JP3593280B2 - ディスク記録再生システム及びディスク記録再生方法 - Google Patents
ディスク記録再生システム及びディスク記録再生方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3593280B2 JP3593280B2 JP09683399A JP9683399A JP3593280B2 JP 3593280 B2 JP3593280 B2 JP 3593280B2 JP 09683399 A JP09683399 A JP 09683399A JP 9683399 A JP9683399 A JP 9683399A JP 3593280 B2 JP3593280 B2 JP 3593280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- disk
- character data
- data
- disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、書込可能なディスク状記録媒体に楽曲データと共に文字データを記録するディスク記録再生システムに係り、特に、ユーザが編集して作成した記録用ディスクの記録内容を簡単に確認することができ、また、簡単に文字データを入力することができるディスク記録再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザが書込可能な光読取式ディスク状記録媒体としてCD−R(Compact Disk Recordable)やMD(Mini Disc)といったものが普及している。また、こうしたディスク状記録媒体に楽曲データと共に文字データを記録するディスク記録装置が知られている。
このようなディスク記録装置は、ユーザがリモートコントローラや本体パネルに備えられた押しボタンを押下して文字を1つずつ選択することにより、ディスク状記録媒体に書き込む文字データを作成する。
【0003】
例えば、MD用のディスク記録装置は、こうして作成した文字データを、トラックの開始時間及び終了時間と関連付ける等して、MDのプログラムエリア(楽曲データを記録する領域)の内周に設けられたUTOC(User’s Table Of Contents)部に書き込む。
これにより、再生時に、ディスクネームやトラックネーム(曲名、演奏者等)をインデックスタイトルとして表示することができる。
【0004】
一方、ユーザが書込可能な大容量の光読取式ディスク状記録媒体として、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、DVD−RW(DVD ReWritable)、DVD−RAM(DVD Random Access Memory)といったものがある。
これらのディスク状記録媒体は、CDやMDに比べて非常に大きなデータ容量を有していることから、ユーザは、これらのディスクに多くの楽曲データを記録して保存しておくことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、ユーザが文字データを入力するには、リモートコントローラや本体パネルの押しボタンを押下して1文字ずつ選択して文字データを作成する必要があり、文字データの入力に手間がかかっていた。
【0006】
特に、DVD−R等の高密度記録媒体では、1枚のディスクに記録可能な楽曲データの量が多く、それに伴って入力する文字データも増加するものと考えられる。また、ユーザが複数のディスクから好みの曲を選択して記録用ディスクに記録するときに、楽曲データは自動的に記録することができても、文字データは記録されないことがある。
このような場合に、従来のディスク記録装置と同様にして文字データを入力するのでは、非常に手間がかかる。
【0007】
また、ユーザが編集したディスクにどのような曲が記録されているかを確認できるようにするには、ディスクを収納するケースにラベルを貼り付けて記録内容を記載するといった手間をかける必要があり煩瑣であった。
【0008】
特に、DVD−R等の高密度記録媒体では、多くの楽曲データが記録可能であることから、ユーザが記録内容を適切に把握できるようにするためには非常に手間がかかる。
【0009】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、書込可能なディスク状記録媒体に文字データを簡単に記録することができるディスク記録再生システムを提供することを目的とする。
また、この発明は、ユーザが編集した記録用ディスクの記録内容を簡単に確認することができるディスク記録再生システム及びこのディスク記録再生システムが管理可能なディスク状記録媒体を提供することを他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく、この発明の第1の観点に係るディスク記録再生システムは、
音楽再生用ディスクからデータを再生するディスク再生部と、
記録用ディスクにデータを書き込むディスク記録部と、
前記ディスク記録部が前記記録用ディスクに書き込むデータを管理するディスク情報処理部とを備え、
前記ディスク情報処理部は、
前記記録用ディスクに記録可能な文字データを格納する文字データ格納手段と、
前記音楽再生用ディスクのリードインエリアに文字データが記録されているか否かを判別し、記録されていないと判別すると、前記文字データ格納手段が格納する文字データから前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データを特定する判別処理手段と、
前記判別処理手段が特定した文字データを前記ディスク記録部が書込可能な信号に変換して前記ディスク記録部に供給する信号変換手段とを備え、
前記判別処理手段は、前記記録用ディスクのリードインエリアにディスクを管理するためのディスク管理番号が記録されているか否かを判別し、記録されていないと判別すると、前記ディスク記録部に指示して前記記録用ディスクのリードインエリアにディスク管理番号を書き込ませることを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、ディスク情報処理部が備える判別処理手段は、音楽再生用ディスクに文字データが記録されていなくても、文字データ格納手段が格納する文字データから記録用ディスクに記録する文字データを特定することができる。
これにより、書込可能なディスク状記録媒体に簡単に文字データを記録することができる。
また、ディスク情報処理部は、ディスク記録部がデータを記録して作成した記録用ディスクを識別して統括的に管理することができ、ディスク管理番号に基づいて記録内容を簡単に確認することができる。
【0012】
前記文字データ格納手段は、見出し語と文字データとを関連付けて格納し、
前記ディスク情報処理部は、
前記文字データ格納手段が格納する見出し語と文字データを選択する選択手段を備え、
前記判別処理手段は、前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データを特定する際に、まず、前記選択手段に見出し語を選択させ、次に、前記選択手段が選択した見出し語と関連付けられた文字データを前記選択手段に選択させて前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データを特定することが望ましい。
これにより、多くの文字データから記録用ディスクに記録するものを特定する際に、簡単な操作で特定することができる。
【0013】
前記ディスク情報処理部は、
前記選択手段が見出し語を選択すると、外部のデータ蓄積機関にアクセスし、新たな文字データを取得して前記文字データ格納手段に格納する通信処理手段を備えることが望ましい。
