the spring for urging the waterproof door in the upright direction and the urging member with the damper function, the urging member is provided with a spring when erecting the waterproof door. In addition, the apparent weight of the waterproof door can be reduced as much as necessary, so even for large waterproof doors, the operating force required when standing up is reduced, and the applicable range of the manually operated waterproof door is reduced. In addition to being able to greatly expand, the biasing member with the damper function can limit the rising and falling speeds of the waterproof door, making it possible to easily realize a sufficiently safe raising and lowering operation. effective.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of the entire configuration. FIG. 2 is a cross-sectional explanatory view corresponding to the line XX in FIG. 1. FIG.
4 is an explanatory sectional view taken along the line YY in FIG. 1; FIG. 5 is an enlarged perspective view of a main part in FIG. 4;
[Explanation of symbols]
11 spring 12 urging member 14 roller 20 waterproof door 25a long hole 30 hinge 44 fixing bracket

Claims

ヒンジを有する起倒式の防水扉を起立方向に付勢するばねと、固定ブラケットと防水扉の先端側とを連結するダンパ機能付きの付勢部材とを備えてなり、該付勢部材は、長孔を介して防水扉に連結することにより、防水扉が所定角度まで起立すると、防水扉から切り離されることを特徴とする防水扉の起立補助装置。A spring for biasing the waterproof door caused retractable with hinge upright direction, Ri na a biasing member with the fixing bracket and damper function for connecting the front end side of the waterproof door, biasing member , by connecting the waterproof door through the long hole, the waterproof door is standing up to a predetermined angle, the standing aid device waterproof door characterized by departing the waterproof door.

前記ばねは、ローラを介して防水扉を付勢するねじりばねであることを特徴とする請求項１記載の防水扉の起立補助装置。2. The device according to claim 1, wherein the spring is a torsion spring that urges the waterproof door via a roller. 3.

前記ばねは、防水扉のヒンジの配列方向に複数組を配設することを特徴とする請求項１または請求項２記載の防水扉の起立補助装置。3. The device according to claim 1, wherein a plurality of sets of the springs are arranged in a direction in which hinges of the waterproof door are arranged.