これにより、文字データ格納手段に格納されていない文字データであっても簡単に取得して記録用ディスクに記録することができる。
【0014】
前記文字データ格納手段は、URL(Universal Resource Locators)等の、前記通信処理手段が前記データ蓄積機関にアクセスするためのアクセスコードを見出し語と関連付けて格納し、
前記通信処理手段は、前記選択手段が見出し語を選択すると、選択された見出し語と関連付けられたアクセスコードを前記文字データ格納手段から読み出して前記データ蓄積機関にアクセスするようにしてもよい。
【0015】
また、このディスク記録再生システムは、
前記文字データ格納手段が格納する見出し語と文字データを前記選択手段の選択に従って画面表示する画面表示部を備えることが望ましい。
これにより、記録用ディスクに記録する文字データをわかりやすく表示して簡単に特定することができる。
【0016】
また、前記文字データ格納手段が格納する見出し語は、アーティストの名前であり、
前記文字データ格納手段が格納する文字データは、これまでに発表された曲の題名であることが望ましい。
【0018】
前記ディスク情報処理部は、
前記記録用ディスクの記録内容を管理するためのデータを格納する管理データ格納手段を備え、
前記判別処理手段は、前記ディスク記録部が書込を行う際に、前記記録用ディスクに記録するために特定した文字データと、前記ディスク記録部が前記記録用ディスクに書き込むディスク管理番号と、前記ディスク再生部が再生する楽曲データの、イントロ部分といった、一部を前記管理データ格納手段に格納することが望ましい。
これにより、ディスク情報処理部は、ユーザが編集した記録用ディスクの記録内容を統括的に管理して、記録用ディスクの記録内容を簡単に確認することを可能とする。
【0019】
また、前記ディスク情報処理部は、
リードインエリアにディスク管理番号が記録された複数のディスクから楽曲データを再生して新たな記録用ディスクに記録する際に、前記管理データ格納手段が格納するデータのうち当該新たな記録用ディスクに記録する楽曲データに対応するものを、該楽曲データの記録位置と関連付けて格納する編集データ格納手段を備えるようにしてもよい。
【0020】
前記管理データ格納手段が格納するデータを画面表示及び音響出力することができる音響・画像出力部を備えることが望ましい。
これにより、記録用ディスクの記録内容を簡単に確認することができる。
【0021】
また、前記記録用ディスクはDVD(Digital Versatile Disc)であることが望ましい。即ち、DVDといった大容量の記録媒体に記録されている内容を簡単に確認することができることが望ましい。
【0022】
この発明の第2の観点に係るディスク記録再生方法は、
再生用ディスクから楽曲データを再生して記録用ディスクに記録するディスク記録再生方法において、
前記再生用ディスクのリードインエリアを読み取って文字データが記録されているか否かを判別する再生内容判別ステップと、
前記再生内容判別ステップにて、前記再生用ディスクのリードインエリアに文字データが記録されていないと判別したときに、メモリが記憶している文字データから前記記録用ディスクに書き込む文字データを特定するデータ特定ステップと、
前記記録用ディスクのリードインエリアにディスクを管理するための番号が記録されているか否かを判別し、記録されていないと判別すると、前記記録用ディスクのリードインエリアにディスク管理番号を記録する管理番号記録ステップと、
前記データ特定ステップにて特定した文字データを前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データ書込ステップと、
前記再生用ディスクから楽曲データを再生して前記記録用ディスクに記録する楽曲データ記録ステップとを備えることを特徴とする。
【0023】
また、前記データ特定ステップは、外部のデータ蓄積機関にアクセスして新たな文字データを取得し、前記メモリに格納するデータ取得ステップを備えてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態に係るディスク記録再生システムについて詳細に説明する。
【0027】
図1は、この発明の実施の形態に係るディスク記録再生システムの構成を示す図である。
図示するように、このディスク記録再生システムは、再生用ディスクDPと、記録用ディスクDRと、ディスク再生装置1と、ディスク記録・再生装置2と、音響・画像出力装置3と、ディスク情報処理装置4とから構成される。
【0028】
再生用ディスクDPは、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光読取式のディスク状記録媒体(音楽再生用ディスク)である。
再生用ディスクDPの記録エリアは、ディスクの内周より、ディスクのTOC(Table Of Contents)等を記録するリードインエリア、楽曲データ等のデータを記録するプログラムエリア、プログラムエリアの終了を示すリードアウトエリアに分けられている。
【0029】
記録用ディスクDRは、MD、CD−R(CD Recordable)、DVD−R(DVD Recordable)、DVD−RW(DVD ReWritable)、DVD−RAM(DVD Random Access Memory)等のユーザが書込可能なディスク状記録媒体である。記録用ディスクDRの記録エリアは、ディスクの内周より、リードインエリア、プログラムエリア、リードアウトエリアに分けられている。
記録用ディスクDRのリードインエリアには、ディスク記録・再生装置2がデータを記録する際に、ディスク管理番号と、曲順番号(トラック番号)と、文字データが記録される。
【0030】
ディスク再生装置1は、光ピックアップ、スピンドルモータ、アクチュエータ等から構成され、再生用ディスクDPに記録されたデータを再生するためのものである。
また、ディスク再生装置1は、複数の再生用ディスクDPを装填して自動的にディスクを入れ替えて再生を可能とするオートチェンジ機能を備えていてもよい。
【0031】
ディスク記録・再生装置2は、光ピックアップ、スピンドルモータ、アクチュエータ等から構成され、記録用ディスクDRにデータを記録するためのものである。
また、ディスク記録・再生装置2は、再生用ディスクDPに記録されたデータを再生することも可能である。
【0032】
音響・画像出力装置3は、CRT(Cathord Ray Tube)ディスプレイ、スピーカ等から構成され、ディスク情報処理装置4の信号処理部16から音響出力信号と画像出力信号を受けて音響と画像を出力するためのものである。
【0033】
ディスク情報処理装置4は、ディスク再生装置1やディスク記録・再生装置2が再生・記録するデータを管理するためのものである。
ディスク情報処理装置4は、通信I/F(インタフェース)10と、RAM(Random Access Memory)11と、制御部12と、ROM(Read Only Memory)13と、表示部14と、入力部15と、信号処理部16とを備え、これらはバス17により相互に接続されている。
【0034】
通信I/F(インタフェース)10は、回線終端装置等から構成され、公衆回線を通じて外部のデータ蓄積機関にアクセスして新たな文字データを取得するための通信処理部である。
【0035】
RAM11は、半導体メモリ等から構成され、図2に示すように、文字データ格納エリア20と、管理データ格納エリア21と、編集データ格納エリア22とを備える。
【0036】
文字データ格納エリア20は、ディスク記録・再生装置2が記録用ディスクDRに書込可能な文字データを格納するための領域である。
文字データ格納エリア20は、通信I/F10が外部のデータ蓄積機関から取得した文字データを格納する。
また、文字データ格納エリア20は、見出し語に相当するアーティストの名前と、そのアーティストがこれまでに発表した曲全ての題名といった文字データとを関連付けて格納する。
【0037】
管理データ格納エリア21は、ディスク記録・再生装置2がデータの書き込みを行った記録用ディスクDRを管理するためのデータを格納する領域である。
すなわち、管理データ格納エリア21は、ディスク記録・再生装置2が記録用ディスクDRに書き込んだデータのうち、リードインエリアに書き込んだディスク管理番号、曲順番号(トラック番号)、文字データと、各曲における最初の数秒間に相当する楽曲データとをそれぞれ関連付けて格納する。
【0038】
図3は、管理データ格納エリア21が格納するデータの構成の一例を示す図である。
この例では、ディスク記録・再生装置2が記録用ディスクDRに、12曲の楽曲データと共に文字データを記録した場合のデータを示している。
図示するように、管理データ格納エリア21が格納するデータは、ディスク管理番号を示す部位「ディスク番号」と、文字データのうちディスクネームを示す部位「ディスクネーム」と、曲順番号(トラック番号)を示す部位「トラック番号」と、文字データのうち各トラックのトラックネームを示す部位「トラックネーム」とを含んでいる。また、管理データ格納エリア21が格納するデータは、各トラックにおける最初の数秒間に相当する楽曲データ(ハッチングを付して示す)を各曲のイントロ部分として含んでいる。
【0039】
図2の編集データ格納エリア22は、ディスク記録・再生装置2が記録用ディスクDRに書き込む文字データやディスク再生装置1が再生用ディスクDPに記録されている楽曲データを再生する順番を示すデータを格納するための領域である。
即ち、編集データ格納エリア22は、リードインエリアにディスク管理番号が記録されたディスクから楽曲データを再生して新たなディスクに記録する際に、管理データ格納エリア21が格納するデータのうち新たなディスクに記録する楽曲データに対応するものを楽曲データの記録位置と関連付けて一時的に格納する。
【0040】
図4は、編集データ格納エリア22が格納するデータの構成の一例を示す図である。
この例では、記録用ディスクDRにトラック数(曲数)15からなる楽曲データと共に文字データを記録する場合を示している。
図示するように、編集データ格納エリア22が格納するデータは、ディスク管理番号を示す部位「ディスク管理番号」と、文字データのうちディスクネームを示す部位「ディスクネーム」と、曲順番号(トラック番号)を示す部位「トラック番号」と、文字データのうち各トラックのトラックネームを示す部位「トラックネーム」とを含んでいる。また、編集データ格納エリア22は、各曲が記録されている再生用ディスクDPのディスク管理番号を示す「再生ディスク番号」と、再生用ディスクDPにおける各曲の曲順番号(トラック番号)を示す「再生トラック番号」とを各曲のデータと関連付けて格納する。
【0041】
図1の制御部12は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、このディスク情報処理装置4全体の動作を制御するためのものである。
【0042】
ROM13は、半導体メモリ等から構成され、制御部12の動作を規定するプログラムを格納するためのものである。
【0043】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、制御部12が実行する処理の結果を表示してユーザに通知するためのものである。
【0044】
入力部15は、キーパッド、リモートコントローラ等から構成され、ユーザがこのディスク情報処理装置4の動作を指示するための指示入力を検出するものである。
【0045】
信号処理部16は、DSP(Digital Signal Processor)等から構成され、ディスク情報処理装置4がディスク再生装置1、ディスク記録・再生装置2及び音響・画像出力装置3との間でデータを送受信するための信号変換部である。
信号処理部16は、ディスク再生装置1又はディスク記録・再生装置2がディスク状記録媒体から再生するEFM(Eight−to−Fourteen Modulation)信号をディスク情報処理装置4が処理可能な信号に変換する。また、信号処理部16は、ディスク情報処理装置4の各部から受けた信号をEFM信号に変換し、ディスク記録・再生装置2に書込用の信号として供給する。さらに、信号処理部16は、ディスク再生装置1及びディスク記録・再生装置2から受けた楽曲データや制御部12から受けた文字データを音響出力信号や画像出力信号に変換して音響・画像出力装置3に供給する。
また、信号処理部16は、通信I/F10が外部のデータ蓄積機関から取得した情報を画像出力信号に変換して音響・画像出力装置3に供給する。
【0046】
以下に、この発明の実施の形態に係るディスク記録再生システムの動作を説明する。
【0047】
このディスク記録再生システムは、ディスク情報処理装置4が記録用ディスクDRに書き込むデータを統括的に管理することにより、記録用ディスクDRに記録する文字データを簡単に入力することができ、また、記録内容を簡単に確認することができるシステムである。
【0048】
このディスク記録再生システムは、楽曲データが記録されたディスクから通常の再生を行う際には、以下のように動作する。
【0049】
まず、ユーザは、ディスク再生装置1又はディスク記録・再生装置2にディスクをセットする。
ディスク再生装置1又はディスク記録・再生装置2は、セットされたディスクのリードインエリアに記録されたデータを再生してディスク情報処理装置4の信号処理部16に送る。
【0050】
信号処理部16は、ディスク再生装置1又はディスク記録・再生装置2から受けた信号を表示部14が表示可能な形式に変換して表示部14に送る。
表示部14は、信号処理部16から受けた信号により、セットされたディスクの曲数(トラック数)やディスクネームを表示する。
【0051】
この後、ユーザが入力部15が備える再生ボタン(図示せず)を押下する等してディスクの再生を指示すると、ディスク再生装置1又はディスク記録・再生装置2は、セットされたディスクのプログラムエリアに記録された楽曲データを再生して信号処理部16に送る。
信号処理部16は、ディスク再生装置1又はディスク記録・再生装置2から受けた楽曲データを音響出力信号に変換して音響・画像出力装置3に供給する。
【0052】
音響・画像出力装置3は、信号処理部16から音響出力信号を受けて音響を出力する。
【0053】
(ディスク再生・記録処理)
次に、図5に示すように、ディスク再生装置1が1枚の再生用ディスクDP1から読み取ったデータを、ディスク記録・再生装置2が1枚の記録用ディスクDR1に記録する際の動作を説明する。
【0054】
始めにユーザは、ディスク再生装置1に再生用ディスクDP1をセットすると共にディスク記録・再生装置2に記録用ディスクDR1をセットする。
そして、ユーザは、入力部15が備える録音キー(図示せず)を押下する等して録音処理の開始を指示する。
【0055】
ディスク情報処理装置4は、録音処理開始の指示を受けて、制御部12が、図6のフローチャートに示すディスク再生・記録処理を開始する。
【0056】
まず、制御部12は、信号処理部16を介して、ディスク再生装置1及びディスク記録・再生装置2にリードインエリアの読み取りを指示する。
【0057】
ディスク再生装置1は再生用ディスクDP1のリードインエリアに記録されたデータを再生し、信号処理部16を介して制御部12に送る。また、ディスク記録・再生装置2は、記録用ディスクDR1のリードインエリアに記録されたデータを再生し、信号処理部16を介して制御部12に送る。即ち、ディスク再生装置1は、再生用ディスクDP1のリードインエリアに記録されたディスク管理番号、曲順番号、文字データを再生して制御部12に通知する。また、ディスク記録・再生装置2は、記録用ディスクDR1のディスク管理番号、曲順番号(トラック番号)等を再生して制御部12に通知する(ステップS1)。
また、制御部12は、ディスク再生装置1及びディスク記録・再生装置2から受けたデータを編集データ格納エリア22に格納する。
【0058】
制御部12は、ディスク再生装置1から受けた通知から、再生用ディスクDP1のリードインエリアに文字データが記録されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0059】
制御部12は、再生用ディスクDP1に文字データが記録されていないと判別すると(ステップS2にてNO)、「文字データはありません」等の画面表示を表示部14に出力し(ステップS3)、文字データ選択処理を実行する(ステップS4)。
なお、文字データ選択処理については後述する。
【0060】
一方、制御部12は、再生用ディスクDP1に文字データが記録されていると判別すると(ステップS2にてYES)、再生用ディスクDP1のディスクネームを表示部14に出力する(ステップS5)。これにより、ディスク情報処理装置4は、再生用ディスクDP1に文字データが記録されていることをユーザに通知することができる。
【0061】
この後、制御部12は、ユーザが入力部15の録音ボタンを再び押下する等して録音開始を指示するのを待つ(ステップS6にてNO)。
【0062】
制御部12は、録音開始の指示を受けると(ステップS6にてYES)、ステップS1にてディスク記録・再生装置2から受けた通知により、記録用ディスクDR1にディスク管理番号が付されているか否かを判別する(ステップS7)。
【0063】
制御部12は、記録用ディスクDR1にディスク管理番号が付されていないと判別すると(ステップS7にてNO)、ディスク記録・再生装置2にディスク管理番号の書込を指示する。
【0064】
ディスク記録・再生装置2は、ディスクを管理するための識別番号であるディスク管理番号を記録用ディスクDR1のリードインエリアに書き込む(ステップS8)。
【0065】
一方、制御部12は、記録用ディスクDR1にディスク管理番号が付されていると判別すると(ステップS7にてYES)、ステップS8の処理をスキップし、ステップS9に処理を進める。
【0066】
制御部12は、ディスク記録・再生装置2に曲順番号(トラック番号)を記録するよう指示を与え、ディスク記録・再生装置2は、記録用ディスクDR1のリードインエリアに曲順番号(トラック番号)を書き込む(ステップS9)。
【0067】
ここでまず、制御部12は、ステップS1にてディスク再生装置1及びディスク記録・再生装置2から受けた通知から書込を行う曲順番号(トラック番号)を特定する。即ち、制御部12は、再生用ディスクDP1のリードインエリアに記録されている曲順番号(トラック番号)及び記録用ディスクDR1のリードインエリアに記録されている曲順番号から楽曲データを書き込むトラックの番号を特定する。
【0068】
例えば、再生用ディスクDP1に記録されている曲数が12であり、記録用ディスクDR1に記録されている曲数が5であれば、制御部12は、楽曲データを書き込むトラックの番号が6〜17であると特定する。
【0069】
そして、制御部12は、特定した曲順番号(トラック番号)を信号処理部16に送り、信号処理部16は、ディスク記録・再生装置2に通知する。
ディスク記録・再生装置2は、信号処理部16から受けた通知により、記録用ディスクDR1のリードインエリアへの書込を行う。
【0070】
この後、制御部12は、信号処理部16を介してディスク記録・再生装置2に記録用ディスクDR1への文字データの書込を指示する。即ち、制御部12は、RAM11の編集データ格納エリア22から記録用ディスクDR1に書き込む文字データを取り出し、信号処理部16を介してディスク記録・再生装置2に送る。
【0071】
ディスク記録・再生装置2は、受け取った文字データを記録用ディスクDR1のリードインエリアに書き込む(ステップS10)。
【0072】
次に、制御部12は、ディスク再生装置1に楽曲データの再生を開始する旨の指示を送る。
【0073】
ディスク再生装置1は、制御部12から受けた指示に従って再生用ディスクDP1に記録された楽曲データを再生し、ディスク記録・再生装置2に送る。
【0074】
ディスク記録・再生装置2は、ディスク再生装置1から受けた楽曲データを記録用ディスクDR1に書き込む(ステップS11)。
【0075】
この際、制御部12は、ディスク記録・再生装置2が書込を行っている記録用ディスクDR1に関する情報を管理データ格納エリア21に書き込んで格納する。即ち、制御部12は、上記ステップS8にて記録用ディスクDR1に書き込んだディスク管理番号、上記ステップS9にて書き込んだ曲順番号、上記ステップS10にて書き込んだ文字データを管理データ格納エリア21に格納する。また、ディスク再生装置1は、再生した楽曲データのうち、各トラックの最初の数秒間に相当するデータを信号処理部16を介してRAM11に送り、管理データ格納エリア21に各曲のイントロ部分として格納する。
これにより、ディスク情報処理装置4は、新たに楽曲データを記録した記録用ディスクDR1に関する情報を登録し、ユーザが編集したディスクを統括的に管理することができる。
【0076】
また、制御部12は、ディスク記録・再生装置2が楽曲データの書込を行う際、記録用ディスクDRにおいて各曲の楽曲データが記録されるエリアの先頭部分にコントロールエリアを設け、各楽曲データに対応する曲順番号(トラック番号)を記録させる。
【0077】
制御部12は、ステップS11にて記録用ディスクDR1への楽曲データの書込を終えるとディスク再生・記録処理を終了する。
【0078】
このようにして記録用ディスクDR1には、楽曲データと共に文字データが書き込まれ、再生の際、インデックスタイトルとして読出可能となる。
【0079】
例えば、上記処理により楽曲データが記録された記録用ディスクDR1をディスク再生装置1にセットすると、ディスク再生装置1は記録用ディスクDR1のリードインエリアから文字データを読み取って音響・画像出力装置3に画面表示して、ユーザに記録内容をわかりやすく提示することができる。
【0080】
また、記録用ディスクDR1にはディスク管理番号が付され、記録内容(ディスク管理番号、曲順番号、文字データ等)が管理データ格納エリア21に格納されるので、ディスク情報処理装置4は、ディスクを統括的に管理することができる。
【0081】
例えば、記録用ディスクDR1がディスク再生装置1とディスク記録・再生装置2のいずれにもセットされていない場合に、ユーザが、入力部15より管理データの表示を指示すると、制御部12は、管理データ格納エリア21に格納されたデータを信号処理部16を介して音響・画像出力装置3に出力することができる。即ち、制御部12は、管理データ格納エリア21に格納されたディスク管理番号、曲順番号(トラック番号)、文字データを音響・画像出力装置3に画面表示させ、各曲のイントロ部分を音響出力させることができる。
これにより、ユーザは、自作した記録用ディスクDR1の記録内容を簡単に確認することができる。
【0082】
(文字データ選択処理)
次に、上記ディスク再生・記録処理のステップS4にて制御部12が実行する文字データ選択処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
【0083】
制御部12は、文字データ選択処理を開始すると、入力部15がユーザからのキー入力を受けるのを待つ(ステップS20にてNO)。
【0084】
制御部12は、入力部15がキー入力を受けたことを検出して(ステップS20にてYES)、入力部15が受けたキー入力に従って文字データ格納エリア20を検索し、記録用ディスクDR1に書き込む文字データを特定する。
以下、制御部12が文字データを特定するための処理について具体例を用いて説明する。
【0085】
例えば、ユーザが入力部15が備える方向キー(図示せず)を操作する等して「松田」という文字を設定すると、制御部12は、文字データ格納エリア20が格納する文字データ(見出し語)のうち、アーティストの名前で「松田」という文字を含むものを検索する(ステップS21)。
【0086】
制御部12は、検索結果を信号処理部16に送り、信号処理部16が画像信号に変換して音響・画像出力装置3に画面表示させる(ステップS22)。
【0087】
このときの表示画面の一例を図8に示す。
図示するように、この例では、音響・画像出力装置3は、アーティストの名前で「松田」という文字を含むものをカーソルCSと共に画面表示する。
この後、ユーザが入力部15からカーソルCSの移動を指示して項目「松田
聖・・・」を選択すると、制御部12は、音響・画像出力装置3への画面表示により、文字データ格納エリア20が格納する文字データを最新のものに更新するか否かをユーザに確認する(ステップS23)。
【0088】
制御部12は、文字データを更新すると判別すると(ステップS23にてYES)、通信I/F10により最新の文字データを取得する最新データ取得処理を実行する(ステップS24)。
なお、最新データ取得処理については、後述する。
【0089】
一方、制御部12は、文字データを更新しないと判別すると、ステップS24の最新データ取得処理をスキップしてステップS25に処理を進める。
【0090】
制御部12は、文字データ格納エリア20から項目「松田 聖・・・」に関連付けられた曲の題名を示す文字データを取り出して信号処理部16を介して音響・画像出力装置3に画面表示させる(ステップS25)。
【0091】
このときの画面表示の一例を図9に示す。
図示するように、この例では、音響・画像出力装置3は、「松田 聖・・・」というアーティストが発表した曲の題名をカーソルCSと共に画面表示する。
【0092】
ユーザは、入力部15からカーソルCSの移動を指示して、画面に表示された項目を選択する。
【0093】
制御部12は、入力部15が受けた指示により、記録用ディスクDR1に書き込む文字データを特定する(ステップS26)。
これにより、ユーザは、1文字ずつ文字を選択して文字データを作成する必要がなく、簡単に文字データを作成することができる。
【0094】
制御部12は、特定した文字データを曲順番号に従って編集データ格納エリア22に格納する(ステップS27)。
【0095】
制御部12は、図6のステップS1にてディスク再生装置1が再生用ディスクDP1から再生したデータから特定した曲順番号(トラック番号)に対応する文字データが全て入力されたか否かを判別する(ステップS28)。
【0096】
制御部12は、曲順番号(トラック番号)に対応する文字データが入力されていないものがあると判別すると(ステップS28にてNO)、処理はステップS20にリターンして、文字データを特定するための処理を続ける。
【0097】
一方、制御部12は、曲順番号(トラック番号)に対応する文字データが全て入力されたと判別すると(ステップS28にてYES)、文字データ選択処理を終了して図6のステップS6に処理を進める。
【0098】
なお、ユーザは、制御部12が文字データ選択処理を実行中であっても、入力部15が備えるモード変更キー(図示せず)を押下する等して、文字データ選択処理を終了して図6のステップS6に処理を進めてもよい。即ち、文字データの選択は強制されるものではなく、ユーザの指示に従って、文字データを選択しなくても録音を開始することは可能である。
【0099】
このようにして、ディスク情報処理装置4は、再生用ディスクDP1に文字データが記録されていなくても、簡単な操作で文字データを選択して記録用ディスクDR1に記録する文字データを特定することができる。
【0100】
(最新データ取得処理)
次に、上記文字データ選択処理のステップS24にて制御部12が実行する最新データ取得処理について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
【0101】
制御部12は、最新データ取得処理を開始すると、ROM13から通信を行うための実行プログラムを読み出し、通信I/F10から外部のデータ蓄積機関にアクセスする(ステップS30)。即ち、制御部12は、インターネット接続のためのアプリケーションプログラムを実行して所定のISP(Internet Service Provider)に接続する等して、文字データ格納エリア20に格納するための文字データを提供するデータ蓄積機関にアクセスする。この際、通信I/F10は、ユーザが入力部15を用いて入力したURL(Universal Resource Locators)等に従ってデータ蓄積機関を特定してアクセスすればよい。
【0102】
通信I/F10は、データ蓄積機関から文字データを取得して信号処理部16に送り、信号処理部16は、画像出力信号に変換して音響・画像出力装置3に送る(ステップS31)。
【0103】
音響・画像出力装置3は、信号処理部16から受けた画像出力信号に従って、通信I/F10が取得した文字データを画面表示する(ステップS32)。これにより、ユーザは、ディスク情報処理装置4が外部のデータ蓄積機関から取得した文字データを閲覧することができる。
【0104】
制御部12は、信号処理部16を介して音響・画像出力装置3に外部のデータ蓄積機関から取得した文字データを保存するか否かをユーザに尋ねる画面を表示させる。制御部12は、入力部15からユーザの指示を受けて文字データを保存するか否かを判別する(ステップS33)。
【0105】
制御部12は、文字データを保存すると判別すると(ステップS33にてYES)、通信I/F10が取得した文字データをアーティスト名と関連付けて文字データ格納エリア20に書き込んで格納し、最新データ取得処理を終了する(ステップS34)。
【0106】
一方、制御部12は、文字データを保存しないと判別すると(ステップS32にてNO)、通信I/F10が取得した文字データを破棄して最新データ取得処理を終了する(ステップS35)。
【0107】
これにより、ユーザは、アーティストに関する最新情報を雑誌、広告、放送媒体等から得てディスク情報処理装置4に入力するという手間をかけることなく、記録用ディスクDRに記録可能な文字データを簡単に取得することができる。
【0108】
(選曲記録処理)
次に、上記ディスク再生・記録処理により管理データ格納エリア21に登録された複数の再生用ディスクに記録された楽曲データから、更にユーザが選曲することにより1枚の記録用ディスクに楽曲データを記録する際の動作を説明する。
【0109】
以下では、ディスク再生装置1がディスクのオートチェンジ機能を備えているものとして説明する。また、ディスク再生装置1は、オートチェンジ機能を実現するため、図11に示すように、複数の再生用ディスクを装填するマガジン(又はトレー、以下「マガジン・トレー」という。)MT1を備えるものとする。
【0110】
ここでは、マガジン・トレーMT1には、3枚の再生用ディスクDP10〜DP12が装填されているものとする。また、各再生用ディスクDP10〜DP12は、上記ディスク再生・記録処理により作成されたものであり、それぞれにディスク管理番号001〜003が付されているものとする。
【0111】
図12は、再生用ディスクDP10〜DP12について管理データ格納エリア21に格納されているデータの構成を例示する図である。
【0112】
図示するように再生用ディスクDP10(ディスク管理番号001)は、トラック数が13でディスクネームとして「JET・・・」なる文字データが記録されている。また、再生用ディスクDP11(ディスク管理番号002)は、トラック数が10でディスクネームやトラックネームとなる文字データが付されていないディスクである。さらに、再生用ディスクDP12(ディスク管理番号003)は、トラック数が11で、ディスクネームとして「DIS・・・」なる文字データが記録されている。
【0113】
ユーザは、入力部15が備える録音キー(図示せず)を押下する等して録音処理の開始を指示する。ディスク情報処理装置4は、録音処理開始の指示を受けて、図13のフローチャートに示す選曲記録処理を開始する。
【0114】
制御部12は、ディスク再生装置1とディスク記録・再生装置2に再生用ディスクDP10〜DP12及び記録用ディスクDR2のリードインエリアの読み取りを指示する。
【0115】
ディスク再生装置1は、再生用ディスクDP10〜DP12のリードインエリアに記録されたディスク管理番号を読み出し、信号処理部16を介して制御部12に送る。また、ディスク記録・再生装置2は、記録用ディスクDR2のリードインエリアに記録されたデータを再生し、信号処理部16を介して制御部12に送る(ステップS40)。
【0116】
制御部12は、ディスク再生装置1から受けたディスク管理番号により、管理データ格納エリア21において再生用ディスクDP10〜DP12の文字データが格納されている位置を特定する(ステップS41)。
【0117】
制御部12は、管理データ格納エリア21からディスク管理番号に対応した文字データを取り出し、信号処理部16を介して音響・画像出力装置3に画面表示させる(ステップS42)。
【0118】
図14は、音響・画像出力装置3が出力する表示画面の一例を示す図である。このような表示画面において、ユーザは、入力部15からカーソルCSの移動を指示して所望の曲の位置に移動させて選曲する。
【0119】
この例では、ユーザは、記録用ディスクDR2の1曲目に再生用ディスクDP12の2トラック目に収録されている曲(「光の射・・・」なるタイトルが付されている)を選択している。また、ユーザは、記録用ディスクDR2の2曲目に再生用ディスクDP11の1トラック目に収録されている曲を選択し、3曲目に再生用ディスクDP10の13トラック目に収録されている曲(「MOT・・・」なるタイトルが付されている)を選択している。
【0120】
ここで、管理データ格納エリア21は、各曲のイントロ部分を格納していることから、制御部12は、ユーザが表示画面に従って曲を選択すると、選択した曲のイントロ部分を音響・画像出力装置3から音響出力することができる。
【0121】
次に、制御部12は、図13のステップS43にて、記録用ディスクDR2に記録する曲が選択される毎に、選択された曲に関するデータを管理データ格納エリア21から読み出し、記録順序に従った配置で編集データ格納エリア22に記録する。
【0122】
図14に示した例における管理データ格納エリア21と編集データ格納エリア22が格納するデータの構造を図15に示す。
図示するように、制御部12は、記録用ディスクDR2のディスク管理番号、曲順番号(トラック番号)、文字データを、記録順序に従った配置で編集データ格納エリア22に格納し、記録用ディスクDR2への書込に備える。
【0123】
この際、編集データ格納エリア22は、記録用ディスクDR2に書き込む曲が収録されている再生用ディスクDP10〜DP12のディスク管理番号及びその曲が収録されているトラック番号を記録用ディスクDR2の曲順番号(トラック番号)と関連付けて記録する。
これにより、制御部12は、ディスク再生装置1が再生用ディスクDP10〜DP12から楽曲データを再生する順序を特定することができる。
【0124】
また、ユーザが名前の付いていない曲(図14にて「No Name」なる画面表示で示される)に文字データを付加する場合には、制御部12が上記文字データ選択処理と同様の処理を実行して、記録する文字データを選択することができる。
【0125】
この後、制御部12は、図13のステップS44にて、ユーザが入力部15の録音ボタンを再び押下する等して録音開始を指示するのを待つ(ステップS44にてNO)。
【0126】
制御部12は、録音開始の指示を受けると(ステップS44にてYES)、ステップS40にてディスク記録・再生装置2から受けたデータにより、記録用ディスクDR2にディスク管理番号が付されているか否かを判別する(ステップS45)。
【0127】
制御部12は、記録用ディスクDR2にディスク管理番号が付されていないと判別すると(ステップS45にてNO)、ディスク記録・再生装置2にディスク管理番号の書込を指示する。
【0128】
ディスク記録・再生装置2は、ディスクを管理するための識別番号であるディスク管理番号を記録用ディスクDR2のリードインエリアに書き込む(ステップS46)。
【0129】
一方、制御部12は、記録用ディスクDR2にディスク管理番号が付されていると判別すると(ステップS45にてYES)、ステップS46の処理をスキップし、ステップS47に処理を進める。
【0130】
制御部12は、ディスク記録・再生装置2に曲順番号(トラック番号)を記録するよう指示を与え、ディスク記録・再生装置2は、記録用ディスクDR2のリードインエリアに曲順番号(トラック番号)を書き込む(ステップS47)。
【0131】
制御部12は、編集データ格納エリア22から文字データを読み出して信号処理部16を介してディスク記録・再生装置2に送る。
ディスク記録・再生装置2は、受け取った文字データを記録用ディスクDR2のリードインエリアに書き込む(ステップS48)。
【0132】
次に、制御部12は、編集データ格納エリア22が保持するデータ内の記録用ディスクDP10〜DP12のディスク管理番号とトラック番号に従って、ディスク再生装置1に、再生するディスク及びトラックの順番を通知する。即ち、制御部12は、ディスク再生装置1がある曲の再生を終えると、次に再生する曲が収録されている再生用ディスクDP10〜DP12のディスク管理番号及びトラック番号を編集データ格納エリア22から読み出してディスク再生装置1に通知する。
【0133】
ディスク再生装置1は、制御部12から受けた通知に従って、再生用ディスクDP10〜DP12を入れ替えつつ楽曲データを再生し、ディスク記録・再生装置2に送る。
ディスク記録・再生装置2は、ディスク再生装置1から受けた楽曲データを順次記録用ディスクDR2に記録する(ステップS49)。
【0134】
制御部12は、楽曲データの再生・記録が終了したことを検出して、選曲記録処理を終了する。
【0135】
このようにして、順次ディスク再生装置1が再生用ディスクDP10〜DP12を再生して、ディスク記録・再生装置2が記録用ディスクDR2に記録することで、複数の再生用ディスクから曲を選択して、簡単に楽曲データ及び文字データを記録することができる。
【0136】
以上説明したように、このディスク記録再生システムは、ディスク情報処理装置4がディスクに記録する文字データを、ディスク管理番号等と共に統括的に管理して、RAM11に保持する。また、ディスク情報処理装置4は、通信I/F10が外部のデータ蓄積機関から文字データを取得して文字データ格納エリア20に保持する。これにより、ユーザは画面表示に従った簡単な操作で記録用ディスクに書き込む文字データを選択して入力することができる。
特に、DVD等の高密度記録媒体といった、多数の曲を収録することができるディスク状記録媒体に文字データを入力する際には、1文字ずつ選択することによる文字データの入力に比べ、ユーザの手間を大幅に軽減することができる。
【0137】
また、このディスク記録再生システムは、ディスク記録・再生装置2が書込を行った記録用ディスクDRを管理するためのデータを、ディスク情報処理装置4のRAM11内の管理データ格納エリア21に格納することができる。そして、制御部12は、管理データ格納エリア21が格納するデータを音響・画像出力装置3に音響出力及び画面出力させることができる。これにより、ユーザは、自ら編集した記録用ディスクDRの記録内容を簡単に確認することができる。
【0138】
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。
例えば、文字データ格納エリア20は、アーティストの名前と、そのアーティストに関する文字データが取得可能な外部のデータ蓄積機関の位置を示すアクセスコードとを関連付けて格納するようにしてもよい。この場合、通信I/F10は、外部のデータ蓄積機関にアクセスする際に、アーティスト名と関連付けられたURL等のアクセスコードを文字データ格納エリア20から読み出して、文字データを提供するデータ蓄積機関を特定してアクセスすればよい。
これにより、ディスク情報処理装置4は、ユーザが入力部15からURL等のアクセスコードを入力することなく、簡単に文字データを取得することができる。
【0139】
また、管理データ格納エリア21が記録する楽曲データは、イントロ部分に限定されるものではなく、ユーザが曲を識別しやすい部分(例えば、いわゆるサビの部分)であればよい。
【0140】
【発明の効果】
以上の説明のように、この発明は、光読取式ディスク状記録媒体に書き込むデータを統括して管理することにより、記録用ディスクに楽曲データと共に記録する文字データを簡単に作成することができ、また、記録内容を簡単に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るディスク記録再生システムの構成を示す図である。
【図2】ディスク情報再生装置が備えるRAMの構成を示す図である。
【図3】管理データ格納エリアが格納するデータの構成の一例を示す図である。
【図4】編集データ格納エリアが格納するデータの構成の一例を示す図である。
【図5】ディスク記録再生システムが、1枚の再生用ディスクから楽曲データを再生して1枚の記録用ディスクに記録する際の動作を説明するための図である。
【図6】ディスク再生・記録処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】文字データ選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】音響・画像出力装置が出力する表示画面の一例を示す図である。
【図9】音響・画像出力装置が出力する表示画面の一例を示す図である。
【図10】最新データ取得処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】ディスク記録再生システムが、複数の再生用ディスクから楽曲データを再生して1枚の記録用ディスクに記録する際の動作を説明するための図である。
【図12】管理データ格納エリアが格納するデータの一例を示す図である。
【図13】選曲記録処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】音響・画像出力装置が出力する表示画面の一例を示す図である。
【図15】管理データ格納エリアと編集データ格納エリアが格納するデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置
2 ディスク記録・再生装置
3 音響・画像出力装置
4 ディスク情報処理装置
10 通信I/F
11 RAM
12 制御部
13 ROM
14 表示部
15 入力部
16 信号処理部
17 バス
20 文字データ格納エリア
21 管理データ格納エリア
22 編集データ格納エリア
CS カーソル
DP、DP1、DP10〜DP12 再生用ディスク
DR、DR1、DR2 記録用ディスク
MT1 マガジン・トレー
Claims (12)
- 音楽再生用ディスクからデータを再生するディスク再生部と、
記録用ディスクにデータを書き込むディスク記録部と、
前記ディスク記録部が前記記録用ディスクに書き込むデータを管理するディスク情報処理部とを備え、
前記ディスク情報処理部は、
前記記録用ディスクに記録可能な文字データを格納する文字データ格納手段と、
前記音楽再生用ディスクのリードインエリアに文字データが記録されているか否かを判別し、記録されていないと判別すると、前記文字データ格納手段が格納する文字データから前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データを特定する判別処理手段と、
前記判別処理手段が特定した文字データを前記ディスク記録部が書込可能な信号に変換して前記ディスク記録部に供給する信号変換手段とを備え、
前記判別処理手段は、前記記録用ディスクのリードインエリアにディスクを管理するためのディスク管理番号が記録されているか否かを判別し、記録されていないと判別すると、前記ディスク記録部に指示して前記記録用ディスクのリードインエリアにディスク管理番号を書き込ませる、
ことを特徴とするディスク記録再生システム。 - 前記文字データ格納手段は、見出し語と文字データとを関連付けて格納し、
前記ディスク情報処理部は、
前記文字データ格納手段が格納する見出し語と文字データを選択する選択手段を備え、
前記判別処理手段は、前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データを特定する際に、まず、前記選択手段に見出し語を選択させ、次に、前記選択手段が選択した見出し語と関連付けられた文字データを前記選択手段に選択させて前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データを特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のディスク記録再生システム。 - 前記ディスク情報処理部は、
前記選択手段が見出し語を選択すると、外部のデータ蓄積機関にアクセスし、新たな文字データを取得して前記文字データ格納手段に格納する通信処理手段を備える、
ことを特徴とする請求項2に記載のディスク記録再生システム。 - 前記文字データ格納手段は、前記通信処理手段が前記データ蓄積機関にアクセスするためのアクセスコードを見出し語と関連付けて格納し、
前記通信処理手段は、前記選択手段が見出し語を選択すると、選択された見出し語と関連付けられたアクセスコードを前記文字データ格納手段から読み出して前記データ蓄積機関にアクセスする、
ことを特徴とする請求項3に記載のディスク記録再生システム。 - 前記文字データ格納手段が格納する見出し語と文字データを前記選択手段の選択に従って画面表示する画面表示部を備える、
ことを特徴とする請求項2、3又は4に記載のディスク記録再生システム。 - 前記文字データ格納手段が格納する見出し語は、アーティストの名前であり、
前記文字データ格納手段が格納する文字データは、これまでに発表された曲の題名である、
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のディスク記録再生システム。 - 前記ディスク情報処理部は、
前記記録用ディスクの記録内容を管理するためのデータを格納する管理データ格納手段を備え、
前記判別処理手段は、前記ディスク記録部が書込を行う際に、前記記録用ディスクに記録するために特定した文字データと、前記ディスク記録部が前記記録用ディスクに書き込むディスク管理番号と、前記ディスク再生部が再生する楽曲データの一部を前記管理データ格納手段に格納する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のディスク記録再生システム。 - 前記ディスク情報処理部は、
リードインエリアにディスク管理番号が記録された複数のディスクから楽曲データを再生して新たな記録用ディスクに記録する際に、前記管理データ格納手段が格納するデータのうち当該新たな記録用ディスクに記録する楽曲データに対応するものを、該楽曲データの記録位置と関連付けて格納する編集データ格納手段を備える、
ことを特徴とする請求項7に記載のディスク記録再生システム。 - 前記管理データ格納手段が格納するデータを画面表示及び音響出力することができる音響・画像出力部を備える、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載のディスク記録再生システム。 - 前記記録用ディスクはDVD(Digital Versatile Disc)である、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のディスク記録再生システム。 - 再生用ディスクから楽曲データを再生して記録用ディスクに記録するディスク記録再生方法において、
前記再生用ディスクのリードインエリアを読み取って文字データが記録されているか否かを判別する再生内容判別ステップと、
前記再生内容判別ステップにて、前記再生用ディスクのリードインエリアに文字データが記録されていないと判別したときに、メモリが記憶している文字データから前記記録用ディスクに書き込む文字データを特定するデータ特定ステップと、
前記記録用ディスクのリードインエリアにディスクを管理するための番号が記録されているか否かを判別し、記録されていないと判別すると、前記記録用ディスクのリードインエリアにディスク管理番号を記録する管理番号記録ステップと、
前記データ特定ステップにて特定した文字データを前記記録用ディスクのリードインエリアに書き込む文字データ書込ステップと、
前記再生用ディスクから楽曲データを再生して前記記録用ディスクに記録する楽曲データ記録ステップと、
を備えることを特徴とするディスク記録再生方法。 - 前記データ特定ステップは、外部のデータ蓄積機関にアクセスして新たな文字データを取得し、前記メモリに格納するデータ取得ステップを備える、
ことを特徴とする請求項11に記載のディスク記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09683399A JP3593280B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | ディスク記録再生システム及びディスク記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09683399A JP3593280B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | ディスク記録再生システム及びディスク記録再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000293977A JP2000293977A (ja) | 2000-10-20 |
JP3593280B2 true JP3593280B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=14175550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09683399A Expired - Fee Related JP3593280B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | ディスク記録再生システム及びディスク記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3593280B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7339104B2 (en) | 2001-04-17 | 2008-03-04 | Kabushiki Kaisha Kenwood | System for transferring information on attribute of, for example, CD |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP09683399A patent/JP3593280B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000293977A (ja) | 2000-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3556602B2 (ja) | 再記録可能記録媒体のオーディオデータ再生方法 | |
US6631107B1 (en) | Method and apparatus for information recording medium | |
US20070180472A1 (en) | Information recording and reproducing apparatus, method of appending title information, and program recording medium having recorded title information appending procedure program | |
JP4230963B2 (ja) | 再生装置 | |
US20050031303A1 (en) | Method for managing bookmark information and method for reproducing content using the same | |
JP3593280B2 (ja) | ディスク記録再生システム及びディスク記録再生方法 | |
JP3586403B2 (ja) | 記録媒体再生方法ならびに装置 | |
KR20030069539A (ko) | 광디스크 장치에서의 재생리스트 관리방법 | |
JP2004079085A (ja) | 光ディスク再生装置 | |
KR20030070460A (ko) | 재기록 가능 기록매체의 재생리스트 관리방법 | |
JP3453185B2 (ja) | 追記型光ディスク作成再生システム | |
JP5094442B2 (ja) | 再生装置およびプレイリスト更新方法 | |
KR20010035676A (ko) | 디스크 기록매체의 오디오 인덱스 메뉴 작성 기록/재생장치 및 방법 | |
CN1768388A (zh) | 再现装置和程序 | |
JP2001266551A (ja) | 車載用再生装置及びフォルダ表示方法 | |
JPH09185863A (ja) | ディスク装置 | |
JP3682187B2 (ja) | 録音再生システム及びその文字記録方法 | |
JP2001266554A (ja) | 車載用再生装置及び識別名称表示方法 | |
KR20060068661A (ko) | Dvd 기록/재생 시스템에서 카테고리별 mp3 파일 검색방법 | |
JP4933468B2 (ja) | 光ディスク再生装置 | |
JP2002117651A (ja) | 記録再生装置及びスキップ情報記録方法 | |
KR20050090289A (ko) | 광 기록기기의 데이터 기록제어방법 | |
JP2002117660A (ja) | 再生装置及び補正表示方法 | |
JPH05120844A (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP2001118364A (ja) | 楽曲再生装置、情報再生装置及び情報再生方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040507 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040727 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |